JP5249133B2 - 防水シート固定装置の位置決め用治具、防水シート固定ユニット、および防水シートの固定方法 - Google Patents

防水シート固定装置の位置決め用治具、防水シート固定ユニット、および防水シートの固定方法 Download PDF

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Description

本発明は、電磁誘導加熱装置等の防水シート固定装置を位置決めするために用いられる位置決め用治具、並びに、該位置決め用治具および防水シート固定装置を用いて建物の躯体表面に防水シートを固定するための防水シート固定ユニット及び防水シート固定方法、に関する。
建物の躯体表面に防水シートを固定するために電磁誘導加熱装置を用いる技術が、例えば特許文献1等に開示されている。
かかる技術を用いて建物の屋上に防水シートを施工する場合、先ず、複数の円盤状の固定部材を適当な間隔を空けて建物の躯体表面に配置し、各固定部材をビス等の固定具により躯体表面に固定する。固定部材としては、鋼板の表面に熱可塑性樹脂(例えば塩化ビニル樹脂、オレフィン樹脂等)が被覆されてなるものを使用する。
躯体表面に固定部材を固定した後、建物の躯体表面および固定部材の上に防水シートを敷設する。続いて、固定部材の設置部分に生じた防水シートの段差を目視することにより、防水シートの下側に隠れた固定部材の位置を確認し、固定部材の上に防水シートを介して電磁誘導加熱装置を載置する。
電磁誘導加熱装置の下端部は発振部となっており、装置の電源をオンにすると、発振部の中心を鉛直方向に沿って通過する磁束が発生する。この磁束はさらに固定部材の中心部を通過し、これにより、固定部材の鋼板部分に過電流が生じて、鋼板部分が加熱される。このとき、固定部材の鋼板部分は、磁束の通過部分の周辺部で加熱され、この加熱部分において、固定部材表面の樹脂と防水シートとが溶融し、防水シートが固定部材に融着される。
ところが、平面視において電磁誘導加熱装置の発振部の中心が固定部材の中心からずれた場合、磁束の通過部分も固定部材の中心部からずれるため、固定部材に加熱むらが生じることがある。例えば、直径65mmの固定部材を用いる場合、固定部材の中心に対して装置の発振部の中心が3mm以上ずれると、固定部材に加熱むらが生じてしまう。固定部材に加熱むらが生じると、加熱が不十分な部分において固定部材と防水シートとを融着できない不具合が生じ得る。よって、固定部材に対して防水シートを確実に固定するためには、固定部材に対して電磁誘導加熱装置を精度よく位置決めする必要がある。
固定部材に対して電磁誘導加熱装置を位置決めするために、装置の発振部の外形に対応した枠状の治具を使用することがある。この場合、平面視において枠状治具の開口部の中心と固定部材の中心とが概ね一致するように枠状の治具を防水シート上に載置した後、電磁誘導加熱装置を枠状治具に嵌め込みながら防水シート上に載置することで、装置の発振部の中心が固定部材の中心に概ね一致するように装置が位置決めされる。
しかし、枠状の治具を載置する際、防水シートの段差により固定部材の大凡の位置を確認できるとは言え、防水シートの下に隠れた固定部材の中心に対して、治具の開口部中心を正確に一致させることは極めて困難である。よって、かかる治具を用いても電磁誘導加熱装置を厳密に位置決めすることは困難である。
このような問題に鑑みて、本件特許出願の出願人は、より正確な位置決めを可能とするために、特許文献2に記載された位置決め用治具を考案した。
特許文献2の位置決め用治具は、支持プレートと該支持プレートの下面に取り付けられた3つの車輪とを有する位置決め部材と、電磁誘導加熱装置の発振部の外形に対応した開口部を有する枠状のガイド部材とを備え、ガイド部材の上面に位置決め部材の支持プレートを取り付けた状態で使用される。この取付け状態において、位置決め部材の車輪は、ガイド部材の開口部を通ってガイド部材よりも下方へ突出するようにしてある。使用の際は、防水シートを介して、固定部材の外縁部に対して3つの車輪全てを押し当て、その位置にガイド部材を維持しながら位置決め部材を取り外して、ガイド部材のみを防水シート上に載置する。このとき、平面視においてガイド部材の開口部の中心は固定部材の中心に一致する。よって、ガイド部材の開口部に嵌め込むようにして電磁誘導加熱装置を防水シート上に載置することで、固定部材に対して装置を正確に位置決めすることができる。
