JP5673726B2 - 表示パネル駆動方法、表示装置、表示パネル駆動装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

この明細書で説明する発明は、表示パネルのピーク輝度レベル制御技術に関する。
なお、発明は、表示パネル駆動方法、表示装置、表示パネル駆動装置及び電子機器としての側面を有する。
近年、有機EL(Electro Luminescence)素子を行列配置した自発光型の表示装置の開発が進められている。有機EL素子を用いた表示パネル(以下「有機ELパネル」ともいう。)は、軽量化や薄膜化が容易なのに加え、応答速度が速く動画表示特性にも優れている。
ところで、有機ELパネルの駆動方式には、パッシブマトリクス方式とアクティブマトリクス駆動方式がある。昨今では、画素回路毎にアクティブ素子(薄膜トランジスタ)とキャパシタを配置するアクティブマトリクス駆動型の表示パネルの開発が盛んに進められている。
図1に、発光期間の可変機能に対応した有機ELパネルの構成例を示す。有機ELパネル1は、画素アレイ部3、信号電圧書き込み用の第1の走査線駆動部5、発光期間制御用の第2の走査線駆動部7及びデータ線駆動部9で構成される。画素アレイ部3には、画素回路11がM行×N列に配置される。MとNは、それぞれ表示解像度に応じて定まる。
なお図中の走査線VSCAN1は、信号電圧の書込みタイミングを与える配線である。また図中の走査線VSCAN2は、発光期間の開始タイミングと終了タイミングを与える配線である。また図中の信号線Vsig は、画素データに対応する信号電圧を与える配線である。
図2に、発光期間の可変機能に対応した画素回路11の構成例を示す。なお、画素回路11には、実に様々な回路構成が提案されている。図2は、これらのうち最も単純な回路構成の一つを表している。
図2の画素回路11は、書き込み制御素子T1と、電流駆動素子T2と、発光期間制御素子T3と、保持容量Csと、有機EL素子OLEDとで構成される。
図2の場合、書き込み制御素子T1にはNチャネル薄膜トランジスタを使用し、電流駆動素子T2にはPチャネル薄膜トランジスタを使用し、発光期間制御素子T3にはNチャネル薄膜トランジスタを使用する。
ここで、書き込み制御素子T1の動作状態は、ゲート電極に接続された第1の走査線VSCAN1により制御される。書き込み制御素子T1がオン状態のとき、画素データに対応する信号電圧が信号線Vsig を通じて保持容量Csに書き込まれる。
書き込み後の信号電圧は、1フィールドの間、保持容量Csに保持される。保持容量Csに保持される信号電圧は、電流駆動素子T2のゲート・ソース間電圧Vgsに相当する。 従って、電流駆動素子T2には、保持容量Csに保持される信号電圧の大きさに応じた大きさのドレイン電流Idsが流れることになる。ドレイン電流Idsが大きいほど、有機EL素子OLEDに流れる電流が大きくなり、発光輝度が高くなる。
ただし、有機EL素子OLEDに対するドレイン電流Idsの供給と停止は、発光期間制御素子T3により制御される。すなわち、有機EL素子OLEDは、発光期間制御素子T3がオン状態の期間に限り発光する。発光期間制御素子T3の動作状態は、第2の走査線VSCAN2により制御される。
この他、発光期間の可変機能に対応した画素回路11には、図3に示す回路構成を有する画素回路も使用される。図3に示す画素回路11は、電流駆動素子T2が接続される電源線の電圧を可変制御することにより、有機EL素子OLEDに対するドレイン電流Idsの供給と停止を制御する画素回路に対応する。図3に示す画素回路11は、書き込み制御素子T1と、電流駆動素子T2と、保持容量Csと、有機EL素子OLEDとで構成される。
図3の場合、電流駆動素子T2のソース電極が接続される電源線が、第2の走査線VSCAN2に対応する。第2の走査線VSCAN2には、高電位の電源電圧VDD又は低電位の電源電圧VSS2(<VSS1)が供給される。高電位の電源電圧VDDが供給されている期間、有機EL素子OLEDは発光し、低電位の電源電圧VSS2が供給されている期間、有機EL素子OLEDは消灯する。
図4及び図5に、第1の走査線VSCAN1と第2の走査線VSCAN2に印加される電圧と、対応画素の駆動状態との関係を示す。なお図4は、発光期間が長い場合の関係を示し、図5は発光期間が短い場合の関係を示す。
因みに、図4及び図5は、画素アレイ部3の1行目から3行目までの画素回路11に対応する印加電圧と駆動状態との関係を示す。すなわち、括弧内の数字が対応する行位置を示す。
図4及び図5に示すように、第1の走査線VSCAN1と第2の走査線VSCAN2が共にLレベルの期間が消灯期間に対応する。
また、第1の走査線VSCAN1がHレベルで第2の走査線VSCAN2がLレベルの期間が信号電圧の書き込み期間に対応する。
また、第1の走査線VSCAN1がLレベルで第2の走査線VSCAN2がHレベルの期間が発光期間に対応する。
このように画素回路11に発光期間の可変機能を搭載する理由は、以下に示すような幾つかの利点が存在するためである。
利点の一つに、入力信号の振幅を変化させなくても、ピーク輝度レベルの調整が可能になることがある。図6に、1フィールド期間内に占める発光期間長とピーク輝度レベルとの関係を示す。
結果的に、入力信号がデジタル信号の場合、信号の階調数を減少させることなく、ピーク輝度レベルを調整することが可能になる。また、入力信号がアナログ信号の場合、信号振幅が減少しないため、ノイズ耐性を高めることができる。このように、発光期間長の可変制御は、高画質でピーク輝度の調整が可能な画素回路を実現するのに効果的である。
この他、発光期間長の可変制御には、電流書き込み型の画素回路の場合に、書き込み電流値を増加させて書き込み時間を短縮できる効果がある。
また、発光期間長の可変制御には、動画像の画質を向上させる効果がある。図7〜図9を用いてこの効果を説明する。なお、図7〜図9の各横軸は画面内の位置を示し、縦軸は経過時間を示す。いずれも、画面内で輝が移動する場合の視点の動きを表している。
図7は、発光期間が1フィールド期間の100%で与えられるホールド型のディスプレイの表示特性を示している。この種のディスプレイ装置の代表例には、液晶ディスプレイがある。
図8は、発光期間が1フィールド期間に対して十分短いインパルス型のディスプレイの表示特性を示している。この種のディスプレイ装置の代表例には、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイがある。
図9は、発光期間が1フィールド期間の50%に制限したホールド型のディスプレイの表示特性を示している。
図7〜図9を見比べて分かるように、発光期間が1フィールド期間の100%の場合(図7)には、輝点の移動時に表示幅が広く見える現象(すなわち動画ボケ)が知覚され易くなる。
一方、発光期間が1フィールド期間に対して十分短い場合(図8)には、輝点の移動時にも表示幅は短いままとなる。すなわち、動画ボケが知覚されずに済む。
発光期間が1フィールド期間の50%の場合(図9)は、輝点の移動時にも表示幅の広がりを抑制でき、その分、動画ボケを低減することができる。
一般に、フィールド周波数が60Hzで与えられる動画像の場合、発光期間を1フィールド期間の75%以上にすると動画特性が著しく低下することが知られており、発光期間を1フィールド期間の50%未満に抑制することが好ましいとされている。
