JPS58134235A

JPS58134235A - メカニカル電磁クラツチ

Info

Publication number: JPS58134235A
Application number: JP57015956A
Authority: JP
Inventors: Toji Takemura; 統治竹村; Kenzo Hirashima; 平嶋　健三
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1982-02-03
Filing date: 1982-02-03
Publication date: 1983-08-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は電磁クラッチに関し、特に接続、遮断の作動
時にのみ電磁作用を必要とし、作動後は機械的作用によ
り接続および遮断状態を保持するようにしたメカニカル
電磁クラッチに関する。

従来の電磁クラッチの一つに、例えば第１図に示すよう
なものが塾る。すなわち、１はリテーナ２によシ固定側
に取り付けられたベアリング３によって回転自在に支持
され要部動輪で、仁の駆動輪１は前面に摩擦面１ａを有
し、また外周には図示しない駆動軸のプーリとの間に捲
回されたベルトにより回転されるプーリ４が固設されて
いる。

５Ｆｉ上記リテーナ２の中心に挿通された従動軸で、こ
の従動軸５の先端部には′キー６を介して７ランジ７が
ボルト８によって締結され、この７ランジ７にはリベッ
ト９によシ固定された３枚のバネ性を有する帯状ストラ
ップ１０によってリング状の摩擦板１１が、前記駆動輪
ｌの摩擦面１ａに対向するように取シ付けられている。

ｔた、１２は前記駆動輪１の凹部１ｂ内に位置するよう
に、ケース１３にて固定側に取シ付けられた電磁石で、
この電磁石１２が励磁されると前記摩擦板１１を吸引し
て駆動輪（１の摩擦面１ａＫ接触させ、その摩擦力で駆動輪１の回
転を従動軸６に伝達し、：、また電磁石１２が消磁され
ると、ストラツプ１０の復元力で摩擦板１１が駆動輪１
から離間されて動力の伝達が遮断されるようになって廖
る。

しかしながらこのような従来の電磁クラッチにあっては
、クラッチを接続して動力を伝達しようとする場合には
、電磁石に対して連続的に通電を続ける必要があったた
め、電力の消費量が極めて多いという問題点があった。

この発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、断続
作動時にのみ電磁石に通電すれば作動後は機械的に接続
状態あるｂは遮断状態を維持することが可能力電力消費
量の極めて少ないメカニカル電磁クラッチを提供するこ
とを目的とする。

、゛。

すなわち、こ７、の発明に係るメカニカル電磁クラ□ ツチは、駆動軸′□１側または従動軸側の一方に形成さ
れた摩擦面と、この摩擦面の背面に配設された電磁石と
、他方の軸に配設され、かつ上記電磁石の弱励磁によシ
吸引可能な摩擦板と、この摩擦板の背面側に配設され、
かつ上記電磁石の強励磁により吸引可能な摺動部材と、
内縁部または外縁部の一方が上記摺動部材に、他方が上
記摩擦板に連係された反転可能な皿ばねと、上記摺動部
材を常に復轡方向に付勢するための付勢手段と、駆動軸
側および従動輪例の夫々に形成された径の等しい円筒摩
擦面と、この円筒摩擦面外周に嵌装されるとともに１一
端が上記摩擦板に連結されて１．その締付力により動力
を伝達するコイルスプリングとを備えてなるものである
。

以下、この発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。

第゛２図は３０発明に係、ｂ″ｉ＝”電磁″′てチを示
し、駆動軸側の駆動輪２１は、ベアリング２２を介して
リテーナ２３に回転自在に支持され、かつ外周にプーリ
部２４が一体に形成されている。を九、この駆動輪２１
は前面に摩擦面２１ａを有するとともに、その内周側に
、円筒摩擦面２１１）を備えている。

２５は上記摩擦面２１＆の背面に位置するように支持板
２６を介してリテーナ２３に固定された電磁石であり、
この電磁石２５は強弱二段階の電磁吸引力を発生するよ
うに電源回路が構成されている。

２７は上記リテーナ２３の中心に挿通された従音軸で、
との従動軸ｎの先端部にはスプラインあを介して７ラン
ジ四が嵌合され、かつボルト（９）によって締結されて
いる。このフランジ四はその外周面が駆−輪２１の円筒
摩擦面２１１）と等しい径の円筒摩擦面２９ａになって
おり、かつ両円筒摩擦面２１ｂ。

