JP5249087B2 - 緩み止めボルト - Google Patents

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Description

本発明は、緩み止め機能を備えた緩み止めボルトに関するものである。
本願発明者は、Uナットやハードロックナット(登録商標)を始めとして、ボルトナットの緩みを防止するための実用的な製品開発を行っており、ナットが用いられずに被締結部材にねじ切りされたメネジ(ネジ孔)に螺合されるボルトの緩みを防止する手段として、例えば、特許文献1に開示した緩み止めボルトを既に提案している。
特開平10−37936号公報
この従来の緩み止めボルトは、予めネジ孔に円盤状の受部材を挿入しておき、ボルトの先端に設けた裁頭円錐形の凸部を受部材に偏心嵌合させることによって、ボルトに軸方向とは直交する方向の大きな剪断応力を作用せしめ、いわゆるクサビ効果によって確実にボルトをロックすることができるものである。
しかし、上記従来の緩み止めボルトでは、ボルトとは別体の小さな受部材をネジ孔に装着する作業が必要で、かかる作業が繁雑であり、また、特に夜間作業などにおいては受部材の装着作業が非常に困難となることがあった。
そこで、本発明は、上記従来の緩み止めボルトの受部材の機能をボルトに一体化し、単にボルトをネジ孔に螺合する作業のみで、いわゆるクサビ効果による確実な緩み止めを行えるようにすることを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じた。
即ち、本発明は、ネジ孔に螺着されるボルト軸部を備える緩み止めボルトにおいて、ボルト軸部の軸方向中途部にボルト軸部のオネジ谷径よりも小径の小径軸部が設けられ、該小径軸部の軸心は、ボルト軸部の軸心に対して偏心されており、該小径軸部の外周側にロックリングが外嵌装着され、該ロックリングの周方向一部が、ネジ孔のメネジ内径よりも径方向外方に若干量突出するとともに、該突出部位に対する周方向反対側ではロックリングの外周はネジ孔のメネジ内径よりも径方向内側に位置することを特徴とするものである。
かかる本発明の緩み止めボルトによれば、ボルト軸部をネジ孔に螺合していくと、まず、ロックリングよりも先端側のボルト軸部がネジ孔に螺合され、この先端部によって案内されつつロックリングが強制的にネジ孔に内嵌されていく。このとき、ボルトの回転に伴ってロックリングの偏心の中心が回転し、ネジ孔に圧接されるロックリングの周方向一部が周方向に遷移するため、メネジ端部でロックリング外周面にねじ加工しつつロックリングがネジ孔内に内嵌されるように作用する。ボルトの締結完了後は、ロックリングによってボルト軸部が軸心と直交する方向に大きな力で押圧され、いわゆるクサビ作用によって強力な緩み止め作用が得られる。
上記本発明の緩み止めボルトにおいて、ロックリングは小径軸部に相対回転可能に装着されているものとすることができる。これによれば、ロックリングをネジ孔内に強制的に挿入していく際に何らかの原因によって引っかかりが生じても、ロックリングとボルト軸部とが相対回転することで偏心関係が変位することによって引っかかりが解消されることが期待でき、ボルト螺着時のトラブルを防止できる。
また、本発明は、ネジ孔に螺着されるボルト軸部を備える緩み止めボルトにおいて、ボルト軸部の軸方向中途部に、周方向一部がネジ孔のメネジ内径よりも径方向外方に若干量突出するとともに該突出部位に対する周方向反対側の外周がネジ孔のメネジ内径よりも径方向内側に位置するロック部が設けられていることを特徴とするものである。かかる本発明によれば、ボルト軸部をネジ孔に螺合していくと、まず、ロック部よりも先端側のボルト軸部がネジ孔に螺合され、この先端部によって案内されつつロック部が強制的にネジ孔に内嵌されていく。このとき、ボルトの回転に伴ってロック部の突出部位が周方向に遷移するため、メネジ端部でロック部外周面にねじ加工しつつロック部がネジ孔内に内嵌されるように作用する。ボルトの締結完了後は、ロック部によってボルト軸部が軸心と直交する方向に大きな力で押圧され、いわゆるクサビ作用によって強力な緩み止め作用が得られる。かかるロック部は、上記したボルト軸部に一体の小径軸部と、該小径軸部に外嵌したロックリングとによって構成するのが好ましいが、すべてボルト軸部に一体成形することもできる。
なお、上記ロックリングは、適宜の材料によって構成でき、例えば、銅や硬質樹脂材料によって成形することが好ましい。
本発明の緩み止めボルトによれば、ボルト軸部に設けたロックリング若しくはロック部によって、ボルト軸部をネジ孔に装着するだけでボルト軸部に軸方向と直交する方向の大きな応力を生じさせていわゆるクサビ作用による緩み止め機能を発揮させることができ、取付作業性の向上を図りつつも確実なボルトの緩み止めを行えるという利点がある。
図1は本発明の緩み止めボルトの一実施例を示す縦断面図である。 図2は同ボルトのネジ孔とロックリングとの関係を示す平面図である。
図1及び図2は、本発明の一実施例に係る緩み止めボルト1を用いて2つの被締結部材A,Bを締結した状態を示しており、ボルト1は、ボルト頭2と、外周にオネジが形成されたボルト軸部3とを備えている。上側の被締結部材Aには、ボルト軸部3が挿通されるボルト挿通孔4が設けられ、下側の被締結部材Bには、ボルト軸部3が螺着されるネジ孔5が設けられている。ボルト軸部3のオネジ山径とネジ孔5のメネジ外径とはほぼ均しく、ボルト軸部3のオネジ谷径とネジ孔5のメネジ内径とはほぼ等しい。
ボルト軸部3の軸方向中途部、特に本実施例ではボルト軸部3の先端部に近い位置に、周方向一部がネジ孔5のメネジ内径よりも径方向外方に若干量突出し且つメネジ外径よりも内側に位置するとともに、該突出部位に対する周方向反対側の外周がネジ孔5のメネジ内径よりも径方向内側に位置するロック部6が設けられている。
該ロック部6は、本実施例では、ボルト軸部3の軸方向中途部にボルト軸部のオネジ谷径よりも小径の小径軸部7を一体に設け、該小径軸部7の軸心はボルト軸部3の軸心に対して若干量偏心されており、該小径軸部の外周側にボルト軸部3とは別体のロックリング8を相対回転可能に外嵌することによって構成されている。該ロックリング8の外周面により上記ロック部6の外周Rが定義される。小径軸部7の外周面は、全周にわたってネジ孔5のネジ孔内径よりも径方向内側に位置している。
該ロックリング8の周方向一部は、図2に示すように、ネジ孔5のメネジ内径iよりも径方向外方に若干量突出し且つメネジ外径oよりも径方向内側に位置するとともに、該突出部位に対する周方向反対側ではロックリング8の外周はネジ孔5のメネジ内径iよりも径方向内側に位置している。また、図示実施例ではロックリング8の径方向幅は全周にわたって均一に構成されている。また、ロックリング8の軸方向長さは、メネジの隣接するねじ山の間にはまり込むことがないように、メネジの2ピッチ分の長さ以上とするのが好ましい。
1 緩み止めボルト
3 ボルト軸部
5 ネジ孔
6 ロック部
7 小径軸部
8 ロックリング

