JP5250151B1 - 平型ケーブル用固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 異なるサイズの平型ケーブルに使用可能な平型ケーブル用固定具を提供する。
【解決手段】 クロージャや接続箱、それらにセットするトレー等の機器の配線口から外に引き出され或いは配線口から機器内に引き込まれるテンションメンバー(抗張力線)入りの平型ケーブルを、当該機器に取付けるための平型ケーブル用固定具であり、当該平型ケーブル用固定具は前記機器のセット溝内にセット可能な板状であり、その幅方向一側面に前記平型ケーブルを嵌入可能な嵌入溝が開口して設けられ、前記嵌入溝の溝幅を平型ケーブルの横幅寸法よりも広く縦幅寸法よりも狭くして、平型ケーブルの縦方向両外面を前記嵌入溝の両外側縁に向けて圧入すると、両外側縁が当該平型ケーブルの外被の縦方向向両外面に食い込んで当該平型ケーブルを固定できるようにしたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は平型ケーブル用固定具に関し、特に、クロージャや接続箱、或いはそれらにセットするファイバートレー等(以下これらをまとめて「機器」という。)の配線口から引き出されたり、引き込まれたりするテンションメンバー(抗張力線)入りの平型ケーブル(平型光ケーブルを含む。)を機器に取付ける平型ケーブル用固定具に関する。
抗張力線入りの平型ケーブル(平型光ケーブル)の一例として、図8(b)に示すようなものがある。この平型ケーブルは、光ファイバ心線Aの両側に抗張力線Bが配置され、その外周が平型のシース(外被)C(通常、樹脂製)で被覆されている。光ファイバ心線Aはテープ状或いは丸型のものがある。抗張力線Bの外形は、通常、光ファイバ心線Aの厚さ(丸形心線の場合はその外径)よりも大きい。外被Cの外面で光ファイバ心線Aの外側部分には溝Dが光ファイバ心線Aの軸方向に沿って形成されている。
前記平型ケーブルEを前記機器F(図8(a)、(b))の開口部G内に引き込む場合は、平型ケーブルEの端部の外被Cを溝Dに沿って引き裂いて光ファイバ心線Aを所望長露出させ、引き裂いた外被Cを剥ぎ取って抗張力線Bを所望長露出させる。露出した抗張力線Bを機器Fの取付け箇所にネジ止めして固定していた。
前記方法では平型ケーブルEの固定作業が面倒であった。従来、この面倒を改善するために、ケーブル引き留め部品(特許文献1)、ケーブル引き留め方法(特許文献2)が開発されている。
特許文献1のケーブル引き留め部品は、平型ケーブルを二枚の挟着片間に挟んで固定する方式であり、そのケーブル引き留め部品を機器にセットすることにより、平型ケーブルを機器に固定するものである。このケーブル引き留め部品を使用すると、旧来のネジ止め方式に比して固定作業は容易になるが、平型ケーブルを固定する力(挟着力)が弱く、平型ケーブルが外に引かれると、平型ケーブルがスリップするおそれがあった。
特許文献2のケーブル引き留め方法は、ケーブルの引き留めに固定具を使用する方法であり、この固定具の相対する二以上の固定片間の嵌入溝内に平型ケーブルを押し込んで、その固定片の角部(エッジ)を平型ケーブルの外被の横幅方向両外面に食い込ませることによって、平型ケーブルを固定具の嵌入溝内に固定し、この固定具を機器にセットすることにより、平型ケーブルを機器に固定する方法である。この固定具には同文献2の図1に示すように嵌入溝が一つ(一組)しか設けられていないもののほか、同文献2の図2に示すように二以上の嵌入溝を備えて、一つの固定具で二以上の平型ケーブルを固定できるものもある。
