JP2005275632A - 入力パネル及び入力装置 - Google Patents

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信夫 谷津
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聡 桜井
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Abstract

【課題】 抵抗膜方式のタッチパネル等を用いて使用者の指等の押圧による圧力を検知できる入力装置を提供する。また、使用者の指等の押圧による圧力に応じて、使用者に振動等によって入力が認識されたことを通知できる入力装置を提供する。
【解決手段】 所定の間隔を設けて保持された2枚の透明なパネルを有する入力パネルと、前記入力パネルに振動を与える振動発生手段と、前記2枚の透明なパネルからの出力から入力情報を検知しかつ前記振動発生手段に振動動作の駆動を指令する制御部とを有する入力装置を、前記2枚の透明なパネルの対向する面には、透明な導電物質からなる抵抗膜が被着され、前記制御部が、前記2枚の透明なパネルのうちの一方を押圧した際に生じる前記抵抗膜の接触する面積から接触抵抗値を算出し、かつ前記接触抵抗値に基づいて入力時の押圧力を決定し、前記押圧力に応じた振動動作の駆動を前記振動発生手段に指令するように構成する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、例えばペンや指等で押下することによって座標検出するタッチパネル又は指等により入力検出するスイッチ等の入力装置に関し、特に入力時の接触圧力を検出可能な入力装置に関する。
従来、ディスプレイにタッチセンサを重ね合わせたタッチパネルやパーソナルコンピュータに設けられたタッチバットと呼ばれるパネル状の入力装置が提案されている。このようなパネル状の入力装置では、画面上に表示されたボタン等に対応する位置を付属のペンや指先で触れたり、操作領域を所定の間隔でタッチしたりすることにより、装置に対して情報を入力するようにしていた。
しかしながら、上述のパネル状の入力装置を例えば入力スイッチとして用いる場合、タッチパネルのような平面状スイッチは、機械式スイッチのような押下時のクリック感がないため、使用者が押下したと認識しにくいという問題点があった。また、従来のタッチパネル入力装置は、ペン等がタッチパネルを押す力、例えば筆圧をデータとして得たい場合、ペン等の接触する側にセンサを設ける等の機構が必要となり、ペンが大きく重くなってしまうという問題点があった。
このような問題点を解決するために、特許文献1では、例えば図1に示すように、タッチパネル1と、電圧供給手段3と電気的に接続し一方の電極として機能するペン2とを有する入力装置の構成が開示されており、ペン入力における筆圧を算出している。また、特許文献2では、例えば図2に示すように、タッチパネル11と、基部12と、タッチパネル11及び基部12の間に挟まれるように設けられた圧力センサ13及び振動子14とを有するスイッチ装置の構成が開示されており、圧力センサ13の検出に応じてタッチパネル11に振動を与えている。
特開平10−171586号公報
特開2003−272463号公報
しかしながら、特許文献1記載の入力装置は、タッチパネル1とペン2との両方を電極の一部として、タッチパネル1の四隅に設けられた電極4a〜4dに流れる電流値を電流測定手段5で測定して位置を算出し、ペン2の先端の変形による接触面積の変化によって筆圧を算出しているため、使用者が直接指等でタッチパネル1に接触して入力した場合には、位置や接触圧力が算出できないという問題点もあった。
特許文献2記載のスイッチ装置は、使用者の指15等による押圧を圧力センサ13で検知し、その圧力に基づいてタッチパネル11の裏側の中央部に設けられた振動子14を振動させる内容が開示されている。このような構成では、タッチパネル11と基部12との間に振動子14が設けられているため、基部側に表示装置又は電飾等を用いてもその画面の一部を振動子14が遮ってしまい、入力装置としての機能が十分でないという問題点があった。
そこで、本発明は、これらの問題を解決するためになされたもので、抵抗膜方式のタッチパネル等を用いて使用者の指等の押圧による圧力を検知できる入力パネル又は入力装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、使用者の指等の押圧による圧力に応じて、使用者に振動等によって入力が認識されたことを通知できる入力装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の入力パネルは、所定の間隔を設けて保持された2枚の透明なパネルと、前記2枚の透明なパネルからの出力から入力情報を検知する制御部とを有する入力パネルであって、前記2枚の透明なパネルの対向する面には、透明な導電物質からなる抵抗膜が被着されており、前記2枚の透明なパネルのうちの一方を押圧した際に生じる前記抵抗膜の接触する面積から接触抵抗値を算出し、前記接触抵抗値に基づいて入力時の押圧力を決定するように構成される。このような構成によれば、入力パネルの2枚の透明なパネルの入力による接触時における接触抵抗値を電気的に測定して押圧力に変換するため、使用者の入力時の押圧力を検知することが可能となる。
