JP5258673B2 - 検体処理システムの分注計画方法及び分注計画装置 - Google Patents

検体処理システムの分注計画方法及び分注計画装置 Download PDF

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Description

本発明は、血液や尿等の検体に対する前処理(例えば遠心分離処理、分注処理)や検体に対する分析処理を実行する検体処理システムにおける検体の分注計画方法や検体の分注を計画する装置に関する。
検体(血液、尿等)を複数の空検体容器に分注する分注装置と、検体の成分を分析する複数の自動分析装置とを接続した検体搬送システムに関する文献として、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4がある。
特許文献1には、検体の緊急度や検体の種類、依頼項目等の情報に基づいて検体を分注装置に搬入する順序を制御することが記載されている。特許文献2には、自動分析装置の処理時間の予測に基づいて検体を自動分析装置に供給するタイミングを制御する技術が記載されている。特許文献3には、自動分析装置の負荷を均等化するように検体を振り分ける制御が記載されている。特許文献4には、分析装置の負荷を平均化するように検体の搬送順序を制御する技術が記載されている。
特開平9−43246号公報 特開平2−64463号公報 特開平10−90276号公報 特開2000−88860号公報
検体処理システムでは、検体(血液や尿等)を複数の空検体容器に分注する分注モジュールと、検体の成分を分析する複数の分析モジュールとが、検体を運搬する搬送モジュールにより連結される。従来、この種の検体処理システムでは、オペレータが予め設定した規則に従って分注モジュールで生成する検体数を決定する分注計画技術が採用されている。
このため、従来の分注計画では、検体の依頼項目に依存して分注モジュールで生成される検体数が増加することがあり、検体を分析モジュールへ搬送する搬送処理の時間的負荷の増大により搬送モジュールが混雑する場合があった。この混雑は、分析モジュールの処理性能(スループット:TP)や検体の処理時間(ターンアラウンドタイム:TAT)を低下させる。
本発明は、搬送モジュールの混雑を解消して高スループット、かつ、高ターンアラウンドタイムを実現できる分注計画方法を提供することを目的とする。
この目的の解決のため、本発明は、検体に対して依頼された検査項目である依頼項目に基づいて検体を分注する空検体容器の集合を選択する分注規則を複数登録可能な分注規則設定手段(工程)と、分注規則と搬送モジュールの負荷と分析モジュールの負荷とに基づいて検体を分注する空検体容器を計画する分注計画手段(工程)とを有する。
本発明によれば、搬送モジュールの負荷が過大とならないように検体数を調整でき、搬送モジュールの混雑を回避することができる。また、搬送モジュールの混雑回避により検体の搬送待ち時間が少なくなり、分析モジュールのスループット(TP)と検体のターンアラウンドタイム(TAT)を改善することができる。
本発明の実施の形態に係る検体処理システムの構成を示す図。 ラックの搬送制御手順を示すシーケンス。 分注規則設定手段を通じて提供される表示画面例を示す図。 分注規則適用条件設定手段を通じて提供される表示画面例を示す図。 分注計画手段で実行される処理手順例を示すフローチャート。 分注計画手段の適用例を示す図。 分注計画手段の適用例を示す図。 分注計画手段の適用例を示す図。 分注規則設定手段による効果を示す図。 分注計画手段による効果を示す図。 分注計画手段による効果を示す図。 子検体容器の割付処理手順例を示す図。 子検体容器に対する割付適用例を示す図。 子検体容器に対する割付処理の効果を示す図。 緊急検体の子検体容器の割付処理手順例を示す図。 緊急検体の子検体容器の割付適用例を示す図。 緊急検体の子検体容器に対する割付処理の効果を示す図。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。なお、後述する装置構成や処理動作の内容は一例であり、実施の形態と既知の技術との組み合わせや置換により他の実施の形態を実現することもできる。
(A)実施の形態1
(A−1)システム構成例
以下では、検体を複数の空検体容器に分注できる分注モジュールと、異種類の分析モジュール(例えば生化学分析装置や免疫分析装置)とを有する検体処理システムを対象とした実施の形態を説明する。
図1に、本発明の実施の形態に係る検体処理システムの一構成例を示す。検体処理システムは、搬送モジュール101、分注モジュール103、分析モジュール105、ラック投入部106、ラック回収部107、子検体ラック投入部108、制御部111、表示装置112、入力装置113、ネットワーク114等により構成される。
ここで、搬送モジュール101は、ラック投入部106から後述するモジュールにラックを搬送するモジュールである。この実施の形態の場合、ラックは、例えば5本の検体を同時に搭載できるものを使用する。ラック投入部106は、検体を搭載したラックをオペレータが投入する領域である。ラック回収部107は、オペレータがラックを外部に取り出す領域である。子検体ラック投入部108は、オペレータが空の検体容器(以下、「子検体容器」という。)を搭載したラック(以下、「子検体ラック」という。)を投入する領域である。
分注モジュール103は、ラック投入部106から投入された検体を子検体容器に分注するモジュールである。以下、「ラック投入部」106から投入された検体を「親検体」といい、親検体を搭載したラックを「親検体ラック」という。また、親検体から分注された子検体容器の検体を「子検体」という。
分析モジュール105は、検体の成分を分析するモジュールである。表示装置112は、例えば液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイその他のディスプレイである。入力装置113は、例えばマウス、キーボード、ポインティングデバイス等である。ネットワーク114は、制御部111と各モジュール(搬送モジュール101、分注モジュール103、分析モジュール105)とを接続するLAN等である。
制御部111は、メモリ、ハードディスク、CPU等を有する。例えばメモリやハードディスクには検体搬送システムの制御プログラムが格納されている。CPUが、これらの記憶領域から制御プログラムを読み出して実行する。
この実施の形態の場合、制御部111が提供する機能は、分注規則設定手段121、分注規則適用条件設定手段122、分注計画手段123、分注規則DB(Data Base)124、分注規則適用条件DB(Data Base)125で構成される。制御部111の処理機能が、特許請求の範囲における「分注計画装置」に対応する。
