JP5204347B1 - 平型ケーブル用固定具 - Google Patents

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【課題】 平型ケーブルを真っ直ぐに押し込みやすく、平型ケーブルの押し込みや抜き取りが容易な平型ケーブル用固定具を提供する。
【解決手段】 各種機器のセット溝内に取付ける平型ケーブル用固定具であって、セット溝内に嵌入可能な底板と二方の側板を備え、二方の側板は底板の上方に対向立設され、両側板の夫々に嵌入溝が形成され、嵌入溝はその溝幅方向中央部に、前記側板と交差して設けられた板状のガイドで溝幅方向に二以上に区画され、区画された夫々の嵌入溝は平型ケーブルを縦向きに嵌入可能な溝幅であり、ガイドは嵌入溝に嵌入される平型ケーブルの配線方向に幅広の板状であって平型ケーブルの外被の一方の横面を支持できるものであり、食い込み部は嵌入溝の側板角縁に形成されて、嵌入溝に嵌入される平型ケーブルの外被の他方の横面に食い込み可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は平型ケーブル用固定具に関し、特に、クロージャや接続箱、或いはそれらにセットするトレー等(以下これらをまとめて「機器」という。)の配線口から引き出されたり、引き込まれたりするテンションメンバー(抗張力線)入りの平型ケーブル(例えば、平型光ケーブル)を機器に取付ける平型ケーブル用固定具に関する。
抗張力線入りの平型ケーブル(平型光ケーブル)の一例として、図5(a)、(b)に示すようなものがある。この平型ケーブルは、光ファイバ心線Aの両側方に抗張力線Bが配置され、その外周が平型のシース(外被)C(通常、樹脂製)で被覆されている。光ファイバ心線Aはテープ状或いは丸型のものがある。抗張力線Bの外形は、通常、光ファイバ心線Aの厚さ(丸形心線の場合はその外径)よりも大きい。外被Cの外面で光ファイバ心線Aの外側部分に、溝Dが光ファイバ心線Aの軸方向に沿って形成されている。
前記平型ケーブルEを前記機器F(図6(a)、(b))の配線口G内に引き込む場合は、平型ケーブルEの端部の外被Cを溝Dに沿って引き裂いて光ファイバ心線Aを所望長露出させ、引き裂いた外被Cを剥ぎ取って抗張力線Bを所望長露出させ、露出した抗張力線Bを機器Fの取付け箇所にネジ止めして固定していた。
前記方法では平型ケーブルEの固定作業が面倒であった。従来、この面倒を改善するために、ケーブル固定具(特許文献1)、ケーブルの引留め方法(特許文献2)が開発されている。
特許文献1のケーブル固定具は、平型ケーブルEを二枚の挟着片間に挟んで固定する方式であり、そのケーブル固定具を機器Fのセット溝H内に固定することにより、平型ケーブルEを機器Fの配線口G(図6(a)、(b))内にセットするものである。このケーブル固定具を使用すると、旧来のネジ止め方式に比して固定作業は容易になるが、平型ケーブルEを固定する力(挟着力)が弱く、平型ケーブルEが外に引かれると、平型ケーブルがスリップするおそれがあった。
特許文献2のケーブルの引留め方法は、平型ケーブルEの外被Cの引留めに引留め部品を使用する方法であり、この引留め部品の相対する二以上の固定片間の嵌入溝内に平型ケーブルEを押し込み、その固定片の角縁(エッジ)を平型ケーブルEの外被Cの横面(抗張力線の配線方向に交差する方向の面)に食い込ませて平型ケーブルEを引留め部品の嵌入溝内に固定し、この引留め部品を機器Fのセット溝H内にセットすることにより、平型ケーブルEを機器Fの配線口G(図6(a)、(b))に固定する方法である。この引留め部品には特許文献2の図1に示すように嵌入溝が一つ(一組)しか設けられていないもののほか、特許文献2の図2に示すように二以上の嵌入溝を備えて、一つの引留め部品で二以上の平型ケーブルEを固定できるものもある。
特開平10−332953号公報 特開2003−21730号公報
