JP5255358B2 - 音声伝送システム - Google Patents

音声伝送システム Download PDF

Info

Publication number
JP5255358B2
JP5255358B2 JP2008191798A JP2008191798A JP5255358B2 JP 5255358 B2 JP5255358 B2 JP 5255358B2 JP 2008191798 A JP2008191798 A JP 2008191798A JP 2008191798 A JP2008191798 A JP 2008191798A JP 5255358 B2 JP5255358 B2 JP 5255358B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voice
audio
transmission
data
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008191798A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010034630A (ja
Inventor
武正 庄司
靖久 井平
恵一 吉田
公士 京面
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008191798A priority Critical patent/JP5255358B2/ja
Publication of JP2010034630A publication Critical patent/JP2010034630A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5255358B2 publication Critical patent/JP5255358B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Description

本発明は、パケットにより音声信号を送受信する音声伝送システムに関する。
従来から、音声信号をパケット送信する音声送信端末装置と、受信したパケットに基づいて音声信号を出力する音声受信端末装置とを備え、パケットにより音声信号を送受信する音声伝送システムが知られている。この種の音声伝送システムは、例えば、宅外の玄関に設置されたドアホン子器と宅内に設置された親機との間で通信路を介して音声信号を送受信するドアホンシステムや、携帯電話機やPHS電話機などを利用した音声通話システムなどに利用されている。
ところで、このような音声伝送システムでは、音声データをパケットで送信中に、通信路の伝送損失や外来ノイズなどがあるとパケットに伝送エラーが生じる。このため、音声受信端末装置が受信したパケットを基に出力する音声に不快な異音が発生することがあった。
そこで、送信側で音声データの各パケットに巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check;CRC)などの誤り検出符号を付加し、受信側で受信したパケットの音声データに対して誤り検出を行い、誤りが検出されたパケットから復号された音声信号全体を抑圧し、所謂ミューテイング処理を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、ITU‐TG.711 AppendixIにおいては、PCM(Pulse Code Modulation)伝送において、伝送エラーによるパケット喪失発生時に、ピッチ検出器等を用いて比較的高品位な音声信号を合成、補間する方法が示されている。
しかしながら、特許文献1においては、誤りが検出されたパケット全体でミューテイング処理が行われるので、伝送路エラーの発生頻度やパケット内の音声フレームのサイズによっては受信音声が不自然に波打つように聞こえたり、伝送エラーにより発生するクリック雑音の音量が大きい場合には、これを抑圧しきれずに使用者に耳障りな異音が聞こえてしまうことがあった。また、ITU‐TG.711 AppendixIの場合においては、音声品質はある程度確保されるが、フィルタ処理等の信号処理が増えるため、構成が複雑となりコスト高になるという欠点があった。
特許第3183490号公報
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、伝送路を介してパケットで音声信号を送受信する音声伝送システムにおいて、簡易な構成で伝送誤りによる異音や雑音の発生を抑制することができる音声伝送システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、パケットにより音声信号を送信する音声送信端末装置と、前記音声送信端末装置から通信路を介して伝送された音声信号を受信して音声を出力する音声受信端末装置とを備えた音声伝送システムであって、前記音声送信端末装置は、音波をアナログ電気信号に変換する音声入力手段により得られたアナログ音声信号を所定の標本周波数及び量子化幅のデジタル音声信号に変換するA/D変換手段と、前記A/D変換手段から得られたデジタル音声信号を所定の形式で符号化して音声データを形成する音声符号化手段と、前記音声符号化手段で形成された音声データを一定期間で区切った音声フレームを基に前記パケットを構成して送信する送信手段とを備え、前記音声受信端末装置は、前記送信手段から送信されたパケットを受信する受信手段と、前記受信手段で受信されたパケットの伝送誤りを検出する伝送誤り検出手段と、前記受信手段で受信されたパケットの音声フレームの音声データを復号化する音声復号化手段と、前記音声復号化手段で復号されたデジタル音声信号のレベルを減衰させる減衰処理手段と、前記伝送誤り検出手段で伝送誤りが検出されたパケットにおける音声フレームの音声データの置き換えを行う音声置換処理手段と、前記音声復号化手段で復号されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するD/A変換手段とを備え、前記D/A変換手段からのアナログ音声信号は、所定の電気音響変換手段により音声に変換され、前記音声置換処理手段は、前記伝送誤り検出手段で伝送誤りが検出された音声フレームの前記音声復号化手段で復号化された音声データを、該音声フレームの直前における伝送誤りのない音声フレームの音声データに置き換え、前記減衰処理手段は、前記音声置換処理手段で音声データが置き換えられた音声フレームとその前後の正常な音声フレームとの境界で、これら境界からの所定期間における前記音声復号化手段で復号化された各音声フレームの音声データを減衰処理するものである。