請求項1記載の入力パネルは、例えば請求項2記載のように、前記2枚の透明なパネルは、下面に透明な前記抵抗膜が被着されかつ前記抵抗膜の周縁部の対向する2辺に電極層を設けられた透明な可撓基材と、上面に透明な前記抵抗膜が被着されかつ前記抵抗膜の周縁部の前記可撓基材に設けられた前記電極層の位置とは異なる対向する2辺に電極層を設けられた透明な対向基材とによって形成されており、前記可撓基材と前記対向基材との間には、誤接触を防止するスペーサが設けられているように構成することもできる。
請求項1又は2記載の入力パネルは、例えば請求項3記載のように、前記2枚の透明なパネルには、入力時の接触による各々のパネルの接触点での電位を測定する電圧測定回路が接続されており、前記2枚の透明なパネルの一方には、入力時の接触によって流れる電流値を測定するための基準抵抗が直列に接続されており、前記基準抵抗に流れる電流値又は前記基準抵抗の両端の電圧値と、前記2枚の透明なパネルの各々の接触点における前記電位とに基づいて前記接触抵抗値を算出するように構成することもできる。
請求項1から3のうちいずれか1つに記載の入力パネルは、例えば請求項4記載のように、前記制御部は、前記2枚の透明なパネルのうち一方にのみ電圧を印加することによって、電圧を印加していない前記2枚の透明なパネルのうちの他方に接続された前記電圧測定回路から得られる前記電位に基づいて入力による接触時の位置情報を算出し、前記制御部は、前記2枚の透明なパネルに直列に電圧を印加してそれぞれのパネルの接触点での電位を測定することによって、入力による接触時の接触抵抗値を算出するように構成することもできる。
請求項1記載の入力パネルは、例えば請求項5記載のように、前記制御部は、入力時の前記押圧力が大きい場合は大きな入力値を外部に出力し、入力時の前記押圧力が小さい場合は小さな入力値を外部に出力するように構成することもできる。
また、本発明は、請求項6記載のように、所定の間隔を設けて保持された2枚の透明なパネルを有する入力パネルと、前記入力パネルに振動を与える振動発生手段と、前記2枚の透明なパネルからの出力から入力情報を検知しかつ前記振動発生手段に振動動作の駆動を指令する制御部とを有する入力装置であって、前記2枚の透明なパネルの対向する面には、透明な導電物質からなる抵抗膜が被着されており、前記制御部は、前記2枚の透明なパネルのうちの一方を押圧した際に生じる前記抵抗膜の接触する面積から接触抵抗値を算出し、かつ前記接触抵抗値に基づいて入力時の押圧力を決定し、前記制御部は、前記押圧力に応じた振動動作の駆動を前記振動発生手段に指令するように構成される。このような構成によれば、制御部が入力パネルからの出力から算出された押圧力に応じて振動発生手段に振動動作の駆動指令を出力するため、使用者の指等の押圧による圧力に応じて、使用者に対して入力が認識されたことを振動等によって通知することが可能となる。
請求項6記載の入力装置は、例えば請求項7記載のように、前記2枚の透明なパネルは、下面に透明な前記抵抗膜が被着されかつ前記抵抗膜の周縁部の対向する2辺に電極層を設けられた透明な可撓基材と、上面に透明な前記抵抗膜が被着されかつ前記抵抗膜の周縁部の前記可撓基材に設けられた前記電極層の位置とは異なる対向する2辺に電極層を設けられた透明な対向基材とによって形成されており、前記可撓基材と前記対向基材との間には、誤接触を防止するスペーサが設けられているように構成することもできる。
請求項6又は7記載の入力装置は、例えば請求項8記載のように、前記2枚の透明なパネルには、入力時の接触による各々のパネルの接触点での電位を測定する電圧測定回路が接続されており、前記2枚の透明なパネルの一方には、入力時の接触によって流れる電流値を測定するための基準抵抗が直列に接続されており、前記基準抵抗に流れる電流値又は前記基準抵抗の両端の電圧値と、前記2枚の透明なパネルの各々の接触点における前記電位とに基づいて前記接触抵抗値を算出するように構成することもできる。
請求項6から8のうちいずれか1つに記載の入力装置は、例えば請求項9記載のように、前記制御部は、前記2枚の透明なパネルのうち一方にのみ電圧を印加することによって、電圧を印加していない前記2枚の透明なパネルのうちの他方に接続された前記電圧測定回路から得られる前記電位に基づいて入力による接触時の位置情報を算出し、前記制御部は、前記2枚の透明なパネルに直列に電圧を印加してそれぞれのパネルの接触点での電位を測定することによって、入力による接触時の接触抵抗値を算出するように構成することもできる。
請求項6から9のうちいずれか1つに記載の入力装置は、例えば請求項10記載のように、前記振動発生手段は、前記入力パネルの周縁部に前記入力パネルに対して平行に巻回されたコイル部と、前記入力パネルに平行でかつ前記コイル部に流れる電流に直交する磁界を発生する磁界発生部とを含む枠型部材とを有し、前記コイル部は前記入力パネルに固定されており、前記磁界発生部は前記入力パネル及び前記コイル部との間に所定の間隔を設けて配置されており、前記制御部が前記押圧力に応じて前記コイル部に流れる電流を調整することによって、前記入力パネルが厚さ方向に振動するように構成することもできる。