２９ａは僅かな間隙を介して隣接している。

３１は上記７ランジ２９にボルト３２にて固定されたフ
ロントカバーであり、上記ボルト３２の締結により同時
に該フロントカバー３１と７ランージ器との間に円筒状
のスペーサおが固定される。詞はその前面ＫＷＩ擦面３
４ａを有する磁性体からなる摩擦板であって、大径筒部
３４ｂおよび小径筒部３４０を一体に備え、上記小径筒
部３４０が上記スペーサ羽外周に摺動自在かつ回転自在
に嵌合している。あけ、円筒状のカバーあおよびその端
部にビス胛にて固定されたリング状の磁性板おからなる
摺動部材であって、上記磁性板部の内周縁によってカバ
ー３６内１ｉ！ＪＫスリーブ３９．４０が固定さ“：艷
がっこのスリーブ３９が上記摩擦板腕の大径筒−３４１
）外周に摺動自在かつ回転自在に嵌合している。また、
この摺動部材あの磁性板３８は、上記摩擦板腕の背面に
位置している。

上記摺動部材部を常時復帰方向（図の左方）Ｋ付勢する
付勢手段としては、例えばリング状の板ばね４１が用い
られており、この板ばね４１は内縁部がフロントカバー
３１とスペーサ羽との間に挾持され噂、かつ外縁部が支
持リングＣを介して摺動部材部のカバー３６に圧接され
ている。

また上記の如く互いに摺動可能に構成された摩擦板腕と
摺動部材３５との間には皿ばね６が介挿されている。こ
の皿ばね４３は、内縁部が、摩擦板腕の小径筒部３４０
においてスナップリング祠とスライダリング６と８間に
支持リング茹、４６を介して、：。

挾持され、かつ外縁部が摺動部材あのスリーブ器。

４０間に挾持されており、第２図のクラッチ遮断状態で
は摺動部材部に対し摩擦板腕を図の左方に付勢するよう
な復元力が生じるように配設されている。そして、この
皿ばね４３Ｆｉその内縁部を図の右方に僅かに押圧する
ことによシ復元力の作用方向が反転するようになってお
り、この反転した状態においては、摺動部材部に対し摩
擦板腕を図の右方に付勢するような復元力を生じる。尚
、この皿ばね招の反転に要する力は、摺動部材部をフロ
ントがバー３１に向けて押圧している板ばね４１の付勢
力より４小さなものとなっている。

一方、隣接して形成された円筒摩擦面２１ｂ、２９ａの
外周には断面角形のコイルスプリング４７が嵌装されて
おり、このコイルスプリング４７の−、端は摩擦板腕の
溝４８に１他端は７ランジ器の溝４９に夫々係合してい
る。同、（資）は上記コイルス・プリング４７を保持す
るためのスプリングカバーであり、これはボルト３２を
利用して７ランジ四に固定されている。

さて上記の如く構成された電磁クラッチの作用を説明す
ると、先ず電磁右部に全く通電しないクラッチ遮断状態
では、摺動部材部は板ばね４１により図の左方に、付勢
されてフロントカバー３１に当接した状態にあり、かつ
この摺動部材あに対し摩擦板３４け皿ばね４３、により
図の左方に付勢され、摩擦板あ背面が摺動部材部の磁性
根羽に当接した状態にある。従って、第２図の如く、駆
動輪２１の摩擦面２１　ａと従動側牽擦板詞の摩擦面３
４ａとの間には所定の間隙が保たれている。

この状態から、電磁石２５に弱い電流を流し、あるいは
コイルの一部に゛通電することによって、第１段階の弱
励磁状態とすると、板ばね４１によシ押圧されている摺
動部材おを残して摩擦板腕のみが皿ばね４３に抗−して
吸着され、摩擦面２１ａと３４ａとが接触′する。これ
Ｋよシ摩擦板詞がフランジ器に対してコイルスプリング
４７の締め方向に回転するため、□コイルスプリング４
７の径が縮んで円筒摩擦面２１１）、２９ａＫ圧接され
、この締付による摩擦力によってフランジ器およびこれ
と一体の従動軸ｎに動力が伝達される。しかも、このよ
うに一旦阜擦板詞が吸着されると、第３図に示す如く皿
ばね招の形状および復元力の向きが反転するため、電磁
石器への通電を停止しても皿ばね梠の付勢力によって摩
擦板腕は駆動輪２１　Ｋ　ｍ圧され続け、クラ：：１．
ニッチ接続状態が維持される。尚、動力の伝導は主に上述
したコイルスプリング４７を介して行われるので、皿ば
ね４３のばね力としては比較的小さな力でもって確実に
クラッチ接続状態を維持できる。

