JP5251023B2 - 作業車両のトレッド調節制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、農業用トラクタ、乗用管理機、或いは高所作業車等の作業車両のトレッド調節制御装置に関する。
従来から車両に軸架している車輪のトレッドを、変更・調節する技術は、広く知られており、例えば、特開2000−301906号公開特許公報(特許文献1参照)に示されているように、本件出願人によって出願した公知技術がある。
該公報に記載されている作業車両のトレッド変更装置は、車両の前輪,又は後輪のトレッドを変更する油圧シリンダと、このトレッドを検出するストロークセンサとを備え、前記車両のエンジン始動時に前輪、又は後輪のトレッドが変更状態にあることを検出したときには、トレッドを変更可能状態とする入・切スイッチを〔入〕から〔切〕、「切」から「入」へ操作するまで左右後輪ブレーキを作動して車両の発進を一旦牽制する構成としたものとなっている。
このように、公知の技術は、トレッドの変更に伴う、事後の走行の安全を期するための技術手段である。
特開2000−301906号公報
通常、トラクタにおいて左右両車輪間のトレッド調節を行う場合、オペレータは、トレッド幅設定ダイヤルを利用して、調節するトレッド幅を、予め設定してコントローラに入力し、その後、トレッド調節セットスイッチをON操作することによって、トレッドの調節制御を開始する。そして、コントローラは、制御信号として出力するトレッド変更出力に基づいて油圧バルブを制御し、油圧シリンダに対して作動油を供給しながらトレッド調節を行なうが、そのとき、何らかの理由によりトレッド変更出力に対応するストロークセンサの検出値が得られない場合がある。
そのような時、従来では、オペレータが上述の如きセンサ値の変化がないことを知ると、すぐにトレッド変更出力を停止したり、又はトレッド変更出力に対応する通常のストローク時間が経過した後にトレッド変更出力を止めていたから、車輪のトレッド調節が、予め設定したトレッド幅まで調節できない課題があった。
一般に、トラクタ等のトレッド調節は、車体に連結装備した作業機の種類、特に、作業機の重量が負荷に荷重されて、トレッド変更出力に対応した通常のストローク時間内に設定したトレッド幅までトレッド変更ができないことが多く、通常のストローク時間+αが必要で、αは作業機の重量に応じて(負荷に対応じて)設定しなければならない。
この発明は、上記課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、車両(1)に軸架されている左右の車輪(2,2)のトレッドを変更調節する油圧シリンダ(3,3)を設け、該油圧シリンダ(3,3)は制御信号に基づいて作動油を供給する油圧バルブ(4,4)に接続する構成とし、油圧シリンダ(3,3)には、それぞれストロークセンサ(5,5)が設けられてトレッドの変化を計測できる構成とし、
トレッド変更出力が出力されてトレッド調節が行われてトレッドの調節制御が進むにつれて、前記ストロークセンサ(5,5)が計測する検出値の変化が表示パネルに表示される構成とし、
前記油圧バルブ(4,4)により油圧シリンダ(3,3)に対して作動油を供給して所定のトレッド変更出力を行った後、トレッドの変化が前記表示パネルに表示されても、トレッド変更出力に相当する前記ストロークセンサ(5,5)の計測値が得られない場合、そのトレッド変更出力による通常のストローク時間(T)に所定の補正時間(α)を加えた時間(T+α)の経過後に前記トレッド変更出力を停止し、
車両(1)に装備する作業機の重量が大きくなると、前記補正時間(α)を長く設定するコントローラ(22)を構成した作業車両のトレッド調節制御装置としたものである。
車両に軸架した左右車輪のトレッド調節を行う場合、補正時間αを設定し、トレッド変更出力に対応した通常のストローク時間をコントローラに設定して出力する。このとき、トレッド変更出力が出力されてトレッド調節が行われてトレッドの調節制御が進むにつれて、前記ストロークセンサ(5,5)が計測する検出値の変化が表示パネルに表示される。
また、車体の重量の大小に応じて補正時間αを設定し、トレッド変更出力に対応した通常のストローク時間プラス補正時間αの時間(T+α)をコントローラ(22)に設定して出力する。
