JP5253959B2 - 塗布装置 - Google Patents

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本発明は、板材に液膜を塗布する塗布装置に関する。
フラットディスプレイパネルの製造工程などでは、基台の上に載置した板材に、基台に対して相対移動するダイ(ノズル)によって液膜を塗布する装置が使用されている。このような工程では、ダイと板材との隙間をミクロン単位で一定にし、塗膜の厚みを均一にすることが求められている。
特許文献1には、塗膜の厚みを測定し、ダイを上下方向に湾曲させることによって、塗膜の厚みを一定にする技術が記載されている。一般に、ダイは、特許文献2に記載されているように、水平方向に延伸する液溜め部と、液溜め部から下方に延伸するスリットとを有する。このようなダイを、応力によって上下に湾曲させると、下方に押し出された部分のスリットの幅が拡がり、塗料の流出特性が変化するため、僅かながら塗装ムラを生じさせるという問題がある。
また、ダイを大きく変形させることは困難であり、このような塗布装置では、板材がミリメートル単位で湾曲しているような場合には、塗料を塗布することが不可能であった。
特開2008−183490号公報 特開平3−169365号公報
スリット幅を変化させずに、ダイと板材との隙間を調節し、塗膜の厚みを均一にできる塗布装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明による塗布装置は、板面を横断する方向に延伸して開口するスリットを有するダイと、前記板面を横断する方向に平行な軸周りに前記ダイを任意に傾斜させる傾斜手段と、前記ダイを任意に傾斜させた状態で前記板面に沿って相対移動させる移動手段とを備え、前記スリットは、前記板面に垂直に開口するとき、その開口位置が板面を横断する方向および縦断する方向に垂直な方向に一定になり、且つ、前記板面を縦断する方向の中心に対して対称な円弧または楕円弧状に湾曲しているものとする。
この構成によれば、ダイを僅かに傾斜させることによって、水平方向に湾曲したスリットが上下方向に僅かに湾曲して開口する。これによって、スリットの開口する高さを板面の横断方向に変化させ、塗膜の厚みが一定となるように調節できる。ダイ自体は変形しないので、応力によってスリット幅が変化することがなく、塗りムラを生じさせない。
また、本発明の塗布装置において、前記スリットは、前記板面を縦断する方向の中心に対して対称に湾曲している
この構成によれば、スリットの高さを左右対称にすることで、板材の左右対称な反りによる塗膜の変化をなくすことができる。
また、本発明の塗布装置において、前記ダイは、円弧または楕円弧状に湾曲している
この構成によれば、円弧または楕円弧状に湾曲した板材に均一な液膜を塗布できる。
本発明によれば、板面に平行な方向に湾曲したスリットを有するダイを傾斜させることで、ダイを変形させることなく、スリットを上に凸または下に凸に調節し、塗膜の厚みを均一にできる。
これより、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の1つの実施形態の塗布装置1の概略を示す。塗布装置1は、板材2を水平に載置する基台3と、基台3上を水平移動する移動枠4に保持されたダイ5とを有する。
基台3は、例えば、板材2をバキュームによって吸着する。移動枠4は、不図示のリニアモータ等によって、基台3の天面に平行に水平移動可能に設けられる。他の実施形態では、移動枠4は固定され、基台3が水平移動することにより、基台3に対して相対移動してもよい。
ダイ5は、板材2の横断方向(移動枠4の移動方向に直交する方向)の両端に突出する回転軸6を有し、回転軸6が移動枠4に回転可能に保持されている。ダイ5は、回転軸6に取り付けられたプーリ7が、移動枠4に設けられたサーボモータ8(傾斜手段)によって、タイミングベルト9を介して駆動されることで、回転軸6周りに任意の傾斜が付けられるようになっている。
