JP5258041B2 - 射出成形機の制御装置 - Google Patents

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本発明は、任意に描画してその軌跡を所定間隔毎に定義点としてプロットするとともに隣り合う定義点を定義線分で結合して表示した折線を成形条件グラフとしてグラフィック表示する成形条件グラフ表示画面を含む成形機の制御装置に関する。
一般に、射出成形機は、計量工程で射出シリンダ内に溶融樹脂を供給し、射出工程で射出シリンダ内のプランジャまたは射出スクリュを駆動装置で前進させてその溶融樹脂を金型内に所定の速度で射出充填し、保圧工程でそのプランジャまたはそのスクリュを駆動装置でさらに加圧して、成形品を得る(以下、代表してプランジャで説明する)。
その射出工程では、その駆動装置を制御する制御装置に送られてくるプランジャの位置や速度の検出値と、その制御装置に備える記憶装置に予め記憶された射出条件グラフとを比較しながら、その条件グラフに応じて駆動装置が制御される。また、その保圧工程でも、同様に保圧条件グラフと保圧や保圧時間の検出値とを比較しながらその条件グラフに応じて駆動装置が制御される。
そのような射出成形機において、本願出願人は、国際出願第PCT/JP2008/062229号で、射出条件グラフなどの成形条件グラフ(先願では、成形条件波形と記載。)を、その制御装置に備える表示装置に表示した成形条件グラフ表示画面上の成形条件グラフ表示領域(先願では、2次元座標と記載。)に任意に描画しながらその軌跡を所定間隔毎に定義点(先願では、設定点と記載。)としてプロットするとともに隣り合う定義点を定義線分(先願では、設定線と記載。)で結合した折れ線として表示させる描画設定方法を提案した。この方法では、その表示装置上の座標入力装置からオペレータが連続して描画入力した座標点を逐次更新しながら読み込み、その座標点と前回記憶された定義点との直線距離が演算され、その距離が所定の距離離れたときに、その座標点をつぎの定義点として記憶するようにしている。そのため、この方法では、例えば、描画入力される成形条件グラフが、横軸の位置や時間に対して縦軸の速度や圧力を大きく変動させても、その変動に追従した折れ線の成形条件グラフを設定できる。
さらに、この方法には、設定済みの成形条件グラフを表示した成形条件グラフ表示領域に対して、オペレータが描画入力することによって、修正したいその定義点やその定義線分を指定するとともに、定義点同士の間の距離に関係なく、その定義点やその定義線分を移動または追加する修正設定を含む描画設定方法も提案した。
しかしながら、本願出願人は、まだ改良の余地があると考えた。なぜなら、上記描画入力は、ライトペンやタッチパネルなどの座標入力装置を使用し、表示装置に表示した成形条件グラフ表示画面のグラフ表示領域をライトペンやオペレータの指でなぞるようにして行われる。そのため、設定済みの成形条件グラフの定義点同士の間の距離が狭い場合には、オペレータが修正したい定義点や定義線分を指定することが困難なことがあった。そして、指定された定義点や定義線分の移動に際しても、その移動距離が短い場合には、移動操作が困難なこともあった。
そこで、本願出願人は、設定済みの成形条件グラフを修正する際に、定義点同士の間の距離が狭い場合でも修正したい定義点や定義線分を指定する操作を容易にし、加えて複数個の定義点を修正対象として指定する操作も容易にする射出成形機の制御装置を提案することを目的とする。また、修正対象に指定された定義点、定義線分またはその点群を、まとめて短い移動量を移動させる操作も容易にする射出成形機の制御装置を提案することを目的とする。また、修正操作のための各種キーを成形条件グラフ表示画面上に表示させる際に、オペレータが修正操作し易い位置にその各種キーを配置するとともに、限られた表示画面上のスペースを有効に活用してその各種キーを表示した表示画面を含む射出成形機の制御装置を提案することを目的とする。