請求項2に記載した発明は、前記油圧バルブ(4,4)が、油圧シリンダ(3,3)に作動油を供給して左右車輪(2,2)のトレッド調節を行った後、そのトレッド変更出力とは反対側のトレッド変更出力を設定時間の間出力し、
油圧シリンダ(3,3)の伸び側と縮み側とでは、油圧シリンダ(3,3)の内面積の面積差に合わせて時間差をつけて出力する構成とした請求項1に記載の作業車両のトレッド調節制御装置としたものである。
油圧バルブ(4,4)が、油圧シリンダ(3,3)に作動油を供給して左右車輪(2,2)のトレッド調節を行った後、そのトレッド変更出力とは反対側のトレッド変更出力を設定時間の間出力するが、油圧シリンダ(3,3)の伸び側と縮み側とでは、油圧シリンダ(3,3)の内面積の面積差に合わせて時間差をつけて出力する。
まず、請求項に記載した発明は、コントローラ22におけるストローク作動時の時間の設定にあたり、トレッド変更出力に対応する通常のストローク時間Tに補正時間αをプラスして時間(T+α)を設定し、その時間経過後にトレッド変更出力を停止する制御に構成することによって、トレッド変更途中において、例えば左右車輪が一時的に障害物に当接しても、補正時間α分変更出力を継続することで適正なトレッド位置になることが可能になる。このとき、トレッド変更出力が出力されてトレッド調節が行われてトレッドの調節制御が進むにつれて、ストロークセンサが計測する検出値の変化が表示パネルに表示されることを条件としているので、トレッド変更機構が故障などで動かない場合のことではなく、正常に機能している場合に適正なトレッド位置になる。
また、車両の重量が大きくなると、プラスされる補正時間αは長くするようにしているので、車両の重量に左右されずに、車輪のトレッド調節を、予め設定したトレッド幅にまで調節ができる。
請求項2に記載した発明は、油圧バルブが、油圧シリンダに作動油を供給して左右車輪のトレッド調節を行った後、そのトレッド変更出力とは反対側のトレッド変更出力を設定時間の間出力するので、油圧シリンダ内の内圧が下がる。そして、油圧シリンダの伸び側と縮み側とでは、油圧シリンダ内の内面積の面積差に合わせて時間に差をつけて出力するので、反対方向へ作用する力が同じになる。
以下、この発明を、図面に示す農業用トラクタに装備しているトレッド調節制御装置の実施例について具体的に説明する。
まず、トラクタ7は、図4、及び図5に示すように、前部のボンネット8内にエンジン9を搭載し、このエンジン9の後部に主クラッチを内装するクラッチハウジング、ギヤ式変速装置を内装するミッションケース10を一体に連結して設けている。そして、前記ミションケース10の左右両側にトレッド調節可能なリヤアクスルケース11を設け、左右両側の同ケース11の端部に車輪2,2を軸架して設けている。
また、前記エンジン9の下方には、フロントアクスルケースを前後軸心周りにローリング自在に設けると共に、この両側端に前輪12,12を操向自在に設けている。
そして、操縦席13は、車体1上に搭載されているキャビン14内に設けられ、前方には操作パネル15や表示パネル16、更にはステアリングハンドル17、各操作レバー類を集中さして配置した構成としている。なお、18は表示パネル16のカバーである。そして、上記操作パネル15は、図1に示すように、トレッド調節セットスイッチ20やトレッド幅設定ダイヤル21等の各種設定器を設け、これらの設定信号を前記操縦席13下方の制御部であるコントローラ22へ入力する構成としている。
そして、図4において、前記ミッションケース10の後方上部には、作業機昇降用の油圧シリンダを内装したシリンダケース24を設けている。そして、リフトアーム25は、上記シリンダケース24内の油圧シリンダのピストンを伸縮することによって上下に回動し、これに連結している後部のロータリー耕耘装置26を昇降する構成としている。また、前記リフトアーム25の一方には作業機の高さを検出するポテンショメータ式のリフトアーム角センサが設けられ、作業機昇降用レバーのポテンショメータの検出位置と、上記リフトアーム25の回転設定位置とが一致するように、前記した昇降制御用のコントローラによる制御信号で油圧回路内の作業機上昇、又は下降用の切替制御弁が切り替えられる構成となっている。
つぎに、トレッド調節制御装置について説明する。
