JP5246692B2 - スポイラー - Google Patents

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Description

本発明は自動車のスポイラーに関する。
例えば、ワゴンタイプ,ワンボックスタイプ等の自動車のルーフエンドやリアウィンド上部には車幅方向に延びるスポイラーが取付けられる場合がある。このスポイラーは、合成樹脂材料を用いて中空状に形成されることからブロー成形による提案がいくつもあり(例えば特許文献1〜3)、これまでブロースポイラーが一般的であった。
特開2007−62439公報 特開2004−106765公報 特許第2922444号公報
しかし、最近のスポイラーはアンテナ内蔵やワイパー格納といった機能が付加されるケースが多く、ブロー成形品であるとスポイラーに孔を開けてアンテナを取付けなければならなかった。孔開け工数増の問題にとどまらず、アンテナが傷つく虞もあった。さらに、ツートンカラー仕様が要求されるケースがあるが、斯かる場合、塗装時にマスキング等が必要となった。しかも、マスキングを行うには様々な制限があり、コスト増,デザインの自由度が制約される問題があった。
こうした問題を解決するのに、例えば射出成形品等による二枚合わせスポイラーにして、振動溶着させる対策も考えられる。振動溶着はアッパー部材とロア部材とを接合し、溶着治具の上治具と下治具とで保持した後、加圧すると共に振動を加えて、接合部分を溶着一体化させる技術であるが、上記スポイラーの場合は新たな問題を生じさせた。アンテナ内蔵やワイパー格納を設けるスポイラーは、その起立部kの箇所で、図11のごとく振動溶着治具に係る上治具92と下治具91との距離が長くなるため、該起立部が振動溶着時に倒れて溶着不良になり易かった。それまでのスポイラーは図10のごとくアッパー部材eとロア部材fを振動溶着する際、両者の溶着治具81,82が近接しており特に問題なかったが、最近のアンテナ内蔵等のスポイラーでは、図11のように起立部kにおける上治具92と下治具91が離れ、振動溶着する際に倒れ易かった。さらに、下治具91には溶着時に上方向に圧力がかかることから該起立部が一層倒れ易くなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するもので、アンテナ内蔵やワイパー格納、ツートンカラー等の仕様にも、振動溶着で十分対応でき、歩留まり向上,品質安定に貢献するスポイラーを提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、請求項1に記載の発明の要旨は、アッパー部材とロア部材が溶着一体化される合成樹脂製スポイラーであって、上壁部の外周部分から屈曲して立壁部が下方へ延設されるアッパー部材に、前記立壁部の下縁寄りの内壁面から内方へ突出する庇状鍔片と、前記立壁部の下縁寄りの内壁面から内方へ突出する庇状張出片を形成し、且つ該張出片の先端部分で屈曲してさらに立片として延設されて前記上壁部に結合する櫓体と、が前記立壁部の下縁沿いに交互に配設される一方、ロア部材の上面側で、前記鍔片及び前記張出片の対向部位に溶着用リブが設けられ、且つ前記鍔片に対向する溶着用リブの溶け代よりも、前記張出片に対向する溶着用リブの溶け代が高く設定されて、該リブの鍔片及び張出片への溶着によりアッパー部材とロア部材が一体化されることを特徴とするスポイラーにある。
請求項2の発明たるスポイラーは、請求項1で、溶着用リブは、前記鍔片に対向する溶着用リブに係る溶け代が隣接する張出片に対向する溶着用リブから離れるにしたがい低くなるように設けられることを特徴とする。