請求項10記載の入力装置は、例えば請求項11記載のように、前記振動発生手段は、前記入力パネルの周縁部に前記入力パネルに対して平行に巻回されたコイルを含むコイル部と、2つの磁極面が上面及び下面に位置する平板状の少なくとも2つの磁石及びヨークからなる磁界発生部とを有し、前記少なくとも2つの磁石は、上面側に配置される磁極面の極性が異なるように密着して前記ヨークに固定されているように構成することもできる。
請求項10記載の入力装置は、例えば請求項12記載のように、前記振動発生手段は、前記入力パネルの周縁部に前記入力パネルに対して平行に巻回された少なくとも2つのコイルを含むコイル部と、2つの磁極面が上面及び下面に位置する平板状の少なくとも3つの磁石及びヨークからなる磁界発生部とを有し、前記少なくとも3つの磁石は、上面側に配置される磁極面の極性が交互に異なるように密着して前記ヨークに固定されているように構成することもできる。
請求項6から9のうちいずれか1つに記載の入力装置は、例えば請求項13記載のように、前記振動発生手段は、前記入力パネルと平行に配置された支持部材と、前記入力パネルの1辺又は周縁部の一部に設けられた第1の電極と、前記第1の電極と所定の間隔を設けて対向しかつ前記支持部材に設けられた第2の電極と、前記第1の電極及び前記第2の電極に電圧を印加する電圧印加手段と、前記入力パネルと前記支持部材との両方に端部が固定された衝撃吸収反発手段とを有し、前記制御部が前記押圧力に応じて前記電圧印加手段が印加する電圧を調整することによって前記第1の電極と前記第2の電極との間に静電力を発生させて、前記入力パネルを厚さ方向に振動させるように構成することもできる。
請求項6から9のうちいずれか1つに記載の入力装置は、例えば請求項14記載のように、前記振動発生手段は、非対称な回転部と前記回転部を回転させる駆動部とを有するモータを含み、前記制御部が前記押圧力に応じて前記駆動部に流れる電流を調整することによって前記モータを回転させ、前記入力パネルに振動を与えるように構成することもできる。
請求項6から9のうちいずれか1つに記載の入力装置は、例えば請求項15記載のように、前記振動発生手段は、前記入力パネルと平行に配置された支持部材と、前記入力パネル及び前記支持部材を周縁部で固定する壁部と、前記支持部材と一端が結合し前記支持部材の内部に貫通穴を形成して空気経路を形成するポートと、前記ポートに結合され電流を流すことによって前記ポート内部の空気に振動を伝達できる振動部とを有し、前記入力パネルと前記支持部材と前記壁部とによって囲繞された空間は密封されかつ前記貫通穴を介して前記ポートと結合されており、前記制御部が前記押圧力に応じて前記振動部に流れる電流を調整して前記振動部を振動させることによって、前記囲繞された空間の空気圧に変動を与えて前記入力パネルを振動させるように構成することもできる。
請求項15記載の入力装置は、例えば請求項16記載のように、前記振動部が、スピーカ構造を有するように構成することもできる。
請求項6から16のうちいずれか1つに記載の入力装置は、例えば請求項17記載のように、前記制御部は、入力時の前記押圧力が大きい場合は大きな振動の駆動指令を前記振動発生手段に出力し、入力時の前記押圧力が小さい場合は小さな振動の駆動指令を前記振動発生手段に出力するように構成することもできる。
請求項6から16うちいずれか1つに記載の入力装置は、例えば請求項18載のように、前記制御部は、入力時の前記押圧力の変化速度が大きい場合は大きな振動の駆動指令を前記振動発生手段に出力し、入力時の前記押圧力の変化速度が小さい場合は小さな振動の駆動指令を前記振動発生手段に出力するように構成することもできる。
本発明によれば、抵抗膜方式タッチパネルの接触時における接触抵抗の大きさを測定して押圧力を算出するため、押圧用電極を用いずに入力位置及び入力圧力を特定可能な入力装置を提供することができる。
また、本発明によれば、タッチパネルへの押圧力に応じてタッチパネル自体を振動させるため、使用者に入力の大きさに応じた認識レベルを通知することが可能な入力装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に説明する。
図3は、本実施例1による入力装置に用いられるタッチパネル100の構成を示しており、図3(a)は外観を示す斜視図、図3(b)は図3(a)中の点線領域A線における断面図である。本実施例1によるタッチパネル100は、たとえばポリエステル等のプラスチック材料で形成された透明な可撓基材101aと、例えばガラス板等で形成された透明な対向基材101bとを含む抵抗膜方式タッチパネルである。可撓基材101aには上側導線102aが対向する2辺に接続されており、対向基材101bには下側導線102bが対向する2辺に接続されている。また、図3(b)に示すように、可撓基材101aの下面には、例えばITO(インジウム錫酸化物)等から形成された上側透明導電膜103aが抵抗膜として積層されている。同様に、対向基材101bの上面には、ITO等から形成された下側透明導電膜103bが抵抗膜として積層されている。可撓基材101a及び対向基材101bは、定常状態では各々に積層された導電膜103a及び103bが接触しないように間隔を設けて配置されている。また、対向基材101bには、例えば微細なプラスチック製突起物であるドットスペーサ104が等間隔に設けられており、可撓基材101aの外的要因等によるたわみに起因する誤接触を防止する。可撓基材101aは、例えばペン等のような入力物体105によって上面を押下されると対向基材101b側に変形して、上側透明導電膜103aが下側透明導電膜103bに接触する。このように上下の導電膜が1点又は複数点の領域にわたって接触することによって可撓基材101aと対向基材101bとの間で通電がなされる。