まず、図3において、中央に配置した後輪デフ機構28から左右両側に延長された駆動軸29,29は、ブレーキ装置30,30と、減速装置31,31とを経由してそれぞれ左右伝動筒32,32に達した走行動力が伝動される構成となっている。そして、左右の車輪2,2は、図面に示すように、それぞれホイールシャフト33,33に軸着されており、更に、そのホイールシャフト33,33がホイール支持ケース34,34に軸受け支持された構成となっている。
そして、前記ホイールシャフト33,33は、図3に示すように、車両1側に回転自由に支持されている前記伝動筒32,32に対して、先端部(外側)の車輪2,2が左右方向に伸縮自在になるようにスプライン嵌合して摺動自由とし、前記後輪デフ機構28から走行動力が車輪2,2まで伝動できる構成としている。そして、トレッド調節用の油圧シリンダ3,3は、シリンダロット35をハウジングケース36(伝動筒32側)に固着し、前記伝動筒32,32とホイール支持ケース34,34との間に設け、シリンダ左室3Lとシリンダ右室3Rからなり、両室3L,3Rの間における伸縮作動によってトレッド調節ができる構成としている。
なお、図3に示す実施例の油圧シリンダ3,3は、説明を解り易くするために、左側が縮小状態を示し右側が伸長状態を示して便宜的な図示としている。
そして、左右の油圧バルブ4,4は、図3に示すように、それぞれオイルタンク(油圧ポンプ)と前記油圧シリンダ3,3側の両室3L,3Rとに配管で接続し、それぞれ給・排油が行われて作動油を供給し伸縮する構成となっている。
そして、ストロークセンサ5,5は、図3に示すように、上記油圧シリンダ3,3に沿わせて伸縮ストロークを計測できる位置に取り付け、前記コントローラ22に計測値を入力する構成としている。なお、図1において、37は、入力軸の回転センサであって、車輪2,2の回転を検出する構成としている。
そして、コントローラ22は、図1に示すように、入力側に、前述の操作パネル15のトレッド幅設定ダイヤル21と、前記ストロークセンサ5,5と、回転センサ37とを接続し、出力側には油圧バルブ4,4と、表示パネル18とを接続して構成している。なお、表示パネル18は、コントローラ22からトレッド変更出力が出力されてトレッド調節が行われているとき、図2に示した(A)が表示され、トレッドの調節制御が進むにつれて、前記ストロークセンサ5,5が計測する検出値の変化が(B)の如く模式的に表示される構成となっている。
そして、コントローラ22のトレッド変更出力に基づくトレッド制御は、車両1に連結装備した作業機(実施例の場合、ロータリー耕耘装置26)などの重量によって負荷が加重されてトレッド変更出力に相当するストローク時間内に、予め設定したトレッド幅までセンサ値の変化がない、言い換えると、設定幅までトレッド調節ができない場合が想定される。そこで、コントローラ22は、車両1に連結装備している作業機26の重量に対応したプラスα時間を設定するものとしている。このように設定すると、コントローラ22は、トレッド変更出力に対応する通常のストローク時間内にストロークセンサ5,5の計測値が得られない場合、そのトレッド変更出力による通常のストローク時間(T)にプラスαの時間(T+α)後にトレッド変更出力を停止する制御を行うことが可能になる。
以上のように構成したトレッド調節制御装置は、図1に示すコントローラ22によって制御され、トレッド幅設定ダイヤル21によって、予め、調節するトレッド幅を設定し、その後、トレッド調節セットスイッチ20をON操作することによって行うことができる。
そして、油圧シリンダ3,3は、リリーフが効いた状態で高圧の作動油が供給されながらトレッド変更作動し、出力作動が終了すると、シリンダ3,3内には内圧が残留した状態のまま、次回のトレッド変更作動まで待機することになる。すると、油圧シリンダ3,3は、内部に残留している内圧が、時間の経過と共に徐々に高くなり、周囲の気温等も関係して油温が上昇すると、なお更、内圧に影響して圧力が高くなることになる。その結果、油圧シリンダ3,3は、連通状態にある配管に内圧が波及して、破損等に至る危険性のある問題がある。
そこで、実施例の場合、油圧バルブ4,4が、油圧シリンダ3,3に作動油を供給して左右車輪2,2のトレッド調節を行った後、そのトレッド変更出力とは反対側のトレッド変更出力を設定時間(T)の間、出力して、そのシリンダ内に残留している内圧を下げ、連通状態にある周囲の配管への波及を未然に防止して安全に保護する手段を設けている。
