JP5245603B2 - タッチパネル用情報生成装置及びタッチパネル用情報生成装置の制御方法 - Google Patents

タッチパネル用情報生成装置及びタッチパネル用情報生成装置の制御方法 Download PDF

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本発明は、タッチパネル用情報生成装置及びタッチパネル用情報生成装置の制御方法に関する。
従来より、タッチパネルの押圧位置を検出し、その押圧位置を信号として出力するタッチパネル装置が知られている。例えば、特許文献1には、タッチパネル本体の押圧位置のX座標,Y座標を電位として押圧位置検出部が検出し、検出した電位をA/D変換したディジタル値をコントローラに出力するタッチパネル装置が記載されている。
特開平5−241717号公報
ここで、タッチパネルの押圧位置を表す情報を含む押圧情報の総ビット数が、プロセッサが1回の処理で扱うことのできる処理ビット数より多い場合には、押圧情報を1回の処理で読み出せないという問題がある。この問題は、例えば、タッチパネルの押圧位置を検出する押圧検出装置に汎用品を用いる場合や、押圧情報の処理以外の処理においてプロセッサに要求されるビット数が小さい場合などに生じる。このような場合に、2回の処理に分けて押圧情報を読み出すこととすると、処理速度が低下するという問題や、1回目の処理と2回目の処理との間に押圧位置が変化すると正しい押圧情報を得られなくなってしまうという問題が発生する。また、プロセッサ毎又はプロセッサの処理毎に、押圧情報のうち必要な値が異なる場合があり、プロセッサが必要な値だけを読み出せるようにしたいという要望がある。
本発明は、上述した課題に鑑みなされたものであり、押圧情報の総ビット数がプロセッサの処理ビット数より多い場合にプロセッサが必要な値を1回の処理で読み出せるようにすることを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のタッチパネル用情報生成装置は、
タッチパネルのX軸方向の押圧位置を表すX軸情報とY軸方向の押圧位置を表すY軸情報とを含む押圧情報をディジタル値で検出する押圧検出装置と、1回の処理で扱うことのできる処理ビット数が前記押圧情報の総ビット数未満であるプロセッサと、に接続されるタッチパネル用情報生成装置であって、
前記押圧検出装置から前記押圧情報を取得する押圧情報取得手段と、
前記処理ビット数以下のビット数のディジタル値で構成される複数種類のパッケージ情報を前記押圧情報から生成可能なパッケージ情報生成手段と、
前記プロセッサからの要求を取得したとき、該要求に応じて前記複数種類のパッケージ情報のうちいずれのパッケージ情報を生成するかを決定し、該決定したパッケージ情報を生成するよう前記パッケージ情報生成手段を制御する制御手段と、
を備えたものである。
このタッチパネル用情報生成装置は、タッチパネルのX軸方向の押圧位置を表すX軸情報とY軸方向の押圧位置を表すY軸情報とを含む押圧情報をディジタル値で検出する押圧検出装置と、1回の処理で扱うことのできる処理ビット数が押圧情報の総ビット数未満であるプロセッサと、に接続される。そして、プロセッサからの要求に応じて、押圧検出装置から取得した押圧情報から生成可能であり前記処理ビット数以下のビット数のディジタル値で構成された複数種類のパッケージ情報のうち、いずれのパッケージ情報を生成するかを決定し、決定したパッケージ情報を生成する。したがって、このパッケージ情報をプロセッサが読み出すことで、押圧情報の総ビット数がプロセッサの処理ビット数より多い場合にプロセッサが必要な値を1回の処理で読み出すことができる。なお、押圧情報から生成するパッケージ情報とは、押圧情報から一部のディジタル値をそのまま抜き出した値だけでなく、押圧情報に含まれるディジタル値の加減乗除によって導出できる値や、それらの値を組み合わせて並べた値も含むものであり、押圧情報から生成可能であればどのような値でもよい。
本発明のタッチパネル用情報生成装置において、前記押圧検出装置は、前記タッチパネルの前記押圧位置における押圧の圧力の導出に用いる圧力情報を含む前記押圧情報をディジタル値で検出する装置であるものとしてもよい。押圧検出装置が検出する押圧情報がX軸情報、Y軸情報、圧力情報を含む場合においては、例えば、押圧位置のX座標とY座標とを知るだけであればプロセッサは圧力情報を読み出す必要がないため圧力情報を含まないパッケージ情報で足り、押圧の圧力を知るだけであればプロセッサはX軸情報とY軸情報とを共に読み出す必要がないためX軸情報とY軸情報の少なくともいずれかを含まないパッケージ情報で足りるなど、処理によって必要な情報が異なる場合が多い。このため、本発明を適用する意義が高い。
