JP5251007B2 - 表示パネル駆動方法、表示装置、表示パネル駆動装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

この明細書で説明する発明は、表示パネルのピーク輝度レベル制御技術に関する。
なお、発明は、表示パネル駆動方法、表示装置、表示パネル駆動装置及び電子機器としての側面を有する。
近年、有機EL(Electro Luminescence)素子を行列配置した自発光型の表示装置の開発が進められている。有機EL素子を用いた表示パネル(以下「有機ELパネル」ともいう。)は、軽量化や薄膜化が容易なのに加え、応答速度が速く動画表示特性にも優れている。
ところで、有機ELパネルの駆動方式には、パッシブマトリクス方式とアクティブマトリクス駆動方式がある。昨今では、画素回路毎にアクティブ素子(薄膜トランジスタ)とキャパシタを配置するアクティブマトリクス駆動型の表示パネルの開発が盛んに進められている。
図1に、発光期間の可変機能に対応した有機ELパネルの構成例を示す。有機ELパネル1は、画素アレイ部3、信号電圧書き込み用の第1の走査線駆動部5、発光期間制御用の第2の走査線駆動部7及びデータ線駆動部9で構成される。画素アレイ部3には、画素回路11がM行×N列に配置される。MとNは、それぞれ表示解像度に応じて定まる。
なお図中の走査線VSCAN1は、信号電圧の書込みタイミングを与える配線である。また図中の走査線VSCAN2は、発光期間の開始タイミングと終了タイミングを与える配線である。また図中の信号線Vsig は、画素データに対応する信号電圧を与える配線である。
図2に、発光期間の可変機能に対応した画素回路11の構成例を示す。なお、画素回路11には、実に様々な回路構成が提案されている。図2は、これらのうち最も単純な回路構成の一つを表している。
図2の画素回路11は、書き込み制御素子T1と、電流駆動素子T2と、発光期間制御素子T3と、保持容量Csと、有機EL素子OLEDとで構成される。
図2の場合、書き込み制御素子T1にはNチャネル薄膜トランジスタを使用し、電流駆動素子T2にはPチャネル薄膜トランジスタを使用し、発光期間制御素子T3にはNチャネル薄膜トランジスタを使用する。
ここで、書き込み制御素子T1の動作状態は、ゲート電極に接続された第1の走査線VSCAN1により制御される。書き込み制御素子T1がオン状態のとき、画素データに対応する信号電圧が信号線Vsig を通じて保持容量Csに書き込まれる。
書き込み後の信号電圧は、1フィールドの間、保持容量Csに保持される。保持容量Csに保持される信号電圧は、電流駆動素子T2のゲート・ソース間電圧Vgsに相当する。
従って、電流駆動素子T2には、保持容量Csに保持される信号電圧の大きさに応じた大きさのドレイン電流Idsが流れることになる。ドレイン電流Idsが大きいほど、有機EL素子OLEDに流れる電流が大きくなり、発光輝度が高くなる。
ただし、有機EL素子OLEDに対するドレイン電流Idsの供給と停止は、発光期間制御素子T3により制御される。すなわち、有機EL素子OLEDは、発光期間制御素子T3がオン状態の期間に限り発光する。発光期間制御素子T3の動作状態は、第2の走査線VSCAN2により制御される。
この他、発光期間の可変機能に対応した画素回路11には、図3に示す回路構成を有する画素回路も使用される。図3に示す画素回路11は、電流駆動素子T2が接続される電源線の電圧を可変制御することにより、有機EL素子OLEDに対するドレイン電流Idsの供給と停止を制御する画素回路に対応する。図3に示す画素回路11は、書き込み制御素子T1と、電流駆動素子T2と、保持容量Csと、有機EL素子OLEDとで構成される。
図3の場合、電流駆動素子T2のソース電極が接続される電源線が、第2の走査線VSCAN2に対応する。第2の走査線VSCAN2には、高電位の電源電圧VDD又は低電位の電源電圧VSS2(<VSS1)が供給される。高電位の電源電圧VDDが供給されている期間、有機EL素子OLEDは発光し、低電位の電源電圧VSS2が供給されている期間、有機EL素子OLEDは消灯する。
図4及び図5に、第1の走査線VSCAN1と第2の走査線VSCAN2に印加される電圧と、対応画素の駆動状態との関係を示す。なお図4は、発光期間が長い場合の関係を示し、図5は発光期間が短い場合の関係を示す。
因みに、図4及び図5は、画素アレイ部3の1行目から3行目までの画素回路11に対応する印加電圧と駆動状態との関係を示す。すなわち、括弧内の数字が対応する行位置を示す。
図4及び図5に示すように、第1の走査線VSCAN1と第2の走査線VSCAN2が共にLレベルの期間が消灯期間に対応する。
また、第1の走査線VSCAN1がHレベルで第2の走査線VSCAN2がLレベルの期間が信号電圧の書き込み期間に対応する。
また、第1の走査線VSCAN1がLレベルで第2の走査線VSCAN2がHレベルの期間が発光期間に対応する。
このように画素回路11に発光期間の可変機能を搭載する理由は、以下に示すような幾つかの利点が存在するためである。
利点の一つに、入力信号の振幅を変化させなくても、ピーク輝度レベルの調整が可能になることがある。図6に、1フィールド期間内に占める発光期間長とピーク輝度レベルとの関係を示す。
結果的に、入力信号がデジタル信号の場合、信号の階調数を減少させることなく、ピーク輝度レベルを調整することが可能になる。また、入力信号がアナログ信号の場合、信号振幅が減少しないため、ノイズ耐性を高めることができる。このように、発光期間長の可変制御は、高画質でピーク輝度の調整が可能な画素回路を実現するのに効果的である。