本発明の射出成形機の制御装置は、上述の課題を解決するために、第1の制御装置として、任意に描画してその軌跡を所定間隔毎に定義点としてプロットするとともに隣り合う定義点を定義線分で結合して表示した折線を成形条件グラフとしてグラフィック表示する成形条件グラフ表示画面を含む成形機の制御装置において、前記成形条件グラフ表示画面には、グラフ表示上の前記定義点、前記定義線分または複数個のその定義点の群を、修正対象定義点またはその点群として指定する操作を可能にする修正操作モード選択キーと、指定された定義点またはその点群の修正操作を行う修正操作ボックスと、をその成形条件グラフ表示画面上に並べて表示させて、その修正操作ボックスには、指定されたその定義点の隣のその定義線分または指定されたその定義線分の隣のその定義点に修正対象を変更させるための修正対象変更キーと、指定されたその定義点の隣のその定義点を修正対象に追加させるための修正対象追加キー、および指定された少なくとも2つの定義点のうちの端の定義点を修正対象から除外させるための修正対象除外キーからなる指定点増減キーとからなる指定点変更増減キーグループと、指定された定義点またはその点群を上下左右に移動させる修正対象移動キーとを備えたことを特徴とする。
また、本発明の第2の制御装置は、上記第1の制御装置において、前記指定点増減キーと前記修正対象変更キーとを含む前記指定点変更増減キーグループが、前記成形条件グラフの左右方向の前記定義点に対応するように、前記修正対象移動キーの両側にそれぞれ配置されたことを特徴とする。
また、本発明の第3の制御装置は、上記第2の制御装置において、前記成形条件グラフ表示画面上に表示された射出条件グラフと保圧条件グラフが左右に配置されるとともに、前記修正操作ボックスが、修正操作が無効にされた条件グラフ上に表示されて、その修正操作ボックスが、修正操作が有効にされた条件グラフに対して併設表示されるように切り換えられることを特徴とする。
また、本発明の第4の制御装置は、上記第1ないし第3の制御装置において、前記成形条件グラフ表示画面がタッチパネル表示装置上で表示される画面であり、前記修正操作モード選択キーと前記修正操作ボックスのキーが画面タッチによって操作されることを特徴とする。
本発明の第1の射出成形機の制御装置では、修正対象変更キーによって、修正対象を隣の定義点または隣の定義線分に順番に変更させる操作ができるので、どんなに定義点同士の間の距離が狭くても容易に修正したい定義点または定義線分を指定させることができる。また、その変更キーでは、その変更キーだけで定義点または定義線分を切り換えて指定できるので、余分な操作キーの数を削減できる。また、指定点増減キーでは、修正対象定義点またはその点群に対してその隣の定義点を修正対象に追加し、あるいは修正対象点群に対してそのうちの端の修正対象定義点を修正対象から除外させる操作ができるので、容易に複数の定義点を修正対象に指定させることができる。また、修正対象移動キーでは、修正対象の定義点、定義線分または点群をまとめて上下左右に移動させる操作の際に、その移動量が短くても容易に移動させることができる。
また、本発明の第2の射出成形機の制御装置では、修正対象変更キーと指定点増減キーとを含む指定点変更増減キーグループを成形条件グラフの左右方向の定義点に対応するように、修正対象移動キーの両側にそれぞれ配置したことで、それらキーの配置と修正対象の変更方向およびその増減方向が一致して、オペレータにとって操作性が向上される。
また、本発明の第3の射出成形機の制御装置では、成形条件グラフ表示画面上に表示された射出条件グラフと保圧条件グラフが左右に配置されて、修正操作ボックスが修正操作されない条件グラフ上に表示されるので、その表示画面上の表示スペースが有効に活用されるとともに、その修正操作ボックスが修正操作される条件グラフに併設して表示されるのでオペレータにとって修正操作の操作性が向上される。
また、本発明の第4の射出成形機の制御装置では、成形条件グラフ表示画面がタッチパネル表示装置上で表示される画面であって、修正操作モード選択キーと修正操作ボックスの各種キーが画面タッチによって操作されるので、修正操作ボックスの各種キーによる成形条件グラフの修正操作が、オペレータにとってより操作性の良いものとなる。
以下、本発明の射成形機の制御装置が備える表示画面が図1ないし図8とともに説明される。図1は、本発明の成形条件グラフ表示画面の概略図である。図2は、射出条件グラフの修正操作が有効になり、修正操作ボックスが表示された状態の本発明の成形条件グラフ表示画面の概略図である。図3は、本発明の修正操作ボックスを示す図である。図4は、本発明の修正対象変更キーについて射出条件グラフを例に説明する図である。図5は、本発明の修正対象追加キーについて射出条件グラフを例に説明する図である。図6は、本発明の修正対象除外キーについて射出条件グラフを例に説明する図である。図7は、本発明の修正対象移動キーについて射出条件グラフを例に説明する図である。そして、図8は、保圧条件グラフの修正操作が有効になって、修正操作ボックスが表示された状態の本発明の成形条件グラフ表示画面の概略図である。なお、本発明は、本願出願人が提案した国際出願第PCT/JP2008/062229号の成形条件グラフの描画設定方法に関して、それに含まれる設定済みの成形条件グラフに対する修正(編集)操作モードの改良である。したがって、後述する修正操作ボックスとそれに含まれる各種キーに関すること以外は、先願と略同一であって、その説明が省略される。