特開平10−332953号公報 特開2003−21730号公報
前記特許文献2の図1の固定具は、嵌入溝が一つであるため、外被寸法の異なる二種類の平型ケーブルの固定に使用することができず、異なるサイズの平型ケーブルを固定するためには、異なる溝幅寸法の嵌入溝を備えた固定具を別途用意しなければならないという不便があった。
特許文献2の図2の固定具は、一つの固定具で複数本の平型ケーブルを固定できるというメリットはあるものの、すべての嵌入溝の溝幅寸法が同一であるため、外被寸法が同じ平型ケーブルしか固定できないという不便がある。さらに、特許文献2の図2の固定具では、平型ケーブルをセットしない(使用しない)嵌入溝が機器の開口部に開口しているため、そこから外部の埃が侵入するおそれがあり、機器内の電子部品部の接触不良や動作不良の一因となりかねない。
また、前記特許文献2の図2の固定具を用いて平型ケーブルを固定する場合、引き留め部において伝送損失が大きくなったり、光ファイバの破断が発生したりするおそれがある。さらに、特許文献2の図2の固定具は、引き留め具への平型ケーブル差し込み方向が、機器への引き留め具差し込み方向と同じであるため、そのままでは、平型ケーブルが差し込んだ方向に位置ずれしたり抜け易くなったりするおそれもある。
本発明の目的は、外被サイズが異なる二種以上の平型ケーブルの固定に使用可能であり、外部から塵芥が侵入しにくく、機器内の接触不良や動作不良が生じにくい平型ケーブル用固定具を提供することにある。
本発明の平型ケーブル用固定具は、クロージャや接続箱、それらにセットするトレー等の機器の配線口から外に引き出され或いは配線口から機器内に引き込まれるテンションメンバー(抗張力線)入りの平型ケーブルを、当該機器に取付けるための平型ケーブル用固定具であり、当該平型ケーブル用固定具は前記機器のセット溝内にセット可能な板状であり、その幅方向一側面に前記平型ケーブルを嵌入可能な嵌入溝が開口して設けられ、前記嵌入溝の溝幅を平型ケーブルのテンションメンバーの配列方向に交差する方向(横方向:以下、明細書、特許請求の範囲において同じ)の寸法(横幅寸法)よりも広く、テンションメンバーの配列方向(縦方向:以下、明細書、特許請求の範囲において同じ)の寸法(縦幅寸法)よりも狭くして、平型ケーブルの縦方向両外面を前記嵌入溝の両外側縁に向けて(縦向きにして)圧入すると、両外側縁が当該平型ケーブルの外被の縦方向両外面(両抗張力線の外側)に食い込んで当該平型ケーブルを固定できるようにしたものである。
前記平型ケーブル用固定具は、溝幅の異なる嵌入溝が二以上形成され、それら二以上の嵌入溝は上下方向に離れて形成され、且つ幅方向一側面に開口して又は幅方向両側面に開口して設けられ、前記二以上の嵌入溝は溝幅が異なり、夫々の嵌入溝の溝幅を平型ケーブルの横幅寸法よりも広く縦幅寸法よりも狭くして、縦幅寸法の異なる平型ケーブルを縦向きに嵌入できる広さにしてあり、二以上の嵌入溝のいずれかを選択して、その嵌入溝内に平型ケーブルを縦向きに嵌入できるようにすることができる。
本発明の平型ケーブル用固定具は、前記機器のセット溝内にセット可能な「く」字状(ほぼ「く」字状、L字状、ほぼL字状を含む:以下、明細書、特許請求の範囲において同じ)であり、夫々の面に嵌入溝が形成され、それら嵌入溝は溝幅が異なり、いずれの嵌入溝も平型ケーブルの横幅寸法よりも広く縦幅寸法よりも狭くして、縦幅寸法の異なる平型ケーブルを縦向きに嵌入できる広さであり、平型ケーブルの縦方向両外面を前記嵌入溝の高さ方向にして(縦向きにして)圧入すると、両外側縁が当該平型ケーブルの外被の縦方向両外面に食い込んで当該平型ケーブルを固定できるようにすることができる。