請求項2の発明は、パケットにより音声信号を送信する音声送信端末装置と、前記音声送信端末装置から通信路を介して伝送された音声信号を受信して音声を出力する音声受信端末装置とを備えた音声伝送システムであって、前記音声送信端末装置は、音波をアナログ電気信号に変換する音声入力手段により得られたアナログ音声信号を所定の標本周波数及び量子化幅のデジタル音声信号に変換するA/D変換手段と、前記A/D変換手段から得られたデジタル音声信号を所定の形式で符号化して音声データを形成する音声符号化手段と、前記音声符号化手段で形成された音声データを一定期間で区切った音声フレームを基に前記パケットを構成して送信する送信手段とを備え、前記音声受信端末装置は、前記送信手段から送信されたパケットを受信する受信手段と、前記受信手段で受信されたパケットの伝送誤りを検出する伝送誤り検出手段と、前記伝送誤り検出手段で伝送誤りが検出されたパケットにおける音声フレームの音声データを該音声フレームの直前における伝送誤りのない音声フレームの音声データに置き換えを行う音声置換処理手段と、前記音声置換処理手段で音声フレームの音声データが置き換えられたパケットを含む前記受信手段で受信されパケットの音声フレームの音声データを復号化する音声復号化手段と、前記音声復号化手段で復号されたデジタル音声信号のレベルを減衰させる減衰処理手段と、前記音声復号化手段で復号されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するD/A変換手段とを備え、前記D/A変換手段からのアナログ音声信号は、所定の電気音響変換手段により音声に変換され、前記減衰処理手段は、前記音声置換処理手段で音声データが置き換えられた音声フレームとその前後の正常な音声フレームとの境界で、これら境界からの所定期間における前記音声復号化手段で復号化された各音声フレームの音声データを減衰処理するものである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の音声伝送システムにおいて、前記減衰処理手段は、前記各音声フレームの境界でそれらの音声データの減衰が最も大きくなるように前記所定期間内で段階的に減衰処理を行うものである。
請求項1の発明によれば、伝送誤りが検出された音声フレームを所定の音声データに置き換えることにより伝送誤りによるクリック雑音などの異音を回避するとともに、置き換えた音声フレームとその前後の正常な音声フレームとの境界における音声データを減衰させるので、置き換えによる音声フレーム間の音声信号の不連続に基づく違和感や雑音を低減することができる。従って、簡易な構成で伝送誤り発生時の異音発生を抑制して、受信音声をより聞き易くすることができる。また、置き換える音声フレームの音声データを、伝送誤りのなかったとしたときの同じ音声フレームの音声データに近い音声データとしているので、音声フレームの置き換えによる音声の違和感や雑音を低減することができる。
請求項2の発明によれば、音声置換処理手段による音声フレームの置換処理が音声復号化手段でパケットの音声フレームの音声データを復号化する前に行われるので、音声符号化手段で音声データが圧縮されている場合は、置換する音声フレームの音声データを圧縮処理されている状態で記憶することができ、置換する音声データを記憶するためのメモリ容量などを少なくでき、低廉化できる。また、置き換える音声フレームの音声データを、伝送誤りのなかったとしたときの同じ音声フレームの音声データに近い音声データとしているので、音声フレームの置き換えによる音声の違和感や雑音を低減することができる。
請求項3の発明によれば、置き換えた音声フレームとその前後の正常な音声フレームとの境界で音声フレーム間の音声データのレベル差をできるだけ少なくし、その境界から離れるに従って音声データのレベルを段階的に上げているので、音声フレーム間の音声信号を滑らかに繋ぐことができ、置き換えによる違和感や雑音を低減し、音声品質を向上させることができる。
以下、本発明の一実施形態に係る音声伝送システム(本システムという)について、図1乃至図3を参照して説明する。図1は、本システムの構成を示す。本システムは、信号線(通信路)50を介して音声信号を送受信する複数の端末装置1(1a、1b、1c・・・)と、信号線50により各端末装置1と接続されて、各端末装置の通信制御を行う主装置40とを備えている。各端末装置1は、音声伝送用パケット(以下、パケットと言う)に基づく音声伝送信号により互いに通信を行う。なお、信号線50としては、ペア線などの平衡線路の他、例えば、同軸線のような不平衡線路や、エンハンストカテゴリ5又はカテゴリ6のLANケーブルの1ペア、及びCPEVケーブル(ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル)の1ペアなどを利用してもよい。各端末装置1a、1b、1c・・・は、ほぼ同じ構成を有しているものとする。
