JP5244468B2 - 防振装置 - Google Patents
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Description
まず、本発明に係る第一の実施の形態について図1〜図3に基いて説明する。
図1は本実施の形態における防振装置1の断面図であり、図2は後述する仕切り部材7の断面図であり、図3は後述する仕切り部材7の分解斜視図である。
また、本実施の形態では、図1における下側がバウンド側、つまり防振装置1を設置した際に静荷重(初期荷重)が入力される方向であり、図1における上側がリバウンド側、つまり前記静荷重の入力方向の反対側であり、以下の説明においてバウンド側を下側とし、リバウンド側を上側とする。
詳しく説明すると、ダイヤフラム5は、外筒3の小径部30の内側に内周ゴム33を介して嵌合されたダイヤフラムリング50と、ダイヤフラムリング50の内側に形成されたダイヤフラムゴム51と、を備えている。ダイヤフラムリング50は、金属製の環状部材であり、外筒3の下端部の内側に嵌め込まれ、外筒3の下端部を径方向内側に屈曲させることによりカシメ固定されている。ダイヤフラムゴム51は、後述する副液室6B内の液圧(内圧)の変化に応じて変形可能な薄膜部材であり、ダイヤフラムリング50の内周面に加硫接着されている。
詳しく説明すると、オリフィス部材70の軸受け部80に軸部材79の下端部を嵌合させてシリンダ室76内に軸部材79を起立させるとともに、シリンダ室76の底面に緩衝部材75を配置する。その後、付勢部材72の内側に軸部材79を挿入させつつ付勢部材72をシリンダ室76内に配置し、付勢部材72の下端をオリフィス部材70の底板部78の凹部78aに嵌合させる。
一方、蓋体73に逆止弁74を装着させる。すなわち、逆止弁74の嵌合部74cを蓋体73の嵌合孔73dに嵌合させ、蓋体73の天壁部73bの下方に逆止弁74を吊持させる。
特に、溝77の深さH1が周壁部73cの圧入代H2よりも深くなっているので、被圧入部88に周壁部73cを圧入嵌合させて蓋体73をオリフィス部材70に組み付ける際、周壁部73cの圧入時の応力が溝77によって確実に吸収され、内周部70bの変形がより確実に抑えられる。
以上により、仕切り部材7が組み立てられる。
このとき、主液室6A内の周期的な液圧上昇時においては、主液室6A内の液圧がシリンダ室76の上室(ピストン71の上方のシリンダ室)内の液圧よりも大きくなるので、逆止弁74の弁体部74bがその予圧力に抗して押し下げられて蓋体73の連通孔73aが開放される。このとき、シリンダ室76の上室内の液圧が付勢部材72の付勢力(予圧縮力)よりも大きくなるので、ピストン71が付勢部材72の付勢力に抗して押し下げられる。これにより、オリフィス部材70のオリフィス開口86がピストン71により閉塞されてアイドルオリフィス81Bが遮断される。その結果、液室6内の液体は、主液室6A内の液圧上昇に伴って主液室6A側からシェイクオリフィス81Aを通って副液室6B側へと流通する。
なお、主液室6A内の周期的な液圧低下時においては、主液室6A内の液圧がシリンダ室76の上室内の液圧よりも小さくなるため、シリンダ室76の上室内の液圧によって逆止弁74の弁体部74bが蓋体73の天壁部73bに押し付けられ、蓋体73の連通孔73aが逆止弁74により閉塞されたままになり、オリフィス部材70のオリフィス開口86が開口されてアイドルオリフィス81Bが開放される。
次に、本発明に係る第二の実施の形態について、図4に基いて説明する。
図4は本実施の形態における防振装置1の断面図である。
なお、上述した第一の実施の形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
次に、本発明に係る第三の実施の形態について、図5に基いて説明する。
図5は本実施の形態における仕切り部材7の分解斜視図である。
なお、上述した第一、第二の実施の形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
特に、複数の切り欠き部173eが周方向に等間隔に配設され、外周部70aに均等に圧入応力が作用するので、シリンダ室76の偏心や変形がより生じにくくなり、シリンダ室76の形状等をより確実に保つことができる。また、複数の切り欠き部173eが周方向に等間隔に配設されていることで、蓋体173とオリフィス部材70との相対的な位置決めが行い易くなるので、防振装置1(仕切り部材7)の製作工程が容易となり、量産性を向上させることができる。
