JP5251165B2 - 情報処理システム、リソース診断方法、および診断管理プログラム - Google Patents
情報処理システム、リソース診断方法、および診断管理プログラム Download PDFInfo
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Description
この場合、この特許文献1におけるコンピュータシステムは、図5に示すように、ハードウェアコア部(CPU、メモリ、電源等)100、周辺装置用制御回路200、周辺装置用接続スイッチ400、周辺装置600、I/Oバス制御回路300、I/Oバス接続スイッチ500、及びI/Oカード700を備えて構成されている。
本発明は、上記問題に鑑み、オンラインでの部品の追加、交換に際して運用システムに影響を及ぼさないでこれら部品の事前診断を有効になし得る情報処理システム、リソース診断方法および診断管理プログラムを提供することを、その目的とする。
そして、この診断パーティションの前記診断対象セル及び前記診断用セルのメモリ領域を、前記運用パーティションからのアクセスを受け付けない領域として予め特定されたメモリ領域に設けると共に、前記I/OブリッジのI/O空間を予め設定された診断用I/O空間に配置して、前記運用パーティションとは独立して前記診断対象セル及び診断対象I/Oカードを診断可能な状態に設定したことを特徴とする。
本発明の第1の実施形態に係る情報処理システムについて図面に基づいて説明する。
図1は、本情報処理システムの診断動作中のブロック構成図である。この図1においては、網掛けで表示されているセル12及びI/Oカード33の二つの部品が、追加又は修理・交換されたものとして診断対象となっている。
運用パーティションP0は、プロセッサ(CPU)と主メモリとにより構成される運用中のセル11,13と、運用中のI/Oカード31,32,34と、相互接続手段40と、この相互接続手段40と前記I/Oカード31,32,34を接続するI/Oブリッジ21〜24をと備えて構成されている。
又、診断パーティションP1は、診断対象セル12と,診断対象I/Oカード33と、I/Oブリッジ23,25と、診断専用セル15、診断専用I/Oカード35及び相互接続手段40を備えて構成されている。
以下、これを更に詳細に説明する。
また、診断専用I/Oカード35は、診断対象セル12等との情報交換により診断を実施するための最小限必要な機能を備えている。
又、診断パーティションP1においては、I/Oブリッジ23,25は、運用パーティションP0では使用されない診断用のメモリマップドI/O空間又はI/O空間(異なったI/O空間)を有し、運用パーティションP0内部からのI/Oアクセスを遮断する構成をとり、両パーティションの独立性を確保している。
先ず、診断対象がセル12である場合について図2に基づいて説明する。
新規追加又は交換されて診断対象となっているセル12は、オンライン実装直後に運用パーティションP0に組み込む前に、先ず診断パーティションP1に組み込んで十分な事前診断を行なう。
次に、本発明の第2の実施形態に係る情報処理システムを図3に基づいて説明する。
この図3は、本情報処理システム2における診断対象がI/Oカードの場合における診断動作中の診断パーティションP1と運用パーティションP0の各構成を示している。
ここで、前述した第1の実施形態と異なるのは、診断専用セル15が設けられておらず、その代わりに運用中のセルから診断パーティションP1に組み入れられたセル11が診断用として診断動作を行なうように構成した点である。
これは、本来ならば、診断対象セルと診断用セルが別個であるべきものを、一つのセルに縮退動作させた情報処理システムである。この場合も、診断用セルとしての機能させるためセル12に、診断プログラムを予め格納しておいた記憶装置等からロードする。そして、診断対象セル12(兼診断用セル)と、I/Oブリッジ25と、診断I/Oカード35とで、診断パーティションP1を構成して診断動作を行なう。
その他の構成およびその作用効果については、前述した第1実施形態と同一となっている。
11,13 運用中セル
12 診断対象セル
15 診断専用セル
21,22,24 運用中I/Oブリッジ
25 診断専用I/Oブリッジ
31,32,34 運用中I/Oカード
33 診断対象I/Oカード
35 診断専用I/Oカード
40 相互接続手段
50 コントローラ
Claims (11)
- プロセッサ及びメモリを備えた1又は2以上のセルとこの各セルに対する入出力を選択的に実行する複数のI/Oカードとを、この各I/Oカードに対応して装備された複数のI/Oブリッジ並びに共通の相互接続手段とを介して接続して運用パーティションが構成されて成る情報処理システムであって、
前記セルおよび前記I/Oカードの追加又は修理交換をオンライン(活線状態)で行なった後の正常動作の確認診断に際しては、当該追加又は修理交換した診断対象のセル,診断対象のI/Oカード,又はこのI/Oカードに接続制御しているI/Oブリッジに対して、診断専用のセル及び診断専用のI/Oカードを、前記各I/Oカードに対応して装備されたI/Oブリッジおよび共通の相互接続手段を介して接続することにより診断パーティションを構成し、
この診断パーティションの前記診断対象セル及び前記診断用セルのメモリ領域を、前記運用パーティションからのアクセスを受け付けない領域として予め特定されたメモリ領域に設けると共に、
前記I/OブリッジのI/O空間を予め設定された診断用I/O空間に配置して、前記運用パーティションとは独立して前記診断対象セル及び診断対象I/Oカードを診断可能な状態に設定したことを特徴とする情報処理システム。 - 前記請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記診断パーティションによる前記正常動作確認後にあっては、前記診断対象セル,診断対象I/Oカード及び前記I/Oブリッジを、前記診断パーティションから解放して前記運用パーティションに組み込む構成としたことを特徴とする情報処理システム。 - 前記請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記診断用セルは、診断プログラムを備えた診断専用セルとして予め診断パーティションに組み込まれていることを特徴とした情報処理システム。 - 前記請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記診断用セルは、前記運用パーティションとして予め装備されたセルの内の特定された一つのセルとし且つ診断プログラムを外部から取り込んで診断用として動作するものであることを特徴とした情報処理システム。 - 前記請求項4に記載の情報処理システムにおいて、
前記診断対象セル自体を前記診断用セルとして縮退動作させることを特徴とする情報処理システム。 - 前記請求項1乃至5の何れか一つに記載の情報処理システムにおいて、
前記診断及び運用の各パーティションの管理及び診断プログラムの導入にかかる各機能を備えたコントローラを、前記相互接続手段を介して前記各パーティションに併設したことを特徴とする情報処理システム。 - プロセッサ及びメモリを備えた1又は2以上のセルと当該各セルに対する入出力を選択的に実行する複数のI/Oカードとを、この各I/Oカードに対応して装備された複数のI/Oブリッジ並びに共通の相互接続手段とを介して接続し、これにより運用パーティションが構成された情報処理システムにあって、前記セルおよび前記I/Oカードの追加又は修理交換をオンライン(活線状態)で行なった後の正常動作の確認診断を行うリソース診断方法において、
オンラインで追加又は修理交換した診断対象セル,診断対象I/Oカード,及びこのI/Oカードに対応するI/Oブリッジと、新たに装備した診断用セル及び診断専用I/Oカードとにより、診断パーティションを形成する診断パーティション構築工程と、
この構築された診断パーティションに基づいて且つ前記診断対象セル及び診断用セルが前記運用パーティションからのアクセスを受け付けない状態に設定すると共に当該設定状態を維持しつつ当該診断対象の正常動作確認診断を行なう診断工程と、
前記診断用セルによる正常動作確認後に前記診断対象セル,前記診断対象I/Oカード及び前記I/Oブリッジを前記診断パーティションから解放し、前記運用パーティションへ組み込む組込み工程と、
を備えたことを特徴とするリソース診断方法。 - 前記請求項7に記載のリソース診断方法において、
前記診断用セルは、診断プログラムを備えた診断専用セルとして予め診断パーティションに組み込まれていることを特徴としたリソース診断方法。 - 前記請求項7に記載のリソース診断方法において、
前記診断パーティション構築工程の前工程として、前記運用パーティションの一部を構成する複数のセルの内の特定の一つのセルを信号処理上当該運用パーティションから切り離して前記診断パーティション構築用の診断用セルとする診断用セル特定工程を設定すると共に、
前記診断パーティション構築工程と診断工程との間に、前記正常動作の確認診断を行うための診断プログラムを外部から前記診断用セルに取り込む診断プログラムロード工程を設定したことを特徴とするリソース診断方法。 - 前記請求項9に記載のリソース診断方法において、
前記診断対象セル自体を前記診断用セルとして縮退動作させることを特徴とするリソース診断方法。 - プロセッサ及びメモリを備えた1又は2以上のセルと当該各セルに対する入出力を選択的に実行する複数のI/Oカードとを、この各I/Oカードに対応して装備された複数のI/Oブリッジ並びに共通の相互接続手段とを介して接続し、これにより運用パーティションが構成された情報処理システムにあって、前記セルおよび前記I/Oカードの追加又は修理交換をオンライン(活線状態)で行なった後の正常動作の確認診断に際し使用される診断管理プログラムであって、
前記オンラインで追加又は修理交換した診断対象セル,診断対象I/Oカード,及び当該I/Oカードに対応するI/Oブリッジと、診断用のセル及び診断専用I/Oカードとを包含して診断パーティションを形成する診断パーティション構築機能、
この構築された診断パーティションにおける前記診断対象セル及び診断用セルでは前記運用パーティションで使用を禁止されたメモリ領域を使用すると共に、前記I/Oブリッジでは前記運用パーティションで使用を禁止された診断用I/O空間を使用して前記両パーティションの相互干渉を排除しつつ前記診断対象の診断が実行されるのを許容する診断動作管理機能、
前記診断用セルによる正常動作確認後に前記診断対象セル,前記診断対象I/Oカード及び前記I/Oブリッジを前記診断パーティションから解放して前記運用パーティションへ組み込むように構成された接続切り換え制御機能、
をコンピュータに実行させるようにしたことを特徴とする診断管理プログラム。
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