分注規則設定手段121は、後述する分注規則(親検体を分注する子検体容器の集合を決定する規則)を設定する機能を提供する。分注規則適用条件設定手段122は、後述する分注規則適用条件(日時情報等に基づいて適用する分注規則を決定する条件)を設定する機能を提供する。分注規則DB(Data Base)124は、分注規則を格納したデータベースである。分注規則適用条件DB(Data Base)125は、分注規則適用条件を格納したデータベースである。分注計画手段123は、分注規則DB124と分注規則適用条件DB125を用いて、後述する分注計画方法により親検体を分注する子検体容器を決定する機能を提供する。
ここで、分注規則設定手段121、分注規則適用条件設定手段122、分注計画手段123は、制御部111のメモリやハードディスクに格納されたソフトウェアであり、必要に応じてCPUに読み出されて実行される。
(A−2)分析制御シーケンス
図2に、検体処理システムにおける分析制御シーケンス例を示す。図2には、ラックと検体の移動を、モジュールと制御部111との関係で表している。
ラック投入部106から投入された親検体ラックは、搬送モジュール101により不図示のバーコード読取位置に搬送される。この際、検体に付与されたバーコードの読み取り結果が、搬送モジュール101から制御部111に送信される(ラック搬入報告201)。
制御部111は、バーコード情報に基づいて検体に依頼された検査項目(以下、「依頼項目」とする。)と、分注依頼(親検体を子検体に分注するか否か)を確認すると、分注モジュール103の分注位置にラックを搬送する要求を送信する(ラック搬送要求202)。
なお、この実施の形態の場合、分注位置には親検体ラックの搬送ラインが1本存在し、これを親検体分注ラインと呼ぶ。
親検体分注ラインへの搬送が完了すると、制御部111は、ラック搬送完了報告203により親検体ラックが分注位置に存在することを認識する。一方、子検体ラック投入部108から投入された子検体ラックは、分注モジュール103の内部にあるバーコード読取位置に搬送され、子検体容器に付与されたバーコードの読み取り結果が制御部111に送信される(ラック搬入報告204)。
制御部111は子検体容器の有無を確認し、子検体ラックを分注モジュール103の分注位置へ搬送する要求を送信する(ラック搬送要求205)。この実施の形態の場合、分注位置には子検体ラックの搬送ラインが3本存在し、各々の搬送ラインを子検体分注ライン1、子検体分注ライン2、子検体分注ライン3と呼ぶ。分注モジュール103は、これら3本の分注ラインの中でラックが不足している分注ラインを自動的に選択して搬送し、搬送完了時に制御部111へラック搬送完了報告206を送信する。
以上の制御シーケンスにより、親検体分注ラインに親検体ラック、子検体分注ライン1、子検体分注ライン2、子検体分注ライン3にそれぞれ子検体ラックが存在し、親検体分注ラインの親検体ラックには親検体が5本、各子検体分注ラインの子検体ラックには子検体容器が5本存在する状態となる。
制御部111は親検体ラックと子検体ラックの存在を認識し、後述する分注計画手段123に基づいて親検体をどの子検体分注ライン上のどの子検体容器に分注するかを計画する。
分注計画は分注モジュール103に送信され(分注要求211)、分注計画に従って親検体が子検体容器に分注される。制御部111は検体の分注が完了した時点で分注完了報告212を受信し、親検体ラック上の全ての親検体の分注依頼を処理したか、又は、子検体ラック上の全ての子検体容器に親検体が分注されれば、親検体又は子検体の依頼項目を分析するべき分析モジュールを決定する。この決定方法は、例えば分析モジュールの負荷(分注処理を行う予定時間)が小さい分析モジュールが優先的に選択される方法とする。
制御部111は、ラックを搬送モジュール101経由で該当する分析モジュールに搬送する要求を送信する(ラック搬送要求213)。
搬送が完了すると、各々のモジュールから制御部111にラック搬送完了報告214が送信される。これにより制御部111は、該当する分析モジュールに検体が到着したことを認識し、該当する分析モジュールで分析すべき依頼項目を送信する(分析要求215)。分析モジュールは検体をモジュール内部に分注して分析を開始し、分注が完了すれば分注完了報告216を送信する。これにより、制御部111は、分析モジュールの分注が完了したことを認識し、次に搬送するべき分析モジュールを決定する。
搬送するべき分析モジュールが無くなれば、制御部111は、ラック回収部107への搬送を要求する(ラック搬送要求217)。一方、分析モジュール105で分注された検体は、検体と試薬の反応過程や免疫抗体反応の測定によりその成分が分析され、検査項目毎に定められた分析所要時間が経過した後、分析結果が制御部111に送信される(分析完了報告218)。以上の制御シーケンスにより、検体の分析処理が完了する。
(A−3)分注規則の設定画面例
図3に、分注規則設定手段121の処理機能を通じて表示装置112に表示される設定画面例を示す。図3の場合、設定画面は、分注規則識別名301、分注ラインリスト302、検査項目カテゴリ選択チェックリスト303、検査項目リスト304、OKボタン311、キャンセルボタン312で構成される。
このうち、分注規則識別名301は、分注規則の識別名を設定するテキストボックスであり、オペレータが任意の名前を設定することができる。分注ラインリスト302は、分注モジュール103の分注位置に存在するラインの識別名であり、親検体の分注位置は親検体分注ライン、子検体の分注位置は子検体分注ライン1、子検体分注ライン2、子検体分注ライン3で構成される。
検査項目リスト304は、分析モジュール105で分析可能な検査項目のリストである。オペレータは分注ラインリスト302で選択した分注ライン上の検体に割り付ける検査項目リスト304を任意に選択できる。例えば子検体分注ライン1にASTを割り付けた場合、子検体分注ライン1に存在する子検体容器に親検体を分注し、その結果生成された子検体を用いてASTを分析する規則を意味する。また、親検体分注ラインにT3を割り付けた場合、親検体を用いてT3を分析する規則を意味する。
なお、一つの検査項目を複数の分注ラインに割り付けることも可能とする。例えばASTを子検体分注ライン1と子検体分注ライン2に割り付けた場合、子検体分注ライン1と子検体分注ライン2のいずれか一方の子検体容器に親検体を分注し、その結果生成された子検体を用いてASTを分析する規則を意味する。
検査項目カテゴリ選択チェックリスト303は、複数の検査項目をセットにするための分類である。オペレータが検査項目カテゴリのチェックボックスをチェックすると、その検査項目カテゴリに含まれる検査項目リスト304が自動的に選択される。例えば生化学項目をチェックすると、全ての生化学項目が選択され、分析モジュール1の測定項目をチェックすると分析モジュール1で測定可能な検査項目が全て選択される。
オペレータがOKボタン311を押下すると、表示装置112上で設定した分注規則の内容が分注規則DB124に保存される。オペレータがキャンセルボタン312を押下すると、画面上の設定内容が破棄される。
(A−4)分注規則適用条件の設定画面例