請求項3の発明たるスポイラーは、請求項1又は2で、鍔片と張出片とを連続一体となる内フランジにし、且つその下面を平坦にすることを特徴とする。
請求項4の発明たるスポイラーは、請求項1〜3で、ロア部材の上面側で、前記溶着用リブが該溶着用リブの延在方向と交差する方向に互いに離間して複数設けられ、最外側の溶着用リブの前記鍔片及び前記張出片への溶着により前記立壁部の下縁沿いをシールすることを特徴とする。
請求項5の発明たるスポイラーは、請求項1〜4で、前記アッパー部材がロア部材として下側に配設され、前記ロア部材がアッパー部材として上側に配設されて、前記リブの前記鍔片及び前記張出片への溶着によりアッパー部材とロア部材が一体化されることを特徴とする。
請求項1の発明のごとく、アッパー部材の立壁の下縁沿いに櫓体及び鍔片が設けられると、これらが溶着面となる棚をつくる格好になるので、背の高い起立部を設けなくて済み、従来技術の振動溶着する際に倒れる不具合がなくなる。張出片と立片で囲まれた櫓体の通孔の形成が難しいが、鍔片と櫓体とが立壁部の下縁沿いに交互に配設されることで、スライド型等により射出成形が可能になる。射出成形等によるアッパー部材とロア部材の二枚合わせスポイラーができる。そのため、ブロー成形のスポイラーでは難しかったアンテナ内蔵やワイパー格納等の付加機能、さらにツートンカラー仕様にも円滑対応できる。
片に対向する溶着用リブの溶け代よりも、張出片に対向する溶着用リブの溶け代が高く設定されると、櫓体に係る立片で支持された張出片へ、溶着用リブを堅実で信頼できる状態で溶着一体化できるので、品質安定したスポイラーが得られるようになる。
請求項の発明のごとく、前記鍔片に対向する溶着用リブに係る溶け代が隣接する張出片に対向する溶着用リブから離れるにしたがい低くなると、鍔片の撓みにくい部位から溶着することになり、より強固に溶着できる。また、鍔片,張出片への溶着リブの溶着時に、張出片の近傍から熱が連続して伝わり、圧力のかかりやすい張出片だけでなく、張出片から離れた圧力のかかりにくい鍔片にも確実に溶着用リブを溶かすことができる。
請求項3の発明のごとく、鍔片と張出片とを連続一体となる内フランジにし、且つその下面を平坦にすると、振動溶着における振動を作り易くなる。アッパー部材とロア部材が溶着一体化を速やかにし、その溶着もより確かなものにする。
請求項の発明のごとく、最外側の溶着用リブの鍔片及び張出片への溶着により立壁部の下縁沿いがシールされると、その内側に在る溶着用リブの溶着箇所を保護できる。その内側に在る溶着用リブの溶着箇所が、洗車時の溶剤等で溶着強度が低下する虞があっても、最外側の溶着用リブで溶剤侵入を阻止し、その内側へは入り込まない。
請求項の発明のごとく、アッパー部材とロア部材を上下逆に置き換えても、請求項1の発明と同様の作用,効果を得る。
本発明のスポイラーはアンテナ内蔵やワイパー格納、ツートンカラーの仕様等に対応できるだけでなく、振動溶着でアッパー部材とロア部材が溶着一体化されるにあたって、品質安定、歩留まり向上、さらにコスト低減化にも貢献するなど優れた効果を発揮する。
以下、本発明に係るスポイラーの実施形態について詳述する。図1〜図8は本発明のスポイラーの一形態を示したもので、図1はその分解斜視図、図2は図1のアッパー部材のIV-IV線断面とロア部材のV-V線断面とで接合する様子の説明断面図、図3は図2のアッパー部材とロア部材の溶着一体化により形成したスポイラーの説明断面図、図4は図2でロア部材の溶着用リブに対向するアッパー部材に係る櫓体及び鍔片周りの拡大斜視図、図5は図3の櫓体周りの拡大縦断面図、図6は(イ)が櫓体周りで塗装を施す範囲を示す説明図で、(ロ)が図11の従来技術で(イ)に対応する部位の塗装範囲を示す説明図である。図7は鍔片域の拡大縦断面図、図8は溶着工程における溶着用リブと鍔片,櫓体との相対位置関係を表す説明断面図で、(イ)が溶着前、(ロ)が溶着用リブと櫓体が溶着した第一段階、(ハ)が溶着用リブと櫓体だけでなく、溶着用リブと鍔片とが溶着一体化しスポイラーを完成させた第二段階で、(ハ)は図5のIX-IX線断面及び図7のX-X線断面に対応する。尚、図4,図8は図面を分かり易くするため上下逆に図示する。