この他、発光期間長の可変制御には、電流書き込み型の画素回路の場合に、書き込み電流値を増加させて書き込み時間を短縮できる効果がある。
また、発光期間長の可変制御には、動画像の画質を向上させる効果がある。図7〜図9を用いてこの効果を説明する。なお、図7〜図9の各横軸は画面内の位置を示し、縦軸は経過時間を示す。いずれも、画面内で輝が移動する場合の視点の動きを表している。
図7は、発光期間が1フィールド期間の100%で与えられるホールド型のディスプレイの表示特性を示している。この種のディスプレイ装置の代表例には、液晶ディスプレイがある。
図8は、発光期間が1フィールド期間に対して十分短いインパルス型のディスプレイの表示特性を示している。この種のディスプレイ装置の代表例には、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイがある。
図9は、発光期間が1フィールド期間の50%に制限したホールド型のディスプレイの表示特性を示している。
図7〜図9を見比べて分かるように、発光期間が1フィールド期間の100%の場合(図7)には、輝点の移動時に表示幅が広く見える現象(すなわち動画ボケ)が知覚され易くなる。
一方、発光期間が1フィールド期間に対して十分短い場合(図8)には、輝点の移動時にも表示幅は短いままとなる。すなわち、動画ボケが知覚されずに済む。
発光期間が1フィールド期間の50%の場合(図9)は、輝点の移動時にも表示幅の広がりを抑制でき、その分、動画ボケを低減することができる。
一般に、フィールド周波数が60Hzで与えられる動画像の場合、発光期間を1フィールド期間の75%以上にすると動画特性が著しく低下することが知られており、発光期間を1フィールド期間の50%未満に抑制することが好ましいとされている。
図10及び図11に、1フィールド期間内の発光期間が1回の場合における第2の走査線VSCAN2の駆動タイミング例を示す。図10は、1フィールド期間内の発光期間が50%の場合の駆動タイミング例であり、図11は、1フィールド期間内の発光期間が20%の場合の駆動タイミング例である。図10及び図11は、20ラインで位相関係が一巡するものとして表している。
なお、s番目の走査線VSCAN2(s) に対応する発光期間は、次式で与えることができる。ただし、1フィールド期間がm個の水平走査期間で与えられるものとし、s番目の走査線VSCAN2(s) には、s番目の水平走査期間に書き込み動作が行われ、同時に発光が開始されるものとする。また、1フィールド期間Tに占める発光期間の割合をDUTYで表すものとする。
このとき、発光期間と消灯期間は、それぞれ次式で与えられる。
発光期間:〔(s-1)/m〕・T<t<{〔(s-1)/m〕+DUTY}・T
消灯期間:{〔(s-1)/m〕+DUTY}・T<t<{〔(s-1)/m〕+1}・T
ただし、tは以下の期間を満たす。
〔(s-1)/m〕・T<t<{〔(s-1)/m〕+1}・T
特表2002−514320号公報 特開2005−027028号公報 特開2006−215213号公報
ところが、1フィールド期間内に発光期間と消灯期間を設ける場合には、フリッカの抑制が新たな技術課題となる。一般に、フィールド周波数が60Hzで与えられる動画像の場合、発光期間を1フィールド期間の25%未満にするとフリッカが特に顕在化することが知られており、発光期間を1フィールド期間の50%以上にすることが好ましいとされている。
すなわち、発光期間の制限には、動画像の画質とフリッカという2つがトレードオフの関係にあり、その設定範囲が制限を受けることが知られている。ところが、この設定範囲の制限は、ピーク輝度レベルの可変範囲を制限することに通じる。
そこで、発光期間が短い場合におけるフリッカを低減する方法として、1フィールド期間内の発光期間を複数回に分割する方法が提案されている。
図12及び図13に、第1の走査線VSCAN1と第2の走査線VSCAN2に印加される電圧と、対応画素の駆動状態との関係を示す。なお図12は、発光期間が長い場合の関係を示し、図13は発光期間が短い場合の関係を示す。
因みに、図12及び図13は、画素アレイ部3の1行目から3行目までの画素回路11に対応する印加電圧と駆動状態との関係を示す。すなわち、括弧内の数字が対応する行位置を示す。
図14及び図15に、1フィールド期間内の発光期間が2回の場合における第2の走査線VSCAN2の駆動タイミング例を示す。図14及び図15に示す既存の駆動方法では、1フィールドを前半期間と後半期間に分割し、各期間について発光期間長を可変する。すなわち、前半期間は1フィールド期間の0%を基点として発光期間長を可変し、後半期間は1フィールド期間の50%を基点として発光期間長を可変する。
因みに、図14は、1フィールド期間内の総発光期間が50%の場合の駆動タイミング例であり、図15は、1フィールド期間内の総発光期間が20%の場合の駆動タイミング例である。やはり、図14及び図15は、20ラインで位相関係が一巡するものとして表している。
1フィールド期間内の発光期間が2回の場合、s番目の走査線VSCAN2(s) に対応する発光期間は、次式で与えることができる。ただし、1フィールド期間がm個の水平走査期間で与えられるものとし、s番目の走査線VSCAN2(s) には、s番目の水平走査期間に書き込み動作が行われ、同時に発光が開始されるものとする。また、1フィールド期間Tに占める発光期間の割合をDUTYで表すものとする。
