JP5254089B2 - 熱応動式スチームトラップ - Google Patents

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Description

本発明は、各種蒸気使用機器や蒸気配管で発生する復水を自動的に排出するスチームトラップに関し、特に、蒸気と復水で加熱冷却されその温度に応じて膨脹収縮する媒体を含む温度制御機素を用いて、設定温度以下の復水を系外へ排出する熱応動式スチームトラップに関する。
従来の熱応動式スチームトラップは、例えば特許文献1に開示されている。これは、弁ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室と出口を連通する導出路を開けた弁座部材を弁室と出口の間に設け、壁部材とダイヤフラム部材と両部材の間に封入した膨脹収縮媒体とダイヤフラム部材の弁座部材側に取り付けた弁部材とを具備し壁部材とダイヤフラム部材と弁部材を貫通する連通路を開けた温度制御機素を弁室内に配置し、膨脹収縮媒体の膨脹収縮によるダイヤフラム部材の変位により弁部材を駆動して弁座部材の導出路を開閉するものである。
特開平9−26092号公報
上記従来の熱応動式スチームトラップは、弁室内の温度が上昇すると膨脹収縮媒体が膨脹しダイヤフラム部材を介して弁部材が弁座部材に着座して導出路を閉止することにより蒸気の漏出を防止し、弁室内の温度が低下すると膨脹収縮媒体が収縮し弁部材が弁座部材から離座して導出路を開口することにより復水を系外へ排出するものである。しかしながら、このような様式の熱応動式スチームトラップにあっては、膨脹収縮媒体の変質により膨脹割合が所定値以上になると導出路を開口できなくなり、復水を排出し蒸気を漏出することのないスチームトラップ機能を維持できなくなる問題点があった。
したがって本発明が解決しようとする課題は、膨脹収縮媒体の変質により膨脹割合が所定値以上になった場合に復水を排出し蒸気を漏出することのないスチームトラップ機能を維持できる熱応動式スチームトラップを提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の熱応動式スチームトラップは、弁ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室と出口を連通する導出路を開けた弁座部材を弁室と出口の間に設け、壁部材とダイヤフラム部材と両部材の間に封入した膨脹収縮媒体とダイヤフラム部材の弁座部材側に取り付けた弁部材とを具備し壁部材とダイヤフラム部材と弁部材を貫通する連通路を開けた温度制御機素を弁室内に配置し、膨脹収縮媒体の膨脹収縮によるダイヤフラム部材の変位により弁部材を駆動して弁座部材の導出路を開閉するものにおいて、膨脹収縮媒体の膨張収縮温度よりも低温で変形して連通路を低温時に開口し高温時に閉止する温度応動部材を設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、膨脹収縮媒体の膨張収縮温度よりも低温で変形して連通路を低温時に開口し高温時に閉止する温度応動部材を設けたものであるので、膨脹収縮媒体が変質して温度制御機素が導出路を開口できなくなり弁室の温度が膨脹収縮媒体の膨張収縮温度よりも低温になると、温度応動部材が変形して連通路を開閉して弁室と導出路を連通遮断することにより、復水を排出し蒸気を漏出することのないスチームトラップ機能を維持できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係わる熱応動式スチームトラップの断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図1を参照して説明する。本体1には同一軸上に入口2と出口3が形成され、この入口2及び出口3と連通する弁室4が本体1にねじ結合された蓋部材5によって形成され、本体1と蓋部材5とにより弁ケーシングが構成される。出口3の弁室4側開口端に、弁室4と出口3とを連通する導出路8が形成された弁座部材9がねじ結合されている。弁座部材9と本体1の間に固定した円筒状の取付部材10内に温度制御機素11がスナップリング12で取り付けられる。取付部材10には底壁に内外を連通する連通孔13が開けられている。
温度制御機素11は、壁部材14とダイヤフラム部材15と両部材14,15の間に封入した膨脹収縮媒体16とダイヤフラム部材15の弁座部材9側に取り付けた弁部材17とを具備し壁部材14とダイヤフラム部材15と弁部材17を貫通する連通路18が開けられたものである。連通路18はダイヤフラム部材15と弁部材17を夫々の中央開口を並べて溶接し、また壁部材14の中央開口の縁とダイヤフラム部材15の中央開口の縁を溶接することにより形成される。膨脹収縮媒体16は水、水より沸点の低い液体、或いはそれらの混合物で形成される。膨脹収縮媒体16の膨脹収縮によるダイヤフラム部材15の変位により弁部材17が駆動されて弁座部材9の導出路8が開閉される。膨脹収縮媒体16の膨張収縮温度よりも低温で変形して連通路18を開閉する温度応動部材としてのバイメタル19が壁部材14にビス20により取り付けられる。
上記の熱応動式スチームトラップの動作は次の通りである。通気初めは弁室4内が低温であり、温度制御機素11は膨脹収縮媒体16が収縮し、ダイヤフラム部材15が上方に変位し、弁部材17が弁座部材9から離座して導出路8を開口する。また、バイメタル19はその右側部が上方に変位して連通路18を開口する。これにより低温復水が導出路8から出口3へ排出される。弁室4内の温度が上昇すると、バイメタル19はその右側部が下方に変位して連通路18を閉止するが、温度制御機素11は導出路8を開口した状態を維持する。これにより高温復水が導出路8から出口3へ排出される。弁室4内の温度が更に上昇すると、バイメタル19は連通路18を閉止した状態を維持し、温度制御機素11は膨脹収縮媒体16が膨脹し、ダイヤフラム部材15が下方に変位し、弁部材17が弁座部材9に着座して導出路8を閉止する。これにより蒸気の漏出を防止する。
弁室4内の温度が低下すると、バイメタル19は連通路18を閉止した状態を維持し、温度制御機素11は膨脹収縮媒体16が収縮し、ダイヤフラム部材15が上方に変位し、弁部材17が弁座部材9から離座して導出路8を開口する。これにより高温復水が導出路8から出口3へ排出される。膨脹収縮媒体16が変質して温度制御機素11が導出路8を開口できなくなり弁室4の温度が更に低下して膨脹収縮媒体16の膨張収縮温度よりも低温になると、バイメタル19はその右側部が上方に変位して連通路18を開口する。これにより低温復水が連通路18を通して導出路8から出口3へ排出される。弁室4内の温度が上昇すると、バイメタル19はその右側部が下方に変位して連通路18を閉止する。これにより蒸気の漏出を防止する。
本発明は、各種蒸気使用機器や蒸気配管で発生する復水を温度制御機素を用いて自動的に排出する熱応動式スチームトラップに利用することができる。
1 本体
2 入口
3 出口
4 弁室
5 蓋部材
8 導出路
9 弁座部材
11 温度制御機素
14 壁部材
15 ダイヤフラム部材
16 膨脹収縮媒体
17 弁部材
18 連通路
19 バイメタル

Claims (1)

  1. 弁ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室と出口を連通する導出路を開けた弁座部材を弁室と出口の間に設け、壁部材とダイヤフラム部材と両部材の間に封入した膨脹収縮媒体とダイヤフラム部材の弁座部材側に取り付けた弁部材とを具備し壁部材とダイヤフラム部材と弁部材を貫通する連通路を開けた温度制御機素を弁室内に配置し、膨脹収縮媒体の膨脹収縮によるダイヤフラム部材の変位により弁部材を駆動して弁座部材の導出路を開閉するものにおいて、膨脹収縮媒体の膨張収縮温度よりも低温で変形して連通路を低温時に開口し高温時に閉止する温度応動部材を設けたことを特徴とする熱応動式スチームトラップ。
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