本発明の平型ケーブル用固定具は、前記機器のセット溝内にセット可能な「く」字状であり、一方の面にのみ溝幅の異なる二以上の嵌入溝が離して開口され、いずれの嵌入溝も平型ケーブルの横幅寸法よりも広く縦幅寸法よりも狭く、縦幅寸法の異なる平型ケーブルをその縦方向に嵌入できる広さであり、平型ケーブルの縦方向両外面が前記嵌入溝の両外側縁に向けて圧入されることにより、当該両外側縁が当該平型ケーブルの外被の縦方向両外面に食い込んで当該平型ケーブルを固定できるようにすることができる。
本発明の平型ケーブル用固定具は、前記機器のセット溝内にセット可能な「コ」字状(ほぼ「コ」字状を含む:以下、明細書、特許請求の範囲において同じ)であり、対向面の夫々に嵌入溝を備え、それら嵌入溝は平型ケーブルの横幅寸法よりも広く縦幅寸法よりも狭く、縦幅寸法の異なる平型ケーブルを縦向きに嵌入できる広さであり、平型ケーブルの縦方向両外面を前記嵌入溝の両外側縁に向けて圧入すると、両外側縁が当該平型ケーブルの外被の縦方向両外面に食い込んで当該平型ケーブルを固定できるようにしたものである。
前記「コ」字状の平型ケーブル用固定具は、対向面の夫々に溝幅の異なる二以上の嵌入溝を設け、それら嵌入溝は上下方向に離して開口して設けることもできる。
前記平型ケーブル用固定具において、平型ケーブルは平型光ケーブルとすることができる。
本発明の平型ケーブル用固定具は次のような効果がある。
(1)外側縁が平型ケーブルの外被の縦方向両外面に食い込むため、食い込みが深くなっても、両抗張力線の間に配置されている光ファイバ心線が損傷するおそれがない。
(2)嵌入溝が二以上あり、それら嵌入溝の溝幅寸法が異なるため、一つの平型平型ケーブル用固定具で、異なるサイズの平型ケーブルを固定することができ、平型ケーブルの寸法に合わせて二以上の他の固定具を別途用意する必要がなく、コストを低減することができる。
(3)「コ」字状の二個の平型ケーブル用固定具を対向させて平型ケーブルを挟着固定できるので、平型ケーブルの固定が安定し、機器の配線口への取付けも安定する。
(4)平型ケーブルがテンションメンバーよりも光ファイバ方向へ食い込まないようにすることができるため、引き留め部において伝送損失が大きくなったり、ケーブルが破断したりするのを防止することができる。
(5)機器への平型ケーブル用固定具差し込み方向と、平型ケーブル用固定具への平型ケーブルの差し込み方向が交差する方向であるため、平型ケーブルが平型ケーブル用固定具への差し込み方向と反対側へ位置ずれすることがない。
本発明の平型ケーブル用固定具を板状にした場合の一例を示すものであって、(a)は接続箱に差し込む前の斜視図、(b)、(c)は板状の平型ケーブル用固定具の異なる例を示す説明図。 本発明の平型ケーブル用固定具を「く」字状にした場合の一例を示すものであって、(a)は接続箱に差し込む前の斜視図、(b)は接続箱に差し込んで固定した状態の斜視図。 (a)は図2(a)に示す平型ケーブル用固定具の嵌入溝と平型ケーブルとの関係を示す説明図、(b)は図1(a)に示す平型ケーブル用固定具の嵌入溝と平型ケーブルと一方の嵌入溝の関係を示す説明図。 本発明の平型ケーブル用固定具を「く」字状にした場合の他例を示す斜視図。 (a)は本発明の平型ケーブル用固定具を「コ」字状にした場合の一例を示す斜視図、(b)は(a)の平型ケーブル用固定具を対向させて平型ケーブルを挟着保持した状態の平面図。 図5(a)、(b)に示す「コ」字状の平型ケーブル用固定具を取付ける機器のセット溝の一例を示す斜視図。 本発明の平型ケーブル用固定具を「コ」字状にした場合の他例を示す斜視図。 (a)は従来の平型ケーブル(平型光ケーブル)用固定具を機器に取付けた状態の斜視図、(b)は(a)の平型ケーブル用固定具をセット溝にセットした状態の拡大図。
