JP5261932B2 - 撮影システム、この撮像システムに用いられる撮像装置、防水ケース及びプログラム - Google Patents

撮影システム、この撮像システムに用いられる撮像装置、防水ケース及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、例えばデジタルカメラ等の撮像装置と防水ケースとからなる撮影システムと、この撮像システムに用いられる撮像装置、防水ケース及びプログラムに関する。
近年、デジタルカメラの普及に伴い、陸上での撮影に限らず、水中ハウジングを用いて水中での撮影を行う機会が増えて来ている。水中ハウジングとは、カメラ機器を収納する透明性の防水ケースであって、外部からシャッタキー等の各種キーを操作可能な機構を有する。
従来、このような防水ケースに関し、様々な提案がなされている。例えば、特許文献1,2では、防水ケースの本体に、多数の押下式のボタンスイッチ(以下、押ボタンと称す)をカメラ側のキー配置に合わせて設置し、これらの押ボタンを押下することでカメラ側の各種キーを操作することが開示されている。
特開2005−310685号公報 特開2006−114431号公報
上述したように、デジタルカメラに用いられる防水ケースは、カメラ側の各キーを防水ケース側から直接押下する方式が一般的であり、カメラ側のキーとほぼ同じ位置にボタンが配置されている。
ここで、防水ケースに設けられるボタンは、水中での操作性を考慮して、ある程度の大きさを必要とする。このため、カメラ側のキー配置に合わせて設置すると、各ボタンが同じ箇所に密集してしまい、水中グローブをはめた手では非常に操作しづらく、誤って別のボタンを押下してしまうなどの問題があった。
本発明は前記のような点に鑑みなされたもので、防水ケースを装着した状態での操作性を確保でき、水中でも誤操作することなしにカメラの各種機能を簡単に実行することのできる撮影システム、この撮像システムに用いられる撮像装置、防水ケース及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明による撮影システムは、撮像装置と、この撮像装置に着脱自在に装着される防水ケースとからなる撮影システムにおいて、前記撮像装置は、複数のキーと、前記複数のキーの各々に割り当てられた複数の制御信号のうち、操作されたキーに対応する制御信号を出力する出力手段と、前記防水ケースから前記複数の制御信号のいずれかを受信する受信手段と、前記出力手段によって出力された制御信号または前記受信手段によって受信された制御信号に基づいて所定の処理を実行する処理実行手段とを備え、前記防水ケースは、複数の操作ボタンと、前記複数の操作ボタンの各々に割り当てられた複数の制御信号のうち、操作された操作ボタンに対応する制御信号を生成する信号生成手段と、この信号生成手段によって生成された制御信号を前記撮像装置に送信する送信手段とを備え前記複数の操作ボタンのうちの特定の操作ボタンには、前記撮像装置の複数のキーの各々に割り当てられた複数の制御信号のうちの少なくとも2つの制御信号が割り当てられ、前記信号生成手段は、前記特定の操作ボタンの操作の仕方に応じて、前記少なくとも2つの制御信号を選択的に生成することを特徴とする。
本発明による防水ケースは、複数のキーと、前記複数のキーの各々に割り当てられた複数の制御信号のうち、操作されたキーに対応する制御信号を出力する出力手段と、前記防水ケースから前記複数の制御信号のいずれかを受信する受信手段と、前記出力手段によって出力された制御信号または前記受信手段によって受信された制御信号に基づいて所定の処理を実行する処理実行手段とを備えた撮像装置に着脱自在に装着可能な防水ケースであって、複数の操作ボタンと、前記複数の操作ボタンの各々に割り当てられた複数の制御信号のうち、操作された操作ボタンに対応する制御信号を生成する信号生成手段と、この信号生成手段によって生成された制御信号を前記撮像装置に送信する送信手段とを備え前記複数の操作ボタンのうちの特定の操作ボタンには、前記撮像装置の複数のキーの各々に割り当てられた複数の制御信号のうちの少なくとも2つの制御信号が割り当てられ、前記信号生成手段は、前記特定の操作ボタンの操作の仕方に応じて、前記少なくとも2つの制御信号を選択的に生成することを特徴とする。
本発明によるプログラムは、複数のキーを有する撮像装置と、この撮像装置に着脱自在に装着され、複数の操作ボタンを有する防水ケースとからなる撮影システムを制御するプログラムであって、前記撮像装置を、前記複数のキーの各々に割り当てられた複数の制御信号のうち、操作されたキーに対応する制御信号を出力する出力手段と、前記防水ケースから前記複数の制御信号のいずれかを受信する受信手段と、前記出力手段によって出力された制御信号または前記受信手段によって受信された制御信号に基づいて所定の処理を実行する処理実行手段として機能させ、前記防水ケースを、
複数の操作ボタンと、前記複数の操作ボタンの各々に割り当てられた複数の制御信号のうち、操作された操作ボタンに対応する制御信号を生成する信号生成手段と、この信号生成手段によって生成された制御信号を前記撮像装置に送信する送信手段として機能させるためのプログラムであって、前記複数の操作ボタンのうちの特定の操作ボタンには、前記撮像装置の複数のキーの各々に割り当てられた複数の制御信号のうちの少なくとも2つの制御信号が割り当てられ、前記信号生成手段は、前記特定の操作ボタンの操作の仕方に応じて、前記少なくとも2つの制御信号を選択的に生成することを特徴とする。
本発明によれば、防水ケースを装着した状態での操作性を確保でき、水中でも誤操作することなしにカメラの各種機能を簡単に実行することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1および図2は本発明の第1の実施形態に係る撮像装置として小型のデジタルカメラを例にした場合の外観構成を示す図であり、図1はそのデジタルカメラを正面から見た斜視図、図2はそのデジタルカメラの背面図である。また、図3および図4は同実施形態における防水ケースの外観構成を示す図であり、図3はその防水ケースを正面から見た斜視図、図4はその防水ケースの背面図である。