前記特許文献2の図1の引留め部品は、嵌入溝が一つであるため、外被寸法の異なる二種類の平型ケーブルの固定に使用することができず、異なるサイズの平型ケーブルを固定するためには、異なる溝幅の嵌入溝を備えた引留め部品を別途用意しなければならないという不便があった。
前記特許文献2の図2の引留め部品は、一つの引留め部品で複数本の平型ケーブルを固定できるというメリットはあるものの、すべての嵌入溝の溝幅が同一であるため、外被寸法が同じ平型ケーブルしか固定できないという不便がある。
また、前記特許文献2の図2の引留め部品を用いて平型ケーブルを固定する場合、引留め部において伝送損失が大きくなったり、光ファイバの破断が発生したりするおそれがある。さらに、特許文献2の図2の引留め部品は、引留め部品への平型ケーブル差し込み方向が、機器への引留め部品差し込み方向と同じであるため、そのままでは、平型ケーブルが差し込んだ方向に位置ずれしたり抜けやすくなったりするおそれもある。
前記特許文献2の図1及び図2の引留め部品はいずれも、平型ケーブルを縦向き(抗張力線配線方向)に押し込む必要があるため、平型ケーブルが安定しにくく、平型ケーブルを押し込む際に、平型ケーブルEが図7に示すように傾きやすく、真っ直ぐに圧入しにくかった。また、両引留め部品は、固定片のエッジを平型ケーブルの外被の横面に食い込ませるものであるため、押し込み時や抜き取り時の抵抗が大きく、押し込みにくい、抜き取りにくい、という難点もあった。
本発明の目的は、平型ケーブルが傾きにくく真っ直ぐに押し込みやすく、平型ケーブルの押し込みや抜き取りが容易な平型ケーブル用固定具を提供することにある。また、外被サイズが異なる二種以上の平型ケーブルをも固定できるようにすることにもある。本願の明細書及び特許請求の範囲では、説明の便宜上、平型ケーブルの抗張力線配列方向を「縦方向」、抗張力線配列方向と交差する方向を「横方向」、外被の縦方向両外面を「縦面」、外被の横方向両外面を「横面」とする。
本発明の平型ケーブル用固定具は、クロージャや接続箱、それらにセットするトレー等の機器の配線口から外に引き出され或いは配線口から機器内に引き込まれるテンションメンバー(抗張力線)入りの断面形状長方形の平型ケーブルを、当該機器に取付けるための平型ケーブル用固定具である。
この平型ケーブル用固定具は、図1(a)、(b)に示すように、前記機器のセット溝内にセット可能なサイズであり、前記セット溝内に嵌入可能な底板と、この底板の上方に立ち上がる二方の側板を備えている。側板は底板の上方に立設対向され、両側板の夫々に嵌入溝が形成され、嵌入溝はその溝幅方向中央部(ほぼ中央部を含む)に、前記側板と交差して設けられた板状のガイドで溝幅方向に二以上に区画され、区画された夫々の嵌入溝は平型ケーブルを縦向きに嵌入可能な溝幅である。ガイドは嵌入溝に嵌入される平型ケーブルの配線方向に幅広の板状であって平型ケーブルの外被の一方の横面を支持できるものである。食い込み部は嵌入溝の側板角縁に形成されて、嵌入溝に嵌入される平型ケーブルの外被の他方の横面に食い込み可能なものである。前記ガイドは図1(c)に示すように底板から立上げて形成することができる。
本発明の平型ケーブル用固定具は、図2(a)、(b)に示すように、前記機器のセット溝内にセット可能なサイズであり、前記機器のセット溝内に嵌入可能な底板と二方の側板を備え、二方の側板は底板の上方に対向立設され、両側板の夫々に嵌入溝が形成され、嵌入溝は平型ケーブルを縦向きに嵌入可能な溝幅であり、嵌入溝の溝幅方向一側方に板状のガイドが、他側方に食い込み部が形成され、ガイドは嵌入溝に嵌入される平型ケーブルの配線方向に幅広の板状であって平型ケーブルの外被の一方の横面を支持できるものである。食い込み部は嵌入溝の側板角縁に形成されて、嵌入溝に嵌入される平型ケーブルの外被の他方の横面に食い込み可能である。前記ガイドは図2(a)、(b)に示すように前記側板を折り曲げて形成することができる。
前記両側板に設けられたガイドは、図2(a)に示すように、嵌入溝の溝幅方向同じ側(図2(a)では共に左側)に配置することも、図2(b)に示すように嵌入溝の溝幅方向異なる側(図2(b)では左側と右側)に配置することもできる。