図10及び図11に、1フィールド期間内の発光期間が1回の場合における第2の走査線VSCAN2の駆動タイミング例を示す。図10は、1フィールド期間内の発光期間が50%の場合の駆動タイミング例であり、図11は、1フィールド期間内の発光期間が20%の場合の駆動タイミング例である。図10及び図11は、20ラインで位相関係が一巡するものとして表している。
なお、s番目の走査線VSCAN2(s) に対応する発光期間は、次式で与えることができる。ただし、1フィールド期間がm個の水平走査期間で与えられるものとし、s番目の走査線VSCAN2(s) には、s番目の水平走査期間に書き込み動作が行われ、同時に発光が開始されるものとする。また、1フィールド期間Tに占める発光期間の割合をDUTYで表すものとする。
このとき、発光期間と消灯期間は、それぞれ次式で与えられる。
発光期間:〔(s-1)/m〕・T<t<{〔(s-1)/m〕+DUTY}・T
消灯期間:{〔(s-1)/m〕+DUTY}・T<t<{〔(s-1)/m〕+1}・T
ただし、tは以下の期間を満たす。
〔(s-1)/m〕・T<t<{〔(s-1)/m〕+1}・T
特表2002−514320号公報 特開2005−027028号公報 特開2006−215213号公報
ところが、1フィールド期間内に発光期間と消灯期間を設ける場合には、フリッカの抑制が新たな技術課題となる。一般に、フィールド周波数が60Hzで与えられる動画像の場合、発光期間を1フィールド期間の25%未満にするとフリッカが特に顕在化することが知られており、発光期間を1フィールド期間の50%以上にすることが好ましいとされている。
すなわち、発光期間の制限には、動画像の画質とフリッカという2つがトレードオフの関係にあり、その設定範囲が制限を受けることが知られている。ところが、この設定範囲の制限は、ピーク輝度レベルの可変範囲を制限することに通じる。
そこで、発光期間が短い場合におけるフリッカを低減する方法として、1フィールド期間内の発光期間を複数回に分割する方法が提案されている。
図12及び図13に、第1の走査線VSCAN1と第2の走査線VSCAN2に印加される電圧と、対応画素の駆動状態との関係を示す。なお図12は、発光期間が長い場合の関係を示し、図13は発光期間が短い場合の関係を示す。
因みに、図12及び図13は、画素アレイ部3の1行目から3行目までの画素回路11に対応する印加電圧と駆動状態との関係を示す。すなわち、括弧内の数字が対応する行位置を示す。
図14及び図15に、1フィールド期間内の発光期間が2回の場合における第2の走査線VSCAN2の駆動タイミング例を示す。図14及び図15に示す既存の駆動方法では、1フィールドを前半期間と後半期間に分割し、各期間について発光期間長を可変する。すなわち、前半期間は1フィールド期間の0%を基点として発光期間長を可変し、後半期間は1フィールド期間の50%を基点として発光期間長を可変する。
因みに、図14は、1フィールド期間内の総発光期間が50%の場合の駆動タイミング例であり、図15は、1フィールド期間内の総発光期間が20%の場合の駆動タイミング例である。やはり、図14及び図15は、20ラインで位相関係が一巡するものとして表している。
1フィールド期間内の発光期間が2回の場合、s番目の走査線VSCAN2(s) に対応する発光期間は、次式で与えることができる。ただし、1フィールド期間がm個の水平走査期間で与えられるものとし、s番目の走査線VSCAN2(s) には、s番目の水平走査期間に書き込み動作が行われ、同時に発光が開始されるものとする。また、1フィールド期間Tに占める発光期間の割合をDUTYで表すものとする。
このとき、発光期間と消灯期間は、それぞれ次式で与えられる。
前半期間の発光期間:
〔(s-1)/m〕・T<t<{〔(s-1)/m〕+DUTY/2}・T
前半期間の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+DUTY/2}・T<t<{〔(s-1)/m〕+1/2}・T
後半期間の発光期間:
〔(s-1)/m+1/2〕・T<t<{〔(s-1)/m〕+(1+DUTY)/2}・T
後半期間の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+(1+DUTY)/2}・T<t<{〔(s-1)/m〕+1}・T
ただし、tは以下の期間を満たす。
〔(s-1)/m〕・T<t<{〔(s-1)/m〕+1}・T
ところが、1フィールド期間を前半期間と後半期間に分ける駆動方法では、総発光期間が1フィールド期間の50%の場合に、25%の発光→25%の消灯→25%の発光→25%の消灯が繰り返し発生する。
この発光形態は、図16に示すように、1フィールド期間の75%を発光期間とする場合と同じ視の動きを発生してしまう。
すなわち、単純に1フィールド期間を前半期間と後半期間に分ける駆動方法では、フリッカを低減できる一方で動画ボケを発生させ、動画像の画質を低下させる技術的な課題がある。
加えて、前半期間と後半期間がそれぞれ同じ比率で光るため、1本の直線の移動表示が2本の直線として視認され易い別の課題もある。
そこで、発明者は、動画ボケとフリッカの両方を抑制しながらも、ピーク輝度レベルを広範囲に亘って調整することが可能な表示パネルの駆動技術を提案する。
すなわち、駆動技術の一つとして、1フィールド期間内にN(Nは、N≧2)個の発光期間が配置される場合に、特定の発光期間が発光中心として視認されるように、特定の発光期間とその他の発光期間の各発光期間長を可変制御する方法を提案する
発明者の提案する駆動技術の採用により、1フィールド期間内にN(≧2)個の発光期間が配置される場合でも、発光中心としての発光期間とその他の発光期間との間に輝度差を発生させることができる。
すなわち、主に視認される画像とそれ以外の画像との輝度差を明確にできる。結果的に、動画ボケの原因となる同輝度画像の多重現象を減らすことができる。これにより、ピーク輝度レベルを広範囲に亘って調整する場合でも、画質の低下を抑制することができる。
有機ELパネルの主要構成例を示す図である(従来例)。 アクティブマトリクス駆動型の画素回路例を示す図である。 アクティブマトリクス駆動型の画素回路例を示す図である。 発光期間が1回の場合の駆動動作例を説明する図である(従来例)。 発光期間が1回の場合の駆動動作例を説明する図である(従来例)。 発光期間長とピーク輝度レベルとの関係を示す図である。 発光期間長と視点の動きの関係を説明する図である。 発光期間長と視点の動きの関係を説明する図である。 発光期間長と視点の動きの関係を説明する図である。 1回の発光期間で50%の発光期間長を与える場合の駆動タイミング例を示す図である(従来例)。 1回の発光期間で20%の発光期間長を与える場合の駆動タイミング例を示す図である(従来例)。 発光期間が2回の場合の駆動動作例を説明する図である(従来例)。 発光期間が2回の場合の駆動動作例を説明する図である(従来例)。 2回の発光期間で50%の発光期間長を与える場合の駆動タイミング例を示す図である(従来例)。 2回の発光期間が20%の発光期間長を与える場合の駆動タイミング例を示す図である(従来例)。 発光期間長と視点の動きの関係を説明する図である(従来例)。 有機ELパネルの主要構成例を示す図である(形態例)。 駆動例1に対応する駆動タイミング例を示す図である(形態例)。 