本実施形態におけるデジタルカメラ10は、図1に示すように、六面体形状のカメラ本体11を備えている。カメラ本体11の前面には、撮影レンズ部12、ストロボ部13などが設けられている。
撮影レンズ部12は、カメラ本体11の前面から鏡胴12aが3段階で出没自在に突出することにより、望遠機能や広角機能などのズーム機能を実現する。この撮影レンズ部12は、撮影しないときにカメラ本体11内に没入して収納され、撮影するときにカメラ本体11の厚みに対して、例えば1〜1.5倍程度、カメラ本体11の前面から突出するように構成されている。
また、カメラ本体11の上面には、電源キー14、シャッタキー15、ズームキー16などが設けられている。ここで、シャッタキー15は、円形状の押下式スイッチから構成され、そのシャッタキー15の外周部に回転式スイッチからなるズームキー16が回転自在に設けられている。このズームキー16の外周部の一端には操作レバー16aが突出形成されており、撮影時にこの操作レバー16aを矢印のように左右方向に回転させることでズーム操作を行う。
また、このカメラ本体11の背面には、図2に示すように、表示部17が設けられていると共に、その表示部17の周辺に撮影キー18、再生キー19、DISPキー20、メニューキー21、多機能キー22、ベストショットキー23などの各種キーが配設されている。
表示部17は、バックライト付きのカラー液晶パネルなどから構成され、撮影モード時には電子ファインダとしてスルー画像のモニタ表示を行う一方で、再生モード時には選択した画像等を再生表示する。
撮影キー18は、撮影モードを設定する場合に用いられる。再生キー19は、撮影モードを設定する場合に用いられる。DISPキー20は、表示モードを切換える場合に用いられる。メニューキー21は、各種メニュー項目等を選択する場合に用いられる。
多機能キー22は、中央部に位置するセットキー22aと、そのセットキー22aの上下左右に配置された4つの選択キー22b〜22eとからなり、選択キー22b〜22eの押下操作によって各種設定項目を選択し、その選択された項目をセットキー22aの押下操作にて決定するように構成されている。ベストショットキー23は、予め用意された各種撮影モードを選択する場合に用いられる。
なお、特に図示はしないが、カメラ本体11の底面には、記録媒体として用いられるメモリカードを着脱するためのメモリカードスロットや、外部のパーソナルコンピュータ等と接続するためのシリアルインタフェースコネクタとして、例えばUSB(Universal Serial Bus)コネクタ、三脚穴などが設けられている。
一方、このデジタルカメラ10に用いられる防水ケース30は、例えば耐水深度40メートルでの水中撮影を可能とする。この防水ケース30は、図3に示すように、カメラ本体11を収容するための六面体形状のケース本体31を備えている。
ケース本体31は、例えば透明ポリカーボネット樹脂などの透明合成樹脂で形成され、フロントケース32とリアケース33とで構成されている。フロントケース32はケース本体31の前面、リアケース33はケース本体31の背面を構成し、互いに閉じた状態でカメラ本体11の収納スペースを形成する。
フロントケース32とリアケース33は、それぞれの一側部に設けられたヒンジ部34を介して回動自在に連結されている。このケース本体31のヒンジ部34と反対側に位置する各他側部にロック部材35が設けられており、このロック部材35によってフロントケース32とリアケース33とを閉じた状態で係脱可能にロックするように構成されている。また、ケース本体31の前面には、デジタルカメラ10の撮影レンズ部12を収納するための収納筒部36がフロントケース32と一体に形成されている。
そして、この防水ケースは、後述する機能を備えた所定のカメラ本体を収納するのに特に適するように、その形状や内部機構が設けられており、この所定のカメラ本体を収納した状態でカメラ本体が固定されるようになっている。
ここで、フロントケース32の上面には、デジタルカメラ10の電源キー14、シャッタキー15に対応した押ボタン37、38が設けられている。なお、シャッタキー15に対応した押ボタン38には、押下スイッチ40が軸40aを支点に上下方向に回動自在に設けられており、この押下スイッチ40を介して押ボタン38を押下操作するように構成されている。さらに、このフロントケース32の上面には、デジタルカメラ10のズームキー16に対応した回転スイッチ39が回転自在に設けられている。
一方、リアケース33の背面には、図4に示すように、撮影キー18に対応した押ボタン41、再生キー19に対応した押ボタン42、DISPキー20に対応した押ボタン43、メニューキー21に対応した押ボタン44が設けられている。また、多機能キー22の中のセットキー22aに対応した押ボタン45、選択キー22b〜22eに対応した押ボタン46〜47、さらに、ベストショットキー23に対応した押ボタン50が設けられている。
このような構成において、防水ケース30のフロントケース32とリアケース33とをヒンジ部34を支点に回動させて開き、その内部にデジタルカメラ10を配置してフロントケース32とリアケース33とを閉じる。この状態で、ロック部材35によってフロントケース32とリアケース33とをロックすることにより、防水性を確保してデジタルカメラ10を収納することができる。
ところで、防水ケース30の一般的なボタン構造としては、デジタルカメラ10の各キーに直接接触して押下操作するものである。このため、図5に示すように、防水ケース30の各ボタンをデジタルカメラ10の各キーの位置に合わせて配置しなければならず、各ボタンの間隔が狭くなるといった問題がある。
また、この操作のための可動部材が防水ケース30を貫通しているため、あまり高い水圧には耐えられないという問題もある。
