JP5258962B2 - 冷凍空調装置の情報伝達システム - Google Patents

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Description

この発明は、冷凍空調装置に関するものであり、特に冷媒回路と水回路の双方を備えた冷凍空調装置の運転の安定性の向上に関するものである。
従来から、水回路と冷媒回路とを備えた冷凍装置や空調装置(以下、冷凍空調装置という)が存在している(例えば、特許文献1参照)。このような装置においては、圧縮機を有する熱源ユニットに、水回路のポンプ駆動信号を入力し、入力がないときには圧縮機を運転させない、いわゆるインターロック回路をハードウェア的に構成することが広く行われている。
特開平7−127894号公報
しかし、熱源ユニット、第一中継ユニット、第二中継ユニット、室内ユニットを伝送線で接続した冷凍空調装置では、熱源ユニット−第一中継ユニット−第二中継ユニット−室内ユニットと、伝送線が多段に接続されるため、ハードウェア的なインターロックでは距離の問題も含めて、きわめて複雑になるという問題があった。
また、冷媒回路と水回路の双方を持つシステムにおいて、通信媒体を共通化するとシステムが大型化し、通信プロトコルが複雑化し、またアドレス配置や通信トラフィックが課題となることが懸念される。
この発明は、熱源ユニットと、第一中継ユニットと、第二中継ユニットとが冷媒配管で接続され、第二中継ユニットと室内ユニットが水配管で接続された冷凍空調装置の情報伝達システムにおいて、上記のような課題を解決するためになされたものである。
この発明の主たる目的は、熱源ユニットと第一中継ユニット間、第一中継ユニットと第二中継ユニット間、第二中継ユニットと室内ユニット間のみで、伝送線を介して通信を行うことにより、情報伝達の安定性を確保することを可能とした冷凍空調装置の情報伝達システムを得るものである。
併せて、熱源ユニットと第一中継ユニット間、第一中継ユニットと第二中継ユニット間、第二中継ユニットと室内ユニット間のみで通信を行い、起動/停止時に各ユニット間の動作順序を通信で規定することにより、複雑なハードウェア上のインターロック回路を必要とせず、冷媒・水回路のストレスを抑制することを可能とした、冷凍空調装置の情報伝達システムを得るものである。
また、熱源ユニットと第一中継ユニット間、第一中継ユニットと第二中継ユニット間、第二中継ユニットと室内ユニット間で、異なる媒体・手段で通信を行うことを可能とし、製品構成の自由度を上げることである。さらに、それぞれに最適な通信の媒体・手段を使用することで品質の向上、コストの低減を実現し、アドレス配置の自由度を向上させ、通信トラフィックを削減することを可能とした、冷凍空調装置の情報伝達システムを得るものである。
この発明に係る冷凍空調装置の情報伝達システムは、室外側熱交換器を備えた少なくとも1台の冷凍空調装置の熱源ユニットと、前記熱源ユニットからの冷媒が通る気液分離器を備えた1台の第一中継ユニットと、前記第一中継ユニットからの冷媒が通る冷媒−水熱交換器を備えた少なくとも1台の第二中継ユニットとが冷媒配管で接続され、前記第二中継ユニットと室内側熱交換器を備えた少なくとも1台の室内ユニットとが水配管で接続され、前記室内ユニットは、前記室内側熱交換器により、前記冷媒−水熱交換器で熱交換された水と室内空気と間で熱交換するようにされている冷凍空調装置の情報伝達システムであって、各ユニット間の通信は、伝送線を介して、前記熱源ユニットと前記第一中継ユニット間、前記第一中継ユニットと前記第二中継ユニット間、前記第二中継ユニットと前記室内ユニット間のみでそれぞれ行い、冷凍空調装置の起動/停止時に、各ユニット間の動作順序を通信プロトコルにより規定し、冷凍空調装置の起動時は、前記室内ユニット、前記第二中継ユニット、前記第一中継ユニット、前記熱源ユニットの順に起動動作が行われ、冷凍空調装置の停止時は、熱源ユニット、前記第一中継ユニット、前記第二中継ユニット、前記室内ユニットの順に停止動作が行われるようにしている
この発明は、情報の通信を、熱源ユニットと第一中継ユニット間、第一中継ユニットと第二中継ユニット間、第二中継ユニットと室内ユニット間のみで行うことにより、情報伝達の手順が簡素になり、動作の安定性を確保できるという効果を有する。また、複雑なハードウェア上のインターロック回路を必要とせず、冷媒回路や水回路のストレスを抑制することができる。
また、ユニット間の通信を異なる媒体・手段にすることにより、製品構成の自由度を上げることができる。さらに、それぞれに最適な媒体・手段を使用することで品質の向上、コストの低減を実現でき、アドレス配置の自由度を向上させ、通信トラフィックを削減できるという効果を有する。
実施の形態1における冷凍空調装置の情報伝達システムを示す概略構成図。 実施の形態1における冷凍空調装置のユニット間での通信処理を示す図。 実施の形態1における冷凍空調装置の通信と動作の処理を示す流れ図。 実施の形態2における冷凍空調装置の情報伝達システムを示す概略構成図。 実施の形態2の別の情報伝達システムの例を示す概略構成図。 実施の形態2のさらに別の情報伝達システムの例を示す概略構成図。
符号の説明
