JP5241287B2 - 二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は、二次電池に関し、更に詳しくは、電極板端部が絶縁テープで覆われて保護されている電極板を有する二次電池に関する。
携帯電話機に代表される携帯端末などの各種の電子機器などにおいては、その電源として様々なタイプの電池が使用されている。加えて、近年の環境保護運動の高まりを背景として二酸化炭素ガス等の排出規制が強化されており、自動車業界ではガソリン、ディーゼル油、天然ガス等の化石燃料を使用する自動車だけでなく、電気自動車(EV)やハイブリッド電気自動車(HEV)の開発が活発に行われている。加えて、近年の化石燃料の価格の急激な高騰はこれらのEVやHEVの開発を進める追い風となっている。
このような用途に使用される二次電池には、リチウムイオン電池に代表される非水電解質二次電池、ニッケル−水素電池などに代表されるアルカリ蓄電池が知られている。その中でもリチウムイオン電池に代表される非水電解質二次電池は、例えば、作動電圧が高く(3V以上)、水溶液系電池に比べて理論エネルギー密度が高く、しかも自己放電が少なく、さらに作動温度範囲が広く、耐漏液性も優れている、などの優れた特性を有していることから、その用途が拡大されて来ている。
これらの二次電池は、例えば、正極極板と負極極板とがセパレータを介して偏平状に巻回された巻回電極群と、この巻回電極群及び所定量の電解液を収容できる大きさを有し、上方が開口した角形の電池外装体と、この電池外装体の上方開口に挿入され、角形の電池外装体の開口を密閉状態に封止すると共に正極端子及び負極端子が形成された封口体とから構成されている。この電池の組立てに際しては、まず、角形の電池外装体内に偏平状の巻回電極群を収容した後、正極極板及び負極極板のそれぞれの集電体を正極端子ないし負極端子に溶接し、次いで、電池外装体の開口部に封口体を溶接し、封口体に設けられた注入孔から電解液を注入した後、この注入孔を封止することにより組立てられている。
ところが、この種の二次電池は、何らかの原因で内部で短絡が発生することがある。このような内部短絡が発生すると、製品不良となるばかりでなく、破裂ないし発火事故を誘発することになる。特に、リチウムイオン電池に代表される非水電解質二次電池は、高容量及び高出力特性を有しているので、内部短絡が発生すると、電池に収納されている電極体と非水電解質との間で化学反応が起こり、電池内部の圧力が異常に上昇して電池が破裂ないし発火することがある。そこで、このような電池には、内部短絡が発生し易い箇所に絶縁テープを貼り付けて短絡を防止する技術が提案されている(例えば下記特許文献1〜4参照)。
ここで、図6及び図7を参照して下記特許文献1及び2に開示されている電池の短絡防止技術について説明する。なお、図6Aは下記特許文献1に示されている電極材端部の平面図、図6Bは6AのVIB−VIB線に沿った断面図、図6Cは下記特許文献1に従来例として開示されている電極材端部の縦断面図である。また、図7Aは下記特許文献2に開示されている電極板の平面図であり、図7Bは図7AのVIIB−VIIB線に沿った断面図である。
下記特許文献1に開示されている電極材端部50は、従来技術の電極材端部50A(図6C参照)を改良したものである。この電極材端部50は、図6A及び図6Bに示すように、電極集電体51に形成された電極活物質層52の一部を取り除いた領域51aを形成し、この領域51aに樹脂テープ53を貼付することによって、樹脂テープ53が設けられた部分の厚さ が電極活物質層52が形成されている部分の厚さ とほぼ等しくなるようにしたものである。
このような構成とすると、図6Cに示した電極材端部50Aと対比すると明らかなように、樹脂テープ53を形成した部分と電極活物質層52を形成した部分との間に段差が無くなる。そのため、下記特許文献1に開示されている発明では、樹脂テープ53によって、電極材を裁断する際に生じるバリや、電極端子が負極及び正極の端部に溶接される際に生じる電極端子との段差部分が薄いゲル状電解質層を突き破って他方の電極に触れて電気的な短絡が発生するのが防止されるという効果を生じるものである。