駆動例1に対応する駆動タイミング例を示す図である(形態例)。 駆動例1に対応する発光期間の調整ステップの変化を説明する図である。 他の調整ステップ例を説明する図である。 駆動例2に対応する駆動タイミング例を示す図である(形態例)。 駆動例2に対応する駆動タイミング例を示す図である(形態例)。 駆動例3に対応する駆動タイミング例を示す図である(形態例)。 駆動例3に対応する駆動タイミング例を示す図である(形態例)。 他の調整ステップ例を説明する図である。 駆動例4に対応する駆動タイミング例を示す図である(形態例)。 駆動例4に対応する駆動タイミング例を示す図である(形態例)。 駆動例5に対応する駆動タイミング例を示す図である(形態例)。 駆動例5に対応する駆動タイミング例を示す図である(形態例)。 駆動例6に対応する駆動タイミング例を示す図である(形態例)。 駆動例6に対応する駆動タイミング例を示す図である(形態例)。 駆動例7に対応する駆動タイミング例を示す図である(形態例)。 駆動例7に対応する駆動タイミング例を示す図である(形態例)。 表示モジュールの構成例を示す図である。 電子機器の機能構成例を示す図である。 電子機器の商品例を示す図である。 電子機器の商品例を示す図である。 電子機器の商品例を示す図である。 電子機器の商品例を示す図である。 電子機器の商品例を示す図である。
以下、アクティブマトリクス駆動型の有機ELパネルについて説明する。
なお、本明細書で特に図示又は記載されない部分には、当該技術分野の周知又は公知技術を適用する。
また以下に説明する形態例は、発明の一つの形態例であって、これらに限定されるものではない。
(A)有機ELパネルの構造
図17に、有機ELパネルの主要構造例を示す。なお、図17に対しては、図1との対応部分に同一符号を付して示す。
有機ELパネル21は、画素アレイ部3、信号電圧書き込み用の第1の走査線駆動部5、発光期間制御用の第2の走査線駆動部7、データ線駆動部9及び発光タイミング決定部23で構成される。やはり、画素アレイ部3には、画素回路11がM行×N列に配置される。MとNは、それぞれ表示解像度に応じて定まる。
この形態例に特有の構成部分は、発光タイミング決定部23である。発光タイミング決定部23には、1フィールド期間Tに占める総発光期間(割合DUTY)が外部より与えられる。発光タイミング決定部23は、与えられた総発光期間(割合DUTY)を満たすように発光期間の配置を決定する。ここで、発光期間の配置は、第2の走査線VSCAN2毎に決定される。
発光期間の具体的な決定方法については後述するが、発光タイミング決定部23は、1フィールド期間内に複数個の発光期間が配置される場合に、特定の発光期間が発光中心となるように、特定の発光期間とその他の発光期間の各発光期間長を可変制御する。この発光タイミング決定部23と第2の走査線駆動部7が、特許請求の範囲における「表示パネル駆動部」に対応する。
なお、フリッカと動画ボケを低減して画質を向上する観点から、初回の発光期間の開始タイミングから最終回の発光期間の終了タイミングまでの期間長が、1フィールド期間の25%以上75%以下になるように各タイミングを決定することが望ましい。
発光タイミング決定部23は、各発光期間の開始タイミングを与える開始パルスDSSTとその終了タイミングを与える終了パルスDSETを、クロックDSCKと共に第2の走査線駆動部7に供給するように動作する。
(B)駆動例
(B−1)表示パネルの駆動例1
ここでは、1フィールド期間内に2個の発光期間を配置する場合に、1番目の発光期間長と2番目の発光期間長の比が3:1となるように、各発光期間の長さを可変制御する駆動例について説明する。
図18及び図19に、1フィールド期間内の発光期間が2回の場合における第2の走査線VSCAN2の駆動タイミング例を示す。図18及び図19はいずれも、1回目の発光期間の開始タイミングを1フィールド期間の0%に固定する一方で、2回目の発光期間の開始タイミングを1フィールド期間の75%に固定する例である。なお、図18は総発光期間長が短い場合に対応し、図19は総発光期間長が長い場合に対応する。
因みに、図18及び図19は、前述した従来例と同様、20ラインで位相関係が一巡するものとして表しているが、実際にはMラインで位相関係が一巡するように設定する。
このとき、発光タイミング決定部23は、s番目の走査線VSCAN2(s) に対応する発光期間を次式に基づいて決定する。
ただし、以下の計算式では、1フィールド期間がm個の水平走査期間で与えられるものとして表している。また、s番目の走査線VSCAN2(s) は、s番目の水平走査期間に書き込み動作が行われ、同時に発光が開始されるものとして表している。また、1フィールド期間Tに占める総発光期間の割合をDUTYで表すものとする。なお、計算結果が整数値にならない場合には、対応するタイミングをクロック単位で前後させる。
このとき、発光期間と消灯期間は、それぞれ次式で与えられる。
1回目の発光期間:
〔(s-1)/m〕・T<t<{〔(s-1)/m〕+DUTY・(3/4)}・T
1回目の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+DUTY・(3/4)}・T<t<{〔(s-1)/m〕+0.75}・T
2回目の発光期間:
{〔(s-1)/m〕+0.75}・T<t<{〔(s-1)/m〕+0.75+DUTY・(1/4)}・T
2回目の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+0.75+DUTY・(1/4)}・T<t<{〔(s-1)/m〕+1}・T
ただし、tは以下の期間を満たす。
〔(s-1)/m〕・T<t<{〔(s-1)/m〕+1}・T
この駆動例の場合、1回目の発光期間の長さが2回目の発光期間の長さの常に3倍となる。従って、1フィールド期間に2つの発光期間が存在しても、その輝度差により1回目の発光期間が主に視認される。結果的に、画像が2重に視認される現象を大幅に低減することができる。
なお、この駆動例の場合、総発光期間を0%から100%の範囲で可変制御することができる。従って、この駆動例は、有機ELパネルの発光輝度を最大化するのに効果的である。
ただし、前述したように、この駆動例では1回目の発光期間の調整ステップが2回目の発光期間の調整ステップの常に3倍となる。これは、1回目の発光期間の長さと2回目の発光期間の長さの比が3:1になるように制御されるためである。
従って、この駆動例の場合、図20に示すように、調整可能な輝度レベルの調整ステップ数が、発光期間を1つとする場合の4分の1に減少してしまう。また、輝度レベルの調整ステップ幅が、発光期間を1つとする場合の4倍になってしまう。
従って、輝度レベルの制御を滑らかにするには、例えば1調整ステップをより小さくする必要がある。この例の場合であれば、1調整ステップを1%の4分の1(すなわち、0.25)に設定すれば、輝度レベルの可変単位を発光期間が1つの場合と一致させることができる。
もっとも、1調整ステップの大きさによっては、前式による計算結果が1調整ステップ以下になる可能性もある。このような場合は、厳密な意味では、3:1の関係を満たせなくなるが、調整ステップの追加と削減を前後のフィールドで繰り返すこと等により対応しても良い。