次に、本実施例1による入力装置における入力時の押圧力の特定方法を説明する。図4は、使用者がタッチパネル100を押下した場合の接触入力の認識例を示す側面図であり、図4(a)は押圧力が小さい場合、図4(b)は押圧力が大きい場合を示している。例えば、使用者の指109がタッチパネル100の上面を小さい押圧力で押下した場合、図4(a)に示すように、可撓基材101aと対向基材101bとの間の抵抗膜が接触領域110aの大きさで接触する。これに対して、使用者の指109がタッチパネル100の上面を大きな押圧力で押下した場合は、図4(b)に示すように、可撓基材101aと対向基材101bとの間の抵抗膜が接触領域110bの大きさで接触する。このように、タッチパネル100に入力する際の押圧力が大きくなればタッチパネル100の抵抗膜の接触面積も大きくなることから、本実施例1による入力装置のタッチパネル100において、入力時の接触抵抗値を算出できればその押圧力を決定することが可能となる。
続いて、本実施例1による入力装置の接触抵抗値の算出方法を説明する。図5は、タッチパネル100の入力時における接触抵抗値を算出するための構成を示す分解斜視図である。図5に示すように、可撓基材101aは、1組の対向する2辺の下面側に例えば銀被覆等によって形成された電極106を含んでおり、電極106の一端には入力接点における電位を測定する電圧測定回路A(108a)が接続されている。ここで、電圧測定回路とは、一般に4端子法と呼ばれる抵抗値測定方法において用いられる電圧測定側回路と同様の構成を有する回路であり、例えばAD変換回路を用いても良い。同様に、対向基材101bは、可撓基材101aに設けられた電極106と直交する方向でかつ1組の対向する2辺の上面側に、例えば銀被覆等によって形成された電極107を含んでおり、電極107の一端には入力接点における電位を測定する電圧測定回路B(108b)が接続されている。対向基材101bの一方の電極には、回路を流れる電流値を算出するための基準抵抗Rrefが接続されており、基準抵抗Rrefの両端には基準抵抗Rrefにかかる電圧Vrefを測定する電圧測定回路C(108c)が接続されている。ここで、電圧測定回路108a〜108cは十分に高い内部抵抗を有するものであり、電圧測定回路側にはほとんど電流が流れないため、電圧測定回路での電圧降下は無視できる。また、可動基材101aの一方の電極と基準抵抗Rrefの一端とには、電圧VCCが印加されており、可動基材101aと対向基材101bとが入力物体105の押圧によって接触することによって通電する。さらに、図5に示す電気回路は、後述する制御部の実行するフローチャートの動作に応じて電流の流れを切り替えるスイッチSW1〜SW4が設けられている。スイッチSW1〜SW4は、例えば半導体リレー等のリレーである。
このような構成において、タッチパネル100は、入力物体105の押圧によって可動基材101aと対向基材101bとが点Oで接触することにより、可動基材101a上では、可動基材101a全体の抵抗値が点Oを境界としてRA1、RA2に分離される。同様に、対向基材101bでは、全体の抵抗値が点Oを境界としてRB1、RB2に分離される。よって、それぞれの基材に電圧が印加されている場合、入力すなわち可動基材101aと対向基材101bとの接触によって接触点Oを境界とする電圧の分圧が生じる。また、可動基材101aと対向基材101bとの接触によって生じる接触抵抗をRとすると、抵抗Rを流れる電流値Iは、基準抵抗Rref及び電圧測定回路Cによって得られる電圧Vrefによって、
=Vref/Rref (式1)
と表される。したがって接触抵抗Rは、その両端の電位V及びVと回路を流れる電流Iとによって、
=(V−V)/I=(V−V)×Rref/Vref (式2)
から求めることができる。図6は、これらの演算及び接触抵抗値測定を行う入力装置の構成を示すブロック図を示している。入力装置に設けられた制御部110は、タッチパネル100と電気的に接続されており、タッチパネル100からの出力に基づいてXY方向の位置を算出する。また、上述のように、制御部110は、電圧測定回路A、B、C(108a〜108c)と接続されており、これらの回路の出力に基づいて、上記の式1及び式2を用いて使用者の入力による接触抵抗Rを算出するとともに、予め記憶してある接触抵抗と押圧力との関係を示すデータテーブルから対応する押圧力を決定する。さらに、制御部110は、SW駆動回路111及び振動発生手段112と接続されており、後述するいくつかの測定モードに応じてスイッチSW1〜SW4を切り替える指令をSW駆動回路111に出力し、振動発生手段112に対して算出した入力位置及び押圧力に応じた駆動信号を出力する。また、制御部110における入力のサンプリング間隔を小さく設定することによって、短時間での押圧力変化すなわち押圧力の変化速度を算出することも可能である。