本システムにおける端末装置1は、パケットにより音声信号を送信する音声送信端末装置2と、他の端末装置から送信された音声信号を受信して音声を出力する音声受信端末装置3と、主装置40との間で信号線50を介して通信制御信号を送受信する制御信号送受信部11と、送受信される音声伝送信号と通信制御信号との多重及び分離を行う多重分離部12と、CPUを有してこれら各部と装置1全体を制御する制御部13とを備えている。多重分離部12は、音声送信端末装置2から出力する音声伝送信号と制御信号送受信部11からの通信制御信号とを周波数分割多重化し、音声制御多重信号として送出し、他の端末装置から受信した音声制御多重信号から音声伝送信号と通信制御信号とを分離し、それらの信号をそれぞれ音声受信端末装置3と制御信号送受信部11に入力する。
また、各端末装置1は、それぞれ固有の識別符号(ID)が付与されており、この識別符号をパケットに含めることにより、互いに識別して通信する相手を選択することができるようになっている。また、各端末装置1には、他の端末装置1を呼び出すための呼出釦からなる呼出手段(図示せず)と、他の端末装置1による呼び出しに応答するための応答釦からなる応答手段(図示せず)と、信号線50に接続されている全端末装置1を呼び出すための一斉呼出釦(図示せず)などが備えられている。なお、このような呼出手段及び応答手段等の制御は、制御部13及び制御信号送受信部11により行われるが、これらの構成は従来周知であるので詳細な説明を省略する。
音声送信端末装置2は、マイクロホン(以下、マイクと言う)21、マイクロホンアンプ(以下、マイクアンプと言う)22、A/D変換部(A/D変換手段)23、音声符号化部(音声符号化手段)24、及び送信部(送信手段)25を備えている。マイク21は、音波をアナログ電気信号に変換してアナログ音声信号を出力する音声入力手段であり、マイクアンプ22は、マイク21からのアナログ音声信号を増幅するアナログ増幅器である。なお、マイク21が出力する音声信号は、音声以外の音も含まれるため、厳密な意味では音信号(音響信号)であるが、音声に注目して種々の信号処理を行うことから、本実施形態においては、音声信号と称する。
A/D変換部23は、マイクアンプ22で増幅されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換する。このA/D変換部23は、アナログ音声信号を所定の標本周波数(サンプリング周波数)で標本化(サンプリング)して、各標本点におけるアナログ音声信号の強度を所定の量子化幅で量子化して、標本点毎に量子化値を得て、デジタル音声信号を出力する。
音声符号化部24は、デジタル音声信号の標本点における量子化値を所定の形式で符号化して音声データを形成するものであり、ここでは、A/D変換部23より得られたデジタル音声信号の量子化値をPCMにより、ビット列として符号化する。なお、このPCMによる符号化の他に、音声データを圧縮するADPCM(適応差分パルス符号化;Adaptive Differential PCM)や、APCM(適応パルス符号化)、DPCM(差分パルス符号化)などの各種符号化方式を用いてもよい。
送信部25は、音声符号化部24で符号化された音声データを伝送路符号化(Channel Coding)して音声伝送用パケットを作成する伝送路符号化部25aと、このパケットを多値変調して音声伝送信号として送信する変調部25bと、この音声伝送信号を増幅する送信アンプ25cとを備えている。この変調部25bの多値変調方式としては、例えば、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64QAMなどを用いることができる。これにより、送信部25は、伝送路符号化部25aにより、音声符号化部24で符号化された音声フレームの音声データをパケット化し、このパケットを変調部25bで変調した音声伝送信号として、他の端末装置に送信する。
音声受信端末装置3は、受信部(受信手段)31、音声復号化部(音声復号化手段)32、伝送誤り検出部(伝送誤り検出手段)33、音声フレーム合成部(音声置換処理手段)34、減衰処理部(減衰処理手段)35、D/A変換器(D/A変換手段)36、スピーカアンプ37、及びスピーカ(電気音響変換手段)38を備える。
受信部31は、多重分離部12を介して他の端末装置から送信されてきた音声伝送信号を受信して増幅する受信アンプ31aと、受信された多値変調の音声伝送信号を復調してパケットを得る復調部31bと、復調部31bからのパケットを伝送路復号化して音声データを取り出す伝送路復号化部31cとを備えている。
音声復号化部32は、受信したパケットから伝送路復号化部31cにより取り出された音声フレームの音声データを復号化してデジタル音声信号を得る。音声復号化部32による復号化は、音声データがPCMやADPCM等で符号化されたものを、復号化して符号化前の元のデジタル音声信号を得るものである。
伝送誤り検出部33は、伝送路復号化部31cで復号された音声データの音声フレームの誤り検出を行う。ここでは、伝送誤り検出部33は、伝送路復号化部31cにより得られたパケットのヘッダ部(図2参照)の誤り検出符号、及びデータ部の誤り検出符号をそれぞれ用いて、ヘッダ部及びデータ部の誤り検出を行い、検出した誤り検出信号を、音声フレーム合成部34、減衰処理部35に通知する。なお、本実施形態では、誤り検出符号として巡回冗長検査方式(CRC)を用い、伝送誤り検出部33はCRCによる誤り検出を行う。
音声フレーム合成部34は、複数の連続する音声フレームの音声データを記憶するメモリとしての音声フレームバッファ(以下、音声バッファと言う)34aを備え、伝送路復号化部31cからの音声フレームの音声データを一旦、音声バッファ34aで記憶して、音声フレームを合成してから音声データを順次出力する。即ち、音声フレーム合成部34は、誤り検出信号に基づいて、デジタル音声信号中の誤り検出があった音声フレームのデータを破棄して、伝送誤りが検出された音声フレームの直前における伝送誤りのない音声フレームの音声データに置き換えて、その前後の音声フレームと連続するように合成し、次段の減衰処理部35に出力する。