この他、図21に示すように、各発光期間に割り当てられた調整ステップの範囲内で1調整ステップずつ発光期間長を制御しても良い。この場合、1回目の発光期間と2回目の発光期間の長さを同時に調整しない場合が発生する。従って、前式を適用することはできないし、3:1の関係を満たすこともできない。
しかし、1回目の発光期間と2回目の発光期間の輝度差を3:1以上に保つことができるので、この場合も画像の2重化を削減することができる。
なお、これらの調整ステップの制御手法は、後述する他の駆動例にも適用することができる。
(B−2)表示パネルの駆動例2
前述した駆動例1の場合には、ピーク輝度レベルの制御に、1フィールド期間を最大限利用できる。しかし、2回目の発光期間の開始タイミングが75%の位置であるので、総発光期間長が短い場合でも、見かけ上の発光期間長が長くならざるを得ない。このため、動画ボケが問題となる可能性がある。
そこで、この駆動例では、ピーク輝度レベルの調整量を与える総発光期間長(割合DUTY)の最大値を1フィールド期間の60%とする場合について説明する。なお、この駆動例でも、1回目の発光期間の長さと2回目の発光期間の長さの比は3:1とする。
図22及び図23に、この駆動手法に対応する第2の走査線VSCAN2の駆動タイミング例を示す。図22及び図23はいずれも、1回目の発光期間の開始タイミングを1フィールド期間の0%に固定する一方で、2回目の発光期間の開始タイミングを1フィールド期間の45%に固定する例である。なお、図22は総発光期間長が短い場合に対応し、図23は総発光期間長が長い場合に対応する。
因みに、図22及び図23の場合も、前述した駆動例の場合と同様、20ラインで位相関係が一巡するものとして表しているが、実際にはMラインで位相関係が一巡するように設定する。
このとき、発光タイミング決定部23は、s番目の走査線VSCAN2(s) に対応する発光期間を次式に基づいて決定する。
ただし、以下の計算式の場合にも、1フィールド期間がm個の水平走査期間で与えられるものとする。また、s番目の走査線VSCAN2(s) は、s番目の水平走査期間に書き込み動作が行われ、同時に発光が開始されるものとする。
また、1フィールド期間Tに占める総発光期間の割合をDUTYで表すものとする。なお、計算結果が整数値にならない場合には、対応するタイミングをクロック単位で前後させる。
このとき、発光期間と消灯期間は、それぞれ次式で与えられる。
(0<DUTY<0.6の場合)
1回目の発光期間:
〔(s-1)/m〕・T<t<{〔(s-1)/m〕+DUTY・(3/4)}・T
1回目の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+DUTY・(3/4)}・T<t<{〔(s-1)/m〕+0.45}・T
2回目の発光期間:
{〔(s-1)/m〕+0.45}・T<t<{〔(s-1)/m〕+0.45+DUTY・(1/4)}・T
2回目の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+0.45+DUTY・(1/4)}・T<t<{〔(s-1)/m〕+1}・T
この駆動例を採用すれば、1フィールド期間Tに占める総発光期間長(割合DUTY)を1フィールド期間Tの0%から60%の範囲で調整することが可能となる。
また、動画ボケやフリッカの観点から見ると、この駆動例の場合、見かけ上の発光期間を45%から60%に制御できる。
これにより、フリッカと動画ボケの両方の観点から画質の低下を抑制できる。
このように、駆動例2を用いれば画質の低下を抑制しつつ、ピーク輝度レベルを広範囲で調整することができる。
(B−3)表示パネルの駆動例3
前述した駆動例2では、各発光期間の開始タイミングを固定し、総発光期間長の増加に伴って各発光期間の終了タイミングを遅延する方式を採用した。
ここでは、1回目の発光期間の開始タイミングと2回目の発光期間の終了タイミングまでの長さは固定した状態で、2つの発光期間の隙間を埋めるように各発光期間長を可変制御する駆動例について説明する。
すなわち、1回目の発光期間の終了タイミングと2回目の発光期間の開始タイミングを、総発光期間長(割合DUTY)に応じて可変制御する方法について説明する。
図24及び図25に、この駆動手法に対応する第2の走査線VSCAN2の駆動タイミング例を示す。
なお、図24及び図25も、ピーク輝度レベルの調整量を与える総発光期間長(割合DUTY)の最大値を1フィールド期間の60%に設定する場合に対応する。また、この駆動例でも、1回目の発光期間の長さと2回目の発光期間の長さの比は3:1である。
このため、図24及び図25は、1回目の発光期間の開始タイミングを1フィールド期間の0%に固定する一方で、2回目の発光期間の終了タイミングを1フィールド期間の60%に固定している。なお、図24は総発光期間長が短い場合に対応し、図25は総発光期間長が長い場合に対応する。
因みに、図24及び図25の場合も、前述した駆動例の場合と同様、20ラインで位相関係が一巡するものとして表しているが、実際にはMラインで位相関係が一巡するように設定する。
このとき、発光タイミング決定部23は、s番目の走査線VSCAN2(s) に対応する発光期間を次式に基づいて決定する。
ただし、以下の計算式の場合にも、1フィールド期間がm個の水平走査期間で与えられるものとする。また、s番目の走査線VSCAN2(s) は、s番目の水平走査期間に書き込み動作が行われ、同時に発光が開始されるものとする。
また、1フィールド期間Tに占める総発光期間長の割合をDUTYで表すものとする。なお、計算結果が整数値にならない場合には、対応するタイミングをクロック単位で前後させる。
このとき、発光期間と消灯期間は、それぞれ次式で与えられる。
(0<DUTY<0.6の場合)
1回目の発光期間:
〔(s-1)/m〕・T<t<{〔(s-1)/m〕+DUTY・(3/4)}・T
1回目の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+DUTY・(3/4)}・T<t<{〔(s-1)/m〕+0.6-DUTY・(1/4)}・T
2回目の発光期間:
{〔(s-1)/m〕+0.6-DUTY・(1/4)}・T<t<{〔(s-1)/m〕+0.6}・T
2回目の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+0.6}・T<t<{〔(s-1)/m〕+1}・T
以上の通り、この駆動例の場合も、1フィールド期間Tに占める総発光期間長(割合DUTY)が1フィールド期間Tの0%から60%の範囲で調整することが可能となる。
また、動画ボケやフリッカの観点から見ると、この駆動例の場合、見かけ上の発光期間を60%に制御できる。
これにより、フリッカと動画ボケの両方の観点から画質の低下を抑制できる。
このように、駆動例3を用いれば画質の低下を抑制しつつ、ピーク輝度レベルを広範囲で調整することができる。
ただし、この駆動例の場合も、1回目の発光期間の調整ステップが2回目の発光期間の調整ステップの常に3倍となる。
従って、この駆動例の場合も、調整可能な輝度レベルの調整ステップが発光期間を1つとする場合の4分の1に減少してしまう。また、輝度レベルの可変単位が、発光期間を1つとする場合の4倍になってしまう。
従って、輝度レベルの制御を滑らかにするには、例えば1調整ステップをより小さくする必要がある。この例の場合であれば、1調整ステップを1%の4分の1(すなわち、0.25)に設定すれば、輝度レベルの可変単位を発光期間が1つの場合に合わせることができる。