また、下記特許文献2に開示されている電極板54は、図7A及び図7Bに示したように、電極材55の表面に活物質56を塗布する際に、塗布始端及び塗布終端に形成される突出部a及びa'を絶縁部材57で被覆したものである。この絶縁部材57の基材は電解液が透過可能な多孔質材で形成されている。また、電極板54の活物質56が塗布されていない領域に集電タブ58が設けられている。
このように、絶縁部材57で活物質56の塗布始端及び塗布終端にできる突出部a、a'を被覆すると、正負両電極間の接触及び突出部a、a'との接触によるセパレータの損傷が防止される。したがって、この絶縁部材57は、両電極板を電気的に絶縁する一方で、多孔質材で形成されているため、電解液の移動が容易になり、両電極板間の電気的短絡の発生及び電池容量の減少を防止できるという効果を奏するものである。
さらに、電極合剤の塗布端部にリチウムイオン不透過性テープを被覆し、正極と対向しない部分の負極反応を抑制して非水電解質二次電池の保存特性を向上させたもの(例えば、下記特許文献3参照)、あるいは、正極表面の一端周辺を絶縁性テープで覆い、電極板の切断面に発生するバリが他の極板と接触することを防止するようにした非水電解質二次電池(例えば、下記特許文献4参照)の発明も知られている。
特開2000−188115号公報(段落〔0008〕〜〔0011〕、図3、図9) 特開2006−128106号公報(段落〔0017〕、図2、図3) 特開平9−134719号公報(段落〔0006〕、図2、図3) 特開2001−76758号公報(段落〔0040〕〜〔0041〕、図2)
上記特許文献1〜4に示されているような電極材端部の構成を採用すれば、一応作製された非水電解質二次電池の電極間で発生し易い短絡などを防止できるという効果を奏する。
ところで、正極極板及び負極極板は、いずれも長尺の帯状電極シートを用い、これらの電極シートに正極活物質層ないし負極活物質層を所定の方法で塗布した後に、個々の電極分の長さに切断する工程を経て作製されている。この長尺電極シートへの活物質層の塗布は、一個分の電極形成に必要な長さ分だけ塗布した後に、活物質層を塗布しない芯体露出部を設け、更に次の電極分の活物質層を塗布するという操作を繰り返して塗布する、いわゆる間歇的に塗布する塗布法(以下、「間歇塗布方法」という)と、芯体露出部を長手方向と直交する側の一端に位置させて連続して塗布する塗布法(以下、「連続塗布方法」という)とがある。なお、この芯体露出部は集電タブを固定するために設けられるものである。
上述のような連続塗布方法を採用すると、長尺電極シートの切断時には、活物質層及び活物質層を支持する集電体が同時に切断されることになる。そのため、集電体の切断面にはバリ突起が発生し、また、切断時の衝撃により活物質層の断面及び断面付近は不安定な状態になるので、活物質層が滑落し易くなる。なお、間歇塗布方法の場合は、芯体露出部で切断するので、切断による活物質層の滑落の問題は発生しない。しかしながら、間歇塗布方法の場合は、活物質層の塗布の塗り始め部と塗り終わり部に突出部ができるので、上記特許文献2に示されているように、樹脂テープの貼付が必要になる。
上述のような連続塗布方法を採用して活物質層を形成した正極極板及び負極極板は、次の組立て工程において、セパレータを間に介在して積層ないし巻回される。そのとき、正極極板及び負極極板の切断面は、活物質層が滑落し易くなっているので、衝撃などによって活物質層が滑落する恐れがある。活物質層が滑落すると、この滑落した活物質層が電池組立て後に電池内部を移動して内部短絡の原因となる。そこで、上記特許文献1に開示されている従来技術(図6C参照)のように電極板の切断面に粘着性テープを貼り付けて活物質の滑落を防止する方法が考えられるが、電極板の切断面に粘着性テープを貼り付けると、このテープに設けた糊剤が電解液を吸収しセパレータ内の電解液を枯渇させてしまうことがある。このようにセパレータ内の電解液が枯乾すると、正極材料が折出して内部短絡の原因となる。