減衰処理部35は、伝送誤り検出部33からの誤り検出信号に基づいて、音声フレーム合成部34からの入力される音声フレームが置き換えられた音声フレームとその前後の音声フレームとの境界における音声データを所定の減衰量だけ減衰する。ここでは、減衰処理部35は、音声復号化部32で復号化された音声フレームの音声データが量子化された状態のデジタル音声信号となっているので、このデジタル音声信号の量子化レベルをソフト的に変化させることにより簡単に減衰処理を行うことができる。
D/A変換部36は、減衰処理部35から出力されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換する。このD/A変換部36からのアナログ音声信号は、スピーカアンプ37で増幅され、スピーカ(電気音響変換手段)38により音声に変換されて拡声される。
主装置40は、CPUを主構成要素とする制御部41と、端末装置1との間で通信制御信号を送受信する制御信号送受信部42と、制御部41から与えられる同期データを含むパケット(以下、「同期用パケット」と称する)を多値変調して同期信号を生成する変調部43と、変調部43からの送信出力を増幅する送信アンプ44と、同期用パケットと通信制御信号の多重、分離を行う多重分離部45とを備えている。多重分離部45は、同期用パケットと通信制御信号を多重して信号線50に送出すると共に、信号線50から取り込まれた信号から通信制御信号を分離して制御信号送受信部42に出力する。ここで、主装置40は、各端末装置間の呼制御及びパケットが格納されるタイムスロット(図2参照)を規定するための同期信号の送信を行う。なお、このような制御部41及び制御信号送受信部42の構成は従来周知であるから詳細な説明を省略する。
ここで、伝送路符号化部25aで作成されるパケット(音声伝送用パケット)の構成について、図2(a)、(b)及び(c)を参照して説明する。図2(a)は、時分割多重伝送のタイムスロットに基づくパケットの構成例を示す。このパケットには、同期信号間の信号送信期間内にn個のタイムスロットが音声データスロット0〜nとして配置されている。
図2(b)に示すように、音声伝送用パケットとなる音声データスロットは、例えば、ヘッダ部とヘッダ部の後ろに配置されたデータ部とを有し、これらヘッダ部とデータ部は、それぞれの誤りを検出する誤り検出符号が付加されて構成される。
ヘッダ部は、例えば、フレームの先頭を示すためのプリアンブル、送信元の端末装置を示す識別符号(ID)、パケット種別、変調方式(変調部25b、43における変調方式、例えば、本実施形態では、BPSK、QPSK、16QAM、及び64QAMなどを使用)、及びデータ長(パケットのデータ長)が、順次に並べられてなるデータ列と、このデータ列の後に配置された同データ列用の誤り検出符号とで構成される。
データ部は、音声符号化部24でADPCM等より音声符号化されて得られた音声データの音声フレームと、この音声データの誤り検出符号とにより構成される。本実施形態の端末装置1では、上述のように、誤り検出方法としてCRCを利用しているので、ヘッダ部及びデータ部のそれぞれにおける誤り検出符号は、CRCによる誤り検出符号(CRC符号)となっている。なお、その他の誤り検出方法を採用してもよいが、リアルタイムで通話を行うという要求があるため、できるだけ冗長性の低い誤り検出符号を用いることが望ましい。
また、図2(c)に示すように、同期信号(同期用パケット)は、例えば、ヘッダ部と、ヘッダ部の後ろに配置されたデータ部とを有している。ヘッダ部は、例えば、前記と同様に、プリアンブル、パケット種別、変調方式、データ長の順に並べられてなるデータ列と、このデータ列の後に配置された上記データ列用の誤り検出符号とにより構成される。なお、本実施形態においては、上記同期信号のデータ部は、実際には空であるために削除され、データ部のための誤り検出符号も省く構成となっている。
上記のパケット構成により、主装置40及び端末装置1においては、同期信号の立ち下りから所定時間が経過した時点を先頭のタイムスロットの開始時点とし、次の同期信号が立ち上がるまでの期間(信号送信期間)内に複数のタイムスロットを配置している。即ち、主装置40と端末装置1間及び各端末装置間では、時分割多重化アクセス(Time Division Multiplexing Access:TDMA)によりパケット信号の送受信が行われる。なお、本実施形態の音声伝送システムでは、信号送信期間内にn個のタイムスロットを配置しているので、最大n/2台の端末装置が1対1で音声信号を送受信できるようになっている。
これら端末装置間の通信においては、例えば、端末装置1aから別の端末装置1bへの通話を開始する場合、まず端末装置1aで呼出釦を操作することにより、制御部13は、相手の端末装置1bを呼び出すための呼出要求データ、自己の識別符号、及び相手側の識別符号とを含む呼出用制御データを作成して制御信号送受信部11に出力する。制御信号送受信部11は、この呼出用制御データを変調して呼出用制御信号を生成し、多重分離部12を介して送出する。
このとき、主装置40は、上記呼出用制御信号を受信すると、この信号に含まれる呼出要求データと、呼出元の端末装置1aの識別符号と、呼出先の端末装置1bの識別符号とを基に、上記呼出先の識別符号を宛先とした呼出通知用制御データを作成して信号線50に送出する。
端末装置1bは、信号線50を通じて上記呼出通知用制御信号を受信すると、この呼出通知用制御信号に含まれる呼出要求データを基に、スピーカより報知音を鳴動させる。報知音が鳴動された後に、所定時間が経過する前に端末装置1bにおいて応答釦が操作されると、端末装置1bは、呼出元の端末装置1aと個別通話することを了解した旨の肯定応答データと自己の識別符号とを含む制御データの肯定応答用制御信号を送出する。