前記嵌入溝は、図3(a)〜(c)に示すように、対向配置された二方の側板の夫々に二以上設けることもできる。この場合、夫々の側板の二以上の嵌入溝はその溝幅方向に区画板により区画することができる。この場合、ガイドは夫々の側板の嵌入溝の溝幅方向の一方に設けることができ、食い込み部は前記嵌入溝の溝幅方向の他方の側板の角縁又は前記区画板の角縁に設けることができる。
本発明の平型ケーブル用固定具は、図4(a)、(b)に示すように、前記機器のセット溝内にセット可能なサイズであり、横向きの底板と縦向きに対向する二方の側板で上向き開口の「コ」字状(略「コ」字状を含む:以下明細書、特許請求の範囲において同じ)に形成され、二方の側板に嵌入溝が形成され、嵌入溝は平型ケ−ブルを縦向きに嵌入できる溝幅であり、嵌入溝の横に板状のガイドが設けられ、ガイドは嵌入溝内に嵌入される平型ケーブルの配線方向に幅広の板材であり、外被の一方の横面を支持可能である。前記嵌入溝が形成された側板の溝幅方向内側角縁に食い込み部が形成されている。食い込み部は嵌入溝内に嵌入される平型ケーブルの外被の他方の横面に食い込み可能なものである。前記いずれの発明においても、前記ガイドは側板の上方まで突出させることができる。
本発明の平型ケーブル用固定具は次のような効果がある。
(1)平型ケーブルを添わせる板状のガイドを設けたので、ケーブル用固定具への平型ケーブル嵌入時に平型ケーブルをガイドに沿って嵌入溝内に嵌入し易くなる。
(2)平型ケーブルを嵌入溝に嵌入すると、嵌入溝の溝幅方向一方の側縁を食い込み部としたので、平型ケーブルを嵌入溝に縦向きに嵌入するだけで、食い込み部が平型ケーブルの外被の一方の横面に食い込んで、平型ケーブルが不用意に抜けるおそれがない。
(3)溝幅の異なる嵌入溝を二以上設けた場合は、嵌入溝を選択して一つの平型ケーブル用固定具で、横幅寸法、縦幅寸法の異なる(サイズの異なる)二以上の平型ケーブルを嵌入することができるので、平型ケーブルの寸法ごとに溝幅寸法の異なる平型ケーブル固定具を用意する必要がなく、平型ケーブル固定具の種類が少なくて済み、管理の面倒がなく、コストが低減する。
(4)ガイドの上部を側板よりも上まで突出させた場合は、嵌入溝への平型ケーブルの嵌入時に平型ケーブルをガイド部に宛がいやすくなり、平型ケーブルが傾きにくくなり、嵌入溝に嵌入し易くなる。
(5)対向する側板の夫々に嵌入溝を設けた場合は、一本の平型ケーブルの軸方向二カ所を支持できるので、一箇所を支持する場合よりも平型ケーブルが抜けにくくなり、安定する。
(6)離れて対向する側板の夫々に嵌入溝を設け、その嵌入溝の溝幅方向反対側にガイドを設けた場合は、それら反対側のガイドで平型ケーブルの両横面を支持できるので、片面を支持する場合よりも平型ケーブルが抜けにくくなり、安定する。
(a)は本発明の平型ケーブル用固定具の一例を示す斜視図、(b)は(a)の正面図、(c)は(a)の展開図。 (a)、(b)は本発明の平型ケーブル用固定具の他例を示す斜視図。 (a)〜(c)は本発明の平型ケーブル用固定具の他例を示す斜視図。 (a)は本発明の平型ケーブル用固定具の他例を示す斜視図、(b)は(a)の正面図。 (a)、(b)は、抗張力線入りの平型ケーブル(平型光ケーブル)の一例を示す正面図。 (a)は従来の平型ケーブル用固定具を機器に取付けた状態の斜視図、(b)は(a)の平型ケーブル用固定具をセット溝にセットした状態の拡大図。 従来の平型ケーブル用固定具の説明図。
本発明の平型ケーブル用固定具(以下「固定具」という。)の実施形態について、図面を参照して説明する。本発明の固定具は、クロージャや接続箱、それらにセットするトレー等の機器F(図6(a)、(b))の配線口Gから外に引き出され或いは配線口Gから機器F内に引き込まれる抗張力線入りの平型ケーブル(以下「ケーブル」という。)Eを、当該機器Fのセット溝H内にセットして、機器Fに取付けるためのものである。