このように、実施例の場合、コントローラ22は、油圧バルブ4,4が、前記油圧シリンダ3,3に対して作動油を供給してトレッド変更出力を行って、トレッド調節が終了すると、続いて、そのトレッド変更出力の方向とは反対側(反対方向)のトレッド変更出力を設定時間の間、実行するが、このとき、実施例では、油圧シリンダ3,3の伸び側と、縮み側とではシリンダの内面積が相違するため、例えば、「T=80msec、」程度の極短い時間の出力ではあるが、面積差に合わせて時間差をつけて出力する構成をとっている。
以上のように、この発明の実施例は、コントローラ22におけるストローク作動時の待ち時間の設定にあたり、車輪2,2のトレッド変更作動時に作業機26の重量によって発生する加重された負荷を想定して補正時間αを設定し、トレッド変更出力に対応する通常のストローク時間(T)に加えて総待ち時間(T+α)をコントローラ22に設定するものとしている。したがって、コントローラ22は、車両1に連結装備した作業機26の種類(重量)に左右されることなく、車輪2,2のトレッド調節制御を、予めトレッド幅設定ダイヤル21で設定したトレッド幅にまで調節することができるものとなった。
つぎに、フロントフェンダー40の取り付けと、前輪12,12の切れ角ストッパー55に関する実施例を説明する。
従来からトラクタは、前輪12,12にフロントフェンダー40を取り付けることが少なく、走行時における前輪12,12の安全性や周囲への泥土の飛散が課題となり、フェンダーの取り付けが望まれている。
以下、実施例を、図6、乃至図10に基づいて説明する。
まず、フロントフェンダー40の取付ブラケット41は、前輪12,12を取り付けるファイナルケース42とナックルアーム43の連結部とに跨った状態に連結して支持し、その上側にフェンダー支持具44を載置して連結固着した構成としている。そして、フェンダー40は、図7、及び8に示すように、下側の第一取付具45から順次上側に連結してフェンダー支持具44を構成しているが、第一取付具45に第二取付具46を連結し、これを前面視(又は後面視)L型にして一体に第三取付具47を形成し、これの上部位置にフェンダー40を取り付けた構成としている。そして、実施例の取付ブラケット41は、各取付ボルトを共締め状態に締め付けて設け、取付強度を確保すると共に、ステアリング操作に伴って前輪12,12と共に操舵されても周囲に干渉することがない構成となっている。
そして、前記フェンダー支持具44は、図8に示すように、第一取付具45には前後調節用長孔49,49が上下2段に設けられ、第二取付具46には上下調節用孔50,50,50が複数段設けられ、第三取付具47には左右調節用孔51,51,51が設けられて前後方向、上下方向、左右方向に調節可能に連結し、最上部の第三取付具47にフロントフェンダー40を取り付けて構成している。
以上のように構成したフェンダー支持具44は、フェンダー40を第三取付具47の左右調節用孔51,51,51に取り付けるとき、タイヤサイズに合わせて左右に位置を調節しながら取り付けることができる。そして、フェンダー支持具44は、フロントフェンダー40を取り付けるにあたり、第一取付具45では上下2段の前後調節用長孔49,49を利用して前後に位置を調節して取り付け、第二取付具46では複数段の上下調節用孔50,50,50を利用して上下位置を選択しながら、前輪12,12のタイヤサイズに合わせて取り付けることができる特徴がある。
つぎに、切れ角ストッパー55は、図9、及び10に示すように、前輪12,12の回転中心(ステアリング操作時の操向軸芯)P−Pより離れた位置に配置し、ステアリング操作に伴って操向されて上記回転中心P−Pを起点にして回動する前輪12,12のストッパー機能を有する構成としている。そして、切れ角ストッパー55は、図面に示すように、取付部材56の基部側に複数の調節孔57,57,57を設けて取付部材56の取付位置を調節するか、又は、取付部材56の先端側に複数の調節孔58,58,58を設けて調節する構成としている。
このように、切れ角ストッパー55は、ステアリング操作時に回転中心P−Pを軸芯にして操向回動する前輪12,12の切れ角を任意の範囲に選択して調節することができるから、トラクタの周囲への干渉を未然に防止することもできる利点がある。
そして、実施例に係る切れ角ストッパー55は、前記取付部材56の基部側、又は、先端側のいずれか一方に複数の調節孔57,57,57、又は58,58,58を設けて前輪切れ角の範囲を調節できるから、トレッド幅に対応して適する切れ角を選択できる特徴がある。