特開2006−233469号公報 特開2008−95338号公報
しかし、上述の特許文献2の治具を使用する際、3つの車輪全てを固定部材の外縁部に押し当てるという比較的煩雑な作業を要するため、位置決め作業の簡略化を図る観点において改善の余地があった。
そこで、本発明は、電磁誘導加熱装置等の防水シート固定装置を用いて、建物の躯体表面に固定された固定部材に防水シートを固定する際、正確かつ簡易な防水シート固定装置の位置決めを可能にすることを、基本的な目的とする。
上記課題を解決するため、本願発明に係る防水シート固定装置の位置決め用治具は、
建物の躯体の表面に固定され且つ防水シートにより覆われた円盤状の固定部材に対する所定位置に、防水シート固定装置を位置決めするための防水シート固定装置の位置決め用治具であって、
前記固定部材の中心に形成された凹部に前記防水シートを介して上側から押し当てられる押し当て部材と、
該押し当て部材の位置を、前記押し当て部材を前記凹部に押し当てるための第1の位置と、前記押し当て部材が前記防水シート固定装置に干渉することを避けるための第2の位置との間で切り替えるための切替手段と、
前記防水シート固定装置を前記所定位置に案内するガイド部材と、を備え、
前記ガイド部材は、
前記第1の位置に配置された前記押し当て部材が前記防水シートを介して前記凹部に押し当てられるように前記防水シート上に前記ガイド部材が配置され、且つ、前記押し当て部材が前記第2の位置に配置された状態において、前記防水シート固定装置が前記所定位置に位置決めされるように前記防水シート固定装置の外周面が押し当てられる位置決め部を有することを特徴とする。
本願発明に係る防水シート固定ユニットは、
建物の躯体の表面に固定される円盤状の固定部材と、
防水シートにより覆われた前記固定部材に対する所定位置に防水シート固定装置を位置決めするための位置決め用治具と、を備え、
前記固定部材の表面の中心に凹部が形成され、
前記位置決め用治具は、
前記固定部材の前記凹部に前記防水シートを介して上側から押し当てられる押し当て部材と、
該押し当て部材の位置を、前記押し当て部材を前記凹部に押し当てるための第1の位置と、前記押し当て部材が前記防水シート固定装置に干渉することを避けるための第2の位置との間で切り替えるための切替手段と、
前記防水シート固定装置を前記所定位置に案内するガイド部材と、を備え、
前記ガイド部材は、
前記第1の位置に配置された前記押し当て部材が前記防水シートを介して前記凹部に押し当てられるように前記防水シート上に前記ガイド部材が配置され、且つ、前記押し当て部材が前記第2の位置に配置された状態において、前記防水シート固定装置が前記所定位置に位置決めされるように前記防水シート固定装置の外周面が押し当てられる位置決め部を有し、
前記押し当て部材は、前記固定部材の前記凹部に押し当てられた状態において前記固定部材の前記表面に平行な任意の方向の移動が規制されるように前記凹部に対応して形成されていることを特徴とする。
本願発明に係る防水シート固定方法は、
建物の躯体の表面に円盤状の固定部材を固定する工程と、
前記躯体の表面と前記固定部材との上に防水シートを敷設する工程と、
前記防水シートを介して前記固定部材の上に防水シート固定装置を載置する工程と、
前記防水シート固定装置により前記固定部材と前記防水シートとを加熱融着させることで、前記固定部材を介して前記躯体の表面に前記防水シートを固定する工程と、を有する防水シート固定方法であって、
前記防水シート固定装置を載置する工程は、
前記固定部材の表面の中心に形成された凹部に押し当てるための第1の位置と、前記防水シート固定装置との干渉を避けるための第2の位置との間で切替え可能に配置される押し当て部材と、前記防水シート固定装置が位置決めされるように前記防水シート固定装置の外周面外周面が押し当てられる位置決め部と、を備えた位置決め用治具を、前記第1の位置に配置された前記押し当て部材が前記防水シートを介して前記凹部に押し当てられるように前記防水シート上に載置する工程と、
