JP3207765U - 担架機能付き椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】被災時などの際に、リラックスした姿勢で休憩でき、身体の不自由な人などを、また階段などの足場が悪い箇所でも安定した姿勢で、且つ安全に運搬でき、また不使用時は折畳んでコンパクトに保管できる担架機能付き椅子を提供する。【解決手段】座部1を設けた矩形フレーム2と、背凭れ3を設けた矩形フレーム4と、支脚5とを備える。フレーム2とフレーム4を、重ね合わすように折畳み自在に連結する。支脚5を、フレーム材4aに連結してフレーム4に重ね合わすように折畳み自在に形成する。またフレーム4は、一方の端部と他方の端部に把手11、12を設ける。接地側の他方の端部の把手12は、上端の把持部12aを下端12bから離してフレーム4の上方に配置自在に形成する。【選択図】図1

Description

本考案は、椅子に関し、更に詳しくは地震等の災害時の使用に適するよう形成した担架機能付き椅子に関するものである。
従来、この種の椅子としては、例えば特許文献1に記載されているものがある。
この従来品は、持ち運びや収納、保管が便利になるよう折畳み式に形成され、布製の座部の両側に天秤棒が平行して左右一対状に設けられている。
しかし、この従来品は、座部に腰掛けることができるだけであったから、これによると、被災時などの際、リラックスした姿勢で休憩することができなかった。
またこの従来品は、上記の通り、座部と天秤棒が設けられているだけであった。
従って、これによると、身体の不自由な人などは、担架としての利用時に姿勢が不安定になり易く、また足場の悪い所では安全に運ぶことができない、という問題点があった。
また従来品は、上記の通り、天秤棒が座部の両側に、座部の前後方向に延ばされて突き出されていた。
従って、これによると、天秤棒の長さ分だけ保管スペースに高さや広さが必要になった。
特開2002−272788号公報
本考案は、このような従来品の問題点に鑑み、提案されたものである。
従って、本考案の解決しようとする技術的課題は、被災時などの際に、リラックスした姿勢で休憩でき、身体の不自由な人などを、また階段などの足場が悪い箇所でも安定した姿勢で、且つ安全に運搬でき、また不使用時は折畳んでコンパクトに保管できるよう形成した、使い勝手の良い担架機能付き椅子を提供することにある。
本考案は、上記の課題を解決するために、次のような技術的手段を採る。
即ち、本考案は、図1等に示されるように、座部1が設けられている短尺の矩形フレーム2と、座部1に座った人の背を支持する背凭れ3が設けられている長尺の矩形フレーム4と、この長尺の矩形フレーム4と協働して座部1と背凭れ3に加わる荷重を支持する支脚5とを備え、上記の短尺の矩形フレーム2と長尺の矩形フレーム4が、重ね合わされるように折畳み自在に連結され、上記の支脚5は、長尺の矩形フレーム4の長手方向に沿った両側のフレーム材4aに連結されて長尺の矩形フレーム4に重ね合われるように折畳み自在に形成され、また長尺の矩形フレーム4は、背凭れ3側の一方の端部と、接地側の他方の端部とに夫々把手11、12が設けられ、接地側の他方の端部の把手12は、上端の把持部12aが上記のフレーム材4aに枢着されている下端12bから離されて長尺の矩形フレーム4の上方に配置自在に形成されていることを特徴とする(請求項1)。
本考案の場合、座部1や背凭れ3の材質としては、例えば布やネット等の柔軟質の可撓部材がある。また本考案の場合、接地側の他方の端部の把手12は、不使用時に邪魔にならないよう、例えばフレーム材に沿って配置されるのが好ましいが、これに限定されるものではない。
而して、本考案は、図1等に示されるように、背凭れ3の上部の表側に、浮き袋として機能する枕15が着脱自在に設けられているのが好ましい(請求項2)。
なぜならこれによると、枕15を背凭れ3から取り外し、浮き袋として投げ入れ、溺れている人の救助に利用できるからである。
また本考案の場合、枕15は、ロープ状部材17を備えて形成されているのが好ましい(請求項3)。
なぜならこれによると、例えば枕15を投げ入れて救助するとき、ロープ状部材17の端を持って溺れている人を引き寄せることができるからである。またこれによると、例えば被災により怪我をした人がいる場合、ロープ状部材17を、止血や、腕、脚等の固定に使用できるからである。
なお、ロープ状部材17は、断面円形には限られない。即ち、このロープ状部材17は、例えば帯状(バンド状)でも良く、その断面形状や、材質、長さ等は、適宜選定されるので良い。
本考案は、このように形成されている。
従って、これによると、被災時などの際に、リラックスした姿勢で休憩でき、不使用時は折畳んでコンパクトに保管できる。
また本考案は、背凭れに寄り掛かった姿勢のまま担架として使用できる。
従って、これによれば、身体の不自由な人などを、階段などの足場が悪い箇所でも安定した姿勢で、且つ安全に運ぶことができる、という実用上優れた効果を奏する。
本考案の椅子の好適な一実施形態を示す斜視図である。 同上の椅子の側面図である。 同上の椅子の作用を説明するための要部断面図である。 同上の椅子の折畳み時の側面図である。 同上の椅子の使用状態を説明するための斜視図である。 同上の椅子の保管例を説明するための斜視図である。 枕を示し、Aは正面図、Bは側面図である。 枕の使用例を説明するための要部斜視図である。 ロープ状部材の使用例を説明するための要部斜視図である。
以下、本考案の好適な一実施形態を、添付図面に従って説明する。