本発明の平型ケーブル用固定具(以下「固定具」という)1の実施形態について、図面を参照して説明する。本発明の固定具1は各種平型ケーブルの固定具として用いることができるが、ここでは、平型ケーブルEが図3(a)、(b)に示すような平型光ケーブルの場合を一例として説明する。
(図1(a)の固定具の実施形態)
図1(a)に示す固定具1は、クロージャや接続箱、それらにセットするトレー等の機器F(図8(a))の取付け部(開口部)Gから外に引き出され或いは開口部Gから機器F内に引き込まれるテンションメンバー(抗張力線)入りの平型ケーブル(以下「ケーブル」という)Eを、当該機器Fに取付けるためのものである。
この固定具1は前記機器Fのセット部H内にセット可能な板状であり、その幅方向一側面に開口する(側面開口の)嵌入溝3を備えたものである。嵌入溝3の溝幅VはケーブルEの横幅寸法よりも広く縦幅寸法よりも狭くして、ケーブルEの外被Cの縦方向両外面を嵌入溝3の両外側縁4に向けて(縦向きにして)圧入すると、両外側縁4がケーブルEの外被Cの縦方向両外面に食い込んでケーブルEを固定できるようにしてある。嵌入溝3の溝幅VはケーブルEを縦向きにして側方から嵌入できる広さにしてある。
(図1(b)の固定具の実施形態)
図1(b)の固定具1は、図1(a)の固定具1と同様に使用されるものである。この固定具1の幅方向一側面には溝幅の異なる二つの嵌入溝3a、3bが形成されている。両嵌入溝3a、3bは上下方向に離れて平行に形成されている。二つの嵌入溝3a、3bは溝幅が異なり、夫々の嵌入溝3a、3bの溝幅V1、V2は、ケーブルEの外被Cの横幅寸法よりも広く縦幅寸法よりも狭くして、縦幅寸法の異なるケーブルEを縦向きに嵌入できる広さにしてあり、二つの嵌入溝3a、3bのいずれかを選択して、その嵌入溝3内にケーブルEを縦向きに嵌入できるようにしてある。嵌入溝3は三つ以上とすることもできる。
(図1(c)の固定具の実施形態)
図1(c)の固定具1は図1(a)、(b)の固定具1と同様に使用されるものである。この固定具1は、幅方向一方に嵌入溝3aが、幅方向他方に嵌入溝3aと溝幅の異なる嵌入溝3bが形成されている。夫々の嵌入溝3a、3bの溝幅V1、V2は、ケーブルEの外被Cの横幅寸法よりも広く縦幅寸法よりも狭くして、縦幅寸法の異なるケーブルEを縦向きに嵌入できる広さにしてあり、二以上の嵌入溝3a、3bのいずれかを選択して、その嵌入溝3内にケーブルEを縦向きに嵌入できるようにしてある。この場合も、二つの嵌入溝3a、3bのいずれかを選択して、その嵌入溝3内にケーブルEを縦向きに嵌入できるようにしてある。嵌入溝3は三つ以上とすることもできる。
(図1(a)〜(c)の固定具の使用例)
図1(a)〜(c)のいずれの固定具1を使用する場合も、ケーブルEを嵌入溝3(図1(b)、(c)の場合は、選択した一方の嵌入溝3)内に縦向きに圧入して、嵌入溝3の両外側の外側縁4(外側縁4a、4b)をケーブルEの外被Cの縦方向両外面に食い込ませてケーブルEを固定具1に固定する。この固定具1を、機器Fに形成されているセット溝H内に差し込んで、嵌入溝3に固定されたケーブルEを機器Fの開口部Gにセットすることができる。必要であれば図1(a)に示すようにセット溝Hを二本平行に形成し、夫々のセット溝H内に二つの固定具1を差し込んで使用することもできる。このようにすれば、ケーブルEが二つの固定具1に固定されるため、固定が確実になる。開口部GはケーブルEを縦向きにして挿入可能な幅と深さにしてある。