スポイラー1は、庇状鍔片25及び櫓体26を設ける合成樹脂製アッパー部材2と、該鍔片25と該櫓体26の対向部位に溶着用リブ33を形成する合成樹脂製ロア部材3とを具備し、両者が溶着一体化されたものである(図1〜図3)。ワゴンタイプの自動車のルーフエンド41近くのバックドア42に、図3のごとく車幅方向に延びる翼状の本スポイラー1が取付けられる。本実施形態のスポイラー1は、ロア部材3の色をブラックにして、アッパー部材2の色調をボディ色に合わせたツートンカラー仕立てとする。
アッパー部材2は、図2の紙面垂直方向の車幅方向に長いスポイラー1の上半部を形成する平板状の射出成形品である。アッパー部材2は、図3の車両取付け状態で、上面2Aが意匠面になる平坦な上壁部21と、この上壁部21が車両後方に向かって緩やかに下降し、その外周部分21aから側面視略L字状に屈曲して下方に延設される立壁部22と、を備える。ここで、本発明における「下方」とは、車両下側方向のことで、バックドア42にスポイラー1が図3のように取付けられた場合、同図の紙面下方をいい、「上方」とは同図紙面上方で、車両上側方向をいう。ロア部材3に被着するように上方側からアッパー部材2が溶着一体化される。
そして、アッパー部材2には、図5,図7のごとく前記櫓体26の張出片261と前記鍔片25とが前記立壁部22の下縁22a寄りの内壁面22bから内方へ向けて略水平に突出する。図1で、アッパー部材2の立壁部22の中央部はランプが取付けられるため凹んでいるが、同図のIV-IV線矢視で示した中央寄りから両端に近づく領域に、櫓体26の張出片261と鍔片25が設けられる。
前記張出片261は平板状で、立壁部22の下縁22a寄りの内壁面22bからアッパー部材本体2aの内方へ向けて略水平に突出し、該張出片261の先端部分261aで屈曲して、さらに立片262として延設されて上壁部21に結合する。該張出片261と該立片262とで櫓体26が形成される(図5)。符号uは張出片261と立片262とアッパー部材2とに囲まれた通孔を示す。張出片261は水平に配し、ロア部材3の溶着用リブ33と溶着する際の溶着面として機能させ易くし、また溶着時にも該張出片261を水平に保てるように、該張出片を立片262が支える。上壁部21に立片262が立ち上がり、その先端が張出片261につながる。櫓体26がアッパー部材2の車両後方側の車幅方向に沿って断続的に複数形成される。
一方、前記鍔片25は前記立壁部22の下縁22aに沿って断続形成される複数の櫓体26の間を埋めるように配される板状部で、各鍔片25が立壁部22の下縁寄りの内壁面22bからアッパー部材本体2aの内方へ向けて略水平に突出する。鍔片25と櫓体26が立壁部22の下縁沿いに交互に配設される。斯かる構成によって、射出成形時に櫓体26の通孔uを形成でき、アッパー部材2の射出成形品の製造が可能になる。
ここでは、鍔片25と前記張出片261とが連続一体化し、同一面を形成する図4に示すような棚状の内フランジ2bとなる。該内フランジ2bの下面2bが平坦に形成される。立壁部22の下縁寄りの内壁面22bから内方へ一定長さで張り出す内フランジ2bが、アッパー部材2の外周縁となる立壁部22の下縁22aに沿って帯板状にほぼ水平延設される。そのため、内フランジ2bの内周縁で櫓体26の立片262が櫛歯状に所定ピッチで起立する格好にもなる。図4中、符号kは立片262間の開口を示す。内フランジ2bを帯板状で水平延設するのは、振動溶着により溶着用リブ33を内フランジ2bに溶着する際、溶着面に対し振動し易く、また溶着用リブ33の溶け代hの設定がし易くなるからである。立壁部22の下縁22a寄りで、少し引っ込んだ所に内フランジ2b(張出片261及び鍔片25)を設けるのは、アッパー部材2とロア部材3が溶着一体化したとき、立壁部22の下縁部分でロア部材3を図3のごとく覆い隠し、見栄え良くするためである。
