JP5252634B2 - クレーン更新装置とこれを用いたクレーンの更新方法 - Google Patents
クレーン更新装置とこれを用いたクレーンの更新方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5252634B2 JP5252634B2 JP2008327822A JP2008327822A JP5252634B2 JP 5252634 B2 JP5252634 B2 JP 5252634B2 JP 2008327822 A JP2008327822 A JP 2008327822A JP 2008327822 A JP2008327822 A JP 2008327822A JP 5252634 B2 JP5252634 B2 JP 5252634B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- crane
- moving
- overhead crane
- moving frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)
- Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
Description
しかしながら、特許文献1に記載の発明においては、一体的に組み立てたレードルクレーンの重量が大きく、これを吊り上げる揚重機の能力や揚重機の据付場所等の関係から、既設の揚重機では対応することができないという問題点があった。また、新たな揚重機を設置することはスペース的な点から、敷地に余裕の少ない現状の製鉄工場では適用が難しいという問題点もあった。
また、このクレーン更新装置を用いて、第1または第2の架構上で新設天井クレーンの組み立てを行う工程と、ランウェイガーダー上にある既設天井クレーンを移動用架構により空き状態である第1または第2の架構まで移動する工程と、組み立てた新設天井クレーンを移動用架構によりランウェイガーダーまで移動する工程を含むことを特徴とするクレーンの更新方法である。
図面は、製鉄工場における天井クレーンの更新装置を示すものであり、図1は平面図、図2は正面図である。図において、20は天井クレーンが走行するランウェイガーダーであり、図1は、ランウェイガーダー20上にあるNo.1の既設天井クレーン11を、No.1の新設天井クレーン12に更新する場合を示している。
更に、前記新設または既設の天井クレーンを前記第1の架構1と第2の架構2との間で移動させ、あるいは新設または既設の天井クレーンをランウェイガーダー20との間で移動させるための移動用架構3が設けられている。
ここでいうほぼ面一の高さとは、完全に同一の高さを含むことは勿論のこと、移動用架構3と第1の架構1、第2の架構2、ランウェイガーダー20との間でクレーンの走行が支障なく行える程度の差がある場合の高さも含む概念である。
これは、垂直断面の構造とした場合、移動用架構3の円滑な移動を確保するためにはランウェイガーダー等との間にクリアランスを設けておく必要があり、それによって生じる隙間にクレーンの車輪が落ち込み走行を妨げる一因となり、一方、クリアランスを極力小さくすると接触して移動用架構3の円滑な移動を妨げる一因となる。
そこで、本発明では、移動用架構側に先細テーパ面3aを形成するとともに、この移動用架構3が連結されるランウェイガーダー20、第1および第2の架構1、2の連結端部にも前記テーパ面3aに係合する逆テーパ面3b、3b・・・を形成した構造とすることにより、第1の架構1と第2の架構2間を移動する際には、移動用架構3を上昇させ十分な隙間を確保した状態で楽に移動し、一方、連結時には移動用架構3を下降させて、テーパ面3aと逆テーパ面3bとを係合させ、かつ、ほぼフラットな連続面を形成してクレーンの乗り換え移動を容易に行える構造とした。
即ち、移動用架構3を昇降装置5により下降すると、移動用架構3の先細テーパ面3aが連結端部の逆テーパ面3bに案内されて円滑に所定位置に設置でき作業時間を大幅に短縮することができる。また、移動用架構3が左右(水平)方向に多少のズレがあっても、前記テーパ面の案内機能により、自動的にそのズレがなくなるように修正されることとなる。
図1は、一例として、ランウェイガーダー20上にあったNo.1の既設天井クレーン11を、第1の架構上において組み立てたNo.1の新設天井クレーン12と入れ替えて更新する場合を示している。
図3は、既設天井クレーン11が走行するランウェイガーダー20の延長線上に、第1の架構1を設置し、また、この第1の架構1と平行に第2の架構2を設置し、更に、前記第1の架構1と第2の架構2間で移動可能な移動用架構3を設けた状態を示している。
なお、以下に説明するものでは、前記第1の架構1が新設天井クレーン12の組み立てを行うためのものであり、一方、第2の架構2が既設天井クレーン11を待避させるためのものとしているが、逆に、第1の架構が既設天井クレーンの待避用であり、第2の架構が新設クレーンの組み立て用であってもよいことは勿論である。
また、各クレーンが1台でもよく、また2台以上であってもよいことも勿論であり、2台の場合については後述する。