次に、図6に示された制御部110が実行する入力検出動作及び振動駆動指令動作ルーチンのフローチャートを図7に示す。本実施例1による入力検出動作では、制御部110は、まずSW駆動回路111にX方向測定モードへの回路の切り替えを指令する(ステップS1)。X方向測定モードとは、図8に示すように、タッチパネル100のX方向入力位置を検知するための回路構成とするモードであり、可動基材101aの電極106の両端に電圧VCCを印加し、対向基材101bの電極107に電圧測定回路B(108b)を接続する。次に、対向基材101bに接続された電圧測定回路Bから可動基材101aの電位VA1を測定する(ステップS2)。続いて、ステップS2で測定したVA1の値が0であるか否かを判別する(ステップS3)。ステップS3においてVA1が0であると判別した場合は、接触抵抗が生じていないすなわちタッチパネル100に入力が行われていないと判断して、そのままルーチンを終了する。
ステップS3において、VA1の値が0でないと判別した場合は、測定した可動基材101aの電位VA1に基づいて可動基材101aの電圧勾配の分圧比すなわち可動基材101a上のX方向入力位置を算出及び記憶する(ステップS4)。次に、制御部110は、SW駆動回路111にY方向測定モードへの回路の切り替えを指令する(ステップS5)。Y方向測定モードとは、図9に示すように、タッチパネル100のY方向入力位置を検知するための回路構成とするモードであり、対向基材101bの電極107の両端に電圧VCCを印加し、可動基材101aの電極106に電圧測定回路A(108a)を接続する。続いて、可動基材101aに接続された電圧測定回路Aから可動基材101bの電位VB1を測定し(ステップS6)、測定した対向基材101bの電位VB1に基づいて対向基材101bの電圧勾配の分圧比すなわち対向基材101b上のY方向入力位置を算出及び記憶する(ステップS7)。
次に、制御部110は、SW駆動回路111に対して接触抵抗Rを算出するための抵抗値測定モードへの回路の切り替えを指令する(ステップS8)。抵抗値測定モードとは、図10に示すように、タッチパネル100の可動基材101aの一端と対向基材101bの一端とに電圧VCCを印加して入力による接触抵抗Rに流れる電流から抵抗値を算出するための回路構成とするモードであり、可動基材101aの電極106に電圧測定回路A(108a)を接続するとともに一方の電極に電源を接続する。また、対向基材101bの電極107に電圧測定回路B(108b)を接続するとともに、一方の電極に抵抗Rを流れる電流値Iを測定するための基準抵抗Rref及びこれと平行に設けられた電圧測定回路C(108c)を接続する。基準抵抗Rrefは、対向基材101bと接続されていない側の一端でグランドに接地される。抵抗値測定モードにおいて、制御部110は、電圧測定回路A、B(108a、108b)から接触抵抗Rの両端の電位である可動基材101a側電位VB2及び対向基材101b側電位VA2を測定する(ステップS9)。続いて、電圧測定回路C(108c)から基準抵抗Rrefの両端の電圧Vrefを測定する(ステップS10)。次に、ステップS9で測定した電位VB2及びVA2と、ステップS10で測定した電圧Vrefとを用いて、上述の式1及び式2から接触抵抗Rの抵抗値を算出する(ステップS11)。続いて、上述のように、制御部110内に記憶されているデータテーブル(図示せず)からステップS11で算出した抵抗値Rに対応する押圧力Pを決定する(ステップS12)。次に制御部110は、図6に示された振動発生手段112に対して、ステップS12で決定した押圧力Pに応じた振動動作の駆動指令を出力し(ステップS13)、ルーチンを終了する。このような動作を実行することによって、タッチパネル100に入力される入力位置や押圧力を検出し、押圧力に応じた振動動作を振動発生手段112に指令して、使用者に対して入力が確実に行われたことを知らせることが可能となる。
次に、図6に示された振動発生手段112の構成及び動作を説明する。図11は、本実施例1による入力装置のタッチパネル100と振動発生手段112との配置を示しており、図11(a)はタッチパネル100と振動発生手段112との配置を示す斜視図、図11(b)は図11(a)中の点線領域Bにおける断面図である。本実施例1による振動発生手段112は、コイル部120と磁界発生部131を含む枠型部材130とで構成されており、コイル部120はタッチパネル100の裏面外周部の近傍に外周部に沿って接着されている。コイル部120の下側には、枠型部材130がコイル部120から所定の間隔を空けて設けられている。磁界発生部131は、第1の磁石132aと、第1の磁石132aの上面の磁極面と極性が異なる磁極面が上面に向くように配置された第2の磁石132bと、これらの磁石を固定するヨーク133とで構成されている。ここで、ヨーク133は、好ましくは磁性材料で形成される。図11(b)に示すように、磁界発生部131は、コイル部120に流れる電流と直交する矢印B1の方向に磁界を発生し、発生した磁界B1はヨーク133を通って閉ループを形成している。コイル部120に流れる電流は、フレミングの左手の法則に従って磁界B1から図示上上向きに力F1を受ける。このとき、コイル部120に流れる電流の向きを変えると力を受ける方向も下向きに変化し、電流の大きさを調整することにより、力の大きさも制御することできる。したがって、本実施例1による振動発生手段112は、図7で示されたルーチンによって得られた押圧力Pの大きさに応じて上述のコイル部120に流れる電流の向きや強さを調整することによって、例えば使用者に対するクリック感のような所望の振動をタッチパネル100に与えることが可能となる。また、上述のように、入力時のサンプリング間隔を小さく設定することによって、入力時の押圧力の変化速度に応じてタッチパネル100の振動速度又は振幅の大きさを変化させることが可能となる。