また、本発明のタッチパネル用情報生成装置において、前記タッチパネルは、前記X軸方向の両端間に電圧を印加することで該X軸方向に電位勾配が形成される第1抵抗部材と、前記Y軸方向の両端間に電圧を印加することで該Y軸方向に電位勾配が形成される第2抵抗部材とを備え、押圧により該第1抵抗部材と該第2抵抗部材とが押圧位置で接触するタッチパネルであり、前記押圧検出装置は、前記X軸情報として前記第1抵抗部材の前記X軸方向の両端間にのみ電圧を印加したときの前記第2抵抗部材の電位を検出し、前記Y軸情報として前記第2抵抗部材の前記Y軸方向の両端間にのみ電圧を印加したときの前記第1抵抗部材の電位を検出し、前記圧力情報として、前記第1抵抗部材の前記X軸方向の一端と前記第2抵抗部材の前記Y軸方向の一端との間にのみ電圧を印加したときの該第1抵抗部材の前記X軸方向の他端の電位である第1圧力情報と、前記第1抵抗部材の前記X軸方向の一端と前記第2抵抗部材の前記Y軸方向の一端との間にのみ電圧を印加したときの該第2抵抗部材の前記Y軸方向の他端の電位である第2圧力情報とを検出する装置であるものとしてもよい。押圧検出装置が検出する押圧情報がX軸情報、Y軸情報、第1圧力情報、第2圧力情報を含む場合においては、例えば押圧位置のX座標とY座標とを知るだけであればプロセッサは圧力情報を読み出す必要がないため第1及び第2圧力情報を含まないパッケージ情報で足り、押圧位置の接触抵抗(すなわち押圧の圧力)を知るだけであればX軸情報とY軸情報と第1圧力情報と第2圧力情報とのうちいずれか3つの情報で構成されたパッケージ情報で足りるなど、処理によって必要な情報が異なる場合が多い。このため、本発明を適用する意義が高い。
さらに、本発明のタッチパネル用情報生成装置において、前記パッケージ情報生成手段は、前記パッケージ情報として、前記押圧情報のうち前記X軸情報と前記第1圧力情報と前記第2圧力情報とで構成された第1パッケージ情報と、前記押圧情報のうち前記X軸情報と前記Y軸情報と前記第1圧力情報とで構成された第2パッケージ情報と、前記第2圧力情報と前記第1圧力情報との差である第3圧力情報と前記X軸情報と前記Y軸情報とで構成された第3パッケージ情報と、前記第1圧力情報の上位mビット(mは1以上且つ前記第1圧力情報のビット数未満の整数)と前記第2圧力情報の上位nビット(nは1以上且つ前記第2圧力情報のビット数未満の整数)と前記X軸情報と前記Y軸情報とで構成された第4パッケージ情報と、のうちの少なくともいずれか1つのパッケージ情報を生成可能な手段であるものとしてもよい。ここで、第1パッケージ情報はX軸方向の押圧位置と押圧の圧力とを共に精度良く検出するのに適しており、第2パッケージ情報は第1パッケージ情報に比べて圧力を検出するための処理時間は長くなるがX,Y軸方向の押圧位置と押圧の圧力とを共に精度良く検出するのに適しており、第3パッケージ情報は第1パッケージ情報に比べて短い処理時間でX,Y軸方向の押圧位置と押圧の有無とを共に検出するのに適しており、第4パッケージ情報は第1パッケージ情報に比べて短い処理時間でX,Y軸方向の押圧位置と押圧の圧力の概略値とを共に検出するのに適している。したがって、これらのうち少なくともいずれか1つのパッケージ情報を生成可能とすることで、上述した効果の少なくともいずれか1つの効果を得ることができる。
本発明のタッチパネル用情報生成装置の制御方法は、
タッチパネルのX軸方向の押圧位置を表すX軸情報とY軸方向の押圧位置を表すY軸情報とを含む押圧情報をディジタル値で検出する押圧検出装置と、1回の処理で扱うことのできる処理ビット数が前記押圧情報の総ビット数未満であるプロセッサと、に接続されるタッチパネル用情報生成装置の制御方法であって、
(a)前記押圧検出装置から前記押圧情報を取得するステップと、
(b)前記プロセッサからの要求に応じて、前記押圧情報から生成可能であり前記処理ビット数以下のビット数のディジタル値で構成された複数種類のパッケージ情報のうち、いずれのパッケージ情報を生成するかを決定し、該決定したパッケージ情報を生成するステップと、
を含むものである。
このタッチパネル用情報生成装置の制御方法では、上述したタッチパネル用情報生成装置と同様に、プロセッサからの要求に応じて、押圧検出装置から取得した押圧情報から生成可能であり前記処理ビット数以下のビット数のディジタル値で構成された複数種類のパッケージ情報のうち、いずれのパッケージ情報を生成するかを決定し、決定したパッケージ情報を生成するため、プロセッサが必要な値を1回の処理で読み出すことができる。なお、このタッチパネル用情報生成装置の制御方法において、上述したいずれかのタッチパネル用情報生成装置が備えている各種構成を備えていてもよい。
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態であるタッチパネルシステム100の構成の概略を示す構成図である。