(実施形態1)
本発明の固定具1の一例として図1(a)、(b)に示すものは、前記機器Fのセット溝H(図6(a)、(b))内にセット可能である。固定具1は一枚の金属板を折り曲げ加工して、前記セット溝H内に嵌入してセット可能な底板2と、底板2の上方に立設対向された二方の側板3を備えている。
二方の側板3は底板2の上方に対向立設されており、両側板3の夫々に嵌入溝4が形成されている。嵌入溝4はその溝幅方向中央部に設けられた板状のガイド5で二以上に区画されている。ガイド5は嵌入溝4内に嵌入されるケーブルEの配線方向に幅広の板状であり、ケーブルEの外被Cの一方の横面C1を支持することができる。区画された夫々の嵌入溝4は図1(b)に示すようにケーブルEを縦向きに嵌入可能な溝幅である。嵌入溝4が形成された側板3の溝幅方向内側角縁を食い込み部6としてある。食い込み部6は嵌入溝4に嵌入されたケーブルEの外被Cの他方の横面C2に食い込み可能である。
ガイド5は図1(c)に示すように底板2に切り込み7を入れて、その内側片8を図1(a)のように立上げて形成することができる。
二つの嵌入溝4の溝幅は同じ寸法としてもいいが、異なる寸法にして、一つの固定具1で、外被寸法の異なるケーブルEを嵌入できるようにすることもできる。
図1(a)、(c)に示す底板2の両側面を平行にして略四角形にしてあるが、それら図に仮想線で示すように両側面を斜めにして台形にして、機器F(図6(a)、(b)の平面視台形のセット溝H(図6(a)、(b))内に密にセット可能とすることもできる。
(実施形態2)
本発明の固定具の一例として図2(a)に示すものは、機器Fのセット溝H(図6(a)、(b))内にセット可能である。この固定具1も一枚の金属板を折り曲げ加工して、前記セット溝H内に嵌入可能な底板2と、底板2の上方に対向立設された二方の側板3を備えている。
両側板3の夫々には嵌入溝4が形成されており、嵌入溝4はケーブルEを縦向きに嵌入可能な溝幅としてある。嵌入溝4の溝幅方向の一側方には板状のガイド5が形成され、他側方の角縁を食い込み部6としてある。ガイド5は嵌入溝4内に嵌入されるケーブルEの配線方向に幅広の板状にして、ケーブルEの外被Cの他方の横面を支持できるようにしてある。食い込み部6は嵌入溝4内に嵌入されたケーブルEの外被Cの一方の横面に食い込み可能である。
前記ガイド5は図2(a)、(b)に示すように側板3の一部を内側に折り曲げて嵌入溝4を形成することにより形成される。図2(a)の二枚のガイド5は共に嵌入溝4の溝幅の同じ方向に設けられており、互いに内側に折り曲げられて対向している。図2(b)の二枚のガイド5は嵌入溝4の溝幅方向反対側に設けられ、互いに内側に折り曲げられて斜向かい対向している。
図2(a)、(b)の底板2はその両側面を斜めにして平面視台形のセット溝H内に嵌合できるようにあるが、セット溝Hが方形の場合はその形状に合わせて変えることができる。
(実施形態3)
本発明の固定具の一例として図3(a)に示すものは、機器Fのセット溝H(図6(a)、(b))内にセット可能であり、この固定具1も一枚の金属板を折り曲げ加工して底板2と、底板2の上方に対向立設された二方の側板3を備え、夫々の側板3の横幅方向二箇所に嵌入溝4が形成されている。嵌入溝4は側板3の横幅方向に設けられた区画板9で区画されている。
ガイド5は夫々の側板3の嵌入溝4の溝幅方向の一方に設けられている。このガイド5も板状であり、嵌入溝4内に嵌入されたケーブルEの外被Cの一方の横面を支持することができる。
前記区画板9の幅方向両端の角縁を食い込み部6としてある。食い込み部6は嵌入溝4内に縦向きに嵌入されるケーブルEの外被Cの一方の横面に食い込み可能である。
ガイド5は図3(b)に示すように、区画板9の幅方向両側に設けることもできる。この場合は、嵌入溝4の両外側の側板3の横幅方向両内側の角縁が食い込み部6となる。この食い込み部6も嵌入溝4内に圧入されるケーブルEの外被Cの一方の横面に食い込み可能である。