つぎに、フロントアクスル60のブリーザ61について、図11、乃至図14に基づいて実施例を説明する。
まず、ブリーザ61は、図面に示すように、フロントアクスル60の上に設けられたバッテリー載置台62に貫通孔63を設けて、フロントアクスル60に連通したブリーザパイプ61aを下側から上側に貫通して外気に開放した構成としている。
そして、ブリーザパイプ61aは、図面に示すように、フロントアクスル60内のオイルが溢れ出ることがない程度に長く形成し、泥土、泥水を被らないように構成している。そして、前記貫通孔63は、図面に示すように、横向きの長孔に形成してフロントアクスル60の揺動に対応できる構成としている。
そして、前記貫通孔63は、図13に示すように、防塵カバー64によって塞ぎ(実施例では、ゴムカバーに切目を設けてブリーザパイプ61aが左右揺動可能にした構成)、塵埃の浸入を防止できる構成にしている。
そして、ブリーザ61は、図14の構成例では、ブラケット65に貫通したチューブ66を溶接して固定し、上側にブリーザパイプ61aを接続し、下側にはフロントアクスル60に取り付けたホース67を連通して構成している。
このように構成することによって、実施例は、泥土を被ることがなくなってフロントアクスル60の揺動にも充分対応できる特徴がある。
つぎに、ブレーキスイッチ装置69について、図15、及び図16に基づいて実施例を説明する。
まず、ブレーキスイッチ装置69は、図面に示すように、センサボックス70としてブレーキペダルアーム71の中間に相当する位置の車体側に設けられ、センサアーム72がブレーキペダルアーム71に一体として設けた操作バー73によってON、OFF切替操作される構成となっている。この場合、センサアーム72は、図15において、常に、操作バー73側(図15において反時計回り方向)にばねで張圧され、圧接状態を保持できる構成としており、ブレーキペダル75が踏み込まれてブレーキペダルアーム71が回動すると、操作バー73も一体に操作されて移動するが、そのとき、張圧状態で追従して回動しセンサボックス70内のブレーキスイッチがONされる構成となっている。そして、ブレーキペダル75は、図16において、aは待機位置、bはスイッチ作動位置、cはブレーキの効き始め位置をそれぞれ示している。
この実施例は、操作バー73にゴムカバー76を被せて設けた点に特徴があり、常に、常時センサアーム72に接触する構成としている。
このように、実施例に係る操作バー73は、ゴムカバー76で被覆した構成にしているから、センサアーム72との接触で起きる磨耗が大幅に軽減されると共に、常時、圧接状態にあるセンサアーム72の磨耗も大幅に軽減される特徴がある。
つぎに、アクセルレバー80にフィンガップ機構81を併用して、従来のフィンガップレバー83(図17参照)を廃止した新型操作機構の実施例を説明する。
まず、従来の操作機構は、図17に示すように、操作レバーボックス82の一方側にアクセルレバー80とフィンガップレバー83との2本の操作レバーを設けた構成であり、操作が煩雑で操作間違いの原因となっていた。
それに対して、実施例は、図18、及び図19に示すように、アクセルレバー80の1本にして、該レバーにフィンガップ機構81を併用して構成した。この場合、アクセルレバー80は、横方向のアクセル操作溝84においてアクセル操作を可能に構成し、該アクセル操作溝84の終端部に縦方向のフィガップ操作溝85を連続して構成している。
このように、アクセルレバー80は、図19に示すように、横方向のアクセル操作溝でエンジン燃料の供給量の増減を調節し、縦方向のフィガップ操作溝85において、作業機の昇降操作をすることができる。
以上のように、実施例は、操作レバーを少なくしてステアリングハンドルの周囲をすっきりさせ、誤操作の発生を極端に少なくすることができた利点があり、従来に比較して操作がやり易くなった特徴がある。
つぎに、牽引式トラクタにおける補助ブレーキ装置について、図20に基づいて実施例を説明する。実施例に係る補助ブレーキ装置は、トラクタ86に牽引したトレーラに装備しており、トラクタ86側の外部油圧取出装置87に油圧ホースを着脱自在に接続して使用できる構成としている。そして、油圧装置88は、図面に示すように、側部に連結している油圧操作レバー89の操作によって、前記補助ブレーキ装置に作動油の給、排油ができる構成としている。そして、トラクタ86は、図面から解るように、左右ブレーキ装置90,90が装備され、ブレーキロット91,91、ブレーキアーム92,92、ブレーキペダル93,93が連結して設けられ、左右別々に、又は連結して左右同時に踏み込んで制動操作ができる構成としている。