タッチパネルシステム100は、図1に示すように、タッチパネル30と、タッチパネル30に電圧を印加してタッチパネル30の押圧位置AのX座標やY座標に応じた電位を押圧情報としてディジタル値で検出する押圧検出装置40と、押圧検出装置40が押圧情報を検出するよう要求するとともに検出した押圧情報を取得してレジスタ52に記憶するタッチパネル制御装置50と、タッチパネル制御装置50が記憶した押圧情報に基づいてタッチパネル30に対して行われたユーザの操作を検出するプロセッサ60と、各種処理プログラムを記憶したROM70と、一時的にデータを記憶するRAM80と、を備えている。なお、タッチパネル制御装置50,プロセッサ60,ROM70及びRAM80は、バス90によって電気的に接続されている。
タッチパネル30は、アナログ抵抗膜方式の4線式タッチパネルとして構成されており、X軸方向の両端にX方向電極11,12を有するX方向抵抗膜10と、X軸方向に直交するY軸方向の両端にY方向電極21,22を有するY方向抵抗膜20と、を図示しないスペーサーによってギャップを持たせて対向させ、図示しないディスプレイ上に重ねたものである。ユーザがタッチパネル30の押圧位置Aを押圧すると、X方向抵抗膜10とY方向抵抗膜20とが接触し、押圧位置AのX座標によってX方向抵抗膜10のうち押圧位置AからX方向電極11までの抵抗Rx1及び押圧位置AからX方向電極12までの抵抗Rx2の抵抗値が定まる。同様に、押圧位置AのY座標によってY方向抵抗膜20のうち押圧位置AからY方向電極21までの抵抗Ry1及び押圧位置AからY方向電極22までの抵抗Ry2の抵抗値が定まる。そのため、詳しくは後述するが、押圧検出装置40が押圧位置Aの座標に応じた電圧を検出できるようになっている。なお、X軸方向電極11,12はそれぞれ接続線13,14によって押圧検出装置40と接続されており、Y軸方向電極21,22はそれぞれ接続線23,24によって押圧検出装置40と接続されている。
押圧検出装置40は、タッチパネル制御装置50と信号線44を介して接続されており、タッチパネル制御装置50からの要求によって接続線13,14,23,24のいずれか2線間に電圧を印加する電圧印加部41と、タッチパネル制御装置50からの要求によって接続線13,14,23,24のいずれか2線間の電圧を検出する電圧検出部42と、検出した電圧をディジタル値に変換して押圧情報としてタッチパネル制御装置50に出力するA/D変換部43と、を備えている。
ここで、押圧検出装置40による押圧位置Aの座標と押圧の圧力とに応じた電位の検出について説明する。図2に押圧位置Aで抵抗膜10,20が接触したときの抵抗膜10,20の回路図を示す。押圧位置Aが押圧されているときには、X方向抵抗膜10における押圧位置Aである押圧位置AxとY方向抵抗膜20における押圧位置Aである押圧位置Ayとが接触抵抗Rtを介して接触するため、図2のような回路となる。この接触抵抗Rtは押圧の圧力によって異なる抵抗値となり、圧力が大きいほど抵抗値は小さくなる。なお、図2では、図1にも記載されているものについては同じ符号を使用している。この回路において、押圧検出装置40の電圧印加部41が接続線13,14間に電圧Vを印加して電圧検出部42が接続線13,24間の電圧を検出することで、式(1)で表される押圧位置Axの電圧Vxが得られる。式(1)からわかるように、電圧VxはX方向抵抗膜10の全体の抵抗Rxと抵抗Rx1との比に応じた電圧すなわち押圧位置AxのX軸方向位置に応じた電圧となる。同様に、電圧印加部41が接続線23,24間に電圧Vを印加して電圧検出部42が接続線23,14間の電圧を検出することで、押圧位置AyのY軸方向位置に対応した式(2)で表される電圧Vyが得られる。また、電圧印加部41が接続線13,24間に電圧Vを印加して電圧検出部42が接続線13,14間の電圧を検出することで式(3)で表される押圧位置Axの電圧Vz1が得られ、電圧印加部41が接続線13,24間に電圧Vを印加して電圧検出部42が接続線13,23間の電圧を検出することで式(4)で表される押圧位置Ayの電圧Vz2が得られる。この電圧Vz1,Vz2は、詳しくは後述するが、押圧位置Aにおける押圧の圧力を導出するために検出している。
Vx=V・Rx1/Rx (1)
Vy=V・Ry1/Ry (2)
Vz1=V・Rx1/(Rx1+Rt+Ry2) (3)
Vz2=V・(Rx1+Rt)/(Rx1+Rt+Ry2) (4)
※Rx=Rx1+Rx2,Ry=Ry1+Ry2