前記押し当て部材の位置を前記第2の位置に切り替える工程と、
前記防水シート固定装置の外周面を前記位置決め部に押し当てるようにして前記防水シート固定装置を前記防水シート上に載置することで、前記防水シート固定装置を位置決めする工程と、を含むことを特徴とする。
本願の発明によれば、防水シート上に位置決め用治具を載置する際、位置決め用治具の押し当て部材を固定部材中心の凹部に押し当てるだけで、位置決め用治具の置き場所を極めて容易に決定することができる。また、位置決め用治具の位置決め部に防水シート固定装置の外周面を押し当てるようにして防水シート固定装置を防水シート上に載置するだけで、防水シート固定装置を正確かつ簡単に位置決めすることができる。
本発明の一実施形態に係る防水シート固定ユニットを示す断面図である。 固定部材を示す斜視図である。 防水シートを敷設する手順を示す図である。 本発明の一実施形態に係る位置決め用治具を示す斜視図である。 図4の位置決め用治具を示す底面図である。 位置決め用治具の押し当て部材を固定部材の凹部に押し当てた状態を示す断面図である。 位置決め用治具の押し当て部材を固定部材の凹部に押し当てた状態を、図6とは別の方向から見た断面図である。である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る防水シート固定ユニット2を示す。防水シート固定ユニット2は、建物の躯体80の表面に固定される円盤状の固定部材60と、建物の躯体80の表面に敷設された防水シート82を固定部材60に固定する防水シート固定装置としての電磁誘導加熱装置70と、防水シート82により覆われた固定部材60に対する所定位置に電磁誘導加熱装置70を位置決めするための位置決め用治具4と、を有する。
図2に示すように、固定部材60は、円形で且つ薄肉の板状部材の外縁部を段状に屈曲して形成されており、外縁部に対して内側の部分が所定高さだけ持ち上げられた形状となっている。固定部材60は所定高さを有するため、固定部材60の上に防水シート82が敷設されたとき、固定部材60の設置部分において、容易に視認可能な段差が防水シート82に生じる。そのため、防水シート82により覆われた状態でも固定部材60の位置を確認しやすくなっている。
固定部材60の大きさは特に限定されないが、例えば、固定部材60の上面の外径は65mm、固定部材60の下面の外径は80mm、固定部材60の高さは3.5mmとされている。
固定部材60の表面61の中心には凹部62が形成されている。凹部62は、平面視において例えば円形とされている。凹部62は、水平な底面63と、固定部材60の表面61と凹部62の底面63とに跨る周壁面64とを有する。底面63の中心にはビス挿通穴66が形成されている。周壁面64は、凹部62の内側に向かって下方へ傾斜した傾斜面となっている。凹部62の大きさは特に限定されるものではないが、例えば、平面視における凹部62外縁部の直径が25mm、平面視における底面63の直径が16mm、凹部62の深さが2.5mmとされる。
ただし、本発明において、固定部材60の形状は、円盤状であり且つ表面に凹部62を有するものであれば、上記形状に限定されないものとする。
固定部材60としては、例えば、鋼板の上面に熱可塑性素材が被覆されてなるものが用いられる。熱可塑性素材としては、防水シート82に対して熱融着可能な素材が用いられ、具体的には、例えば、塩化ビニル樹脂、オレフィン樹脂、又はホットメルト系接着剤等が用いられる。一方、鋼板の下面は例えば樹脂により被覆することが好ましく、これにより、錆の発生防止を図ることができる。
図3に示すように、固定部材60は、防水シート82が敷設される前に建物の躯体80の表面に固定される。具体的には、例えばビス挿通穴66に挿通されるビス68により躯体80表面に固定される。ビス68により固定部材60が建物の躯体80表面に固定された状態において、ビス68の頭部は固定部材60の凹部62に収容される。建物の躯体80の表面に固定部材60が固定された後、建物の躯体80表面および固定部材60の上に防水シート82が敷設される。