端末装置1a、1bのそれぞれの制御信号送受信部11は、信号線50を通じて上記タイムスロット割り当て用制御信号を受信すると、この信号のタイムスロット割り当て用制御データをそれぞれの制御部13に送る。各制御部13は、音声送信端末装置2及び音声受信端末装置3を起動し、上記割り当て用制御データに基づいて送信部25の制御を行う。このとき、例えば、呼出元の端末装置1aのマイク21に音声が入力されると、マイク21はアナログ音声信号を生成してマイクアンプ22に出力し、マイクアンプ22で増幅されたアナログ音声信号はA/D変換部23でデジタル音声化され、音声符号化部24で符号化処理されて送信部25に入力される。送信部25では、受信した同期信号のタイミングに基づいて、予め割り当てられたタイムスロットに合わせて上述したようにパケットに基づく音声伝送信号を作成し、この音声伝送信号を送信アンプ25cで増幅して多重分離部12に出力する。多重分離部12は、音声伝送信号を制御信号送受信部11からの通信制御信号と周波数分割多重化して制御信号線50に送出する。
端末装置1a、1bのそれぞれの制御信号送受信部11は、信号線50を通じて上記タイムスロット割り当て用制御信号を受信すると、この信号のタイムスロット割り当て用制御データをそれぞれの制御部13に送る。各制御部13は、上記割り当て用制御データに基づいて、多重分離部12の制御を行い、音声送信端末装置2及び音声受信端末装置3を起動する。このとき、例えば、呼出元の端末装置1aのマイク21に音声が入力されると、マイク21はアナログ音声信号を生成してマイクアンプ22に出力し、マイクアンプ22で増幅されたアナログ音声信号はA/D変換部23でデジタル音声化され、音声符号化部24で符号化処理されて送信部25に入力される。送信部25では、上述したようにパケットに基づく音声伝送信号を作成し、この音声伝送信号を送信アンプ25cで増幅して多重分離部12に出力する。多重分離部12は、同期信号を受信すると、予め割り当てられたタイムスロットに合わせて音声伝送信号を信号線50に送出する。
一方、呼出先の端末装置1bは、送信元の端末装置1aである音声伝送信号を受信すると、この音声伝送信号は受信部(31)でパケットに復調され、さらにパケットから符号化音声信号の音声フレームに戻される。符号化音声信号の音声フレームの音声データは、音声符号化部(32)でデジタル音声信号に復号化され、音声フレーム合成部(34)、減衰処理部(35)を経て、D/A変換部(36)でアナログ音声信号に変換される。このアナログ音声信号はスピーカアンプ(37)にて増幅され、スピーカ(38)に入力されてスピーカ(38)より音声が出力される。
上述の動作は、呼出先の端末装置1bより呼出元の端末装置1aに音声信号が送信される場合にあっても同様であり、2台の端末装置1a、1bは互いに別のタイムスロットを使用して音声信号の送受信を行い、これによって端末装置1a、1b間の個別通話が行われる。
このように本実施形態においては、上記のように音声フレームを有するパケットを構成して各端末装置間で送受信される。このとき、受信部31において、伝送誤り検出部33は、パケットのデータ部の誤り検出符号により音声フレームの伝送誤りを検出する。
ここで、伝送誤り検出時の音声フレームの境界における音声データの減衰処理について、図3を参照して説明する。伝送路復号化部31cで連続的に復号化された音声フレーム0、1、2の音声フレーム列Pを音声フレームを置き換える前の状態とする。音声フレーム列Pにおいて、正常な音声フレーム0の後、伝送誤り検出部33により音声フレーム1で伝送誤りが検出されたとする。このとき、音声フレーム合成部34は、伝送誤り検出部33からの誤り検出信号を基に、音声フレームの置き換えを行う。この置き換えは、置き換え後の音声フレーム列Qに示すように、音声フレーム1の音声データを破棄して、この音声フレーム1の音声データの代わりに、音声フレーム1の直前の正常な音声フレーム0の音声データを音声バッファ34aから呼出して置き換えることにより行う。この置き換え後、減衰処理部35は、置き換えられた音声フレーム1の前後の音声フレーム0及び音声フレーム2との境界t1、t2において、境界t1、t2から所定の時間幅(Ta/2)の間隔におけるそれぞれ音声データを減衰させる。この減衰処理は、例えば、境界t1、t2における時間幅(Ta/2)に含まれるデジタル音声信号の量子化幅における量子化レベルの値を、XdBだけソフト的に減衰させることにより行う。この減衰処理により、各境界t1、t2における音声フレーム間の音声データの不連続点のギャップを小さくすることができる。これにより、伝送誤りによる異音や雑音の発生があったとき、音声フレームの置き換えと共に、境界における音声データの簡単な減衰処理だけで、実用上十分なレベルにクリック雑音等を抑制することができる。
このように、本実施形態によれば、伝送誤りが検出された音声フレームを正常な音声フレームの音声データに置き換えることにより伝送誤りによるクリック雑音などの異音を回避すると共に、この置き換えられた音声フレームとその前後の正常な音声フレームとの境界における音声データを減衰することができる。これにより、音声フレームの置き換えによる音声フレーム間の音声信号の不連続に基づく違和感や雑音を低減することができ、簡易な構成で伝送誤り発生時のクリック雑音などの異音を抑制し、受信音声をより聞き易くすることができる。
また、伝送誤り検出部33により誤りが検出された場合に、誤りが検出された音声フレームを音声バッファ34aに蓄積していた直前の正常な音声フレームで置き換えるので、音声の性質上、時系列で連続するフレームは互いの相関が高いため、置き換えによる違和感や雑音が少なくなる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る音声伝送システムについて、図4及び図5を参照して説明する。本実施形態は、基本的には、前記第1の実施形態と同様の構成を成し、減衰処理部35は、各音声フレームの境界でそれらの音声データの減衰が最も大きくなるようにして所定期間内で段階的に減衰処理を行うものである。