ガイド5は図3(c)に示すように、区画板9の幅方向一方の端部と、区画板9の両外側の側板3の幅方向一方の側面に設けることもできる。この場合は、区画板9のガイド5と対向する側の角縁と、区画板9の両外側の側板3の幅方向他方の側の角縁が食い込み部6となる。
図3(a)〜(c)の底板2もその両側面を斜めにして平面視台形のセット溝H内に嵌合できるようにあるが、セット溝Hが方形の場合はその形状に合わせて変えることができる。
(実施形態4)
本発明の固定具の一例として、図4(a)に示すものは、機器Fのセット溝H(図6(a)、(b))内にセット可能なサイズであり、一枚の金属板を折り曲げ加工して形成されている。
図4(a)の固定具1は、底板2と縦向きに対向立設した二方の側板3で上向き開口のコ字状に形成されており、両側板3の幅方向に嵌入溝4が形成され、その嵌入溝4側に板状のガイド5が形成されている。嵌入溝4の溝幅はケーブルEを縦向きに嵌入できる広さとしてある。嵌入溝4を対向配置されている二枚の側板3に設けることにより、嵌入溝4内に嵌入されるケ−ブルEの配線方向2箇所を支持して、確実に支持できるようにしてある。
ガイド5は底板2に沿って設けられて両側板3と直交しており、嵌入溝4内に嵌入されるケ−ブルEを添わせることができるようにしてある。ガイド5は側板3より上方まで突出させることができる。
側板3の嵌入溝4の溝幅方向内側の角縁は食い込み部6としてある。食い込み部6はケ−ブルEの外被Cの一方の側面に食い込んで、ケ−ブルEの外被Cを確実に支持することができるようにしてある。
図4(a)に示す底板2はその両側面を斜めにして平面視台形のセット溝H内に嵌合できるようにあるが、セット溝Hが方形の場合はその形状に合わせて変えることができる。
前記1〜4の実施形態において、共通する構成、構造は同じ材質、構成、寸法等とすることができる。側板に嵌入溝を二以上設けるときは、それら嵌入溝の溝幅を異なるサイズとすることにより、一つの固定具1で、サイズの異なるケーブルEを嵌入支持することができる。
(使用例)
本発明の固定具1を用いてケーブルEを機器Fに固定するには、図1(b)に示すようにケーブルEを縦向きにして固定具1の嵌入溝4内に押し込んで嵌入(圧入)して、平型ケーブルEの外被Cの一方の横面C1をガイド5で支持し、外被Cの他方の横面C2に食い込み部6を食い込ませてケーブルEを固定具1に固定する。その固定具1を機器Fのセット溝Hに押し込んでセットする。
本発明の固定具は、平型ケーブル、特に、平型光ケーブルの固定に特に適したものであるが、平型光ケーブル以外のケーブルの固定に用いることもできる。
1 平型ケーブル用固定具
2 底板
3 側板
4 嵌入溝
5 ガイド
6 食い込み部
7 切り込み
8 内側片
9 区画板
10 板材
A 光ファイバ心線
B テンションメンバー(抗張力線)
C 外被
1 (外被の)一方の横面
2 (外被の)他方の横面
D 溝
E 平型ケーブル
F 機器
G 配線口
H セット溝

Claims (10)

  1. クロージャや接続箱、それらにセットするトレー等の機器の配線口から外に引き出され或いは配線口から機器内に引き込まれるテンションメンバー(抗張力線)入りの断面形状長方形の平型ケーブルを、当該機器に取付けるための平型ケーブル用固定具において、
    前記平型ケーブル用固定具は機器のセット溝内にセット可能なサイズであり、
    前記セット溝内に嵌入可能な底板と二方の側板を備え、
    二方の側板は底板の上方に対向立設され、両側板の夫々に嵌入溝が形成され、
    嵌入溝はその溝幅方向中央部(ほぼ中央部を含む)に、前記側板と交差して設けられた板状のガイドで溝幅方向に二以上に区画され、
    区画された夫々の嵌入溝は平型ケーブルを縦向きに嵌入可能な溝幅であり、
    ガイドは嵌入溝に嵌入される平型ケーブルの配線方向に幅広の板状であって平型ケーブルの外被の一方の横面を支持できるものであり、