1 熱源ユニット(熱源側ユニット又は室外ユニット)、2a〜2d 室内ユニット(利用側ユニット)、3a 第一中継ユニット、3b 第二中継ユニット、3c 第二中継ユニット、4a 冷媒配管、4b 冷媒配管、4c 冷媒配管、5a 水配管、5b 水配管、5c 水配管、5d 水配管、7 伝送線、8 伝送線、9a 伝送線、9b 伝送線、9c 伝送線、9d 伝送線、10 伝送線、11 熱源ユニットコントローラ、21a〜21d 室内ユニットコントローラ、22a〜22d リモートコントローラ、31a 第一中継コントローラ、31b 第二中継コントローラ、31c 第二中継コントローラ。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における冷凍空調装置の情報伝達システムを示す概略構成図である。図1に示しように、熱源ユニット(熱源側ユニット又は室外ユニット)1、第一中継ユニット3a、第二中継ユニット3b,3cが、冷媒配管4a〜4cで接続されて、ひとつの冷媒回路系を構成している。
また、第二中継ユニット3bと複数の室内ユニット(利用側ユニット)2a,2bが水配管5a,5bで接続されて1つの水回路系を構成し、第二中継ユニット3cと複数の室内ユニット(利用側ユニット)2c,2dが水配管5c,5dで接続されて1つの水回路系を構成している。
熱源ユニット1は、圧縮機、四方弁などの弁回路および室外側熱交換器などを備え、システムとして必要な熱を冷媒に乗せて供給する。
第一中継ユニット3aは、気液分離器や弁回路などを備え、搬送された冷媒を高圧ガス、中圧液、低圧ガスの3つに分離し、冷房用、暖房用の熱源として供給する。
第二中継ユニット3b,3cは、冷媒−水熱交換器、切換弁、水ポンプなどを備え、冷房用冷媒、暖房用冷媒から必要な熱を水に伝達し、必要な熱量を蓄えた水を水回路に循環させる。
室内ユニット2a〜2dは、室内側熱交換器を備え、水回路を循環する水から熱量を室内空気に熱交換伝達する。
熱源ユニット1は、熱源ユニットコントローラ11で制御され、第一中継ユニット3aは第一中継コントローラ31aで制御される。また、第二中継ユニット3b,3cは第二中継コントローラ31b,31cでそれぞれ制御され、室内ユニット2a〜2dは室内ユニットコントローラ21a〜21dでそれぞれ制御される。
熱源ユニットコントローラ11と第一中継コントローラ31aは、伝送線7で相互に情報伝達可能に直接接続されている。第一中継コントローラ31aと第二中継コントローラ31b,31cは伝送線8で相互に情報伝達可能に直接接続されている。第二中継コントローラ31b,31cと室内ユニットコントローラ21a〜21dは伝送線10で相互に情報伝達可能に直接接続されている。さらに、室内ユニットコントローラ21a〜21dはそれぞれリモートコントローラ22a〜22dと、伝送線9a〜9dで相互に情報伝達可能に直接接続されている。 なお、上記の伝送線は、有線、無線のいずれの概念も含むものとする。
熱源ユニットコントローラ11、第一中継コントローラ31a、第二中継コントローラ31b,31c、室内ユニットコントローラ21a〜21d、リモートコントローラ22a〜22dは、各々ユニークなアドレスを付与され、手動設定または自動判別処理によって、システム起動時には通信相手のアドレスを把握していることとする。
図2は図1の冷凍空調装置の各ユニット間の通信処理の態様を示した図である。熱源ユニットコントローラ11は、第一中継コントローラ31aとのみ通信を行う。第一中継コントローラ31aは、第一中継コントローラ31aの運転/停止指令情報を熱源ユニットコントローラ11に送信し、熱源ユニットコントローラ11は熱源ユニットコントローラ11の運転/停止状態情報を第一中継コントローラ31aに送信する。運転/停止指令情報には暖房/冷房等の運転モード等の情報も含まれる場合がある(以下同じ)。また、これらの通信は定期的に送受信される場合や、変化時に送受信される場合がある。
また、熱源ユニットコントローラ11は、熱源ユニットコントローラ11の運転可能/不可能情報を第一中継コントローラ31aに送信する。運転不可能情報とは、熱源機の主電源の低下や温度、圧力センサ入力値の異常等により運転不可能な場合等に設定される。
第一中継コントローラ31aは、熱源ユニットコントローラ11と、第二中継コントローラ31b,31cとのみ通信を行う。第二中継コントローラ31b,31cは、第二中継コントローラ31a,31bの運転/停止指令情報を第一中継コントローラ31aに送信し、第一中継コントローラ31aは第一中継コントローラ31aの運転/停止状態情報を第二中継コントローラ31b,31cに送信する。また、第一中継コントローラ31aは、第一中継コントローラ31aの運転可能/不可能情報を第二中継コントローラ31b,31cに送信する。第一中継コントローラ31aの運転不可能情報には、第一中継コントローラ31aの主電源低下や温度、圧力センサ入力値の異常等の場合と、熱源ユニットコントローラ11から運転不可能情報を受信している場合を含んでいる。
第二中継コントローラ31bは、第一中継コントローラ31aと、室内ユニットコントローラ21a,21bとのみ通信を行う。室内ユニットコントローラ21a,21bは、室内ユニットコントローラ21a,21bの運転/停止指令情報を第二中継コントローラ31bに送信し、第二中継コントローラ31bは、第二中継コントローラ31bの運転/停止状態情報を室内ユニットコントローラ21a,21bに送信する。