本実施形態において、減衰処理部35は、図4に示すように、置き換え後の音声フレーム列Qにおいて、境界t1、t2で音声データの減衰が最も大きくなるようにし、所定の時間幅(Ta/2)内で境界t1、t2から離れるに従って減衰量が少なくなるようにする。例えば、減衰処理部35の減衰処理のステップ数を3段などの複数の段数に増やし、段階的に減衰処理を行う。ここでは、図5に示すように、時間幅Ta/2において同じ量子化幅(ここでは、125μs)のT1、T2、T3が含まれるとき、境界t1に近いT1で12dBの減衰、以下、T2、T3と境界t1から遠ざかるにつれて6dB、3dBと減衰量を減らしていく。このとき、減衰処理前の量子化レベル(点線)は、減衰処理により実線のように減衰された量子化レベルとなる。これにより、境界t1で隣接する音声フレームの音声データの減衰を最大にして、時間幅Ta内で各音声フレーム内に向けて3段階で徐々に音声データの減衰を少なくできる。
このように、本実施形態によれば、置き換えた音声フレームとその前後の正常な音声フレームとの境界t1、t2における音声フレーム間の音声データのレベル差を少なくし、境界t1、t2から離れるに従って、音声データのレベルを段階的に上げるようにできる。従って、境界t1、t2で音声の不連続点ギャップが非常に大きくなるような場合でも、境界t1、t2に対して徐々に音声データの振幅を小さくして、音声フレーム間の音声信号を滑らかに繋げることができるので、置き換えによる違和感や雑音を低減し、音声品質を向上させることができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る音声伝送システムについて、図6乃至図8を参照して説明する。本実施形態は、基本的には、前記第1の実施形態と同様の構成を成し、音声フレーム合成部34は、伝送誤りが検出された音声フレームの置き換えられる音声データを無音の音声データとするものである。
本実施形態において、音声フレーム合成部34は、図6に示すように、音声データを無音にするミュート処理部34bを備える。ミュート処理部34bは、伝送誤り検出部33により誤り検出信号が伝達されると、伝送誤りが検出された音声フレームの音声データを無音、すなわちデータを‘0’とし、この無音データで置き換える音声フレームとする。これにより、図7に示されるように、音声フレーム列Pの伝送誤りのあった音声フレーム1は、無音データで置き換えられ、ミュート処理された置き換え後の音声フレーム列Qが得られる。また、ミュート処理部34bは、例えば、図8に示すように、ANDゲート回路Tr1〜Tr3を用いて簡単に構成できる。ここでは、各ゲートに音声データの各ビットと伝送誤り検出部33からの誤り検出信号(1で正常、0で誤り)とを入力し、ゲート処理により、誤り発生時にゲート回路出力を0にすることによりミュート処理される。その他、音声復号化部32の音声復号化処理出力と無音データとのスイッチングによる切り換えなどの簡易な構成でミュート処理を実現できる。
このように、本実施形態によれば、伝送誤り検出された音声フレームを置き換えるための音声フレームの音声データが不要なので、その音声データを記憶するための音声フレームバッファなど、置き換え音声フレームの生成手段を削減でき、回路規模やコストを押えることができる。
次に、本発明の第4の実施形態に係る音声伝送システムについて、図9を参照して説明する。本実施形態は、基本的には、前記第1の実施形態と同様の構成を成し、音声フレーム合成部34を受信部31と音声復号化部32の間に配設した点で異なる。
本実施形態における音声フレーム合成部34は、音声バッファ34aにより伝送路復号化部31cでパケットから復号化された音声フレームの音声データ(ここでは、PCM、ADPCM等で音声符号化されている状態)による複数の連続する数フレームを一旦記憶し、前記と同様に、伝送誤りが検出されたときは、音声フレームを合成してから音声データを順次出力する。また、音声フレーム合成部34は、伝送誤り検出部33からの誤り検出信号に基づいて、伝送誤りが検出された音声フレームの直前における伝送誤りのない音声フレームの音声データに置き換えて、その前後の音声フレームと連続するように合成し、次段の音声復号化部32に出力する。合成された音声フレームの符号化音声データは、音声復号化部32でデジタル音声信号に復号され、このデジタル音声信号は、前記と同様に減衰処理部35で減衰処理される。
本実施形態によれば、音声フレーム合成部34による音声フレームの置き換えを音声復号化部32の前に行うので、音声フレームの音声データが、ADPCM等によりデータ圧縮されているときは、音声復号化部32で符号化された後の音声データに比べて、音声フレームのデータ容量が少なくなる。従って、音声バッファ34aは、圧縮された音声データを記憶するので、音声バッファ34aの記憶容量を少なくでき、低廉化できる。
なお、本発明は上記各実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。上記実施形態においては、減衰処理をデジタルデータ処理でソフト的に行ったが、D/A変換後の音声フレーム境界に対応するアナログ音声信号をPINダイオードなど半導体素子を用いて、ハード的に減衰処理してもよい。また、通信路は、有線、無線のどちらでもよい。また、本実施形態における端末装置は、音声送信端末装置と音声受信端末装置の両方を備えているが、これに限らず、信号線で接続された端末装置のなかに、音声送信端末装置としての機能を有する端末装置の他に、音声受信端末装置としての機能を有する端末装置が存在していればよい。また、本実施形態における主装置は、呼制御及び同期信号の送信を行うための専用の装置となっているが、主装置としての機能をいずれかの端末装置に持たせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る音声伝送システムの構成図。 (a)は同システムにおける時分割多重伝送のタイムスロットの構成を示す図、(b)は同タイムスロットにおける音声データスロットの構成を示す図、(c)は同タイムスロットの同期信号の構成を示す図。 同システムにおける音声フレームの置き換えを説明するための図。 本発明の第2の実施形態に係る音声伝送システムにおける音声フレームの置き換えを説明するための図。 図4のA部の拡大図。 本発明の第3の実施形態に係る音声伝送システムにおける音声フレーム合成部の構成図。 同システムにおける音声フレームの置き換えを説明するための図。 同システムにおける音声フレーム合成部のミュート処理回路図。 本発明の第4の実施形態に係る音声伝送システムにおける音声受信端末装置の構成図。