かかる観点からみると、従来例のように電極材の端部にテープを糊材で貼付すると、テープに塗られた糊剤が電解液を吸収して、電池内の電解液を枯渇させてしまう恐れがある。しかしながら、上記特許文献1〜4に開示されている発明では、このような電極材の端部にテープを糊材で貼付した場合の電解液の枯渇の問題点については何も考慮されていない。
例えば、上記特許文献1に開示されている従来技術(図6C参照)の電極材端部50Aは、樹脂テープの糊剤が活物質と全面的に貼着されているので、糊剤が電解液を吸収して、セパレータ内の電解液を枯渇させてしまう恐れがある。一方、特許文献1に開示されている改良された発明に対応する電極材端部50の構成(図6A及び図6B参照)では、連続塗布方法により作製した長尺状の電極板を活物質層の存在する部分で切断した後、芯体上に形成された活物質層を取り除くことにより芯体露出部を設けた場合、活物質層の端部が樹脂テープで覆われないので、活物質層が滑落する恐れがある。また、間歇塗布方法により芯体露出部を設けて、この部分を切断する場合、活物質層を切断していないので、活物質層を切断した際に生じる活物質層の滑落の問題点は存在しない。なお、上記特許文献2の電極材端部の構造は、間歇塗布方法により芯体露出部を設けて、この部分を切断するものであって、活物質層を切断していないので、活物質層を切断した際に生じる活物質層の滑落の問題点は存在しない。また、上記特許文献3、4にも活物質層を切断した際に生じる活物質の滑落、移動及び電解液の枯渇に関しては何も言及されていない。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は,電極板端部を絶縁テープで覆って保護する際に、活物質の滑落及び移動が生じないようにすると共に電解液の枯渇を抑制して、電極板間の電気的短絡の発生及び電池容量の減少を防止した二次電池を提供することにある。
本発明の二次電池は、正極集電体の表面に正極活物質層を形成した正極極板及び負極集電体の表面に負極活物質層を形成した負極極板の少なくとも一方に、その活物質層部分を含む切断端部に絶縁テープを貼り付け、前記正極極板及び負極極板の間にセパレータを介在させて互いに積層又は巻回した電極群を電解液と共に電池外装体内に密閉した二次電池において、
前記絶縁テープは糊剤が塗布された糊剤塗布領域と糊剤が塗布されていない糊剤未塗布領域を有する粘着性の絶縁テープからなり、
前記絶縁テープを、前記糊剤未塗布領域が前記絶縁テープを貼り付けた電極板の活物質層上の中心方向に位置するように、かつ、前記糊剤塗布領域の一部が前記切断端部側の活物質層上に位置するように貼付したことを特徴とする。
本発明の二次電池によれば、粘着性の絶縁テープは、糊剤未塗布領域が絶縁テープを貼り付けた電極板の活物質層上の中心方向に位置するように、かつ、糊剤塗布領域の一部が切断端部側の活物質層上に位置するように貼付されている。この絶縁テープの貼付により、糊剤塗布領域が活物質層の表面に当接しているので、切断端部側の活物質層の滑落を防止できる。また、糊剤未塗布領域は、糊剤が設けられていないので、電解液を吸収することがない。糊剤未塗布領域は、絶縁テープ端部のセパレータに近接する部分に設けられているため、糊剤による絶縁テープ端部近傍のセパレータ中の電解液の吸収を防止することができる。また、電極群が形成された状態では、絶縁テープの糊剤未塗布部である領域が活物質層方向に押し付けられるため、糊剤部に電解液が届きにくくなり、糊剤による電解液の吸収が抑制される。更に、糊剤未塗布領域が切断端部の近傍の活物質上に配置されているので、従来例と同様の幅の絶縁テープを使用しても、活物質層上に位置する絶縁テープの糊材塗布部の領域が狭くなるので、糊剤が吸収する電解液の量を最小限にすることができる。したがって本発明の二次電池によれば、活物質の滑落及び移動が生じ難くなり、電解液の枯渇が抑制されるので、電極板間の電気的短絡の発生及び電池容量の減少を抑制した二次電池が得られる。
