JP5243345B2 - 戸枠構造及びそれに用いるパッキン並びにその組付施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、指詰め防止構造を備えた戸枠構造及びそれに用いるパッキン並びにその組付施工方法に関する。
ヒンジを介して扉を開閉自在に支持した戸枠構造では、水密性、気密性の確保のために、戸枠の扉対向面にパッキンが装着される。戸枠は、一対の縦枠の上下端同士を下枠及び上枠で連結してなる四角枠状となり、この戸枠の一方の縦枠側にヒンジを介して扉が回動自在に支持される。パッキンは、戸枠における一対の縦枠、下枠及び上枠の扉対向面に装着される。このため、戸枠には、パッキンを受け入れるためのパッキン溝が周状に形成される。
ところで、ヒンジを介して扉を支持した戸枠構造では、閉扉時に、戸先と縦枠との間隙や、戸尻と縦枠との間隙で指詰めが生じる虞がある。このような不具合を解消するものとして、戸枠と扉との間隙で指詰めを有効に防止し、安全にドアを閉めることができるようにした戸枠構造が提案されている(例えば特許文献1,2,3参照)。これら指詰め防止用の戸枠構造は、例えば、縦枠に形成されるパッキン溝の溝底を下枠及び上枠の溝底よりも深くし、且つ縦枠に形成されるパッキン溝の溝壁を低くしてパッキンの露出を大きくすることで、隙間部分での指詰めによる傷害を回避できるようにしている。
特開平9−310563号公報 特開平10−8813号公報 第2869044号公報
戸枠のパッキン溝に装着されるエアタイト(AT)ゴムなどのパッキンは、通常、長手方向に対し直角方向に切断されたゴム同士の突き合わせにてジョイントされる。同一断面のATゴムで扉面全周に密接して水密性や気密性を確保する場合には、四隅の突き合わせ部を施工現場にて斜め45度にカットしたもの同士をジョイントする場合が殆どであった。
しかしながら、指詰め防止用の戸枠構造では、縦枠に形成されるパッキン溝の溝底が下枠及び上枠の溝底よりも深く、ATゴムの断面は異なる形状となる。この場合、下枠及び上枠に装着されるパッキンの断面形状と、縦枠に装着されるパッキンの断面形状とが異なるため、45度カットの突き合わせによるジョイントでは隙間が生じる。すなわち、断面形状の異なるそれぞれのパッキンを単純に45度カットしただけでは、長い方であるパッキン溝の深さ方向に長い方のカット面が不要であり、そこがジョイント時に隙間となった。また、特に、パッキンの接触面側が、R形状である場合には、カットが煩雑であり、突き合わせ加工が困難となった。その結果、ジョイント部に隙間が生じれば、水密性や気密性を低下させる虞があった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、指詰め防止構造を備えた戸枠において、45度などの複雑なパッキン切断加工をせずに、長手方向に対し直角に切断して突き合わせるのみの容易な作業で、コーナー部を隙間なくジョイントできる戸枠構造及びそれに用いるパッキン並びにその組付施工方法を提供することにある。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の戸枠構造は、一対の縦枠11,13の上下端同士を下枠15及び上枠17で連結してなる四角枠状の戸枠19と、
該戸枠19の一方の面側に位置して開閉自在に配設される戸23と、
前記戸枠19における前記一対の縦枠11,13、下枠15及び上枠17の戸対向面に装着されるパッキン25と、
該パッキン25を受け入れ、少なくとも戸尻側の縦枠13に形成される溝底29が下枠15及び上枠17の溝底31よりも深い位置で且つ溝壁33が低い周状のパッキン溝27と、を具備し、
少なくとも前記戸尻側の縦枠13と前記下枠15及び前記上枠17とが直交する各コーナー部37,39には、表面41が連続した同一面で且つ前記パッキン溝27に対する受け入れ方向の高さが異なるL字形のコーナー用パッキン45,47が装着されることを特徴とする。