もっとも、1調整ステップの大きさによっては、前式による計算結果が1調整ステップ以下になる可能性もある。このような場合は、厳密な意味では、3:1の関係を満たせなくなるが、調整ステップの追加と削減を前後のフィールドで繰り返すこと等により対応しても良い。
この他、図26に示すように、各発光期間に割り当てられた調整ステップの範囲内で1調整ステップずつ発光期間長を制御しても良い。この場合、1回目の発光期間と2回目の発光期間の長さを同時に調整しない場合が発生する。従って、前式を適用することはできないし、3:1の関係を満たすこともできない。
しかし、1回目の発光期間と2回目の発光期間の輝度差を3:1以上に保つことができるので、この場合も画像が2重化して視認される可能性を一般に削減することができる。 なお、これらの調整ステップの制御手法は、後述する他の駆動例にも適用することができる。
(B−4)表示パネルの駆動例4
ここでは、前述した駆動例以外の駆動例について説明する。この駆動例の場合、2つの発光期間のうち一方の発光期間の開始タイミングと終了タイミングの両方を総発光期間長(割合DUTY)に応じて同時に可変制御する。
このため、この駆動例では、1フィールド期間を3つの期間に等分割して考える。3つの期間の割当方法には、1つ目の期間と2つ目の期間を1回目の発光期間に割り当てる一方で、3つ目の期間を2回目の発光期間に割り当てる方法と、1つ目の期間を1回目の発光期間に割り当て、2つ目の期間と3つ目の期間を2回目の発光期間に割り当てる方法とがある。
いずれの場合も、1つの発光期間に割り当てられる2つの期間は、当該発光期間の前半期間と後半期間のそれぞれに対応する。
なお、この駆動例では、2つの期間が割り当てられる発光期間について、固定点としての基点を設定する。当該発光期間の開始タイミングと終了タイミングは、当該基点を基準に決定される。
すなわち、開始タイミングは、基点より前方に総発光期間長(割合DUTY)の3分の1のタイミングとして設定され、終了タイミングは、基点より後方に総発光期間長(割合DUTY)の3分の1のタイミングとして設定される。
以下の説明では、総発光期間長(割合DUTY)の最大値を60%とし、最大可変範囲の2/3の位置にあたる40%を2回目の発光期間の基点に設定する場合について説明する。すなわち、1回目の発光期間の長さと2回目の発光期間の長さの比を1:2とする場合について説明する。この場合、1回目の発光期間の可変範囲は0%から20%で与えられ、2回目の発光期間の可変範囲は20%から60%で与えられる。
図27及び図28に、この駆動手法に対応する第2の走査線VSCAN2の駆動タイミング例を示す。
なお、図27は総発光期間長が短い場合に対応し、図28は総発光期間長が長い場合に対応する。
因みに、図27及び図28の場合も、前述した駆動例の場合と同様、20ラインで位相関係が一巡するものとして表しているが、実際にはMラインで位相関係が一巡するように設定する。
このとき、発光タイミング決定部23は、s番目の走査線VSCAN2(s) に対応する発光期間を次式に基づいて決定する。
ただし、以下の計算式の場合にも、1フィールド期間がm個の水平走査期間で与えられるものとする。また、s番目の走査線VSCAN2(s) は、s番目の水平走査期間に書き込み動作が行われ、同時に発光が開始されるものとする。
また、1フィールド期間Tに占める総発光期間の割合をDUTYで表すものとする。なお、計算結果が整数値にならない場合には、対応するタイミングをクロック単位で前後させる。
このとき、発光期間と消灯期間は、それぞれ次式で与えられる。
(0<DUTY<0.6の場合)
1回目の発光期間:
〔(s-1)/m〕・T<t<{〔(s-1)/m〕+DUTY・(1/3)}・T
1回目の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+DUTY・(1/3)}・T<t<{〔(s-1)/m〕+0.4-DUTY・(1/3)}・T
2回目の発光期間:
{〔(s-1)/m〕+0.4-DUTY・(1/3)}・T<t<{〔(s-1)/m〕+0.4+DUTY・(1/3)}・T
2回目の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+0.4+DUTY・(1/3)}・T<t<{〔(s-1)/m〕+1}・T
以上の通り、この駆動例の場合も、1フィールド期間Tに占める総発光期間長(割合DUTY)を1フィールド期間Tの0%から60%の範囲で調整することができる。
また、動画ボケやフリッカの観点から見ると、この駆動例の場合、見かけ上の発光期間を40%〜60%に制御できる。
これにより、フリッカと動画ボケの両方の観点から画質の低下を抑制できる。
このように、駆動例4を用いれば画質の低下を抑制しつつ、ピーク輝度レベルを広範囲で調整することができる。
(B−5)表示パネルの駆動例5
ここでは、1フィールド期間内に3つの発光期間を配置する場合の駆動例について説明する。
この場合も、各発光期間の制御方法には、各発光期間長を単調に増加させる方法(発光期間1の長さ<発光期間2の長さ<発光期間3の長さ)や、各発光期間長を単調に減少させる方法(発光期間1の長さ>発光期間2の長さ>発光期間3の長さ)が考えられる。
しかし、ここでは2つ目の発光期間の発光期間長を最も長くする方法について説明する。2つ目の発光期間は、発光時間の中央に位置するのに加え、動画像が多重に見える場合には中心に見える像が最もはっきりと見えるためである。
ここでは、各発光期間の発光期間長の間に1:2:1の関係が成り立つように、各発光期間の終了タイミングを可変制御する場合について説明する。
なお、ここでは、ピーク輝度レベルの調整量を与える総発光期間長(割合DUTY)の最大値を1フィールド期間の100%であるものとして説明する。
すなわち、1回目の発光期間に25%、2回目の発光期間に50%、3回目の発光期間に25%をそれぞれ割り当てる場合について説明する。
従って、この駆動例では、1回目の発光期間の開始タイミングを0%、2回目の発光期間の開始タイミングを25%、3回目の発光期間の開始タイミングを75%に固定する。
図29及び図30に、この駆動手法に対応する第2の走査線VSCAN2の駆動タイミング例を示す。
なお、図29は総発光期間長が短い場合に対応し、図30は総発光期間長が長い場合に対応する。
因みに、図29及び図30の場合も、前述した駆動例の場合と同様、20ラインで位相関係が一巡するものとして表しているが、実際にはMラインで位相関係が一巡するように設定する。
このとき、発光タイミング決定部23は、s番目の走査線VSCAN2(s) に対応する発光期間を次式に基づいて決定する。
ただし、以下の計算式の場合にも、1フィールド期間がm個の水平走査期間で与えられるものとする。また、s番目の走査線VSCAN2(s) は、s番目の水平走査期間に書き込み動作が行われ、同時に発光が開始されるものとする。
また、1フィールド期間Tに占める総発光期間の割合をDUTYで表すものとする。なお、計算結果が整数値にならない場合には、対応するタイミングをクロック単位で前後させる。
このとき、発光期間と消灯期間は、それぞれ次式で与えられる。
(0<DUTY<1の場合)
1回目の発光期間:
〔(s-1)/m〕・T<t<{〔(s-1)/m〕+DUTY・(1/4)}・T