図4に、分注規則適用条件設定手段122の処理機能を通じて表示装置112に表示される画面例を示す。図4の場合、設定画面は、適用条件リスト401、分注規則選択リスト402、追加ボタン403、優先順411、分注規則適用条件リスト412、アップダウンボタン413、削除ボタン414、OKボタン421、キャンセルボタン422で構成される。
このうち、分注規則リスト402には、分注規則設定手段121の処理機能を通じて設定された分注規則がリスト表示される。なお、分注規則は、分注規則DB124に保存されている。
適用条件リスト401には、分注規則選択リスト402の適用時に満足しなければならない条件がリスト表示される。適用条件は、例えば日時に関する条件、分析モジュール105の稼動状況に関する条件、検体の待ち時間や緊急度に関する条件等を設定可能とする。
オペレータが追加ボタン403を押下した場合、分注条件リスト401と分注規則リスト402に表示された項目のうち選択された項目の組が、分注規則適用条件リスト412の最後尾に追加される。
優先順411は、適合する分注規則適用条件を検索する際の優先順位であり、値が小さい分注規則適用条件ほど優先度が高いものとする。アップダウンボタン413は、分注規則適用条件リスト412上で選択した項目の優先順位を変更するボタンである。例えばオペレータがある項目を選択した状態でアップボタンを押下した場合、選択項目の優先順が1つ上がる。一方、オペレータがある項目を選択した状態でダウンボタンを押下した場合、選択項目の優先順が1つ下がる。
オペレータが削除ボタン414を押下すると、分注規則適用条件リスト412の選択項目が画面上から削除される。オペレータがOKボタン421を押下すると、表示装置112の画面上で設定された分注規則適用条件の内容が、分注規則適用条件DB125に保存される。オペレータがキャンセルボタン422を押下すると、画面上での設定内容が破棄される。
(A−5)分注計画手段による処理手順例
図5に、分注計画手段123を通じて実行される処理手順の概略を示す。なお、図6〜図8に分注計画の生成手順例を示す。なお、図6は、図5のステップ501〜ステップ506に対応する。また、図7は、図5のステップ507に対応する。図8は、図5のステップ508〜ステップ509に対応する。
図5に示すように、分注計画手段123は、まず、分注規則適用条件DB125から分注規則適用条件リスト412を読み出し、優先順411の値が小さい順に適用条件リスト401が合致するかどうかを判定する。例えば、適用条件リスト401が日時に関する条件で月曜日と設定されていた場合、当日が月曜日であれば合致するとみなす。
次に、合致する分注規則選択リスト402の識別名をキーとして分注規則DB124から分注ラインリスト302と検査項目リスト304の設定を読み出し、検査項目名601と分注ライン602の対応を決定する(ステップ502)。図6〜図8では、子検体分注ライン1をLine1、子検体分注ライン2をLine2、子検体分注ライン3をLine3、親検体分注ラインをLine0と記述する。
次に、検査項目名601の分析が可能な分析可能モジュール603を取得する(ステップ503)。分析が可能とは、分析モジュールに当該検査項目がアサインされ、かつ、当該検査項目の分析に必要な消耗品(試薬等)が存在する状態をいう。図6〜図8では、分注モジュール103からの距離が近い分析モジュールから順番にAU1、AU2、…と記述する。
次に、分析モジュールでの分注処理が確定済みの依頼項目数に基づいて、分析モジュール611の負荷(分注処理の完遂までに要する時間)612を計算する(ステップ504)。分析モジュールの負荷612は、以下の計算式により見積もることができる。
L(AUi)=Ni×Ci
ただし、この計算式では、分析モジュールiの負荷をL(AUi)、分析モジュールiでの分注が見積もられる依頼項目数をNi、分析モジュールにおいて1回の分注処理に要する平均時間をCiとする。この計算式で表されるように、負荷L(AUi)はリアルタイムで変動し得る。
次に、親検体(親検体識別子620で特定される)について設定されている依頼項目621のうち、検査項目名601と分注ライン602の対応が一意に決まっているものに対し、分注ラインを割り当てる(ステップ505)。例えば、検査項目TPは分注ラインがLine1と一意に決まっている。このため、親検体1の依頼項目TPと親検体2の依頼項目TPに対応する欄には分注ラインとしてLine1が割り付けられる。このことは、Line1にある子検体ラック上の空検体容器に親検体を分注し、生成された子検体により依頼項目TPを分析することを意味する。
次に、ステップ505で分注ラインを一意に決定できなかった親検体の依頼項目621について、検査項目名601と分注ライン602との対応に基づいて、割付可能な分注ラインのリスト623を作成し、これに基づいて分注ラインの割付パターンを生成する(ステップ506)。割付パターンを生成する方法には、例えば出現する分注ラインの種類の数が最小となる割付パターン624や種類の数が最大となる割付パターン625を生成する。また、親検体分注ラインへ優先的に割り付けるパターンや子検体分注ラインへ優先的に割り付けるパターンを生成することも可能である。
次に、ステップ506で生成した割付パターン624、625に対して、以下の手順により搬送モジュールの負荷636を計算する(ステップ507)。まず、割付パターン624及び625に基づいて各分注ライン631に割り付ける親検体の依頼項目632を決定する。
次に、検査項目を分析可能な分析可能モジュール603に基づいて、依頼項目632を分析するために搬送する必要がある搬送予定分析モジュール633を決定する。例えば図6の場合、割付パターン1のLine1に割り付けた依頼項目ASTの分析可能モジュールはAU1又はAU2である。ただし、分析モジュールの負荷612を比較すると、負荷が小さいAU2へ搬送する予定と見積もることができる。同様に、Line1に割り付けた依頼項目TP、ALTを分析するための搬送予定モジュールはそれぞれAU3、AU1とみなすことができる。以上より、Line1に割り付けた依頼項目632を分析するための搬送予定分析モジュール633は、AU1、AU2、AU3となる。その搬送順序634は、分析モジュールの負荷612が小さい順に搬送されると予測されるため、AU2→AU1→AU3の順序で搬送するとみなすことができる。
この搬送順序634と、搬送元モジュール641から搬送先モジュール642への平均搬送所要時間643に基づいて搬送モジュールの負荷を計算する。この負荷も、後述する計算式で与えられるようにリアルタイムで変動し得る。
ここで、搬送モジュールの負荷をL(Line)、分注モジュール103から分析モジュールiへの平均搬送所要時間をTi、分注モジュールから分析モジュールiへの搬送が見積もられるラック数をNi、分析モジュールiから分析モジュールjへの平均搬送所要時間をTij、分析モジュールiから分析モジュールjへの搬送が見積もられるラック数をNij、分注モジュール103からラック回収部107への平均搬送所要時間をT0、分注モジュール103からラック回収部107への搬送が見積もられるラック数をN0、分析モジュールiからラック回収部107への平均搬送所要時間をT9、分析モジュールiからラック回収部107への搬送が確定しているラック数をN9とする。このとき、L(Line)は、次式で表すことができる。