この戸枠構造では、指詰め防止構造を備えた戸枠において、深さの異なるパッキン溝27a,27bに跨がってパッキン25を構成するコーナー用パッキン45,47が隙間なく連続して装着され、高い水密性、気密性が得られる。施工現場での斜め45度カットなどの複雑なパッキン切断加工が不要となり、施工性が向上して、戸枠19に対するパッキン25の装着が容易となる。
請求項2記載の戸枠構造に用いるパッキンは、一対の縦枠11,13の上下端同士を下枠15及び上枠17で連結してなる戸枠19と、該戸枠19の一方の面側に位置して開閉自在に配設される戸23と、少なくとも戸尻側の縦枠13に形成される溝底29が下枠15及び上枠17の溝底31よりも深く且つ溝壁33が低いパッキン溝27と、を具備した戸枠構造に用いられ、前記パッキン溝27内に装着されて、表面が前記戸23に対向当接するパッキン25であって、
前記下枠15と上枠17のパッキン溝27aにそれぞれ装着される奥行き長の短いパッキン61と、前記戸尻側の縦枠13のパッキン溝27bに装着される奥行き長の長いパッキン65と、を具備するとともに、
前記上枠17又は前記下枠15のパッキン溝27aに脚部51が受け入れられる小形部53と、該小形部53の一端に直交方向で延出形成されて前記縦枠13のパッキン溝27bに脚部55が受け入れられる大形部57とでL字形に形成され、前記小形部53と前記大形部57の表面41が連続同一面で形成されるとともに、前記大形部57の奥行き長H2が前記小形部53の奥行き長H1よりも長く、前記縦枠13と前記上枠17又は前記下枠15とのコーナー部37,39に装着されるコーナー用パッキン45,47を具備することを特徴とする。
この戸枠構造に用いるパッキンでは、指詰め防止構造を備えた戸枠19において、コーナー部37,39におけるパッキン25のジョイント部、すなわちコーナー部分と真直部分とで構成されるパッキンとされることから、各枠用のパッキン61とコーナー用パッキン45,47との接続部分を直角切断面の突き合わせにすることができる。
請求項3記載の戸枠構造に用いるパッキンは、請求項2記載のパッキンであって、
前記戸23が前記戸枠19にヒンジ21で回動自在に設けられ開閉自在とされ、該ヒンジ21側となる戸尻側の前記縦枠13と前記下枠15及び前記上枠17とが直交する各コーナー部37,39に前記コーナー用パッキン45,47が設けられることを特徴とする。
この戸枠構造に用いるパッキンでは、必要最小数の2つのL字形パッキン45,47を使用して、溝底29が深く且つ溝壁33が低い戸尻側縦枠13のパッキン65を突き合わせジョイントして構成することができる。
請求項4記載の戸枠構造に用いるパッキンは、請求項2又は請求項3記載のパッキンであって、
前記コーナー用パッキン45,47の前記小形部53の表面41が、前記下枠15又は前記上枠17のパッキン溝27aに装着されるパッキン61と同一表面で形成され、
前記大形部57の表面41が、前記縦枠13のパッキン溝27bに装着されるパッキン65と同一表面で形成されることを特徴とする。
この戸枠構造に用いるパッキンでは、周状のパッキン溝27に装着される長尺な縦パッキン65と横パッキン61及びL字形のコーナー用パッキン45,47の表面が全周で同一表面となり、戸23に接することとなる。
請求項5記載のパッキンの組付施工方法は、一対の縦枠11,13の上下端同士を下枠15及び上枠17で連結してなる戸枠19と、該戸枠19の一方の面側に位置して開閉自在に配設される戸23と、少なくとも戸尻側の縦枠13に形成される溝底29が下枠15及び上枠17の溝底31よりも奥行き方向に深い位置で且つ溝壁33が低いパッキン溝27と、を具備した戸枠構造に、パッキン25を装着するパッキンの組付施工方法であって、