(図2、図3の固定具の実施形態)
図2に示す固定具1は、金属板を直角(ほぼ「く」字状)に曲げて成型され、機器Fに設けられた「く」字状のセット溝H内に差し込むことによって、ケーブルEを固定した固定具1を、機器Fに取付けられるようにしてある。
固定具1のそれぞれの面2a、2bにはケーブルE(図2(b))を嵌入可能な嵌入溝3a、3bが設けられている。嵌入溝3a、3bの溝幅V1、V2は、ケーブルEを縦向きにして嵌入できる広さにしてある。両嵌入溝3a、3bの溝幅V1、V2は、一方の面2aに設けられた嵌入溝3aの溝幅V1を他方の面2bに設けられた嵌入溝3bの溝幅V2よりも広くし、一つの固定具1で溝幅寸法が異なる二種類のケーブルEを嵌入固定できるようにしてある。面2a、2bは平面であっても湾曲面等であってもよい。
固定具1の嵌入溝3a、3bの溝幅寸法とケーブルEの縦方向の寸法の関係を、図3(a)、(b)に示す。図3(a)に示すケーブルEは縦幅寸法W1が3.1mmのもの、同(b)に示すケーブルEは縦幅寸法W2が2.0mmのものであり、いずれも汎用品である。一方の面2aに設けられた嵌入溝3aの溝幅V1はケーブルEの縦幅寸法W1よりも狭く、他方の面2bに設けられた嵌入溝3bの溝幅V2はケーブルEの縦幅寸法W2よりも狭くしてあり、ケーブルEを嵌入溝3に嵌入した際に、ケーブルEの外被Cの縦方向の両外側面(図3(a)、(b)では外被Cの上下両面)に面2a(又は面2b)の外側縁4a(又は外側縁4b)が食い込んで、ケーブルEが嵌入溝3a、3b内でスリップせず、嵌入溝3a、3bから不用意に抜けないようにしてある。
前記嵌入溝3a、3bの溝幅寸法は一例であり、嵌入溝3a、3bに嵌入したケーブルEの外被Cにいずれかの面2a、2bの外側縁4a、4bが食い込んで、ケーブルEを固定できる限り、これ以外の寸法であってもよい。
嵌入溝3の入り口側の角部6は外向き広がりのテーパーに形成され、ケーブルEを嵌入溝3内に嵌入し易くしてある。嵌入溝3の外側縁4にはケーブルEの外被Cに食い込み易くするための係止歯(図示しない)を設けることもできる。係止歯の形状、向き、突出寸法、本数等は適宜設計することができる。
(図2(a)の固定具の使用例)
図2(a)の固定具1を使用してケーブルEを機器Fに固定するには、ケーブルEを面2a、2bのうちいずれか一方の面(例えば、面2a)の嵌入溝(例えば、嵌入溝3a)に嵌入(圧入)してケーブルEの外被Cに面2aの外側縁4aを食い込ませ、ケーブルEが固定具1から不用意に抜けないようにする。ケーブルEを固定してから固定具1を図2(a)の下方(矢印方向)に下げて、図2(b)のように機器Fの「く」字状のセット溝Hに差し込んで、固定具1及びそれに固定されているケーブルEを機器F内に固定する。これにより、ケーブルEに図2(b)の外側への外力が加わっても、ケーブルEは同方向にスライドしたり、抜けたりすることがない。
(図4の固定具の実施形態)
図4に示す固定具1は、基本的構成において図2(a)に示すものと同じであり、異なるのは、「く」字状に形成された固定具1の面2a、2bのうち一方の面(図4では、面2a)に二つの嵌入溝3a、3bを上下に離して平行に設けたことである。両嵌入溝3a、3bは異なる溝幅V1、V2としてある。
(図4の固定具の使用例)