防水シート82の素材としては、固定部材60上面の熱可塑性素材に対して熱融着可能な素材が用いられ、具体的には、例えば、塩化ビニル樹脂またはオレフィン樹脂等の熱可塑性素材が用いられる。
図1に戻って、電磁誘導加熱装置70は、概略円柱状の外形を有する。電磁誘導加熱装置70の下端部は、図示しないコイルが内蔵された発振部となっている。装置70の電源をオンにすると、発振部のコイルに電流が流れ、コイルの周辺に磁界が形成される。発振部のコイルは、コイルの中芯が装置70の下面の中心に一致するように搭載されており、装置70の電源がオンにされたときに発生する磁界の磁束は、装置70の下面中心部を通るように構成されている。よって、加熱対象物の上に載置された装置70の電源をオンにすると、装置70で発生する磁束が加熱対象物を通過し、加熱対象物に渦電流が流れることで、加熱対象物が加熱される。
固定部材60に防水シート82を固定する際は、固定部材60の上に防水シート82を介して電磁誘導加熱装置70を載置し、装置70の電源をオンにする。これにより、固定部材60が加熱され、固定部材60と防水シート82とが加熱融着される。このとき、装置70の下面中心が固定部材60の表面61の中心に一致していなければ、固定部材60に加熱むらが生じるため、固定部材60に対して防水シート82を確実に固定できない。そこで、本実施形態では、防水シート82により覆われた固定部材60に対して、電磁誘導加熱装置70を正確かつ簡易に位置決めするために位置決め用治具4が用いられる。
図4に示すように、位置決め用治具4は、固定部材60の凹部62に防水シート82を介して上側から押し当てられる押し当て部材10と、押し当て部材10の位置を、押し当て部材10を凹部62に押し当てるための第1の位置(以下、「押し当て位置」という。)と、押し当て部材10が電磁誘導加熱装置70に干渉することを避けるための第2の位置(以下、「退避位置」という。)との間で切り替えるための切替手段20と、電磁誘導加熱装置70が位置決めされるように装置70の外周面が押し当てられる位置決め部8を有するガイド部材6と、を備えている。
図6に示すように、押し当て部材10は、固定部材60の凹部62に対して押し当て部材10の下端部が嵌り込むようにして押し当てられる。押し当て部材10は、固定部材60の凹部62に押し当てられた状態において固定部材60の表面61に平行なあらゆる方向の移動が規制される形状を有する。これにより、固定部材60の凹部62に押し当て部材10が押し当てられたとき、固定部材60に対する押し当て部材10の相対的な位置は、必然的に1つの所定位置に決定される。
押し当て部材10の具体的な形状としては、固定部材60の凹部62の形状に応じて、種々の形状が考えられるが、本実施形態において、押し当て部材10の形状は略球形である。押し当て部材10の大きさは、押し当て部材10の中心よりも下側の部分を防水シート82を介して固定部材60の凹部62の周壁面64に対して全周に亘って押し当て可能な大きさであることが好ましい。そのため、押し当て部材10の直径は、固定部材60の凹部62の直径よりも大きいことが好ましく、具体的には例えば30mmとされる。
また、本実施形態において、押し当て部材10は、押し当て部材10を水平方向に沿って貫通するシャフト30により回転自在に支持されている。すなわち、押し当て部材10は車輪で構成されており、防水シート82上を転動可能となっている。そのため、押し当て部材10を防水シート82上で転動させながら、防水シート82により覆い隠された固定部材60の凹部62の位置を探し当てることができる。よって、固定部材60の凹部62に対する押し当て部材10の押し当てを容易に行うことができる。
押し当て部材10の表面には、固定部材60固定用のビス68の頭部との干渉を回避するためのビス回避用凹部12が形成されている。これにより、押し当て部材10を、ビス68の頭部との干渉を回避しつつ固定部材60の凹部62に対して確実に押し当てることができる。ビス回避用凹部12は、押し当て部材10の回転方向に沿った溝状に形成されている。また、ビス回避用凹部12は、押し当て部材10の回転方向の全周に亘って無端状に設けられている。そのため、押し当て部材10の回転位置に拘わらず、押し当て部材10とビス68との干渉を確実に避けることができる。固定部材60の凹部62に対して押し当て部材10を押し当て可能とするため、ビス回避用凹部12の溝幅は固定部材60の凹部62の直径よりも小さくする必要がある。具体的に、ビス回避用凹部12の溝幅は、例えば13mmとされる。
押し当て部材10の素材は限定されるものではないが、防錆性、加工性および耐摩耗性に優れた素材を用いることが好ましい。押し当て部材10に好適に用いられる具体的な素材としては、例えば、ポリアセタール樹脂が挙げられる。
図4に戻って、切替手段20は、ガイド部材6と押し当て部材10とに跨る連結部材22を有する。連結部材22は、ガイド部材6に対して後述のシャフト46(図7参照)を介して回動可能に連結されており、連結部材22がシャフト46を中心として回動することにより、押し当て部材10が押し当て位置(図7に示す位置)と退避位置(図1に示す位置)との間で移動可能となっている。
連結部材22の構造について具体例に説明する。なお、以下の連結部材22の構造の説明において、種々の方向に関する用語は、押し当て部材10が押し当て位置(図7に示す位置)にある状態における方向を指すものとする。
連結部材22は、所定方向に沿って帯状に延びる部材で構成され、連結部材22の長さ方向一端部においてガイド部材6に連結され、連結部材22の長さ方向他端部において押し当て部材10に連結されている。
連結部材22は、水平方向に延びる第1プレート部23と、第1プレート部23の幅方向一端から垂下する第2プレート部24と、第1プレート部23の幅方向他端から垂下する第3プレート部25とを有する。ただし、第1プレート部23は、必ずしも水平方向に沿って設ける必要はなく、水平方向に対して傾斜して設けるようにしてもよい。
連結部材22の長さ方向のガイド部材6側の端部において、第1プレート部23の下面には、一対のシャフト支持部材42,43が例えばビス44により固定されている。一対のシャフト支持部材42,43は、第1プレート部23の幅方向に間隔を空けて設けられ、一対のシャフト支持部材42,43間に跨ってシャフト46が設けられている(図1及び図7参照)。シャフト46は、水平方向に沿って配置されるように、後述のシャフト連結部50により支持されている。
連結部材22の長さ方向の押し当て部材10側の端部には、第3プレート部25の上下方向の幅を下方に拡げてなるシャフト支持部27と、第2プレート部24の上下方向の幅を下方に拡げてなるシャフト支持部26とが、互いに対向するように設けられている(図1及び図7参照)。図6に示すように、シャフト支持部26,27の内側の面には、それぞれシャフト支持部材28,29が例えばビス32により固定されている。押し当て部材10を回転自在に支持するシャフト30は、シャフト支持部材28,29間に跨って設けられている。
連結部材22の長さ方向の押し当て部材10側の端部において、第1プレート部23の上面には、例えば円盤状の把手部36が取り付けられている。治具4を使用する際、使用者は把手部36を掴むことで、連結部材22の回動操作を容易に行うことができる。また、把手部36を掴むことで、治具4の運搬も容易に行うことができる。
図4に戻って、ガイド部材6は、板状の部材で構成されている。具体的に、ガイド部材6は、矩形の板状部材の1つの側面が半円状に切り欠かれた形状を有する。ガイド部材6の厚みは特に限定されないが、例えば10mmとされている。
位置決め部8は、ガイド部材6の切り欠き部の側面により構成されている。位置決め部8の具体的な構成については後に説明する。