このとき、発光期間と消灯期間は、それぞれ次式で与えられる。
前半期間の発光期間:
〔(s-1)/m〕・T<t<{〔(s-1)/m〕+DUTY/2}・T
前半期間の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+DUTY/2}・T<t<{〔(s-1)/m〕+1/2}・T
後半期間の発光期間:
〔(s-1)/m+1/2〕・T<t<{〔(s-1)/m〕+(1+DUTY)/2}・T
後半期間の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+(1+DUTY)/2}・T<t<{〔(s-1)/m〕+1}・T
ただし、tは以下の期間を満たす。
〔(s-1)/m〕・T<t<{〔(s-1)/m〕+1}・T
ところが、1フィールド期間を前半期間と後半期間に分ける駆動方法では、総発光期間が1フィールド期間の50%の場合に、25%の発光→25%の消灯→25%の発光→25%の消灯が繰り返し発生する。
この発光形態は、図16に示すように、1フィールド期間の75%を発光期間とする場合と同じ視の動きを発生してしまう。
すなわち、単純に1フィールド期間を前半期間と後半期間に分ける駆動方法では、フリッカを低減できる一方で動画ボケを発生させ、動画像の画質を低下させる技術的な課題がある。
そこで、発明者は、1フィールド期間に占める総発光期間の割合増加に伴う動画ボケの発生と発光期間の割合低下に伴うフリッカの発生の抑制とを同時に図りながら、ピーク輝度レベルを広範囲に亘って調整することが可能な表示パネルの駆動技術を提案する。
すなわち、駆動技術の一つとして、1フィールド期間内にN(Nは、N≧2)個の発光期間が配置される場合に、隣接する発光期間の開始タイミング同士の間隔の少なくとも一つが、1フィールド期間をN等分した期間長よりも短くなるように制御する方法を提案する。
発明者の提案する駆動技術を採用すると、総発光期間長が同じ場合でも、従来に比して1番目の発光期間の開始タイミングからN番目の発光期間の終了タイミングまでの長さを短くすることができる。すなわち、動画像の表示時における視点の動き幅を従来手法に比して縮小することができる。この視点の動き幅の縮小分だけ動画ボケの抑制効果を高めることができる。
また、1番目の発光期間の開始タイミングからN番目の発光期間の開始タイミングまでの発光期間長が適切な長さまで広がることにより、総発光期間長が短い場合でも、フリッカが顕在化するのを効果的に抑制できる。
かくして、ピーク輝度レベルを広範囲に亘って調整しても画質の低下が少ない駆動方法を実現することができる。
以下、アクティブマトリクス駆動型の有機ELパネルについて説明する。
なお、本明細書で特に図示又は記載されない部分には、当該技術分野の周知又は公知技術を適用する。
また以下に説明する形態例は、発明の一つの形態例であって、これらに限定されるものではない。
(A)有機ELパネルの構造
図17に、有機ELパネルの主要構造例を示す。なお、図17に対しては、図1との対応部分に同一符号を付して示す。
有機ELパネル21は、画素アレイ部3、信号電圧書き込み用の第1の走査線駆動部5、発光期間制御用の第2の走査線駆動部7、データ線駆動部9及び発光タイミング決定部23で構成される。やはり、画素アレイ部3には、画素回路11がM行×N列に配置される。MとNは、それぞれ表示解像度に応じて定まる。
この形態例に特有の構成部分は、発光タイミング決定部23である。発光タイミング決定部23には、1フィールド期間Tに占める発光期間の割合DUTYが外部より与えられる。発光タイミング決定部23は、与えられた割合DUTYを満たすように発光期間の配置を決定する。ここで、発光期間の配置は、第2の走査線VSCAN2毎に決定される。
発光期間の具体的な決定方法については後述するが、発光タイミング決定部23は、1フィールド期間内に複数個の発光期間が配置される場合に、隣接する発光期間の開始タイミング同士の間隔の少なくとも一つが、1フィールド期間を発光期間の数N(≧2)で割った長さよりも短くなるように各発光期間の開始タイミングと終了タイミングを決定する。この発光タイミング決定部23と第2の走査線駆動部7が、特許請求の範囲における「表示パネル駆動部」に対応する。
なお、フリッカと動画ボケを低減して画質を向上する観点から、初回の発光期間の開始タイミングから最終回の発光期間の終了タイミングまでの期間長が、1フィールド期間の25%以上75%以下になるように各タイミングを決定する。
発光タイミング決定部23は、各発光期間の開始タイミングを与える開始パルスDSSTとその終了タイミングを与える終了パルスDSETを、クロックDSCKと共に第2の走査線駆動部7に供給するように動作する。
(B)駆動例
(B−1)表示パネルの駆動例1
ここでは、隣接する発光期間の開始タイミング同士の間隔がいずれも、1フィールド期間を発光期間の数N(≧2)で割った長さよりも短くなるように規定した状態で、与えられた総発光期間長(割合DUTY)を満たすように各発光期間の終了タイミングを可変的に決定する駆動例について説明する。
図18及び図19に、1フィールド期間内の発光期間が2回の場合における第2の走査線VSCAN2の駆動タイミング例を示す。図18及び図19はいずれも、1回目の発光期間の開始タイミングを1フィールド期間の0%に固定する一方で、2回目の発光期間の開始タイミングを1フィールド期間の30%に固定する例である。なお、図18は総発光期間長が長い場合に対応し、図19は総発光期間長が短い場合に対応する。