図4の固定具1を使用してケーブルEを機器Fに固定するには、ケーブルEを一方の嵌入溝(例えば、嵌入溝3a)に嵌入(圧入)してケーブルEの外被Cに面2aの外側縁4aを食い込ませて、ケーブルEを固定具1から抜けないように固定してから、固定具1を図2(b)のように機器Fの「く」字状のセット溝Hに差し込んで、固定具1及びそれに固定されているケーブルEを機器F内に固定する。これにより、ケーブルEに外向きの外力が加わっても、ケーブルEは同方向にスライドしたり、抜けたりすることがない。
(図5(a)の固定具の実施形態)
図5(a)に示す固定具1は、基本的構成において前記各実施形態に示すものと同じであり、異なるのは、その形状を三面2a、2b、2cを備えた「コ」字状にし、それら三面2a、2b、2cのうち対向する二面2a、2bに嵌入溝3を設けたことである。嵌入溝3の溝幅Vは、前記実施形態と同じように、ケーブルEを縦向きに嵌入できる寸法にしてある。
(図5(a)の固定具の使用例)
図5(a)の固定具1は、5(b)に示すように二つの固定具1をケーブルEの軸方向にずらして対向させて、両固定具1の嵌入溝3a、3b内にケーブルEを挟着保持してから、その二つの固定具1を機器Fの開口部G(図6)にセットして機器Fに取付ける。対向配置した二つの固定具1は図5(b)のように平面視ほぼ台形状になるため、機器Fの出口側に向けて先細りのセット溝H内に圧入して(押し込んで)セットする。
(図7の固定具の実施形態)
図7に示す固定具1も、基本的構成において図5(a)に示すものと同じであり、異なるのは、対向する二面2a、2bの夫々に二つの嵌入溝3a、3bを設けたことである。二つの嵌入溝3a、3bは溝幅V1、V2を異なるものとして、夫々の嵌入溝3a、3bに縦幅寸法が異なるケーブルEを嵌入できるようにしてある。
(図7の固定具の使用例)
図7の固定具1は図5(b)に示すように、二つの固定具1をケーブルの軸方向にずらして対向させて、両固定具1の一方の嵌入溝(例えば、嵌入溝3a)内にケーブルEを挟着保持してから、その二つの固定具1を機器Fのセット溝H(図6)にセットして機器Fに取付ける。
本発明の固定具1は、平型光ケーブルの固定に特に適したものであるが、平型光ケーブル以外のケーブルの固定に用いることもできる。
1 平型ケーブル用固定具
2a、2b、2c 面
3、3a、3b 嵌入溝
4a、4b 外側縁
6 角部
A 光ファイバ心線
B テンションメンバー(抗張力線)
C 外被
D 溝
E 平型ケーブル
F 機器
G 開口部
H セット溝
V、V1、V2 嵌入溝の溝幅
1、W2 ケーブルの縦幅寸法

Claims (7)

  1. クロージャや接続箱、それらにセットするトレー等の機器の配線口から外に引き出され或いは配線口から機器内に引き込まれるテンションメンバー入りの平型ケーブルを、当該機器に取付けるための平型ケーブル用固定具であり、当該平型ケーブル用固定具は前記機器のセット溝内にセット可能な板状であり、その幅方向一側面に前記平型ケーブルを嵌入可能な嵌入溝が開口して設けられ、前記嵌入溝の溝幅は平型ケーブルのテンションメンバーの配列方向に交差する方向(横方向)の寸法(横幅寸法)よりも広く、テンションメンバーの配列方向(縦方向)の寸法(縦幅寸法)よりも狭く、平型ケーブルの縦方向両外面が前記嵌入溝の両外側縁に向けて圧入されることにより、当該両外側縁が当該平型ケーブルの外被の縦幅方向両外面に食い込んで当該平型ケーブルを固定できることを特徴とする平型ケーブル用固定具。
