JP5254709B2 - プレス加工システム - Google Patents

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Description

本発明は、プレス加工システムに係り、特に、複数台のプレス機を並べて板状部材に加工を施す場合、板状部材の種類に応じて各金型を交換するものに関する。
従来、複数台のプレス機を直線状に並べてワーク等の板状部材に順次加工を施す構成のプレスシステムが知られている。この従来のプレス加工システムでは、加工する板状部材の種類が変わることに応じてプレス加工に使用する金型の種類を変える場合、各プレス機で使用していた各金型を、各プレス機の一方の側(各プレス機が並んでいるラインを間にした一方の側)に排出している。
なお、従来の技術に関する特許文献として、例えば、特許文献1〜特許文献3を掲げる。
特開平8−90101号公報 特開平9−169032号公報 実開平6−39223号公報
ところで、従来のプレス加工システムでは、各金型を交換する際に各金型を各プレス機の一方の側に設けられた金型格納庫の側(同方向)に排出しているので、金型の交換に時間がかかるという問題がある。すなわち、例えば4台編成のプレス機では4セットの金型(上型4と下型4とで8型)が、プレス機の一方の側にほぼ同時に排出されるので、排出された各金型の処理に時間がかかり、外段取りに長時間を要することになる。金型の処理として、例えば、プレス機から排出された各金型を、金型格納庫に格納する処理を掲げることができる。
金型の交換に長時間を要すると、金型の交換頻度が高くなったときに金型の準備が間に合わず、プレス機によるプレス加工が一時的に停止せざる得ない事態が発生するおそれがある。
従って、本発明は、金型の交換時間を短縮できるプレス加工システムを提供することを目的とする。
本発明は、板状部材をプレス加工して工業製品を生産する複数のプレス機を有するプレス本体と、前記複数のプレス機それぞれの内部に備えられた金型を移動させて金型格納庫に収納するムービングボルスタと、を備えるプレス加工システムにおいて、前記金型格納庫は、前記プレス本体の長手方向を中心にして左右両側に一対配置されるプレス加工システムに関する。
また、一対の前記金型格納庫は、複数の金型を立体的に収納する複数の金型格納室を有することが好ましい。
また、一対の前記金型格納庫は、内部の中心部に2次元的に移動可能なスタッカクレーンを有し、当該スタッカクレーンを中心にして両側に複数の金型格納室が2次元的に配置された構造を有することが好ましい。
また、前記金型は、前記ムービングボルスタ上に設置された状態で前記プレス機の内部と前記金型格納庫の内部との間を移動することが好ましい。
本発明のプレス加工システムによれば、金型の交換時間を短縮できる。
以下、本発明のプレス加工システム1の好ましい一実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、本発明のプレス加工システム1の全体構成について図1及び図2を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るプレス加工システム1の概略構成を示す平面図であり、図2は、図1のII−II矢視図である。
なお、説明の便宜のために、水平な一方向をX軸方向とし、水平な他の一方向であってX軸方向に垂直な方向をY軸方向とし、鉛直方向(上下方向)をZ軸方向とする。
プレス加工システム1は、図1に示すように、Y軸方向で所定の間隔をあけて直線状に並んでいる複数のプレス機(図1では4台)P1,P2,P3,P4から構成されるプレス本体を備えており、このプレス本体を構成する複数のプレス機P1〜P4を用いて、例えば鋼等の金属で構成された板状のワーク等の板状部材に順にプレス加工を施し、工業製品(半製品でもよい)を製造するものである。
プレス加工システム1は、素材ストッカ3と、素材切断装置5と、ワーク供給装置7と、ワーク搬送装置(図示せず)と、製品搬出装置9と、製品用ストッカ11と、金型格納庫13(13A,13B)と、ムービングボルスタMBと、レール17と、金型搬送台車21と、金型メンテナンスエリア37と、を備える。