因みに、図18及び図19は、前述した従来例と同様、20ラインで位相関係が一巡するものとして表しているが、実際にはMラインで位相関係が一巡するように設定する。
このとき、発光タイミング決定部23は、s番目の走査線VSCAN2(s) に対応する発光期間を次式に基づいて決定する。
ただし、以下の計算式では、1フィールド期間がm個の水平走査期間で与えられるものとして表している。また、s番目の走査線VSCAN2(s) は、s番目の水平走査期間に書き込み動作が行われ、同時に発光が開始されるものとして表している。また、1フィールド期間Tに占める総発光期間の割合をDUTYで表すものとする。なお、計算結果が整数値にならない場合には、対応するタイミングをクロック単位で前後させる。
このとき、発光期間と消灯期間は、それぞれ次式で与えられる。
1回目の発光期間:
〔(s-1)/m〕・T<t<{〔(s-1)/m〕+DUTY/2}・T
1回目の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+DUTY/2}・T<t<{〔(s-1)/m〕+0.3}・T
2回目の発光期間:
{〔(s-1)/m〕+0.3}・T<t<{〔(s-1)/m〕+0.3+DUTY/2}・T
2回目の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+0.3+DUTY/2}・T<t<{〔(s-1)/m〕+1}・T
ただし、tは以下の期間を満たす。
〔(s-1)/m〕・T<t<{〔(s-1)/m〕+1}・T
この駆動例の場合、隣接する発光期間の開始タイミング同士の間隔が30%である。従って、総発光期間長が0%に近くても、フリッカや動画ボケの観点からは、1フィールド期間の30%の発光期間と同等の視覚効果を得ることができる。
また、総発光期間長が0%から徐々に長くなる場合にも、増加分は2つの発光期間に均等に割り当てられる。
このため、総発光期間長が60パーセントに近づいた時点でも、フリッカや動画ボケの観点からは、1フィールド期間の60%の発光期間と同等の視覚効果を得ることができる。
なお、従来方式(図14)では、総発光期間長が同じ60%の場合でも、フリッカや動画ボケの観点からは、1フィールド期間の80%が発光期間の場合と同等の視覚効果が発生していた。
このように、発明者の提案する駆動方法の場合には、ピーク輝度レベルを広範囲(例えば0%から60%の範囲)に亘って調整しても、視覚上の調整範囲を1フィールド期間の25%以上75%以下を満たすことができる。すなわち、ピーク輝度レベルを広範囲に亘って調整しても画質の低下が少ない駆動方法を実現することができる。
(B−2)表示パネルの駆動例2
ところで、前述した駆動例1の場合、図20に示すように、1回目の発光期間と2回目の発光期間とを同時に同じ調整量だけ可変する必要がある。すなわち、1回目の発光期間の終了タイミングを1%変化させるのであれば、2回目の発光期間の開始タイミングも同時に1%変化させる必要がある。
このため、1フィールド期間内の発光期間が1回だけの場合と比較すると、ピーク輝度レベルの調整量が1/2に減少してしまう。換言すると、1フィールド期間内の発光期間が1回だけの場合と比較すると、ピーク輝度レベルの最小調整幅が2倍になってしまう。
このような特性は、発光輝度をスムーズに調整するという観点からは好ましくない。
そこで、この駆動例では、ピーク輝度レベル(割合DUTY)の最小調整幅の変化時に、1回目の発光期間の終了タイミングと2回目の発光期間の開始タイミングの一方だけを最小調整幅だけ交互に変化させる機能を搭載する。
図21に、この駆動方法に対応する駆動タイミング例を示す。この駆動方法の採用により、駆動例1に比して最小調整幅を小さくでき、同時に最小調整幅当たりの輝度変化量を小さくすることができる。なお、1回目の発光期間長と2回目の発光期間長が非対称になる場合が発生するが実用上問題とはならない。
(B−3)表示パネルの駆動例3
前述した駆動例1の場合には、ピーク輝度レベルの可変範囲の最大値(60%)を除き、1フィールド期間に2つの発光期間を配置する場合を前提に説明した。
しかし、1フィールド期間内の発光期間を2つに分割するのは、可変範囲内の一部範囲に限定し、当該一部範囲を超えた後は、2つの発光期間を合体した1つの発光期間の終了タイミングだけを徐々に延長する手法を採用しても良い。
ここでは、ピーク輝度レベルの調整量を与える総発光期間長(割合DUTY)が1フィールド期間の40%以下で与えられる場合に限り2つの発光期間の配置を前提とした駆動方法を適用し、総発光期間長(割合DUTY)が1フィールド期間の40%を超える場合には1つの発光期間の配置を前提にした駆動方法を適用する場合について説明する。
なお、総発光期間長(割合DUTY)の最大可変範囲は、0%から60%で与えられるものとする。
図22〜図24に、この駆動手法に対応する第2の走査線VSCAN2の駆動タイミング例を示す。
なお、図22は、外部から指定された総発光期間長(割合DUTY)が、1フィールド期間の40%以下の範囲で与えられる場合の駆動例である。この場合、2回目の発光期間の開始タイミングを20%に固定する。