なお、本発明の二次電池は、電極群が正極極板及び負極極板の間にセパレータを介在させて互いに積層した電極群や巻回した電極群の場合にも適用可能である。更に、巻回した電極群の場合にあっては、円筒状の巻回電極群、楕円状の巻回電極群、更には偏平状の巻回電極群に対しても適用可能である。
本発明の二次電池においては、前記正極極板及び負極極板は表裏両面に活物質層が形成されており、前記絶縁テープは前記切断部を含む前記切断部側の両面に貼付されていることが好ましい。
本発明の二次電池によれば、正極極板及び負極極板は、表裏両面に活物質層が形成されており、絶縁テープは切断部を含む切断部側の両面に貼付されているので上記本発明の効果を奏しながらも電池容量を上げることができるようになる。また、絶縁テープが切断部を含む近傍を覆うように貼り付けられるので、より効果的に活物質の滑落及び移動を抑制できる。
また、本発明の二次電池においては、前記絶縁テープは、両端部に糊剤が塗布されない糊剤未塗布領域を有し、これらの糊剤未塗布領域の間に糊剤が塗布された糊剤塗布領域が設けられていることが好ましい。
本発明の絶縁テープを使用すると、折り曲げて一枚の電極板の端部の両面に貼付することも、異なる2枚の電極板の端部に一度に貼付することもできる。特に後者の構成を採用すれば、貼付も容易であり、製造効率が向上するために、量産用途に最適となる。
また、本発明の二次電池においては、糊剤塗布領域幅と活物質層上の中心方向に位置する糊剤未塗布領域幅の和に対する糊剤塗布領域幅の割合が25〜95%であり、切断端部側の活物質上に位置する糊剤塗布領域幅が1.5mm以上であり、切断端部側の活物質上に位置しない糊剤塗布領域幅が1.5mm以上であることが好ましい。
本発明の二次電池において、糊剤塗布領域幅と活物質層上の中心方向に位置する糊剤未塗布領域幅の和に対する糊剤塗布領域幅の割合を25〜95%とし、切断端部側の活物質上に位置する糊剤塗布領域幅が1.5mm以上、且つ切断端部側の活物質上に位置しない糊剤塗布領域幅が1.5mm以上とすると、各種サイズの極板においても活物質の滑落及び移動を無くし、電解液の枯渇を最小限にし、電極板間の電気的短絡の発生及び電池容量の減少を防止できるようになる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための二次電池の一例として角形の非水電解質二次電池を例示するものであって、本発明をこの角形の非水電解質二次電池に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
なお、図1Aは本発明の実施形態に係る角形の非水電解質二次電池の内部構造を示す正面図であり、図1Bは図1AのIB−IB線に沿った断面図である。図2Aは電極シートを示す平面図であり、図2Bは図2Aの電極シートを切断して両端に絶縁テープを貼り付けた正極極板の平面図である。図3は図2BのIII―III線の断面図である。図4は正極極板及び負極極板とセパレータとの配置を模式して示した断面図である。図5は別の実施形態である異なる絶縁テープを使用した電極体の端部を示した拡大側面図である。
最初に本実施形態に係る二次電池の一例として、角形の非水電解質二次電池を図1及び図2を用いて説明する。この角形の非水電解質二次電池10は、正極極板14及び負極極板15がセパレータ(図示省略)を介して巻回された偏平状の巻回電極群11を、角形の電池外装体12の内部に収容し、封口板13によって電池外装体12を密閉したものである。
この偏平状の巻回電極群11は、巻回軸方向の少なくとも一方側の端部に正極活物質層14bを形成しない正極芯体露出部14a及び負極活物質層15bを形成しない負極芯体露出部15aを備えている。正極芯体露出部14aは正極集電体16 を介して正極端子17に接続され、負極芯体露出部15aは負極集電体18を介して負極端子19に接続されている。正極端子17、負極端子19はそれぞれ絶縁部材20、21を介して封口板13に固定されている。
この角形非水電解質二次電池10は、偏平状の巻回電極群11を電池外装体12内に挿入した後、封口板13を電池外装体12の開口部にレーザ溶接し、その後電解液注液孔(図示せず)から非水電解液を注液して、この電解液注液孔を密閉することにより作製されている。
これらの正極極板14及び負極極板15のうち、少なくとも一方の正極極板14の巻回方向と直交する方向の切断端部は絶縁テープ22で覆われて、活物質の滑落、移動を無くすと共に電解液の枯渇を抑制する構成となっている。ここで、図2及び図3を参照して、正極極板14の作製方法及びこの正極極板14に貼付される絶縁テープ22の構成について説明する。
正極極板14は、図2Aに示すような長尺の正極電極シート14 を用い、この正極電極シート14 を個々の電池セル分の長さに切断することによって作製される。この長尺な正極電極シート14 は、長手方向に所定の長さ及びこの長手方向と直交する方向に所定の幅長を有する長尺な正極芯体シートを用いて、この正極芯体シートの表裏両面に正極活物質を含む合剤が塗布されて正極活物質層14bが形成される。この正極芯体シートには、アルミニウム、ステンレス鋼、ニッケル、チタン、またはこれらの合金からなり、肉薄の箔状にしたものが使用される。
正極活物質層14bは、長手方向、この方向は巻回方向となっているが、その一端部に、所定幅長に亘って正極活物質層14bを塗布しない未塗布領域を設けて正極芯体14cを露出させた正極芯体露出部14aが形成されている。この正極芯体露出部14aは、巻回後に束ねられて正極集電体受け部品16 と共に正極集電体16 が溶接される(図1参照)。正極活物質層14bには、例えばコバルト酸リチウムなどを含むものが使用される。なお、この正極活物質層14bは公知の方法で形成される。
長尺な正極電極シート14 は、図2Aの点線a部分で切断されて1個の電池用の正極極板14が作製される。長尺な正極電極シート14 が切断されると、切断された電極片の両端部は、正極活物質層14b及び正極芯体14cが切断されているので、正極芯体14cの断面にはバリ突起が発生し、また切断時の衝撃により正極活物質層14bの断面が滑落し易くなっている。そこで、これらの少なくとも一方側の端部に絶縁テープ22を貼付することにより保護する。この絶縁テープ22は、表裏2枚の絶縁テープ22A、22Bが使用される。
これらの絶縁テープ22A、22Bは、一部に糊剤23を塗布した粘着性の絶縁テープからなり、いずれも同じ構成となっている。これらの絶縁テープ22A、22Bは、図3に示すように、長手方向に所定の長さL及びこの長手方向と直交する方向に所定の幅長を有し、一面に糊剤を塗布しない糊剤未塗布領域 と糊剤を塗布した糊剤塗布領域 とを有するテープが使用される。テープ基材には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、塩化ビニール、テフロン(登録商標名)、ポリイミド、カプトン(登録商標名)、ポリフェニレンサルファドなどが使用される。また、糊剤には、アクリル系、シリコン系、ゴム系粘着剤などが使用される。
これらの絶縁テープ22A、22Bは、例えば図2Bに示すように正極極板14の両端部14dに貼付される。各絶縁テープ22A、22Bの貼付は、図3に示すように、それぞれの絶縁テープ22A、22Bを糊剤未塗布領域 が端部14dから中心側に向けて、糊剤塗布領域 の一部領域 21 が端部14dの正極活物質層14b上に貼付され、残りの領域 22 が両テープ22A、22B同士で貼着されるようにして貼付される。すなわち、糊剤未塗布領域 が端部14dから正極活物質層14bの形成領域側(中心側)へ寄った箇所に位置して、糊剤塗布領域 の一部領域 21 が端部14dの正極活物質層14b上に貼付される。この貼付により、糊剤未塗布領域 は正極活物質層14bの表面に当接するので、正極活物質層14bの滑落が防止される。また、この領域 には、糊剤が設けられていないので、電解液を吸収することがない。糊剤未塗布領域は、絶縁テープ端部のセパレータに近接する部分に設けられているため、糊剤による絶縁テープ端部近傍のセパレータ中の電解液の吸収を防止することができる。また、電極群が形成された状態では、絶縁テープの糊剤未塗布部である領域 が活物質層方向に押し付けられるため、糊剤部に電解液が届きにくくなり、糊剤による電解液の吸収が抑制される。さらに、糊剤塗布領域 の一部領域 21 が端部14dの正極活物質層14b上に貼付されるが、絶縁テープ22A、22Bの幅が従来例と同様であっても、従来例と比すると正極活物質層14b上に貼付される糊剤塗布領域 の一部領域 21 の領域は狭くなるので、電解液の吸収を最小限に抑えることができるようになる。
絶縁テープ22の全体の長さLと糊剤塗布領域 との関係は、糊剤塗布領域 をテープ長さLに対して、25〜95%の範囲、より好ましくは40〜60%の範囲に設定される。この範囲に設定すると、テープの貼り付けが容易になり、しかも活物質の滑落を効果的に防止できる。また、サイクル特性(液枯れの抑制)が良好になる。また、活物資層の滑落を効果的に防止するには、 21 及び 22 をそれぞれ1.5mm以上とすることが好ましい。
負極極板15も、正極極板14と同様に、長尺の負極電極シートを用い、この負極電極シートを個々の電池セル分の長さに切断することによって作製される。負極活物質には、例えば黒鉛粉末が使用される。また、この負極活物質が塗布される負極集電体には銅箔が使用される。
正極極板14の端部には、絶縁テープ22を貼付したが、この負極極板15の端部にも同様の絶縁テープを貼付してもよい。しかし、この絶縁テープ22は、正極極板14に貼り付けるのが好ましい。その理由は、通常、負極極板15は正極極板14よりも幅及び長さを大きくするので、正極極板14の端部14dは負極活物質層と対向する。このため、正極極板の端部14dにおけるバリ突起及び活物質の滑落による貫通が懸念されるので、正極極板の端部14dに適用するとより効果的となるからである。
絶縁テープ22は、同じ構成を有する2本のテープ22A、22Bをセットにして使用すると、正極極板の端部14dへの貼り付けが容易になり、量産効率を上げることができる。例えば、1本のテープで貼り付けを実施しようとすると、このテープは、折り曲げ及びしごき作業などが必要となって貼付作業が面倒になる。
また、この絶縁テープ22は、図5に示すような、糊剤塗布領域の両端にそれぞれ糊剤未塗布領域 を設けた絶縁テープ22A'、22B'を使用すると、テープの方向性がなくなり、テープ種を半減することができる。すなわち、2本のテープ22A、22Bを極板始端、終端に対にして貼付しようとすると、4本のテープ種を使用することになり、コスト的に不利になる。そこで、糊剤塗布領域の両端にそれぞれ糊剤未塗布領域 を設けた絶縁テープ22A'、22B'を使用すると、テープの方向性がなくなり、極板始端、終端にかかわらず、上下張り合わる分の2本のテープ種のみで貼り付けが可能となる。
図5に示すような、糊剤塗布領域の両端にそれぞれ糊剤未塗布領域 を設けた絶縁テープ22A'、22B'を使用する場合は、糊剤塗布領域幅 と活物質層上の中心方向に位置する糊剤未塗布領域幅 の和に対する糊剤塗布領域幅 の割合が25〜95%の範囲、より好ましくは40〜60%の範囲に設定されることが好ましい。この範囲に設定すると、テープの貼り付けが容易になり、しかも活物質の滑落を効果的に防止できる。また、サイクル特性(液枯れの抑制)が良好になる。また、活物資層の滑落を効果的に防止するには、 21 及び 22 をそれぞれ1.5mm以上とすることが好ましい。
なお、セパレータ24は、所定の機械的強度を持ち絶縁性の微多孔性膜、例えばポリエチレン製の微多孔性膜が使用される。電解液には、例えば、エチレンカーボネート(EC):メチルエチルカーボネート(MEC):ジメチルカーボネート(DMC)=30:30:40からなる有機溶媒に、電解質としてLiPF を1mol/Lとなるように溶解したものが使用される。
この角形の非水電解質二次電池10は、まず、正極極板14に絶縁テープ22を貼付して、負極極板15との間にセパレータ24を介在させて、偏平状の巻回電極群11が形成される。この偏平状の巻回電極群11は、正極極板14の正極芯体露出部14aと負極極板15の負極芯体露出部15aとがそれぞれ対向する電極の活物質層と重ならないようにずらして、ポリエチレン製多孔質セパレータを介して巻回し、両側にそれぞれ複数の正極芯体露出部15aと複数の負極芯体露出部16aが形成された偏平状の巻回電極群11を作製する。次いで、この偏平状の巻回電極群11における正極芯体露出部14aを束ね、この束ねた正極芯体露出部14aの両側から正極集電体16 及び正極集電体受け部品16 を当接し、正極集電体16 を正極芯体露出部14aに溶接する。同様にして、負極極板15の負極芯体露出部15aに負極集電体18を溶接する。
次いで、正極集電体16 を封口板13に形成された正極端子17に溶接し、負極集電体18を封口板13に形成された負極端子19に溶接する。その後、巻回電極体11を電池外装体12内に挿入し、封口板13を電池外装体12の開口に嵌合し、封口板13と電池外装体12との間を、例えばレーザ溶接により溶接する。その後、封口板13電池外装体の電解液注入孔(図示せず)から電解液を注入した後、電解液注入孔を密封することにより角形の非水電解質二次電池10が完成される。
このような構成の巻回電極群11においては、絶縁テープ22の糊剤未塗布領域 が端部14dから正極活物質層14bの形成領域側へ寄った箇所に位置し、糊剤塗布領域 の一部領域 21 が正極極板14の端部14dの正極活物質層14b上に貼付される。この絶縁テープ14の貼付により、糊剤未塗布領域 は正極活物質層14bの表面に当接するので、正極活物質層14bの滑落を防止できる。また、この糊剤未塗布領域 には、糊剤が設けられていないので、電解液を吸収することがない。また、糊剤塗布領域 の一部領域 21 のみが正極極板14の端部14dの正極活物質層14b上に貼付されるので、この貼付領域は従来例のものと比すると狭いため、電解液の吸収を最小限にすることができる。
[実施例1、2及び比較例]
アルミニウム箔製の正極芯体14cの両面に正極活物質層14bを塗布し、乾燥、圧延後、幅方向の一方端部側に帯状の正極芯体露出部14aが形成されるようにスリットし、実施例及び比較例で使用する正極極板14を作製した。同じく、銅箔製の負極芯体の両面に負極活物質層を塗布し、乾燥、圧延後、幅方向の一方端部側に帯状の負極芯体露出部15a形成されるようにスリットし、実施例1、2及び比較例で使用する負極極板15を作製した。
そして、実施例1及び2の正極極板においては、図3に示した配置となるように、正極極板14の両面に絶縁テープ22A及び22Bを貼付した。なお、実施例1の正極極板においては糊材塗布幅 =4mm、未塗布部幅 =3mm、正極活物質上に位置する糊剤塗布領域幅 21 =2mm、正極活物質上に位置しない糊剤塗布領域幅 22 =2mmとし、実施例2の正極極板においては糊材塗布幅 =8mm、未塗布部幅 =7mm、正極活物質上に位置する糊剤塗布領域幅 21 =4mm、正極活物質上に位置しない糊剤塗布領域幅 22 =4mmとした。また、比較例の正極極板としては、糊材塗布幅を7mm、活物質上に位置する糊剤塗布領域幅 21 =3.5mm、活物質上に位置しない糊剤塗布領域幅 22 =3.5mmとし、未塗布幅はなしとした。
このようにして作製された実施例1、2及び比較例の正極極板をそれぞれ用いて、上述のようにして実施例1、2及び比較例の角形の非水電解質二次電池を作製した。これらの角形二次電池を用いて、以下の高温保存試験を行った。結果を纏めて表1に示した。
高温保存テストは、充放電サイクルの初期において、放電状態の実施例1、2及び比較例の角形の非水電解質二次電池を70℃で23日間保存し、保存終了後に非水電解質二次電池を解体し、目視によりセパレータの変色度合いを検査することにより電解液枯渇の程度を検査した。結果を纏めて表1に示した。なお、別途実施例1、2の角形の非水電解質二次電池、及び絶縁テープを貼付していない電極板を用いた角形の非水電解質二次電池のサイクル特性を調査したが、実施例1、2の角形の非水電解質二次電池は、絶縁テープを貼付していない電極板を用いた角形の非水電解質二次電池と同等のサイクル特性を示した。したがって本発明の方法により絶縁テープを貼付した場合、サイクル特性を低下させることはないと考えられる。