これに対し、本実施形態における防水ケース30には、後述するようにマイコン(マイクロコンピュータ)が搭載されており、防水ケース30に設けられた各ボタンの操作を信号化してデジタルカメラ10に送信するように構成されている。したがって、防水ケース30側では、デジタルカメラ10の各キーの配置に依存されず、各ボタンを自由に配置することができる。ただし、カメラ側と同じ操作性を維持するために、各ボタンの相対的な位置関係をカメラ側の各キーと同じにする必要がある。
また、防水ケース30を貫通する可動部材が無いので、より高い水圧にも耐えることができる。
図4の例では、DISPキー20に対応した押ボタン43を押ボタン42から左方向に離間させて配置してある。また、メニューキー21に対応した押ボタン44、選択キー22bに対応した押ボタン46を押ボタン45から上方向に離間させて配置すると共に、選択キー22cに対応した押ボタン47、ベストショットキー23に対応した押ボタン50を押ボタン45から下方向に離間させて配置してある。
このように、防水ケース30の各ボタンの相対的な位置関係をカメラ側の各キーと同じようにして配置することにより、防水ケース30の各ボタンとカメラ側の各キーの位置が多少ずれていても、撮影者が通常の違和感なく操作することができる。
なお、相対的な位置関係が同じ配置とは、カメラ本体のキー操作と比較して違和感をなくすことを目的とするものであり、必ずしも全てのキーの相対的な位置関係が同じでなくとも、頻繁に操作されるキーなど、所定のキーだけを対象としてもよい。
また、上下の位置関係、左右の位置関係、各キーが配置される面の位置関係、の全ての位置関係が同じでなくとも、いずれかの位置関係が同じであればよい。特に各キーが配置される面の位置関係を同じにすることにより、同じ操作性を維持できる効果は大きい。何故ならば、撮影中においては、上面や前面のキーは人差し指で操作し、後面のキーは親指で操作するなど、キーが配置されている面毎に操作する指や操作の仕方が決まっている場合が多いため、同じ指で同じ操作ができることは違和感無く容易な操作を行う上で特に重要だからである。
また、このような相対的な位置関係を維持したままで、図4の例のように各ボタンの間隔を広げることで、水中グローブなどを装着した手で操作した場合に他のボタンを誤操作することを防ぐことができる。
さらに、各ボタンの間隔を広げて配置することで、各ボタンのキートップの段差をなくすことができるといったメリットもある。この様子を図6に示す。
すなわち、今、3つの操作ボタン51,52,53をケース本体31に設ける場合を想定する。これらの操作ボタン51,52,53の間隔が狭い場合には、撮影者が他のボタンを誤操作しないように、それぞれのキートップに段差を設けておく必要があり、外観的に見栄えの悪いものとなる。これに対し、各操作ボタン51,52,53の間隔を広げて配置した場合には、このような段差は不要となり、キートップの高さを揃えて外観的に見栄えの良いものにできる。
次に、このような防水ケース30を用いた撮影システムの構成について、詳しく説明する。
図7は第1の実施形態における撮影システムの構成を示すブロック図である。この撮影システムは、デジタルカメラ10と防水ケース30とからなる。デジタルカメラ10と防水ケース30は、防水ケース30にデジタルカメラ10が収納された状態で、カメラ本体11とケース本体31の所定の箇所(例えば底部)に設けられたコネクタ70,80を通じて電気的に接続される。
図7に示すように、デジタルカメラ10には、マイクロコンピュータである制御部71が備えられていると共に、撮像部72、操作部73、表示部17、記憶部75、通信部76が備えられている。
制御部71は、デジタルカメラ10の動作制御を行うものであり、記憶部75に記憶されたプログラムを読み込むことにより、そのプログラムに記述された手順に従って各種処理を実行する。
撮像部72は、CCD(charge coupled device)等の撮像素子やその駆動回路などを含み、撮影レンズ部12を通じて撮影された被写体の画像を電気信号に変換して取り込む。なお、この撮像部72の構成については本発明とは直接関係しないため、その詳しい説明は省略する。
操作部73は、カメラ本体11に設けられた各種キーを有し、これらのキーの操作信号を制御部71に出力する。表示部17は、図2に示したようにカメラ本体11の背面に設置されて、スルー画像のモニタ表示や、撮影画像の再生表示などを行う。
記憶部75は、ROM、RAMなどの記憶デバイスからなり、制御部71の動作に必要な各種データを記憶している。この記憶部75には、各種プログラムを記憶するためのプログラム記憶部75a、後述する入力制御テーブルT1(図8参照)を記憶するためのテーブル記憶部75b、画像データを記憶するための画像記憶部75cが設けられている。また、通信部76は、シリアルインタフェースからなり、防水ケース30との間の通信処理を行う。
一方、防水ケース30には、マイクロコンピュータである制御部81が備えられていると共に、操作部82、記憶部83、通信部84が備えられている。
制御部81は、防水ケース30の動作制御を行うものであり、記憶部83に記憶されたプログラムを読み込むことにより、そのプログラムに記述された手順に従って各種処理を実行する。
操作部82は、ケース本体31のカメラ本体11と対向する面に、デジタルカメラ10の各キーの相対的な位置関係を同じにして配置された複数の操作ボタンを有し、これらの操作ボタンの信号を制御部81に出力する。
記憶部83は、ROM、RAMなどの記憶デバイスからなり、制御部81の動作に必要な各種データを記憶している。この記憶部83には、各種プログラムを記憶するためのプログラム記憶部83a、後述する入力制御テーブルT2(図9参照)を記憶するためのテーブル記憶部83bが設けられている。また、通信部84は、シリアルインタフェースからなり、デジタルカメラ10との間の通信処理を行う。
図8はデジタルカメラ10に設けられた入力制御テーブルT1の構成を示す図である。