Claims (3)

  1. ネジ孔に螺着されるボルト軸部を備える緩み止めボルトにおいて、外周にオネジが形成されたボルト軸部の軸方向中途部にボルト軸部のオネジ谷径よりも小径の小径軸部が設けられ、該小径軸部の軸心は、ボルト軸部の軸心に対して偏心されており、該小径軸部の外周側にロックリングが外嵌装着され、該ロックリングの径方向幅は全周にわたって均一に構成され、該ロックリングの周方向一部が、ネジ孔のメネジ内径よりも径方向外方に若干量突出するとともに、該突出部位に対する周方向反対側ではロックリングの外周はネジ孔のメネジ内径よりも径方向内側に位置しており、該ロックリングは、ネジ孔に螺合されたボルト軸部の先端部によって案内されつつ強制的にネジ孔に内嵌されることを特徴とする緩み止めボルト。
  2. ロックリングは小径軸部に相対回転可能に装着されていることを特徴とする請求項1に記載の緩み止めボルト。
  3. ネジ孔に螺着されるボルト軸部を備える緩み止めボルトにおいて、ボルト軸部の軸方向中途部に、周方向一部がネジ孔のメネジ内径よりも径方向外方に若干量突出するとともに該突出部位に対する周方向反対側の外周がネジ孔のメネジ内径よりも径方向内側に位置するロック部が設けられていることを特徴とする緩み止めボルト。
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