素材ストッカ3は、素材をストックするものであり、このストックされている素材が例えば1枚ずつ図示しない供給装置で素材切断装置5に供給され所定のサイズのワークに切断されるようになっている。切断されたワークは、ワーク供給装置7により、1枚ずつ(枚葉で)プレス機P1に供給され、図示しない各ワーク搬送装置(ロボット等で構成されたワーク搬送装置)により、図1の各矢印A1で示す方向に搬送され、各プレス機P1〜P4を順に通ってプレス加工されるようになっている。各プレス機P1〜P4でプレス加工されたワーク(製品)は、プレス加工された製品の品質について所定の品質検査を行った後に、製品搬出装置9により製品用ストッカ11まで運ばれ、製品用ストッカ11に格納されるようになっている。この製品搬出装置9としては、例えば、遠隔操作台車や無人搬送台車(以下、AGVという)が用いられる。
各プレス機P1〜P4は、ワークの搬送ライン(ワークが搬送される軌跡;例えば、直線状のラインであって図1に各矢印A1を通って図1の上下方向に延びるライン)に沿って、例えば、所定の間隔をあけて配置されており、ムービングボルスタMBに設置されている金型Mを用いてプレス加工を行うようになっている。
前述したワーク搬送装置は、各プレス機P1〜P4でワークに順次加工を施す際、ワーク搬送ラインに沿って直線的にしかも断続的にワークを搬送する装置である。
金型格納庫13は、各プレス機P1〜P4が使用する複数の金型(ムービングボルスタMBから分離された金型)Mを格納するものであり、例えば、プレス機P1〜P4それぞれの左右両側に2棟設けられている。
すなわち、第1の金型格納庫13Aは、ワーク搬送ラインを間にして各プレス機P1〜P4の一方の側(図1の右側)で、各プレス機P1〜P4から所定の距離だけ離れて設けられている。第2の金型格納庫13Bは、ワーク搬送ラインを間にして各プレス機P1〜P4の他方の側(図1の左側)で、各プレス機P1〜P4から所定の距離だけ離れて設けられている。
レール17は、プレス機P1〜P4のそれぞれと第1の金型格納庫13Aとの間、及びプレス機P1〜P4のそれぞれと第2の金型格納庫13Bとの間に配置されている。レール17は、X軸方向に沿って直線状に設けられている。
ムービングボルスタMBは、自走機能を有しており、プレス機P1〜P4それぞれの第1の金型格納庫13A側に1台、プレス機P1〜P4それぞれの第2の金型格納庫13B側にそれぞれ1台配置されている。すなわち、本実施形態では、4台のプレス機P1〜P4に合計8台のムービングボルスタMBが配置されている。
これらのムービングボルスタMBは、いずれもレール17上に配置されており、プレス機P1〜P4と第1の金型格納庫13Aとの間、又はプレス機P1〜P4と第2の金型格納庫13Bとの間を自走して移動可能となっている。
具体的には、プレス機P1〜P4の第1の金型格納庫13A側に配置されたムービングボルスタMBは、プレス機P1〜P4と第1の金型格納庫13Aとの間を移動し、プレス機P1〜P4の第2の金型格納庫13B側に配置されたムービングボルスタMBは、プレス機P1〜P4と第2の金型格納庫13Bとの間を移動する。
例えば、プレス機P1の第1の金型格納庫13A側に配置されたムービングボルスタMBは、その上面にプレス機P1で使用された金型Mが設置された状態で、プレス機P1から第1の金型格納庫13A内に設けられた後述の金型交換ステーションST2に移動し、金型Mを搬出する。
また、ムービングボルスタMBは、金型交換ステーションST2において、プレス機P1で使用される金型Mが上面に設置された状態で、金型交換ステーションST2からプレス機P1に移動し、このプレス機P1に金型Mを供給する。
同様に、プレス機P1の第2の金型格納庫13B側に配置されたムービングボルスタMBは、その上面にプレス機P1で使用された金型Mが設置された状態で、プレス機P1から第2の金型格納庫13B内に設けられた金型交換ステーションST2に移動し、金型Mを搬出する。
また、ムービングボルスタMBは、金型交換ステーションST2において、プレス機P1で使用される金型Mが上面に設置された状態で、金型交換ステーションST2からプレス機P1に移動し、このプレス機P1に金型Mを供給する。
なお、ムービングボルスタMBは、その上面に金型Mを設置した状態でプレス機P1に固定されてプレス加工に用いられる。
具体的には、金型Mは、図2に示すように、矩形な平板状のコモンプレートCPを介してムービングボルスタMBに設置される。より詳しく説明すれば、下型M2がコモンプレートCPの所定の位置に載置されボルト等の締結具を用いてコモンプレートCPに固定されている。コモンプレートCPは、クランプ(図示せず)等を用いて、矩形な板状のムービングボルスタMBの上に位置決めされて載置されている。