入力制御テーブルT1には、デジタルカメラ10に設けられた各キーの種類とこれらのキーの操作によって実行される処理の内容が記憶されている。例えば、電源キー14の押下操作によって入力される信号は電源のON/OFF処理に対応している。また、ズームキー16の回転操作によって入力される信号はズーム処理に対応している。なお、ズームキー16が回転式スイッチで構成されている場合には、そのときの回転方向によって広角処理または望遠処理が実行され、さらに、そのときの回転量によって倍率が変更されることになる。
さらに、この入力制御テーブルT1には、各キーの操作によって実行される処理を特定するための制御信号がコード番号の形態で記憶されている。例えば、電源キー14の操作によって実行されるON/OFF処理には、コード番号「41」が割り当てられている。これにより、防水ケース30からコード番号「41」を示す信号を受信した場合に、電源キー14が操作されたものとしてON/OFF処理を実行することができる。他のキーについても同様である。
図9は防水ケース30に設けられた入力制御テーブルT2の構成を示す図である。
入力制御テーブルT2には、防水ケース30に設けられた各ボタンの種類と、これらのボタンが操作されたときにデジタルカメラ10に送信するコード番号が記憶されている。例えば、電源キー14に対応した押ボタン37が押下操作された場合にはコード番号「41」がデジタルカメラ10に送信される。なお、ズームキー16に対応した回転スイッチ39に関しては、その回転方向に応じてコード番号「42」または「43」が送信されることになる。この場合、同一方向に回転操作されている間、同じコード番号がリピート送信されることになる。
次に、本システムの動作について、(a)デジタルカメラ側の処理、(b)防水ケース側の処理に分けて説明する。
(a)デジタルカメラ側の処理
図10は第1の実施形態におけるデジタルカメラ10の処理動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートで示される処理は、プログラムコードの形態で記憶部75のプログラム記憶部75aに予め記録されている。マイクロコンピュータである制御部71は、このプログラムを読み込むことで、以下のような処理を実行する。
すなわち、まず、制御部71は、操作部73からキー信号の入力があったか否かを判断する(ステップA11)。ここで言うキー信号とは、カメラ本体11に設けられた電源キー14、シャッタキー15、ズームキー16などの本体キーの操作によって入力される信号のことである。
操作部73からキー信号の入力があると(ステップA11のYes)、制御部71は、その入力キーに対応した処理を図8の入力制御テーブルT1を参照して特定し(ステップA12)、その特定された処理を実行する(ステップA13)。これにより、例えばメニューキー21が押下された場合には、そのキー信号に基づいて図示せぬメニュー画面が表示部17に表示されることになる。
一方、操作部73からキー信号の入力がなければ(ステップA11のYes)、制御部71は、防水ケース30からコード信号を受信したか否かを判断する(ステップA14)。ここで言うコード信号とは、入力制御テーブルT1に記憶された各キーに対応したコード番号を示す信号のことである。
制御部71は、防水ケース30から通信部76を介してコード信号を受信すると(ステップA14のYes)、その受信コードに対応した処理を図8の入力制御テーブルT1を参照して特定し(ステップA15)、その特定された処理を実行する(ステップA13)。これにより、例えば防水ケース30からコード番号「44」を示す信号が送られてきた場合には、デジタルカメラ10のメニューキー21を操作したときと同様のメニュー表示が実行されることになる。
(b)防水ケース側の処理
図11は第1の実施形態における防水ケース30の処理動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートで示される処理は、プログラムコードの形態で記憶部83のプログラム記憶部83aに予め記録されている。マイクロコンピュータである制御部81は、このプログラムを読み込むことで、以下のような処理を実行する。
すなわち、制御部81は、操作部82からキー信号の入力があったか否かを判断する(ステップB11)。ここで言うキー信号とは、ケース本体31に設けられた押ボタン37、押ボタン38、回転スイッチ39などのケース側のキーの操作によって入力される信号のことである。
操作部82からキー信号の入力があると(ステップB11のYes)、制御部81は、その入力キーに対応したコード番号を図9の入力制御テーブルT2を参照して特定し(ステップB12)、その特定されたコード番号を示す信号を生成してデジタルカメラ10に送信する(ステップB13)。これにより、例えば押ボタン45が押下された場合には、コード番号「44」を示す信号が通信部84を介してデジタルカメラ10に送信されることになる。
このように、デジタルカメラ10と防水ケース30とで、各キーに対応したコード番号をテーブル化して共通に持ち、防水ケース30側でのボタン操作に伴い、そのコード番号をデジタルカメラ10に送信することで、デジタルカメラ10側のキー操作と同様の処理を実行させることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
通常は、図5に示したように、デジタルカメラ10側に設けられている各キーに対応させて、防水ケース30側にも同様の数のボタンを設置する必要がある。このため、各ボタンの間隔が狭くなり、水中グローブを装着した手で操作すると、他のボタンを誤操作してしまうといった問題があった。そこで、第2の実施形態では、1つのボタンに2つのキーを割り当てることで、ボタンの数を削減することを特徴とする。
図12は本発明の第2の実施形態における防水ケース30の各ボタンの配置を示す図である。
防水ケース30のケース本体31には、デジタルカメラ10の各種機能を操作するための多数のボタンが設けられている。これらのボタンのうちの特定のボタンに関しては、2つのキーが割り当てられている。
すなわち、図12の例では、押ボタン41に対しては、撮影キー18と再生キー19が割り当てられている。また、押ボタン46に対しては、選択キー22bとメニューキー21が割り当てられている。押ボタン47に対しては、選択キー22eとベストショットキー23が割り当てられている。