L(Line) = T0×N0 + T9×N9 + ΣTi×Ni + ΣTij×Nij
例えば割付パターン1の分注ライン1で生成される子検体ラックの搬送順序634はAU2→AU1→AU3→回収と見積もられる。このため、この子検体ラックの搬送所要時間635は、分注モジュール103からAU2への平均搬送所要時間8.0、AU2からAU1への平均搬送所要時間6.0、AU1からAU3への平均搬送所要時間8.0、AU3からラック回収部107への平均搬送所要時間10.0を加算し、32.0と見積もることができる。
同様の計算を各分注ラインの子検体ラックと装置内のラックについて行い、その値を加算することで搬送モジュールの負荷636を見積もることができる。例えば、装置内のラックの搬送モジュールの負荷が400.0であったとすると、割付パターン1の搬送モジュールの負荷636は480.0(=32.0+24.0+24.0+400.0)となり、割付パターン2の搬送モジュールの負荷636は500.0(=32.0+24.0+20.0+24.0+400.0)となる。
以上で計算した分析モジュールの負荷L(AUi)と搬送ラインの負荷L(Line)に基づいて、割付パターン624及び625から適切な割付パターンを選択する(ステップ508)。適切な割付パターンは、例えば搬送モジュールの負荷が分析モジュールの負荷612の最小値を超えない割付パターンのうち、搬送モジュールの負荷が最大のものを選択する。例えば分析モジュールの負荷612の最小値は500.0であり、これを超えない搬送モジュールの負荷となる割付パターン1が選択される。このように選択することで、搬送モジュールの負荷と分析モジュールの負荷が均等化される割付パターンを選択することができる。
最後に、分注ライン631にある子検体ラック上の子検体容器の中から、親検体の分注先子検体容器637を選択する(ステップ509)。例えば親検体ラック上の先頭の親検体を優先的に子検体ラック上の先頭に近い子検体容器へ割り付ける。以上のステップにより、親検体の依頼項目632の分注計画が完了する。
(A−6)シミュレーション結果例
(i)分注規則を用いる効果
図9に、分注規則301の効果を確認するシミュレーション結果の一例を示す。なお、図9のシミュレーションは、分注モジュール1台、生化学分析モジュール2台(AU1とAU 2)、免疫分析モジュール1台(AU 3)、ISE分析モジュール1台(AU 4)で構成される検体処理システムを対象とする。また、各モジュールには、ラックを一時的に保持できるバッファが接続されているものとする。
この検体処理システムにおいて、分注規則301が無効な場合(分注モジュールで子検体を生成しない場合)と、分注規則301が有効な場合(分注モジュールで子検体を生成する場合)における分析モジュールのTPと検体のTATの比較を行った。
検体の依頼項目は、AU1、AU2、AU3、AU4で分析可能な項目をそれぞれ平均6項目、1.8項目、0.5項目、3.0項目とし、分注規則301の設定は生化学項目を子検体分注ライン1に割付、免疫項目を子検体分注ライン2に割付とした。また、自動再検の機能(検体を分析モジュール105で分注した後、分析結果が出揃うまで分析待機バッファ104で待機する機能)、免疫優先分析の機能(必ず最初に免疫項目を分析する機能)を共に有効とした。図9では、分注規則301が無効な場合のTP推移801をグラフ形式により、分析モジュールの平均TP802を表形式により、検体のTAT803をグラフ形式により、平均TATと最悪TAT804を表形式により示す。また、分注規則301が有効な場合のTP推移811をグラフ形式により、各分析モジュールの平均TP812を表形式により、検体のTAT813をグラフ形式により、平均TATと最悪TAT814を表形式により示す。
平均TP802と平均TP812を比較すると、分注規則301の設定により全ての分析モジュールのTPが向上したことが分かる。また、表804と表814を比較すると、分注規則301を有効としたことで検体の平均TATと最悪TATが共に改善(短縮)したことが分かる。以上より、分注規則301を適切に設定することで分析モジュールのTPと検体のTATを共に改善(短縮)することができる。
(ii)分注規則適用条件を用いる効果
図10に、分注規則適用条件リスト412の効果を確認するシミュレーション結果の一例を示す。シミュレーションの対象は、前述した分注規則301の効果を確認するシミュレーションと同様であり、検体の依頼項目の平均値も同様とした。ただし、図10の場合には、曜日毎に検体間で免役項目の依頼確率に偏りがある状況を想定した。
分注規則適用条件リスト412を有効にした場合、適合する分注規則301は免役項目の依頼確率の偏りを考慮したものであり、生化学項目を子検体分注ライン1に割付、免疫項目を親検体分注ラインに割付とした。
また、分注規則適用条件リスト412を無効とした場合、適合する分注規則は前述した分注規則301の効果を確認するシミュレーションと同様とした。図10では、分注規則適用条件リスト412を無効にした場合のTP推移901をグラフ形式により、分析モジュールの平均TP902を表形式により、検体のTAT903をグラフ形式により、平均TATと最悪TAT904を表形式により示す。
また、分注規則適用条件リスト412を有効にした場合のTP推移911をグラフ形式により、各分析モジュールの平均TP912を表形式により、検体のTAT913をグラフ形式により、平均TATと最悪TAT914を表形式により示す。
平均TP902と平均TP912を比較すると、分注規則適用条件リスト412により4個中3個の分析モジュールのTPが向上したことが分かる。また、平均TATと最悪TAT904と平均TATと最悪TAT914を比較すると、分注規則適用条件リスト412により検体の平均TATと最悪TATが共に改善(短縮)したことが分かる。以上より、日時や時間帯などに応じて変化する依頼項目の特徴に適合する分注規則適用条件リスト412を設定することにより、分析モジュールのTPと検体のTATをさらに改善(短縮)することができる。
(iii)分注計画手段を用いる効果
図11に、分注計画手段123の効果を確認するシミュレーション結果の一例を示す。シミュレーションの対象は、分注モジュール1台、生化学分析モジュール3台(AU1、AU2、AU3)からなる検体処理システムであり、分注計画手段123が有効な場合(子検体生成数を抑制する場合)と、無効な場合(子検体生成数を抑制しない場合)における分析モジュールのTPと検体のTATの比較を行った。なお、検体の依頼項目は、AU1、AU2、AU3のそれぞれで分析可能な項目を9項目とした。