図22は、総発光期間長(割合DUTY)が20%の例である。このため、1回目の発光期間と2回目の発光期間のそれぞれに10%の発光期間が割り当てられている。図22の発光状態は、フリッカや動画ボケの観点からは、1フィールド期間の30%の発光期間と同等の視覚効果となる。
もっとも、総発光期間長が0%に近い場合には、フリッカや動画ボケの観点からは、1フィールド期間の20%の発光期間と同等の視覚効果となり、良好な画質が得られる25%を割り込む可能性がある。
しかし、視覚効果上の発光期間が1フィールド期間の25%を割り込むのは、DUTYが総発光期間長の10%未満の場合に限られる。しかも、視覚効果上の発光期間は、最低でも1フィールド期間の20%以上は確保できる。従って、従来手法に比べると、フリッカによる画質の低下を大幅に低下できる。
図23は、外部から指定された総発光期間長(割合DUTY)が、1フィールド期間の40%の場合の駆動例である。この時点で2つの発光期間は合体し、視覚効果上の発光期間長と実体上の発光期間長とが一致する。
図24は、外部から指定された発光期間の割合DUTYが、1フィールド期間の50%の場合の駆動例である。
因みに、図23及び図24の場合も、前述した駆動例の場合と同様、20ラインで位相関係が一巡するものとして表しているが、実際にはMラインで位相関係が一巡するように設定する。
このとき、発光タイミング決定部23は、s番目の走査線VSCAN2(s) に対応する発光期間を次式に基づいて決定する。
ただし、以下の計算式の場合にも、1フィールド期間がm個の水平走査期間で与えられるものとしてする。また、s番目の走査線VSCAN2(s) は、s番目の水平走査期間に書き込み動作が行われ、同時に発光が開始されるものとする。
また、1フィールド期間Tに占める総発光期間長の割合をDUTYで表すものとする。なお、計算結果が整数値にならない場合には、対応するタイミングをクロック単位で前後させる。
このとき、発光期間と消灯期間は、それぞれ次式で与えられる。
(0<DUTY<0.4の場合)
1回目の発光期間:
〔(s-1)/m〕・T<t<{〔(s-1)/m〕+DUTY/2}・T
1回目の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+DUTY/2}・T<t<{〔(s-1)/m〕+0.2}・T
2回目の発光期間:
{〔(s-1)/m〕+0.2}・T<t<{〔(s-1)/m〕+ (0.2+DUTY/2)}・T
2回目の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+ (0.2+DUTY/2)}・T<t<{〔(s-1)/m〕+1}・T
(0.4<DUTY<0.6の場合)
発光期間:
〔(s-1)/m〕・T<t<{〔(s-1)/m〕+DUTY}・T
消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+DUTY}・T<t<{〔(s-1)/m〕+1}・T
この駆動例の場合、1フィールド期間Tに占める総発光期間長(割合DUTY)が1フィールド期間Tの40%の以下の場合には、発光期間を2回に分けて駆動することにより、見かけ上の発光期間の割合を20%から40%にできる。これにより、フリッカによる画質の低下を最小化できる。
また、1フィールド期間Tに占める総発光期間長(割合DUTY)が1フィールド期間Tの40%を超え60%以下の場合には、発光期間を1つにまとめることにより、見かけ上の発光期間の割合を40%から60%にできる。これにより、フリッカと動画ボケの両方の観点から画質の低下を抑制できる。

このように、画質の低下を抑制しつつ、ピーク輝度レベルを広範囲で調整することができる。
なお、この駆動例の場合にも、駆動例2で説明した駆動方式を適用することができる。すなわち、1フィールド期間Tに占める総発光期間長(割合DUTY)が1フィールド期間Tの40%以下の場合、1回目の発光期間の終了タイミングと2回目の発光期間の終了タイミングの一方だけを最小調整量だけ変化させても良い。
(B−4)表示パネルの駆動例4
前述した駆動例1の場合には、2つの発光期間長の制御によりピーク輝度レベルを制御する場合において、2つの発光期間の開始タイミング同士の間隔が1フィールド期間長を2等分した期間長(50%)より短く設定する場合について説明した。具体的には、2つの発光期間の開始タイミング同士の間隔を30%に設定する場合について説明した。
しかし、総発光期間長に基づく制御は、3つ以上に分割された各発光期間長の制御によっても実現することができる。
ここでは、1フィールド期間内に4つの発光期間を設定する場合について説明する。勿論、隣接する発光期間の開始タイミング同士の間隔は、1フィールド期間を4等分した期間長(25%)より短く設定する。
図25及び図26に、1フィールド期間内の発光期間が4回で規定されている場合における第2の走査線VSCAN2の駆動タイミング例を示す。図25及び図26は、隣接する発光期間の開始タイミング同士の間隔が15%の例である。すなわち、1回目の発光期間の開始タイミングが0%、2回目の発光期間の開始タイミングが15%、3回目の発光期間の開始タイミングが30%、4回目の発光期間の開始タイミングが45%の例を示す。
なお、図25は、外部から指定された総発光期間長(割合DUTY)が短い場合の駆動例である。また、図26は、外部から指定された総発光期間長(割合DUTY)が長い場合の駆動例である。
図25及び図26の場合も、前述した駆動例の場合と同様、20ラインで位相関係が一巡するものとして表しているが、実際にはMラインで位相関係が一巡するように設定する。