なお、この他に、例えば図中の点線で示すように、デジタルカメラ10のセットキー22aに対応した押ボタン45をなくし、セットボタンとしての役割をシャッタボタン(図3の押ボタン38)で代用するようにしても良い。
このように、1つのボタンに2つのキーを割り当てれば、防水ケース30に設けるボタンの数を削減できる。これにより、各ボタンの間隔を広げて配置でき、前記第1の実施形態と同様に、水中グローブなどを装着した手で操作した場合に他のボタンを誤操作してしまうことを防ぐことができる。
次に、このようなボタン構造を有する防水ケース30を用いた場合の具体的な処理について説明する。
基本的な装置構成は図7と同様であり、防水ケース30にマイコンが搭載されており、防水ケース30からデジタルカメラ10に対してコード信号を送信するように構成されている。ただし、防水ケース30には、入力制御テーブルT2に代わって図13に示すような入力制御テーブルT3が設けられる。
この入力制御テーブルT3には、防水ケース30に設けられた各ボタンの種類と、これらのボタンが操作されたときにデジタルカメラ10に送信するコード番号が記憶されている。さらに、2つのキーが割り当てられた特定のボタンに関しては、各キーに対応したコード番号が記憶されている。
図13の例では、「アップボタン」として用いられる押ボタン46、「ダウンボタン」として用いられる押ボタン47、「撮影ボタン」として用いられる押ボタン41に対して、それぞれに2種類のコード番号が記憶されている。
すなわち、押ボタン46にはコード番号「47」と「44」、押ボタン46にはコード番号「49」と「4F」、押ボタン41にはコード番号「4D」と「4E」が記憶されている。これらのコード番号は、当該ボタンの操作の仕方によって選択的に送信される。具体的には、撮影者が所定時間よりも短く押した場合(これを「短押し」と呼ぶ)には一方のコード番号、所定時間以上連続して長く押した場合(これを「長押し」と呼ぶ)には他方のコード番号が送信される。
次に、第2の実施形態の動作を説明する。
なお、デジタルカメラ10側の処理については図10と同様であるため、ここでは、防水ケース30側の処理についてのみ説明する。
図14は第2の実施形態における防水ケース30の処理動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートで示される処理は、プログラムコードの形態で記憶部83のプログラム記憶部83aに予め記録されている。マイクロコンピュータである制御部81は、このプログラムを読み込むことで、以下のような処理を実行する。
すなわち、制御部81は、操作部82からキー信号の入力があったか否かを判断する(ステップC11)。ここで言うキー信号とは、ケース本体31に設けられた押ボタン37、押ボタン38、回転スイッチ39などのケース側のキーの操作によって入力される信号のことである。
記憶部83からキー信号の入力があると(ステップC11のYes)、制御部81は、その入力キーに対応したコード番号を図13の入力制御テーブルT3を参照して特定する(ステップC12)。
ここで、制御部81は、当該ボタンの種類に基づいて短押し/長押しの判定処理が必要であるか否かを判断する(ステップC13)。短押し/長押しの判定処理が不要であれば(ステップC13のNo)、制御部81は、前記ステップC12で特定されたコード番号を信号化してデジタルカメラ10に送信する(ステップC14)。これにより、例えば図12に示す押ボタン37が押下された場合には、コード番号「41」を示す信号が通信部84を介してデジタルカメラ10に送信されることになる。デジタルカメラ10では、このコード番号「41」を受けて、図8に示した入力制御テーブルT1を参照して電源のON/OFF処理を実行する。
一方、短押し/長押しの判定処理が必要であれば(ステップC13のYes)、制御部81は、当該ボタンの押下時間に基づいて短押しであるか長押しであるかを判断して、送信すべきコード番号を決定する(ステップC15)。そして、制御部81は、この決定されたコード番号を信号化してデジタルカメラ10に送信する(ステップC16)。これにより、例えば図12に示す押ボタン41が短押しされた場合には、コード番号「4D」を示す信号が通信部84を介してデジタルカメラ10に送信されることになる。デジタルカメラ10では、このコード番号「4D」を受けて、図8に示した入力制御テーブルT1を参照して撮影処理を実行する。また、この押ボタン41が長押しされた場合には、コード番号「4E」を示す信号が通信部84を介してデジタルカメラ10に送信されることになる。デジタルカメラ10では、このコード番号「4E」を受けて、図8に示した入力制御テーブルT1を参照して再生処理を実行する。
このように、ボタンの押下時間によってコード番号を選択し、これをデジタルカメラ10に送信することで、1つのボタンに割り当てられた2つの機能を実行することができる。
なお、第2の実施形態では、1つのボタンに2つのキーを割り当てた場合を想定して説明したが、さらに多くのキーを割り当てるようにしても良い。その場合、当該ボタンの押下時間を複数段階に分けて認識し、そのときの押下時間に応じて各キーのコード番号を選択的に送信するといった方法を用いる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態では、防水ケース30に水圧や温度などのセンサ類を搭載し、そのセンサ類の測定データを各ボタンの信号を送る信号ラインと同じ信号ラインを利用してデジタルカメラ10に送るようにしものである。
図15は本発明の第3の実施形態における撮影システムの構成を示すブロック図である。なお、図15において、図7と同じ部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略するものとする。