本発明の射出成形機の制御装置には、成形機の各種情報を表示する表示装置と、その表示装置に表示された操作キーの選択や成形条件グラフを描画入力するための座標入力装置と、その他の成形条件を入力するキーボートと、成形条件グラフやその他の成形条件を記憶する記憶装置とが含まれる。本実施例では、その座標入力装置にタッチパネルを用いて、そのタッチパネルを表示装置の画面上に装着した状態で、オペレータがそのタッチパネルに指などで触れること(タッチすること)で座標点を入力する形で説明を進める。なお、その他に、マウスを用いて、オペレータが表示装置に表示されるマウスカーソルを見ながら座標点を入力するようにしても良い。また、ライトペンを用いて、オペレータが受光装置を備えるそのペンの先を表示装置の画面上に接触させることで座標点を入力するようにしても良い。
その表示装置には、図1に示すような成形条件グラフ表示画面2が用意される。この画面は、射出設定キー1が選択されると表示されるものである。その成形条件グラフ表示画面2には、射出速度と保圧の成形条件を入力する設定項目欄が配置される。前者の射出速度条件の設定項目には、少なくとも計量完了位置とVP切換位置と最高速度とを数値で入力する入力欄3がある。計量完了位置は、一回の成形に必要な溶融樹脂を射出シリンダ内に供給した際のプランジャの後退位置であって、プランジャが前進を開始する位置である。VP切換位置は、速度制御から圧力制御に切換わる位置であって、溶融樹脂の射出充填から保圧に切換わる位置である。また、最高速度は、射出速度の上限値である。後者の保圧条件の設定項目には、少なくとも保圧時間と最高圧力とを数値で入力する入力欄4がある。保圧時間は、保圧をかける時間である。また、最高圧力は、保圧の上限値である。なお、それら入力欄3、4は、キーボードなどから入力される。
10は、成形条件グラフ表示領域であって、射出条件グラフ表示領域11と保圧条件グラフ表示領域12が左右に並べて表示される。前者の射出条件グラフ表示領域11は、その横軸(x軸)がプランジャ位置Sを表し、縦軸(y軸)が射出速度Vを表す。その横軸の最小値111は、VP切換位置であってプランジャをその前進限位置(ゼロ)から僅かにプラス方向(図で右方)に後退した略ゼロの位置である。その横軸の最大値112は、計量完了位置であってプランジャをその前進限位置(ゼロ)からプラス方向に後退した位置である。その縦軸の最小値113は、ゼロである。そして、その縦軸の最大値114は、射出速度の最高速度であってプラス方向(図で上方)の値となる。後者の保圧条件グラフ表示領域12は、その横軸(x軸)が保圧時間Tを表し、その縦軸(y軸)が保圧Pを表す。その横軸の最小値115は、ゼロである。その横軸の最大値116は、保圧時間であってプラス方向(図で左方)の値である。その縦軸の最小値117は、ゼロである。そして、その縦軸の最大値118は、保圧の最高圧力であってプラス方向(図で上方)の値である。
5と6は、移動量の入力欄であって、後述される修正対象移動キー36によって修正対象定義点25またはその点群27を移動操作させる際に、そのキーが1回押されたときの所定移動量を設定するためのものである。位置と速度の移動量の入力欄5は、射出条件グラフ表示領域11の横軸のプランジャ位置Sとその縦軸の射出速度Vに対応する。また、時間と圧力の移動量の入力欄6は、保圧条件グラフ表示領域12の横軸の保圧時間Tとその縦軸の保圧Pに対応している。
7は、描画設定モード選択キーであって、成形条件グラフ20を新しく描画入力するモードに切り換えるものである。その波形描画モードが選択されると、その制御装置は、オペレータが射出条件グラフ表示領域11上または保圧条件グラフ表示領域12上に任意に描画入力したグラフに対して、その軌跡を所定間隔毎に定義点23としてプロットするとともに隣り合う定義点23を定義線分24で結合した折線を射出条件グラフ21または保圧条件グラフ22としてそれぞれのグラフ表示領域11または12にグラフィック表示する。そして、その制御装置は、その装置に備える記憶装置にそのプロットされた定義点の座標値を記憶して、射出条件グラフ21または保圧条件グラフ22として設定される。
