JP5243345B2 - 戸枠構造及びそれに用いるパッキン並びにその組付施工方法 - Google Patents
戸枠構造及びそれに用いるパッキン並びにその組付施工方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5243345B2 JP5243345B2 JP2009126663A JP2009126663A JP5243345B2 JP 5243345 B2 JP5243345 B2 JP 5243345B2 JP 2009126663 A JP2009126663 A JP 2009126663A JP 2009126663 A JP2009126663 A JP 2009126663A JP 5243345 B2 JP5243345 B2 JP 5243345B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packing
- frame
- door
- groove
- corner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
しかしながら、指詰め防止用の戸枠構造では、縦枠に形成されるパッキン溝の溝底が下枠及び上枠の溝底よりも深く、ATゴムの断面は異なる形状となる。この場合、下枠及び上枠に装着されるパッキンの断面形状と、縦枠に装着されるパッキンの断面形状とが異なるため、45度カットの突き合わせによるジョイントでは隙間が生じる。すなわち、断面形状の異なるそれぞれのパッキンを単純に45度カットしただけでは、長い方であるパッキン溝の深さ方向に長い方のカット面が不要であり、そこがジョイント時に隙間となった。また、特に、パッキンの接触面側が、R形状である場合には、カットが煩雑であり、突き合わせ加工が困難となった。その結果、ジョイント部に隙間が生じれば、水密性や気密性を低下させる虞があった。
本発明の請求項1記載の戸枠構造は、一対の縦枠11,13の上下端同士を下枠15及び上枠17で連結してなる四角枠状の戸枠19と、
該戸枠19の一方の面側に位置して開閉自在に配設される戸23と、
前記戸枠19における前記一対の縦枠11,13、下枠15及び上枠17の戸対向面に装着されるパッキン25と、
該パッキン25を受け入れ、少なくとも戸尻側の縦枠13に形成される溝底29が下枠15及び上枠17の溝底31よりも深い位置で且つ溝壁33が低い周状のパッキン溝27と、を具備し、
少なくとも前記戸尻側の縦枠13と前記下枠15及び前記上枠17とが直交する各コーナー部37,39には、表面41が連続した同一面で且つ前記パッキン溝27に対する受け入れ方向の高さが異なるL字形のコーナー用パッキン45,47が装着されることを特徴とする。
前記下枠15と上枠17のパッキン溝27aにそれぞれ装着される奥行き長の短いパッキン61と、前記戸尻側の縦枠13のパッキン溝27bに装着される奥行き長の長いパッキン65と、を具備するとともに、
前記上枠17又は前記下枠15のパッキン溝27aに脚部51が受け入れられる小形部53と、該小形部53の一端に直交方向で延出形成されて前記縦枠13のパッキン溝27bに脚部55が受け入れられる大形部57とでL字形に形成され、前記小形部53と前記大形部57の表面41が連続同一面で形成されるとともに、前記大形部57の奥行き長H2が前記小形部53の奥行き長H1よりも長く、前記縦枠13と前記上枠17又は前記下枠15とのコーナー部37,39に装着されるコーナー用パッキン45,47を具備することを特徴とする。
前記戸23が前記戸枠19にヒンジ21で回動自在に設けられ開閉自在とされ、該ヒンジ21側となる戸尻側の前記縦枠13と前記下枠15及び前記上枠17とが直交する各コーナー部37,39に前記コーナー用パッキン45,47が設けられることを特徴とする。
前記コーナー用パッキン45,47の前記小形部53の表面41が、前記下枠15又は前記上枠17のパッキン溝27aに装着されるパッキン61と同一表面で形成され、
前記大形部57の表面41が、前記縦枠13のパッキン溝27bに装着されるパッキン65と同一表面で形成されることを特徴とする。
前記上枠17又は前記下枠15のパッキン溝27aに脚部51が受け入れられる小形部53と、該小形部53の一端に直交方向に延出形成され前記縦枠13のパッキン溝27bに脚部55が受け入れられる大形部57とにより形成され、前記小形部53と前記大形部57の表面41が同一面で形成されるとともに、前記大形部57の奥行き方向の長さH2が前記小形部53の奥行き方向の長さH1よりも長いL字形のコーナー用パッキン45,47を、前記戸尻側の縦枠13と前記下枠15及び前記上枠17とが直交する各コーナー部37,39に前記パッキン溝27a,27bを跨がるよう装着した後、