第3の実施形態において、防水ケース30側に水圧を測定するための水圧センサ85と温度を測定するための温度センサ86が設けられている。これらの検出信号はA/D変換器87を介して制御部81に与えられる。制御部81は、デジタルカメラ10に防水ケース30が装着されているときに、詳しくは、防水ケース30内にデジタルカメラ10が収納されているときに、この2つのセンサ85,86にて測定されたデータを通信部84を介してデジタルカメラ10に送信する。この測定データの送信タイミングは、一定時間毎、測定内容が所定以上変化したとき、各ボタンの信号を送るとき、カメラ本体から送信要求を受けたとき、などのタイミングで送信する。デジタルカメラ10側では、これらの測定データを受けて、図16に示すような処理を実行する。
図16は第3の実施形態におけるデジタルカメラ10の処理動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートで示される処理も他の実施形態と同様にプログラムコードの形態で記憶部75のプログラム記憶部75aに予め記録されている。マイクロコンピュータである制御部71は、このプログラムを読み込むことで、以下のような処理を実行する。
すなわち、まず、水中撮影モードが設定されている状態で(ステップD11)、制御部71は、防水ケース30から水圧センサ85と温度センサ86の測定データを通信部76を通じて受信したか否かを判断する(ステップD12)。防水ケース30から水圧センサ85と温度センサ86の測定データを受信した場合には(ステップD12のYes)、制御部71は、これらの測定データを表示部17に表示するなどの所定の処理を実行する(ステップD13)。
具体的には、制御部71は、水圧センサ85の測定データを用いて、以下のような処理を行う。
・現在の水深表示
・一定の深さ以上のダイビング時間を表示
・水深が所定値を超えたときにアラーム表示
・現在の水深から浮上までに要する平均的な時間を表示
・減圧理論仮説に基づく体内窒素量の予測表示
・水面休息時間の計測結果表示。
また、制御部71は、温度センサ86の測定データを用いて、以下のような処理を行う。
・現在の水温表示
・水温が所定値以下になったときにアラーム表示。
図17に示すように、これらの測定結果92はスルー画像91と共に表示部17の所定の領域に表示される。その際、防水ケース30を通しても測定結果92を容易に視認できる位置に表示することが好ましい。
また、シャッタ操作があった場合、詳しくは、防水ケース30側の押ボタン38の押下操作によって送信されるシャッタキー15の機能に対応したコード番号を受信した場合(ステップD14のYes)、制御部71は、撮影処理を行って被写体の撮影画像を取得する(ステップD15)。
その際、制御部71は、水圧センサ85と温度センサ86の測定データを当該撮影画像に付加して、例えばExif(exchangeable image file format)の規格に従って記憶部75の画像記憶部75cに格納する(ステップD16)。
このように、防水ケース30に水圧センサ85と温度センサ86を設け、これらの測定データを各ボタンの信号と共にデジタルカメラ10に送り、デジタルカメラ10の画面に表示するようにしたことで、以下のような効果が奏せられる。
すなわち、水中撮影を行う場合に、ダイバーズウォッチなどを別の機器類を用いて水圧や温度を別途確認しなくとも、デジタルカメラ10の画面上でスルー画像と共にこれらの測定データを容易に確認できる。これにより、現在の状況を把握しながら、水中撮影を安全に行うことができる。また、ボタンの信号を送信する信号ラインと同じ信号ラインを利用するので必要な回路部品の数を減らすことも可能となる。
さらに、予め所定の水深を超えた場合や所定の水温以下になった場合などにアラーム表示を行うように設定しておけば、撮影に夢中になっていても、そのアラーム表示をデジタルカメラ10の画面を通して確認することで、危険な状態を回避することができる。
また、撮影画像にこれらの測定データを付加して保存することで、後で撮影時の環境を確認できて便利である。
なお、第3の実施形態では、防水ケース30に設置するセンサとして、水圧センサ85と温度センサ86を例にして説明したが、水中撮影で必要とされる情報を測定するためのセンサ類であれば良い。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、デジタルカメラ10側で防水ケース30の装着状態を検出すると共に、その防水ケース30の種類を判断して所定の処理を実行するようにしたものである。
なお、基本的な装置構成については、図7または図15と同様であるため、ここではデジタルカメラ10側の処理についてのみ説明する。
図18は第4の実施形態におけるデジタルカメラ10の処理動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートで示される処理も他の実施形態と同様にプログラムコードの形態で記憶部75のプログラム記憶部75aに予め記録されている。マイクロコンピュータである制御部71は、このプログラムを読み込むことで、以下のような処理を実行する。
すなわち、まず、制御部71は、防水ケース30が装着されているか否かを判断する(ステップE11)。これは、デジタルカメラ10に防水ケース30が装着された状態、つまり、防水ケース30内にデジタルカメラ10が収納された状態では、コネクタ70,80を通じて互いに電気的に接続されるので、そのときの信号のやり取りによって判断できる。また、別の方法として、例えばデジタルカメラ10のカメラ本体11に接触センサを設置しておき、その接触センサの信号によって防水ケース30の装着の有無を物理的に検出したり、あるいは、撮影者が図示せぬモード設定画面などを通じて防水ケース30の装着の有無を明示的に指示するようにしても良い。
防水ケース30が装着されていた場合(ステップE11のYes)、制御部71は、水中撮影モードを設定する(ステップE12)。