符号の説明
1、1a、1b、1c 端末装置
2 音声送信端末装置
3 音声受信端末装置
23 A/D変換部(A/D変換手段)
24 音声符号化部(音声符号化手段)
25 送信部(送信手段)
31 受信部(受信手段)
32 音声復号化部(音声復号化手段)
33 伝送誤り検出部(伝送誤り検出手段)
34 音声フレーム合成部(音声置換処理手段)
35 減衰処理部(減衰処理手段)
36 D/A変換部(D/A変換手段)

Claims (3)

  1. パケットにより音声信号を送信する音声送信端末装置と、前記音声送信端末装置から通信路を介して伝送された音声信号を受信して音声を出力する音声受信端末装置とを備えた音声伝送システムであって、
    前記音声送信端末装置は、
    音波をアナログ電気信号に変換する音声入力手段により得られたアナログ音声信号を所定の標本周波数及び量子化幅のデジタル音声信号に変換するA/D変換手段と、
    前記A/D変換手段から得られたデジタル音声信号を所定の形式で符号化して音声データを形成する音声符号化手段と、
    前記音声符号化手段で形成された音声データを一定期間で区切った音声フレームを基に前記パケットを構成して送信する送信手段とを備え、
    前記音声受信端末装置は、
    前記送信手段から送信されたパケットを受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信されたパケットの伝送誤りを検出する伝送誤り検出手段と、
    前記受信手段で受信されたパケットの音声フレームの音声データを復号化する音声復号化手段と、
    前記音声復号化手段で復号されたデジタル音声信号のレベルを減衰させる減衰処理手段と、
    前記伝送誤り検出手段で伝送誤りが検出されたパケットにおける音声フレームの音声データの置き換えを行う音声置換処理手段と、
    前記音声復号化手段で復号されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するD/A変換手段とを備え、
    前記D/A変換手段からのアナログ音声信号は、所定の電気音響変換手段により音声に変換され、
    前記音声置換処理手段は、前記伝送誤り検出手段で伝送誤りが検出された音声フレームの前記音声復号化手段で復号化された音声データを、該音声フレームの直前における伝送誤りのない音声フレームの音声データに置き換え、
    前記減衰処理手段は、前記音声置換処理手段で音声データが置き換えられた音声フレームとその前後の正常な音声フレームとの境界で、これら境界からの所定期間における前記音声復号化手段で復号化された各音声フレームの音声データを減衰処理することを特徴とする音声伝送システム。
  2. パケットにより音声信号を送信する音声送信端末装置と、前記音声送信端末装置から通信路を介して伝送された音声信号を受信して音声を出力する音声受信端末装置とを備えた音声伝送システムであって、
    前記音声送信端末装置は、
    音波をアナログ電気信号に変換する音声入力手段により得られたアナログ音声信号を所定の標本周波数及び量子化幅のデジタル音声信号に変換するA/D変換手段と、
    前記A/D変換手段から得られたデジタル音声信号を所定の形式で符号化して音声データを形成する音声符号化手段と、
    前記音声符号化手段で形成された音声データを一定期間で区切った音声フレームを基に前記パケットを構成して送信する送信手段とを備え、
    前記音声受信端末装置は、
    前記送信手段から送信されたパケットを受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信されたパケットの伝送誤りを検出する伝送誤り検出手段と、
    前記伝送誤り検出手段で伝送誤りが検出されたパケットにおける音声フレームの音声データを該音声フレームの直前における伝送誤りのない音声フレームの音声データに置き換えを行う音声置換処理手段と、
    前記音声置換処理手段で音声フレームの音声データが置き換えられたパケットを含む前記受信手段で受信されパケットの音声フレームの音声データを復号化する音声復号化手段と、
    前記音声復号化手段で復号されたデジタル音声信号のレベルを減衰させる減衰処理手段と、
    前記音声復号化手段で復号されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するD/A変換手段とを備え、
    前記D/A変換手段からのアナログ音声信号は、所定の電気音響変換手段により音声に変換され、
    前記減衰処理手段は、前記音声置換処理手段で音声データが置き換えられた音声フレームとその前後の正常な音声フレームとの境界で、これら境界からの所定期間における前記音声復号化手段で復号化された各音声フレームの音声データを減衰処理することを特徴とする音声伝送システム。
  3. 前記減衰処理手段は、前記各音声フレームの境界でそれらの音声データの減衰が最も大きくなるように前記所定期間内で段階的に減衰処理を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の音声伝送システム。
JP2008191798A 2008-07-25 2008-07-25 音声伝送システム Expired - Fee Related JP5255358B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008191798A JP5255358B2 (ja) 2008-07-25 2008-07-25 音声伝送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008191798A JP5255358B2 (ja) 2008-07-25 2008-07-25 音声伝送システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010034630A JP2010034630A (ja) 2010-02-12
JP5255358B2 true JP5255358B2 (ja) 2013-08-07

Family

ID=41738654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008191798A Expired - Fee Related JP5255358B2 (ja) 2008-07-25 2008-07-25 音声伝送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5255358B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2405634B1 (en) 2010-07-09 2014-09-03 Google, Inc. Method of indicating presence of transient noise in a call and apparatus thereof
WO2017129270A1 (en) 2016-01-29 2017-08-03 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Apparatus and method for improving a transition from a concealed audio signal portion to a succeeding audio signal portion of an audio signal

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002344431A (ja) * 2001-05-15 2002-11-29 Toa Corp デジタル通信システム用受信装置、そのためのコンピュータプログラム及びそれを記録した記録媒体
JP2003223194A (ja) * 2002-01-31 2003-08-08 Toshiba Corp 移動無線端末装置および誤り補償回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010034630A (ja) 2010-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4624992B2 (ja) 音声チャネルを介してデータを伝送するための方法及び装置
US8340959B2 (en) Method and apparatus for transmitting wideband speech signals
JP5713296B2 (ja) 信号ソースに関連付けられた少なくとも1つのパラメータを符号化するための装置および方法
US8259629B2 (en) System and method for transmitting and receiving wideband speech signals with a synthesized signal
ES2371455T3 (es) Pre-procesamiento de datos digitales de audio para codecs de audio de móvil.
JPH08335914A (ja) 移動体通信機器
JP5455589B2 (ja) デジタルデータ通信システム及び送受信方法
JP2005513542A (ja) 無線ユニット間におけるハイファイ音響信号の送信
JP5255358B2 (ja) 音声伝送システム
JPH1049199A (ja) 無音圧縮音声符号化復号化装置
JP2006222893A (ja) Dtmf信号処理方法、処理装置、中継装置、及び通信端末装置
JP4915576B2 (ja) 音声伝送システム
JP4915575B2 (ja) 音声伝送システム
JP4915577B2 (ja) 音声伝送システム
JP3133353B2 (ja) 音声符号化装置
JP4798065B2 (ja) 音声伝送システム
JP5135001B2 (ja) 無線通信装置、無線通信方法および無線通信システム
JP5053712B2 (ja) 無線端末および無線端末の音声再生方法
JP3603469B2 (ja) 音声品質改善装置
US20050068906A1 (en) Method and system for group communications in a wireless communications system
KR20050027272A (ko) 스피치 프레임들의 에러 경감을 위한 스피치 통신 유닛 및방법
JP4915902B2 (ja) 音声伝送システム
JP5080860B2 (ja) 音声伝送システム
JP2003223194A (ja) 移動無線端末装置および誤り補償回路
JPH05284238A (ja) ディジタル信号の伝送処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110524

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130416

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130419

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160426

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees