JP5255004B2 - リクライニング椅子 - Google Patents
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すなわち、特許文献1に記載されている折畳式肘掛椅子は、背もたれにリンクロッドを介して足のせを連結し、座席に対して背もたれの位置変化に応じて足のせの位置を変化させるように構成した折畳式肘掛椅子であって、リンクロッドの後端と背もたれとの間にクランク部材を介在させ、クランク部材を背もたれに対し折畳方向とは反対方向にのみ自由に回動可能に連結し、クランク部材が背もたれに形成させた対応する係止部と協動する支持部を有することを特徴とする折畳式肘掛椅子である。
レッグレストフレームが座部フレームの前方から引き出し可能であるので、バックレストフレームの傾倒角度に関係なく、レッグレスト部分の長さ(奥行き)を着座者の体格や好みに応じて調整することができる。
また、前脚フレームと後脚フレームの開脚時に、座部フレームの前方端が後方端より高く傾斜しているので、着座者が安定して着座できる。
レッグレストフレーム19を引っ込める場合、下方に引き込む動作となるため操作が容易である。
また、前脚フレームは長さ方向の途中から前方に滑らかに屈曲し、後脚フレームは長さ方向の途中から後方に滑らかに屈曲しているので、着座時にリクライニング椅子が安定する。
また、座部フレームは、その対向する側部の略中間部の前側部位がピンP3によって前脚フレームの略中間部に枢支され、その対向する側部の後端部位がピンP4によってバックレストフレームの下端近傍に枢支され、後脚フレームの略中間部よりやや下方の部位がピンP5によって連結リンクに枢支され、ピンP1ないしピンP5を枢軸としてリクライニング椅子が折り畳まれるので、持ち運びや設置等の取り扱いが容易となり、また、不使用時の保管に際しスペースを取らない。
そして、バックレストクッション部12aの上部背面にはバックレストフレーム13の上部に被せる袋状部(図示しない)が形成されており、この袋状部をバックレストフレーム13の上部に被せることにより、バックレストクッション部12aと座部クッション部12bがそれぞれバックレストフレーム13と座部フレーム14に装着されるようになっている。
また、座部フレーム14の開放する側の両端部は下方に鈍角状に折り曲げられた湾曲部14cが形成されており、この鈍角状に折り曲げられた湾曲部14c端部には連結棒14aが取り付けられている。
さらに、座部フレーム14の対向する側部の内側には案内ロッド14bが配置され、案内ロッド14bの基端側はU字状に折り曲げられており、その端部が座部フレーム14の対向する側部の内側に固定されている。
また、図4に示すように、座部フレーム14の対向する側部の略中間部の前側部位がピンP3によって前脚フレーム15の略中間部に枢支されている。
また、前脚フレーム15は、長さ方向の途中から前方に滑らかに屈曲している。
また、後脚フレーム16は、長さ方向の途中から後方に滑らかに屈曲している。
このアームレスト17の後側はピンP2によりバックレストフレーム13に枢支され、これにより前側がピンP2を支点として、仮想線で示すように上方回動できるようになっている。
図6(A),(B)に示すように、係止突起17a間には前述したピンP1の両端部P1aが係止され、これによりバックレスト13の傾倒位置、すなわち傾倒角度が決定される。
このようにピンP1の両端部P1aが前後方向に移動され、係止突起17a間に係止されるとき、係止突起17aの先端部が鋸刃状に形成されているので、ピンP1の両端部P1aの移動及び係止が容易かつ確実に行うことができる。
そして、図5に示すように、座部フレーム14の対向する側部の後端部位がピンP4によってバックレストフレーム13の下端近傍に枢支され、後脚フレーム16の略中間部よりやや下方の部位がピンP5によって連結リンク18に枢支されている。
また、レッグレストフレーム19の開放する側の両端部近傍には連結棒19aが取り付けられている。
そして、連結棒19aの両端部から突出する軸19bの先端にはそれぞれ円形当接部材19cが取り付けられ、円形当接部材19cはレッグレストフレーム19の対向する側部の外側に位置している。
また、(C)はレッグレストフレーム19が座部フレーム14の下方に完全に押し込まれた状態を示す側面図である。
そして、図9(A),(B)に示すように、レッグレストフレーム19が座部フレーム14の前方に最大限に引き出されると、円形当接部材19cは座部フレーム14の湾曲部14cの基端部に滑らかに当接する。
すなわち鈍角状の湾曲部14cにより徐々に停止していくので、強く引き出しても衝撃がない。
そしてレッグレストフレーム19は円形の当接部材円形当接部材19cと連結棒14aにより片持ち状に支持される。
この状態でレッグレストフレーム19の先部に荷重を加えても、円形当接部材19cが座部フレーム14の下面に当たって支えるため、レッグレストフレーム19の先部はこれ以上下がらない。
また、図9(C)に示すように、レッグレストフレーム19が座部フレーム14の下方に完全に押し込まれた状態のとき、レッグレストフレーム19の前端部は連結棒14aにより支持されるとともに、その後端部は案内ロッド14bの基端部側に当接している。
さらに、図10(B)に示すように、図10(A)に示すリクライニング椅子フレーム11全体を折り畳んだ状態の上にクッション部材12を載置すると、リクライニング椅子10をコンパクトにまとめることができる。