このようにして検出した電圧Vx,Vy,Vz1,Vz2は、A/D変換部43においてディジタル値に変換されてタッチパネル制御装置50に出力される。ここで、本実施形態では、電圧Vx,Vyを各12ビットの情報X,Yに変換し、電圧Vz1,Vz2を各8ビットの情報Z1,Z2に変換している。すなわち、電圧Vx,Vy,Vz1,Vz2は、いずれも値0〜Vのいずれかの値となるため、電圧Vx,Vyは値0〜Vを値0〜4095の4096個(12ビット)の値に対応させたディジタル値である情報X,Yに変換され、電圧Vz1,Vz2は値0〜Vを値0〜255の256個(8ビット)の値に対応させたディジタル値である情報Z1,Z2に変換される。これらの情報X,Y,Z1,Z2が押圧情報であり、その総ビット数は12+12+8+8=40ビットとなる。
タッチパネル制御装置50は、タッチパネル制御装置50の制御を司る制御部51とディジタル値を記憶するレジスタ52とを備えている。制御部51は、信号線44に所定時間毎(例えば、数msec毎)に押圧情報要求信号を出力して押圧検出装置40が検出した押圧情報すなわち情報X,Y,Z1,Z2を取得したり、プロセッサ60からのパッケージ情報要求信号に応じてレジスタ52に記憶された値から生成した後述するパッケージ情報をバス90に出力したりする。レジスタ52は、詳しくは後述するが、情報X,Y,Z1,Z2,Zをそれぞれ一時的に記憶するX取得用レジスタ53a,Y取得用レジスタ53b,Z1取得用レジスタ53c,Z2取得用レジスタ53d,Z用レジスタ53eと、プロセッサ60からのパッケージ情報要求信号に応じたパッケージ情報を生成するための情報X,Y,Z1,Z2,Zをそれぞれ記憶するX出力用レジスタ54a,Y出力用レジスタ54b,Z1出力用レジスタ54c,Z2出力用レジスタ54d,Z出力用レジスタ54eとを備えている。なお、情報Zとは、情報Z2から情報Z1を引いた値であり、情報Z1,Z2と同様、8ビットのディジタル値である。
プロセッサ60は、1回の処理で扱うことのできる処理ビット数が32ビットであるプロセッサであり、図示しないが、計算に使われるデータを一時的に記憶するレジスタ、実際に計算を実行する算術論理ユニット、バス90に対してデータや信号の送受を行うバスインタフェース、プロセッサ60内の各モジュール(レジスタ、算術論理ユニット、バスインタフェースなど)の動作を制御するシーケンサなどを備えている。プロセッサ60は、ROM70に記憶されたプログラムにしたがって、タッチパネル制御装置50から必要な値を読み出し、タッチパネル30における押圧位置AのX,Y座標や押圧の圧力の導出や、導出結果に基づく処理を行う。また、これらの処理に際して必要なデータをRAM80に記憶したりRAM80から読み出したりする。
ここで、プロセッサ60が情報X,Y,Z1,Z2から押圧位置AのX,Y座標及び押圧の圧力を導出する方法について説明する。前述のように、電圧Vx,Vyは押圧位置AのX,Y軸方向位置に応じた電圧であるため、押圧位置AのX,Y座標については、情報X,Yの値をそのままX,Y座標とみなすことができる。押圧の圧力については、式(5)又は式(6)により導出した接触抵抗Rtに基づいて導出することができる。ここで、式(5)は式(1),(3),(4)を用いて導出でき、式(6)は式(1)〜(3)を用いて導出することができる。また、接触抵抗Rtに基づく押圧の圧力は、例えば、接触抵抗Rtと押圧の圧力との関係を予め定めた図示しない圧力導出用マップを実験により求めてROM70に記憶しておき、このマップを用いて導出することができる。式(5),(6)からわかるように、抵抗Rx,Ryは一定値であるため、情報X,Z1,Z2の3つの値があれば式(5)と圧力導出用マップを用いて押圧の圧力を導出でき、情報X,Y,Z1の3つの値があれば式(6)と圧力導出用マップを用いて押圧の圧力を導出できることになる。なお、式(6)に比べて式(5)は計算式が簡単なため、接触抵抗Rtの導出に必要な計算時間は短くなる。
Rt=Rx・(X/4096)・(Z2/Z1-1) (5)
Rt=Rx・(X/4096)・(256/Z1-1)-(Ry・(1-Y/4096)) (6)
また、プロセッサ60は、情報Zのみを用いて簡易的に押圧の有無を判定することもできる。タッチパネル30が押圧されていない場合、X方向抵抗膜10とY方向抵抗膜20とが接触しないため接続線13,24間に電圧Vを印加しても電流が流れず、電圧Vz1は値0、電圧Vz2は値Vとなる。したがって、情報Zは最大値4095となる。一方、タッチパネル30が押圧位置Aで押圧されている場合には接続線13,24間に電圧Vを印加すると電流が流れるため、電圧Vz1は抵抗Rx1の値に応じて値0以上の値となり、電圧Vz2は抵抗Ry2の値に応じて値V以下の値となるため、情報Zはその分小さい値となる。したがって、情報Zが値4095であるか否かによってタッチパネル30の押圧の有無を判定することができる。このようにすれば、式(5),(6)を用いた計算が不要となるため、押圧の有無を判定するだけであれば短い計算時間ですむことになる。なお、誤差を考慮した値4095に近い値を閾値として設定し、情報Zが閾値以上であるか否かによって押圧の有無を判定することもできる。