このとき、発光タイミング決定部23は、s番目の走査線VSCAN2(s) に対応する発光期間を次式に基づいて決定する。
ただし、以下の計算式の場合にも、1フィールド期間がm個の水平走査期間で与えられるものとしてする。また、s番目の走査線VSCAN2(s) は、s番目の水平走査期間に書き込み動作が行われ、同時に発光が開始されるものとする。
また、1フィールド期間Tに占める総発光期間長の割合をDUTYで表すものとする。なお、計算結果が整数値にならない場合には、対応するタイミングをクロック単位で前後させる。
このとき、発光期間と消灯期間は、それぞれ次式で与えられる。
(0<DUTY<0.6の場合)
1回目の発光期間:
〔(s-1)/m〕・T<t<{〔(s-1)/m〕+(DUTY/4)}・T
1回目の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+(DUTY/4)}・T<t<{〔(s-1)/m〕+0.15}・T
2回目の発光期間:
{〔(s-1)/m〕+0.15}・T<t<{〔(s-1)/m〕+(0.15+DUTY/4)}・T
2回目の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+(0.15+DUTY/4)}・T<t<{〔(s-1)/m〕+0.3}・T
3回目の発光期間:
{〔(s-1)/m〕+0.3}・T<t<{〔(s-1)/m〕+(0.3+DUTY/4)}・T
3回目の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+(0.3+DUTY/4)}・T<t<{〔(s-1)/m〕+0.45}・T
4回目の発光期間:
{〔(s-1)/m〕+0.45}・T<t<{〔(s-1)/m〕+(0.45+DUTY/4)}・T
4回目の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+(0.45+DUTY/4)}・T<t<{〔(s-1)/m〕+1}・T
この駆動例の場合、1フィールド期間Tに占める総発光期間長(割合DUTY)を0%から60%の範囲で可変制御できるのと同時に、フリッカと動画ボケの観点からは、45%から60%の発光期間による可変制御と同等の効果を実現できる。
すなわち、この駆動例の場合、各発光期間の終了タイミングが固定されていないが、隣接する発光期間の開始タイミング同士の間隔が4等分間隔より短縮されているため、視の移動幅の拡大を積極的に抑制することができる。また、発光期間の数が4つに増えることで、1フィールド期間Tに占める発光期間の割合DUTYが0%近い値でも、視覚上の発幅を広げてフリッカが知覚され難くできる。
すなわち、フリッカと動画ボケによる画質の低下を最小化できる。
また、この駆動例4と前述した駆動例3とを組み合わせても良い。すなわち、4つの発光期間を使用するのは可変範囲の一部範囲に限定し、当該範囲を超えると1つの発光期間として制御しても良い。
(C)他の形態例
(C−1)隣接する発光期間の開始タイミング同士の間隔
前述した駆動例4では、隣接する発光期間の開始タイミング同士の間隔がいずれも同じ場合(15%の場合)について説明した。
しかし、隣接する発光期間の開始タイミング同士の間隔を、1フィールド期間の発光期間数分の1以下に短く設定するのは、一部の間隔だけでも良い。例えば駆動例4であれば、1回目と2回目の発光期間の開始タイミング同士の間隔を15%とする一方で、2回目と3回目の発光期間の開始タイミング同士の間隔と3回目と4回目の発光期間の開始タイミング同士の間隔を25%に設定しても良い。
このような場合でも、全ての間隔を、1フィールド期間を発光期間の個数で等分する場合に比して視の移動幅を抑制することができ、ピーク輝度レベルの可変制御に伴う画質の劣化改善効果を期待することができる。もっとも、著しい画質の低下を避けるためには、総発光期間長の可変範囲が1フィールド期間の25%から75%の範囲に収まるように設定することが望ましい。
(C−2)ピーク輝度レベルの最小可変単位
前述の駆動例2の場合には、1フィールド期間内に配置する発光期間の数が2つの場合に、ピーク輝度レベルを最小可変単位ずつ可変するとき、2つある発光期間のうち一方だけを最小可変単位だけ発光期間長を増減制御する場合について説明した。
この駆動方法は、1フィールド期間内に配置する発光期間の数が3つ以上の場合にも同様に適用できる。なお、1フィールド期間内に配置する発光期間の数をN個とする場合、発光期間長を可変する発光期間の数はN−1個以下であれば良い。勿論、N−1個は小さいほど、ピーク輝度レベルを滑らかに調整することができる。
すなわち、ピーク輝度レベルの最小可変量に対応する発光期間長の変化は、N個の発光期間のうち1個だけであることが最も望ましい。なお、発光期間長を変化させる発光期間の位置は任意である。
(C−3)製品例
(a)ドライブIC
前述の説明では、画素アレイ部と駆動回路とが1つのパネル上に形成されている場合について説明した。
しかし、画素アレイ部3と駆動回路部5、7、9、23等とは別々に製造し、流通することもできる。例えば、駆動回路部5、7、9、23等はそれぞれ独立したドライブIC(integrated circuit)として製造し、画素アレイ部3を形成したパネルとは独立に流通することもできる。
(b)表示モジュール