また、本実施例1による入力装置の振動発生手段112は、図11(c)に示すように、互いに流れる電流の向きが異なる第1のコイル121a及び第2のコイル121bと、互いに極性の異なる磁極面が交互に上面側となるように配置されて隣り合う磁界の向きが反対となるように設けられた3つの磁石からなる磁界発生部131bとで構成されても良い。このとき、第1のコイル121a及び第2のコイル121bは、磁界発生部131bによる2つの磁界領域に位置するように配置され、2つの磁界はそれぞれ第1及び第2のコイルに流れる電流と直交する方向に閉ループを形成している。このような構成とすることによって、互いに向きの異なる第1のコイル121a及び第2のコイル121bに流れる電流は、直交する磁界の向きが異なるため、フレミングの左手の法則により図示上上方向すなわち同一方向の力を受けることになり、タッチパネル100により大きな駆動力又は振動を与えることが可能となる。
次に、本実施例1による入力装置に用いられる振動発生手段112の変形例について説明する。図12は、タッチパネル100に取り付けられる振動発生手段112の変形例を示しており、図12(a)は第1の変形例、図12(b)は第2の変形例、図12(c)は第3の変形例である。振動発生手段112の第1の変形例では、タッチパネル100の下面に第1の電極140aが設けられ、これに対向する位置に、支持部材141上に固定された第2の電極140bが所定の間隔を空けて設けられている。第1の電極140a及び第2の電極140bには、電圧印加手段142が接続されており、タッチパネル100の下面と支持部材141の上面とには、例えばダンパのような衝撃吸収反発手段143が結合されている。第1の変形例による振動発生手段112は、制御部110からの指令に基づいて電圧印加手段142から第1の電極140a及び第2の電極140bに電圧を印加することによってその電圧に比例した引力又は斥力を発生させ、2つの電極間に生じる力を駆動力としてタッチパネル100を移動させる。このとき、衝撃吸収反発手段143によって駆動力を減衰させつつ反力に転換し、タッチパネル100に上下振動を与えることができる。
図12(b)に示すように、振動発生手段112の第2の変形例では、振動モータ150がタッチパネル100に取り付けられている。振動モータ150は、本体駆動部151と半円柱状の振動子を有する回転部152とで構成されている。第2の変形例による振動発生手段112は、制御部110からの指令に基づいて振動モータ150に流れる電流を制御し、所望の回転を与えることでタッチパネル100を振動させる。このとき、振動モータ150はタッチパネル100のどの面に取り付けても良い。
図12(c)に示すように、振動発生手段112の第3の変形例では、タッチパネル100は支持部材160と例えばゴム製のスペーサ壁材161を介して内部の空間が密封されるように結合されている。また、例えば小型スピーカ等の振動装置162がポート163を介して支持部材160と接続されており、ポート163は支持部材160の内部で上述の密封された空間と結合されている。振動装置162は、平面部及び平面部に垂直に結合された筒部からなる振動板164と、振動板164の筒部に巻着されたコイル165と、コイル165に磁界を与える磁気回路166とで構成されている。このような構成において、振動装置162のコイル165に電流を流すと、コイル165は磁気回路166から生じる磁界から力を受けて振動板164を振動させる。このとき、振動板164の振動はポート163内の空気によって伝達されて、タッチパネル100と支持部材160とで密封された空間の空気を振動させる。この振動の空気圧によって、タッチパネル100に振動を与えることができる。
以上のような構成及び動作とすることによって、本実施例1による入力装置は、制御部110が図7に示すような動作を実行することによってタッチパネル100への入力の位置と押圧力を検知及び決定し、その押圧力に応じて使用者に振動等によって入力が行われたことを知らせることが可能となる。例えば、タッチパネル100への押圧力が大きい場合は強い振動を発生させ、押圧力が小さい場合は弱い振動を発生させることによって、使用者に確実な入力すなわち画面への押圧を促すことができる。
また、本実施例1による入力装置は、タッチパネル100への入力の位置と押圧力をデータとして外部に出力することも可能である。例えば、使用者がタッチパネル100に指やペン等で文字や絵を描いて入力するような入力装置として使用した場合、タッチパネル100への押圧力が大きいときは太い線として認識し、押圧力が小さいときは細い線として認識することで、筆によって入力したような効果を得ることもできる。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
従来技術における入力装置の構成を示すブロック図である。 従来技術におけるスイッチ装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施例1におけるタッチパネルの構成を概略的に示す斜視図及び断面図である。 本実施例1において使用者がタッチパネルを押下した場合の接触入力の認識例を示す側面図であり、図4(a)は押圧力が小さい場合、図4(b)は押圧力が大きい場合を示している。 本発明の実施例1におけるタッチパネルの入力時における接触抵抗値を算出するための構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施例1における入力装置の構成を示すブロック図を示している。 本発明の実施例1における制御部が実行する入力検出動作及び振動駆動指令動作ルーチンのフローチャートである。 図7に示すフローチャートで用いるX方向測定モード時の入力装置の回路構成を示すブロック図である。 図7に示すフローチャートで用いるY方向測定モード時の入力装置の回路構成を示すブロック図である。 図7に示すフローチャートで用いる抵抗値測定モード時の入力装置の回路構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1における入力装置のタッチパネルと振動発生手段との配置を示す図である。 図11に示すタッチパネルに取り付けられる振動発生手段の変形例を示す図である。
符号の説明
100 タッチパネル
101a 可撓基材
101b 対向基材
103a 上側透明導電膜
103b 下側透明導電膜
104 ドットスペーサ
105 入力物体
106、107 電極
108a、108b、108c 電圧測定回路
110 制御部
111 SW駆動回路
112 振動発生手段
120 コイル部
131 磁界発生部
140a、140b 電極
142 電圧印加手段
150 振動モータ
162 振動装置
163 ポート
SW1、SW2、SW3、SW4、SW5、SW6 スイッチ

Claims (18)

  1. 所定の間隔を設けて保持された2枚の透明なパネルと、前記2枚の透明なパネルからの出力から入力情報を検知する制御部とを有する入力パネルであって、
    前記2枚の透明なパネルの対向する面には、透明な導電物質からなる抵抗膜が被着されており、
    前記2枚の透明なパネルのうちの一方を押圧した際に生じる前記抵抗膜の接触する面積から接触抵抗値を算出し、
    前記接触抵抗値に基づいて入力時の押圧力を決定することを特徴とする入力パネル。
  2. 前記2枚の透明なパネルは、下面に透明な前記抵抗膜が被着されかつ前記抵抗膜の周縁部の対向する2辺に電極層を設けられた透明な可撓基材と、上面に透明な前記抵抗膜が被着されかつ前記抵抗膜の周縁部の前記可撓基材に設けられた前記電極層の位置とは異なる対向する2辺に電極層を設けられた透明な対向基材とによって形成されており、
    前記可撓基材と前記対向基材との間には、誤接触を防止するスペーサが設けられていることを特徴とする請求項1記載の入力パネル。
  3. 前記2枚の透明なパネルには、入力時の接触による各々のパネルの接触点での電位を測定する電圧測定回路が接続されており、
    前記2枚の透明なパネルの一方には、入力時の接触によって流れる電流値を測定するための基準抵抗が直列に接続されており、
    前記基準抵抗に流れる電流値又は前記基準抵抗の両端の電圧値と、前記2枚の透明なパネルの各々の接触点における前記電位とに基づいて前記接触抵抗値を算出することを特徴とする請求項1又は2記載の入力パネル。
  4. 前記制御部は、前記2枚の透明なパネルのうち一方にのみ電圧を印加することによって、電圧を印加していない前記2枚の透明なパネルのうちの他方に接続された前記電圧測定回路から得られる前記電位に基づいて入力による接触時の位置情報を算出し、
    前記制御部は、前記2枚の透明なパネルに直列に電圧を印加してそれぞれのパネルの接触点での電位を測定することによって、入力による接触時の接触抵抗値を算出することを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1つに記載の入力パネル。
  5. 前記制御部は、入力時の前記押圧力が大きい場合は大きな入力値を外部に出力し、入力時の前記押圧力が小さい場合は小さな入力値を外部に出力することを特徴とする請求項1記載の入力パネル。
  6. 所定の間隔を設けて保持された2枚の透明なパネルを有する入力パネルと、前記入力パネルに振動を与える振動発生手段と、前記2枚の透明なパネルからの出力から入力情報を検知しかつ前記振動発生手段に振動動作の駆動を指令する制御部とを有する入力装置であって、
    前記2枚の透明なパネルの対向する面には、透明な導電物質からなる抵抗膜が被着されており、
    前記制御部は、前記2枚の透明なパネルのうちの一方を押圧した際に生じる前記抵抗膜の接触する面積から接触抵抗値を算出し、かつ前記接触抵抗値に基づいて入力時の押圧力を決定し、
    前記制御部は、前記押圧力に応じた振動動作の駆動を前記振動発生手段に指令することを特徴とする入力装置。
  7. 前記2枚の透明なパネルは、下面に透明な前記抵抗膜が被着されかつ前記抵抗膜の周縁部の対向する2辺に電極層を設けられた透明な可撓基材と、上面に透明な前記抵抗膜が被着されかつ前記抵抗膜の周縁部の前記可撓基材に設けられた前記電極層の位置とは異なる対向する2辺に電極層を設けられた透明な対向基材とによって形成されており、