この既設天井クレーンの撤去作業は、既設天井クレーン11をランウェイガーダー20から移動用架構3へ移した後、移動用架構3を第1の架構1から第2の架構2へ移動し、次いで、移動用架構3から第2の架構2へ移動して行う(破線を参照)。このようにして、No.1の既設天井クレーン11を第2の架構2上で待避させる。
このようにして、既設天井クレーン11の解体を終えるとクレーンの更新作業が終了する。
図8において、矢印の先に書いた英文字が大文字の場合は既設クレーンを撤去する場合、また、英文字が小文字の場合は新設クレーンを搬入する場合を示し、アルファベット順に従って移動するものである。
この既設天井クレーンの撤去作業は、既設天井クレーン11aをランウェイガーダー20から移動用架構3へ移した後、移動用架構3を第1の架構1から第2の架構2へ移動し、次いで、移動用架構3から第2の架構2へ移動して行う。更に、移動用架構3は再び第1の架構1側へ戻り、同様に、既設天井クレーン11bをランウェイガーダー20から移動用架構3へ移した後、移動用架構3を第1の架構1から第2の架構2へ移動し、次いで、移動用架構3から第2の架構2へ移動して行う。このようにして、No.1とNo.2の2台の既設天井クレーン11a、11bを第2の架構2上で待避させる。
このようにして、2台の既設天井クレーン11a、11bの解体を終えるとクレーンの更新作業が終了する。
なお、更新するクレーンの数が3台以上であっても、上記と同様の手順により更新作業を行うことができることは勿論である。
2 第2の架構
3 移動用架構
3a テーパ面
3b 逆テーパ面
4 移動用キャリア
5 昇降装置
6 クラブ
11 既設天井クレーン
12 新設天井クレーン
11a No.1の既設天井クレーン
11b No.2の既設天井クレーン
12a No.1の新設天井クレーン
12b No.2の新設天井クレーン
Claims (7)
- 天井クレーンが走行するランウェイガーダーの延長線上に、新設天井クレーンの組み立てを行い、または既設天井クレーンを待避させる第1の架構を設置するとともに、この第1の架構と平行に同様の第2の架構を設置し、前記新設または既設の天井クレーンを前記第1の架構と第2の架構間で移動させる移動用架構を設けたことを特徴とするクレーン更新装置。
- ランウェイガーダーと第1の架構間には空間部が設けられ、この空間部内を移動用架構が移動するよう構成されている請求項1に記載のクレーン更新装置。
- 移動用架構は、昇降装置により高さ調整自在とされている請求項1または2に記載のクレーン更新装置。
- 移動用架構の前後両端部には下方に向け先細としたテーパ面が形成され、この移動用架構が連結されるランウェイガーダー、第1および第2の架構の連結端部には前記テーパ面に係合する逆テーパ面が形成されている請求項3に記載のクレーン更新装置。
- 請求項1〜4のいずれかのクレーン更新装置を用いたクレーンの更新方法であって、第1または第2の架構上で新設天井クレーンの組み立てを行う工程と、ランウェイガーダー上にある既設天井クレーンを移動用架構により空き状態である第1または第2の架構まで移動する工程と、組み立てた新設天井クレーンを移動用架構によりランウェイガーダーまで移動する工程を含むことを特徴とするクレーンの更新方法。
- 第1または第2の架構上で新設天井クレーンの組み立てと、組み立てた天井クレーンの試運転を行う請求項5に記載のクレーンの更新方法。
- 移動用架構を、移動時には隣接する他の架構よりも上面が高くなるように上昇させ、一方、連結時には隣接する他の架構と上面がほぼ面一となるように下降させるよう昇降動の制御を行う請求項5または6に記載のクレーンの更新方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008327822A JP5252634B2 (ja) | 2008-12-24 | 2008-12-24 | クレーン更新装置とこれを用いたクレーンの更新方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008327822A JP5252634B2 (ja) | 2008-12-24 | 2008-12-24 | クレーン更新装置とこれを用いたクレーンの更新方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010149961A JP2010149961A (ja) | 2010-07-08 |
JP5252634B2 true JP5252634B2 (ja) | 2013-07-31 |
Family
ID=42569503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008327822A Expired - Fee Related JP5252634B2 (ja) | 2008-12-24 | 2008-12-24 | クレーン更新装置とこれを用いたクレーンの更新方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5252634B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7339184B2 (ja) | 2020-02-28 | 2023-09-05 | 矢崎総業株式会社 | プロテクタ及びワイヤハーネス |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5356091B2 (ja) * | 2008-11-18 | 2013-12-04 | Jfeシビル株式会社 | クレーンガーダー交換方法およびクレーンガーダー交換装置 |
JP7308121B2 (ja) * | 2019-10-07 | 2023-07-13 | 三菱重工業株式会社 | 天井クレーンの解体方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5271048A (en) * | 1975-12-10 | 1977-06-14 | Hitachi Ltd | Traverser for ceiling crane |
JPH11165980A (ja) * | 1997-11-28 | 1999-06-22 | Toshiba Corp | 天井クレーン横行移動装置 |
JP2008100836A (ja) * | 2006-10-20 | 2008-05-01 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | レードルクレーン |
-
2008
- 2008-12-24 JP JP2008327822A patent/JP5252634B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7339184B2 (ja) | 2020-02-28 | 2023-09-05 | 矢崎総業株式会社 | プロテクタ及びワイヤハーネス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010149961A (ja) | 2010-07-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101287455B1 (ko) | 교량의 상부구조물용 런칭시스템 및 이를 이용한 시공방법 | |
JP5507383B2 (ja) | 重量物架設機および重量物の架設方法 | |
CN103967284B (zh) | 预留柱头对接的钢柱安装方法 | |
JP5252634B2 (ja) | クレーン更新装置とこれを用いたクレーンの更新方法 | |
CN113846575B (zh) | 一种挂篮悬臂施工内模自动化操作方法 | |
JP5421143B2 (ja) | 天井クレーンの設置装置 | |
JP5914203B2 (ja) | 解体方法、解体補助装置 | |
JP4796411B2 (ja) | 橋梁一括撤去工法 | |
JP5634779B2 (ja) | 作業床の昇降方法および昇降装置 | |
CN110984611B (zh) | 狭窄空间钢柱安装方法 | |
JP5473294B2 (ja) | 天井クレーンの据付け方法及び据付けシステム | |
KR101120466B1 (ko) | 가설벤트 승강장치 및 이를 이용한 구조물 철거 또는 신설방법 | |
JP6839681B2 (ja) | 鉄塔支持型煙突の解体方法 | |
CN103243908B (zh) | 楼板模板系统以及房屋建筑的筑造方法 | |
JP4694859B2 (ja) | 傾斜型乗客コンベア設備及びその設置方法並びにその搬出方法 | |
CN106002240B (zh) | 液压机机架安装方法 | |
JP6624429B2 (ja) | 水平ジブクレーン及びこれを用いた施工方法 | |
JP5356091B2 (ja) | クレーンガーダー交換方法およびクレーンガーダー交換装置 | |
CN209906186U (zh) | 建筑模板跨楼层运输设备 | |
CN211395385U (zh) | 一种箱梁内模拆模台车 | |
JPH11147690A (ja) | 低空頭鉄筋建込装置 | |
JP7097203B2 (ja) | クライミング式テルハ及び建物の解体方法 | |
JP6368726B2 (ja) | ベルトコンベア昇降装置 | |
JP7373773B2 (ja) | 型枠設置装置及びこれを用いた型枠設置方法 | |
JP2016145497A (ja) | 解体システムおよび解体方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111006 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130318 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130412 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130412 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5252634 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160426 Year of fee payment: 3 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |