JP5905674B2 - 熱応動式スチームトラップ - Google Patents

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Description

本発明は、各種蒸気使用機器や蒸気配管で発生する復水を自動的に排出するスチームトラップに関し、特に、蒸気と復水で加熱冷却されその温度に応じて膨脹収縮する媒体を含む温度制御機素を用いて、所定温度以下の復水を系外へ排出する熱応動式スチームトラップに関する。
従来の熱応動式スチームトラップは、例えば特許文献1に開示されている。これは、弁ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、導出路を有する弁座部材を弁室と出口との間に配置し、上下二つの壁部材と、導出路の軸方向に並べて両壁部材の間に外周縁を固着した第1ダイヤフラム及び第2ダイヤフラムと、上壁部材と第1ダイヤフラムとの間に封入した第1膨脹媒体及び第1ダイヤフラムと第2ダイヤフラムとの間に封入した第2膨脹媒体と、第2ダイヤフラムに連結した弁部材とから成る温度制御機素を弁室内に配置し、膨脹媒体の膨脹収縮による第1ダイヤフラムと第2ダイヤフラムの変位によって弁部材を弁座部材に離着座せしめて導出路を開閉するものにおいて、第2ダイヤフラムの外周縁固定部と弁部材連結部との間に環状突出部を形成すると共に、第2ダイヤフラムの下面が当接する下壁部材の上面を第2ダイヤフラムの下面と同一あるいは近似する形状に形成し、第1ダイヤフラムを第2ダイヤフラムと同一あるいは近似する形状に形成したものである。
特開平6−186726号公報
上記従来の熱応動式スチームトラップは、第1ダイヤフラム及び第2ダイヤフラムの外周縁固定部と弁部材連結部との間に環状突出部を形成しているので、第1ダイヤフラム及び第2ダイヤフラムが膨脹媒体の膨脹収縮作用によって変形し易くなり、変位量も大きくなるものである。また、第2ダイヤフラムの下面が当接する下壁部材の上面を第2ダイヤフラムの下面と同一あるいは近似する形状に形成しているので、膨脹媒体の膨脹による大きな力により第2ダイヤフラムが下壁部材に当接しても第2ダイヤフラムに折れ曲がり等が生ずることを防止でき、耐用寿命を長く保つことができるものである。しかしながら、膨脹媒体の収縮による大きな力により第1ダイヤフラムが上壁部材に当接すると第1ダイヤフラムに折れ曲がり等が生ずることとなり、耐用寿命を長く保つことができないという問題点があった。
したがって本発明が解決しようとする課題は、第1ダイヤフラム及び第2ダイヤフラムダイヤフラムの耐用寿命を長く保つことができるようにすることである。
上記の課題を解決するために、本発明の熱応動式スチームトラップは、弁ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、導出路を有する弁座部材を弁室と出口との間に配置し、上下二つの壁部材と、導出路の軸方向に並べて両壁部材の間に外周縁を固着した第1ダイヤフラム及び第2ダイヤフラムと、上壁部材と第1ダイヤフラムとの間に封入した第1膨脹媒体及び第1ダイヤフラムと第2ダイヤフラムとの間に封入した第2膨脹媒体と、第2ダイヤフラムに連結した弁部材とから成る温度制御機素を弁室内に配置し、膨脹媒体の膨脹収縮による第1ダイヤフラムと第2ダイヤフラムの変位によって弁部材を弁座部材に離着座せしめて導出路を開閉するものにおいて、第2ダイヤフラムの外周縁固定部と弁部材連結部との間に環状突出部を形成すると共に、第2ダイヤフラムの下面が当接する下壁部材の上面を第2ダイヤフラムの下面と同一あるいは近似する形状に形成し、第1ダイヤフラムを第2ダイヤフラムと同一あるいは近似する形状に形成したものにおいて、第1ダイヤフラムの上面が当接する上壁部材の下面を第1ダイヤフラムの上面と同一あるいは近似する形状に形成したものである。
本発明によれば、第2ダイヤフラムの外周縁固定部と弁部材連結部との間に環状突出部を形成すると共に、第2ダイヤフラムの下面が当接する下壁部材の上面を第2ダイヤフラムの下面と同一あるいは近似する形状に形成し、第1ダイヤフラムを第2ダイヤフラムと同一あるいは近似する形状に形成したものにおいて、第1ダイヤフラムの上面が当接する上壁部材の下面を第1ダイヤフラムの上面と同一あるいは近似する形状に形成したものであるので、膨脹媒体の膨脹による大きな力により第2ダイヤフラムが下壁部材に当接しても第2ダイヤフラムに折れ曲がり等が生ずることを防止でき、また、膨脹媒体の収縮による大きな力により第1ダイヤフラムが上壁部材に当接しても第1ダイヤフラムに折れ曲がり等が生ずることを防止でき、耐用寿命を長く保つことができるという優れた効果を生じる。
本発明の実施の形態に係わる熱応動式スチームトラップの断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図1を参照して説明する。上ケーシング1と下ケーシング2とをねじ結合して、内部に弁室3を有する弁ケーシングが形成される。上ケーシング1に入口4が、下ケーシング2に出口5が形成される。弁室3と出口5との間の隔壁6に、弁座部材7がねじ結合されている。弁座部材7の中央に、弁室3と出口5とを連通する貫通導出路8が形成されている。弁座部材7の上方に、温度制御機素9が位置する。温度制御機素9は、注入口10を有する上壁部材11と、注入口10を密封する栓部材12と、上壁部材11との間に収容室13を形成する第1ダイヤフラム14と、収容室13に密封した第1膨脹媒体15と、注入口17を有し弁座部材7に離着座して導出路8を開閉する弁部材16と、注入口17を密封する栓部材26と、第1ダイヤフラム14との間に収容室27を形成し弁部材16を固着する第2ダイヤフラム18と、収容室27に密封した第2膨脹媒体28と、第1及び第2ダイヤフラム14,18の外周縁を上壁部材11との間に挟んで固着する下壁部材19と、上壁部材11に固着したストッパー20とから成る。第1膨脹媒体15は、水、水より沸点の低い液体、或いはそれらの混合物で形成され、第2膨脹媒体28は、水より沸点の低い液体、或いはそれらの混合物、あるいは水と水より沸点の低い液体の混合物によって第1膨脹媒体15よりも沸点が低く形成される。
第1ダイヤフラム14は外周縁固定部と弁部材連結部との間に同心円状の環状突出部21を複数個有する波形に形成されている。第2ダイヤフラム18も同心円状の環状突出部22を複数個有する第1ダイヤフラム14と同一あるいは近似する形状の波形に形成されている。膨脹媒体15の膨脹時に第2ダイヤフラム18の下面が当接する下壁部材19の上面も第2ダイヤフラム18の下面の波形に沿うように、第2ダイヤフラム18の下面と同一あるいは近似する同心円状の波形状部23を有する形状に形成されている。また、膨脹媒体28の収縮時に第1ダイヤフラム14の上面が当接する上壁部材11の下面も第1ダイヤフラム14の上面の波形に沿うように、第1ダイヤフラム14の上面と同一あるいは近似する同心円状の波形状部24を有する形状に形成されている。第1及び第2ダイヤフラム14,18に設ける環状突出部は夫々少なくとも1つ形成すればよく、また、第1及び第2ダイヤフラム14,18の形状に沿うように上壁部材11の下面と下壁部材19の上面が形成されればよい。
温度制御機素9は、下ケーシング2の内面に一体に形成された複数個のリブ25内に収容され、下ケーシング2の内面に取付けられた弾性部材によって下方に付勢され、リブの底壁に下壁部材19の外周下面が当たって保持されている。
上記実施例の熱応動式スチームトラップの動作は下記の通りである。入口4から弁室3に流入する流体の温度が低い場合、第1及び第2膨脹媒体15,28は収縮し、第1及び第2ダイヤフラム14,18が弁室3内の流体圧力によって持上げられ、弁部材16が弁座部材7から離座して導出路8を開けている。これによって、低温流体即ち復水が出口5から排出される。このとき、第1ダイヤフラム14の上面が上壁部材11の下面とストッパー20の下面に当接する。低温流体の排出によって弁室3に高温流体が流入してくると、先ず第2膨脹媒体28が膨脹して第2ダイヤフラム18が弁座部材7側に変位し、次に第1膨脹媒体15が膨脹して第1及び第2ダイヤフラム14,18が弁座部材7側に変位して弁部材16を弁座部材7に着座せしめて導出路8を閉止し、高温流体即ち蒸気の流出を防止する。このとき、第2ダイヤフラム18の下面と下壁部材19の上面との間には僅かな隙間があり、第1及び第2膨脹媒体15,28がさらに膨脹すると、弾性部材の付勢力に抗して温度制御機素9が上方に変位し、第2ダイヤフラム18の下面と下壁部材19の上面とが当接する。
本発明は、膨脹媒体を含む温度制御機素を用いて各種蒸気使用機器や蒸気配管で発生する所定温度以下の復水を系外へ排出する熱応動式スチームトラップに利用することができる。
1 上ケーシング
2 下ケーシング
3 弁室
4 入口
5 出口
7 弁座部材
8 導出路
9 温度制御機素
11 上壁部材
14 第1ダイヤフラム
15 第1膨脹媒体
16 弁部材
18 第2ダイヤフラム
19 下壁部材
21,22 環状突出部
23,24 波形状部
28 第2膨脹媒体