水中では、光の減衰による影響を受けて色が変化することが知られている。すなわち、太陽の光は波長によって、赤,橙,黄,緑,青,藍,紫の7色に分かれる。この7色に働く水による光の吸収は、ブルーのフィルタ効果と同じように光の波長によって選択的に行われる。具体的には、まず、波長の長い赤色が吸収され、次に橙色,黄色、そして、波長の短い青が最後まで残る。水中では、赤いものが赤色に見えず、青一色の世界に近いものになるのはこのためである。この光の減衰に伴う色変化の現象は、水深が深くなる程、つまり、太陽光が届かなくなる深い場所ほど強くなる。
このようことから、水中で撮影した画像は陸上で撮影した画像と違ってコントラストが乏しく、くすんだ色合いになることが多い。そこで、水中撮影モードでは、このような光の減衰に伴う色変化を適切に補正して良好な撮影画像を得るようにしている。
また、防水ケース30が装着されていた場合において、制御部71は、その防水ケース30の種類を判別する(ステップE13)。これは、防水ケース30の装着時に当該防水ケース30の種類を示す属性情報をデジタルカメラ10に送信することで判別できる。また、別の方法として、防水ケース30に種類別に個数が異なる接触ピンを設けておき、防水ケース30の装着時にその接触ピンの個数から種類を判別したり、あるいは、撮影者が図示せぬモード設定画面などを通じて防水ケース30の種類を明示的に指示するようにしても良い。
デジタルカメラ10に装着された防水ケース30の種類が判別されると、制御部71は、その防水ケース30の種類に基づいて所定の処理を実行する(ステップE14)。具体的には、例えば水圧センサ85や温度センサ86などのセンサ付きの防水ケース30であると判断された場合には、そのセンサ情報を表示するためのエリアを確保して、前記第2の実施形態で説明したような表示を行うことである。防水ケース30がセンサ付きでなければ、表示部17の全体をスルー画像の表示エリアとして用いる。
また、本発明の第2の実施形態の防水ケースのような防水ケース側でコード番号の変換を行う機能を有していない種類の防水ケースが装着されたことを判別し、この場合にはカメラ本体側でコードの送信パターンを解析して実行すべき処理を判断するようにしてもよい。
このように、デジタルカメラ10側で防水ケース30の装着を判断することで、撮影者が特に意識しなくとも、防水ケース30を用いた撮影環境に適したモードを設定して、良好な撮影画像を得ることができる。
また、防水ケース30の種類を判断することで、センサ情報の表示処理などを含め、現在の防水ケース30の種類に応じた最適な処理を行うことができる。
なお、本発明は、デジタルカメラ10と防水ケース30に限らず、多数のキーを有する電子機器と、その電子機器を収納するケースであれば、同様に適用可能である。
また、デジタルカメラ10と防水ケース30との間の通信形態は、シリアル通信に限らず、例えばBluetooth(登録商標)等の無線通信であっても良い。
要するに、本発明は前記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
また、上述した実施形態において記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD−ROM等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に適用したり、そのプログラム自体をネットワーク等の伝送媒体により伝送して各種装置に適用することも可能である。本装置を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムあるいは伝送媒体を介して提供されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
さらに、前記各実施形態を実現するためのプログラムは、デジタルカメラ10側の処理と防水ケース30側の処理に分けた形で提供されても良いし、両方の処理を記述した形で提供されても良い。
図1は本発明の第1の実施形態に係る撮像装置として小型のデジタルカメラを例にした場合の外観構成を示す図であり、そのデジタルカメラを正面から見た斜視図である。 図2は同実施形態におけるデジタルカメラの背面図である。 図3は同実施形態における防水ケースの外観構成を示す図であり、その防水ケースを正面から見た斜視図である。 図4は同実施形態における防水ケースの背面図である。 図5は防水ケースの一般的なボタン配置を説明するための図である。 図6は防水ケースの各ボタンの間隔を広げて配置した場合の利点を説明するための図である。 図7は同実施形態におけるデジタルカメラと防水ケースを用いた撮影システムの構成を示すブロック図である。 図8は同実施形態におけるデジタルカメラに設けられた入力制御テーブルの構成を示す図である。 図9は同実施形態における防水ケースに設けられた入力制御テーブルの構成を示す図である。 図10は同実施形態におけるデジタルカメラの処理動作を示すフローチャートである。 図11は同実施形態における防水ケース30の処理動作を示すフローチャートである。 図12はと実施形態における防水ケースの各ボタンの配置を示す図である。 図13は同実施形態における防水ケースに設けられた入力制御テーブルの構成を示す図である。 図14は同実施形態における防水ケースの処理動作を示すフローチャートである。 図15は本発明の第3の実施形態におけるデジタルカメラと防水ケースを用いた撮影システムの構成を示すブロック図である。 図16は第3の実施形態におけるデジタルカメラの処理動作を示すフローチャートである。 図17は同実施形態におけるセンサ情報の表示例を示す図である。 図18は本発明の第4の実施形態におけるデジタルカメラの処理動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10…デジタルカメラ、11…カメラ本体、12…撮影レンズ部、12a…鏡胴、13…ストロボ部、14…電源キー、15…シャッタキー、16…ズームキー、16a…操作レバー、17…表示部、18…撮影キー、19…再生キー、20…DISPキー、21…メニューキー、22…多機能キー、22a…セットキー、22b〜22e…選択キー、23…ベストショットキー、30…防水ケース、31…ケース本体、32…フロントケース、33…リアケース、34…ヒンジ部、35…ロック部材、36…収納筒部、37,38,41〜50…押ボタン、39…回転スイッチ、40…押下スイッチ、40a…軸、51〜53…操作ボタン、70…コネクタ、71…制御部、72…撮影部、73…操作部、75…記憶部、75a…プログラム記憶部、75b…テーブル記憶部、75c…画像記憶部、76…通信部、80…コネクタ、81…制御部、82…操作部、83…記憶部、83a…プログラム記憶部、83b…テーブル記憶部、84…通信部、85…水圧センサ、86…温度センサ、91…スルー画像、92…測定結果、T1〜T3…入力制御テーブル。