1回目の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+DUTY・(1/4)}・T<t<{〔(s-1)/m〕+0.25}・T
2回目の発光期間:
{〔(s-1)/m〕+0.25}・T<t<{〔(s-1)/m〕+0.25+DUTY・(2/4)}・T
2回目の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+0.25+DUTY・(2/4)}・T<t<{〔(s-1)/m〕+0.75}・T
3回目の発光期間:
{〔(s-1)/m〕+0.75}・T<t<{〔(s-1)/m〕+0.75+DUTY・(1/4)}・T
3回目の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+0.75+DUTY・(1/4)}・T<t<{〔(s-1)/m〕+1}・T
この駆動例の場合、1フィールド期間Tに占める総発光期間(割合DUTY)を1フィールド期間Tの0%から100%の範囲で調整することが可能となる。
また、この駆動例の場合、2つ目の発光期間が発光中心となるように、各発光期間の発光期間長の配分割合が可変制御される。
従って、画像が3重に見える現象を効果的に抑制することができる。
(B−6)表示パネルの駆動例6
前述した駆動例5の場合には、ピーク輝度レベルの制御に、1フィールド期間を最大限利用できる。しかし、発光期間の可変範囲が1フィールド期間の全体に広がっているので、動画ボケが問題となる可能性がある。
そこで、この駆動例では、ピーク輝度レベルの調整量を与える総発光期間長(割合DUTY)の最大値を1フィールド期間の60%とする場合について説明する。なお、この駆動例でも、1回目の発光期間の長さと、2回目の発光期間の長さと、3回目の発光期間の長さの比は1:2:1とする。
すなわち、この駆動例の場合には、1回目の発光期間に15%、2回目の発光期間に30%、3回目の発光期間に15%をそれぞれ割り当てる。
従って、この駆動例では、1回目の発光期間の開始タイミングを0%、2回目の発光期間の開始タイミングを15%、3回目の発光期間の開始タイミングを45%に固定する。
図31及び図32に、この駆動手法に対応する第2の走査線VSCAN2の駆動タイミング例を示す。図31及び図32はいずれも、1回目の発光期間の開始タイミングを0%、2回目の発光期間の開始タイミングを15%、3回目の発光期間の開始タイミングを45%に固定する場合を表している。なお、図31は総発光期間長が短い場合に対応し、図32は総発光期間長が長い場合に対応する。
因みに、図31及び図32の場合も、前述した駆動例の場合と同様、20ラインで位相関係が一巡するものとして表しているが、実際にはMラインで位相関係が一巡するように設定する。
このとき、発光タイミング決定部23は、s番目の走査線VSCAN2(s) に対応する発光期間を次式に基づいて決定する。
ただし、以下の計算式の場合にも、1フィールド期間がm個の水平走査期間で与えられるものとする。また、s番目の走査線VSCAN2(s) は、s番目の水平走査期間に書き込み動作が行われ、同時に発光が開始されるものとする。
また、1フィールド期間Tに占める総発光期間の割合をDUTYで表すものとする。なお、計算結果が整数値にならない場合には、対応するタイミングをクロック単位で前後させる。
このとき、発光期間と消灯期間は、それぞれ次式で与えられる。
(0<DUTY<0.6の場合)
1回目の発光期間:
〔(s-1)/m〕・T<t<{〔(s-1)/m〕+DUTY・(1/4)}・T
1回目の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+DUTY・(1/4)}・T<t<{〔(s-1)/m〕+0.15}・T
2回目の発光期間:
{〔(s-1)/m〕+0.15}・T<t<{〔(s-1)/m〕+0.15+DUTY・(2/4)}・T
2回目の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+0.15+DUTY・(2/4)}・T<t<{〔(s-1)/m〕+0.45}・T
3回目の発光期間:
{〔(s-1)/m〕+0.45}・T<t<{〔(s-1)/m〕+0.45+DUTY・(1/4)}・T
3回目の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+0.45+DUTY・(1/4)}・T<t<{〔(s-1)/m〕+1}・T
この駆動例を採用すれば、1フィールド期間Tに占める総発光期間(割合DUTY)が1フィールド期間Tの0%から60%の範囲で調整することが可能となる。
また、動画ボケやフリッカの観点から見ると、この駆動例の場合、見かけ上の発光期間を45%から60%に制御できる。
これにより、フリッカと動画ボケの両方の観点から画質の低下を抑制できる。
このように、駆動例6を用いれば画質の低下を抑制しつつ、ピーク輝度レベルを広範囲で調整することができる。
(B−7)表示パネルの駆動例7
ここでは、3つの発光期間のうち1つ目の発光期間と3つ目の発光期間の発光期間長を駆動例3の可変技術を適用し、2つ目の発光期間の発光期間長を駆動例4の可変技術を適用する場合について説明する。
すなわち、1つ目の発光期間の開始タイミングと3つ目の発光期間の終了タイミングを固定して他方のタイミングを可変制御すると共に、2つ目の発光期間については基点を中心に開始タイミングと終了タイミングの両方を可変制御する場合について説明する。
なお、この駆動例の場合も、ピーク輝度レベルの調整量を与える総発光期間長(割合DUTY)の最大値を1フィールド期間の60%とする。また、1回目の発光期間の長さと、2回目の発光期間の長さと、3回目の発光期間の長さの比は1:2:1とする。
すなわち、1回目の発光期間に15%、2回目の発光期間に30%、3回目の発光期間に15%をそれぞれ割り当てるものとする。
従って、この駆動例では、1回目の発光期間の開始タイミングを0%、2回目の発光期間の基点を30%、3回目の発光期間の終了タイミングを60%に固定する。
図33及び図34に、この駆動手法に対応する第2の走査線VSCAN2の駆動タイミング例を示す。なお、図33は総発光期間長が短い場合に対応し、図34は総発光期間長が長い場合に対応する。
因みに、図33及び図34の場合も、前述した駆動例の場合と同様、20ラインで位相関係が一巡するものとして表しているが、実際にはMラインで位相関係が一巡するように設定する。
このとき、発光タイミング決定部23は、s番目の走査線VSCAN2(s) に対応する発光期間を次式に基づいて決定する。
ただし、以下の計算式の場合にも、1フィールド期間がm個の水平走査期間で与えられるものとする。また、s番目の走査線VSCAN2(s) は、s番目の水平走査期間に書き込み動作が行われ、同時に発光が開始されるものとする。
また、1フィールド期間Tに占める総発光期間の割合をDUTYで表すものとする。なお、計算結果が整数値にならない場合には、対応するタイミングをクロック単位で前後させる。
このとき、発光期間と消灯期間は、それぞれ次式で与えられる。
(0<DUTY<0.6の場合)
1回目の発光期間:
〔(s-1)/m〕・T<t<{〔(s-1)/m〕+DUTY・(1/4)}・T