Figure 0005241287
表1に示した結果から、本発明の非水電解質二次電池によれば、活物質層上に糊材が塗布されていない領域を残すことにより、全面に糊材が塗布されている比較例のものと比すると電解液の吸収量が減少していることが確認された。なお、実施例においては、正極極板及び負極極板の間にセパレータを介在させて互いに偏平状に巻回した巻回電極群を用いた場合について説明したが、本発明の二次電池は、電極群が正極極板及び負極極板の間にセパレータを介在させて互いに積層した積層型の電極群や、巻回した電極群の場合にあっては円筒状の巻回電極群、楕円状の巻回電極群の場合においても同様の作用・効果を生じる。
図1Aは本発明の実施形態に係る角形の非水電解質二次電池の内部構造を示す正面図であり、図1Bは図1AのIB−IB線に沿った断面図である。 図2Aは電極シートを示す平面図であり、図2Bは図2Aの電極シートを切断して両端に絶縁テープを貼り付けた正極極板の平面図である。 図2BのIII―III線の断面図である。 正極極板及び負極極板とセパレータとの配置を模式して示した断面図である。 別の実施形態である異なる絶縁テープを使用した電極体の端部を示した拡大側面図である。 図6Aは従来例の電極材端部の平面図、図6Bは図6AのVIB−VIB線に沿った断面図、図6Cは別の従来例の電極材端部の縦断面図である。 図7Aは別の従来例の電極板の平面図であり、図7Bは図7AのVIIB−VIIB線に沿った面図である。
10:非水電解質二次電池 11:巻回電極群 12:電池外装体 13:封口板 14:正極極板 14a:正極芯体露出部 14b:正極活物質層 14c:正極芯体 14d:(正極板の)端部14:正極電極シート 15:負極極板 15a:負極芯体露出部 16 :正極集電体 16 :正極集電体受け部品 17:正極端子 18:負極集電体 19:負極端子 20、21:絶縁部材 22、22A、22B:絶縁テープ 23:糊材 24:セパレータ :糊剤未塗布領域、 :糊剤塗布領域、 :糊剤未塗布領域

Claims (4)

  1. 正極集電体の表面に正極活物質層を形成した正極極板及び負極集電体の表面に負極活物質層を形成した負極極板の少なくとも一方に、その活物質層部分を含む切断端部に絶縁テープを貼り付け、前記正極極板及び負極極板の間にセパレータを介在させて互いに積層又は巻回した電極群を電解液と共に電池外装体内に密閉した二次電池において、
    前記絶縁テープは糊剤が塗布された糊剤塗布領域と糊剤が塗布されていない糊剤未塗布領域を有する粘着性の絶縁テープからなり、
    前記絶縁テープを、前記糊剤未塗布領域が前記絶縁テープを貼り付けた電極板の活物質層上の中心方向に位置するように、かつ、前記糊剤塗布領域の一部が前記切断端部側の活物質層上に位置するように貼付したことを特徴とする二次電池。
  2. 前記電極板は表裏両面に活物質層が形成されており、前記絶縁テープは前記切断部を含む前記切断部側の両面に貼付されていることを特徴とする請求項1に記載の二次電池。
  3. 前記絶縁テープは、両端部に糊剤が塗布されない糊剤未塗布領域を有し、これらの糊剤未塗布領域の間に糊剤が塗布された糊剤塗布領域が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の二次電池。
  4. 前記糊剤塗布領域幅と前記活物質層上の中心方向に位置する糊剤未塗布領域幅の和に対する前記糊剤塗布領域幅の割合が25〜95%であり、前記切断端部側の活物質上に位置する前記糊剤塗布領域幅が1.5mm以上であり、前記切断端部側の活物質上に位置しない前記糊剤塗布領域幅が1.5mm以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の二次電池。
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