以上のように、実施例の補助ブレーキ装置は、トラクタ側のブレーキ装置90,90と同時に使用して、駐車時の安全を確保できるものとなっている。そして、実施例は、トラクタ86の外部油圧取出装置87を利用してトレーラに装備している補助ブレーキ装置も制動することができる点に特徴がある。
そして、トレーラに装備した補助ブレーキ装置は、油圧装置88の操作レバー89を、トラクタ86のブレーキアーム92、又はブレーキロット91に機械的に連結して連動する構成にすれば、トラクタ86のブレーキペダル93,93の踏み込み操作のみで油圧装置88を連動操作して、外部油圧取出装置87を通して制動することができる。
更には、油圧装置88は、トラクタ86のブレーキペダル93,93以下の一連の操作系との間に、電気的手段によって連動できる構成にしておけば、前記油圧操作レバー89を手動操作を省略することができる。
このようにして、トレーラに装備した補助ブレーキ装置は、トラクタ86に装備した外部油圧取り出し装置87を利用して油圧によって制動することができるものとしている。
トレッド調節装置の制御機構を示す概略図 表示パネルに表示されるストロークセンサの計測値の表示一例を示す図(A)、及び該センサの計測値がトレッド変更作動に伴って変化する表示一例を示す図 トレッド調節装置を示すリヤアクスルケースの水平断面図 トラクタの側面図 トラクタの作用背面図 フロントフェンダの取り付け状態の平面図 前図6の正面図 フロントフェンダ取付装置の斜面図 フロントフェンダ取付装置の斜面図 フロントフェンダの取付装置で主として切れ角ストッパの斜面図 フロントアクスルの正面図 フロントアクスルのブリーザを示す斜面図 フロントアクスルのブリーザを示す斜面図 ブリーザの斜面図 ブレーキスイッチのセンサボックスの側面図 ブレーキペダルアームとセンサの作用側面図 従来の操作レバーボックスの平面図 本案実施例の操作レバーボックスの平面図 本案実施例の操作レバーボックスの斜面図 トラクタのブレーキ操作装置と外部油圧取出装置の側面図。
1 車両
2,2 車輪
3,3 油圧シリンダ
4、4 油圧バルブ
5,5 ストロークセンサT通常のストローク時間
α 総ストローク時間を設定するために加算する補正時間

Claims (2)

  1. 車両(1)に軸架されている左右の車輪(2,2)のトレッドを変更調節する油圧シリンダ(3,3)を設け、該油圧シリンダ(3,3)は制御信号に基づいて作動油を供給する油圧バルブ(4,4)に接続する構成とし、油圧シリンダ(3,3)には、それぞれストロークセンサ(5,5)が設けられてトレッドの変化を計測できる構成とし、
    トレッド変更出力が出力されてトレッド調節が行われてトレッドの調節制御が進むにつれて、前記ストロークセンサ(5,5)が計測する検出値の変化が表示パネルに表示される構成とし、
    前記油圧バルブ(4,4)により油圧シリンダ(3,3)に対して作動油を供給して所定のトレッド変更出力を行った後、トレッドの変化が前記表示パネルに表示されても、トレッド変更出力に相当する前記ストロークセンサ(5,5)の計測値が得られない場合、そのトレッド変更出力による通常のストローク時間(T)に所定の補正時間(α)を加えた時間(T+α)の経過後に前記トレッド変更出力を停止し、
    車両(1)に装備する作業機の重量が大きくなると、前記補正時間(α)を長く設定するコントローラ(22)を構成した作業車両のトレッド調節制御装置。
  2. 前記油圧バルブ(4,4)が、油圧シリンダ(3,3)に作動油を供給して左右車輪(2,2)のトレッド調節を行った後、そのトレッド変更出力とは反対側のトレッド変更出力を設定時間の間出力し、
    油圧シリンダ(3,3)の伸び側と縮み側とでは、油圧シリンダ(3,3)の内面積の面積差に合わせて時間差をつけて出力する構成とした請求項1に記載の作業車両のトレッド調節制御装置。
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