1回目の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+DUTY・(1/4)}・T<t<{〔(s-1)/m〕+0.3-DUTY・(1/4)}・T
2回目の発光期間:
{〔(s-1)/m〕+0.3-DUTY・(1/4)}・T<t<{〔(s-1)/m〕+0.3+DUTY・(1/4)}・T
2回目の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+0.3+DUTY・(1/4)}・T<t<{〔(s-1)/m〕+0.6-DUTY・(1/4)}・T
3回目の発光期間:
{〔(s-1)/m〕+0.6-DUTY・(1/4)}・T<t<{〔(s-1)/m〕+0.6}・T
3回目の消灯期間:
{〔(s-1)/m〕+0.6}・T<t<{〔(s-1)/m〕+1}・T
この駆動例を採用すれば、1フィールド期間Tに占める総発光期間(割合DUTY)が1フィールド期間Tの0%から60%の範囲で調整することが可能となる。
また、動画ボケやフリッカの観点から見ると、この駆動例の場合、見かけ上の発光期間を60%に制御できる。
これにより、フリッカと動画ボケの両方の観点から画質の低下を抑制できる。
このように、駆動例7を用いれば画質の低下を抑制しつつ、ピーク輝度レベルを広範囲で調整することができる。
(C)他の形態例
(C−1)発光期間長の相対比
前述した駆動例では、発光期間長の最も長い発光期間と発光期間長の最も短い発光期間の比が3:1の場合と、2:1の場合について説明した。
しかし、発光期間の比はこれら以外でも構わない。なお、複数の発光期間のうちで1つの発光期間が主に視認されるようにするためには、発光期間長の比が1.5:1以上であることが望ましい。
(C−2)調整ステップの制御
前述した駆動例においては、1フィールド期間内の発光期間の数が2つの場合を例に、その一方の発光期間の長さだけを1調整ステップ単位で可変する場合について説明した。
勿論、1フィールド期間内の発光期間の数が3つ以上の場合にも同様に、1つの発光期間の長さだけを1調整ステップ単位で可変制御しても良い。
なお、調整ステップ幅は1調整ステップより大きくなるが、1調整ステップずつ長さを可変する発光期間の数をN−1個とすることで、N個全ての発光期間の長さを1調整ステップずつ可変する場合よりも調整ステップ幅を小さくすることができる。これにより、ピーク輝度の調整ステップ数を増やすことができると共に、調整ステップ幅を小さくして輝度変化を滑らかにできる。
(C−3)製品例
(a)ドライブIC
前述の説明では、画素アレイ部と駆動回路とが1つのパネル上に形成されている場合について説明した。
しかし、画素アレイ部3と駆動回路部5、7、9、23等とは別々に製造し、流通することもできる。例えば、駆動回路部5、7、9、23等はそれぞれ独立したドライブIC(integrated circuit)として製造し、画素アレイ部3を形成したパネルとは独立に流通することもできる。
(b)表示モジュール
前述した形態例における有機ELパネル21は、図35に示す外観構成を有する表示モジュール31の形態で流通することもできる。
表示モジュール31は、支持基板35の表面に対向部33を貼り合わせた構造を有している。対向部33は、ガラスその他の透明部材を基材とし、その表面にはカラーフィルタ、保護膜、遮光膜等が配置される。
なお、表示モジュール31には、外部から支持基板35に信号等を入出力するためのFPC(フレキシブルプリントサーキット)37等が設けられていても良い。
(c)電子機器
前述した形態例における有機ELパネルは、電子機器に実装された商品形態でも流通される。
図36に、電子機器41の概念構成例を示す。電子機器41は、前述した有機ELパネル43及びシステム制御部45で構成される。システム制御部45で実行される処理内容は、電子機器41の商品形態により異なる。
なお、電子機器41は、機器内で生成される又は外部から入力される画像や映像を表示する機能を搭載していれば、特定の分野の機器には限定されない。
この種の電子機器41には、例えばテレビジョン受像機が想定される。図37に、テレビジョン受像機51の外観例を示す。
テレビジョン受像機51の筐体正面には、フロントパネル53及びフィルターガラス55等で構成される表示画面57が配置される。表示画面57の部分が、形態例で説明した有機ELパネルに対応する。
また、この種の電子機器41には、例えばデジタルカメラが想定される。図38に、デジタルカメラ61の外観例を示す。図38(A)が正面側(被写体側)の外観例であり、図38(B)が背面側(撮影者側)の外観例である。
デジタルカメラ61は、撮像レンズ(図38は保護カバー63が閉じた状態であるので、保護カバー63の裏面側に配置される。)、フラッシュ用発光部65、表示画面67、コントロールスイッチ69及びシャッターボタン71で構成される。このうち、表示画面67の部分が、形態例で説明した有機ELパネルに対応する。
また、この種の電子機器41には、例えばビデオカメラが想定される。図39に、ビデオカメラ81の外観例を示す。
ビデオカメラ81は、本体83の前方に被写体を撮像する撮像レンズ85、撮影のスタート/ストップスイッチ87及び表示画面89で構成される。このうち、表示画面89の部分が、形態例で説明した有機ELパネルに対応する。
また、この種の電子機器41には、例えば携帯端末装置が想定される。図40に、携帯端末装置としての携帯電話機91の外観例を示す。図40に示す携帯電話機91は折りたたみ式であり、図40(A)が筐体を開いた状態の外観例であり、図40(B)が筐体を折りたたんだ状態の外観例である。
携帯電話機91は、上側筐体93、下側筐体95、連結部(この例ではヒンジ部)97、表示画面99、補助表示画面101、ピクチャーライト103及び撮像レンズ105で構成される。このうち、表示画面99及び補助表示画面101の部分が、形態例で説明した有機ELパネルに対応する。
また、この種の電子機器41には、例えばコンピュータが想定される。図41に、ノート型コンピュータ111の外観例を示す。
ノート型コンピュータ111は、下型筐体113、上側筐体115、キーボード117及び表示画面119で構成される。このうち、表示画面119の部分が、形態例で説明した有機ELパネルに対応する。
これらの他、電子機器41には、オーディオ再生装置、ゲーム機、電子ブック、電子辞書等が想定される。
(C−4)他の表示デバイス例
前述した駆動方法は、有機ELパネル以外にも適用できる。例えば無機ELパネル、LEDを配列する表示パネル、その他のダイオード構造を有する発光素子を画面上に配列する自発光型の表示パネルに適用できる。
また、前述した駆動方法は、液晶ディスプレイパネルその他の非自発光型の表示パネルにも適用することができる。
(C−5)他の画素回路例
前述の説明では、アクティブマトリクス駆動型の画素回路例(図2、図3)について説明した。
しかし、画素回路の構成は、これらに限られるものではなく、既存の又は将来提案される様々な構成の画素回路にも適用できる。
(C−6)その他
前述した形態例には、発明の趣旨の範囲内で様々な変形例が考えられる。また、本明細書の記載に基づいて創作される又は組み合わせられる各種の変形例及び応用例も考えられる。
1 有機ELパネル
3 画素アレイ部
5 走査線駆動部
7 走査線駆動部
9 データ線駆動部
11 画素回路
21 有機ELパネル
23 発光タイミング決定部