Claims (1)

  1. 弁ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、導出路を有する弁座部材を弁室と出口との間に配置し、上下二つの壁部材と、導出路の軸方向に並べて両壁部材の間に外周縁を固着した第1ダイヤフラム及び第2ダイヤフラムと、上壁部材と第1ダイヤフラムとの間に封入した第1膨脹媒体及び第1ダイヤフラムと第2ダイヤフラムとの間に封入した第2膨脹媒体と、第2ダイヤフラムに連結した弁部材とから成る温度制御機素を弁室内に配置し、膨脹媒体の膨脹収縮による第1ダイヤフラムと第2ダイヤフラムの変位によって弁部材を弁座部材に離着座せしめて導出路を開閉するものにおいて、第2ダイヤフラムの外周縁固定部と弁部材連結部との間に環状突出部を形成すると共に、膨脹媒体の膨脹時に第2ダイヤフラムの下面が当接する下壁部材の上面に環状突出部を形成して下壁部材の上面を第2ダイヤフラムの下面と同一あるいは近似する形状に形成し、第1ダイヤフラムに環状突出部を形成して第1ダイヤフラムを第2ダイヤフラムと同一あるいは近似する形状に形成したものにおいて、膨脹媒体の収縮時に第1ダイヤフラムの上面が当接する上壁部材の下面に環状突出部を形成して上壁部材の下面を第1ダイヤフラムの上面と同一あるいは近似する形状に形成したことを特徴とする熱応動式スチームトラップ。
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