また、第二中継コントローラ31bは、第二中継コントローラ31bの運転可能/不可能情報を室内ユニットコントローラ21a,21bに送信する。第二中継コントローラ31bの運転不可能情報には、第二中継コントローラ31bの主電源低下や温度、圧力センサ入力値の異常等の場合と、第一中継コントローラ31aから運転不可能情報を受信している場合を含んでいる。
同様にして、第二中継コントローラ31cは、第一中継コントローラ31aと、室内ユニットコントローラ21c,21dとのみ通信を行う。
室内ユニットコントローラ21aは、第二中継コントローラ31bと、リモートコントローラ22aとのみ通信を行う。リモートコントローラ22aは、リモートコントローラ22aの運転/停止等の設定情報を室内ユニットコントローラ21aに送信し、室内ユニットコントローラ21aは室内ユニットコントローラ21aの運転/停止情報をリモートコントローラ22aに送信する。また、室内ユニットコントローラ21aは、室内ユニットコントローラ21aの運転可能/不可能情報をリモートコントローラ22aに送信する。なお、室内ユニットコントローラ21b,21c,21dも同様の態様で動作する。
図3は熱源ユニットコントローラ11、第一中継コントローラ31a、第二中継コントローラ31b,31c、室内ユニットコントローラ21a〜21dの動作のうち、停止から運転への変化時と、運転から停止への変化時の通信・動作の処理を示す流れ図である。図3において、ステップ100ないしステップ113は熱源ユニットコントローラ11の処理を、ステップ120ないしステップ132は第一中継コントローラ31aの処理を、ステップ140ないしステップ154は第二中継コントローラ31b,31cの処理を、ステップ160ないしステップ172は室内ユニットコントローラ21a〜21dの処理をそれぞれ示す。
(1)圧縮機起動時の通信
図3を基に、冷凍空調装置の圧縮機起動時の通信内容について説明する。全ての室内ユニット2a〜2dが停止している状態から、リモートコントローラ22aが操作され、冷凍空調装置が運転を開始する場合の通信について説明する。まず、操作者がリモートコントローラ22aを操作し、運転モード、設定温度、風向、風速等の設定を行う。リモートコントローラ22aは、設定された情報を、伝送線9aを介して室内ユニットコントローラ21aに送信する。
室内ユニットコントローラ21aはステップ160からステップ172の処理を実施している。まず、ステップ161では、新たに通信を受信し、受信した通信の解析処理を行う。ここで受信する通信は、第二中継コントローラ31bと接続されている伝送線10を介する第二中継コントローラ31bからの運転可能/不可能情報、第二中継コントローラ31bの運転/停止状態情報、リモートコントローラ22aと接続されている伝送線9aを介するリモートコントローラ22aからの運転/停止指令情報である。
解析処理実施後、ステップ162では、第二中継コントローラ31bからの運転可能/不可能情報と、室内ユニット2a自身の電源状態や温度、圧力センサ入力値等から、室内ユニット2aの運転可否を判断し、ステップ163に進む。第二中継コントローラ31bからの運転可能/不可能情報には、第二中継コントローラ31b、第一中継コントローラ31a、熱源ユニットコントローラ11のいずれかが運転できない場合を含んでいる。
ステップ163では、停止から運転への変化を行うかどうかを判定し、変化を行う場合はステップ164に進み、行わない場合はステップ166に進む。この場合はリモートコントローラ22aから運転指令を受信しており、第二中継コントローラ31bから運転可能情報を受信しており、室内ユニット2a自身も運転可能な場合とするため、ステップ164に進む。
ステップ164では、運転指令、運転状態情報の更新を行い、ステップ165に進む。ここでは室内ユニットコントローラ21aの運転指令情報、運転状態情報を運転とする。
ステップ165では、室内ユニット2aにおける水回路の弁等を動作させ、ステップ166に進む。ステップ166では、運転から停止への変化を行うかどうかを判定し、変化を行う場合はステップ167に進み、行わない場合はステップ171に進む。この場合は変化しないためステップ171に進む。ステップ171では、センサ入力の取込やアクチュエータ制御等の通常の処理を行い、ステップ172に進む。ステップ172では、新たに通信を送信する処理を行う。ここでは室内ユニット2aの運転指令情報、運転状態情報が停止から運転に変化しているので、運転情報を、伝送線10を介して第二中継コントローラ31bに送信する。
室内ユニットコントローラ21aは、運転開始が不可能であった場合は不可能情報をリモートコントローラ22aに返信する。リモートコントローラ22aは不可能情報を受信した場合、表示内容を停止表示、または準備中表示、またはエラー表示等に変更する。また、運転不可能な状態の場合は、リモートコントローラ22aで設定された運転情報を第二中継コントローラ31bには送信しないことにより、通信量の増加を抑制することができる。
次に第二中継コントローラ31bの動作について説明する。第二中継コントローラ31bはステップ140からステップ154の処理を実施している。まず、ステップ141では、新たに受信した通信の解析処理を行う。ここで受信する通信は、第一中継コントローラ31aと接続されている伝送線8を介する第一中継コントローラ31aからの運転可能/不可能情報、第一中継コントローラ31aの運転/停止状態情報、室内ユニットコントローラ21aと接続されている伝送線10を介する室内ユニットコントローラ21a,21bからの運転/停止指令情報である。