分注計画手段123が有効な場合、子検体の生成数の抑制によりAU1又はAU2で分析可能な依頼項目を分注ライン1に割り付けられ、AU3で分析可能な依頼項目を分注ライン2に割り付けられるものとした。
また、分注計画手段123が無効な場合、子検体の生成数が抑制されず、常にAU1で分析可能な依頼項目を分注ライン1、AU2で分析可能な依頼項目を分注ライン2、AU3で分析可能な依頼項目を分注ライン3に割り付けられるものとした。
図11では、分注計画手段123が無効な場合のTP推移1001をグラフ形式により、分析モジュールの平均TP1002を表形式により、検体のTAT1003をグラフ形式により、平均TATと最悪TAT1004を表形式により示す。
また、分注計画手段123が有効な場合のTP推移1011をグラフ形式により、分析モジュールの平均TP1012を表形式により、検体のTAT1013をグラフ形式により、平均TATと最悪TAT1014を表形式により示す。
平均TP1002と平均TP1012を比較すると、分注計画手段123により全ての分析モジュールのTPが向上したことが分かる。また、平均TATと最悪TAT1004と平均TATと最悪TAT1014を比較すると、平均TATは低下したが最悪TATは改善(短縮)した。このように、分注計画手段123が動作しない場合に平均TATが良い値となっている理由は、搬送モジュール101の混雑により分析モジュールの負荷が低下した結果、分析モジュールにおける待ち時間が減少したためである。
しかしながら、シミュレーション完了までに要した時間は、分注計画手段123が無効な場合は約180分、分注計画手段123が有効な場合は約150分であり、全検体の分析完了までのTATは分注計画手段123が有効な場合のほうが良いという結果が得られる。
以上より、分注計画手段123による搬送モジュール101の混雑回避により、分析モジュールのTPと全検体のTATを向上することができる。
(A−7)まとめ
以上説明したように、この実施の形態では、制御部111を、検体に対して依頼された検査項目である依頼項目に基づいて検体を分注する空検体容器の集合を選択する分注規則を複数登録可能な分注規則設定手段121と、分注規則と搬送モジュールの搬送処理予定時間である搬送モジュールの負荷と分析モジュールの分注処理予定時間である分析モジュールの負荷に基づいて検体を分注する空検体容器を計画する分注計画手段123によって構成する。そして、分注計画手段123により、自動分析装置における搬送モジュールの搬送所要時間635が分注モジュールの負荷612を超えないように子検体の生成数を制御する。この結果、搬送モジュールの混雑を回避することができる。また、搬送モジュールの混雑回避により検体の搬送待ち時間が少なくなり、分析モジュールのスループット(TP)と検体のターンアラウンドタイム(TAT)を改善することができる。
また、この実施の形態では、制御部111に、現在の日時情報に基づいて適用する分注規則を選択する分注規則適用条件を複数登録可能な分注規則適用条件設定手段122を搭載し、現在の日時情報に基づいて適用する分注規則を選択する分注規則適用条件を複数登録可能と刷る。従って、検体に対する依頼項目のパターンが曜日や時刻毎に変化する施設においても、日時条件を用いて最も適合した分注規則を設定可能となり、さらに分析モジュールのTPと検体のTATを改善することができる。
(B)実施の形態2
前述した実施の形態1においては、分注計画手段123のステップ509において、親検体ラック上の先頭に位置する親検体を優先的に子検体ラック上の先頭に近い子検体容器に割り付ける場合について説明した。
しかし、子検体容器をより適切に割り付けることもできる。図12に、子検体容器の割付方法に対応するフローチャート例を示し、図13にその適用例を示す。
まず、分注計画手段123のステップ508までに決定した分注ライン631への親検体の依頼項目632の割付パターンに基づいて、親検体の最大分析所要時間1202を決定する(ステップ1102)。例えば親検体3の依頼項目632(図13)はTSHとT4であり、検査項目1211とその分析所要時間1212の対応から、それぞれの依頼項目の分析所要時間は18分、27分となる。この中で、最大の分析時間である27分が親検体3の最大分析所要時間1202となる。
次に、検査項目1211とそれを分析可能な分析可能モジュール1213の対応に基づいて、依頼項目632を分析するために搬送が必要となる搬送予定分析モジュール1203を取得する(ステップ1103)。搬送予定分析モジュール1203を決定する方法は、分注計画手段123のステップ507と同様の手順で可能であるため詳細は省略する。
次に、最大分析所要時間1202が等しい親検体をリスト化する(ステップ1104)。例えば親検体1と親検体2の最大分析所要時間1202が18分、親検体3、親検体4、親検体5の最大分析所要時間1202が27分であるため、親検体3、親検体4、親検体5を一つの検体リスト1221とし、親検体1と親検体2を別の検体リスト1222とする。
次に、親検体の検体リスト1221と検体1222のそれぞれを、以下に示す方法により隣り合う親検体の搬送予定分析モジュール1203の非連続回数が最小となるように並び替える(ステップ1105)。例えば親検体3と親検体4は搬送予定分析モジュール1203の中にAU3が共通して出現しないため非連続回数を+1、AU4は共通出現するため非連続回数を+0とする。同様の手順で親検体4と親検体5の非連続回数をカウントすると+2となり、最終的に親検体の検体リスト1221の非連続回数は3となる。これに対し、親検体の検体リスト1221を検体リスト1231のように並び替えると、非連続回数が2となり、最小化できる。同様の手順で親検体の検体リスト1222の非連続回数を最小化し、親検体の検体リスト1232を得る。
最後に、最大分析所要時間1202が長い親検体のリストから順番にその要素を連結する(ステップ1106)。例えば検体リスト1231と検体リスト1232では、検体リスト1231の最大分析所要時間1202がより長いため、最初に検体リスト1231、次に検体リスト1232の順番で連結する。そして、連結後の検体リストの先頭の親検体を優先的に子検体ラック上の先頭に近い子検体容器へ割り付ける。以上の手順により、親検体と子検体容器との対応1241を得ることができる。
図14に、子検体容器の割付方法の効果を示す検体の処理シーケンスの一例を示す。この例では、親検体ラック上に親検体1、親検体2、親検体3、親検体4、親検体5がこの順番に設置され、親検体1と親検体2にはそれぞれ18分反応の免疫項目を5項目、親検体3、親検体4、親検体5にはそれぞれ27分反応の免疫項目を5項目依頼した場合を想定している。
また、分注モジュール103で生成した子検体ラックを免役分析モジュールへ搬送するのに要する時間は100秒、免役分析モジュールの1項目当りの分注所要時間は21秒を想定している。
子検体容器の割付方法が無効な場合、親検体1から親検体5は子検体ラック上の先頭の子検体容器から順番に割り付けられ、子検体1から子検体5が生成される。子検体1から子検体5の処理シーケンスを1301〜1305に示す。
