JP6598648B2 - ケーブル保持部材および電気電子機器収納用箱 - Google Patents
ケーブル保持部材および電気電子機器収納用箱 Download PDFInfo
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保持部材本体は、基部の上下端部からそれぞれ水平方向に突出するように形成された上下一対の腕部を備えていて断面コ字状となっているとともに、この一対の腕部内に前記光ファイバーケーブルを保持する構造であり、
前記腕部のケーブル保持面を光ファイバーケーブル通過方向に沿って曲面に形成するとともに、
この曲面の曲率半径を光ファイバーの許容曲げ半径よりも大きくしたことを特徴とするものである。
保持部材本体は、基部の上下端部からそれぞれ水平方向に突出するように形成された上下一対の腕部を備えていて断面コ字状となっているとともに、この一対の腕部内に前記光ファイバーケーブルを保持する構造であり、
前記ケーブル保持部材は機器取付部に対して上下方向に取り付け、
前記光ファイバーケーブルはケーブル保持部材を介して横方向から上下方向に曲げて配線するように構成し、
また、前記ケーブル保持部材は光ファイバーケーブルを保持する腕部のケーブル保持面を光ファイバーケーブル通過方向に沿って曲面に形成するとともに、
この曲面の曲率半径を光ファイバーの許容曲げ半径よりも大きくしたことを特徴とするものである。
本発明のケーブル保持部材は、電気電子機器収納箱内に収納された通信機器等の機器ユニットから引き出された多数本のケーブルを纏めるために用いるものである。図7は、一例として、電気電子機器収納箱20の機器取付部であるマウントフレーム21にスプライスユニット22を取り付けた場合を示しており、スプライスユニット22の前面から引き出された出た複数本の光ファイバーケーブル23を複数個のケーブル保持部材を用いて纏める構造となっている。
なお図中、1は保持部材本体、30はケーブル保持部材の端部を覆うカバーを示している。
図3に示すものでは、前記ケーブル保持面4は上下いずれも曲面としてあるが、光ファイバーケーブル23を案内する側だけが曲面であればよく、少なくとも一方が曲面に形成されていればよい。なお、片方だけが曲面の場合は、光ファイバーケーブル23の案内方向に応じて曲面が当接するように保持部材本体1を反転させて取り付ければよい。
この結果、保持部材本体1で光ファイバーケーブル23の方向変換をして引き出しても、光ファイバーはケーブル保持面4の局面に沿って緩やかに曲がるため、曲げによる折れや損傷は生じることがなく十分な伝達機能を保持することができる。
なお、前記腕部3のケーブル保持面4の裏面には、結束部材ズレ防止用の突起部8が形成されている。この突起部8は、光ファイバーケーブル23を結束する結束部材9を固定してズレの発生を防ぐものであり、腕部3の長手方向に一定間隔を隔てて均等に形成されている(図4を参照)。
この連結部材10は、全体が略長方形の板状体からなり、中央にネジ固定部11が形成されていて、上下部をそれぞれ挿入片部12,12とされている。この挿入片部12は、保持部材本体1の基部2の上下両端に形成された案内孔部7に挿入することで、保持部材本体同士をしっかりと連結するものである。これにより、使用状況に応じて保持部材本体1を垂直方向に積み上げて増設することが可能となる。
なお、前記保持部材本体1は機器ユニットの最小単位の縦幅(1ユニット)に形成されているので、1ユニットごとに光ファイバーケーブル23を腕部3を介して横方向から上下方向に配線する場合に、必要な数だけの保持部材本体1を垂直方向に連結させて使用すればよい。
また、保持部材本体1がマウントフレーム21に縦方向に取付けられ光ファイバーケーブル23を腕部3を介して横方向から上下方向に配線する場合にも、光ファイバーケーブル23が急激に曲げられることを防ぐことができる。
なお、以上の説明は上下一対の腕部3、3を備えた場合について行ったが、1本の腕部3を有する構造であってもよい。
2 基部
3 腕部
4 ケーブル保持面
5 ネジ固定部
6 ボルト
7 案内孔部
8 突起部
9 結束部材
10 連結部材
11 ネジ固定部
12 挿入片部
20 電気電子機器収納箱
21 マウントフレーム
22 スプライスユニット
23 光ファイバーケーブル
24 パネル
30 カバー
Claims (3)
- 電気電子機器収納箱内に配線される光ファイバーケーブルを纏めて保持するケーブル保持部材であって、
保持部材本体は、基部の上下端部からそれぞれ水平方向に突出するように形成された上下一対の腕部を備えていて断面コ字状となっているとともに、この一対の腕部内に前記光ファイバーケーブルを保持する構造であり、
前記腕部のケーブル保持面を光ファイバーケーブル通過方向に沿って曲面に形成するとともに、
この曲面の曲率半径を光ファイバーの許容曲げ半径よりも大きくしたことを特徴とするケーブル保持部材。 - 複数個の保持部材本体を垂直方向に積み上げて、保持部材本体同士を連結部材により連結可能とした請求項1に記載のケーブル保持部材。
- 電気電子機器収納箱内に設置される機器と、この機器が取り付けられる機器取付部と、機器に配線される光ファイバーケーブルを纏めて保持するケーブル保持部材を備えた電気電子機器収納用箱であって、
保持部材本体は、基部の上下端部からそれぞれ水平方向に突出するように形成された上下一対の腕部を備えていて断面コ字状となっているとともに、この一対の腕部内に前記光ファイバーケーブルを保持する構造であり、
前記ケーブル保持部材は機器取付部に対して上下方向に取り付け、
前記光ファイバーケーブルはケーブル保持部材を介して横方向から上下方向に曲げて配線するように構成し、
また、前記ケーブル保持部材は光ファイバーケーブルを保持する腕部のケーブル保持面を光ファイバーケーブル通過方向に沿って曲面に形成するとともに、
この曲面の曲率半径を光ファイバーの許容曲げ半径よりも大きくしたことを特徴とする電気電子機器収納用箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015222645A JP6598648B2 (ja) | 2015-11-13 | 2015-11-13 | ケーブル保持部材および電気電子機器収納用箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015222645A JP6598648B2 (ja) | 2015-11-13 | 2015-11-13 | ケーブル保持部材および電気電子機器収納用箱 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2017093200A JP2017093200A (ja) | 2017-05-25 |
JP6598648B2 true JP6598648B2 (ja) | 2019-10-30 |
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Family Applications (1)
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JP2015222645A Active JP6598648B2 (ja) | 2015-11-13 | 2015-11-13 | ケーブル保持部材および電気電子機器収納用箱 |
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JP (1) | JP6598648B2 (ja) |
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2015
- 2015-11-13 JP JP2015222645A patent/JP6598648B2/ja active Active
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JP2017093200A (ja) | 2017-05-25 |
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