解析処理実施後、ステップ142では、第一中継コントローラ31aからの運転可能/不可能情報と、第二中継コントローラ31b自身の電源状態や温度、圧力センサ入力値等から、第二中継ユニット3bの運転可否を判断し、ステップ143に進む。第一中継コントローラ31aからの運転可能/不可能情報には、第一中継コントローラ31a、熱源ユニットコントローラ11のいずれかが運転できない場合を含んでいる。
ステップ143では、停止から運転への変化を行うかどうかを判定し、変化を行う場合はステップ144に進み、行わない場合はステップ147に進む。この場合は室内ユニットコントローラ21aから運転指令を受信しており、第一中継コントローラ31aから運転可能情報を受信しており、第二中継ユニット3b自身も運転可能な場合とするため、ステップ144に進む。ステップ144では、運転指令情報、運転状態情報の更新を行い、ステップ145に進む。ここでは第二中継コントローラ31bの運転指令情報、運転状態情報を運転とする。
ステップ145では、第二中継ユニット3bにおける水回路の弁等を動作させ、ポンプを起動させる。その後、ステップ146に進む。ステップ146では第二中継ユニット3bにおける冷媒回路の弁等を動作させ、ステップ147に進む。
ステップ147では、運転から停止への変化を行うかどうかを判定し、変化を行う場合はステップ148に進み、行わない場合はステップ153に進む。この場合は変化しないものとしてステップ153に進む。ステップ153では、センサ入力の取込、アクチュエータ制御等の通常の処理を行い、ステップ154に進む。ステップ154では新たに通信を送信する処理を行う。ここでは第二中継ユニット3bの運転指令情報、運転状態情報が停止から運転に変化しているので、運転情報を、伝送線8を介して第一中継コントローラ31aに送信する。
次に第一中継コントローラ31aの動作について説明する。第一中継コントローラ31aはステップ120からステップ132の処理を実施している。まず、ステップ121では、新たに受信した通信の解析処理を行う。ここで受信する通信は、熱源ユニットコントローラ11と接続されている伝送線7を介する熱源ユニットコントローラ11からの運転可能/不可能情報、熱源ユニットコントローラ11の運転/停止状態情報、第二中継コントローラ31bと接続されている伝送線8を介する第二中継コントローラ31bからの運転/停止指令情報である。
解析処理実施後、ステップ122では、熱源ユニットコントローラ11からの運転可能/不可能情報と、第一中継コントローラ31a自身の電源状態や温度、圧力センサ入力値等から、第一中継ユニット3aの運転可否を判断し、ステップ123に進む。
ステップ123では、停止から運転への変化を行うかどうかを判定し、変化を行う場合はステップ124に進み、行わない場合はステップ126に進む。この場合は第二中継コントローラ31bから運転指令を受信しており、熱源ユニットコントローラ11から運転可能情報を受信しており、第一中継ユニット3a自身も運転可能な場合とするため、ステップ124に進む。ステップ124では運転指令情報、運転状態情報の更新を行い、ステップ125に進む。ここでは第一中継コントローラ31aの運転指令情報、運転状態情報を運転とする。
ステップ125では、第1中継ユニット3aにおける冷媒回路の弁等を動作させ、ステップ126に進む。ステップ126では、運転から停止への変化を行うかどうかを判定し、変化を行う場合はステップ127に進み、行わない場合はステップ131に進む。この場合は変化しないのでステップ131に進む。ステップ131では、センサ入力の取込、アクチュエータ制御等の通常の処理を行い、ステップ132に進む。ステップ132では新たに通信を送信する処理を行う。ここでは第一中継ユニット3aの運転指令情報、運転状態情報が停止から運転に変化しているので、運転情報を、伝送線7を介して熱源ユニットコントローラ11に送信する。
次に熱源ユニットコントローラ11の動作について説明する。熱源ユニットコントローラ11はステップ100からステップ113の処理を実施している。まず、ステップ101では、新たに受信した通信の解析処理を行う。ここで受信する通信は、第一中継コントローラ31aと接続されている伝送線7を介する第二中継コントローラ31bからの運転/停止指令情報である。
解析処理実施後、ステップ102では熱源ユニットコントローラ11自身の電源状態や温度、圧力センサ入力値等から、熱源ユニット1の運転可否を判断し、ステップ103に進む。
ステップ103では、停止から運転への変化を行うかどうかを判定し、変化を行う場合はステップ104に進み、行わない場合はステップ107に進む。この場合は第一中継コントローラ31aから運転指令を受信しており、熱源ユニット1自身も運転可能な場合とするため、ステップ104に進む。ステップ104では運転指令情報、運転状態情報の更新を行い、ステップ105に進む。ここでは熱源ユニットコントローラ11の運転指令情報、運転状態情報を運転とする。
