JP5251023B2 - 作業車両のトレッド調節制御装置 - Google Patents
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Description
トレッド変更出力が出力されてトレッド調節が行われてトレッドの調節制御が進むにつれて、前記ストロークセンサ(5,5)が計測する検出値の変化が表示パネルに表示される構成とし、
前記油圧バルブ(4,4)により油圧シリンダ(3,3)に対して作動油を供給して所定のトレッド変更出力を行った後、トレッドの変化が前記表示パネルに表示されても、トレッド変更出力に相当する前記ストロークセンサ(5,5)の計測値が得られない場合、そのトレッド変更出力による通常のストローク時間(T)に所定の補正時間(α)を加えた時間(T+α)の経過後に前記トレッド変更出力を停止し、
車両(1)に装備する作業機の重量が大きくなると、前記補正時間(α)を長く設定するコントローラ(22)を構成した作業車両のトレッド調節制御装置としたものである。
また、車体の重量の大小に応じて補正時間αを設定し、トレッド変更出力に対応した通常のストローク時間プラス補正時間αの時間(T+α)をコントローラ(22)に設定して出力する。
請求項2に記載した発明は、前記油圧バルブ(4,4)が、油圧シリンダ(3,3)に作動油を供給して左右車輪(2,2)のトレッド調節を行った後、そのトレッド変更出力とは反対側のトレッド変更出力を設定時間の間出力し、
油圧シリンダ(3,3)の伸び側と縮み側とでは、油圧シリンダ(3,3)の内面積の面積差に合わせて時間差をつけて出力する構成とした請求項1に記載の作業車両のトレッド調節制御装置としたものである。
また、車両の重量が大きくなると、プラスされる補正時間αは長くするようにしているので、車両の重量に左右されずに、車輪のトレッド調節を、予め設定したトレッド幅にまで調節ができる。
まず、トラクタ7は、図4、及び図5に示すように、前部のボンネット8内にエンジン9を搭載し、このエンジン9の後部に主クラッチを内装するクラッチハウジング、ギヤ式変速装置を内装するミッションケース10を一体に連結して設けている。そして、前記ミションケース10の左右両側にトレッド調節可能なリヤアクスルケース11を設け、左右両側の同ケース11の端部に車輪2,2を軸架して設けている。
そして、操縦席13は、車体1上に搭載されているキャビン14内に設けられ、前方には操作パネル15や表示パネル16、更にはステアリングハンドル17、各操作レバー類を集中さして配置した構成としている。なお、18は表示パネル16のカバーである。そして、上記操作パネル15は、図1に示すように、トレッド調節セットスイッチ20やトレッド幅設定ダイヤル21等の各種設定器を設け、これらの設定信号を前記操縦席13下方の制御部であるコントローラ22へ入力する構成としている。
まず、図3において、中央に配置した後輪デフ機構28から左右両側に延長された駆動軸29,29は、ブレーキ装置30,30と、減速装置31,31とを経由してそれぞれ左右伝動筒32,32に達した走行動力が伝動される構成となっている。そして、左右の車輪2,2は、図面に示すように、それぞれホイールシャフト33,33に軸着されており、更に、そのホイールシャフト33,33がホイール支持ケース34,34に軸受け支持された構成となっている。
そして、左右の油圧バルブ4,4は、図3に示すように、それぞれオイルタンク(油圧ポンプ)と前記油圧シリンダ3,3側の両室3L,3Rとに配管で接続し、それぞれ給・排油が行われて作動油を供給し伸縮する構成となっている。
従来からトラクタは、前輪12,12にフロントフェンダー40を取り付けることが少なく、走行時における前輪12,12の安全性や周囲への泥土の飛散が課題となり、フェンダーの取り付けが望まれている。
まず、フロントフェンダー40の取付ブラケット41は、前輪12,12を取り付けるファイナルケース42とナックルアーム43の連結部とに跨った状態に連結して支持し、その上側にフェンダー支持具44を載置して連結固着した構成としている。そして、フェンダー40は、図7、及び8に示すように、下側の第一取付具45から順次上側に連結してフェンダー支持具44を構成しているが、第一取付具45に第二取付具46を連結し、これを前面視(又は後面視)L型にして一体に第三取付具47を形成し、これの上部位置にフェンダー40を取り付けた構成としている。そして、実施例の取付ブラケット41は、各取付ボルトを共締め状態に締め付けて設け、取付強度を確保すると共に、ステアリング操作に伴って前輪12,12と共に操舵されても周囲に干渉することがない構成となっている。
まず、ブリーザ61は、図面に示すように、フロントアクスル60の上に設けられたバッテリー載置台62に貫通孔63を設けて、フロントアクスル60に連通したブリーザパイプ61aを下側から上側に貫通して外気に開放した構成としている。
つぎに、ブレーキスイッチ装置69について、図15、及び図16に基づいて実施例を説明する。
このように、実施例に係る操作バー73は、ゴムカバー76で被覆した構成にしているから、センサアーム72との接触で起きる磨耗が大幅に軽減されると共に、常時、圧接状態にあるセンサアーム72の磨耗も大幅に軽減される特徴がある。
まず、従来の操作機構は、図17に示すように、操作レバーボックス82の一方側にアクセルレバー80とフィンガップレバー83との2本の操作レバーを設けた構成であり、操作が煩雑で操作間違いの原因となっていた。
2,2 車輪
3,3 油圧シリンダ
4、4 油圧バルブ
5,5 ストロークセンサT通常のストローク時間
α 総ストローク時間を設定するために加算する補正時間
Claims (2)
- 車両(1)に軸架されている左右の車輪(2,2)のトレッドを変更調節する油圧シリンダ(3,3)を設け、該油圧シリンダ(3,3)は制御信号に基づいて作動油を供給する油圧バルブ(4,4)に接続する構成とし、油圧シリンダ(3,3)には、それぞれストロークセンサ(5,5)が設けられてトレッドの変化を計測できる構成とし、
トレッド変更出力が出力されてトレッド調節が行われてトレッドの調節制御が進むにつれて、前記ストロークセンサ(5,5)が計測する検出値の変化が表示パネルに表示される構成とし、
前記油圧バルブ(4,4)により油圧シリンダ(3,3)に対して作動油を供給して所定のトレッド変更出力を行った後、トレッドの変化が前記表示パネルに表示されても、トレッド変更出力に相当する前記ストロークセンサ(5,5)の計測値が得られない場合、そのトレッド変更出力による通常のストローク時間(T)に所定の補正時間(α)を加えた時間(T+α)の経過後に前記トレッド変更出力を停止し、
車両(1)に装備する作業機の重量が大きくなると、前記補正時間(α)を長く設定するコントローラ(22)を構成した作業車両のトレッド調節制御装置。 - 前記油圧バルブ(4,4)が、油圧シリンダ(3,3)に作動油を供給して左右車輪(2,2)のトレッド調節を行った後、そのトレッド変更出力とは反対側のトレッド変更出力を設定時間の間出力し、
油圧シリンダ(3,3)の伸び側と縮み側とでは、油圧シリンダ(3,3)の内面積の面積差に合わせて時間差をつけて出力する構成とした請求項1に記載の作業車両のトレッド調節制御装置。
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