  2. 請求項1記載の平型ケーブル用固定具において、溝幅の異なる嵌入溝が二以上形成され、それら二以上の嵌入溝は離れて形成され、且つ幅方向一側面に開口して又は幅方向両側面に開口して設けられ、前記二以上の嵌入溝は溝幅が異なり、夫々の嵌入溝の溝幅は平型ケーブルの横幅寸法よりも広く縦幅寸法よりも狭く、縦幅寸法の異なる平型ケーブルをその配列方向に沿って嵌入できる広さにされており、二以上の嵌入溝のいずれかを選択して、その嵌入溝内に平型ケーブルを縦向きに嵌入できることを特徴とする平型ケーブル用固定具。
  3. クロージャや接続箱、それらにセットするトレー等の機器の配線口から外に引き出され或いは配線口から機器内に引き込まれるテンションメンバー入りの平型ケーブルを、当該機器に取付けるための平型ケーブル用固定具であり、前記機器のセット溝内にセット可能な「く」字状(ほぼ「く」字状、L字状、ほぼL字状を含む。)であり、夫々の面に嵌入溝が形成され、それら嵌入溝は溝幅が異なり、いずれの嵌入溝も平型ケーブルの横幅寸法よりも広く縦幅寸法よりも狭く、縦幅寸法の異なる平型ケーブルをその縦方向に嵌入できる広さであり、平型ケーブルの縦方向両外面が前記嵌入溝の両外側縁に向けて圧入されることにより、当該両外側縁が当該平型ケーブルの外被の縦方向両外面に食い込んで当該平型ケーブルを固定できることを特徴とする平型ケーブル用固定具。
  4. クロージャや接続箱、それらにセットするトレー等の機器の配線口から外に引き出され或いは配線口から機器内に引き込まれるテンションメンバー入りの平型ケーブルを、当該機器に取付けるための平型ケーブル用固定具であり、前記機器のセット溝内にセット可能な「く」字状(ほぼ「く」字状、L字状、ほぼL字状を含む。)であり、一方の面にのみ溝幅の異なる二以上の嵌入溝が離して開口され、いずれの嵌入溝も平型ケーブルの横幅寸法よりも広く縦幅寸法よりも狭く、縦幅寸法の異なる平型ケーブルをその縦方向に嵌入できる広さであり、平型ケーブルの縦方向両外面が前記嵌入溝の両外側縁に向けて圧入されることにより、当該両外側縁が当該平型ケーブルの外被の縦方向両外面に食い込んで当該平型ケーブルを固定できることを特徴とする平型ケーブル用固定具
  5. クロージャや接続箱、それらにセットするトレー等の機器の配線口から外に引き出され或いは配線口から機器内に引き込まれるテンションメンバー入りの平型ケーブルを、当該機器に取付けるための平型ケーブル用固定具であり、前記機器のセット溝内にセット可能な「コ」字状(ほぼ「コ」字状を含む。)であり、対向面の夫々に嵌入溝を備え、それら嵌入溝は平型ケーブルの横幅寸法よりも広く縦幅寸法よりも狭く、縦幅寸法の異なる平型ケーブルをその縦方向に嵌入できる広さであり、平型ケーブルの縦方向両外面が前記嵌入溝の両外側縁に向けて圧入されることにより、当該両外側縁が当該平型ケーブルの外被の縦方向両外面に食い込んで当該平型ケーブルを固定できることを特徴とする平型ケーブル用固定具。
  6. 請求項5記載の平型ケーブル用固定具において、対向面の夫々に溝幅の異なる二以上の嵌入溝が設けられ、それら嵌入溝が離して開口されたことを特徴とする平型ケーブル用固定具。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の平型ケーブル用固定具において、平型ケーブルが平型光ケーブルであることを特徴とする平型ケーブル用固定具。

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JP2003021730A (ja) * 2001-07-10 2003-01-24 Furukawa Electric Co Ltd:The 抗張力線入り平型ケーブルの引留め方法
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