本考案は、図1等に示されるように、座部1が設けられている短尺の矩形フレーム2と、座部1に座った人の背を支持する背凭れ3が設けられている長尺の矩形フレーム4と、この長尺の矩形フレーム4と協働して座部1と背凭れ3に加わる荷重を支持する支脚5とを備えて形成されている。
座部1と背凭れ3は、この実施形態では一枚布で連続状に形成されている。布の周辺部6は、筒状に折り返されて縫い合わされている。この筒状の周辺部6に、短尺の矩形フレーム2と長尺の矩形フレーム4が通され、各フレーム2、4に布が張られて座部1と背凭れ3が形成されている。
なお、7は、布が破損したとき、使用者の落下を防止するための補助フレームである。
また短尺の矩形フレーム2と長尺の矩形フレーム4は、重ね合わせて折畳みが可能になるよう連結されている。具体的には、短尺の矩形フレーム2の後端部と、支脚5の所定箇所が、第1の横軸8で回動可能に連結されている。また短尺の矩形フレーム2は、後端部より幾分前側の位置が、連結部材9を介して長尺の矩形フレーム4に、第2の横軸10で回動可能に連結されている。
また上記の支脚5は、ほぼコの字形のフレームで形成され、両端部が、長尺の矩形フレーム4の長手方向に沿った両側のフレーム材4aに回動可能に連結されている。これにより、支脚5は、長尺の矩形フレーム4に重ね合わされて折畳みが可能になる。
また長尺の矩形フレーム4は、図1、図5等に示されるように、背凭れ3側の一方の端部と、接地側の他方の端部に、夫々把手11、12が設けられている。
背凭れ3側の一方の端部の把手11は、図1等に示されるように、手指の挿し入れ口11aと、この手指の挿し入れ口11aに露出する両側のフレーム材4aとで形成されている。
また接地側の他方の端部の把手12は、この実施形態では高強度の帯紐で形成され、図1等に示されるように、常時は長尺の矩形フレーム4の両側のフレーム材4aに沿って設けられている。
そして、この接地側の他方の端部の把手12は、上端の把持部12aが上記のフレーム材4aに枢着されている下端12bから離されて長尺の矩形フレーム4の上方に配置自在に形成されている。
13は、両側のフレーム材4aに設けられている留金である。上端の把持部12aには、この留金13に通されるボタン孔状の切れ目12a1が形成されている。下端12bは、上記のフレーム材4aに、第3の横軸14を介して枢着されている。
而して、この実施形態の本考案は、図1等に示されるように、背凭れ3の上部の表側に、枕15が設けられている。この枕15は、浮き袋として機能するよう浮力を備え、背凭れ3の上部に、面状ファスナー16aで着脱自在に設けられている。
面状ファスナー16aは、図7に示されるように、この実施形態では背凭れ3の背面側に回される延長部分15aに設けられている。この延長部分15aの裏側には、ロープ状部材17と、このロープ状部材17の収納用ポケット18が設けられている。
面状ファスナー16aは、具体的には延長部分15aの裏側に設けられている。そして、この面状ファスナー16aが鉤着される他方の面状ファスナー16b(同図B参照)が、背凭れ3の背面に設けられている。
ロープ状部材17は、この実施形態では高強度のバンドで形成され、全長は4メートルに選定されている。このロープ状部材17は、延長部分15aに、取り付け具19で着脱自在に設けられている。
次に、本考案品の使用例を説明する。
先ず、使用者は、図1、図2の状態において、座部1に腰掛け、背凭れ3に寄り掛かって座る。
次に、本考案品を担架として使用するときは、接地側の他方の端部の把手12の上端を留金13から外して引き起こし、図5に示されるように、介助者20は、長尺の矩形フレーム4の背凭れ3側の一方の端部の把手11と、接地側の他方の端部の把手12を持つ。
そして、背凭れ3に寄り掛かって座った姿勢の人を、その状態のまま運搬する。
従って、本考案によれば、姿勢が安定した状態で担架として使用でき、安全に人を運搬できる。また本考案は、把手12の上端の把持部12aが高い位置に配置される。従って、これによれば、介助者20は、屈むことなく、楽な姿勢で人を運搬できる。
また本考案品を保管するときは、図3に示されるように、先ず、使用者は、短尺の矩形フレーム2を矢示のように回す。すると、連結部材9の作用で支脚5が下方に押し下げられ、図4に示されるように、背凭れ3に座部1が重ね合わされ、長尺の矩形フレーム4と短尺の矩形フレーム2と支脚5が折畳まれる。
そこで使用者は、この状態で、図6に示されるように、本考案品をロッカー21に納めて保管する。
またこの実施形態の本考案品は、枕15を備えて形成されている。
従って、本考案品によれば、背凭れ3に寄り掛かって頭を枕15で支えてリラックスした姿勢で座ることができる。
また本考案品は、枕15が浮き袋として機能し、ロープ状部材17を備えている。
従って、これによれば、図8に示されるように、溺れている人22がいるときは、枕15を背凭れ3から取り外し、例えばロープ状部材17の一端を持って枕15を投げ入れ、人命救助に使用することができる。
また本考案品は、図9に示されるように、例えば怪我をした人23の止血等にロープ状部材17を使用することもできる。
なお、ロープ状部材17は、常時は巻回して収納用ポケット18に納めて配置する。
以上の処において、本考案の場合、短尺の矩形フレーム2、長尺の矩形フレーム4、また座部1や背凭れ3、及び把手11、12の材質やデザイン等は、自由である。
1 座部
2 短尺の矩形フレーム
3 背凭れ
4 長尺の矩形フレーム
4a フレーム材
5 支脚
11 背凭れ側の一方の端部の把手
12 接地側の他方の端部の把手
12a 把持部
12b 下端


