JP5245018B2 - 原稿送り装置の取付構造及びこれを搭載した画像読取装置 - Google Patents
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一方、この原稿送り装置は、画像読取装置本体の一端にヒンジユニットを用いて回動自在に支持されており、画像読取部にセットされた原稿は、原稿送り装置の下面で画像読取位置に押さえつけられ、その画像面が読み取られる。
ここで、上述した原稿送り装置を画像形成装置本体に搭載する場合には、ヒンジユニットを原稿送り装置に取り付け、次いで、このユニットを下に配置した状態、つまり、原稿送り装置を起立させた状態で持ち上げ、当該ユニットと画像形成装置本体の上面とを仮止めした後、ビスで締結する(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、この原稿送り装置は約15kg程度の重量を有するものがあり、上記起立状態のまま自立させるが難しく、原稿送り装置の反り返り等を防止するには、他の作業者が原稿送り装置を保持しつつ、別の作業者がビスを締結する必要がある。一方、当該技術を採用すれば1人の作業者で足りるものの、この場合にも、ヒンジユニットと画像形成装置本体の上面とが1箇所で仮止めされているだけであり、当該作業者の片手で原稿送り装置を保持しつつ、他の片手でビスを締結しなければならないからである。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消し、その自立状態を確実に確保する原稿送り装置の取付構造及びこれを搭載した画像読取装置を提供することである。
ただし、このピンのみでは重量のある筐体が後方に向けて倒れてしまうとの懸念がある。
また、上記の如く、単に複数箇所でヒンジユニットを保持するのではなく、ヒンジユニットが部材本体の一端側と他端側との双方で保持されているので、原稿送り装置の姿勢が従来に比して安定するし、このヒンジユニットによる原稿送り装置の開放角度を略90°以上にも設定可能になり、上述した後方への原稿送り装置の倒れの他、前方への倒れも防止できる。したがって、原稿送り装置の自立状態を確実に確保でき、従来に比して原稿送り装置を筐体に搭載する作業が容易になる。
第2の発明によれば、第1の発明の作用に加えてさらに、ヒンジ固定部材の部材本体のうち、ピンと引掛け部とは対向位置に配設されるが、このピンが接合部の溝に嵌合すると、引掛け部は段付き形状の下面で接合部の先端面に係合するので、原稿送り装置を筐体に搭載する作業が容易になるとともに、原稿送り装置を確実に保持することができる。
第2の発明によれば、第1の発明の作用に加えてさらに、原稿送り装置の稼働時には、別途の規制手段により開放角度は例えば約60度程度に規制されるのに対し、この原稿送り装置の取付時には、その最大開放角度は例えば95度に設定され、ヒンジユニットの重心位置は、支点を挟んで引掛け部とは反対側に位置する。つまり、この自立状態で手を離すと、原稿送り装置には反り返る方向の回転モーメントが作用するが、引掛け部はヒンジユニットの先端面を略垂直方向に狭持しており、原稿送り装置の回転を阻止でき、その自立状態でより一層確実に保持可能になる。
第3の発明によれば、第1や第2の発明の作用に加えてさらに、原稿送り装置の自立状態を確実に確保できることにより、画像読取装置の組み立てに要する期間も短くて済み、画像読取装置の製造コストの低廉化も図られる。
図1には、原稿送り装置の取付構造の一例として、画像読取装置が搭載された複合機1を正面側からみた断面が示されている。
本実施例の複合機1は、胴内排紙型の画像形成装置本体(筐体)2を有しており、排紙トレイ14が画像読取部7の下側に形成されている。
各カセット3には画像形成前の各種の用紙Pが積層状態で収容され、この用紙Pはカセット3から1枚ずつ分離され、左方向に向けて送出される。そして、搬送路4の用紙Pは装置本体2の左側面に沿って上方に向けて搬送される。
この本体2の内部には、用紙搬送方向で見て下流側にレジストローラ、画像形成部9及び転写部10が順番に配置されている。画像形成部9の右方には露光部8やトナーコンテナ11が備えられており、露光部8からは画像形成部9の感光体ドラムに向けてレーザ光Lが照射され、トナーコンテナ11からのトナーが現像される。
一方、排出分岐部13と搬送路4との間には両面印刷用ユニット16が配置されており、このユニット16では定着部12から排出された用紙を搬送路4に戻し、画像形成部9に向けて再び送出する。
具体的には、図2に示されるように、送り装置本体21は、その中央部分から右斜め上方に向けて延びた原稿トレイ22を有しており、このトレイ22は、当該中央部分にて本体21に回動可能に構成されており、画像読取部7で読み取られる前の原稿はトレイ22上にセットされる。
そして、当該本体21の下面には押圧板43が設けられており、この押圧板43はコンタクトガラス、詳しくは幅広の手置き読取用ガラスに対峙し、このガラスに載置した原稿を押圧板43で押さえつけておき、所定ボタンを押下げると、画像読取部7は当該原稿の画像面を読み取ることができる。