次に、こうして構成された本実施形態のタッチパネルシステム100の動作、特に、タッチパネル制御装置50の動作について説明する。図3はタッチパネル制御装置50が押圧検出装置40から押圧情報を取得する押圧情報取得ルーチンの一例を示すフローチャートであり、図4はタッチパネル制御装置50がプロセッサ60のパッケージ情報要求信号に応じたパッケージ情報を出力するパッケージ情報出力ルーチンの一例を示すフローチャートである。
まず、図3の押圧情報取得ルーチンについて説明する。このルーチンは制御部51によって所定時間毎(例えば、数msec毎)に繰り返し実行される。このルーチンが実行されると、制御部51は、まず、押圧検出装置40に押圧情報要求信号を出力して押圧検出装置40から情報X,Y,Z1,Z2を取得し、取得した値をそれぞれ取得用レジスタ53a〜53dに記憶する(ステップS100)。押圧検出装置40は、制御部51から押圧情報要求信号を入力すると、前述のように電圧印加部41が電圧を印加する接続線と電圧検出部42が電圧を検出する接続線とを順次切り替えて電圧Vx,Vy,Vz1,Vz2を検出し、A/D変換部43が情報X,Y,Z1,Z2に変換してこれらを押圧情報として順次タッチパネル制御装置50に出力する。制御部51は、この情報X,Y,Z1,Z2を順次取得してレジスタ53a〜53dに記憶するのである。続いて制御部51は、情報Zを導出してZ用レジスタ53eに記憶する(ステップS110)。情報Zは、Z2取得用レジスタ53dの値からZ1取得用レジスタ53cの値を引くことで導出する。
ステップS110の処理を実行すると、制御部51は、レジスタ53a〜53eの値をそれぞれ出力用レジスタ54a〜54eにコピーして(ステップS120)、本ルーチンを終了する。詳しくは後述するが、タッチパネル制御装置50は、プロセッサ60からのパッケージ情報要求信号を受けると、押圧情報取得ルーチンの実行中であってもパッケージ情報要求信号に応じて情報X,Y,Z1,Z2,Zから生成したパッケージ情報を出力するようになっている。したがって、プロセッサ60にレジスタ53a〜53eの値を出力することとすると、例えばステップS100の実行中で取得用レジスタ53a,53bには最新の情報X,Yを記憶しているがレジスタ53c〜53eには前回の押圧情報取得ルーチン実行時の情報Z1,Z2,Zを記憶している場合などには正しい値をプロセッサ60に出力できない場合がある。そこで、ステップS100〜S110で情報X,Y,Z1,Z2,Zを全て記憶したあとにまとめて値を出力用レジスタ54a〜54eにコピーすることとし、プロセッサ60には出力用レジスタ54a〜54eの値を出力するようにしている。こうすることで、プロセッサ60に常に正しい値を出力できる。
次に、図4のパッケージ情報出力ルーチンについて説明する。このルーチンは、プロセッサ60がタッチパネル制御装置50にパッケージ情報要求信号を入力したときに制御部51によって実行される。なお、パッケージ情報出力ルーチンは、押圧情報取得ルーチンと平行して実行可能であり、例えば押圧情報取得ルーチンの実行中であっても実行可能である。このパッケージ情報出力ルーチンが実行されると、まず、制御部51は、プロセッサ60のパッケージ情報要求信号からプロセッサ60が要求するパッケージ情報の種類を判定する(ステップS200)。
ここで、パッケージ情報について説明する。タッチパネル制御装置50が押圧検出装置40から取得する押圧情報である情報X,Y,Z1,Z2は総ビット数が40ビットであるが、プロセッサ60は処理ビット数が32ビットである。そのため、タッチパネル制御装置50は、40ビットの押圧情報から生成可能であり32ビット以下のディジタル値で構成された第1〜第4の4種類のパッケージ情報を生成して出力できるようになっている。押圧情報及び第1〜第4パッケージ情報の構成を図5に示す。図5に示すように、第1パッケージ情報は空の4ビットと情報Xの12ビットと情報Z2の8ビットと情報Z1の8ビットとをこの順に並べて構成され、第2パッケージ情報は情報Xの12ビットと情報Yの12ビットと情報Z1の8ビットとをこの順に並べて構成され、第3パッケージ情報は情報Xの12ビットと情報Yの12ビットと情報Zの8ビットとをこの順に並べて構成され、第4パッケージ情報は情報Z1の上位4ビットを抜き出した情報Z1hと情報Xの12ビットと情報Z2の上位4ビットを抜き出した情報Z2hと情報Yの12ビットとをこの順に並べて構成されている。なお、第1パッケージ情報における空の4ビットの値は値0,値1,NULL値など、どのような値でもよい。第1パッケージ情報は、押圧位置AのX座標の特定と、式(5)及び圧力導出用マップによる押圧の圧力の導出とを共に精度良く行うのに適している。