Claims (8)

  1. 撮像装置と、この撮像装置に着脱自在に装着される防水ケースとからなる撮影システムにおいて、
    前記撮像装置は、
    複数のキーと、
    前記複数のキーの各々に割り当てられた複数の制御信号のうち、操作されたキーに対応する制御信号を出力する出力手段と、
    前記防水ケースから前記複数の制御信号のいずれかを受信する受信手段と、
    前記出力手段によって出力された制御信号または前記受信手段によって受信された制御信号に基づいて所定の処理を実行する処理実行手段とを備え、
    前記防水ケースは、
    複数の操作ボタンと、
    前記複数の操作ボタンの各々に割り当てられた複数の制御信号のうち、操作された操作ボタンに対応する制御信号を生成する信号生成手段と、
    この信号生成手段によって生成された制御信号を前記撮像装置に送信する送信手段とを備え
    前記複数の操作ボタンのうちの特定の操作ボタンには、前記撮像装置の複数のキーの各々に割り当てられた複数の制御信号のうちの少なくとも2つの制御信号が割り当てられ、
    前記信号生成手段は、前記特定の操作ボタンの操作の仕方に応じて、前記少なくとも2つの制御信号を選択的に生成することを特徴とする撮影システム。
  2. 前記信号生成手段は、前記特定の操作ボタンの操作時間に基づいて、前記少なくとも2つの制御信号のいずれかを選択的に生成することを特徴とする請求項1記載の撮影システム。
  3. 前記複数の操作ボタンは、前記防水ケースを前記撮像装置に装着した状態で、前記防水ケースの前記撮像装置と対向する面に、前記各キーの相対的な位置関係と同じになるように配置され、
    前記信号生成手段は、前記複数の操作ボタンのいずれかが操作された際に、当該操作ボタンに対応したキーの制御信号を生成することを特徴とする請求項1または2記載の撮影システム。
  4. 前記防水ケースに設けられた前記各操作ボタンは、前記撮像装置に設けられた前記各キーの間隔よりも広く配置されていることを特徴とする請求項3記載の撮影システム。
  5. 前記防水ケースは、
    各々の操作ボタンに対して、少なくとも2つの操作方法に対応した2つの制御信号を関連付け可能な入力制御テーブルを備え、
    前記信号生成手段は、前記各操作ボタンのいずれかが操作された際に、前記入力制御テーブルを参照して当該操作ボタンの操作の仕方に対応した制御信号を生成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の撮影システム。
  6. 前記撮像装置は、
    前記各キーに対応した処理と制御信号とを関連付けた入力制御テーブルを備え、
    前記処理実行手段は、前記受信手段を介して受信された制御信号に対応した処理を前記入力制御テーブルを参照して特定し、その特定された処理を実行することを特徴とする請求項5記載の撮影システム。
  7. 複数のキーと、前記複数のキーの各々に割り当てられた複数の制御信号のうち、操作されたキーに対応する制御信号を出力する出力手段と、前記防水ケースから前記複数の制御信号のいずれかを受信する受信手段と、前記出力手段によって出力された制御信号または前記受信手段によって受信された制御信号に基づいて所定の処理を実行する処理実行手段とを備えた撮像装置に着脱自在に装着可能な防水ケースであって、
    複数の操作ボタンと、
    前記複数の操作ボタンの各々に割り当てられた複数の制御信号のうち、操作された操作ボタンに対応する制御信号を生成する信号生成手段と、
    この信号生成手段によって生成された制御信号を前記撮像装置に送信する送信手段とを備え
    前記複数の操作ボタンのうちの特定の操作ボタンには、前記撮像装置の複数のキーの各々に割り当てられた複数の制御信号のうちの少なくとも2つの制御信号が割り当てられ、
    前記信号生成手段は、前記特定の操作ボタンの操作の仕方に応じて、前記少なくとも2つの制御信号を選択的に生成することを特徴とする防水ケース。
  8. 複数のキーを有する撮像装置と、この撮像装置に着脱自在に装着され、複数の操作ボタンを有する防水ケースとからなる撮影システムを制御するプログラムであって、
    前記撮像装置を、
    前記複数のキーの各々に割り当てられた複数の制御信号のうち、操作されたキーに対応する制御信号を出力する出力手段と、
    前記防水ケースから前記複数の制御信号のいずれかを受信する受信手段と、
    前記出力手段によって出力された制御信号または前記受信手段によって受信された制御信号に基づいて所定の処理を実行する処理実行手段として機能させ、
    前記防水ケースを、
    複数の操作ボタンと、
    前記複数の操作ボタンの各々に割り当てられた複数の制御信号のうち、操作された操作ボタンに対応する制御信号を生成する信号生成手段と、
    この信号生成手段によって生成された制御信号を前記撮像装置に送信する送信手段として機能させるためのプログラムであって、
    前記複数の操作ボタンのうちの特定の操作ボタンには、前記撮像装置の複数のキーの各々に割り当てられた複数の制御信号のうちの少なくとも2つの制御信号が割り当てられ、
    前記信号生成手段は、前記特定の操作ボタンの操作の仕方に応じて、前記少なくとも2つの制御信号を選択的に生成することを特徴とするプログラム。
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