なお、プレス機P1〜P4にムービングボルスタMBと金型Mを設置するときには、ムービングボルスタMBがクランプ等を用いてプレス機P1〜P4のベッドの所定の位置に載置されて位置決めされ、更に、油圧シリンダ等のアクチュエータにより、ベッドに自動的に固定されるようになっている。また、上型M1は、クランプ等を用いてプレス機P1〜P4のスライダの所定の位置に位置決めされ、更に、油圧シリンダ等のアクチュエータにより、スライダに自動的に固定されるようになっている。
このように、本実施形態では、プレス機P1〜P4それぞれの両側にムービングボルスタMBを配置した。
これにより、プレス機P1〜P4に設置された金型を交換する場合、これらの金型を第1の金型格納庫13A側と第2の金型格納庫13B側とに分散させて排出させられる。
すなわち、例えば、図1に示すように、プレス機P1及びプレス機P3に設置された金型及びムービングボルスタMBを第2の金型格納庫13B側に排出させた場合には、プレス機P2及びプレス機P4に設置された金型及びムービングボルスタMBを第1の金型格納庫13A側に排出させられる。
よって、一方側の金型格納庫13にすべての金型を排出するのを防げるので、金型格納庫13での金型交換の負荷を削減でき、金型交換にかかる時間を短縮できる。
また、プレス機P1〜P4の一方側に金型及びムービングボルスタMBを排出させた状態で、他方側から次に使用する金型を設置したムービングボルスタMBをプレス機に設置できる。よって、金型交換にかかる時間を更に短縮できる。
なお、金型M及びムービングボルスタMBのプレス機P1〜P4への給排(プレス機における金型Mの交換)は、前述したワーク搬送装置によるワークの搬送がなされておらず、かつ、プレス加工システム1内にワークが存在していない状態でなされるようになっている。
金型搬送台車21は、金型格納庫13の内部に設けられた後述の金型受け入れステーションST3と、金型メンテナンスエリア37との間を搬送路Lに沿って移動する。
具体的には、金型受け入れステーションST3は、金型搬送台車21が進入可能に構成されており、金型受け入れステーションST3に進入した金型搬送台車21に、金型格納庫13に格納された金型Mが載置される。その後、金型Mが載置された金型搬送台車21は、搬送路Lに沿って移動して金型Mを金型メンテナンスエリアに搬送する。
また、金型搬送台車21は、金型メンテナンスエリア37でメンテナンスされた金型Mを金型受け入れステーションST3に搬送する。
金型搬送台車21の上面には、4本の円柱状の金型載置体49が設けられている(図1及び図6参照)。
金型搬送台車21としては、遠隔操作台車やAGV等を好適に用いることができる。
なお、金型搬送台車21は、金型格納庫13と金型メンテナンスエリア37との間だけでなく、第1の金型格納庫13Aと第2の金型格納庫13Bとの間において、金型Mの搬送を行うこともできる。
金型メンテナンスエリア37では、破損、磨耗等した金型Mのメンテナンスが行われる。
次に、金型格納庫13の詳細について説明する。
図3は、図2におけるV部の拡大図であり、第1の金型格納庫13Aの構成を示す図である。
第1の金型格納庫13Aは、図1〜図3に示すように、複数の金型格納室(金型収納場所)23と、複数の金型交換ステーションST2と、金型受け入れステーションST3と、金型移載装置としてのスタッカクレーン25とを備えて構成されている。
第1の金型格納庫13Aは、図3に示すように、外形が直方体状に形成されている枠体39により構成されており、この枠体39の内部が仕切り壁40によって仕切られていることにより、複数の金型格納室23、複数の金型交換ステーションST2及び金型受け入れステーションST3がそれぞれ直方体状に形成されている。これら複数の金型格納室23、複数の金型交換ステーションST2及び金型受け入れステーションST3は、Y軸方向及びZ軸方向で2次元的に並んで形成されている。また、金型交換ステーションST2及び金型受け入れステーションST3は、Z軸方向における最も下段に形成されている。
第1の金型格納庫13Aは、複数の金型格納室23及び金型受け入れステーションST3が設けられるX軸方向における一端部側のエリア41と、複数の金型格納室23及び複数の金型交換ステーションST2が設けられるX軸方向における他端部側のエリア43と、一端部側のエリア41と他端部側のエリア43との間に設けられ、スタッカクレーン25が配置される空間45と、に区画される。
なお、スタッカクレーン25を用いて金型Mの出し入れをする必要があるので、複数の金型格納室23、複数の金型交換ステーションST2、及び金型受け入れステーションST3における空間45側の面は開放してある。