そのため、例えば、プロセッサ60が押圧の圧力を導出してタッチパネル30におけるペンアップ・ペンダウンを検出したり、圧力に応じてディスプレイに表示した画像を拡大・縮小したり、押圧位置AがX座標の正負いずれの方向に移動したかを検出して画像を拡大・縮小したりする処理に利用することができる。第2パッケージ情報は、押圧位置AのX,Y座標の特定と、第1パッケージより処理時間は長くなるが式(6)及び圧力導出用マップによる押圧の圧力の導出とを共に精度良く行うのに適している。そのため、例えば、プロセッサ60が押圧位置Aの軌跡をたどり且つ圧力に応じて太さの異なる線をディスプレイに描画する処理に利用することができる。第3パッケージ情報は、押圧位置AのX,Y座標の特定と、押圧の有無の判定とを第1パッケージ情報より短時間で行うのに適している。そのため、例えば、プロセッサ60がディスプレイに表示した複数のボタンのうちのいずれのボタンが押圧されたかを検出したり、ディスプレイのいずれかが押圧されたときにスクリーンセイバーや動画の全画面表示を解除したりする処理に利用することができる。第4パッケージ情報は、押圧位置AのX,Y座標の特定と、式(5)の情報Z1,Z2の代わりに情報Z1h,Z2hを代入することによる押圧の圧力の概略値の導出とを第1パッケージ情報に比べて短時間で行うのに適している。そのため、例えば、押圧の圧力の精度が第1,第2パッケージ情報ほど必要がない場合に、第1,第2パッケージと同様の処理をより短時間で行うのに適している。また、例えば、押圧の圧力の精度が第3パッケージ情報よりは必要な場合に、第3パッケージ情報よりは長時間となるが、第3パッケージと同様の処理を行うのに適している。
また、上述した第1〜第4パッケージ情報には固有のアドレスが対応づけられている。プロセッサ60は、これら第1〜第4パッケージ情報のうちから、行おうとする処理に適したパッケージ情報を1つ選択してそのパッケージ情報に対応するアドレスを含んだパッケージ情報要求信号をタッチパネル制御装置50に入力するようになっている。
ステップS200の説明に戻る。ステップS200では、制御部51がパッケージ情報要求信号に含まれる上述したアドレスによってプロセッサ60が要求するパッケージ情報が第1〜第4パッケージ情報のいずれであるかを判定することができる。
ステップS200の処理を実行すると、制御部51は、出力用レジスタ54a〜54eに記憶された情報X,Y,Z1,Z2,Zを用いて、ステップS200で判定したパッケージ情報を生成し、バス90に出力して(ステップS210)、本ルーチンを終了する。これにより、プロセッサ60が要求したパッケージ情報がバス90に出力されるため、プロセッサ60は、このパッケージ情報を読み出してプロセッサ60のレジスタやRAM80に一時的に記憶し、上記例示したようなパッケージ情報毎に適した処理を実行する。
ここで、本実施形態と本発明との構成要素の対応関係を明らかにする。本実施形態のタッチパネル30がタッチパネルに相当し、押圧検出装置40が押圧検出装置に相当し、プロセッサ60がプロセッサに相当し、タッチパネル制御装置50がタッチパネル用情報生成装置に相当し、制御部51が押圧情報取得手段,パッケージ情報生成手段,制御手段に相当する。また、X方向抵抗膜10が第1抵抗部材に相当し、Y方向抵抗膜20が第2抵抗部材に相当する。なお、本実施形態はタッチパネルシステム100の動作を説明することにより本発明のタッチパネル用情報生成装置の制御方法の一例も明らかにしている。
以上詳述した本実施形態によれば、プロセッサ60からのパッケージ情報要求信号に応じて、押圧検出装置40から取得した押圧情報である情報X,Y,Z1,Z2から生成可能でありプロセッサ60の処理ビット数である32ビット以下のビット数のディジタル値で構成された第1〜第4パッケージ情報のうち、いずれのパッケージ情報を生成するかを決定し、決定したパッケージ情報を生成する。したがって、このパッケージ情報をプロセッサ60が読み出すことで、押圧情報の総ビット数が40ビットであり処理ビット数より多い場合にプロセッサ60が必要な値を1回の処理で読み出すことができる。
また、第1〜第4パッケージ情報は上記例示したようにパッケージ情報毎に適した処理があるため、プロセッサ60の処理に応じて第1〜第4パッケージ情報のいずれかを読み出して適切に処理を行うことができる。