これらコーナー用パッキン45,47の間に前記縦枠13のパッキン溝27bに真直なパッキン65を装着し、前記下枠15及び前記上枠17のパッキン溝27a,27aにパッキン61を装着して、各パッキン65,61の端面と前記コーナー用パッキン45,47との端面同士を突き合わせることを特徴とする。
図1は本発明の実施の形態に係る戸枠構造を備えた戸枠の横断面図、図2は図1のA−A断面図、図3は下枠部分の拡大縦断面図、図4は図1に示したヒンジ側縦枠部分の拡大図である。
本実施の形態による戸枠構造は、一対の縦枠11,13の上下端同士を下枠15及び上枠17で連結してなる四角枠状の戸枠19を有する。戸枠19の一方の縦枠である戸尻側縦枠13側にヒンジ21を介して回動自在に扉23が支持される。すなわち、本実施の形態では戸23は開き戸(扉)とする。ヒンジ21は、例えば上枠17に垂設する軸ヒンジと、下枠15で起立する軸ヒンジの上下一対のもので構成される。
この戸枠構造における戸枠19では、少なくともヒンジ側縦枠13と下枠15及び上枠17とが直交する上下の各コーナー部37,39(図9参照)に、図6に示す表面41,41が同一面で且つ浅いパッキン溝27aと深いパッキン溝27bとに対する奥行き長さである受け入れ方向の高さH1,H2が異なるコーナー用パッキン45,47(図9参照)が装着される。なお、コーナー用パッキン45,47は、上下反転させた対称形状で上下一組として構成されるので、以下の説明では、下枠15とヒンジ側縦枠13とのコーナー部37に装着されるコーナー用パッキン45を代表例として図を用い説明する。
コーナー用パッキン45,47を装着した戸枠構造では、扉23の開扉状態では、図7に示すように、扉23がパッキン25(長尺横パッキン61、戸尻側パッキン65、長尺縦パッキン64、及びコーナー用パッキン45,47)から離れている。扉23が閉められると、先ず、戸尻部23aの間隙から徐々に狭まり、閉扉状態では、図8に示すように、長尺横パッキン61、戸尻側パッキン65、コーナー用パッキン45,47、及び長尺縦パッキン64が少し潰された状態で扉23に密接する。つまり、パッキン25の弾性復元力が密接力となる。なお、コーナー用パッキン45,47に対して戸尻側パッキン65,長尺横パッキン61の材質が異なる場合は、この密接力も異なることとなるので、扉23に対する密接力を同程度とするために、硬度の低い材質のパッキンのパッキン溝からの突出寸法を増やすことで調整してもよい。
図9はパッキンの組み付け手順を説明する戸枠の分解正面図、図10はパッキンの組み付け手順を説明するコーナー部の分解斜視図である。
戸枠19に対し、パッキン25を構成する下側長尺横パッキン61、上側長尺横パッキン61、戸先側長尺縦パッキン64、ヒンジ側長尺縦パッキン(戸尻用パッキン)65、及びコーナー用パッキン45,47を装着するには、先ず、コーナー用パッキン45,47を、図9に示す各コーナー部37,39に装着する。
なお、上記した実施の形態では、コーナー用パッキン45の小形部53と大形部57が直方体である場合を例示したが、コーナー用パッキン45Aは、図11に示すように、小形部53Aと大形部57Aの断面形状を、それぞれ長尺横パッキン61と戸尻用パッキン(長尺縦パッキン)65の断面形状に略一致させて形成することが好ましい。小形部53Aと大形部57Aの断面形状を一致させることで、水密性、気密性を均一にできるとともに、見栄えを向上させることができる。
13…縦枠(戸尻側縦枠)
15…下枠
17…上枠
19…戸枠
21…ヒンジ
23…戸(扉)
25…パッキン
27…パッキン溝
29,31…溝底
33,35…溝壁
37,39…コーナー部
41…表面
45,47…コーナー用パッキン
51,55…脚部
53…小形部
57…大形部
61…長尺横パッキン
64…長尺縦パッキン
65…戸尻用パッキン
H1…小形部の奥行き長さ(全高)
H2…大形部の奥行き長さ(全高)
Claims (5)
- 一対の縦枠の上下端同士を下枠及び上枠で連結してなる四角枠状の戸枠と、
該戸枠の一方の面側に位置して開閉自在に配設される戸と、
前記戸枠における前記一対の縦枠、下枠及び上枠の戸対向面に装着されるパッキンと、
該パッキンを受け入れ、少なくとも戸尻側の縦枠に形成される溝底が下枠及び上枠の溝底よりも深い位置で且つ溝壁が低い周状のパッキン溝と、を具備し、