金型格納室23は、プレス機P1〜P4で使用される金型Mを格納する。なお、1つの金型格納室23には、ムービングボルスタMBを除く1つの上型M1と1つの下型M2とからなる1セットの金型Mが格納される。
複数の金型格納室23の底面には、柱状に形成された複数本(例えば4本)の金型載置体49が設けられている。複数の金型載置体49は、それぞれが適宜の距離だけX軸方向及びY軸方向に離れて設けられている。すなわち金型格納室23の底面の4つの角部近傍にそれぞれに設けられている。
金型Mは、コモンプレートCPに載置された状態でこれら複数の金型載置体49に載置される。
従って、金型Mを載置したコモンプレートCPが各金型載置体49に載置された場合、コモンプレートCPと金型格納室23の底面とは離反しており、コモンプレートCPの下に、詳しくは後述するスタッカクレーン25の金型支持体57が入り込めるようになっている。
金型交換ステーションST2は、図1に示すように、プレス機P1〜P4のそれぞれに対応して設けられている。すなわち、第1の金型格納庫13Aには、4つの金型交換ステーションST2が設けられている。
4つの金型交換ステーションST2は、それぞれ、X軸方向において、プレス機P1〜P4と略同軸上に配置されている。
また、金型交換ステーションST2は、図3に示すように、金型Mが設置されたムービングボルスタMBが載置される載置台61と、この載置台61に載置されたムービングボルスタMBに設置された金型MをムービングボルスタMBからZ軸方向に分離させる金型分離装置60と、を備える。
載置台61の上面は、金型交換ステーションST2の底面を構成しており、プレス機P1〜P4が設置された底面と略同じ高さとなるように形成されている。これにより、金型交換ステーションST2には、ムービングボルスタMBが進入可能となっている。
また、載置台61の4つの角部には、それぞれZ軸方向に延びる孔部67が形成されている。
金型分離装置60は、載置台61の下方に設けられ、円柱状に形成された4本の金型押し上げ部材63と、この金型押し上げ部材63をZ軸方向(上下方向)に進退させる駆動機構64と、を備える。
金型押し上げ部材63は、載置台61に形成された孔部67の内部に配置される。
駆動機構64は、例えば、油圧シリンダ等のアクチュエータにより構成される。
金型受け入れステーションST3は、X軸方向における外側の面が開放されており、金型搬送台車21が進入可能に構成されている。
金型受け入れステーションST3は、Y軸方向とZ軸方向とで金型格納室23と並んでいると共に、プレス機P1〜P4とは反対側のエリアであるエリア41内に設けられている。
なお、金型受け入れステーションST3は、1棟の金型格納庫13に対して1箇所設けられているが、1棟の金型格納庫13に対して複数箇所設けられていてもよい。
スタッカクレーン25は、金型Mを3次元的に移送する。
具体的には、スタッカクレーン25は、金型交換ステーションST2と金型格納室23との間での金型Mの移送を行う。また、スタッカクレーン25は、金型受け入れステーションST3と金型格納室23との間での金型Mの移送も行う。
スタッカクレーン25は、図3に示すように、空間45に配置され、本体部51と、第1のガイドレール53と、第2のガイドレール55と、金型支持体57とを備える。
第2のガイドレール55は、例えば2本設けられており、1本は、空間45の上部でY軸方向に延びて枠体39に一体的に設けられており、他の1本は、空間45の下部でY軸方向に延びて枠体39に一体的に設けられている。
第1のガイドレール53は、空間45の内部をZ軸方向に延びて形成されている。第1のガイドレール53の上端部は図示しないリニアガイドベリングを介して上側の第2のガイドレール55に係合しており、第1のガイドレール53の下端部は図示しないリニアガイドベリングを介して下側の第2のガイドレール55に係合している。また、第1のガイドレール53は、図示しないサーボモータ等のアクチュエータとラック&ピニオン等を用いることにより、枠体39に対してY軸方向(図1の矢印A2の方向)で移動位置決め自在になっている。
本体部51は、図示しないリニアガイドベリングを介して第1のガイドレール53に係合している。また、本体部51は、図示しないサーボモータ等のアクチュエータとラック&ピニオン等を用いることにより、第1のガイドレール53に対してZ軸方向で移動位置決め自在になっている。
これにより、本体部51は、空間45の内部で、Y軸方向及びZ軸方向で移動位置決め自在になっている。
金型支持体57は、金型Mが載置されているコモンプレートCPを載置するものであり、図示しないリニアガイドベリングを介して本体部51に係合し、図示しない電動又は油圧のアクチュエータを用いることによりX軸方向に移動可能に構成されている。
金型支持体57は、テレスコピック構造になっており、金型格納室23に存在しているコモンプレートCP等(金型Mが載置されているコモンプレートCP)を載置する場合には、本体部51から金型格納室23内(コモンプレートCPの下側の空間であって各金型載置体49の間に存在する空間内)に突出するようになっている。
また、金型支持体57は、コモンプレートCP等を載置した状態で、本体部51内に収まるようになっている。そして、金型支持体57がコモンプレートCP等を載置し本体部51内に収まった状態でも、空間45の内部で、本体部51がY軸方向及びZ軸方向で移動位置決め自在になっている。
なお、金型格納室23は、空間45の左右両側に振り分けて設けられているので、金型支持体57は、図3に示す状態から、左右いずれの方向にも突出するようになっている。
金型支持体57には、複数の載置ピン59が設けられている。各載置ピン59は、本体部51に設けられた油圧シリンダ66により、Z軸方向にストロークし金型支持体57の上面から出没自在になっている。各載置ピン59は、それぞれが適宜の距離だけ、X軸方向及びY軸方向で離れて、四角形に角部に相当する位置に設けられている。
第2の金型格納庫13Bは、ワークの搬送ラインを対称軸として線対称に構成されている他は、第1の金型格納庫13Aと、同様の構成を有している。
次に、金型交換ステーションST2において金型Mを移送する場合における動作について、図4及び図5を参照しながら説明する。
図4及び図5は、金型交換ステーションST2において金型Mを移送する場合における各工程を示す図である。
まず、図4(a)に示すように、コモンプレートCPを介して上面に金型Mが設置された状態のムービングボルスタMBが金型交換ステーションST2に搬入される。
この状態では、複数の金型押し上げ部材63は、載置台61の下方に位置している。
次に、駆動機構64を駆動させて複数の金型押し上げ部材63を上昇させる。すると、金型押し上げ部材63は、ムービングボルスタMBに設けられている貫通穴65を通過し、このムービングボルスタMBに載置されているコモンプレートCP等(金型Mを載置しているコモンプレートCP)を押し上げる。
この状態では、コモンプレートCPは、金型交換ステーションST2に存在しているムービングボルスタMBから上方に離間している。
次に、図4(b)に示すように、スタッカクレーン25の本体部51を適宜の位置で停止させ、本体部51から金型支持体57を金型交換ステーションST2側に(ムービングボルスタMBとコモンプレートCP等との間に)延出させる。この状態では、複数の載置ピン59は、本体部51の上面から出ておらず、金型支持体57の内部に収まっている。
次に、図4(c)に示すように、金型支持体57が金型交換ステーションST2側に延出した状態で、複数の載置ピン59を本体部51の上面から突出させる。すると、コモンプレートCPと金型Mとが、複数の載置ピン59により押し上げられて、コモンプレートCPが金型押し上げ部材63から離間する。
次に、図5(d)に示すように、複数の載置ピン59によりコモンプレートCPや金型Mを押し上げた状態で、金型支持体57を本体部51内に収納する。これにより、載置ピン59を介して金型支持体57に載置されているコモンプレートCPと金型Mとが、本体部51内に収納される。
次に、図5(e)に示すように、コモンプレートCPと金型Mとが、本体部51内に収納されている状態で、本体部51をコモンプレートCPと金型Mとを収納すべき適宜の金型格納室23の位置に移動させ、金型支持体57を金型格納室23側に延出させる。すると、金型支持体57は、適宜の金型格納室23に設けられている複数の金型載置体49の間に入り込む。この状態では、コモンプレートCPは、複数の金型載置体49から上方に離間している。
次に、図5(f)に示すように、コモンプレートCPが複数の金型載置体49から上方に離間した状態で、複数の載置ピン59を下降させて金型支持体57内に収納する。すると、コモンプレートCP及び金型Mは下降し、複数の金型載置体49に支持される。
なお、スタッカクレーン25による、金型格納室23から金型交換ステーションST2に配置されたムービングボルスタMBへの金型M及びコモンプレートCP移載は、上述した動作と逆の動作によりなされる。
次に、金型受け入れステーションST3において金型Mを金型搬送台車21に移送する場合における動作について、図6を参照しながら説明する。
図6は、金型受け入れステーションST3において金型Mを金型搬送台車21に移送する場合における各工程を示す図である。
金型搬送台車21の具体例としては、遠隔操作により移動可能な電車や無人搬送台車(AGV)が挙げられる。
まず、図6(a)に示すように、金型格納庫13の内部に設けられた金型受け入れステーションST3に金型MやコモンプレートCPが載置されていない金型搬送台車21が搬入される。
この状態で、載置ピン59を介して金型支持体57に載置されているコモンプレートCPと金型Mとが、本体部51内における金型受け入れステーションST3に対応する位置に移送される。
次に、図6(b)に示すように、コモンプレートCP及び金型Mが載置された金型支持体57が本体部51内に配置された状態で、この金型支持体57を金型受け入れステーションST3側に延出させる。すると、金型支持体57は、金型搬送台車21の上面に設けられている複数の金型載置体49の間に入り込む。この状態では、複数の載置ピン59に支持されているコモンプレートCPは、複数の金型載置体49から上方に離間している。
次に、図6(c)に示すように、コモンプレートCPが各金型載置体49から上方に離間している状態で、複数の載置ピン59を下降させて金型支持体57内に収納する。すると、コモンプレートCP及び金型Mは下降し、複数の金型載置体49に支持される。これにより、コモンプレートCP及び金型Mは、金型搬送台車21に載置される。
なお、金型搬送台車21から金型格納室23への金型M及びコモンプレートCPの移送は、上述した動作と逆の動作によりなされる。
本実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
プレス加工システム1によれば、1つのプレス機に対して、2つの自走式ムービングボルスタMBを配置した。これにより、プレス機P1〜P4からの金型Mの排出方向が左右に分散される。よって、金型Mを金型格納庫13に収納する等の処理を、左右方向それぞれの側でほぼ半分ずつ分担すればよく、金型Mの外段取りの時間を短縮できる。
そして、金型Mの交換頻度が高くなっても、プレス機P1〜P4によるプレス加工が一時的に停止せざる得ない事態が発生するおそれを極力回避できる。
また、プレス加工システム1によれば、各プレス機P1〜P4からの各金型Mの排出方向が左右に分かれており、分かれた先に各金型格納庫13A,13Bが設けられている。これにより、格納可能な金型Mの数や種類を多くできると共に、各金型格納庫13A,13Bに設けられているスタッカクレーン25の負担を軽減できる。よって、スタッカクレーン25の空走行やスタッカクレーン25の走行距離を少なくできて金型交換時間を短縮できると共に、省エネルギーに貢献できる。
また、プレス加工システム1によれば、プレス機P1〜P4において金型Mの排出方向とは逆の方向から金型Mを供給できる。これにより、金型Mを交換するときにおけるプレス機P1〜P4の停止時間を短縮できる。
また、プレス加工システム1によれば、トラバーサ等の付帯設備を別途設けることなく、プレス機P1〜P4と金型格納庫13との間で金型MやムービングボルスタMBを搬送している。これにより、トラバーサとの間における金型Mの受け渡し時間、トラバーサの走行時間等の時間を短縮できる。よって、プレス機P1〜P4と金型格納庫13との間における金型Mの搬送時間を短縮できるので、生産するワークの変更に基づく金型の交換時間を大幅に短縮できる。
また、プレス加工システム1によれば、トラバーサが削除されているので、プレス加工システム1の構成が簡素になっている。これにより、プレス加工システム1の製造コスト、ランニングコスト、メンテナンスのコストを低減できる。また、プレス加工システム1の占有面積を小さくできる。
また、金型格納庫13と金型メンテナンスエリア37との間を金型搬送台車21で無人化して搬送させた。これにより金型Mのメンテナンス時間を大幅に短縮できる。
また、天井クレーン等の付帯装置を用いることなく、金型格納庫13と金型搬送台車21との間で、金型Mを直接受け渡している。よって、金型格納庫13と金型メンテナンスエリア37との間での金型Mの搬送時間を短縮できる。
また、天井クレーン等の付帯装置が不要であるので、金型搬送システム33の構成が簡素になっており、金型搬送システム33の製造コスト、ランニングコスト、メンテナンスのコストを低減できる。また、プレス加工システム1の占有面積を小さくできる。