ステップ105では、熱源ユニット1における冷媒回路の弁等を動作させ、ステップ106に進む。ステップ106では、熱源ユニット1における圧縮機を起動し、ステップ107に進む。ステップ107では、運転から停止への変化を行うかどうかを判定し、変化を行う場合はステップ108に進み、行わない場合はステップ112に進む。この場合は変化しないのでステップ112に進む。ステップ112では、センサ入力の取込、アクチュエータ制御等の通常の処理を行い、ステップ113に進む。ステップ113では新たに通信を送信する処理を行う。
(2)圧縮機停止時の通信
次に、冷凍空調装置の圧縮機停止時の通信内容について説明する。室内ユニットのうちの室内ユニット2aのみが運転している状態から、リモートコントローラ22aが操作され、運転を停止する場合の通信について説明する。まず、操作者がリモートコントローラ22aを操作し、運転停止の操作を行う。リモートコントローラ22aは停止情報を、伝送線9aを介して室内ユニットコントローラ21aに送信し、表示を停止表示に変更する。
室内ユニットコントローラ21aは、ステップ161にて、新たに受信した通信の解析処理を行う。解析処理実施後、ステップ162では室内ユニット2aの運転可否を判断し、ステップ163に進む。
ステップ163では、停止から運転への変化を行うかどうかを判定し、変化を行う場合はステップ164に進み、行わない場合はステップ166に進む。この場合はステップ166に進む。ステップ166では、運転から停止への変化を行うかどうかを判定し、変更を行う場合はステップ167に進み、行わない場合はステップ171に進む。この場合はステップ167に進む。
ステップ167では運転指令情報の更新を行い、ステップ168に進む。ここでは室内ユニットコントローラ21aの運転指令状態を停止とする。ステップ168では、第二中継コントローラ31bの運転状態が停止かどうかを判定し、停止の場合はステップ169に進み、停止でない場合はステップ171に進む。この場合は停止ではないのでステップ171に進む。ステップ171では、センサ入力の取込、アクチュエータ制御等の通常の処理を行い、ステップ172に進む。ステップ172では新たに通信を送信する処理を行う。ここでは室内ユニット2aの運転指令情報が運転から停止に変化しているので、運転情報を、伝送線10を介して第二中継コントローラ31bに送信する。
室内ユニットコントローラ21aは、運転指令情報は停止であるが運転状態情報は運転のままであるので、運転から停止への変化中の状態のまま、第二中継コントローラ31bの運転状態が停止になるまでこの処理を繰り返す。
次に第二中継コントローラ31bの動作について説明する。第二中継コントローラ31bは、ステップ141では新たに受信した通信の解析処理を行う。解析処理実施後、ステップ142では第二中継ユニット3bの運転可否を判断し、ステップ143に進む。ステップ143では、停止から運転への変化を行うかどうかを判定し、変化を行う場合はステップ144に進み、行わない場合はステップ147に進む。この場合はステップ147に進む。
ステップ147では、運転から停止への変化を行うかどうかを判定し、変化を行う場合はステップ148に進み、行わない場合はステップ153に進む。この場合はステップ148に進む。この時、もし他の室内ユニット(この例では2b)が運転している状態であった場合には、室内ユニット2aが停止となっても第二中継コントローラ3bの運転情報は停止とはならないため、運転から停止への変化は行わない。
ステップ148では運転指令情報の更新を行い、ステップ149に進む。ここでは第二中継コントローラ31bの運転指令情報を停止とする。ステップ149では、第一中継コントローラ31aの運転状態が停止かどうかを判定し、停止の場合はステップ150に進み、停止でない場合はステップ153に進む。この場合は停止ではないのでステップ153に進む。ステップ153では、センサ入力の取込、アクチュエータ制御等の通常の処理を行い、ステップ154に進む。ステップ154では新たに通信を送信する処理を行う。ここでは第二中継ユニット3bの運転指令情報が運転から停止に変化しているので、運転情報を、伝送線8を介して第一中継コントローラ31aに送信する。第二中継コントローラ31bは、運転指令情報は停止であるが運転状態情報は運転のままであるので、運転から停止への変化状態のまま、第一中継コントローラ31aの運転状態が停止になるまでこの処理を繰り返す。
次に第一中継コントローラ31aの動作について説明する。第一中継コントローラ31aはステップ121では、新たに受信した通信の解析処理を行う。解析処理実施後、ステップ122では第一中継ユニット3aの運転可否を判断し、ステップ123に進む。ステップ123では、停止から運転への変化を行うかどうかを判定し、変化を行う場合はステップ124に進み、行わない場合はステップ126に進む。この場合はステップ126に進む。
ステップ126では、運転から停止への変化を行うかどうかを判定し、変化を行う場合はステップ127に進み、行わない場合はステップ131に進む。この場合はステップ127に進む。この時、もし他の第二中継コントローラ(この例では31c)が運転状態であった場合には、第二中継コントローラ31bが停止となっても第一中継コントローラ31aの運転情報は停止とはならないため、運転から停止への変化は行わない。