次に、このクラッチ接続状態から電磁石塾を第２段階の
強励磁状態とすると、電磁石２５から摺動部材部に作用
する吸引力が板けね４１および皿ばね４３の付勢力に打
ち勝って、摺動部材部が第４図に示す如く図の右方に移
動し、皿ばね４が再び反転する。従って、反転後に電磁
石２５への通電を切ってやると、板ばね４１の付勢力に
よって、摩擦板腕と摺動部材部とが一体となったまま図
の左方へ移動し、第２図のクラッチ遮断状態に復帰する
。そして、この状態は前述したように板ばね４１および
皿ばね荀の付勢力によって維持されることになる。

このように、と１の電磁クラッチにおいては、瞬時的に
電磁石２５に通電するだけで接続、遮断状態を切換える
ことができ、その後は機械的なばね力によって夫々の状
態を確実に維持することができ机次に第５図は、この発明の異なる実施例を示すもので、
この実施例にあっては、摺動部材あに復嘩力を与える付
勢手段として前述の板ばね４１に代えて永久磁石５１が
フロントカバー３１に配設され、その磁力によって磁性
体からなる摺動部材゛あを復帰方向つまシ図の左方に常
時付勢している。この構成においても前述し念実雄側と
同様に、ｍ１時的に電磁石２５に通電するだけで接続、
！断状態を切換えることができ、その後は皿ばね招のば
ねカおよび上記永久磁石５１の吸引力によって夫々の状
態を維持することができる。陶、この実施例ではフラン
ジ器の円筒摩擦面２９ａと従動軸ｎとの間にトルク変動
吸収ゴム５２が介装されている。

以上、詳細に説明したように１この発明によれば、クラ
ッチの接続、３Ｍ断作動時にのみ電磁石に通電してやれ
ば、その後は通電しなくとも接続状態および遮断状態を
維持することができ、これによって電力の消費量を大巾
に減らすことができるとともに、従来のクラッチでは電
磁石に連続して通電していたため電磁石には容量的に余
裕が必要であったが、本発明のクラッチでは通電が瞬時
的で良いため、電磁石の発熱に対して余裕を小さくでき
、小型軽量化が可能となる、等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の電磁クラッチの一例を示す断面側面図、
第２図はこの発明に係るメカニカル電磁クラッチの一実
施例を示す断面側面図、第３図はそのクラッチ接続状態
を示す断面側面図、第４図はそのクラッチ迩断作動時の
途中の状態を示す断面側面図、第５図はこの発明の他の
実施例を、示す断面側面図である。２１・・・駆動輪、２１ａ・・・摩擦面、２１ｂ・・・
円筒摩擦面、葛・・・電磁石、ｎ・・・従動軸、四・・
・フランジ、２９ａ・・・円筒摩擦面、３１・０フロン
トカバー、あ・・・摩擦板、３４ａ・■摩擦面、語・・
・摺動部材、４１・・・板ばね、４３・・・皿ばね１，
４７・・・コイルスプリング、５１＠・・永久磁石。、：第５図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　　駆動軸側または従動輪側の一方に形成された
摩擦面と、この摩擦面の背面に配設された電磁石と、他
方の軸に配設され、かつ上記電磁石の弱励磁によ）吸引
可能々摩擦板と、この摩擦板の背面側に配設され、かつ
上記電磁石０強励磁により吸引可能な摺動部材と、′内
縁部または外縁部の一方が上記摺動部材に、他方が上記
摩擦板に連係された反転可能な皿ばねと、上記摺動部材
を常に復帰方向に付勢するための付勢手段と、駆動軸側
および従動輪側の夫々に形成された径の等しい円筒摩擦
面と、この円筒摩擦面外周に嵌装されるとともに、一端
が上記摩擦板に連結されて、その締付力によシ動力を伝
達するコイルスプリングとを備えてなるメカニカル電磁
クラッチ。