少なくとも前記戸尻側の縦枠と前記下枠及び前記上枠とが直交する各コーナー部には、表面が連続した同一面で且つ前記パッキン溝に対する受け入れ方向の高さが異なるコーナー用パッキンが装着されることを特徴とする戸枠構造。 - 一対の縦枠の上下端同士を下枠及び上枠で連結してなる戸枠と、該戸枠の一方の面側に位置して開閉自在に配設される戸と、少なくとも戸尻側の縦枠に形成される溝底が下枠及び上枠の溝底よりも深く且つ溝壁が低いパッキン溝と、を具備した戸枠構造に用いられ、前記パッキン溝内に装着されて、表面が前記戸に対向当接するパッキンであって、
前記下枠と上枠のパッキン溝にそれぞれ装着される奥行き長の短いパッキンと、前記戸尻側の縦枠のパッキン溝に装着される奥行き長の長いパッキンと、を具備するとともに、
前記上枠又は前記下枠のパッキン溝に脚部が受け入れられる小形部と、該小形部の一端に直交方向で延出形成されて前記縦枠のパッキン溝に脚部が受け入れられる大形部とでL字形に形成され、前記小形部と前記大形部の表面が連続同一面で形成されるとともに、前記大形部の奥行き長が前記小形部の奥行き長よりも長く、前記縦枠と前記上枠又は前記下枠とのコーナー部に装着されるコーナー用パッキンを具備することを特徴とするパッキン。 - 請求項2記載のパッキンであって、
前記戸が前記戸枠にヒンジで回動自在に設けられ開閉自在とされ、該ヒンジ側となる戸尻側の前記縦枠と前記下枠及び前記上枠とが直交する各コーナー部に前記コーナー用パッキンが設けられることを特徴とするパッキン。 - 請求項2又は請求項3記載のパッキンであって、
前記コーナー用パッキンの前記小形部の表面が、前記下枠又は前記上枠のパッキン溝に装着されるパッキンと同一表面で形成され、
前記大形部の表面が、前記縦枠のパッキン溝に装着されるパッキンと同一表面で形成されることを特徴とするパッキン。 - 一対の縦枠の上下端同士を下枠及び上枠で連結してなる戸枠と、該戸枠の一方の面側に位置して開閉自在に配設される戸と、少なくとも戸尻側の縦枠に形成される溝底が下枠及び上枠の溝底よりも奥行き方向に深い位置で且つ溝壁が低いパッキン溝と、を具備した戸枠構造に、パッキンを装着するパッキンの組付施工方法であって、
前記上枠又は前記下枠のパッキン溝に脚部が受け入れられる小形部と、該小形部の一端に直交方向に延出形成され前記縦枠のパッキン溝に脚部が受け入れられる大形部とにより形成され、前記小形部と前記大形部の表面が同一面で形成されるとともに、前記大形部の奥行き方向の長さが前記小形部の奥行き方向の長さよりも長いL字形のコーナー用パッキンを、前記戸尻側の縦枠と前記下枠及び前記上枠とが直交する各コーナー部に前記パッキン溝を跨がるよう装着した後、
これらコーナー用パッキンの間に前記縦枠のパッキンに真直なパッキンを装着し、前記下枠及び前記上枠のパッキン溝にパッキンを装着して、各パッキンの端面と前記コーナー用パッキンとの端面同士を突き合わせることを特徴とするパッキンの組付施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009126663A JP5243345B2 (ja) | 2009-05-26 | 2009-05-26 | 戸枠構造及びそれに用いるパッキン並びにその組付施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009126663A JP5243345B2 (ja) | 2009-05-26 | 2009-05-26 | 戸枠構造及びそれに用いるパッキン並びにその組付施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010275704A JP2010275704A (ja) | 2010-12-09 |
JP5243345B2 true JP5243345B2 (ja) | 2013-07-24 |
Family
ID=43422917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009126663A Active JP5243345B2 (ja) | 2009-05-26 | 2009-05-26 | 戸枠構造及びそれに用いるパッキン並びにその組付施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5243345B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5385316B2 (ja) * | 2011-01-28 | 2014-01-08 | 三協立山株式会社 | 建具 |