ロア部材3は前記アッパー部材2と溶着一体化されるスポイラー1の下半部で、車幅方向に長い形状とする(図1)。ロア部材3は平面視形状をアッパー部材2と略同じにするが、図2,図3のように、アンテナ格納用スペースSを形成する凹所を設ける。ロア部材3には、その上面3A側で、前記内フランジ2b(鍔片25及び張出片261)の対向部位に、アッパー部材2との組付けにより内フランジ2bに突き当たる高さhの溶着用リブ33が形成される。図5,図7中、溶着用リブ33と内フランジ2bと実線交差して干渉するリブ上部が該溶着用リブの溶け代hとなる。符号hは溶着用リブ33と内フランジ2bの溶着を終えても残る残存部を示す。
本ロア部材3では、内フランジ2bの対向部位、すなわち図1のV-V線矢視付近の中央寄りからロア部材3の両端に近づく領域に、図2の紙面垂直方向に延びる平坦部32を形成し、且つ該平坦部上に図2のようなリブ状断面の溶着用リブ33を隆起形成する。略水平に配される平坦部32から溶着用リブ33が隆起するが、その上部が溶け代hになる。溶着用リブ33は平坦部32上で図2の紙面垂直方向に一様のリブ厚みの等断面形状で走る。溶着用リブ33は一本でもよいが、ここでは溶着用リブ33を三本設ける。これらのリブ33が内フランジ2b(鍔片25及び張出片261)の対向箇所に溶着することによってスポイラー1が完成する。尚、本実施形態のロア部材3は内フランジ2bが設けられた車両後方側の周縁のみならず、図2に示すように、車両前方側周縁や空間Sを形成する縦断面「へ」字状部の峰部分にも溶着リブ34,35を設ける。これらの溶着リブ34,35も、アッパー部材2との組付けによりアッパー部材2の内面に突き当たるリブ高さを有して、アッパー部材2とロア部材3との溶着一体化を一層確実なものとする。
上部に溶け代hを有する溶着用リブ33は、アッパー部材2との組付けで内フランジ2bに突き当たり、溶け代hが溶けて溶着することで、アッパー部材2とロア部材3が一体化する。前記内フランジ2bの対向部位に形成される溶着用リブ33は、その上部に溶け代hを設ければ足りる。ただ、図4では溶着用リブ33として真ん中の溶着用主リブ33bの説明しかできないが、鍔片25に対向する溶着用リブ33bの溶け代h12よりも、張出片261に対向する溶着用リブ33bの溶け代h11の方を高く設定するのがより好ましい(図5,図7)。溶着用リブ33を介してアッパー部材2とロア部材3が振動溶着で一体化する際、両者のより強固な溶着一体化が図れるからである。ここで、「鍔片25に対向する溶着用リブ33の溶け代h12」の溶け代hとは、鍔片25に対向する溶着用リブ33の部位での溶け代平均値をいい、「張出片261に対向する溶着用リブ33の溶け代h11」の溶け代hとは張出片261に対向する溶着用リブ33の部位での溶け代平均値をいう。張出片261と対向する溶着用リブ33の部位では、張出片261と強固に一体化できるよう、溶け代hが十分に大きい(すなわちリブ高さhが高い)溶着用リブ33が設定される。そして、張出片261と対向する溶着用リブ33の部位から、鍔片25に対向する溶着用リブ33の部位に向けて、図4のごとく傾斜し、その後、リブ高さhが高さh10分だけ段差状に低くなり、鍔片25に対向する部位では溶け代hの低い(すなわちリブ高さhが低い)溶着用リブ33が設定される。