8は、修正操作モード選択キーであって、設定済みの成形条件グラフ20を修正操作するモードに切り換えるものである。その修正操作モードでは、まず、オペレータが射出条件グラフ21と保圧条件グラフ22のどちらの条件グラフを修正するか指定する。その指定方法は、成形条件グラフ表示画面2上に表示された各条件グラフ21または22の定義点23または定義線分24を、オペレータがそのグラフ上からタッチすることで行われる。それで、その制御装置は、定義点23または定義線分24が指定された方の条件グラフの修正を有効にし、もう一方を修正無効とする。つぎに、その制御装置は、修正が有効になった条件グラフに重ならないように、その成形条件グラフ表示画面2上に修正操作ボックス30を表示させる。図2は、オペレータが指定した射出条件グラフ21の定義点23が修正対象定義点25として顕在化表示され、修正操作ボックス30が表示された図である。以下、修正対象として指定された定義点25は、大きく表示するように顕在化表示させる。なお、その顕在化表示は、図に示すものに限定されない。その他、色を変えるなど、種々の顕在化表示が適用できる。
修正操作ボックス30には、修正対象変更キー31と、修正対象追加キー32と、修正対象除外キー33と、修正対象移動キー36とを含む。修正対象追加キー32と修正対象除外キー33は、合わせて指定点増減キー34とも呼ばれる。修正対象変更キー31と指定点増減キー34は、合わせて指定点変更増減キーグループ35とも呼ばれる。なお、37は、修正操作モードを終了して、修正操作ボックス30の表示を消すキーである。
修正対象変更キー31は、修正対象として指定された1つの定義点25の隣の定義線分24または修正対象として指定された1つの定義線分26の隣の定義点23に修正対象を変更させるためのものである。そして、修正対象変更キー31には、その修正対象を左隣り(図で左方)に変更するキー31Lと、その修正対象を右隣り(図で右方)に変更するキー31Rとがある。
例えば、図4の図(a)のように1つの修正対象定義点25が指定されている状態において、オペレータが修正対象変更キー31のうち左隣りに変更するキー31Lを1回押すことで、図(b)のように図(a)の修正対象定義点25の左隣りの定義線分24に修正対象が変更されて、その線分が修正対象定義線分26となる。この例では、修正対象となった定義線分26を、その線分を構成している2つの定義点23が顕在化表示されることで表示している。そして、さらにそのキー31Lをもう1回押すと、図(c)のように、図(b)の修正対象定義線分26の左隣りの定義点23に修正対象が変更されて、その定義点が修正対象定義点25となるともに顕在化表示される。
そのような修正対象変更キー31によって、オペレータは、定義点23同士の間の距離が狭くても容易に修正対象を変更することができる。
指定点増減キー34は、修正対象定義点25の隣の定義点23を修正対象に追加させるための修正対象追加キー32と、そのように追加された複数の修正対象定義点25の集まりである修正対象点群27の端の修正対象定義点25を修正対象から除外する修正対象除外キー33とを1組にしたものである。図3では、修正対象追加キー32にはプラス記号、修正対象除外キー33にはマイナス記号が表示されている。そして、指定点増減キー34は、その修正対象定義点25の増減操作を、修正対象定義点25またはその点群27の左側(図で左方)に対して行うその増減キー34L(32Lと33Lを含む)と、修正対象定義点25またはその点群27の右側(図で右方)に対して行うその増減キー34R(32Rと33Rを含む)とがある。
例えば、図5の図(a)のように1つの修正対象定義点25が指定されている状態から、オペレータが修正対象定義点25またはその点群27の左側に対して修正対象定義点25を追加させる修正対象追加キー32Lを1回押すと、図(b)のように図(a)の修正対象定義点25の左隣りの1個の定義点23が修正対象定義点25として追加されるとともに顕在化表示される。さらに、その追加キーをもう1回押すと、図(c)のように、図(b)の修正対象点群27の左端の修正対象定義点25の左隣りの1個の定義点23が修正対象点群27に追加されるとともに顕在化表示される。したがって、この例では、射出条件グラフ21の左方向の定義点23に対応して、修正対象定義点25が1個から3個に増加される。
