JP5257716B2 - 電磁クラッチ - Google Patents
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Description
その結果、電磁ソレノイドが非通電から通電に切り換わることでラップスプリングを駆動側回転体から離間させて遮断状態に達し、この遮断状態ではラップスプリングを駆動側回転体から離間させる状態を維持してラップスプリングの摩耗やエネルギーの無駄な消費が抑制される電磁クラッチが小型に構成された。
〔全体構成〕
図1〜図3には本発明の電磁クラッチCによって動力の伝動及び遮断が可能なウォータポンプが示されている。尚、図1は図2のI−I線断面図である。このウォータポンプは、静止系としてのポンプハウジング1に対しシャフト軸受2により回転軸芯Xを中心に回転自在にシャフト3(被駆動側回転体の一例)を支持し、このシャフト3の内端にインペラ4を備え、このシャフト3とポンプハウジング1との間にシール5を備え、ポンプハウジング1のボス状部1Aに対しプーリ軸受6により回転軸芯Xを中心にして回転自在に入力プーリ7(駆動側回転部材の一例)を備えている。電磁クラッチCは、入力プーリ7の回転駆動力をシャフト3に伝える伝動状態(クラッチ入り状態)と、入力プーリ7の回転駆動力を遮断する遮断状態(クラッチ切り状態)とに切換自在に構成されている。
電磁クラッチCは、入力プーリ7の内部に収容されるコイル状のラップスプリング11と、駆動部材12と、作動部材13と、アーマチュア15と、作動部材13に吸引力を作用させて吸着する電磁ソレノイドSとを備えている。駆動部材12は、ラップスプリング11の一方の端部を支持しシャフト3の外端側に嵌合支持されている。作動部材13は、ラップスプリング11の他方の端部を支持しシャフト3と一体回転するスリーブ部12Sの外端側に回転自在に備えられている。アーマチュア15は、作動部材13と駆動部材12とに挟み込まれる位置に配置され、駆動部材12と一体回転するように板バネ14を介して駆動部材に支持されている。
作動部材13とアーマチュア15とによって拘束手段が構成されている。図3及び図4(a)に示すように、作動部材13のディスク状部13Dには周方向に沿って複数の主孔部13Hが形成され、アーマチュア15には周方向に沿って複数の副孔部15Hが形成されている。この主孔部13Hと副孔部15Hとは、電磁クラッチCを遮断状態に操作する際に、駆動部材12の駆動アーム12Aと、作動部材13の作動アーム13Aとが図7(a)に示す相対姿勢に設定するために機能する。この作動形態を以下に説明する。尚、主孔部13Hと副孔部15Hとを夫々6つ示しているが、これらの数は6つに限るものではなく、任意の数でも良い。
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い(この別実施形態では先に説明した実施形態と同じ機能を有するものと共通の番号、符号を付している)。
7 駆動側回転体(入力プーリ)
7A 内面
11 ラップスプリング
12 操作機構・駆動部材
13 操作機構・拘束手段・作動部材
13H 主孔部
15 拘束手段・アーマチュア
15H 副孔部
16 付勢手段(コイルバネ)
21 拘束手段・ロック部材
21T 拘束手段・係合部
23 拘束手段・係合爪部
S 電磁ソレノイド
X 回転軸芯
Claims (3)
- 駆動側回転体と被駆動側回転体とが回転軸芯と同軸芯で備えられ、この回転軸芯を中心とするコイル状のラップスプリングが備えられ、
前記ラップスプリングの巻き径の変更により、前記ラップスプリングを前記駆動側回転体に圧接させて前記駆動側回転体の回転力を前記被駆動側回転体に伝える伝動状態と、前記ラップスプリングの前記駆動側回転体に対する圧接力を低下させることで前記被駆動側回転体に伝えられる回転力を断つ遮断状態とに切り換える操作機構が備えられると共に、
前記操作機構が、前記被駆動側回転体と一体回転し前記ラップスプリングの一方の端部に連結する駆動部材と、前記回転軸芯を中心に回転自在で前記ラップスプリングの他方の端部に連結する磁性体製の作動部材と、この作動部材を吸着して作動部材を拘束するように静止系に支持される電磁ソレノイドとを備えており、