なお、本発明は上述した各実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、第1〜第4パッケージ情報を生成可能としたが、第1〜第4パッケージ情報を生成可能でなくてもよく、他のパッケージ情報を生成可能であってもよい。また、パッケージ情報のビット数はプロセッサ60の処理ビット数以下であれば何ビットであってもよい。例えば、情報X,Yのみで構成されたパッケージ情報を生成可能であってもよい。さらに、第4パッケージ情報のように情報Z1,Z2の上位ビットのみを抜き出してパッケージ情報を生成する場合、抜き出すビットは上位何ビットであってもよい。例えば情報X,情報Z1の上位6ビット,情報Z2の上位6ビットで構成されたパッケージ情報を生成可能であってもよい。さらにまた、プロセッサ60の処理ビット数である32ビット(4バイト)のうちデータの区切り位置がバイトの区切り位置と同じであるほど、プロセッサ60における処理がしやすい、プロセッサ60が実行するプログラムが記述しやすい、という効果が得られるため、パッケージ情報における情報X,Y,Z1,Z2の並び方も考慮して生成可能なパッケージ情報を決めてもよい。例えば、第2パッケージ情報の代わりに情報Z1の上位4ビット,情報X,情報Z1の下位4ビット,情報Yをこの順に並べて構成したパッケージ情報を生成可能としてもよいし、情報Xの上位8ビット,情報Yの上位8ビット,情報Z1,情報Z2をこの順に並べて構成したパッケージ情報を生成可能としてもよい。
上述した実施形態では、式(1),(3),(4)から導出した式(5)又は式(1)〜(3)から導出した式(6)により接触抵抗Rtを導出して、押圧の圧力を導出するものとしたが、式(1),(2),(4)から導出した式や式(2),(3),(4)から導出した式により接触抵抗Rtを導出するものとしてもよい。式(1)〜(4)のいずれか3つがあれば(すなわち、情報X,Y,Z1,Z2のいずれか3つがあれば)接触抵抗Rtを導出することができる。そのため、例えば、情報X,Y,Z2で構成されたパッケージ情報や、情報Y,Z1,Z2で構成されたパッケージ情報をタッチパネル制御装置50が生成可能であるものとしてもよい。
上述した実施形態では、押圧検出装置40は情報X,Y,Z1,Z2を検出可能としたが、情報X,Yのみを検出可能としてもよい。その場合、例えば、押圧検出装置40が検出する情報X,Yがそれぞれ20ビットであり、タッチパネル制御装置50は情報X,Yのうちそれぞれ上位16ビットを抜き出して構成したパッケージ情報や、情報Xの20ビットと情報Yの上位12ビットとで構成したパッケージ情報を生成可能としてもよい。
上述した実施形態では、押圧検出装置40は押圧の圧力の導出に用いる圧力情報として情報Z1,Z2を検出するものとしたが、押圧の圧力の導出に用いることのできる情報であればどのような情報を検出してもよい。例えば、タッチペンで操作するタッチパネルにおいて、タッチペン内部に押圧の圧力を検出する圧力センサを備えており、押圧検出装置40が圧力センサが検出した圧力を圧力情報としてディジタル値で検出するものとしてもよい。
上述した実施形態では、プロセッサ60のみがタッチパネル制御装置50から4種類のパッケージ情報のうちいずれかのパッケージ情報を要求するものとしたが、複数のプロセッサがいずれかのパッケージ情報を要求することとしてもよい。また、この場合、タッチパネル制御装置50が複数種類のパッケージ情報を生成可能であればよく、各プロセッサが要求するパッケージ情報はプロセッサ毎に1種類しかなくてもよい。
上述した実施形態では、タッチパネル30はアナログ抵抗膜方式の4線式タッチパネルとしたが、5線式や8線式など他のアナログ抵抗膜方式や、スイッチマトリックス方式などディジタル方式の抵抗膜方式タッチパネルでもよいし、静電容量方式や超音波方式,光学方式,電磁誘導方式など、X軸方向の押圧位置とY軸方向の押圧位置とを検出できるタッチパネルであればどのような方式であってもよい。なお、実施形態においてはX軸方向とY軸方向とは直交するものとしたが、X軸方向とY軸方向とは独立した2つの座標系であればどのような方向でもよく、例えば直交でなくても交差したり平行であったりしてもよいし、X軸方向を原点からの距離としY軸方向を始線からの角度とした極座標系など、どのような座標系であってもよい。
上述した実施形態では、接触抵抗Rtは式(5),(6)を用いて導出することとしたが、タッチスクリーンコントローラMAX1233のデータシート(URL:http://datasheets.maxim-ic.com/en/ds/MAX1233-MAX1234.pdf)のp.30に記載されている以下の式(7)を式(6)の代わりに用いて接触抵抗Rtを導出するものとしてもよい。
Rt=(Rx/Z1)・(X/4096)・(4096/Z1-1)-(Ry・(Y/4096)) (7)
本実施形態であるタッチパネルシステム100の構成の概略を示す構成図。 押圧位置Aで抵抗膜10,20が接触したときの回路図。 押圧情報取得ルーチンのフローチャート。 パッケージ情報出力ルーチンのフローチャート。 押圧情報及び第1〜第4パッケージ情報の構成の説明図。
符号の説明