次に、アッパー部材2とロア部材3が、溶着用リブ33の鍔片25及び張出片261への溶着により一体化されるしくみを説明する。併せて、鍔片25に対向する溶着用リブ33の溶け代hよりも、張出片261に対向する溶着用リブ33の溶け代hの方を高く設定する方が、アッパー部材2とロア部材3のより強固な溶着一体化が得られる上述理由を、図4,図8等を使って説明する。尚、本実施形態は、図4の三本ある溶着用リブ33のうち、真ん中の溶着用リブ33がアッパー部材2とロア部材3の溶着一体化の主力になる溶着用主リブ33b、外側(最外側)の溶着用リブ33が溶着用副リブ33a、内側の断続形成される溶着用リブ33が溶着用補助リブ33cになる。溶着用リブ33a〜33cが該リブの延在方向と交差する方向に互いに離間して3本配設される。図8は溶着工程における溶着用主リブ33bと内フランジ2bとの相対位置関係を表す説明断面図である。まず、溶着用主リブ33bに注目して説明する。
本振動溶着では、最初に図2のようにアッパー部材2の内面2Bとロア部材3の内面(上面3A)が対向するようにして、アッパー部材2,ロア部材3を溶着治具に取付ける(図2)。振動溶着機のテーブルに組み込まれた溶着治具の上治具7にアッパー部材2がセットされ、下治具6にロア部材3がセットされる(図8のイ)。
次いで、アッパー部材2とロア部材3をその接合方向に加圧すると共に、振動を加える。各張出片261と溶着用主リブ33bの上部(すなわち溶け代h)の接合部分の一部が摩擦エネルギによって溶融し、該接合部分が溶着する(図8のロ)。この溶着用主リブ33bと櫓体26が溶着する第一段階では、前記接合方向の加圧で、張出片261がロア部材3からの押圧力を受ける。押圧力を受け、張出片261が撓み変形するのを、立片262が支えてこれを阻止する。ここで、鍔片25に対向する溶着用主リブ33bの高さhが張出片261に対向する溶着用主リブ33bの高さhと同じであれば、立片262のない鍔片25がロア部材3から押圧力を受けて図8(ロ)の鎖線のように撓んでしまう。しかし、そのようなことは起こらない。ロア部材3,溶着用主リブ33bから押圧力を受けようとしても、鍔片25に対向する溶着用主リブ33bの溶け代hが、張出片261に対向する溶着用主リブ33bの溶け代hよりも低いので(図4)、初めは溶着用主リブ33bが鍔片25に届かない(図8のロ)。鍔片25に対向する溶着用主リブ33bの高さが張出片261に対向する溶着用主リブ33bの高さよりも低いので、溶着用主リブ33bと鍔片25との間に距離εを残す。そのため、鍔片25が変形することはない。
その後、図8(ハ)に示す更なる振動溶着で、既に張出片261で溶融している溶着用主リブ33bの溶け代hの残りが摩擦エネルギによって溶融し、より堅固な溶着を実現する。と同時に、鍔片25に対向する溶着用主リブ33bと鍔片25とが接合して、その部分が摩擦エネルギによって溶融し、これにより該接合部分が溶着する。鍔片25と溶着用主リブ33bの溶着は、その溶け代hが小さいので、鍔片25を変形させ支障をきたすほどにはならない。張出片261と溶着用主リブ33bの接合部分、すなわち溶け代hの大きい該部分の溶着で、アッパー部材2とロア部材3の一体強化の主役割を担う。鍔片25と溶着用主リブ33bの部位での溶着は、アッパー部材2とロア部材3の強固な結合もあるが、製品化後、この部分で不用意に口が開かない一体化の役割を担う。