Claims (10)

  1. 画素が1フィールド期間内に発光する総発光期間長を制御する表示パネル駆動方法であって、
    画素について1フィールド期間内にN(Nは、N≧2)個の発光期間を配置し、1回目の発光期間の開始タイミングからN回目の発光期間の終了タイミングまでの期間長が1フィールド期間長の25%以上75%以下であり、特定の発光期間における発光期間長がその他の発光期間における各発光期間長よりも長く、且つ、N=2の場合には特定の発光期間が2回目の発光期間に配置されN≧3の場合には発光時間の中央に位置するように特定の発光期間が配置されるように各発光期間を制御し、
    総発光期間長の制御を、発光期間の終了タイミングを制御することにより行う、
    示パネル駆動方法。
  2. 画素が1フィールド期間内に発光する総発光期間長を制御する表示パネル駆動方法であって、
    画素について1フィールド期間内にN(Nは、N≧2)個の発光期間を配置し、1回目の発光期間の開始タイミングからN回目の発光期間の終了タイミングまでの期間長が1フィールド期間長の25%以上75%以下であり、特定の発光期間における発光期間長がその他の発光期間における各発光期間長よりも長く、且つ、N=2の場合には特定の発光期間が2回目の発光期間に配置されN≧3の場合には発光時間の中央に位置するように特定の発光期間が配置されるように各発光期間を制御し、
    総発光期間長の制御を、発光期間と発光期間との間の消灯期間を両方向から狭めあるいは両方向に広げるように、発光期間の終了タイミングと発光期間の開始タイミングとを制御することにより行う、
    表示パネル駆動方法。
  3. 更に、N回目の発光期間の終了タイミングを可変制御する
    請求項2に記載の表示パネル駆動方法。
  4. 1回目の発光期間の開始タイミングとN回目の発光期間の終了タイミングは固定されている
    請求項2に記載の表示パネル駆動方法。
  5. 画素が1フィールド期間内に発光する総発光期間長を制御する表示パネル駆動部であって、画素について1フィールド期間内にN(Nは、N≧2)個の発光期間を配置し、1回目の発光期間の開始タイミングからN回目の発光期間の終了タイミングまでの期間長が1フィールド期間長の25%以上75%以下であり、特定の発光期間における発光期間長がその他の発光期間における各発光期間長よりも長く、且つ、N=2の場合には特定の発光期間が2回目の発光期間に配置されN≧3の場合には発光時間の中央に位置するように特定の発光期間が配置されるように各発光期間を制御し、総発光期間長の制御を、発光期間の終了タイミングを制御することにより行う表示パネル駆動部と、
    アクティブマトリクス駆動方式に対応する画素構造を有する表示パネルとを有する表示装置。
  6. 画素が1フィールド期間内に発光する総発光期間長を制御する表示パネル駆動部であって、画素について1フィールド期間内にN(Nは、N≧2)個の発光期間を配置し、1回目の発光期間の開始タイミングからN回目の発光期間の終了タイミングまでの期間長が1フィールド期間長の25%以上75%以下であり、特定の発光期間における発光期間長がその他の発光期間における各発光期間長よりも長く、且つ、N=2の場合には特定の発光期間が2回目の発光期間に配置されN≧3の場合には発光時間の中央に位置するように特定の発光期間が配置されるように各発光期間を制御し、総発光期間長の制御を、発光期間と発光期間との間の消灯期間を両方向から狭めあるいは両方向に広げるように、発光期間の終了タイミングと発光期間の開始タイミングとを制御することにより行う表示パネル駆動部と、
    アクティブマトリクス駆動方式に対応する画素構造を有する表示パネルとを有する表示装置。
  7. 画素が1フィールド期間内に発光する総発光期間長を制御する表示パネル駆動部であって、画素について1フィールド期間内にN(Nは、N≧2)個の発光期間を配置し、1回目の発光期間の開始タイミングからN回目の発光期間の終了タイミングまでの期間長が1フィールド期間長の25%以上75%以下であり、特定の発光期間における発光期間長がその他の発光期間における各発光期間長よりも長く、且つ、N=2の場合には特定の発光期間が2回目の発光期間に配置されN≧3の場合には発光時間の中央に位置するように特定の発光期間が配置されるように各発光期間を制御し、総発光期間長の制御を、発光期間の終了タイミングを制御することにより行う表示パネル駆動部を有する表示パネル駆動装置。
  8. 画素が1フィールド期間内に発光する総発光期間長を制御する表示パネル駆動部であって、画素について1フィールド期間内にN(Nは、N≧2)個の発光期間を配置し、1回目の発光期間の開始タイミングからN回目の発光期間の終了タイミングまでの期間長が1フィールド期間長の25%以上75%以下であり、特定の発光期間における発光期間長がその他の発光期間における各発光期間長よりも長く、且つ、N=2の場合には特定の発光期間が2回目の発光期間に配置されN≧3の場合には発光時間の中央に位置するように特定の発光期間が配置されるように各発光期間を制御し、総発光期間長の制御を、発光期間と発光期間との間の消灯期間を両方向から狭めあるいは両方向に広げるように、発光期間の終了タイミングと発光期間の開始タイミングとを制御することにより行う表示パネル駆動部を有する表示パネル駆動装置。
  9. 画素が1フィールド期間内に発光する総発光期間長を制御する表示パネル駆動部であって、画素について1フィールド期間内にN(Nは、N≧2)個の発光期間を配置し、1回目の発光期間の開始タイミングからN回目の発光期間の終了タイミングまでの期間長が1フィールド期間長の25%以上75%以下であり、特定の発光期間における発光期間長がその他の発光期間における各発光期間長よりも長く、且つ、N=2の場合には特定の発光期間が2回目の発光期間に配置されN≧3の場合には発光時間の中央に位置するように特定の発光期間が配置されるように各発光期間を制御し、総発光期間長の制御を、発光期間の終了タイミングを制御することにより行う表示パネル駆動部と、
    アクティブマトリクス駆動方式に対応する画素構造を有する表示パネルと、
    システム制御部と、
    システム制御部に対する操作入力部とを有する電子機器。
  10. 画素が1フィールド期間内に発光する総発光期間長を制御する表示パネル駆動部であって、画素について1フィールド期間内にN(Nは、N≧2)個の発光期間を配置し、1回目の発光期間の開始タイミングからN回目の発光期間の終了タイミングまでの期間長が1フィールド期間長の25%以上75%以下であり、特定の発光期間における発光期間長がその他の発光期間における各発光期間長よりも長く、且つ、N=2の場合には特定の発光期間が2回目の発光期間に配置されN≧3の場合には発光時間の中央に位置するように特定の発光期間が配置されるように各発光期間を制御し、総発光期間長の制御を、発光期間と発光期間との間の消灯期間を両方向から狭めあるいは両方向に広げるように、発光期間の終了タイミングと発光期間の開始タイミングとを制御することにより行う表示パネル駆動部と、
    アクティブマトリクス駆動方式に対応する画素構造を有する表示パネルと、
    システム制御部と、
    システム制御部に対する操作入力部とを有する電子機器。
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