前記操作機構が、前記伝動状態において前記電磁ソレノイドの吸着により前記作動部材が拘束された後に動慣性による前記駆動部材の回転を許し、この回転により前記駆動側回転体が前記遮断状態となる回転位相に達した後に、この駆動部材を拘束する拘束手段を備え、
前記被駆動側回転体がシャフトとして構成され、このシャフトに対して相対回転自在かつ前記回転軸芯に沿って変位自在に前記作動部材が備えられ、
前記作動部材を挟んで前記電磁ソレノイドの反対側に前記シャフトと一体的に回転し前記回転軸芯に沿って変位自在な磁性体製のアーマチュアが備えられ、
前記拘束手段が、前記作動部材と前記アーマチュアとを含むと共に、作動部材のうち前記電磁ソレノイドが吸着する面に主孔部が形成され、前記アーマチュアのうち前記作動部材からの磁束が作用する面に副孔部が形成され、前記作動部材が前記電磁ソレノイドに吸着された後に、前記駆動側回転体が前記遮断状態となる回転位相に達した時点で前記アーマチュアに作用する吸引力を増大させ、この吸引力により前記アーマチュアを作動部材に吸着して拘束するように前記主孔部と副孔部との位置関係が設定されている電磁クラッチ。 - 駆動側回転体と被駆動側回転体とが回転軸芯と同軸芯で備えられ、この回転軸芯を中心とするコイル状のラップスプリングが備えられ、
前記ラップスプリングの巻き径の変更により、前記ラップスプリングを前記駆動側回転体に圧接させて前記駆動側回転体の回転力を前記被駆動側回転体に伝える伝動状態と、前記ラップスプリングの前記駆動側回転体に対する圧接力を低下させることで前記被駆動側回転体に伝えられる回転力を断つ遮断状態とに切り換える操作機構が備えられると共に、
前記操作機構が、前記被駆動側回転体と一体回転し前記ラップスプリングの一方の端部に連結する駆動部材と、前記回転軸芯を中心に回転自在で前記ラップスプリングの他方の端部に連結する磁性体製の作動部材と、この作動部材を吸着して作動部材を拘束するように静止系に支持される電磁ソレノイドとを備えており、
前記操作機構が、前記伝動状態において前記電磁ソレノイドの吸着により前記作動部材が拘束された後に動慣性による前記駆動部材の回転を許し、この回転により前記駆動側回転体が前記遮断状態となる回転位相に達した後に、この駆動部材を拘束する拘束手段を備え、
前記被駆動側回転体がシャフトとして構成され、このシャフトに対して相対回転自在で前記回転軸芯に沿って変位自在に前記作動部材が備えられ、前記作動部材を前記電磁ソレノイドから離間させる方向に付勢する付勢手段が備えられ、
前記作動部材を挟んで前記電磁ソレノイドの反対側に前記シャフトに連結するロック部材が備えられ、
前記拘束手段が、前記ロック部材を含むと共に、前記ロック部材のうち前記作動部材と反対側の面において前記回転軸芯を中心とする円弧状の領域に形成された係合歯部を有する係合部と、前記作動部材が前記電磁ソレノイドに吸着された際に前記動慣性による前記ロック部材の回転を許しながら前記ラップスプリングの付勢力による前記ロック部材の回転を阻止する方向への回転を阻止するように前記係合部に係合する係合爪体とを備えて構成されている電磁クラッチ。 - 前記駆動側回転体がシリンダ状の内面を有しており、前記ラップスプリングが自然状態で前記内面に圧接するものが用いられている請求項1又は2に記載の電磁クラッチ。
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JP2011244749A JP5257716B2 (ja) | 2011-11-08 | 2011-11-08 | 電磁クラッチ |
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- 2011-11-08 JP JP2011244749A patent/JP5257716B2/ja not_active Expired - Fee Related
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