ステップ127では運転指令情報の更新を行い、ステップ128に進む。ここでは第一中継コントローラ31aの運転指令情報を停止とする。ステップ128では、熱源ユニットコントローラ11の運転状態が停止かどうかを判定し、停止の場合はステップ129に進み、停止でない場合はステップ131に進む。この場合は停止ではないのでステップ131に進む。ステップ131では、センサ入力の取込、アクチュエータ制御等の通常の処理を行い、ステップ132に進む。ステップ132では新たに通信を送信する処理を行う。ここでは第一中継ユニット3aの運転指令情報が運転から停止に変化しているので、運転情報を、伝送線7を介して熱源ユニットコントローラ11に送信する。第一中継コントローラ31aは、運転指令情報は停止であるが運転状態情報は運転のままであるので、運転から停止への変化状態のまま、熱源ユニットコントローラ11の運転状態が停止になるまでこの処理を繰り返す。
次に、熱源コントローラ11の動作について説明する。熱源コントローラ11はステップ101では、新たに受信した通信の解析処理を行う。解析処理実施後、ステップ102では熱源ユニット1の運転可否を判断し、ステップ103に進む。ステップ103では、停止から運転への変化を行うかどうかを判定し、変化を行う場合はステップ104に進み、行わない場合はステップ107に進む。この場合はステップ107に進む。
ステップ107では、運転から停止への変化を行うかどうかを判定し、変化を行う場合はステップ108に進み、行わない場合はステップ112に進む。この場合はステップ108に進む。ステップ108では運転指令情報の更新を行い、ステップ109に進む。ここでは熱源ユニットコントローラ11の運転指令情報を停止とする。ステップ109では、熱源ユニット1における圧縮機を停止させ、ステップ110に進む。ステップ110では、熱源ユニット1における冷媒回路の弁等を動作させ、ステップ111に進む。ステップ111では、運転状態情報の更新を行い、ステップ112に進む。ここでは熱源ユニットコントローラ11の運転状態情報を停止とする。ステップ112では、センサ入力の取込、アクチュエータ制御等の通常の処理を行い、ステップ113に進む。ステップ113では新たに通信を送信する処理を行う。ここでは熱源ユニット1の運転指令情報、運転状態情報が運転から停止に変化しているので、運転情報を、伝送線7を介して第一中継コントローラ31aに送信する。
この通信(送信)を第一中継コントローラ31aが受信することにより、第一中継コントローラ31aはステップ128にて熱源ユニットコントローラ11が停止であると判断し、ステップ129に進む。ステップ129では第1中継ユニット3aにおける冷媒回路の弁等を動作させ、ステップ130に進む。ステップ130では、運転状態情報の更新を行い、ステップ131に進む。ここでは第一中継コントローラ31aの運転状態情報を停止とする。その後、ステップ132にて第一中継コントローラ31aの運転状態情報を第二中継コントローラ31bに送信する。
この通信(送信)を第二中継コントローラ31bが受信することにより、第二中継コントローラ31bはステップ149にて第一中継コントローラ31aが停止であると判断し、ステップ150に進む。ステップ150では第二中継ユニット3bにおける冷媒回路の弁等を動作させ、ステップ151に進む。ステップ151では、第二中継ユニット3bにおける水回路のポンプ停止を行い、水回路の弁等を動作させ、ステップ152に進む。ステップ152では運転状態情報の更新を行い、ステップ153に進む。ここでは第二中継コントローラ31bの運転状態情報を停止とする。その後、ステップ154にて第二中継コントローラ31bの運転状態情報を室内ユニットコントローラ21aに送信する。
この通信(送信)を室内ユニットコントローラ21aが受信することにより、室内ユニットコントローラ21aはステップ168にて第二中継コントローラ31bが停止であると判断し、ステップ169に進む。ステップ169では室内ユニット21aにおける水回路の弁等を動作させ、ステップ170に進む。ステップ170では運転状態情報の更新を行い、ステップ171に進む。ここでは室内ユニットコントローラ21aの運転状態情報を停止とする。その後、ステップ172にて室内ユニットコントローラ21aの運転状態情報をリモートコントローラ22aに送信する。
圧縮機の起動中にポンプが動いていない場合には、水が流動していないために水温が急激に変化し、それに応じて圧縮機の高圧圧力が急激に上昇又は低圧が急激に低下し、異常停止に至る可能性がある。しかし、本発明の冷凍空調装置の情報伝達方法においては、一時的なノイズやトラフィック増加による通信の失敗が発生した場合にも、圧縮機の起動前には必ずポンプが起動しており、必ず圧縮機の停止後にポンプを停止させることが可能となる。このため、情報伝達の安定性を確保することができ、ハードウェア的なインターロックを不要とすることができる。また、各ユニット間の通信を異なる媒体・手段(ハードウェア及びソフトウェアを含む)で行うことにより、製品構成の自由度を上げることもできる。さらに、それぞれに最適な媒体・手段を使用することで、品質の向上、コストの低減を実現でき、アドレス配置の自由度を向上させ、通信トラフィックを削減することができる。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2における冷凍空調装置の情報伝達装置の構成を示している。図4に示した冷凍空調装置は、熱源メインユニット(室外メインユニット)1a、熱源サブユニット(室外サブユニット)1b,1c、第一中継ユニット3a、第二中継ユニット3b,3cが、冷媒配管4a,4b,4c,4d,4eで接続されてひとつの冷媒回路系を構成している。なお、熱源サブユニットがない構成としてもよい。