前記上枠17又は前記下枠15のパッキン溝27aに脚部51が受け入れられる小形部53と、該小形部53の一端に直交方向に延出形成され前記縦枠13のパッキン溝27bに脚部55が受け入れられる大形部57とにより形成され、前記小形部53と前記大形部57の表面41が同一面で形成されるとともに、前記大形部57の奥行き方向の長さH2が前記小形部53の奥行き方向の長さH1よりも長いL字形のコーナー用パッキン45,47を、前記戸尻側の縦枠13と前記下枠15及び前記上枠17とが直交する各コーナー部37,39に前記パッキン溝27a,27bを跨がるよう装着した後、
これらコーナー用パッキン45,47の間に前記縦枠13のパッキン溝27bに真直なパッキン65を装着し、前記下枠15及び前記上枠17のパッキン溝27a,27aにパッキン61を装着して、各パッキン65,61の端面と前記コーナー用パッキン45,47との端面同士を突き合わせることを特徴とする。
このパッキンの組付施工方法では、斜め45度の切断加工や接着剤による接着作業などの煩雑な加工や作業をなくし、L字形のコーナー用パッキン45,47をコーナー部37,39に装着するのみで、長手方向に対し直角に切断する突き合わせにて、コーナー部37,39がジョイントできる。また、コーナー部37,39にL字形パッキン45,47を装着することにより、上下枠用のパッキン61及び縦枠用のパッキン65の装着位置が決まり、直交切断箇所も容易に定まり、隙間無く、パッキンがコーナー部分を覆って、パッキン全体の組み付け作業時間を大幅に短縮できる。
本発明に係る請求項1記載の戸枠構造によれば、少なくとも戸尻側の縦枠と下枠及び上枠とが直交する各コーナー部に、表面が同一面で且つパッキン溝に対する受け入れ方向の高さが異なるL字形のパッキンを装着するので、指詰め防止構造を備えた戸枠において、斜め45度などの複雑なパッキン切断加工等をなくし、長手方向に対し直角に切断して突き合わせるのみの容易な作業で、コーナー部を隙間なくジョイントすることができる。
請求項2記載の戸枠構造に用いるパッキンによれば、上枠又は下枠に受け入れられる小形部と、縦枠に受け入れられる大形部とによりL字形に形成され、表面が同一面で形成されるとともに、大形部の奥行き長さが小形部の奥行き長さよりも長いので、上枠,下枠,縦枠の各枠に装着されるパッキンとコーナー部分との接続部分を、斜め45度などの複雑な加工をなくして、直角切断面を突き合わせるのみの容易な作業とすることができる。
請求項3記載の戸枠構造に用いるパッキンによれば、戸尻側であるヒンジ側の縦枠と下枠及び上枠とが直交する各コーナー部に設けられるので、開き戸における指詰めの生じやすい戸尻側戸枠を安全構造にできる。
請求項4記載の戸枠構造に用いるパッキンによれば、コーナー用パッキンの小形部の表面が、下枠又は上枠に装着されるパッキンと同一表面で形成されるとともに、大形部の表面が、縦枠に装着されるパッキンと同一表面で形成されるので、周状のパッキン溝に装着される真直な各パッキン及びコーナー用パッキンの表面が全周で同一表面となって戸の面に密接し、高水密性、高気密性が確保できる。
請求項5記載のパッキンの組付施工方法によれば、L字形のパッキンを各コーナー部に装着した後、下枠及び上枠に装着される真直なパッキンと縦枠に装着される真直なパッキンとをL字形のコーナー用パッキンに端面同士で突き合わせて装着するので、斜め45度などの複雑な加工がなくなり、長手方向に対し直角に切断して突き合わせるのみの容易な作業で、隙間をなくすことができる。また、容易な作業で確実に水密性や気密性を確保でき、施工性を向上させ、品質を安定確保できる。
本発明の実施の形態に係る戸枠構造を備えた戸枠の横断面図である。 図1のA−A断面図である。 下枠部分の拡大縦断面図である。 図1に示したヒンジ側縦枠部分の拡大図である。 下枠とヒンジ側縦枠が交わるコーナー部の正面図である。 コーナー用パッキンと長尺パッキンとのジョイント状況を表す斜視図である。 図1に示した戸枠の開扉時の横断面図である。 下枠とヒンジ側縦枠が交わるコーナー部の閉扉時の拡大横断面である。 パッキンの組み付け手順を説明する戸枠の分解正面図である。 パッキンの組み付け手順を説明するコーナー部の分解斜視図である。 変形例に係るコーナー用パッキンを長尺パッキンと共に表した分解斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る戸枠構造を備えた戸枠の横断面図、図2は図1のA−A断面図、図3は下枠部分の拡大縦断面図、図4は図1に示したヒンジ側縦枠部分の拡大図である。
本実施の形態による戸枠構造は、一対の縦枠11,13の上下端同士を下枠15及び上枠17で連結してなる四角枠状の戸枠19を有する。戸枠19の一方の縦枠である戸尻側縦枠13側にヒンジ21を介して回動自在に扉23が支持される。すなわち、本実施の形態では戸23は開き戸(扉)とする。ヒンジ21は、例えば上枠17に垂設する軸ヒンジと、下枠15で起立する軸ヒンジの上下一対のもので構成される。
戸枠19における一対の縦枠11,13、下枠15及び上枠17の扉対向面には、四角枠状のパッキン25が装着される。このパッキン25は、後述するように、真直な長尺横パッキン61、真直な長尺縦パッキン61,65、及びL字形のコーナー用パッキン45,47からなる。戸枠19の扉対向面には、パッキン25を受け入れるパッキン溝27が凹設される。
パッキン溝27は、下枠15、上枠17、及び戸先側の縦枠11に設けられる通常の浅いパッキン溝27aと、戸尻側であるヒンジ側縦枠13に設けられる指詰め防止用の深いパッキン溝27bとからなる。つまり、パッキン溝27は、3辺の浅いパッキン溝27aと1辺の深いパッキン溝27bとで四角枠状に形成される。なお、本実施の形態では、ヒンジ側縦枠13のみに深いパッキン溝27bを設けるが、深いパッキン溝27bは戸先側縦枠11にも設けられて良い。
したがって、戸枠19では、少なくともヒンジ側縦枠13に形成される深いパッキン溝27bの溝底29が、下枠15及び上枠17の浅いパッキン溝27aの溝底31よりも深く、つまり奥行き方向に長く形成される。且つ、深いパッキン溝27bの溝壁33が、下枠15及び上枠17の浅いパッキン溝27aの溝壁35よりも低く、すなわち奥方に位置して形成されている。これにより、扉23に対する戸先の間隙d1よりも戸尻の間隙d2が大きくなって指詰め防止が図られている。
下枠15,上枠17,ヒンジ側縦枠13は、例えば厚み1.5mm程度の溶融亜鉛メッキ鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板等を折曲形成された部材又はアルミニウム合金を押出成形した部材よりなる。
本実施の戸枠19は、上記のように扉23を備えた開き戸を構成する。この戸枠19を備えた戸枠構造は、広く一般的な扉、戸、開き戸、折れ戸、引戸などを対象に、住宅以外の建物や構築物、或いは家具などにも適用される。本実施の形態では、この戸枠構造が住宅用玄関扉に用いられる場合を例に説明する。
図5は下枠とヒンジ側縦枠が交わるコーナー部の正面図、図6はコーナー用パッキンと長尺パッキンとのジョイント状態を表す斜視図である。
この戸枠構造における戸枠19では、少なくともヒンジ側縦枠13と下枠15及び上枠17とが直交する上下の各コーナー部37,39(図9参照)に、図6に示す表面41,41が同一面で且つ浅いパッキン溝27aと深いパッキン溝27bとに対する奥行き長さである受け入れ方向の高さH1,H2が異なるコーナー用パッキン45,47(図9参照)が装着される。なお、コーナー用パッキン45,47は、上下反転させた対称形状で上下一組として構成されるので、以下の説明では、下枠15とヒンジ側縦枠13とのコーナー部37に装着されるコーナー用パッキン45を代表例として図を用い説明する。
したがって、この戸枠構造では、奥行き長さとしての高さH1,H2が異なるコーナー用パッキン45,47を装着することで、指詰め防止構造を備えた戸枠において、深さの異なる浅いパッキン溝27a,深いパッキン溝27bに跨がってコーナー用パッキン45,47が隙間なく連続して装着され、高い水密性、気密性が得られる。これにより斜め45度などの複雑なパッキン切断加工や接着剤による接続工程や作業等が不要となり、施工性が向上して、コーナー部分でのパッキンとしての装着が容易となっている。
コーナー用パッキン45は、上枠17又は下枠15の浅いパッキン溝27aに底部となる脚部51が受け入れられる小形部53と、この小形部53の一端に直交方向で延出形成されヒンジ側縦枠13の深いパッキン溝27bに底部となる脚部55が受け入れられる大形部57とによりL字形に形成されている。このコーナー用パッキン45,47は、例えばEPDM(エチレン−プロピレン−ジエンゴム)などの発泡ブロック体を接着して一体化し、或いは金型にて一体成形して得ることができる。なお、コーナー用パッキン45,47の材質は、発泡ゴムに限定されず、その他クッション性、柔軟性、弾性を有する素材、または組成の異なるゴム材質を組み合わせた複合材料等が用いられてもよい。
コーナー用パッキン45を構成する小形部53と大形部57は、上記のように表面41が連続した同一面で形成される。また、大形部57の全高H2が小形部53の全高H1よりも高く設定されている。これにより、指詰め防止構造を備えた戸枠19において、コーナー部37,39におけるパッキン25の接続部分を直角切断面の突き合わせにすることができるようになっている。
本実施の形態では、コーナー用パッキン45,47が、ヒンジ側縦枠13と下枠15及び上枠17とが直交する各コーナー部37,39に設けられる。すなわち、2つのコーナー用パッキン45,47を使用して、溝底29が深く且つ溝壁33が低いヒンジ側縦枠13のパッキン65とを突き合わせジョイントしている。これにより、深いパッキン溝27bと浅いパッキン溝27aとで構成され直交する各コーナー部37,39において、最小数の2つのコーナー用パッキン45,47を使用して指詰めの生じやすいヒンジ側縦枠13を安全構造にでき、縦横のパッキン61,61,65の接続部分が連続状態となる。
なお、本実施の形態では、ヒンジ側縦枠13のみに深いパッキン溝27bを設ける場合を説明するが、深いパッキン溝27bは、戸先側縦枠11に設けられても良い。この場合には、戸先側の縦枠11の構造も、戸尻側のヒンジ側縦枠13と同様の溝底29が深いものとされ、四隅の各コーナー部に4つのコーナー用パッキン45,47,45,47がそれぞれ装着されることとなる。
コーナー用パッキン45,47は、小形部53の表面41が、下枠15又は上枠17の浅いパッキン溝27aに装着される真直なパッキンとしての長尺横パッキン61の表面63と同一表面で形成される。また、大形部57の表面41が、ヒンジ側縦枠13の深いパッキン溝27bに装着される真直な長尺縦パッキンとしての戸尻用パッキン65の表面67と同一表面で形成される。これにより、周状のパッキン溝27に装着される長尺横パッキン61、戸尻用パッキン65及びコーナー用パッキン45,47の表面が全周で同一表面となる。これにより、全てのパッキン25の表面が扉23の面に全周で連続して密接し、高水密性、高気密性が確保されるようになされている。なお、64は戸先側の縦枠11の浅いパッキン溝27aに装着される長尺縦パッキンを示す。
なお、長尺横パッキン61,長尺縦パッキン64,戸尻用パッキン65は、上端から、扉面に密接するスポンジ中空部69と、パッキン溝27に弾性変形して嵌入する多段状の止水片部71と、分離可能となって嵌入深さを調整可能とする多段状の剥離片部73とを順次連設してなる。
図7は図1に示した戸枠の開扉時の横断面図、図8は下枠とヒンジ側縦枠が交わるコーナー部の閉扉時の拡大横断面である。
コーナー用パッキン45,47を装着した戸枠構造では、扉23の開扉状態では、図7に示すように、扉23がパッキン25(長尺横パッキン61、戸尻側パッキン65、長尺縦パッキン64、及びコーナー用パッキン45,47)から離れている。扉23が閉められると、先ず、戸尻部23aの間隙から徐々に狭まり、閉扉状態では、図8に示すように、長尺横パッキン61、戸尻側パッキン65、コーナー用パッキン45,47、及び長尺縦パッキン64が少し潰された状態で扉23に密接する。つまり、パッキン25の弾性復元力が密接力となる。なお、コーナー用パッキン45,47に対して戸尻側パッキン65,長尺横パッキン61の材質が異なる場合は、この密接力も異なることとなるので、扉23に対する密接力を同程度とするために、硬度の低い材質のパッキンのパッキン溝からの突出寸法を増やすことで調整してもよい。
戸枠構造では、閉扉状態において、パッキン25の表面が全周で扉23に密接する。また、この閉扉状態において、ヒンジ側縦枠13の溝壁33と扉23とに間隙d2が形成され、指詰めが防止される。
次に、上記したパッキン25の戸枠19への組付施工方法を説明する。
図9はパッキンの組み付け手順を説明する戸枠の分解正面図、図10はパッキンの組み付け手順を説明するコーナー部の分解斜視図である。
戸枠19に対し、パッキン25を構成する下側長尺横パッキン61、上側長尺横パッキン61、戸先側長尺縦パッキン64、ヒンジ側長尺縦パッキン(戸尻用パッキン)65、及びコーナー用パッキン45,47を装着するには、先ず、コーナー用パッキン45,47を、図9に示す各コーナー部37,39に装着する。
コーナー用パッキン45は、図10に示すように、大形部57を深いパッキン溝27bに圧入し、小形部53を浅いパッキン溝27aに圧入してコーナー部37に装着する。
次いで、ヒンジ側縦枠13の深いパッキン溝27bに、戸尻用パッキン65を装着する。戸尻用パッキン65は、上下端を長手方向に直交する直線状に切断し、端面をコーナー用パッキン45,47の大形部57と突き当てて装着する。
次いで、戸先側の浅いパッキン溝27aに、長尺縦パッキン64を装着する。長尺縦パッキン64は、上下端を斜め45度に切断する。長尺縦パッキン64を装着した後、下枠15の浅いパッキン溝27aと、上枠17の浅いパッキン溝27aに、長尺横パッキン61,61を装着する。長尺横パッキン61,61は、右端を長手方向に直交する直線状に切断し、端面をコーナー用パッキン45,47の小形部53と突き当てて装着する。長尺横パッキン61,61の左端は、斜め45度に切断して、長尺縦パッキン64の斜め45度切断面となっている上下端に突き合わせ接着剤にて接着する。
なお、上記したパッキン25の組み付け手順は、コーナー用パッキン45,47が最初に装着されれば、他の長尺縦パッキン65、長尺横パッキン61、戸尻用パッキン64の装着順序は前後してもよい。また、各端面同士の間には接着剤を塗布し互いを接着することとしてもよい。さらに、長尺縦パッキン65、長尺横パッキン61、戸尻用パッキン64は、各間の間隔長さ、すなわち装着空間長よりも長手方向に若干長く切断し、その長手方向を圧縮して装着、すなわち溝内へ圧入することが好ましい。これにより、自らの復元力をパッキン連結方向の接着力に有効作用させて互いの隙間を生じにくくできる。
このパッキン25の組付施工方法では、溝深さの異なる部分で構成されるコーナー部分において斜め45度のカットなどの複雑な加工をなくし、コーナー用パッキン45,47をコーナー部37,39に装着するのみで、長手方向に対し直角に切断する突き合わせにて、コーナー部37,39がジョイントできる。また、コーナー部37,39にコーナー用パッキン45,47を装着することにより、長尺横パッキン61及び戸尻用パッキン65の装着位置が決まり、直交切断箇所も容易に定まり、パッキン全体の組み付け作業時間を大幅に短縮できる。さらに、このコーナー用パッキン45によれば、小形部53の脚部51と大形部57の脚部55がパッキン溝27a,27bにそれぞれ挿入され、取り付け位置が決まりやすく、また、部品の設置状態が安定するなど施工性が向上する。
図11は変形例に係るコーナー用パッキンを長尺パッキンと共に表した分解斜視図である。
なお、上記した実施の形態では、コーナー用パッキン45の小形部53と大形部57が直方体である場合を例示したが、コーナー用パッキン45Aは、図11に示すように、小形部53Aと大形部57Aの断面形状を、それぞれ長尺横パッキン61と戸尻用パッキン(長尺縦パッキン)65の断面形状に略一致させて形成することが好ましい。小形部53Aと大形部57Aの断面形状を一致させることで、水密性、気密性を均一にできるとともに、見栄えを向上させることができる。
したがって、本実施の形態による戸枠構造によれば、少なくともヒンジ側の縦枠13と下枠15及び上枠17とが直交する各コーナー部37,39に、表面41が同一面で且つパッキン溝27に対する受け入れ方向の高さH1,H2が異なる形状を備えたコーナー用パッキン45,47を装着するので、指詰め防止構造を備えた戸枠19において、斜め45度などの複雑なパッキン切断加工をなくし、長手方向に対し直角に切断して突き合わせるのみの容易な作業で、コーナー部37,39を隙間なくジョイントすることができる。
また、本実施の形態によるコーナー用パッキン45,47によれば、上枠17又は下枠15に受け入れられる小形部53と、縦枠13に受け入れられる大形部57とによりL字形に形成され、表面41が同一面で形成されるとともに、大形部57の全高H2が小形部53の全高H1よりも高いので、ジョイント部分を直線にすることができ、斜め45度などの複雑な加工をなくして、直角切断面を突き合わせるのみの容易な作業でジョイントができる。
さらに、本実施の形態によるコーナー用パッキン45,47の組付施工方法によれば、コーナー用パッキン45,47を各コーナー部37,39に装着した後、下枠15及び上枠17に装着される長尺横パッキン61と縦枠13に装着される戸尻用パッキン65とをコーナー用パッキン45,47に端面同士で突き合わせて装着するので、斜め45度などの複雑な加工がなくなり、ジョイント部は長手方向に対し直角に切断して突き合わせるのみの容易な作業で、隙間をなくすことができる。また、容易な作業で確実に水密性や気密性を確保でき、施工性を向上させ、品質を安定確保できる。
なお、戸枠構造は、コーナー用パッキン45,47と、長尺横パッキン61及び長尺縦パッキン65とが、突き合わせ部において嵌合される構造であってもよい。例えば、コーナー用パッキン45,47の両端部分に、凹部を形成し、各パッキン61,65の端部が嵌入するような構成などとしてもよい。また、このコーナー用パッキン45,47は、上述したようなL字状に限らず、例えば直方体形状として構成してもよい。
また、上記の実施の形態では、戸枠構造、コーナー用パッキン45,47がヒンジ21を介して開閉する所謂開き扉に用いられる例を説明したが、本発明に係る戸枠構造、コーナー用パッキンは、ヒンジを備えずにスライド開閉する引き戸に適用しても上記同様の効果を奏するものである。そして、この引き戸の構造においても、戸尻側の縦枠に指詰め防止構造を具備し、戸尻側のコーナー部にコーナー用パッキン45,47が用いられる。さらに、このような引き戸や上記実施の形態の開き扉の構成に限らず、戸枠に対してパッキンを用いる戸枠構造であれば限定されるものではない。
11…縦枠(戸先側縦枠)
13…縦枠(戸尻側縦枠)
15…下枠
17…上枠
19…戸枠
21…ヒンジ
23…戸(扉)
25…パッキン
27…パッキン溝
29,31…溝底
33,35…溝壁
37,39…コーナー部
41…表面