逆に、例えば、図6の図(a)のように3つの修正対象定義点25が集まった修正対象点群27が指定された状態から、オペレータがその点群27の左側から修正対象定義点25を除外させる修正対象除外キー33Lを1回押すと、図(b)のように図(a)の修正対象点群27の左端の1個の修正対象定義点25がその点群27から除外されるとともに顕在化表示もされなくなる。さらに、その除外キー33Lをもう1回押すと、図(c)のように、図(b)の2個の修正対象定義点25からなる修正対象点群27の左端の1個の修正対象定義点25が、その点群27から除外されるとともに顕在化表示もされなくなる。したがって、この例では、射出条件グラフ21の左方向の定義点23に対応して、修正対象定義点25が3個から1個に減少される。
そのような指定点増減キー34によって、定義点23同士の間の距離が狭くても、複数個の定義点23を修正対象定義点25に指定する操作を容易にすることができる。
修正対象移動キー36は、修正対象定義点25またはその点群27を上下左右(図で上下左右の方向)に移動させるためのものである。もちろん、修正対象点群27の移動の際には、複数の修正対象定義点25を上下左右にまとめて移動させることができる。その修正対象移動キー36には、上移動キー36U、下移動キー36D、左移動キー36L、右移動キー36Rの4個のキーがある。
例えば、図7の図(a)のように3つの修正対象定義点25が集まった修正対象点群27が指定された状態から、オペレータが上移動キー36Uを1回押す毎に、予め設定された所定移動量ずつ、図(b)のようにその点群27を上方向にまとめて移動させる。その状態から、オペレータが左移動キー36Lを1回押す毎に、予め設定された所定移動量ずつ、図(c)のようにその点群を左方向にまとめて移動させる。この例では、射出条件グラフ21の修正対象点群27を移動させたので、その上下方向の所定移動量は、成形条件グラフ表示画面2上に設けた速度の移動量入力欄5の設定値とされる。また、その左右方向の所定移動量は、その画面2上に設けた位置の移動量入力欄5の設定値とされる。また、修正対象移動キー36は、そのキー36を、例えば数秒間押したままの状態、すなわち長押しすると所定移動量の例えば10倍の移動量を一度に移動させるようにしても良い。なお、図(b)と図(c)の点線で示された部分は、説明のために移動操作前の状態を示したものである。
そのような修正対象移動キー36によって、従来のようなオペレータの描画入力による移動に比べて、より細かい移動操作を可能にする。なお、修正対象定義点25またはその点群27を修正対象ではない定義点23を超えて左方向または右方向に移動させる場合がある。その場合には、従来通りその修正対象ではない定義点23が削除される。
上記のような修正操作ボックス30は、つぎのようにされるとなお良い。図3のように、修正対象変更キー31と指定点増減キー34とを含む指定点変更増減キーグループ35を、左側用のグループ35Lと右側用のグループ35Rの2つに分けるとともに、修正対象移動キー36の左右にそれぞれ配置させると良い。そのようにキーを配置されることで、修正操作の方向と、それらキーの配置が一致して、オペレータが修正操作し易くなる。
また、修正操作ボックス30を、2つある条件グラフ20のうちで修正操作が無効にされたグラフ(図2では保圧条件グラフ22)の上に重ねて表示させて、修正が有効にされたグラフ(図2では射出条件グラフ21)に併設表示されるように切り換えて表示させると良い。また、修正対象変更キー31によって修正対象定義点25を左側または右側に変更し続けてVP切換位置111を超えたなら、2つある条件グラフ20の修正操作に対する有効無効を反転させるとともに、無効に切り換えられたグラフに重ねて修正操作ボックス30を表示させるように切り換えて表示させても良い。例えば、図2のように射出条件グラフ21の修正操作が有効にされて、修正操作が無効にされた保圧条件グラフ22に重ねて修正操作ボックス30が表示されている。それで、オペレータが、左側に修正対象を変更する修正対象変更キー31Lを押して、修正対象定義点25をVP切換位置111よりもさらに左側に変更させる。すると、図8のように保圧条件グラフ22の修正操作が有効にされて、修正が無効にされた射出条件グラフ21に重ねて修正操作ボックス30を表示させるように切り換えられる。
また、修正操作が完了し、修正した成形条件グラフ20を最終的に制御装置の記憶装置に記憶させる操作キーとして、成形条件グラフ表示画面2上またはキーボード上に確定キー(図示省略)を備えると良い。また、修正操作した成形条件グラフ20を修正操作前の状態に戻す操作キーとして、成形条件グラフ表示画面2上またはキーボード上に取消キー(図示省略)を備えると良い。それによって、その確定キーが押されるまでは、その取消キーによって、修正操作をやり直すことができる。