また、第二中継ユニット3bと複数の室内ユニット(利用側ユニット)2a,2bが水配管5a,5bで接続されて1つの水回路系を構成し、第二中継ユニット3cと複数の室内ユニット(利用側ユニット)2c,2dが水配管5c,5dで接続されて1つの水回路系を構成している。
熱源ユニット1a,1b,1cは圧縮機、四方弁等の弁回路および室外側熱交換器などを備え、システムとして必要な熱を冷媒に乗せて供給する。
第一中継ユニット3aは気液分離器や弁回路などを備え、搬送された冷媒を高圧ガス、中圧液、低圧ガスの3つに分離し、冷房用、暖房用の熱源として供給する。
第二中継ユニット3b,3cは冷媒−水熱交換器、切換弁、水ポンプなどを備え、冷房用冷媒、暖房用冷媒から必要な熱を水に伝達し、水回路に必要な熱量を蓄えた水を循環する。
室内ユニット2a〜2dは室内側熱交換器を備え、循環された水から熱量を室内空気に熱交換伝達する。
熱源ユニット1a,1b,1cは、熱源ユニットコントローラ11a,11b,11cでそれぞれ制御され、第一中継ユニット3aは第一中継コントローラ31aで制御される。第二中継ユニット3b,3cは第二中継コントローラ31b,31cでそれぞれ制御される。室内ユニット2a〜2dは室内ユニットコントローラ21a〜21dでそれぞれ制御される。熱源ユニットコントローラ11a,11b,11cと第一中継コントローラ31aは、伝送線7で相互に情報伝達可能に直接接続されている。第一中継コントローラ31aと第二中継コントローラ31b,31cは伝送線8で相互に情報伝達可能に直接接続されている。第二中継コントローラ31b,31cと室内ユニットコントローラ21a〜21dは伝送線10で相互に情報伝達可能に直接接続されている。また、室内ユニットコントローラ21a〜21dはそれぞれリモートコントローラ22a〜22dと、伝送線9a〜9dで相互に情報伝達可能に直接接続されている。
図5は、図4に示す冷凍空調装置のシステムが複数存在する場合の情報伝達システム(通信システム)を示した図である。ある冷媒系統の熱源ユニットメインコントローラ11aと、別の冷媒系統の熱源ユニットメインコントローラ11dが伝送線15で接続されており、伝送線15にはさらに冷凍空調装置を集中管理するための集中コントローラ51が接続されている。
なお、それぞれの冷媒系統(冷媒配管,水配管で接続されたユニット)を一点鎖線の枠で示している。
従来の冷凍空調装置では、伝送線7,8,10,12,13,14は全て同じ手段・媒体で構成される場合が一般的であり、さらに伝送線9a〜9hもこれらと同じ手段・媒体で接続される場合もあった。
このように全ての伝送線を同じ手段・媒体とする構成の利点としては、それぞれのコントローラが1つの送受信回路のみを装備すれば良いことや、配線工事が容易であることがある。しかし、近年ではシステムの大規模化や機能の高度化により、このようなシステムにおいて、通信トラフィックの増加や、アドレス空間の占有の問題が発生している。通信トラフィックに関しては、同一バス上に多くのコントローラが存在しているため、通信トラフィックがコントローラ台数に比例して増大する。また、同一バス上で通信を行うにはそれぞれのコントローラが異なる自己アドレスを保有する必要がある。例えば図5のシステムの場合には29個のアドレスが必要となるが、実際の冷凍空調装置では、一つの冷媒系統の室内機台数はもっと多いことが一般的である。そのため、実際に集中コントローラにて運転/停止や設定変更等を行う管理対象は室内機であるが、熱源ユニットや中継ユニットの個数が多いためにアドレス空間を占有し、接続台数が制限されるという問題が発生する。
また、全ての伝送線を同じ手段・媒体とする伝送方式では、全てのコントローラが相互に通信可能である反面、複数の異なるコントローラから異なる指令を受けることも可能となるため、制御の競合やアンマッチを発生させないための通信プロトコルを構築する必要がある。
図6は、図5と同様に図4に示す冷凍空調装置が複数存在する場合の情報伝達システム(通信システム)を示した図であるが、ここでは、伝送線8,13を他の伝送線とは異なる手段・媒体(ソフトウェア、ハードウェアを含む)で構成した場合の例を示したものである。このように構成した場合、熱源ユニット側の通信バスと、室内ユニット側の通信バスを分離することが可能となる。これによって、それぞれの通信バスの通信トラフィックを大きく削減することができる。さらに占有するアドレス空間も、この例では、熱源ユニット側が9個、室内ユニット側が20個となる。ここで、熱源ユニット側と室内ユニット側で同じアドレス設定を行っても、熱源ユニット側では第一中継コントローラ31aとの間で、室内ユニット側では第二中継コントローラ31b,31cとの間でそれぞれ通信を行うため、システムとしては問題なく識別可能である。よって、設定可能なアドレスが増加するのと等価となり、コントローラ台数の増加に対応することができ、アドレス配置の自由度を上げることができる。また、通信バスを分離することにより、通信可能なコントローラを限定することによって、制御アルゴリズムと通信プロトコルを簡略化できるという効果もある。
なお、図6では熱源ユニットメインコントローラ11a,11dに、複数の冷媒系統を接続する伝送線15を配し、それに集中コントローラ51を接続しているが、第一中継コントローラ31a,31d、または第二中継コントローラ31b,31c,31e,31f、または室内ユニットコントローラ21a〜21hに複数の冷媒系統を接続する伝送線と集中コントローラを接続しても良い。室内ユニットコントローラに接続する場合は、屋外の熱源ユニットまで伝送線を接続する必要がないため、複数の冷媒系統を接続する伝送線長が短くなるという利点がある。また、第一中継コントローラまたは第二中継コントローラに接続する場合も同じ利点があると同時に、室内ユニットや熱源ユニットと異なる手段・媒体の伝送線に接続することによって、さらにアドレス配置の自由度を向上させ、通信トラフィックを削減することができるという利点がある。
図6については、第一中継コントローラと第二中継コントローラの間を他とは異なる通信媒体を使用するように記載した。しかし、第二中継コントローラが、第一中継コントローラと通信する場合と室内機コントローラと通信する場合に、異なる通信手段や媒体(ソフトウェア、ハードウェアを含む)を採用することにより、熱源ユニットコントローラ−第一中継コントローラ−第二中継コントローラと、第二中継コントローラ−室内ユニットコントローラ、の二つの異なる伝送媒体に分離する、ということも可能である。これはいわゆるゲートウェイ方式であり、例えば第二中継コントローラのみが伝送の読み替えを実施すれば、上記2つの伝送媒体が物理的には同じ方式であっても、システムとしては二つに分離できるので構成が簡便である。
また、このように各コントローラが固有のアドレスを持ち、専用の通信手段で他機器との通信をすることでシステムを構築するので、コントローラは専用品となるが、各サブシステムは、コントローラのみ専用品とし、構造部分は汎用品を採用することも可能である。特に、室内機は空気−水熱交換器であり基本的に熱交換器と送風機の組合せになるので設計上の制約は少なく、利用者の選択範囲を広げる意味でコントローラ部と構造部を分離可能としておくことは有効である。
上記各実施の形態で説明した情報伝達システムは、熱源側に冷媒回路を備え、利用側に前記冷媒回路と熱交換を行う水回路を備えた冷凍装置や空調装置に利用できる。

Claims (5)

  1. 室外側熱交換器を備えた少なくとも1台の冷凍空調装置の熱源ユニットと、前記熱源ユニットからの冷媒が通る気液分離器を備えた1台の第一中継ユニットと、前記第一中継ユニットからの冷媒が通る冷媒−水熱交換器を備えた少なくとも1台の第二中継ユニットとが冷媒配管で接続され、前記第二中継ユニットと室内側熱交換器を備えた少なくとも1台の室内ユニットとが水配管で接続され、前記室内ユニットは、前記室内側熱交換器により、前記冷媒−水熱交換器で熱交換された水と室内空気と間で熱交換するようにされている冷凍空調装置の情報伝達システムであって、
    各ユニット間の通信は、伝送線を介して、前記熱源ユニットと前記第一中継ユニット間、前記第一中継ユニットと前記第二中継ユニット間、前記第二中継ユニットと前記室内ユニット間のみでそれぞれ行い、
    冷凍空調装置の起動/停止時に、各ユニット間の動作順序を通信プロトコルにより規定し、
    冷凍空調装置の起動時は、前記室内ユニット、前記第二中継ユニット、前記第一中継ユニット、前記熱源ユニットの順に起動動作が行われ、冷凍空調装置の停止時は、熱源ユニット、前記第一中継ユニット、前記第二中継ユニット、前記室内ユニットの順に停止動作が行われるようにしていることを特徴とする冷凍空調装置の情報伝達システム。
  2. 少なくとも前記第一中継ユニットと前記第二中継ユニットとの間における通信の手段又は媒体を、他のユニット間における通信の手段又は媒体と相違させていることを特徴とする請求項に記載の冷凍空調装置の情報伝達システム。
  3. 前記第二中継ユニットが、前記第一中継ユニットと通信する場合と前記室内ユニットと通信する場合とで、異なる通信手段又は媒体により通信を行うことを特徴とする請求項に記載の冷凍空調装置の情報伝達システム。
  4. 各ユニットはそれぞれのユニットの動作を制御するコントローラをそれぞれ備え、
    通信を行う各ユニット間において、一方のユニットが有する前記コントローラの運転/停止指令情報が他方のユニットに送信され、前記他方のユニットが有する前記コントローラの運転/停止状態情報が前記一方のユニットに送信されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の冷凍空調装置の情報伝達システム。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の冷凍空調装置を複数備えた冷凍空調装置の情報伝達システムであって、
    各冷凍空調装置の各熱源ユニットのコントローラ、各第一中継ユニットのコントローラ、各第二中継ユニットのコントローラ、又は各室内ユニットのコントローラをそれぞれ接続して集中管理する集中コントローラを備えたことを特徴とする冷凍空調装置の情報伝達システム。
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