子検体の生成時刻を0秒とすると、子検体ラックが免疫分析モジュールに到着する時刻は100秒である。免役分析モジュールはラック上の先頭の子検体から順番に分注を開始するため、子検体1から子検体5の分注完了時刻はそれぞれ、205秒(=100+21秒×5項目)、310秒(=205秒+21秒×5項目)、415秒(=310秒+21秒×5項目)、520秒(=415秒+21秒×5項目)、625秒(=520秒+21秒×5項目)となる。
分注完了後、子検体1と子検体2は18分の反応時間、子検体3から子検体5は27分の反応時間を経て分析が完了する。このため、子検体1から子検体5の分析完了時刻はそれぞれ1285秒(=205秒+18分×60)、1390秒(=310秒+18分×60)、2035秒(=415秒+27分×60)、2140秒(=520秒+27分×60)、2245秒(=625秒+27分×60)となる。従って、平均TATと最悪TAT1306は、それぞれ1711秒と2245秒になる。
一方、子検体容器の割付方法が有効な場合、依頼項目の最大分析所要時間1202が考慮され、子検体ラック上の先頭の子検体容器から順番に親検体3、親検体4、親検体5、親検体1、親検体2が割り付けられる。子検体1〜子検体5の処理シーケンス1311〜1315をそれぞれ示す。子検体1から子検体5の分注完了時刻は、前述と同様の計算方法により、1600秒(=520秒+18分×60)、1705秒(=625秒+18分×60)、1825秒(=205秒+27分×60)、1930秒(=310秒+27分×60)、2035秒(=415秒+27分×60)となる。従って、平均TATと最悪TAT1316はそれぞれ1711秒と2035秒になる。
平均TATと最悪TAT1306と平均TATと最悪TAT1316を比較すると、平均TATには変化がないものの、検体TATのばらつきが小さくなり最悪TATを改善できたことが分かる。従って、子検体容器の割付方法により最悪TATを改善できる効果が確認できる。
以上のように、この実施の形態に係る分注計画手段123は、ステップ509の処理により、検体の依頼項目の分析に要する時間である分析所要時間と依頼項目を分析可能な分析予定モジュールの一覧に基づいて検体を分注する空検体容器を計画することができる。これにより、分析所要時間が長い検査項目が依頼された検体を優先分析可能な空検体容器へ分注する計画が可能となる。すなわち、反応時間が長い検査項目が依頼された検体の分析開始時刻を早めることができる。これにより、検体のTATのばらつきが小さくなり、最悪TATを改善することができる。
更に、この実施の形態の場合には、分注計画手段123は、ステップ509の処理により、同一の分析予定モジュールを持つ検体同士が隣り合わせとなるように空検体容器へ分注する計画が可能となる。これにより、分析モジュールにおいて分注位置の検体を入れ替える搬送時間を節約できる。すなわち、分析モジュールにおける分注停止時間の削減が可能となり、分析モジュールのTPを改善できる。
(C)実施の形態3
前述した実施の形態においては、分注計画手段123のステップ509において、一般検体と緊急検体を区別せずに子検体容器への割り付けを行う場合について説明した。
しかし、緊急検体の場合には、緊急検体専用の子検体ラックを生成するように子検体容器へ割り付けを決定することもできる。図15に、緊急検体の子検体容器の割付方法のフローチャート例を示し、図16にその適用例を示す。
まず、緊急検体が分注モジュール103に搬入される前に子検体容器に分注済みの一般検体の分注計画を分注ライン631、分注先子検体容器637、一般検体の親検体識別子620、一般検体の依頼項目632に示す。また、前述した分注計画手段123のステップ508までの方法を用いて決定した緊急検体の分注計画を分注先ライン1601、緊急検体の親検体ID1602、緊急検体の依頼項目1603に示す。
まず、緊急検体の分注ラインにおいて、一般検体を分注済みの子検体容器を持つ子検体ラックが存在するかどうかを判断する(ステップ1502)。図16の例の場合、緊急検体1と緊急検体2の依頼項目を割り付けた分注先ライン1601はLine2とLine3である。ただし、Line2には分注済みの一般検体が子検体容器1と子検体容器2に存在する。従って、Line2の子検体ラックは一般検体を分注済みであり、Line3の子検体ラックは一般検体を分注済みでないとみなせる。
次に、一般検体を分注済みの子検体ラックがあれば、当該子検体ラックを分注モジュール103から排出する(ステップ1503)。例えばLine2の子検体ラックは一般検体を分注済みのため排出対象となり、Line3の子検体ラックは一般検体を分注済みでないため排出対象とならない。
次に、緊急検体を子検体容器に割り付ける(ステップ1504)。この方法は、ステップ509に示した方法でも良いし、図12に示した方法でも良い。ステップ509に示した方法で緊急検体を子検体容器に割り付けた結果を割付親検体ID1612、割付親検体依頼項目1613に示す。Line2は一般検体を分注済みの子検体ラックを排出するため、新規に搬入された子検体容器に割り付けている。一方、Line3は一般検体を分注済みでないため、分注ライン上にある子検体容器に割り付けている。
次に、当該緊急検体の後続検体が緊急検体かどうか判定する(ステップ1505)。緊急検体で無ければ、当該緊急検体を分注完了後、当該緊急検体を分注した子検体ラックを排出する計画を生成し、その優先度を緊急扱いとする(ステップ1506)。例えば後続する検体が緊急検体でなければ、当該緊急検体を分注済みであるLine2の子検体ラックとLine3の子検体ラックを排出する計画を生成する。以上の手順により、緊急検体専用の子検体ラックを生成することができる。
図17に、緊急検体の子検体容器の割付方法の効果を示す検体の処理シーケンスの一例を示す。この例では、一般検体をある分注ライン上の子検体ラックに分注済みで、子検体1から子検体4が生成されており、さらに緊急検体から子検体5を生成する分注計画を実行しようとしている場面を想定している。子検体1から子検体5はいずれも27分反応の免役項目が5項目依頼されており、分注モジュールから免役分析モジュールへの搬送所要時間は20秒、免役分析モジュールの1項目当りの分注所要時間は21秒を想定している。緊急検体の子検体容器の割付方法が無効の場合における子検体1〜子検体5の処理シーケンス1701〜1705を示す。緊急検体は一般検体を分注済みの子検体ラック上の子検体容器に分注する計画となり、子検体5の分注完了後、当該子検体ラックが分析モジュールに搬送される。子検体1の分注開始時刻を0秒とすると、子検体5の分注完了時刻は30秒、子検体1から子検体5が分析モジュールへ搬送するのに要する時刻は20秒、分注所要時間は105秒(=21×5)、分析所要時間は1620秒(=27×60)のため、子検体1の分析完了時刻は1775秒(=30+20+105+1620)となる。同様の計算により、子検体2の分析完了時刻は1880秒(=30+20+105×2+1620)、子検体3の分析完了時刻は1985秒(=30+20+105×3+1620)、子検体4の分析完了時刻は2090秒(30+20+105×4+1620)、緊急検体から生成した子検体5のTAT1706は2195秒(=30+20+105×5+1620)となる。
次に、緊急検体の子検体容器の割付方法が有効の場合における子検体1〜子検体5の処理シーケンス1711〜1715を示す。一般検体を分注済みの子検体ラックは子検体4の分注後に分注モジュール103から排出され、分析モジュール105への搬送が開始される。一方、緊急検体は新規に供給された子検体ラック上の子検体容器に分注され、子検体5が生成される。緊急検体を分注した子検体ラックは搬送モジュール101や分析モジュール105等において一般検体を分注した子検体ラックを追い越し、先に分析モジュールに到着する。従って、緊急検体から生成した子検体5のTAT1716は1775秒(=30+20+105+1620)となる。TAT1706とTAT1716とを比較すると、緊急検体を分注した子検体ラックが一般検体を分注した子検体ラックを追い越すことで分注開始時刻が早まり、緊急検体のTATを改善できたことが分かる。
以上のように、この実施の形態に係る分注計画手段123は、ステップ509において、緊急検体が分注モジュールへ到着した時に、一般検体を分注済みの検体容器を含む空検体容器の集合とは別の空検体容器の集合に緊急検体を分注する計画を生成することができる。すなわち、緊急検体専用の子検体ラックを生成することができる。これにより、緊急検体専用の空検体容器の集合を生成して一般検体の依頼項目に左右されることなく緊急検体の搬送が可能となる。なた、ラック追い越し機能を持つ搬送モジュール101や分析モジュール105を使用する場合には、先行する一般検体を分注した子検体ラックを追い越すことが可能となり、緊急検体の分注開始時刻を早めることができる。すなわち、分析開始までの所要時間を節約することができる。従って、緊急検体のTATを改善することができる。
101…搬送モジュール、103…分注モジュール、105…分析モジュール、106…ラック投入部、107…ラック回収部、108…子検体ラック投入部、111…制御部、112…表示装置、113…入力装置、114…ネットワーク、121…分注規則設定手段、122…分注規則適用条件設定手段、123…分注計画手段、124…分注規則DB、125…分注規則適用条件DB、201…搬送モジュールからのラック搬入報告、202…分注モジュールの分注位置へのラック搬送要求、203…分注モジュールからのラック搬送完了報告、204…分注モジュールからのラック搬入報告、205…分注モジュールの分注位置へのラック搬送要求、206…分注モジュールからの分注位置へのラック搬送完了報告、211…分注計画に基づく分注要求、212…検体の分注完了報告、213…分析モジュールまたはラック回収部へのラック搬送要求、214…分析モジュールまたはラック回収部へのラック搬送完了報告、215…分析モジュールへの分析要求、216…分析モジュールからの分析完了報告、217…ラック回収部へのラック搬送要求、218…分析完了報告、301…分注規則識別名、302…分注ラインリスト、303…検査項目選択チェックリスト、304…検査項目リスト、311…OKボタン、312…キャンセルボタン、401…適用条件選択リスト、402…分注規則の選択リスト、411…優先順位、412…分注規則適用条件リスト、413…アップダウンボタン、414…削除ボタン、421…OKボタン、422…キャンセルボタン、501…分注計画手段の開始ステップ、502…適用する分注規則決定ステップ、503…依頼項目を分析可能な分析モジュール決定ステップ、504…分析モジュール負荷計算ステップ、505…分注ラインが一意に決まる依頼項目の割付決定ステップ、506…割付パターン生成ステップ、507…搬送モジュール負荷計算ステップ、508…割付パターン決定ステップ、509…親検体の分注先子検体容器決定ステップ、510…分注計画手段の終了ステップ、601…検査項目名、602…分注ライン、603…分析可能モジュール、611…分析モジュール、612…分析モジュールの負荷、620…親検体の識別子、621…親検体の依頼項目、622…分注ラインが一意に決まる項目への分注ライン割付結果、623…分注ラインが一意に決まらない項目への割付可能分注ライン、624…割付パターン1、625…割付パターン2、631…分注ライン、632…分注ラインへ割り付けた依頼項目、633…依頼項目の分析に要する搬送予定分析モジュール、634…搬送予定分析モジュールの搬送順序、641…搬送元のモジュール、642…搬送先のモジュール、643…モジュール間の平均搬送所要時間、635…搬送予定分析モジュールへの搬送所要時間、636…搬送モジュール負荷、637…親検体の分注先子検体容器、801…分注規則無効時のTP推移、802…分注規則無効時の平均TP、803…分注規則無効時の検体TAT、804…分分注規則無効時の平均TATと最悪TAT、811…分注規則有効時のTP推移、812…分注規則有効時の平均TP、813…分注規則有効時の検体TAT、814…分注規則有効時の平均TATと最悪TAT、901…分注規則適用条件無効時のTP推移、902…分注規則適用条件無効時の平均TP、903…分注規則適用条件無効時の検体TAT、904…分注規則適用条件無効時の平均TATと最悪TAT、911…分注規則適用条件有効時のTP推移、912…分注規則適用条件有効時の平均TP、913…分注規則適用条件有効時の検体TAT、914…分注規則適用条件有効時の平均TATと最悪TAT、1001…分注計画手段無効時のTP推移、1002…分注計画手段無効時の平均TP、1003…分注計画手段無効時の検体TAT、1004…分注計画手段無効時の平均TATと最悪TAT、1011…分注計画手段有効時のTP推移、1012…分注計画手段有効時の平均TP、1013…分注計画手段有効時の検体TAT、1014…分注計画手段有効時の平均TATと最悪TAT、1101…子検体容器割付方法の開始ステップ、1102…最大分析所要時間決定ステップ、1103…搬送予定分析モジュール決定ステップ、1104…最大分析所要時間毎の検体リスト化ステップ、1105…搬送予定分析モジュールの非連続回数最小化ステップ、1106…子検体容器割付決定ステップ、1107…子検体容器割付方法の終了ステップ、1202…最大分析所要時間、1203…搬送予定分析モジュール、1211…検査項目、1212…検査項目の分析所要時間、1213…検査項目の分析可能モジュール、1221…最大分析所要時間27分の検体リスト、1222…最大分析所要時間18分の検体リスト、1231…非連続回数最小化後の最大分析所要時間27分の検体リスト、1232…非連続回数最小化後の最大分析所要時間18分の検体リスト、1241…親検体と分注先子検体容器の対応、1301…子検体容器割付方法無効時の子検体1の処理シーケンス、1302…子検体容器割付方法無効時の子