例えば、上記した実施の形態では、内筒2に、振動発生源である図示せぬエンジンがエンジン側ブラケットを介して連結され、外筒3に、振動受部である図示せぬ車体が車体側ブラケット10を介して連結されているが、本発明は、内筒2(取付部材)に振動受部が連結され、外筒3(筒部材)にブラケット10を介して振動発生源が連結されていてもよい。
2 内筒(取付部材)
3 外筒(筒部材)
4 ゴム弾性体
5 ダイヤフラム
6 液室
6A 主液室
6B 副液室
7 仕切り部材
70 オリフィス部材
70a 外周部
70b 内周部
71 ピストン(可動部材)
73 蓋体
73a 連通孔
73b 天壁部
73c 周壁部
74 逆止弁
76 シリンダ室(収容室)
77 溝
81 オリフィス通路
81A シェイクオリフィス(第二オリフィス通路)
81B アイドルオリフィス(第一オリフィス通路)
88 被圧入部
190 逆止弁受け部材
Claims (7)
- 振動発生部および振動受部のうちの何れか一方に連結される筒部材と、
前記振動発生部および前記振動受部のうちの何れか他方に連結される取付部材と、
前記筒部材と前記取付部材とを弾性的に連結するとともに前記筒部材の一方の開口端を閉塞するゴム弾性体と、
前記筒部材の他方の開口端を閉塞するダイヤフラムと、
前記筒部材の内側に形成されて液体が封入された液室を、隔壁の一部が前記ゴム弾性体で形成されて前記ゴム弾性体の変形により内容積が変化する主液室と、隔壁の一部が前記ダイヤフラムで形成された副液室と、に区画する仕切り部材と、
を備える防振装置において、
前記仕切り部材には、
前記筒部材の内側に嵌合され、前記主液室と前記副液室とを連通するオリフィス通路、及び、前記筒部材の中心軸線方向に沿って延びて少なくとも一方側が開口された収容室がそれぞれ形成されたオリフィス部材と、
前記収容室の一方側の開口端を覆う天壁部、及び、該天壁部から垂設される周壁部をそれぞれ有し、前記オリフィス部材の主液室側の端部に被着される蓋体と、
前記収容室の内側に収容され、前記主液室の液圧変化に伴って動作する可動部材と、
が備えられており、
前記オリフィス部材の主液室側の端部には、前記周壁部が圧入嵌合される被圧入部が前記収容室の周囲に形成され、
前記オリフィス部材の主液室側の端面において前記被圧入部の収容室径方向の内側には、収容室周方向に沿って延在する溝が形成され、
前記オリフィス部材の主液室側の端部のうち、前記溝の収容室径方向の外側に設けられた外周部に前記被圧入部が形成され、前記溝の収容室径方向の内側に設けられた内周部は前記外周部に対して離間されていることを特徴とする防振装置。 - 請求項1記載の防振装置において、
前記オリフィス部材には、前記オリフィス通路として、前記収容室を通過する第一オリフィス通路と、第一オリフィス通路よりも液体の流通抵抗の大きい第二オリフィス通路と、がそれぞれ形成され、
前記収容室の内側には、前記可動部材として、前記主液室の液圧変動に応じて前記収容室の内周面に沿って移動して前記第一オリフィス通路を開閉するピストンが収容されていることを特徴とする防振装置。 - 請求項1または2記載の防振装置において、
前記収容室の主液室側の開口端の内側には、該収容室の内周形状を保持するための保持部材が嵌合されていることを特徴とする防振装置。 - 請求項3記載の防振装置において、
前記蓋体には、前記主液室と前記収容室とを連通する連通孔が形成され、
前記仕切り部材には、前記収容室の内側に配設されているとともに、前記連通孔を開閉して前記主液室から前記収容室への方向にのみ液体を流動させる逆止弁が備えられ、
前記収容室の主液室側の開口端の内側には、前記保持部材として、前記蓋体との間に前記逆止弁が配置されて該逆止弁を支持する逆止弁受け部材が嵌合されていることを特徴とする防振装置。 - 請求項1から4のいずれか記載の防振装置において、
前記溝の深さは、前記オリフィス部材に対する前記周壁部の圧入代よりも深くなっていることを特徴とする防振装置。 - 請求項1から4のいずれか記載の防振装置において、
前記周壁部には、複数の切り欠き部が形成されていることを特徴とする防振装置。 - 請求項6記載の防振装置において、
前記複数の切り欠き部は、周壁部周方向に沿って等間隔に配設されていることを特徴とする防振装置。
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