この場合、図のように紐等を使うと便利である。
このため、リクライニング椅子10は、持ち運びや設置等の取り扱いが容易となり、また、不使用時の保管に際しスペースを取らない。
また、前脚フレーム15と後脚フレーム16の開脚時に、座部フレーム14の前方端が後方端より高く傾斜しているので、着座者が安定して着座できる。
その上、座ったまま、レッグレストフレーム19を引っ込める場合、下方に引き込む動作となるため引っ込め易い。
また、前脚フレーム15は長さ方向の途中から前方に滑らかに屈曲し、後脚フレーム16は長さ方向の途中から後方に滑らかに屈曲しているので、着座時にリクライニング椅子10が安定する。
また、座部フレーム14は、その対向する側部の略中間部の前側部位がピンP3によって前脚フレーム15の略中間部に枢支され、その対向する側部の後端部位がピンP4によってバックレストフレーム13の下端近傍に枢支され、後脚フレーム16の略中間部よりやや下方の部位がピンP5によって連結リンク18に枢支され、ピンP1ないしピンP5を枢軸としてリクライニング椅子10が折り畳まれるので、持ち運びや設置等の取り扱いが容易となり、また、不使用時の保管に際しスペースを取らない。
そして、バックレストクッション部12’aの上部背面にはバックレストフレーム13の上部に被せる袋状部(図示しない)が形成されており、この袋状部をバックレストフレーム13の上部に被せることにより、バックレストクッション部12’aと座部クッション部12’bがそれぞれバックレストフレーム13と座部フレーム14’に装着されるようになっている。
そして、レッグレスト19’は、図11に示すように、着座者の体格や好みに応じてケース状の座部フレーム14’内から必要な長さだけ引き出して使用され、使用後は座部フレーム14’内に収納される。
また、前脚フレーム15と後脚フレーム16の開脚時に、座部フレーム14’の前方端が後方端より高く傾斜しているので、着座者が安定して着座できるだけでなく、座部フレーム14’の内部にレッグレスト19’を収納する際に容易に押し込むことができる。
なお、その他の効果は前述した本発明の実施の形態に係るリクライニング椅子10の効果と同様であるので、その記載は省略する。
11,11’…リクライニング椅子フレーム
12,12’…クッション部材
12a,12’a…バックレストクッション部
12b,12’b…座部クッション部
13 …バックレストフレーム
14、14’…座部フレーム
14a…連結棒
14b…案内ロッド
14c…湾曲部
15…前脚フレーム
16…後脚フレーム
17…アームレスト
17a…係止突起
17b…係止部
18…連結リンク
19…レッグレストフレーム
19a…連結棒
19b…軸
19c…円形当接部材
19d,19’d…レッグレストクッション部材
19’…レッグレスト
20…S字ばね
21…プロテクター
P1〜P5…ピン
P1a…ピンP1の両端部
Claims (4)
- レッグレストを備え、アームレストの操作によりバックレストを傾倒・起立させるようにしたアームレスト操作式のリクライニング椅子であって、
レッグレストフレームと、
バックレストフレームと、
前記バックレストフレームの下端部に後端部位がピンP4により枢支される座部フレームと、
前脚フレームと後脚フレームの左右上方端部の交差部を枢支してなる脚部と、
後端側をピンP2により前記バックレストフレームに枢支され前端側を上方に回動可能とし、かつ内部に前記交差部を所望の位置に係止可能とした係止部を有するアームレストフレームとを具備し、
前記座部フレームの開放する側の両端部は下方に鈍角状に折り曲げられた湾曲部14cが形成され、該湾曲部の端部には連結棒が取り付けられており、
前記レッグレストフレームが前記座部フレームの前方から引き出し可能であり、
該レッグレストフレームの開放する側の両端部近傍には連結棒が取り付けられ、連結棒の両端部から突出する先端には、それぞれ当接部材が取り付けられており、前記レッグレストフレームが引き出される際には、その当接部材が座席フレームの湾曲部に滑らかに当接して徐々に停止するものであることを特徴とするリクライニング椅子。 - 引き出し可能な前記レッグレストフレームが前記座部フレームの下方に収納されていることを特徴とする請求項1に記載のリクライニング椅子。
- 引き出し可能な前記レッグレストフレームが前記座部フレームの内部に収納されていることを特徴とする請求項1に記載のリクライニング椅子。
- 前記座部フレームは、その対向する側部の略中間部の前側部位がピンP3によって前記前脚フレームの略中間部に枢支され、その対向する側部の後端部位がピンP4によって前記バックレストフレームの下端近傍に枢支され、前記後脚フレームの略中間部よりやや下方の部位がピンP5によって連結リンクに枢支され、前記ピンP1ないし前記ピンP5を枢軸としてリクライニング椅子が折り畳まれることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のリクライニング椅子。
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2010
- 2010-01-28 JP JP2010017488A patent/JP5255004B2/ja active Active
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