さらにいえば、隣接する櫓体26の距離Lに応じて、図9(イ)や図9(ロ)のように溶着用主リブ33b(溶着用リブ33)は、その溶け代hを連続的に変化させるとより好ましくなる。図9(イ)では、図8(イ)に代えて、溶着用主リブ33bに係る溶け代hが隣接する張出片261に対向する溶着用主リブ33bから離れるにしたがい階段状に低くなるよう設けられている。すなわち、溶着用主リブ33bは張出片26に対向する溶着用主リブ33bから離れるにしたがって、符号33b21、符号33b22で示すように該溶着用主リブの溶け代を段階的に小さくするのである。
また、図9(ロ)では、溶着用主リブ33bに係る溶け代hが隣接する張出片261に対向する溶着用主リブ33bから離れるにしたがい傾斜して低くなるよう設けられている。櫓体26から離れると、鍔片25が撓みやすくなるので、撓みにくい部位から順に溶着させることによって、強固に溶着させる趣旨である。さらに、鍔片25に対向する溶着用主リブ33bの溶け代hが隣接する張出片261に対向する溶着用主リブ33bから離れるにしたがい低くなるように設けられれば、鍔片25,張出片261への溶着用主リブ33bの溶着時に、張出片261の近傍から熱が連続して伝わり、圧力のかかりやすい張出片261だけでなく、該張出片から離れた圧力のかかりにくい鍔片25にも確実に溶着用主リブ33bを溶かすことができる。
以上、溶着用主リブ33bに注目して、アッパー部材2とロア部材3が、溶着用リブ33の鍔片25及び張出片261への溶着により一体化されるしくみを述べたが、本実施形態では、外側(最外側)に溶着用リブ33たる溶着用副リブ33aも設けられる。溶着用副リブ33aは内フランジ2bと溶着一体化したとき、立壁部22の下縁沿いをシールするように設けられる。
溶着用副リブ33aと溶着用主リブ33bとは同形状でもよいが、ここでの溶着用副リブ33aは、図5のように、張出片261及び鍔片25に対向する溶着用リブ33の溶け代hを、溶着用主リブ33bのものより一回り小さくする。溶着用主リブ33bがアッパー部材2とロア部材3を堅固に一体化させる溶着一体化の主力になる一方、溶着用副リブ33aは封止機能を担う。
本ツートンカラー仕様のスポイラー1では、マスキング処理等を必要とするため、後からの塗装は厄介で、先にアッパー部材2,ロア部材3の塗装が行われる。しかるに、塗装後に溶着すると、溶着箇所の塗装が削られる。アッパー部材2,ロア部材3の溶着箇所はこれら部材の地肌、例えばABS樹脂等の合成樹脂がむき出しになる。むき出し箇所は、洗車時に溶剤が入り込んで、その合成樹脂部分を劣化させ、溶着強度が低下してしまう。本実施形態はこれを防ぐため、溶着用主リブ33bに加え、溶着用副リブ33aを追加する。溶着用副リブ33aが内フランジ2b(鍔片25及び張出片261)との溶着一体化で立壁部22の下縁に沿って全周に設けられる。該溶着用副リブ33aが、内フランジ2bと溶着したとき、立壁部22の下縁22aに沿ってシールし、アッパー部材2とロア部材3の溶着一体化の主力になる溶着用主リブ33bを溶剤から防御する。
また、溶着用主リブ33bの内側に溶着用補助リブ33cが設けられる。溶着用補助リブ33cは断続形成され、各櫓体26の立片262近くの箇所に設けられる。立片262に近いので、これにしっかりと受け支えられる。そのため、溶着用補助リブ33cのリブ高さを高くして(図5)、該溶着用補助リブの張出片261への溶着によりアッパー部材2とロア部材3がより頑強に一体化されたスポイラー1を造る。
その他、図7中、符号37は溶着用リブ33による溶着時に、鍔片25が倒れるのを防ぐストッパ部を示す。図7以外の図面では該ストッパ部の図示を省く。本実施形態は図1〜図8のごとく上側にアッパー部材2、下側にロア部材3を配して、両者が溶着一体化するスポイラーとしたが、前記アッパー部材2を下側とし前記ロア部材3を上側に上下逆転配置して、リブの鍔片及び張出片への溶着によりアッパー部材とロア部材が一体化されるスポイラーとすることもできる。