また、金型格納庫13に設けられているスタッカクレーン25を用いて、金型搬送台車21への金型Mの載置や金型搬送台車21からの金型Mの搬出をしているので、金型搬送台車21の構成を簡素化できる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、本実施形態では、プレス加工システム1を4台のプレス機により構成したが、4台以外の複数台のプレス機により構成してもよい。また、各プレス機P1〜P4において、金型Mの排出方向や供給方向を交互に変えているが、各プレス機P1〜P4のうちの任意の何台かのプレス機において、金型の排出方向と供給方向を右方向とし、他の各プレス機において、金型の排出方向と供給方向を左方向としてもよい。
また、本実施形態では、トラバーサが廃止されているが、図7に示すように、Y軸方向(矢印A13で示す方向)で移動位置決め自在なトラバーサTVを使用して、プレス機P1〜P4と金型格納庫13との間で金型MやコモンプレートCPやムービングボルスタMBの移送を行ってもよい。
また、本実施形態では、ワークがすべてのプレス機P1〜P4から排出されたときに、各金型Mの交換をすることにしているが、所定の種類のワーク群のうちの最終ワークの加工が終えたプレス機から順に金型Mの交換を行い(例えば、プレス機P1の金型Mの交換終了後に、プレス機P2の金型Mの交換をするようにして、順次金型Mの交換を行い)、金型Mの交換が終わったプレス機から順に次の所定の種類のワーク群のうちの最初のワークの加工を開始するようにしてもよい。このようにすることで、各プレス機P1〜P4の停止時間を一層短縮することができる。
また、本実施形態では、プレス機を複数台設置した場合を例に掲げて説明したが、例えば、1台のプレス機(プレス装置)の多数の金型を設置する構成であってもよい。
プレス加工システムの概略構成を示す平面図である。 図1におけるII−II矢視図である。 図2におけるV部の拡大図である。 金型交換ステーションST2において金型Mを移送する場合における各工程を示す図である。 金型交換ステーションST2において金型Mを移送する場合における各工程を示す図である。 金型受け入れステーションST3において金型Mを移送する場合における各工程を示す図である。 トラバーサTVを備えたプレス加工システムの平面図である。
符号の説明
1 プレス加工システム
13 金型格納庫
17 レール
21 金型搬送台車
23 金型格納室
25 スタッカクレーン
M 金型
MB ムービングボルスタ
P1,P2,P3,P4 プレス機
ST2 金型交換ステーション
St3 金型受け入れステーション

Claims (4)

  1. 板状部材をプレス加工して工業製品を生産する複数のプレス機を有するプレス本体と、
    前記複数のプレス機それぞれの内部に備えられた金型を移動させて金型格納庫に収納するムービングボルスタと、を備えるプレス加工システムにおいて、
    前記プレス本体は、直線状に並んでいる前記複数のプレス機を用いて前記板状部材に順次プレス加工を施し、
    前記金型格納庫は、前記複数のプレス機に共通で前記プレス本体の長手方向を中心にして左右両側に一対配置され、
    前記ムービングボルスタは、前記複数のプレス機それぞれの両側に配置され、
    前記金型は、前記ムービングボルスタ上に設置された状態で前記プレス機の内部と前記一対配置された金型格納庫の内部に前記複数のプレス機のそれぞれに対応して設けられた金型交換ステーションとの間を移動することを特徴とするプレス加工システム。
  2. 一対の前記金型格納庫は、複数の金型を立体的に収納する複数の金型格納室を有することを特徴とする請求項1記載のプレス加工システム。
  3. 一対の前記金型格納庫は、内部の中心部に2次元的に移動可能なスタッカクレーンを有し、当該スタッカクレーンを中心にして両側に複数の金型格納室が2次元的に配置された構造を有することを特徴とする請求項1記載のプレス加工システム。
  4. 前記金型をメンテナンスする金型メンテナンスエリアと、
    前記金型格納庫と前記金型メンテナンスエリアとの間で前記金型を搬送する金型搬送台車と、を有し、
    前記金型搬送台車は、一対の前記金型格納庫の間で前記金型を搬送することを特徴とする請求項1記載のプレス加工システム。
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