    前記可撓基材と前記対向基材との間には、誤接触を防止するスペーサが設けられていることを特徴とする請求項6記載の入力装置。
  8. 前記2枚の透明なパネルには、入力時の接触による各々のパネルの接触点での電位を測定する電圧測定回路が接続されており、
    前記2枚の透明なパネルの一方には、入力時の接触によって流れる電流値を測定するための基準抵抗が直列に接続されており、
    前記基準抵抗に流れる電流値又は前記基準抵抗の両端の電圧値と、前記2枚の透明なパネルの各々の接触点における前記電位とに基づいて前記接触抵抗値を算出することを特徴とする請求項6又は7記載の入力装置。
  9. 前記制御部は、前記2枚の透明なパネルのうち一方にのみ電圧を印加することによって、電圧を印加していない前記2枚の透明なパネルのうちの他方に接続された前記電圧測定回路から得られる前記電位に基づいて入力による接触時の位置情報を算出し、
    前記制御部は、前記2枚の透明なパネルに直列に電圧を印加してそれぞれのパネルの接触点での電位を測定することによって、入力による接触時の接触抵抗値を算出することを特徴とする請求項6から8のうちいずれか1つに記載の入力装置。
  10. 前記振動発生手段は、前記入力パネルの周縁部に前記入力パネルに対して平行に巻回されたコイル部と、前記入力パネルに平行でかつ前記コイル部に流れる電流に直交する磁界を発生する磁界発生部とを含む枠型部材とを有し、
    前記コイル部は前記入力パネルに固定されており、前記磁界発生部は前記入力パネル及び前記コイル部との間に所定の間隔を設けて配置されており、
    前記制御部が前記押圧力に応じて前記コイル部に流れる電流を調整することによって、前記入力パネルが厚さ方向に振動することを特徴とする請求項6から9のうちいずれか1つに記載の入力装置。
  11. 前記振動発生手段は、前記入力パネルの周縁部に前記入力パネルに対して平行に巻回されたコイルを含むコイル部と、2つの磁極面が上面及び下面に位置する平板状の少なくとも2つの磁石及びヨークからなる磁界発生部とを有し、
    前記少なくとも2つの磁石は、上面側に配置される磁極面の極性が異なるように密着して前記ヨークに固定されていることを特徴とする請求項10記載の入力装置。
  12. 前記振動発生手段は、前記入力パネルの周縁部に前記入力パネルに対して平行に巻回された少なくとも2つのコイルを含むコイル部と、2つの磁極面が上面及び下面に位置する平板状の少なくとも3つの磁石及びヨークからなる磁界発生部とを有し、
    前記少なくとも3つの磁石は、上面側に配置される磁極面の極性が交互に異なるように密着して前記ヨークに固定されていることを特徴とする請求項10記載の入力装置。
  13. 前記振動発生手段は、前記入力パネルと平行に配置された支持部材と、前記入力パネルの1辺又は周縁部の一部に設けられた第1の電極と、前記第1の電極と所定の間隔を設けて対向しかつ前記支持部材に設けられた第2の電極と、前記第1の電極及び前記第2の電極に電圧を印加する電圧印加手段と、前記入力パネルと前記支持部材との両方に端部が固定された衝撃吸収反発手段とを有し、
    前記制御部が前記押圧力に応じて前記電圧印加手段が印加する電圧を調整することによって前記第1の電極と前記第2の電極との間に静電力を発生させて、前記入力パネルを厚さ方向に振動させることを特徴とする請求項6から9のうちいずれか1つに記載の入力装置。
  14. 前記振動発生手段は、非対称な回転部と前記回転部を回転させる駆動部とを有するモータを含み、
    前記制御部が前記押圧力に応じて前記駆動部に流れる電流を調整することによって前記モータを回転させ、前記入力パネルに振動を与えることを特徴とする請求項6から9のうちいずれか1つに記載の入力装置。
  15. 前記振動発生手段は、前記入力パネルと平行に配置された支持部材と、前記入力パネル及び前記支持部材を周縁部で固定する壁部と、前記支持部材と一端が結合し前記支持部材の内部に貫通穴を形成して空気経路を形成するポートと、前記ポートに結合され電流を流すことによって前記ポート内部の空気に振動を伝達できる振動部とを有し、
    前記入力パネルと前記支持部材と前記壁部とによって囲繞された空間は密封されかつ前記貫通穴を介して前記ポートと結合されており、
    前記制御部が前記押圧力に応じて前記振動部に流れる電流を調整して前記振動部を振動させることによって、前記囲繞された空間の空気圧に変動を与えて前記入力パネルを振動させることを特徴とする請求項6から9のうちいずれか1つに記載の入力装置。
  16. 前記振動部は、スピーカ構造を有することを特徴とする請求項15記載の入力装置。
  17. 前記制御部は、入力時の前記押圧力が大きい場合は大きな振動の駆動指令を前記振動発生手段に出力し、入力時の前記押圧力が小さい場合は小さな振動の駆動指令を前記振動発生手段に出力することを特徴とする請求項6から16のうちいずれか1つに記載の入力装置。
  18. 前記制御部は、入力時の前記押圧力の変化速度が大きい場合は大きな振動の駆動指令を前記振動発生手段に出力し、入力時の前記押圧力の変化速度が小さい場合は小さな振動の駆動指令を前記振動発生手段に出力することを特徴とする請求項6から16のうちいずれか1つに記載の入力装置。
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