JP5252013B2 - 排気用消音器 - Google Patents
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Description
請求項1に記載の発明は、消音室内と排気管内とが前記排気管の壁面に設けられた孔を介して連通された排気用消音器において、前記排気管の途中にはテーパ部が設けられており、前記テーパ部の大径側に繋がる前記排気管の端部の壁面及び前記テーパ部の壁面のうちのいずれかの壁面であって、前記排気管内の他の部位よりも厚い排気の境界層が形成される壁面に前記孔が1つのみ設けられており、前記テーパ部は、排気下流側に向かって縮径されており、前記消音室内と前記排気管内とは、前記孔を介して直接連通されており、前記消音室内は、前記孔の設けられた前記排気管内にのみ連通されていることをその要旨とする。
また、請求項2に記載の発明は、消音室内と排気管内とが前記排気管の壁面に設けられた孔を介して連通された排気用消音器において、前記排気管の途中にはテーパ部が設けられており、前記テーパ部の壁面に前記孔が1つのみ設けられており、前記テーパ部は、排気下流側に向かって縮径されており、前記消音室内と前記排気管内とは、前記孔を介して直接連通されており、前記消音室内は、前記孔の設けられた前記排気管内にのみ連通されていることをその要旨とする。
また、上記消音室内は、上記孔の設けられた排気管内にのみ連通されているため、孔が形成された部位近傍の壁面の境界層において排気の流れを滞留させる効果が高くなるとともに、そうした部位近傍での境界層の発達も促されるようになる。
図1に、本実施形態における排気用消音器が配設された内燃機関の排気系についてその全体構成を示す。
上記第3排気管30の途中には、本発明にかかる排気用消音器である第3消音器300が設けられている。
上記テーパ部320は、排気下流側に向かって縮径されており、このテーパ部320の大径側(排気の上流側に開口する部位)に繋がる第3排気管30の端部の壁面には、上記孔330が設けられている。この孔330を介して第3排気管30の内部と上記共鳴室340の内部とは連通されている。より詳細には、共鳴室340は、第3排気管30の内部にのみ連通されており、さらには1つの孔330を介してのみ第3排気管30の内部に連通されている。そして、孔330と共鳴室340とで構成される共鳴器によって、特定周波数の排気騒音が低減される。なお、テーパ部320の小径側(排気の下流側に開口する部位)に繋がる第3排気管30の径は、テーパ部320の小径側との接続部位から大気開放されている末端まで、同テーパ部320の小径側の径と同一にされている。
上述したように、壁面に孔が設けられた排気管では、排気の流速が速くなるほど、孔の形成部位で発生する渦流がその孔の形成部位から剥がれやすくなり、同孔の近傍には周期的に変化する圧力波が発生するようになる。そして、こうした圧力波の変動周波数が、排気系を構成する壁面等の反射による共鳴周波数に一致すると、排気系からは大きな共鳴音が発生するようになる。
(1)共鳴室340内と第3排気管30内とが、同第3排気管30の壁面に設けられた孔330を介して連通された第3消音器300において、第3排気管30の途中にテーパ部320を設けるようにしている。そのため、テーパ部320の内壁や、テーパ部320の大径側に繋がる第3排気管30の端部近傍の内壁においては、他の部位よりも厚い境界層が形成されるようになる。そして、こうした厚い境界層が形成されることにより排気の流速が比較的遅くなっている壁面、すなわちテーパ部320の大径側に繋がる第3排気管30の端部の壁面に上記孔330を設けるようにしている。そのため、孔330の形成部位で発生する渦流の剥がれが抑えられるようになり、共鳴音の発生原因である圧力波の変動そのものが起きにくくなる。従って、機関運転状態が種々変化しても共鳴音は発生しにくくなり、幅広い機関運転状態において共鳴音の発生を好適に抑えることができるようになる。
(2)排気下流側に向かって縮径されたテーパ部320を形成するようにしている。そのため、テーパ部320やテーパ部320の排気上流側、すなわちテーパ部320の大径側に繋がる第3排気管30の端部近傍での排気の流速を遅くすることができる。従って、そうした排気の流速が低下する部位(テーパ部320やテーパ部320の大径側に繋がる第3排気管30の端部近傍)での境界層の発達を好適に促すことができるようになる。
・第3排気管30に上記テーパ部320を設けると、上述したように、テーパ部320の大径側に繋がる第3排気管30の端部近傍の内壁のみならず、テーパ部320の内壁でも境界層が発達するようになり、テーパ部320でも排気の流速は遅くなる。従って、図6に示すように、テーパ部320の壁面に上記孔330を設けるようにしても同様な作用効果を得ることができる。
・第3消音器に形成される消音室は共鳴室であったが、その他の消音室、例えば吸音材などが配設された吸音室であってもよい。
Claims (2)
- 消音室内と排気管内とが前記排気管の壁面に設けられた孔を介して連通された排気用消音器において、
前記排気管の途中にはテーパ部が設けられており、
前記テーパ部の大径側に繋がる前記排気管の端部の壁面及び前記テーパ部の壁面のうちのいずれかの壁面であって、前記排気管内の他の部位よりも厚い排気の境界層が形成される壁面に前記孔が1つのみ設けられており、
前記テーパ部は、排気下流側に向かって縮径されており、
前記消音室内と前記排気管内とは、前記孔を介して直接連通されており、
前記消音室内は、前記孔の設けられた前記排気管内にのみ連通されている
ことを特徴する排気用消音器。 - 消音室内と排気管内とが前記排気管の壁面に設けられた孔を介して連通された排気用消音器において、
前記排気管の途中にはテーパ部が設けられており、前記テーパ部の壁面に前記孔が1つのみ設けられており、
前記テーパ部は、排気下流側に向かって縮径されており、
前記消音室内と前記排気管内とは、前記孔を介して直接連通されており、
前記消音室内は、前記孔の設けられた前記排気管内にのみ連通されている
ことを特徴する排気用消音器。
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