なお、上記のような修正操作ボックス30による修正操作の際に、従来の成形条件グラフ領域10に対して描画入力する修正操作も可能になっている。
本発明の成形条件グラフ表示画面の概略図である。 本発明の成形条件グラフ表示画面において、射出条件グラフの修正操作が有効になって、修正操作ボックスが表示された状態のその画面の概略図である。 本発明の修正操作ボックスを示す図である。 本発明の修正対象変更キーについて射出条件グラフを例に説明する図である。 本発明の修正対象追加キーについて射出条件グラフを例に説明する図である。 本発明の修正対象除外キーについて射出条件グラフを例に説明する図である。 本発明の修正対象移動キーについて射出条件グラフを例に説明する図である。 本発明の成形条件グラフ表示画面において、保圧条件グラフの修正操作が有効になって、修正操作ボックスが表示された状態のその画面の概略図である。
符号の説明
2 成形条件グラフ表示画面
7 描画設定モード選択キー
8 修正操作モード選択キー
10 成形条件グラフ表示領域
11 射出条件グラフ表示流域
12 保圧条件グラフ表示領域
20 成形条件グラフ
21 射出条件グラフ
22 保圧条件グラフ
23 定義点
24 定義線分
25 修正対象定義点
26 修正対象定義線分
27 修正対象点群
30 修正操作ボックス
31 修正対象変更キー
31L 左方向の修正対象変更キー
31R 右方向の修正対象変更キー
32 修正対象追加キー
32L 左側用の修正対象追加キー
32R 右側用の修正対象追加キー
33 修正対象除外キー
33L 左側用の修正対象除外キー
33R 右側用の修正対象除外キー
34 修正対象追加キーと修正対象除外キーからなる指定点増減キー
34L 左側用の指定点増減キー
34R 右側用の指定点増減キー
35 修正対象変更キーと指定点増減キーからなる指定点変更増減キーグループ
35L 左側用の指定点変更増減キーグループ
35R 右側用の指定点変更増減キーグループ
36 修正対象移動キー

Claims (4)

  1. 任意に描画してその軌跡を所定間隔毎に定義点としてプロットするとともに隣り合う定義点を定義線分で結合して表示した折線を成形条件グラフとしてグラフィック表示する成形条件グラフ表示画面を含む成形機の制御装置において、
    前記成形条件グラフ表示画面には、
    グラフ表示上の前記定義点、前記定義線分または複数個のその定義点の群を、修正対象定義点またはその点群として指定する操作を可能にする修正操作モード選択キーと、指定された定義点またはその点群の修正操作を行う修正操作ボックスとをその成形条件グラフ表示画面上に並べて表示させて、
    その修正操作ボックスには、指定されたその定義点の隣のその定義線分または指定されたその定義線分の隣のその定義点に修正対象を変更させるための修正対象変更キーと、
    指定されたその定義点の隣のその定義点を修正対象に追加させるための修正対象追加キー、および指定された少なくとも2つの定義点のうちの端の定義点を修正対象から除外させるための修正対象除外キーからなる指定点増減キーとからなる指定点変更増減キーグループと、
    指定された定義点またはその点群を上下左右に移動させる修正対象移動キーとを備えたことを特徴とする射出成形機の制御装置。
  2. 前記指定点増減キーと前記修正対象変更キーとを含む前記指定点変更増減キーグループは、前記成形条件グラフの左右方向の前記定義点に対応するように、前記修正対象移動キーの両側にそれぞれ配置されたことを特徴とする請求項1記載の射出成形機の制御装置。
  3. 前記成形条件グラフ表示画面上に表示された射出条件グラフと保圧条件グラフが左右に配置されるとともに、前記修正操作ボックスが、修正操作が無効にされた条件グラフ上に表示されて、その修正操作ボックスが、修正操作が有効にされた条件グラフに対して併設表示されるように切り換えられることを特徴とする請求項2記載の射出成形機の制御装置。
  4. 前記成形条件グラフ表示画面がタッチパネル表示装置上で表示される画面であり、前記修正操作モード選択キーと前記修正操作ボックスのキーが画面タッチによって操作されることを特徴とする請求項1ないし3記載の射出成形機の制御装置。
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