    食い込み部は嵌入溝の側板角縁に形成されて、嵌入溝に嵌入される平型ケーブルの外被の他方の横面に食い込み可能である、
    ことを特徴とする平型ケーブル用固定具。
  2. 請求項1記載の平型ケーブル用固定具において、
    ガイドが底板から立上げて形成された、
    ことを特徴とする平型ケーブル用固定具。
  3. クロージャや接続箱、それらにセットするトレー等の機器の配線口から外に引き出され或いは配線口から機器内に引き込まれるテンションメンバー(抗張力線)入りの断面形状長方形の平型ケーブルを、当該機器に取付けるための平型ケーブル用固定具において、
    前記平型ケーブル用固定具は機器のセット溝内にセット可能なサイズであり、
    前記セット溝内に嵌入可能な底板と二方の側板を備え、
    二方の側板は底板の上方に対向立設され、両側板の夫々に嵌入溝が形成され、
    嵌入溝は平型ケーブルを縦向きに嵌入可能な溝幅であり、
    嵌入溝の溝幅方向一側方に板状のガイドが、他側方に食い込み部が形成され、
    ガイドは嵌入溝に嵌入される平型ケーブルの配線方向に幅広の板状であって平型ケーブルの外被の一方の横面を支持できるものであり、
    食い込み部は嵌入溝の側板角縁に形成されて、嵌入溝に嵌入される平型ケーブルの外被の他方の横面に食い込み可能である、
    ことを特徴とする平型ケーブル用固定具。
  4. 請求項3記載の平型ケーブル用固定具において、
    ガイドが側板を折り曲げて形成された、
    ことを特徴とする平型ケーブル用固定具。
  5. 請求項3又は請求項4記載の平型ケーブル用固定具において、
    二方の側板の夫々に設けられた二方のガイドが、嵌入溝の溝幅方向同じ側又は嵌入溝の溝幅方向異なる側に設けられた、
    ことを特徴とする平型ケーブル用固定具。
  6. 請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の平型ケーブル用固定具において、
    嵌入溝が、対向配置された二方の側板の夫々に二以上設けられた、
    ことを特徴とする平型ケーブル用固定具。
  7. 請求項1又は請求項2又は請求項6記載の平型ケーブル用固定具において、
    夫々の側板の二以上の嵌入溝は、その横幅方向に、区画板により区画された、
    ことを特徴とする平型ケーブル用固定具。
  8. 請求項7記載の平型ケーブル用固定具において、
    ガイドは夫々の側板の嵌入溝の溝幅方向の一方に設けられ、
    食い込み部は嵌入溝の溝幅方向の他方の側板の角縁又は区画板の角縁に設けられた、
    ことを特徴とする平型ケーブル用固定具。
  9. クロージャや接続箱、それらにセットするトレー等の機器の配線口から外に引き出され或いは配線口から機器内に引き込まれるテンションメンバー(抗張力線)入りの断面形状長方形の平型ケーブルを、当該機器に取付けるための平型ケーブル用固定具において、
    前記平型ケーブル用固定具は機器のセット溝内にセット可能なサイズであり、
    横向きの底板と縦向きに対向する二方の側板で上向き開口の「コ」字状に形成され、
    二方の側板に嵌入溝が形成され、嵌入溝は平型ケ−ブルを縦向きに嵌入できる溝幅であり、
    嵌入溝の横に板状のガイドが設けられ、ガイドは嵌入溝内に嵌入される平型ケーブルの配線方向に幅広の板材であり、外被の一方の横面を支持可能であり、
    前記嵌入溝が形成された側板の溝幅方向内側角縁に食い込み部が形成され、食い込み部は嵌入溝内に嵌入される平型ケーブルの外被の他方の横面に食い込み可能である、
    ことを特徴とする平型ケーブル用固定具。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の平型ケーブル用固定具において、
    ガイドが側板の上方まで突出する、
    ことを特徴とする平型ケーブル用固定具。
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