45,47…コーナー用パッキン
51,55…脚部
53…小形部
57…大形部
61…長尺横パッキン
64…長尺縦パッキン
65…戸尻用パッキン
H1…小形部の奥行き長さ(全高)
H2…大形部の奥行き長さ(全高)

Claims (5)

  1. 一対の縦枠の上下端同士を下枠及び上枠で連結してなる四角枠状の戸枠と、
    該戸枠の一方の面側に位置して開閉自在に配設される戸と、
    前記戸枠における前記一対の縦枠、下枠及び上枠の戸対向面に装着されるパッキンと、
    該パッキンを受け入れ、少なくとも戸尻側の縦枠に形成される溝底が下枠及び上枠の溝底よりも深い位置で且つ溝壁が低い周状のパッキン溝と、を具備し、
    少なくとも前記戸尻側の縦枠と前記下枠及び前記上枠とが直交する各コーナー部には、表面が連続した同一面で且つ前記パッキン溝に対する受け入れ方向の高さが異なるコーナー用パッキンが装着されることを特徴とする戸枠構造。
  2. 一対の縦枠の上下端同士を下枠及び上枠で連結してなる戸枠と、該戸枠の一方の面側に位置して開閉自在に配設される戸と、少なくとも戸尻側の縦枠に形成される溝底が下枠及び上枠の溝底よりも深く且つ溝壁が低いパッキン溝と、を具備した戸枠構造に用いられ、前記パッキン溝内に装着されて、表面が前記戸に対向当接するパッキンであって、
    前記下枠と上枠のパッキン溝にそれぞれ装着される奥行き長の短いパッキンと、前記戸尻側の縦枠のパッキン溝に装着される奥行き長の長いパッキンと、を具備するとともに、
    前記上枠又は前記下枠のパッキン溝に脚部が受け入れられる小形部と、該小形部の一端に直交方向で延出形成されて前記縦枠のパッキン溝に脚部が受け入れられる大形部とでL字形に形成され、前記小形部と前記大形部の表面が連続同一面で形成されるとともに、前記大形部の奥行き長が前記小形部の奥行き長よりも長く、前記縦枠と前記上枠又は前記下枠とのコーナー部に装着されるコーナー用パッキンを具備することを特徴とするパッキン。
  3. 請求項2記載のパッキンであって、
    前記戸が前記戸枠にヒンジで回動自在に設けられ開閉自在とされ、該ヒンジ側となる戸尻側の前記縦枠と前記下枠及び前記上枠とが直交する各コーナー部に前記コーナー用パッキンが設けられることを特徴とするパッキン。
  4. 請求項2又は請求項3記載のパッキンであって、
    前記コーナー用パッキンの前記小形部の表面が、前記下枠又は前記上枠のパッキン溝に装着されるパッキンと同一表面で形成され、
    前記大形部の表面が、前記縦枠のパッキン溝に装着されるパッキンと同一表面で形成されることを特徴とするパッキン。
  5. 一対の縦枠の上下端同士を下枠及び上枠で連結してなる戸枠と、該戸枠の一方の面側に位置して開閉自在に配設される戸と、少なくとも戸尻側の縦枠に形成される溝底が下枠及び上枠の溝底よりも奥行き方向に深い位置で且つ溝壁が低いパッキン溝と、を具備した戸枠構造に、パッキンを装着するパッキンの組付施工方法であって、
    前記上枠又は前記下枠のパッキン溝に脚部が受け入れられる小形部と、該小形部の一端に直交方向に延出形成され前記縦枠のパッキン溝に脚部が受け入れられる大形部とにより形成され、前記小形部と前記大形部の表面が同一面で形成されるとともに、前記大形部の奥行き方向の長さが前記小形部の奥行き方向の長さよりも長いL字形のコーナー用パッキンを、前記戸尻側の縦枠と前記下枠及び前記上枠とが直交する各コーナー部に前記パッキン溝を跨がるよう装着した後、
    これらコーナー用パッキンの間に前記縦枠のパッキンに真直なパッキンを装着し、前記下枠及び前記上枠のパッキン溝にパッキンを装着して、各パッキンの端面と前記コーナー用パッキンとの端面同士を突き合わせることを特徴とするパッキンの組付施工方法。
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