図2に、ダイ5の断面を示す。ダイ5は、板材2の横断方向に延伸し、その中に塗料供給口(図示せず)から塗料Pが供給される液溜め部10と、液溜め部10から板材2の板面に垂直な下向きに延伸し、ダイ5の下端に板材2の横断方向に連続して開口するスリット11とを有する。ダイ5は、下に向かって細くなり、スリット11の開口部では、前後の幅が最小限となっている。
図3に示すように、ダイ5は、回転軸6周りに傾斜することなく保持され、スリット11が鉛直下向きになるとき、板面に平行な水平方向に、液溜め部10およびスリット11を含めて湾曲、より詳しくは、板材2の縦断方向(移動枠4の移動方向)の中心に対して左右対称、且つ、移動枠4の移動方向後側に凸な円弧を描くように湾曲している。
この状態で、ダイ5を保持する移動枠4を板材2が載置された基台3上を矢印方向に水平移動させることで、スリット11から塗料Pを流出させ、平坦な板材2の表面に塗料Pを均一に塗布することができる。
塗布装置1において、図4に示すように、ダイ5を回転軸6周りに、スリット11が板材2の縦断方向後方に移動するように僅かに傾斜させると、スリット11は、中央部が高く、両端が低くなるように上下に湾曲して開口する。これにより、塗布装置1は、横断方向に上に凸に湾曲した板材2に、塗料Pを均一に塗布することができる。
また、図5に示すように、ダイ5を回転軸6周りに、スリット11が板材2の縦断方向前方に移動するように僅かに傾斜させると、スリット11は、中央部が低く、両端が高くなるように上下に湾曲して開口する。これにより、塗布装置1は、中央部が低くなるように横断方向に湾曲した板材2に、塗料Pを均一に塗布することができる。
このダイ5の傾斜は、塗料Pの塗布に影響のないように、前後に数度の範囲内で行われ、それによるスリット11の上下方向の変化は、板材2の横断方向の幅の1%以下である。ダイ5の傾斜角度は、板材2に塗料Pを試験的に塗布し、移動枠4に配設した不図示のレーザ距離センサによって塗膜の厚みを実測し、中央部の膜圧と両端部の膜圧との差をなくすことができる角度を算出する。
円弧状に湾曲したダイ5を傾斜させると、基台3に対して楕円弧状に凸形状または凹形状になる。板材2を縦断する方向に径が長い惰円弧状にダイ5を形成すれば、ダイ5を傾斜させるに連れて、ダイ5の垂直方向の湾曲が正確な円弧に近付くようになる。
また、塗布装置1において、サーボモータ8は、ダイ5を任意の角度に保持することができ、ダイ5を180°反転させることによりスリット11のエア抜きをなど行うことができる。
本実施形態では、ダイ5は移動枠4の移動方向後側に凸になるように湾曲しているが、移動枠4の移動方向前側に凸になるように湾曲してもよい。
また、本実施形態の傾斜手段はタイミングベルト9を介して回転軸6に設けたプーリ7を駆動するが、回転軸6を直接またはギアを介して駆動してもよく、他のいかなる角度調節手段を採用してもよい。
本発明の1つの実施形態の塗布装置の斜視図。 図1の塗布装置のダイの断面図。 図1の塗布装置のダイの水平方向の形状を示す図。 図1の塗布装置のダイを後方に傾斜させた様子を示す図。 図1の塗布装置のダイを前方に傾斜させた様子を示す図。
符号の説明
1…塗布装置
2…板材
3…基台
4…移動枠
5…ダイ
6…回転軸
7…プーリ
8…サーボモータ(傾斜手段)
9…タイミングベルト
10…液溜め部
11…スリット

Claims (1)

  1. 板面を横断する方向に延伸して開口するスリットを有するダイと、
    前記板面を横断する方向に平行な軸周りに前記ダイを任意に傾斜させる傾斜手段と
    前記ダイを任意に傾斜させた状態で前記板面に沿って相対移動させる移動手段とを備え
    前記スリットは、前記板面に垂直に開口するとき、その開口位置が板面を横断する方向および縦断する方向に垂直な方向に一定になり、且つ、前記板面を縦断する方向の中心に対して対称な円弧または楕円弧状に湾曲していることを特徴とする塗布装置。
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