前述した形態例における有機ELパネル21は、図27に示す外観構成を有する表示モジュール31の形態で流通することもできる。
表示モジュール31は、支持基板35の表面に対向部33を貼り合わせた構造を有している。対向部33は、ガラスその他の透明部材を基材とし、その表面にはカラーフィルタ、保護膜、遮光膜等が配置される。
なお、表示モジュール31には、外部から支持基板35に信号等を入出力するためのFPC(フレキシブルプリントサーキット)37等が設けられていても良い。
(c)電子機器
前述した形態例における有機ELパネルは、電子機器に実装された商品形態でも流通される。
図28に、電子機器41の概念構成例を示す。電子機器41は、前述した有機ELパネル43及びシステム制御部45で構成される。システム制御部45で実行される処理内容は、電子機器41の商品形態により異なる。
なお、電子機器41は、機器内で生成される又は外部から入力される画像や映像を表示する機能を搭載していれば、特定の分野の機器には限定されない。
この種の電子機器41には、例えばテレビジョン受像機が想定される。図29に、テレビジョン受像機51の外観例を示す。
テレビジョン受像機51の筐体正面には、フロントパネル53及びフィルターガラス55等で構成される表示画面57が配置される。表示画面57の部分が、形態例で説明した有機ELパネルに対応する。
また、この種の電子機器41には、例えばデジタルカメラが想定される。図30に、デジタルカメラ61の外観例を示す。図30(A)が正面側(被写体側)の外観例であり、図30(B)が背面側(撮影者側)の外観例である。
デジタルカメラ61は、撮像レンズ(図30は保護カバー63が閉じた状態であるので、保護カバー63の裏面側に配置される。)、フラッシュ用発光部65、表示画面67、コントロールスイッチ69及びシャッターボタン71で構成される。このうち、表示画面67の部分が、形態例で説明した有機ELパネルに対応する。
また、この種の電子機器41には、例えばビデオカメラが想定される。図31に、ビデオカメラ81の外観例を示す。
ビデオカメラ81は、本体83の前方に被写体を撮像する撮像レンズ85、撮影のスタート/ストップスイッチ87及び表示画面89で構成される。このうち、表示画面89の部分が、形態例で説明した有機ELパネルに対応する。
また、この種の電子機器41には、例えば携帯端末装置が想定される。図32に、携帯端末装置としての携帯電話機91の外観例を示す。図32に示す携帯電話機91は折りたたみ式であり、図32(A)が筐体を開いた状態の外観例であり、図32(B)が筐体を折りたたんだ状態の外観例である。
携帯電話機91は、上側筐体93、下側筐体95、連結部(この例ではヒンジ部)97、表示画面99、補助表示画面101、ピクチャーライト103及び撮像レンズ105で構成される。このうち、表示画面99及び補助表示画面101の部分が、形態例で説明した有機ELパネルに対応する。
また、この種の電子機器41には、例えばコンピュータが想定される。図33に、ノート型コンピュータ111の外観例を示す。
ノート型コンピュータ111は、下型筐体113、上側筐体115、キーボード117及び表示画面119で構成される。このうち、表示画面119の部分が、形態例で説明した有機ELパネルに対応する。
これらの他、電子機器41には、オーディオ再生装置、ゲーム機、電子ブック、電子辞書等が想定される。
(C−4)他の表示デバイス例
前述した駆動方法は、有機ELパネル以外にも適用できる。例えば無機ELパネル、LEDを配列する表示パネル、その他のダイオード構造を有する発光素子を画面上に配列する自発光型の表示パネルに適用できる。
また、前述した駆動方法は、液晶ディスプレイパネルその他の非自発光型の表示パネルにも適用することができる。
(C−5)他の画素回路例
前述の説明では、アクティブマトリクス駆動型の画素回路例(図2、図3)について説明した。
しかし、画素回路の構成は、これらに限られるものではなく、既存の又は将来提案される様々な構成の画素回路にも適用できる。
(C−6)その他
前述した形態例には、発明の趣旨の範囲内で様々な変形例が考えられる。また、本明細書の記載に基づいて創作される又は組み合わせられる各種の変形例及び応用例も考えられる。
有機ELパネルの主要構成例を示す図である(従来例)。 アクティブマトリクス駆動型の画素回路例を示す図である。 アクティブマトリクス駆動型の画素回路例を示す図である。 発光期間が1回の場合の駆動動作例を説明する図である(従来例)。 発光期間が1回の場合の駆動動作例を説明する図である(従来例)。 発光期間長とピーク輝度レベルとの関係を示す図である。 発光期間長と視点の動きの関係を説明する図である。 発光期間長と視点の動きの関係を説明する図である。 発光期間長と視点の動きの関係を説明する図である。 1回の発光期間で50%の発光期間長を与える場合の駆動タイミング例を示す図である(従来例)。 1回の発光期間で20%の発光期間長を与える場合の駆動タイミング例を示す図である(従来例)。 発光期間が2回の場合の駆動動作例を説明する図である(従来例)。 発光期間が1回の場合の駆動動作例を説明する図である(従来例)。 2回の発光期間で50%の発光期間長を与える場合の駆動タイミング例を示す図である(従来例)。 2回の発光期間が20%の発光期間長を与える場合の駆動タイミング例を示す図である(従来例)。 発光期間長と視点の動きの関係を説明する図である(従来例)。 有機ELパネルの主要構成例を示す図である(形態例)。 