検体2の処理シーケンス、1303…子検体容器割付方法無効時の子検体3の処理シーケンス、1304…子検体容器割付方法無効時の子検体4の処理シーケンス、1305…子検体容器割付方法無効時の子検体5の処理シーケンス、1306…子検体容器割付方法無効時の平均TATと最悪TAT、1311…子検体容器割付方法有効時の子検体5の処理シーケンス、1312…子検体容器割付方法有効時の子検体3の処理シーケンス、1313…子検体容器割付方法有効時の子検体4の処理シーケンス、1314…子検体容器割付方法有効時の子検体1の処理シーケンス、1315…子検体容器割付方法有効時の子検体2の処理シーケンス、1316…子検体容器割付方法有効時の平均TATと最悪TAT、1501…緊急検体の子検体容器割付方法の開始ステップ、1502…一般検体分注済み子検体ラックの有無判定ステップ、1503…一般検体分注済み子検体ラックの排出ステップ、1504…緊急検体の分注先子検体容器決定ステップ、1505…後続検体の検体種別判定ステップ、1506…緊急検体分注済み子検体ラック排出ステップ、1507…緊急検体の子検体容器割付方法の終了ステップ、1601…緊急検体の分注先ライン、1602…緊急検体の親検体ID、1603…緊急検体の依頼項目、1612…緊急検体分注計画後の分注ラインへの割付親検体ID、1613…緊急検体分注計画後の分注ラインへの割付親検体依頼項目、1701…緊急検体の子検体容器割付方法無効時の子検体1の処理シーケンス、1702…緊急検体の子検体容器割付方法無効時の子検体2の処理シーケンス、1703…緊急検体の子検体容器割付方法無効時の子検体3の処理シーケンス、1704…緊急検体の子検体容器割付方法無効時の子検体4の処理シーケンス、1705…緊急検体の子検体容器割付方法無効時の子検体5の処理シーケンス、1706…緊急検体の子検体容器割付方法無効時の緊急検体のTAT、1711…緊急検体の子検体容器割付方法有効時の子検体1の処理シーケンス、1712…緊急検体の子検体容器割付方法有効時の子検体2の処理シーケンス、1713…緊急検体の子検体容器割付方法有効時の子検体3の処理シーケンス、1714…緊急検体の子検体容器割付方法有効時の子検体4の処理シーケンス、1715…緊急検体の子検体容器割付方法有効時の子検体5の処理シーケンス、1716…緊急検体の子検体容器割付方法有効時の緊急検体のTAT

Claims (10)

  1. 検体を分注してその成分を分析する複数の分析モジュールと、前記検体を前記分析モジュールに搬送する搬送モジュールと、前記搬送モジュールから投入された検体を複数の空検体容器へ分注する分注モジュールとを有する検体処理システムの分注を計画する装置において、
    検体に対して依頼された検査項目である依頼項目に基づいて、検体を分注する前記空検体容器の集合を選択する分注規則を複数登録可能な分注規則設定手段と、
    検体を分注する空検体容器を計画する分注計画手段と
    を有し、
    前記分注計画手段は、
    前記分注規則として登録された検査項目を分析可能な分析モジュールに基づいて、依頼項目数に応じた分析モジュールの負荷を計算し、
    前記分注規則として登録された検査項目に基づいて分注ラインへの割り当てパターンを生成し、
    生成された割り当てパターンと、前記分析モジュールの負荷に基づいて、割り当てパターン毎に搬送モジュールの負荷を計算し、
    前記分析モジュールの負荷及び前記搬送モジュールの負荷に基づいて、検体を空検体容器に分注するための割り当てパターンを決定する
    ことを特徴とする分注計画装置。
  2. 前記分注計画手段は、現在の日時情報に基づいて適用する前記分注規則を選択する分注規則適用条件を複数登録可能な分注規則適用条件設定手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の分注計画装置。
  3. 前記分注計画手段は、検体の依頼項目の分析に要する時間である分析所要時間と依頼項目を分析可能な分析予定モジュールの一覧に基づいて検体を分注する空検体容器を計画する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の分注計画装置。
  4. 前記分注計画手段は、緊急検体が前記分注モジュールへ到着した場合、一般検体を既に分注した検体容器を含む空検体容器の集合とは別の空検体容器の集合に、前記緊急検体を分注する計画を生成する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の分注計画装置。
  5. 前記負荷はリアルタイムに更新される
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の分注計画装置。
  6. 検体を分注してその成分を分析する複数の分析モジュールと、前記検体を前記分析モジュールに搬送する搬送モジュールと、前記搬送モジュールから投入された検体を複数の空検体容器へ分注する分注モジュールとを有する検体処理システムにおける分注計画方法において、
    計算機が、
    予め設定された分注規則適用条件に基づいて分注規則を決定する処理と、
    前記分注規則として登録された検査項目を分析可能な分析モジュールに基づいて、依頼項目数に応じた分析モジュールの負荷を計算する処理と、
    前記分注規則として登録された検査項目に基づいて分注ラインへの割り当てパターンを生成する処理と、
    生成された割り当てパターンと、前記分析モジュールの負荷に基づいて、割り当てパターン毎に搬送モジュールの負荷を計算する処理と、
    前記分析モジュールの負荷及び前記搬送モジュールの負荷に基づいて、検体を空検体容器に分注するための割り当てパターンを決定する処理と
    を有することを特徴とする検体処理システムの分注計画方法。
  7. 前記分注規則適用条件は、日時情報と分注規則を一組として規定される
    ことを特徴とする請求項6に記載の検体処理システムの分注計画方法。
  8. 前記割り当てパターンには、依頼項目毎に分析先候補の分析モジュールと搬送経路が割り当てられる
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の検体処理システムの分注計画方法。
  9. 緊急検体が前記分注モジュールへ到着した場合、一般検体を既に分注した検体容器を含む空検体容器の集合とは別の空検体容器の集合に、前記緊急検体を分注する計画を生成する
    ことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の検体処理システムの分注計画方法。
  10. 前記負荷はリアルタイムに更新される
    ことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の検体処理システムの分注計画方法。
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