Claims (3)

  1. 座部が設けられている短尺の矩形フレームと、座部に座った人の背を支持する背凭れが設けられている長尺の矩形フレームと、この長尺の矩形フレームと協働して座部と背凭れに加わる荷重を支持する支脚とを備え、上記の短尺の矩形フレームと長尺の矩形フレームが、重ね合わされるように折畳み自在に連結され、上記の支脚は、長尺の矩形フレームの長手方向に沿った両側のフレーム材に連結されて長尺の矩形フレームに重ね合われるように折畳み自在に形成され、また長尺の矩形フレームは、背凭れ側の一方の端部と、接地側の他方の端部とに夫々把手が設けられ、接地側の他方の端部の把手は、上端の把持部が上記のフレーム材に枢着されている下端から離されて長尺の矩形フレームの上方に配置自在に形成されていることを特徴とする担架機能付き椅子。
  2. 請求項1記載の担架機能付き椅子であって、背凭れの上部の表側に、浮き袋として機能する枕が着脱自在に設けられていることを特徴とする担架機能付き椅子。
  3. 請求項2記載の担架機能付き椅子であって、枕が、ロープ状部材を備えて形成されていることを特徴とする担架機能付き椅子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011152372A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Aquitaine Japan Inc リクライニング椅子
JP2015217212A (ja) * 2014-05-20 2015-12-07 株式会社サンワ 緊急避難用運搬車
JP2016132364A (ja) * 2015-01-20 2016-07-25 本田技研工業株式会社 車両用救命装置

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