このように構成したスポイラー1は、アッパー部材2とロア部材3の二枚合わせにするので、ブロー成形品で問題となったコスト増,デザインの自由度が制約される等の問題から開放される。アンテナ内蔵やワイパー格納といった付加機能、さらにツートンカラー仕様にも容易に対応できる。図2の段階で、本スポイラー1はアンテナを組み入れ、またロア部材2の透孔31を利用してルーフエンド41近くのバックドア42に取着する止具5を組み付けできる。
そして、二枚合わせスポイラー1にしても、内フランジ2bを設けることによって、背の高い起立部を設けなくてもよいので品質安定した振動溶着を行うことができる。図11の起立部kが倒れて溶着不良になる不具合は解決する。立壁部22の下縁寄り内壁面22bから内方へ突出する内フランジ2b(鍔片25及び張出片261)を設けることによって、該内フランジを溶着用リブ33の溶着面とする。その結果、図11の起立部kを小さくでき、さらに本実施形態のごとく平坦部32に溶着用リブ33を直接設けて起立部kをなくすことも可能になる。一方で、アッパー部材2とロア部材3をその接合方向に加圧すると共に振動を加える振動溶着時に、内フランジ2bがその加圧から逃れるように撓む問題が発生するが、斯かる問題は、張出片261の先端部分261aで屈曲してさらに立片262を延設し上壁部21に結合する櫓体26を形成することで解決できる。各櫓体26の部位では、前記接合方向の加圧を立片262がしっかりと支えるので、溶着用リブ33と張出片261との溶着強度がアップする。立片262を設けたためにできる形成の難しい櫓体26の通孔uも、鍔片25と櫓体26を交互に配設することによってスライド型等により形成し、アッパー部材2の射出成形品の製造が可能になる。
また、鍔片25に対向する溶着用リブ33の溶け代h12よりも、張出片261に対向する溶着用リブ33の溶け代h11を高く設定して、立片262の支えがある各櫓体26の箇所で堅固に溶着するので、極めて理にかなった構造にして、アッパー部材2とロア部材3とを頑丈に一体化できる。立片262のような支えのない鍔片25の部位には、振動溶着時に加圧負担をかけない。さらに、鍔片25に対向する溶着用リブ33に係る溶け代hが、隣接する張出片261に対向する溶着用リブ33から離れるにしたがい低くなると、鍔片の撓みにくい部位から溶着することになり、強固に溶着できる。また、鍔片25,張出片261への溶着リブ33の溶着時には、張出片261の近傍から熱が連続して伝わり、該張出片から離れた圧力のかかりにくい鍔片25でも確実に溶着用リブ33を溶かす。
ツートンカラー仕様の本実施形態のアッパー部材2の塗装範囲は、従来技術の図11のアッパー部材2が図6(ロ)の矢印で示す範囲であるのに対し、図6(イ)の矢印で示す範囲となるので、塗装しやすくなりコスト低減にもつながる。尚、マスキング処理等の問題から、塗装後に溶着するツートンカラー仕様のスポイラー1を取り上げたが、本発明はツートンカラー仕様に限らない。例えば、図6(ロ)のような場合、ツートンカラー仕様でなくても、アッパー部材2と起立部kの隙間内を両者の溶着後に塗装するのは至難だからである。
さらに、溶着用主リブ33bと内フランジ2bの溶着によって塗装が削られたアッパー部材2の露出部分が、洗車時の溶剤から攻撃され劣化し、溶着強度が低下する場合があるが、本スポイラー1では溶着用副リブ33aがその溶着強度の低下防止に威力を発揮する。溶着用副リブ33aが内フランジ2b(鍔片25及び張出片261)との溶着一体化で立壁部22の下縁22aに沿ってシールするので、溶着用副リブ33aがつくるシール部分で溶剤などの内部への侵入を阻止できる。本スポイラーは洗車時の溶剤等がここで食い止められるので、溶着用主リブ33bで頑丈に溶着したために塗装の削られた露出部分も溶剤攻撃を受けずに済む。このように、本スポイラー1は品質面,コスト面等から数々の優れた効果を発揮する。
尚、本発明においては、上記実施例に示すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々変更できる。アッパー部材2,内フランジ2b,上壁部21,立壁部22,鍔片25,櫓体26,張出片261,立片262,ロア部材3,平坦部32,溶着用リブ33,リブ高さh,溶け代h等の形状,大きさ,個数などは用途に応じて適宜選択できる。
本発明のスポイラーの一形態で、その分解斜視図である。 図1のアッパー部材のIV-IV線断面とロア部材のV-V線断面とで接合する様子の説明断面図である。 図2のアッパー部材とロア部材の溶着一体化により形成したスポイラーの説明断面図である。 図2で、ロア部材の溶着用リブに対向するアッパー部材に係る櫓体及び鍔片周りの拡大斜視図である。 図3の櫓体周りの拡大縦断面図である。 (イ)が櫓体周りで塗装を施す範囲を示す説明図で、(ロ)が図11の従来技術で(イ)に対応する部位の塗装範囲を示す説明図である。 図7は鍔片域の拡大縦断面図である。 溶着工程における溶着用リブと鍔片,櫓体との相対位置関係を表す説明断面図である。 図8とは異なる他態様の溶着用リブを用いた溶着工程における該溶着用リブと鍔片,櫓体との相対位置関係を表す説明断面図である。 従来技術の説明断面図である。 従来技術の説明断面図である。
符号の説明
1 スポイラー
2 アッパー部材
2b 内フランジ
21 上壁部
22 立壁部
22b 内壁面
25 鍔片
26 櫓体
261 張出片
262 立片
3 ロア部材
33 溶着用リブ
33a 最外側の溶着用リブ(溶着用副リブ,溶着用リブ)
33b 溶着用主リブ(溶着用リブ)
33c 溶着用補助リブ(溶着用リブ)
h リブ高さ
,h11,h12 溶け代

Claims (5)

  1. アッパー部材とロア部材が溶着一体化される合成樹脂製スポイラーであって、
    上壁部の外周部分から屈曲して立壁部が下方へ延設されるアッパー部材に、前記立壁部の下縁寄りの内壁面から内方へ突出する庇状鍔片と、前記立壁部の下縁寄りの内壁面から内方へ突出する庇状張出片を形成し、且つ該張出片の先端部分で屈曲してさらに立片として延設されて前記上壁部に結合する櫓体と、が前記立壁部の下縁沿いに交互に配設される一方、ロア部材の上面側で、前記鍔片及び前記張出片の対向部位に溶着用リブが設けられ、且つ前記鍔片に対向する溶着用リブの溶け代よりも、前記張出片に対向する溶着用リブの溶け代が高く設定されて、該リブの鍔片及び張出片への溶着によりアッパー部材とロア部材が一体化されることを特徴とするスポイラー。
  2. 前記溶着用リブは、前記鍔片に対向する溶着用リブに係る溶け代が隣接する張出片に対向する溶着用リブから離れるにしたがい低くなるように設けられる請求項記載のスポイラー。
  3. 前記鍔片と前記張出片とを連続一体となる内フランジにし、且つその下面を平坦にする請求項1又は2に記載のスポイラー。
  4. 前記ロア部材の上面側で、前記溶着用リブが該溶着用リブの延在方向と交差する方向に互いに離間して複数設けられ、最外側の溶着用リブの前記鍔片及び前記張出片への溶着により前記立壁部の下縁沿いをシールする請求項1乃至のいずれか一項に記載のスポイラー。
  5. 前記アッパー部材がロア部材として下側に配設され、前記ロア部材がアッパー部材として上側に配設されて、前記リブの前記鍔片及び前記張出片への溶着によりアッパー部材とロア部材が一体化される請求項1乃至4のいずれか一項に記載のスポイラー。
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