駆動例1に対応する駆動タイミング例を示す図である(形態例)。 駆動例1に対応する駆動タイミング例を示す図である(形態例)。 駆動例1に対応する発光期間の最小調整量を説明する図である。 駆動例2に対応する発光期間の最小調整量を説明する図である(形態例)。 駆動例3に対応する駆動タイミング例を示す図である(形態例)。 駆動例3に対応する駆動タイミング例を示す図である(形態例)。 駆動例3に対応する駆動タイミング例を示す図である(形態例)。 駆動例4に対応する駆動タイミング例を示す図である(形態例)。 駆動例4に対応する駆動タイミング例を示す図である(形態例)。 表示モジュールの構成例を示す図である。 電子機器の機能構成例を示す図である。 電子機器の商品例を示す図である。 電子機器の商品例を示す図である。 電子機器の商品例を示す図である。 電子機器の商品例を示す図である。 電子機器の商品例を示す図である。
符号の説明
1 有機ELパネル
3 画素アレイ部
5 走査線駆動部
7 走査線駆動部
9 データ線駆動部
11 画素回路
21 有機ELパネル
23 発光タイミング決定部

Claims (9)

  1. 画素が1フィールド期間内に発光する総発光期間長を制御する表示パネル駆動方法であって、
    総発光期間長が所定の割合以下の場合には、画素について1フィールド期間内にN(Nは、N≧2)個の発光期間配置、隣接する発光期間の開始タイミング同士の間隔の少なくとも一つが、1フィールド期間をN等分した期間長よりも短くなるように制御し、N個の発光期間における1回目の発光期間の開始タイミングからN回目の発光期間の終了タイミングまでの期間は、1フィールド期間長の25%以上75%以下であり、
    総発光期間長が所定の割合を超える場合には、画素について1フィールド期間内に1つの発光期間を配置する表示パネル駆動方法。
  2. 画素について1フィールド期間内に1つの発光期間を配置する場合に、総発光期間長の割合に応じて発光期間の終期を制御する請求項1に記載の表示パネル駆動方法。
  3. N個の発光期間の夫々にに割り当てられる最大発光期間長は全て同じであり、
    最大発光期間長は、1フィールド期間をN等分した期間長よりも短く設定される請求項1に記載の表示パネル駆動方法。
  4. N個の発光期間における1番目の発光期間の開始タイミングからN番目の発光期間の開始タイミングまでの期間を、1フィールド期間をN等分した期間長のN−1倍よりも短くなるように制御する請求項1に記載の表示パネル駆動方法。
  5. 1フィールド期間内にN個の発光期間を配置する場合に、総発光期間長を制御してピーク輝度レベルを最小単位だけ可変する場合に可変対象とする発光期間の数を、最大でもN−1個に制限する請求項1に記載の表示パネル駆動方法。
  6. 1フィールド期間内にN個の発光期間を配置する場合に、総発光期間長を制御してピーク輝度レベルを最小単位だけ可変する際にN個ある発光期間のうち任意の1個だけを可変対象とする請求項1に記載の表示パネル駆動方法。
  7. 画素が1フィールド期間内に発光する総発光期間長を制御する表示パネル駆動部であって、総発光期間長が所定の割合以下の場合には、画素について1フィールド期間内にN(Nは、N≧2)個の発光期間配置、隣接する発光期間の開始タイミング同士の間隔の少なくとも一つが、1フィールド期間をN等分した期間長よりも短くなるように制し、N個の発光期間における1回目の発光期間の開始タイミングからN回目の発光期間の終了タイミングまでの期間は、1フィールド期間長の25%以上75%以下であり、総発光期間長が所定の割合を超える場合には、画素について1フィールド期間内に1つの発光期間を配置する表示パネル駆動部と、
    アクティブマトリクス駆動方式に対応する画素構造を有する表示パネルとを有する表示装置。
  8. 画素が1フィールド期間内に発光する総発光期間長を制御する表示パネル駆動部であって、総発光期間長が所定の割合以下の場合には、画素について1フィールド期間内にN(Nは、N≧2)個の発光期間配置、隣接する発光期間の開始タイミング同士の間隔の少なくとも一つが、1フィールド期間をN等分した期間長よりも短くなるように制し、N個の発光期間における1回目の発光期間の開始タイミングからN回目の発光期間の終了タイミングまでの期間は、1フィールド期間長の25%以上75%以下であり、総発光期間長が所定の割合を超える場合には、画素について1フィールド期間内に1つの発光期間を配置する表示パネル駆動部を有する表示パネル駆動装置。
  9. 画素が1フィールド期間内に発光する総発光期間長を制御する表示パネル駆動部であって、総発光期間長が所定の割合以下の場合には、画素について1フィールド期間内にN(Nは、N≧2)個の発光期間配置、隣接する発光期間の開始タイミング同士の間隔の少なくとも一つが、1フィールド期間をN等分した期間長よりも短くなるように制し、N個の発光期間における1回目の発光期間の開始タイミングからN回目の発光期間の終了タイミングまでの期間は、1フィールド期間長の25%以上75%以下であり、総発光期間長が所定の割合を超える場合には、画素について1フィールド期間内に1つの発光期間を配置する表示パネル駆動部と、
    アクティブマトリクス駆動方式に対応する画素構造を有する表示パネルと、
    システム制御部と、
    システム制御部に対する操作入力部とを有する電子機器。
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