ガイド部材6の上面には、シャフト連結部50が設けられている。シャフト連結部50は、例えばビス58によりガイド部材6上面に固定されたベース部52と、ベース部52の上面に例えば一体に連なるシャフト支持部54とを有する。図7に示すように、シャフト支持部54は、ベース部52の上面から位置決め部8とは反対側の方向へ延びるように設けられており、シャフト支持部54の先端部に、水平方向に延びるシャフト挿通穴56が形成されている。シャフト挿通穴56には、上述のシャフト46が挿通されており、シャフト46は、シャフト支持部54により回転自在に支持されている。これにより、連結部材22は、ガイド部材6に対してシャフト46及びシャフト連結部50を介して回動可能に連結されている。
位置決め部8は、電磁誘導加熱装置70の外周面の形状に対応して形成されている。具体的に、位置決め部8の形状は、平面視において、電磁誘導加熱装置70の下端部外縁の直径と同一の直径を有する円弧状であり、より具体的には半円である。そのため、位置決め部8に電磁誘導加熱装置70を押し当てたとき、平面視において、位置決め部8を形成する円弧の中心に対して、電磁誘導加熱装置70の下端部の中心を一致させることができる。
また、平面視において、位置決め部8により形成される円弧の中心は、押し当て位置に配置された押し当て部材10の中心に一致するように構成されている。そのため、押し当て位置に配置された押し当て部材10が防水シート82を介して固定部材60の凹部62に押し当てられるように防水シート82上にガイド部材6が配置された状態において、押し当て部材10の位置が退避位置に切り替えられ、且つ、電磁誘導加熱装置70が位置決め部8に押し当てられたとき、平面視において、電磁誘導加熱装置70の下端部の中心を、固定部材60の中心に一致させることができる。これにより、ガイド部材6は、固定部材60に対する所定位置に電磁誘導加熱装置70を案内することができる。よって、所定位置に位置決めされた装置70によって固定部材60をむらなく加熱することができる。
ただし、本発明において、位置決め部8の形状は上記形状に限定されない。位置決め部8は、電磁誘導加熱装置70の下端部の外周面に対して、平面視において互いに異なる少なくとも2点で当接可能な形状であればよく、これにより、電磁誘導加熱装置70を位置決めすることができる。そのため、本発明において、位置決め部8は、平面視において押し当て位置にある押し当て部材10の中心からの距離が互いに等しい少なくとも2点を通るように形成すればよい。よって、この条件を満たす限りにおいて、位置決め部8の平面形状は、半円よりも短い円弧状、又は、円弧状以外の形状であってもよい。
以上のように構成された防水シート固定ユニット2を用いて、防水シート82を建物の躯体80の表面に固定する手順について説明する。
先ず、建物の躯体80の表面に、複数の固定部材60を適当な間隔を空けてビス68により固定し(図3参照)、建物の躯体80の表面と固定部材60との上に防水シート82を敷設する。
続いて、防水シート82を介して固定部材60の上に電磁誘導加熱装置70を載置する。このとき、平面視において固定部材60の中心と電磁誘導加熱装置70の下面の中心とが一致するように、電磁誘導加熱装置70を位置決めする。
具体的には、先ず、位置決め用治具4の押し当て部材10を押し当て位置に配置し、防水シート82上で押し当て部材10を転動させながら、防水シートにより覆われた固定部材60の凹部62の位置を探し当て、固定部材60の凹部62に対して防水シート82を介して押し当て部材10を押し当てる。
このようにして押し当て部材10を固定部材60の凹部62に押し当てた状態で、位置決め用治具4のガイド部材6を防水シート82上に載置する。これにより、位置決め用治具4の位置決め部8は、固定部材60の周囲を取り囲むように配置される。
続いて、把手部36を掴んで連結部材22を回動させることで、押し当て部材10の位置を退避位置に切り替える。これにより、電磁誘導加熱装置70を載置する際、装置70と押し当て部材10とが干渉することを回避できる。
最後に、電磁誘導加熱装置70の下端部の外周面を位置決め部8に押し当てるようにして装置70を防水シート80上に載置し、これにより、装置70が位置決めされる。
ここで、位置決め部8の平面形状は円弧状であるため、位置決め用治具4を水平方向に引き抜くようにして装置70から離間させることができる。そのため、装置70を位置決めした後、位置決め用治具4を撤去して別の場所で使用することができる。
上記のように位置決めされた装置70の電源をオンにすると、固定部材60がむらなく加熱され、固定部材60に対して防水シート82を確実に融着させることができる。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、ビス回避用凹部12が形成された略球形の押し当て部材10を使用する構成について説明したが、本発明においてビス回避用凹部は必ずしも設ける必要がなく、ビス回避用凹部を設けない場合、押し当て部材の形状は完全な球形であってもよい。また、本発明において、押し当て部材の形状は、球形または略球形に限られず、固定部材の凹部に押し当てられた状態において固定部材の表面に平行な任意の方向の移動が規制される形状であればよい。
また、上述の実施形態では、固定部材60の凹部62が平面視において円形である場合について説明したが、本発明は、固定部材の凹部の平面形状が円形以外の種々の形状である場合にも等しく適用することができる。
さらに、上述の実施形態では、防水シート固定装置として電磁誘導加熱装置70を使用する構成について説明したが、本発明において、防水シート固定装置は、防水シートを介して固定部材の上に載置した状態で使用される装置であれば、電磁誘導加熱装置に限定されないものとする。
さらにまた、上述の実施形態で使用される防水シート固定装置は概略円柱状であるが、本発明は、円柱状以外の種々の形状を有する防水シート固定装置を使用する場合にも適用することができ、防水シート固定装置の下端部の外形に応じて、位置決め用治具の位置決め部の形状は適宜変更可能である。
2:防水シート固定ユニット、4:位置決め用治具、6:ガイド部材、8:位置決め部、10:押し当て部材、12:ビス回避用凹部、20:切替手段、22:連結部材、36:把手部、40:ヒンジ機構、46:シャフト、50:シャフト連結部、60:固定部材、62:固定部材の凹部、66ビス挿通用穴、68:ビス、70:電磁誘導加熱装置、80:建物の躯体、82:防水シート。

Claims (10)

  1. 建物の躯体の表面に固定され且つ防水シートにより覆われた円盤状の固定部材に対する所定位置に、防水シート固定装置を位置決めするための防水シート固定装置の位置決め用治具であって、
    前記固定部材の中心に形成された凹部に前記防水シートを介して上側から押し当てられる押し当て部材と、
    該押し当て部材の位置を、前記押し当て部材を前記凹部に押し当てるための第1の位置と、前記押し当て部材が前記防水シート固定装置に干渉することを避けるための第2の位置との間で切り替えるための切替手段と、
    前記防水シート固定装置を前記所定位置に案内するガイド部材と、を備え、
    前記ガイド部材は、
    前記第1の位置に配置された前記押し当て部材が前記防水シートを介して前記凹部に押し当てられるように前記防水シート上に前記ガイド部材が配置され、且つ、前記押し当て部材が前記第2の位置に配置された状態において、前記防水シート固定装置が前記所定位置に位置決めされるように前記防水シート固定装置の外周面が押し当てられる位置決め部を有することを特徴とする防水シート固定装置の位置決め用治具。
  2. 前記押し当て部材は車輪からなることを特徴とする請求項1に記載の防水シート固定装置の位置決め用治具。
  3. 前記押し当て部材の表面に、前記固定部材を建物の躯体の表面に固定するためのビスの頭部との干渉を回避するためのビス回避用凹部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の防水シート固定装置の位置決め用治具。
  4. 前記押し当て部材は球形または略球形であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の防水シート固定装置の位置決め用治具。
  5. 前記位置決め部は、平面視において前記第1の位置にある前記押し当て部材の中心からの距離が互いに等しい少なくとも2点を通るように形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の防水シート固定装置の位置決め用治具。
  6. 前記位置決め部の平面形状は、円周の半分以下の長さを有する円弧状であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の防水シート固定装置の位置決め用治具。
  7. 前記切替手段は、前記ガイド部材と前記押し当て部材とに跨る連結部材を有し、
    該連結部材は、前記ガイド部材に対して所定の回転軸を介して回動可能に連結され、
    前記押し当て部材は、前記連結部材が前記回転軸を中心として回動することにより前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動可能となっていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の防水シート固定装置の位置決め用治具。
  8. 建物の躯体の表面に固定される円盤状の固定部材と、
    防水シートにより覆われた前記固定部材に対する所定位置に防水シート固定装置を位置決めするための位置決め用治具と、を備え、
    前記固定部材の表面の中心に凹部が形成され、
    前記位置決め用治具は、
    前記固定部材の前記凹部に前記防水シートを介して上側から押し当てられる押し当て部材と、
    該押し当て部材の位置を、前記押し当て部材を前記凹部に押し当てるための第1の位置と、前記押し当て部材が前記防水シート固定装置に干渉することを避けるための第2の位置との間で切り替えるための切替手段と、
    前記防水シート固定装置を前記所定位置に案内するガイド部材と、を備え、
    前記ガイド部材は、
    前記第1の位置に配置された前記押し当て部材が前記防水シートを介して前記凹部に押し当てられるように前記防水シート上に前記ガイド部材が配置され、且つ、前記押し当て部材が前記第2の位置に配置された状態において、前記防水シート固定装置が前記所定位置に位置決めされるように前記防水シート固定装置の外周面が押し当てられる位置決め部を有し、
    前記押し当て部材は、前記固定部材の前記凹部に押し当てられた状態において前記固定部材の前記表面に平行な任意の方向の移動が規制されるように前記凹部に対応して形成されていることを特徴とする防水シート固定ユニット。
  9. 平面視において、前記固定部材の前記凹部の外縁形状は、第1の直径を有する円形であり、
    前記押し当て部材は、前記第1の直径よりも大きな第2の直径を有する球形または略球形であることを特徴とする請求項8に記載の防水シート固定ユニット。
  10. 建物の躯体の表面に円盤状の固定部材を固定する工程と、
    前記躯体の表面と前記固定部材との上に防水シートを敷設する工程と、
    前記防水シートを介して前記固定部材の上に防水シート固定装置を載置する工程と、
    前記防水シート固定装置により前記固定部材と前記防水シートとを加熱融着させることで、前記固定部材を介して前記躯体の表面に前記防水シートを固定する工程と、を有する防水シート固定方法であって、
    前記防水シート固定装置を載置する工程は、
    前記固定部材の表面の中心に形成された凹部に押し当てるための第1の位置と、前記防水シート固定装置との干渉を避けるための第2の位置との間で切替え可能に配置される押し当て部材と、前記防水シート固定装置が位置決めされるように前記防水シート固定装置の外周面が押し当てられる位置決め部と、を備えた位置決め用治具を、前記第1の位置に配置された前記押し当て部材が前記防水シートを介して前記凹部に押し当てられるように前記防水シート上に載置する工程と、
    前記押し当て部材の位置を前記第2の位置に切り替える工程と、
    前記防水シート固定装置の外周面を前記位置決め部に押し当てるようにして前記防水シート固定装置を前記防水シート上に載置することで、前記防水シート固定装置を位置決めする工程と、を含むことを特徴とする防水シート固定方法。
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