ここで、本実施例のヒンジユニット48は、ヒンジ固定部材70を介して画像形成装置本体2に固定される(図4)。
また、この回動部64は、複合機1の正面側から背面側に向けて延びており、図4で見て左側に位置する長手方向の先端部分は、送り装置本体21がコンタクトガラスを開いた位置では上方に向けて配置され(図5)、この先端部分が送り装置本体21に図示しない4個のビスで連結される。なお、この回動部64の内部にはダンパ部材が備えられている。
ここで、当該接合部66の有底部分には溝67が形成されている。詳しくは、図5に示されるように、この溝67は、支点軸65の略下方位置から上面61側に向けて徐々に拡開しており、当該有底部分を貫通して形成されている。
そして、接合部66はヒンジ固定部材70に連結し、画像形成装置本体2の上面61に固定される。
ところで、本実施例の部材本体71は、支点軸65の位置とは反対側に引掛け部74が形成されている。
このように、ヒンジ固定部材70が上面61に位置決めされると、起立状態の送り装置本体21を上面61に向けて降ろし、ヒンジユニット48をヒンジ固定部材70に仮止めする。
この片面印刷に対し、両面印刷を行う場合には、定着部12から排出された用紙はトレイ14に排出される直前にてユニット16側に引き戻され、この用紙は搬送路4に合流し、再び転写部10に向けて送られる。そして、この場合には、用紙の未だ印刷がされていない面にトナー画像が転写される。
そして、原稿送り装置20と、ヒンジユニット48と、ヒンジ固定部材70とをそれぞれ備えており、このヒンジ固定部材70がヒンジユニット48を画像形成装置本体2に固定し、ヒンジユニット48が原稿送り装置20を回動自在に支持するので、原稿送り装置20はヒンジユニット48の支点軸65を介して画像読取部7を開閉できる。
ただし、このピン73のみでは約15kg程度の重量のある原稿送り装置20が背面側に向けて反り返ってしまうとの懸念がある。しかし、本実施例の部材本体71は、引掛け部74をさらに有しており、この引掛け部74は、その他端側にて、支点軸65とは反対側の先端面68を略垂直方向に狭持し、ヒンジユニット48、つまり、原稿送り装置20を保持している。よって、上述した原稿送り装置20の反り返りが防止可能になる。
また、原稿送り装置20の自立状態を確実に確保できることにより、複合機1の組み立てに要する期間も短くて済み、複合機1の製造コストの低廉化も図られる。
例えば、上述した回動部64や接合部66、及び部材本体71の各後端部分は背面62よりも突き出ていなくても良く、また、上記実施例では画像形成装置として複合機に具現化した例を示しているが、本発明は原稿送り装置を有する複写機、プリンタ等にも当然に適用可能である。
2 画像形成装置本体(筐体)
7 画像読取部
20 自動原稿搬送装置(原稿送り装置)
22 原稿トレイ
24 排出トレイ
48 ヒンジユニット
61 上面
65 支点軸(支点)
66 接合部
67 溝
68 先端面(端面)
70 ヒンジ固定部材
71 部材本体
73 嵌合ピン(ピン)
74 引掛け部
75 下面
Claims (3)
- 画像読取部が配設された筐体の上面に対して開閉自在に装着される原稿送り装置の取付構造であって、
前記筐体の一端にて前記原稿送り装置を回動自在に支持するヒンジユニットと、
該ヒンジユニットを前記筐体に固定するヒンジ固定部材とを具備し、
該ヒンジ固定部材は、前記筐体の上面に固定される部材本体を備え、
該部材本体は、
該部材本体の一端側にて略垂直方向に向けて突出し、前記ヒンジユニットの支点近傍を保持するピンと、
該部材本体の他端側にて、前記ヒンジユニットのうち前記支点とは反対側の端面を略垂直方向に狭持して保持する引掛け部とを有し、
前記ヒンジユニットは、前記ヒンジ固定部材に連結し、前記部材本体に対峙するとともに該部材本体の一端側から該部材本体の他端側に向けて拡開する溝、及び前記引掛け部に狭持される先端面をそれぞれ有した接合部を備え、
前記ピンは、前記ヒンジユニットが前記ヒンジ固定部材に載置された状態で前記ピンの周縁が前記溝の前記他端側にて嵌合される一方、前記引掛け部は、前記ヒンジ固定部材に載置された前記ヒンジユニットを前記筐体の一端から前記画像読取部に向けて水平移動させることにより該ピンが前記溝の前記一端側にて嵌合された場合に、前記引掛け部の下面が前記先端面に係合可能な段付き形状に構成されていることを特徴とする原稿送り装置の取付構造。 - 請求項1に記載の原稿送り装置の取付構造であって、
該原稿送り装置が前記筐体への取付時に前記画像読取部を開いた場合には、前記ヒンジユニットの重心位置は、前記支点を挟んで前記引掛け部とは反対側に位置していることを特徴とする原稿送り装置の取付構造。 - 請求項1又は2に記載の原稿送り装置の取付構造を備えたことを特徴とする画像読取装置。
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