10 X方向抵抗膜、11,12 X方向電極、13,14,23,24 接続線、20 Y方向抵抗膜、21,22 Y方向電極、30 タッチパネル、40 押圧検出装置、41 電圧印加部、42 電圧検出部、43 A/D変換部、44 信号線、50 タッチパネル制御装置、51 制御部、52 レジスタ、53a X取得用レジスタ、53b Y取得用レジスタ、53c Z1取得用レジスタ、53d Z2取得用レジスタ、53e Z用レジスタ、54a X出力用レジスタ、54b Y出力用レジスタ、54c Z1出力用レジスタ、54d Z2出力用レジスタ、54e Z出力用レジスタ、60 プロセッサ、70 ROM、80 RAM、90 バス、100 タッチパネルシステム、A,Ax,Ay 押圧位置、Rx,Rx1,Rx2,Ry,Ry1,Ry2 抵抗、Rt 接触抵抗。

Claims (5)

  1. タッチパネルのX軸方向の押圧位置を表すX軸情報とY軸方向の押圧位置を表すY軸情報とを含む押圧情報をディジタル値で検出する押圧検出装置と、1回の処理で扱うことのできる処理ビット数が前記押圧情報の総ビット数未満であるプロセッサと、に接続されるタッチパネル用情報生成装置であって、
    前記押圧検出装置から前記押圧情報を取得する押圧情報取得手段と、
    前記処理ビット数以下のビット数のディジタル値で構成された複数種類のパッケージ情報を前記押圧情報から生成可能なパッケージ情報生成手段と、
    前記プロセッサからの要求を取得したとき、該要求に応じて前記複数種類のパッケージ情報のうちいずれのパッケージ情報を生成するかを決定し、該決定したパッケージ情報を生成するよう前記パッケージ情報生成手段を制御する制御手段と、
    を備えたタッチパネル用情報生成装置。
  2. 前記押圧検出装置は、前記タッチパネルの前記押圧位置における押圧の圧力の導出に用いる圧力情報を含む前記押圧情報をディジタル値で検出する装置である、
    請求項1に記載のタッチパネル用情報生成装置。
  3. 前記タッチパネルは、前記X軸方向の両端間に電圧を印加することで該X軸方向に電位勾配が形成される第1抵抗部材と、前記Y軸方向の両端間に電圧を印加することで該Y軸方向に電位勾配が形成される第2抵抗部材とを備え、押圧により該第1抵抗部材と該第2抵抗部材とが押圧位置で接触するタッチパネルであり、
    前記押圧検出装置は、前記X軸情報として前記第1抵抗部材の前記X軸方向の両端間にのみ電圧を印加したときの前記第2抵抗部材の電位を検出し、前記Y軸情報として前記第2抵抗部材の前記Y軸方向の両端間にのみ電圧を印加したときの前記第1抵抗部材の電位を検出し、前記圧力情報として、前記第1抵抗部材の前記X軸方向の一端と前記第2抵抗部材の前記Y軸方向の一端との間にのみ電圧を印加したときの該第1抵抗部材の前記X軸方向の他端の電位である第1圧力情報と、前記第1抵抗部材の前記X軸方向の一端と前記第2抵抗部材の前記Y軸方向の一端との間にのみ電圧を印加したときの該第2抵抗部材の前記Y軸方向の他端の電位である第2圧力情報とを検出する装置である、
    請求項2に記載のタッチパネル用情報生成装置。
  4. 前記パッケージ情報生成手段は、前記パッケージ情報として、前記押圧情報のうち前記X軸情報と前記第1圧力情報と前記第2圧力情報とで構成された第1パッケージ情報と、前記押圧情報のうち前記X軸情報と前記Y軸情報と前記第1圧力情報とで構成された第2パッケージ情報と、前記第2圧力情報と前記第1圧力情報との差である第3圧力情報と前記X軸情報と前記Y軸情報とで構成された第3パッケージ情報と、前記第1圧力情報の上位mビット(mは1以上且つ前記第1圧力情報のビット数未満の整数)と前記第2圧力情報の上位nビット(nは1以上且つ前記第2圧力情報のビット数未満の整数)と前記X軸情報と前記Y軸情報とで構成された第4パッケージ情報と、のうちの少なくともいずれか1つのパッケージ情報を生成可能な手段である、
    請求項3に記載のタッチパネル用情報生成装置。
  5. タッチパネルのX軸方向の押圧位置を表すX軸情報とY軸方向の押圧位置を表すY軸情報とを含む押圧情報をディジタル値で検出する押圧検出装置と、1回の処理で扱うことのできる処理ビット数が前記押圧情報の総ビット数未満であるプロセッサと、に接続されるタッチパネル用情報生成装置の制御方法であって、
    (a)前記押圧検出装置から前記押圧情報を取得するステップと、
    (b)前記プロセッサからの要求に応じて、前記押圧情報から生成可能であり前記処理ビット数以下のビット数のディジタル値で構成された複数種類のパッケージ情報のうち、いずれのパッケージ情報を生成するかを決定し、該決定したパッケージ情報を生成するステップと、
    を含むタッチパネル用情報生成装置の制御方法。
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