JP6276542B2 (ja) * | 2013-09-10 | 2018-02-07 | 文化シヤッター株式会社 | 扉の止水構造 |
KR102065295B1 (ko) | 2019-02-26 | 2020-01-10 | (주)신성기업 | 단열성이 향상된 프로젝트 창호 |
JP7299129B2 (ja) * | 2019-10-09 | 2023-06-27 | 日本フネン株式会社 | ドアセット |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5445944A (en) * | 1977-09-19 | 1979-04-11 | Yoshida Kogyo Kk | Method of connecting airtight material |
JP3231615B2 (ja) * | 1996-02-21 | 2001-11-26 | ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社 | 玄関ドアの水密構造 |
JPH1096366A (ja) * | 1996-09-24 | 1998-04-14 | Cosmo Kogyo Kk | 扉装置 |
-
2009
- 2009-05-26 JP JP2009126663A patent/JP5243345B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010275704A (ja) | 2010-12-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5243345B2 (ja) | 戸枠構造及びそれに用いるパッキン並びにその組付施工方法 | |
US10883306B2 (en) | Fenestration trim assembly | |
JP5102514B2 (ja) | リフォーム用サッシ枠の取付構造 | |
JP5809813B2 (ja) | 建物の開口部内枠材の組立構造 | |
JP4697976B2 (ja) | リフォーム用サッシ枠の取付構造 | |
JP5459715B2 (ja) | 改装樹脂サッシ及びその改装方法 | |
JP7376296B2 (ja) | ドアの防水構造 | |
JP5461375B2 (ja) | 建具 | |
JP6825201B2 (ja) | 止水機能を有する扉 | |
KR100800172B1 (ko) | 방화문 | |
JP6936647B2 (ja) | 樹脂部材及び網戸 | |
JP7223563B2 (ja) | 連窓構造 | |
JP2012046907A (ja) | タイト材及びそれを備えた窓用縦枠材 | |
JP4697975B2 (ja) | リフォーム用サッシ枠の取付構造 | |
KR200494038Y1 (ko) | 기밀 도어 | |
JP7086776B2 (ja) | 押縁用接続部材および建具 | |
JP2009280953A (ja) | ドアの蝶番とドア構造体 | |
JP6440538B2 (ja) | 戸体、及び、建具 | |
JP7537914B2 (ja) | ドア装置 | |
JP7331173B2 (ja) | 建具 | |
JP7068100B2 (ja) | ドア、建具及びドアの製造方法 | |
JP3126105U (ja) | 壁開口部の開口枠 | |
JP6113635B2 (ja) | 障子の支持構造 | |
JP6894257B2 (ja) | 建具 | |
JP7356913B2 (ja) | 建具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120424 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130305 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130306 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130404 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160412 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5243345 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |