JP5240950B2 - 搬送ローラおよびこれを用いた搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ローラコンベアなどの搬送装置に関し、特に搬送装置で用いられる搬送ローラに関する。
被搬送物を横方向に搬送する搬送装置では、搬送機構としてローラコンベアが用いられることがある。ローラコンベアは、概略的には、並列に配置された複数の回転軸体と、各回転軸体に複数個設置された搬送ローラとからなるものである。被搬送物は、回転軸体の多数の搬送ローラに支持される状態で、搬送ローラの回転方向へと搬送される。
搬送ローラとしては、例えば、金属製ローラや、ローラの外周部にゴムなどの弾性部材が装着される弾性ローラがある。これらのうち弾性ローラは、ガラス基板などの被搬送体に傷がつくことを防止する性能に優れている。ところが、弾性ローラは、外周部の弾性部材が劣化しやすい。従って、弾性ローラを用いる場合は、搬送ローラの点検や交換が重要である。
ローラコンベアを用いた搬送装置としては、例えば、液晶パネルの基板等の搬送装置として、次のような搬送装置がある。当該搬送装置は、回転軸体に一体に取り付けられた回転するローラと、ローラの外周に巻きつけられた紐状部材とを備えるものであり、当該紐状部材が上記弾性部材として用いられる。ローラは、本体部と、当該本体部に対して着脱自在にねじ留めされるクランプ部材とを備えており、紐状部材が巻きつけられる位置に本体部とクランプ部材との合わせ面が位置している。また、合わせ面の位置に紐状部材を装着するための溝が形成されており、溝内に紐状部材を巻きつけるようになっている。そして、溝内に紐状部材を巻きつけた状態で、クランプ部材を本体部に固定すると、本体部とクランプ部材とによって挟みつけられた状態で、紐状部材がローラに固定される(特許文献1参照)。
また、ローラコンベアを用いた別の搬送装置として、次のような搬送装置がある。当該搬送装置は、回転軸体に一体に取り付けられた回転するローラと、ローラの外周に装着されたリング部材とを備えるものであり、リング部材が上記弾性部材として用いられる。リング部材は、環状のリングを途中で分断する分断部を備えており、紐状の部材である。したがって、ローラに巻きつけるようにしてリング部材を取り付けることができる。また、ローラは、リング部材を挟み付けて固定するための一対の固定板を備えている。したがって、リング部材をローラに巻きつけた状態で、ローラに一対の固定板をねじ留めすると、一対の固定板によって挟みつけられた状態でリング部材がローラに固定される(特許文献2参照)。
特開平08−244946号公報 特開2003−327320号公報
ところで、上述したように、搬送ローラが弾性ローラであるローラコンベア装置では、被搬送物を目的地まで搬送するために複数のローラコンベア装置を連結してその搬送経路を形成する。そしてそれらのローラコンベア装置では、膨大な数の搬送ローラが構成されることになり、それら膨大な数の搬送ローラによって被搬送物を安定して搬送するには、搬送ローラの点検や交換を定期的に行う必要がある。従って、搬送装置としては、搬送ローラの点検作業や装着作業(交換作業)がより容易なものが好ましい。
ところが、上述したように、前者の搬送装置において弾性部材である紐状部材を交換する場合は、まず、クランプ部材の取り付けに用いられているねじを専用の工具(ドライバー等)を使用して緩めて、クランプ部材を本体部から離間させる必要がある。この状態で、古い紐状部材を取り外して、新しい紐状部材を装着する必要がある。そして、その後、ねじを専用の工具を使用して締めて、クランプ部材を本体部に装着し、本体部とクランプ部材とによって紐状部材を挟みつける必要がある。このように、紐状部材を交換するためには、専用の工具を用意しクランプ部材の着脱という面倒な作業が必要である。
また、後者の搬送装置においてリング部材を交換する場合は、まず、一対の固定板の取り付けに用いられているねじを専用の工具を使用して緩めて、一対の固定板をローラから取り外す必要がある。この状態で、古いリング部材を取り外し、新しいリング部材を装着する必要がある。そして、その後、一対の固定板をローラに専用の工具を使用してねじ留めすることによってリング部材を挟みつけ、これにより、リング部材をローラに固定する必要がある。このように、リング部材を交換するためには、専用の工具を使用して一対の固定板の着脱という面倒な作業が必要である。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、搬送ローラの外周に弾性部材を備えるローラコンベアを用いた搬送装置であって、搬送ローラの弾性部材の装着作業ひいては交換作業が容易である搬送ローラとその搬送装置を提供することを課題とする。
前記課題は、本願の各請求項に記載された次の発明により解決される。
本出願に係る発明は、回転自在に軸支される搬送ローラ本体と、当該搬送ローラ本体に着脱自在に装着される変形可能な環状のリング部材とを備える搬送ローラであって、搬送ローラ本体は、環状の装着経路を複数備え、該環状の装着経路は、搬送ローラ本体の外周面に形成された外経路と、搬送ローラ本体の側面に形成された内経路と、を備えており任意の装着経路における外経路と内経路との境界部に第1引っ掛け部が設けられると共に、内経路の中途部にリング部材を外経路側に折り返すように湾曲された第2引っ掛け部が設けられ、複数の装着経路は、外経路同士において外周面の周方向で重複部分が生じるように配置されている、ことを特徴とする搬送ローラである。
このような構成である本発明の搬送ローラでは、搬送ローラを支持する回転軸体の両端が搬送装置本体側に支持された状態で、搬送ローラ本体に対して環状のリング部材の着脱を行うことができる。リング部材は、搬送ローラ本体の引っ掛け部に引っ掛けられた状態で装着される。装着作業は、リング部材を引っ掛け部に引っ掛けるだけなので、容易かつ迅速である。リング部材装着後、リング部材のうち、搬送ローラ本体の外経路に装着された部分が、搬送ローラによって搬送される被搬送体に接する弾性部として機能する。環状のリング部材は、紐状部材と異なり、装着状態で繋ぎ部分(非連続部分)が生じないので、繋ぎ部分に段差や隙間が生じるおそれがない。従って、段差や隙間の発生を気にすることなく容易、迅速かつ確実にリング部材を装着することができる。また、紐状部材の装着では、締結するための専用工具が必要であるが、リング部材の装着ではこのような専用工具が不要である。つまり、リング部材の装着は、輪ゴムを取り付けるような極めて容易な作業である。
また、環状のリング部材は、弾性を有するものであり、引っ掛け部に引っ掛けられることにより、伸長された状態で搬送ローラ本体に装着される。つまり、リング部材は、その内部に張力が生じている状態で搬送ローラ本体に装着される。張力を生じさせることによって、次のような効果が得られる。まず、リング部材を引っ掛け部に確実に引っ掛けることができ、リング部材の搬送ローラ本体からの脱落がより確実に防止される。また、張力を利用してリング部材を搬送ローラ本体に密着させることができる。また、リング部材が波打ち状態で装着されることを容易に防止することができる。この効果は、特に、リング部材の弾性部(外経路に位置する部分)で有効である。つまり、波打ち状態が防止されると、リング部材は、外経路に沿って滑らかに湾曲した状態で装着される。その結果、搬送ローラに接した状態で搬送される被搬送物の上下方向の振動の発生が防止される。また、波打ち状態が防止されると、弾性部であるリング部材が蛇行する状態で装着されることが容易に防止される。これにより、搬送動作時、リング部材と被搬送物との間で生ずる摩擦力の向きが安定し、搬送ローラに接した状態で搬送される被搬送物の横方向の振動の発生を防止することができる。
記引っ掛け部は、装着される1つのリング部材に対応して少なくとも2つ設けられているものでもよい
このような構成である本発明の搬送ローラでは、引っ掛け部が複数であるので、引っ掛け部に引っ掛けてリング部材を装着したときに、リング部材の搬送ローラ本体からの脱落がより確実に防止される。
記リング部材は複数であり、当該複数のリング部材を装着するための複数の装着経路は、一の装着経路の外経路と当該外経路に隣接する他の装着経路の外経路との間で、前記外周部の周方向の重複部分が生じるように配置されているものでもよい
搬送ローラは、その外周の全周に亘って弾性部が必要である。搬送ローラ本体に1つのリング部材を装着することで、搬送ローラの外周の全周に亘って弾性部を設けることも可能である。ところが、リング部材が1つの場合、搬送ローラ本体に全周に亘って巻きつけるようにリング部材を装着する必要がある。この点、本発明の搬送ローラでは、リング部材が複数であるので、全周に亘って巻きつける必要がなく、より容易、迅速に装着することができる。また、リング部材が1つの場合、外経路におけるリング部材(弾性部)の延伸方向が搬送ローラの外周の回転方向(搬送方向)に対して斜めになる。この点、リング部材が複数であれば、弾性部の延伸方向を搬送方向に確実に一致させることができ、被搬送物の直進性を向上させることができる。
記リング部材は2つであり、前記装着経路は2つであるものでもよい
このような構成である本発明の搬送ローラでは、リング部材の数が2つであるので、リング部材が1つの場合に比べて装着が容易である等の上述の利点がある。一方、リング部材が3個以上の奇数である場合、隣接する装着経路の外経路相互間に外周部の周方向の重複部分が生じるように当該外経路を配置するには、いずれか一つの外経路を周方向(回転方向)に対して斜めにする必要が生じたり、搬送ローラ本体を幅広にする必要が生じたりする。また、リング部材の数が4個以上の場合、偶数であったとしても、リング部材の着脱作業の回数が多くなる。この点、リング部材が2つであれば、これらの問題が生ずることがなく、容易、迅速かつ確実にリング部材を装着することができる。
記装着経路は、前記外経路のみからなるものでもよい
このような構成である本発明の搬送ローラでは、搬送ローラ本体の外周部にのみ装着経路が形成されており、リング部材の引っ掛け部は搬送ローラ本体の外周部に形成されている。従って、リング部材の着脱では、搬送ローラ本体の外周部の引っ掛け部に対してリング部材を引っ掛けたり、取り外したりするだけでよく、容易、迅速かつ確実にリング部材を装着できる。そして、リング部材の全てを搬送ローラの弾性部として有効に使用することができる。また、装着経路や引っ掛け部などの構成を搬送ローラ本体の外周部にのみ形成すればよいので、搬送ローラ本体の形状の簡素化を図ることができ、製造の容易化を図ることができる。さらに、搬送ローラ本体の横に搬送ローラ本体や別の部材が隣接している場合、搬送ローラ本体の側面側に装着経路があれば、リング部材の着脱の作業性が低下する。この点、本発明のように、搬送ローラ本体の外周部にのみ装着経路があれば、このような場合であっても装着作業性に優れる。
引っ掛け部は、その先端に、前記リング部材が引っ掛けられる凸状の円弧形状部を備えているものでもよい
このような構成である本発明の搬送ローラでは、搬送ローラ本体に装着されたリング部材のうち、引っ掛け部に引っ掛けられた部分を滑らかに湾曲させることができるので、装着されたリング部材が折れ曲がるようなことがない。
記外経路は、前記搬送ローラ本体の外周部に形成される溝であるものでもよい。外経路が溝形状であれば、溝内に装着されたリング部材の装着状態がより安定し、リング部材の脱落がより確実に防止される。
記リング部材は、リング延在方向に直交する断面の形状が円形であるものでもよい。リング部材の断面形状が円形であれば、リング部材がどのような状態で搬送ローラ本体に装着されたとしても、搬送ローラの弾性部の被搬送物と接触する部分の断面形状が円弧形状になるので、弾性部の表面の凹凸の発生等がより確実に防止される。
記リング部材は、中空のチューブ状のものでもよい。中空でチューブ状のリング部材は、素材に基づく弾性性能のみならず、リング部材の変形に基づく弾性性能をも備える。この変形に基づく弾性は、リング部材の延伸方向に直交する方向の弾性である。そして、搬送ローラ上に被搬送物が載置された状態で、弾性部であるリング部材に加わる力(重力)の向きは、リング部材の延伸方向に直交する方向である。従って、中空でチューブ状のリング部材は、搬送ローラ上の被搬送物に対して、より優れた弾性性能を発揮することができる。このようなリング部材が用いられた搬送ローラを用いれば、上下方向の振動がより抑制された状態で被搬送物を搬送することができるとともに、被搬送物の重量により弾性変形して被搬送物に接触する面積が大きくなり被搬送物とリング部材との間に生ずる摩擦力が大きくなり、更に安定して被搬送物を搬送することができる。
請求項に記載された発明は、請求項1から請求項のいずれか一項に記載の搬送ローラを用いた搬送装置である。このような搬送装置では、搬送ローラを支持する回転軸体の両端が搬送装置本体側に支持された状態で、搬送ローラ本体に対して環状のリング部材の着脱を行うことができ、容易かつ迅速にリング部材を装着することができる。また、リング部材の装着作業では、紐状部材を取り付ける場合に必要な専用の工具を使用した締結作業も不要である。つまり、リング部材の装着作業は、輪ゴムを取り付けるような極めて容易な作業で行うことができる。
本願発明の搬送ローラによれば、搬送ローラを支持する回転軸体の両端が搬送装置本体側に支持された状態で、搬送ローラ本体に対して環状のリング部材の着脱を行うことができる。リング部材は、搬送ローラ本体の引っ掛け部に引っ掛けられた状態で装着される。装着作業は、リング部材を引っ掛け部に引っ掛けるだけなので、容易かつ迅速である。リング部材装着後、リング部材のうち、搬送ローラ本体の外経路に装着された部分が、搬送ローラによって搬送される被搬送体に接する弾性部として機能する。環状のリング部材は、紐状部材と異なり、装着状態で繋ぎ部分(非連続部分)が生じないので、繋ぎ部分に段差や隙間が生じるおそれがない。従って、段差や隙間の発生を気にすることなく容易、迅速かつ確実にリング部材を装着することができる。また、紐状部材の装着では、締結するための専用工具が必要であるが、リング部材の装着ではこのような専用工具が不要である。つまり、リング部材の装着は、輪ゴムを取り付けるような極めて容易な作業である。
また、環状のリング部材は、弾性を有するものであり、引っ掛け部に引っ掛けられることにより、伸長された状態で搬送ローラ本体に装着される。つまり、リング部材は、その内部に張力が生じている状態で搬送ローラ本体に装着される。張力を生じさせることによって、次のような効果が得られる。まず、リング部材を引っ掛け部に確実に引っ掛けることができ、リング部材の搬送ローラ本体からの脱落がより確実に防止される。また、張力を利用してリング部材を搬送ローラ本体に密着させることができる。また、リング部材が波打ち状態で装着されることを容易に防止することができる。この効果は、特に、リング部材の弾性部(外経路に位置する部分)で有効である。つまり、波打ち状態が防止されると、リング部材は、外経路に沿って滑らかに湾曲した状態で装着される。その結果、搬送ローラに接した状態で搬送される被搬送物の上下方向の振動の発生が防止される。また、波打ち状態が防止されると、弾性部であるリング部材が蛇行する状態で装着されることが容易に防止される。これにより、搬送動作時、リング部材と被搬送物との間で生ずる摩擦力の向きが安定し、搬送ローラに接した状態で搬送される被搬送物の横方向の振動の発生を防止することができる。
実施例の搬送ローラを用いた搬送装置を示す斜視図である。 (A)は、実施例の搬送ローラを示す分解斜視図であり、(B)は、リング部材装着状態の搬送ローラを示す斜視図である。 (A)は、実施例の搬送ローラを示す一方側からの側面図であり、(B)は正面図であり、(C)は、他方側からの側面図である。 図3(C)のVa-Va断面を示す断面図である。 (A)は、第2実施例の搬送ローラを示す側面図であり、(B)は、図5(A)のVb-Vb断面を示す断面図である。 (A)は、第3実施例の搬送ローラを示す正面からの斜視図であり、(B)は、半回転した斜視図である。 (A)は、第3実施例の搬送ローラ本体を示す正面からの斜視図であり、(B)は、半回転した斜視図である。 (A)は、第4実施例の搬送ローラを示す正面からの斜視図であり、(B)は、背面からの斜視図である。
符号の説明
1…搬送装置、10…搬送装置本体、11…回転軸体、12,12a,12b,12c…搬送ローラ、20,…搬送ローラ本体、20a…軸穴、21…ハブ(軸支位置)、22…側面、23…外周面、24…溝構造、24a…外溝、24b…内溝、24w…重複部、25…経路内領域、26…経路外領域、31…第1湾曲溝部、31a…内側面、32,54…第1引っ掛け部、33…第2湾曲溝部、33a…外側面、34…第2引っ掛け部、40…リング部材、50…搬送ローラ本体、51…外周面、52…溝構造52a…外溝、53…側面、53a…高部側面、53b…低部側面、55…段差面、55a…ガイド面、56…ボルト穴、57…ボルト、58…ナット、59…係合部材(第2引っ掛け部)、59a…外周面、60…搬送ローラ本体、61…外周面、62…溝構造、62a…長溝部、62b…湾曲部、63…側面、63…側面、64…経路内領域、65…引っ掛け部、70…搬送ローラ本体、71…外周面、71a…隙間、72…溝構造、72a…長溝部、72b…湾曲部、72w…重複部、73…側面、74…経路内領域、A…搬送方向、O…中心位置
本願の発明の搬送ローラは、両端が支持された回転軸体によって回転自在に軸支された搬送ローラ本体と、当該搬送ローラ本体に着脱自在に装着される変形可能な環状のリング部材とを備える搬送ローラであって、搬送ローラ本体は、リング部材が引っ掛けられる引っ掛け部を備えており、搬送ローラ本体に装着されたリング部材の装着経路は、少なくとも、搬送ローラ本体の外周部に存する外経路を備えているものとする。
引っ掛け部は、装着される1つのリング部材に対応して少なくとも2つ設けられているものとする。
リング部材は、複数であり、当該複数のリング部材を装着するための複数の装着経路は、一の装着経路の外経路と当該外経路に隣接する他の装着経路の外経路との間で、外周部の周方向の重複部分が生じるように配置されているものとする。そして、リング部材は2つであり、装着経路は2つであるものが好ましい。また、装着経路は、外経路のみからなるものであってもよい。
また、各引っ掛け部は、その先端に、リング部材が引っ掛けられる凸状の円弧形状部を備えているものでもよく、外経路は、搬送ローラ本体の外周部に形成される溝であるものでもよい。そして、リング部材は、リング延在方向に直交する断面の形状が円形であるものでもよく、中空のチューブ状であるものでもよい。
また、本願の発明の搬送装置は、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の搬送ローラを用いたものとする。
(第1実施例)
以下、本発明に係る搬送ローラ及びこれを用いた搬送装置の実施例について図面を用いて詳細に説明する。本実施例の搬送装置は、液晶パネルのガラス基板(被搬送物)を搬送するための装置である。
図1は、本実施例の搬送装置1の一部を示すものである。搬送装置1は、ローラコンベアとも称されるものであり、図示されるような搬送装置本体10を矢印Aの方向に連続配置したものである。この搬送装置本体10は、その上部に設置された多数の回転軸体11を備えている。多数の回転軸体11は、所定間隔をおいて並列配置されており、搬送装置本体10に対して回転可能な状態で設置されている。各回転軸体11には、図示しない動力伝達機構を介して回転動力が伝達されており、回転動力が各回転軸体11に入力されると、各回転軸体11が回転する。
各回転軸体11には、多数の搬送ローラ12が所定の間隔で設置されている。従って、各回転軸体11が回転する状態で、多数の搬送ローラ12の上に被搬送物であるガラス基板(不図示)が置かれると、回転軸体11の回転方向に応じて、ガラス基板が搬送方向Aのいずれかの向きに搬送される。なお、回転軸体11の設置構造や動力伝達機構などは周知の構造であるので、ここではこれらについての詳細な説明を省略している。
次に、図2及び図3等を参照しつつ、搬送ローラ12について詳細に説明する。
図2に示されるように、搬送ローラ12は、樹脂製の搬送ローラ本体20と、搬送ローラ本体20に装着されるシリコンゴム製のリング部材40とを備えている。
搬送ローラ本体20は、概略的には、円板形状の部材であり、円の中心に対応する位置に、回転軸体11への取り付けに用いられる軸穴20a(図2(B)参照)を備えている。軸穴20aの周囲には、回転軸体11を保持するハブ21が形成されている。また、軸穴20aは、搬送ローラ本体20の両側面22,22(図3(B)参照)に貫通している。この搬送ローラ本体20は、軸穴20aに回転軸体11が通された状態で軸支される。そして、搬送ローラ本体20は、回転軸体11に一体的に取り付けられるものであり、回転軸体11が回転すると、回転軸体11と一体的に回転する。
図3(A)、(B)に示されるように、搬送ローラ本体20の両側面22,22は、平面視した形状が略円形である。そして、搬送ローラ本体20の外周面(外周部)23の幅は、搬送ローラ本体20の厚さに相当する。
搬送ローラ本体20の外周面23には、周方向に延在する外溝(外経路)24aが2つ形成されている。なお、外溝24aは、後述の溝構造(装着経路)24の一部を構成するものである。また、各外溝24aは、周方向(外溝延在方向)に直交する断面の形状が円弧形状(図3(B)参照)である。なお、搬送ローラ12の構造や搬送ローラ本体20における外溝24a,24aの配置は、搬送ローラ12の中心位置O(図3参照)を中心として、点対称になっている。そこで、ここでは、一方の外溝24aについてのみ構造を説明し、他方側については、その説明を省略する。なお、搬送ローラ本体20の中心位置O(図3(B)参照)とは、搬送ローラ本体20の回転軸と、当該回転軸と直交しており搬送ローラ本体の両側面の中間位置を通る仮想平面との交点位置である。
図2及び図3に示されるように、搬送ローラ本体20の両側面22,22には、内溝24bが設けられている。前記外溝24aとこの内溝24bは、互いの両端部で連通しており、循環路状(別言すれば、無端状または閉路状)の溝構造24を構成している。そして、内溝24bは、その中間部分が外溝24aとハブ21との間に位置するように、U字状(図3(C)では下側に位置する外溝24a側に窪んだ状態)に湾曲された状態で形成されている。このように、ハブ21(または軸穴20a)が循環路状の溝構造24に囲まれた経路内領域(図3(C)の点線が付された領域)25内に位置しないように、溝構造24は配置されている。つまり、回転軸体11が通される軸穴20aは、循環路状の溝構造24の外側である経路外領域26に位置する。また、内溝24bの断面形状(内溝24bの延在方向に直交する断面形状)は円弧形状(図4参照)である。
上述したように、外溝24aは外周面23に形成されており、内溝24bは一方の側面22に形成されている。つまり、外溝24aと内溝24bからなる環状の溝構造24は、その全経路に亘って、搬送ローラ本体20の外面に面している。また、外溝24aと内溝24bからなる溝構造24は、外周面23と一方の側面22との境界である略円形の外周縁と、2箇所で交差している。つまり、搬送ローラ本体20の外周縁は、これら2箇所の交差位置において溝構造24によって寸断されている。
図3(C)に示されるように、内溝24bは、外周縁との交差位置寄りの位置に、経路内領域25側から経路外領域26側に向けて膨出する(図3(C)では上方に突出する)第1湾曲溝部31を備えている。つまり、第1湾曲部31は、内溝24の各端部寄りの位置に、それぞれ備えられている。なお、第1湾曲溝部31の内側面31a(図4参照)の曲率半径は、図3(C)に示すように、搬送ローラ本体20の外周面23の曲率半径よりも小さい曲率半径になっている。この第1湾曲溝部31に隣接する凸形状部分が、リング部材装着時に、第1引っ掛け部32(図2参照)として用いられる。
そして、図2(A)に示されるように、内溝24bは、第1湾曲溝部31,31の間の位置に、U字状に湾曲する第2湾曲溝部33を備えている。なお、第2湾曲溝部33の外側面33a(経路外領域26側の面)の曲率半径は、図3(C)に示すように、搬送ローラ本体20の外周面23の曲率半径よりも小さい曲率半径になっている。この第2湾曲溝部33の外側面33aに隣接する凸形状部分が、リング部材装着時に、第2引っ掛け部34として用いられる。
また、外溝24aは、搬送ローラ本体20の中心Oから外溝24aの両端位置に向けて半径方向に延ばした二点鎖線のなす中心角(外溝形成角)θが180°より大きくなるよう、その周方向長さが設定される。つまり外溝形成角θは180°より大きくなっている。具体的には、本実施例の外溝形成角θは、210°である。
溝構造24は、リング部材40の装着経路に対応している。つまり、装着経路は、溝構造24の外溝24aに沿って延在する外経路と、溝構造24の内溝24bに沿って延在する内経路とからなる循環路状の経路である。別言すれば、外経路は、搬送ローラ本体20の外周面23に沿って延在しており、内経路は、搬送ローラ本体20の両側面22,22に形成され、外経路の一端から他端まで外経路と軸穴(軸支位置)20aとの間を通って延在している。そして、このような溝構造24からなる装着経路にリング部材40が装着されるようになっている(図2参照)。また、搬送ローラ本体20の溝構造24内に装着されたリング部材40のうち、外溝(外経路)24aに配置された部分が弾性部として用いられる。
リング部材40は、弾性を有するシリコンゴム製の環状の部材である。また、リング部材40の断面形状は、円形で中実構造である。なお、ここでいう断面は、リング部材40を構成するゴム素材の延在方向に直交する断面である。また、リング部材40の断面形状は、円形で中空構造でもよい。
リング部材40の周長(無負荷状態)は、溝構造24の全長よりも若干短く形成される。リング部材40は弾性を有しているので伸張させることができ、上記のような長さであっても溝構造24内に装着できる。また、このような長さのリング部材40を用いると、リング部材40は、張力が生じている(張力を付与した)状態で装着されるので、溝構造24内に密着して装着される。このように、溝構造24の全長よりも短い長さのリング部材40は、溝構造24内に伸張状態で装着される大きさであるということができる。
また、上述したように、搬送ローラ本体20のハブ21は、環状である溝構造24の経路外領域(環外側)26に位置するように配置されている。従って、ハブ21に通された回転軸体11は、環状である溝構造(すなわち環状である装着経路)24の外側に位置する。このような構造であると、搬送ローラ本体20の溝構造(装着経路)24にリング部材40を装着するとき、リング部材40の環内に回転軸体11を通す必要がない。つまり、回転軸体11を搬送装置1に支持させた状態のまま、回転軸体11を搬送装置1から取り外すことなく、リング部材40を搬送ローラ本体20に対して着脱することができる。
ここまで、搬送ローラ本体20の一方の側面22側に形成された溝構造24およびこれに装着されるリング部材40について説明した。上述したように、搬送ローラ本体20の他方の側面22側の構造は、一方の側面22側と同じでしかも搬送ローラ本体20の中心位置Oを基準として、点対称配置された構造になっている。そこで、ここでは、他方の側面側の構成についての詳細な説明を省略する。
ところで、上述したように、外溝形成角θは180°より大きいので、両溝構造24が中心位置Oを中心として点対称配置されると、搬送ローラ本体20の外周面23に、両外溝24aが重複する部分、すなわち両外溝24aの重複部24wが生じる(図2(B)参照)。従って、両溝構造24,24にリング部材40を装着すると、搬送ローラ本体20の外周において、一方のリング部材40の一端と他方のリング部材40の一端とが重複し、一方のリング部材40の他端と他方のリング部材40の他端とが重複する。つまり、搬送ローラ本体20の外周には、全周に亘って、リング部材40からなる弾性部が途切れることなく配置される。もちろん、両リング部材40の並列部分24wは面一に、かつ、両リング部材40の外経路部分は中心位置Oに対して真円となるように、搬送ローラ本体20に両外溝24aが形成される。従って、被搬送物を安定した状態で搬送することができる。
次に、このような構成の搬送ローラ12におけるリング部材40の交換作業について説明する。
図2(A)に示されるように、搬送ローラ本体20は回転軸体11に取り付けられている。そして、回転軸体11は、搬送装置本体10に回転可能な状態で軸支されている(図1参照)。このような状態の搬送ローラ本体20に装着されたリング部材40を、搬送ローラ本体20から取り外す。例えば、環状のリング部材40のうち外溝24aに位置する部分を引っ張って取り外し、その後、リング部材40の全体を搬送ローラ本体20から取り外す。
図示されるように、装着状態のリング部材40は、溝構造24に沿って装着される。このとき、リング部材40は、その環内に回転軸体11が通されていない状態で装着される。従って、リング部材40を搬送ローラ本体20から取り外すとき、回転軸体11を搬送装置本体10から取り外す必要がない。つまり、リング部材40は、搬送ローラ本体20から取り外されると、これと同時に搬送装置1から取り外されたことになる。このような作業によって、2つのリング部材40を搬送ローラ本体20から取り外す。このように、本実施例の搬送ローラ12においては、リング部材40の取り外し作業が極めて容易である。
続いて、新しいリング部材40を搬送ローラ本体20に取り付ける。溝構造24にリング部材40を装着する場合は、例えば、まず搬送ローラ本体20の外溝24aの部分にリング部材40を引っ掛け、その後、リング部材40の反対側を、2つの第1引っ掛け部32に引っ掛ける。そして、最後に、リング部材40のうち両第1引っ掛け部32の間の部分を第2引っ掛け部34に引っ掛ける。これにより、リング部材40は、張力を生じている状態で搬送ローラ本体20に装着される。同様にして、他方の溝構造24に、別のリング部材40を装着する。張力が生じている状態のリング部材40は搬送ローラ本体20に密着しており、安定した状態で搬送ローラ本体20に装着される。また、外溝24aや第1引っ掛け部32及び第2引っ掛け部34は、リング部材40の脱落を防止する構造として機能する。このように、リング部材40を搬送ローラ本体20に装着するときも、リング部材40の取り外し作業と同様、回転軸体11を搬送装置本体10から取り外す必要がない。従って、本実施例の搬送ローラ12においては、リング部材40の装着作業も極めて容易である。
そして、リング部材40は環状の部材であり、無端構造であるので、紐状部材を用いた場合に生じる継ぎ目が生じない。継ぎ目がなければ、装着作業時、継ぎ目における段差や隙間の発生を防止する手間が省け、容易かつ迅速にリング部材40を搬送ローラ本体20に装着することができる。また、紐状部材の装着では、専用工具を用いた締結作業が必要であるが、リング部材40の装着では不要であるので、リング部材40を容易かつ迅速に装着することができる。また、リング部材40は張力を生じた状態で装着されるので、リング部材40が波打ち状態(または、ねじれ状態)で装着されることが容易に防止される。これにより、リング部材40の表面に凹凸が生じたり、リング部材40が蛇行状態で装着されたりすることが確実に防止される。蛇行や凹凸の発生が防止されれば、ガラス基板搬送時の振動の発生が防止される。
また、各引っ掛け部32,34の先端部分が円弧形状になっているので、溝構造24内に装着されるリング部材40は、いずれの位置においても滑らかに湾曲した状態で装着される。このような状態でリング部材40を装着できれば、リング部材40において、張力の大きさに偏りが生ずることが防止される。また、張力の大きさに偏りがある状態でリング部材40が装着されたとしても、引っ掛け部の形状が滑らかに湾曲した形状であれば、装着から時間が経過するに連れて次第にその偏りが是正される。
ところで、近年、液晶ディスプレイの大型化に伴い、ガラス基板も大判化している。このような状況の下、液晶ディスプレイ製造工程のスループットを高めるためには、ガラス基板の高速搬送が効果的である。ところが、基板はデリケートな素材であるので、搬送時に基板が受けた振動が製品品質に悪影響を及ぼすおそれもある。この点、本実施例の搬送ローラを用いれば、基板搬送時の振動が抑制されるので、ガラス基板をより高速で搬送できるようになり、製造工程のスループットを向上させることができる。
(第2実施例)
次に、第2実施例の搬送ローラ12aについて、図5を参照しつつ説明する。搬送ローラ12aの両側面の構造は、第1実施例の搬送ローラ12と同様、搬送ローラ12aの中心位置Oを中心として、点対称の構造になっている。そこで、ここでは、点対称構造の一方側のみを説明し、他方側については、その説明を省略する。なお、第1実施例と共通の構造については同一の符号を付すこととし、その説明を省略する。
本実施例の搬送ローラ12aは、上記第1実施例の搬送ローラ12とは、搬送ローラ本体50の構造が異なる。より詳細に説明すると、搬送ローラ本体50は、リング部材40が装着される装着経路(溝構造)のうち、内経路を構成する部分の構造が上記第1実施例の搬送ローラ12とは異なっている。そこで、この相違する構造を中心に、第2実施例の搬送ローラ12aについて説明する。なお、図5には、図5(A)の正面側の側面にのみリング部材40が装着されており、背面側の側面にはリング部材が装着されていない搬送ローラ本体50を示している。
図5に示されるように、搬送ローラ本体50は、第1実施例の搬送ローラ12と同様、溝構造52の一部として、外周面51に形成された外溝52aを備えている。外溝52aの断面形状はV字形である。この外溝52aは、リング部材40の装着経路の外経路に対応する。また、搬送ローラ本体50は、両側面53,53を備えており、外周面51と側面53とは直交している。両側面53,53は、外溝52aが形成されている高部側面53aと、それ以外の低部側面53bとで構成されている。このうち、高部側面53aの部分は経路内領域に位置する。他方、低部側面53bの大部分は経路外領域に位置する。そして、高部側面53aと低部側面53bとの境界には段差があり、段差面55が形成される。段差面55も、搬送ローラ本体50の側面53に対して直交する面である。なお、符号「20a」は軸穴を示しており、符号「21」はハブを示している。
段差面55のうち、搬送ローラ本体50の外周面51に連通する両端部分は、リング部材40のガイド面55aとして用いられる。より詳細に説明すると、ガイド面55aは、膨出形状であると共に円弧形状であり、外周面51の曲率半径よりも小さい曲率半径で湾曲している。そして、ガイド面55aは、リング部材40の装着経路(特に内経路)の一部を構成するものであり、ガイド面55aを外表面とする凸形状部(湾曲する出っ張り部)は、内経路の第1引っ掛け部54として機能する。
搬送ローラ本体50の側面53の低部側面53bにはハブ21が形成されている。そして、ハブ21を外側から取り囲むように段差面55が形成されている。つまり、ハブ21と段差面55との間には低部側面53bが存在しており、ハブ21と段差面55との間には隙間が形成されている。段差面55とハブ21の外周面21aとの間の隙間寸法は、最も狭い位置でも、リング部材40の直径より大きくなっている。したがって、段差面55とハブ21との間に、リング部材40の内経路を確保することができる。
段差面55に取り囲まれた低部側面53bの位置には、搬送ローラ本体50を貫通するボルト穴56が形成されている。また、このボルト穴56は、ハブ21と段差面55との間(別言すれば、ハブ21と外溝52aとの間)に位置している。そして、このボルト穴56に通したボルト57とナット58とによって、円板形状の係合部材(第2引っ掛け部)59が取り付けられている。係合部材59は、低部側面53b上に設置されており、係合部材59の外周面59aは、搬送ローラ本体50の側面53に対して直交している。そして、当該外周面59aの曲率半径は、搬送ローラ本体50の外周面の曲率半径よりも小さい。また、係合部材59の外周面59aは、リング部材40の装着経路である内経路の一部を構成するものであり、係合部材59は内経路の第2引っ掛け部である。
ボルト穴56は長穴であるので、ボルト穴56内におけるボルト57の位置を調整することによって、係合部材59の取り付け位置を調整できる。第2引っ掛け部である係合部材59の位置を調整することで、リング部材40の装着経路長を調整することができる。また、段差面55と係合部材59との間には、低部側面53bが存在しており、隙間が形成されている。段差面55と係合部材59の外周面59aとの間の隙間寸法は、最も狭い位置でも、リング部材40の直径よりも大きくなっている。
このような搬送ローラ12aにおいて、リング部材40の装着経路は、図5(A)に示されるような経路になる。つまり、外経路は、外溝52aに沿って延在する。そして、内経路は、ガイド面55aの位置と係合部材59の外周面59aの位置とによって定まる。リング部材40は張力を生じている状態で装着されるものであり、ガイド面55aから係合部材59の外表面59aまでの装着経路は、最短距離になる経路になる。
ここまで、搬送ローラ本体50の一方の側面53側の構造について説明した。搬送ローラ本体50の他方の側面53側の構造は、上述したように、一方の側面53側と同じで、しかも搬送ローラ本体50の中心位置Oを基準として、点対称配置された構造になっている。そこで、ここでは、他方の側面側の構成についての詳細な説明を省略する。
本実施例の搬送ローラ12aにおいても、第1実施例同様、ハブ21および軸穴20aの配置は、環状の装着経路に囲まれる経路内領域の外側であり、回転軸体11が取り付けられる軸穴20aは、装着経路の外側に位置する。従って、本実施例の搬送ローラ12aの場合も、第1実施例の場合と同様、リング部材40の着脱を容易に行うことができる。また、本実施例の搬送ローラ12aの第1引っ掛け部54及び第2引っ掛け部59は、溝構造を利用したものではなく、低部側面53bから突出する状態で設けられた凸部材からなるものである。このような突出構造は、リング部材40を簡単に引っ掛けることができる構造である。従って、本実施例の搬送ローラ12aでは、リング部材の着脱作業がより容易である。さらに、本実施例では、内経路における搬送ローラ本体50とリング部材40との接触面積が第1実施例の場合よりも小さい。従って、リング部材40を装着したとき、張力の偏りがより生じにくく、仮に張力に偏りが生じた場合でも、その偏りの是正がより容易である。
(第3実施例)
次に、第3実施例の第3搬送ローラ12bについて、図6および図7を参照しつつ説明する。第3搬送ローラ12bは、上記搬送ローラ12,12aとは、搬送ローラ本体60の構造が異なる。より詳細に説明すると、搬送ローラ本体60は、リング部材40が装着される溝構造(装着経路)の配置が上記実施例の搬送ローラ12,12aとは異なっている。そこで、この相違する構造を中心に、第3実施例の搬送ローラ12bについて説明する。
図7に示されるように、搬送ローラ本体60は、その外周面61に、2つの溝構造(装着経路)62を備えている。なお、符号「63」は搬送ローラ本体60の側面を示しており、符号「20a」は軸穴を示しており、符号「21」はハブを示している。
両溝構造62,62は、同一形状であり、搬送ローラ本体60の環状の外周面61に並列に配置されている。また、両溝構造62,62は、搬送ローラ本体60の外周面61にのみ形成されているものであり、第3搬送ローラ12bの中心位置を中心点として、点対称に配置されている。そこで、ここでは、一方の溝構造62についてだけ、その構造を説明し、他方側については、その説明を省略する。なお、第1実施例と共通の構造については同一の符号を付すこととし、その説明を省略する。
溝構造62は、搬送ローラ本体60の周方向(外周面61の延在方向)に沿って延びる一対の長溝部62a,62aを備えている。両長溝部62a,62aは並列配置されており、その両端において、湾曲部62b,62bを介して相互に連通している。つまり、溝構造62は、外周面61に沿って延在する溝(外経路)のみにより形成された循環路状の溝である。なお、溝構造62は、溝延在方向に直交する断面の溝形状が円弧形状である。
溝構造62は、リング部材40の装着経路として用いられる。溝構造62が外周面61にのみ形成された構造であると、リング部材40は、搬送ローラ本体60の外周面61にのみ装着されるので、リング部材40全体を搬送ローラ12bの弾性部として有効に使用することができる。例えば、被搬送物との接触の機会や接触面積が増加することになるので、より安定した搬送に寄与する。
そして、図6に示されるように、装着経路に囲まれる経路内領域64は、外周面61に沿って存在しており、経路内領域64の外に、回転軸体11が通される軸穴20a及びハブ21が位置する配置になっている。従って、本実施例の第3搬送ローラ12bにおいても、上記実施例の搬送ローラ12,12aの場合と同様、回転軸体11を搬送装置本体10から取り外すことなく、リング部材40の着脱を容易に行うことができる。また、装着経路が外周面61にのみ存在するので、搬送ローラ12bの横に何らかの部材(例えば隣接する搬送ローラ)が接近している場合でも、リング部材40の着脱を容易に行うことができる。
経路内領域64の両端位置、すなわち湾曲部62b,62bの位置には、溝構造62に装着されるリング部材40が引っ掛けられる引っ掛け部65,65が設けられている。各引っ掛け部65は、円弧形状になっている。従って、溝構造62にリング部材40を装着した際、リング部材40を湾曲部62b,62bにおいて滑らかに湾曲させることができる。なお、当該円弧形状の曲率半径は、搬送ローラ本体62の外周面61の曲率半径よりも小さくなっている。
また、2つある溝構造62,62は、外溝形成角が345°になるように形成されている。なお、本実施例における外溝形成角は、搬送ローラ本体20の中心Oから溝構造62の両端の湾曲部62b,62bの先端に向けて半径方向に延ばした2本の仮想線のなす中心角度のことである。外溝形成角を180°より大きくすると、各溝構造62は、当該溝構造62に隣接する他の溝構造との間で周方向の重複部分が生じるようになる。つまり、搬送ローラ本体60の外周面61に、全周に亘って、リング部材40からなる弾性部が途切れることなく配置されることになる。従って、被搬送物を安定した状態で搬送することができる。
(第4実施例)
次に、第4実施例の第4搬送ローラ12cについて、図8を参照しつつ説明する。第4搬送ローラ12cは、上記第3実施例の搬送ローラ12bとは、搬送ローラ本体70の外周面71に形成される溝構造72の数と、装着されるリング部材40の数が異なる。より詳細に説明すると、第4搬送ローラ12cは、溝構造72及び装着されるリング部材40の数がいずれも1つである。そこで、この相違する構造を中心に、第4実施例の搬送ローラ12cについて説明する。
図8に示されるように、搬送ローラ本体70は、その外周面71に、1つの溝構造(装着経路)72を備えている。なお、符号「73」は搬送ローラ本体70の側面を示しており、符号「20a」は軸穴を示しており、符号「21」はハブを示している。
溝構造72は、第3実施例の溝構造62と同様の構造であり、搬送ローラ本体70の周方向(外周面71の延在方向)に延びる状態で並列配置された一対の長溝部72a,72aと、その両端に位置する湾曲部72b,72bとを備えている。つまり、溝構造72は、外周面71に沿って延在する溝(外経路)のみにより形成された循環路状の溝である。なお、溝構造72は、溝延在方向に直交する断面の溝形状が円弧形状である。この溝構造72がリング部材40が装着される装着経路として用いられる。
ただし、本実施例の搬送ローラ12cの溝構造72は、その両端部の湾曲部72b,72bが相互に重複する構造になっている。このような構造にすると、溝構造72に沿ってリング部材40を装着したときに、配置搬送ローラ本体70の外周に全周に亘って途切れることなく弾性部が配置されることになる。このような構造であれば、被搬送物を安定した状態で搬送することができる。
より詳細に説明すると、溝構造72の長溝部72a,72aは、搬送ローラ12cの周方向に対して傾斜した状態(螺旋状)に形成されている。そして、このように螺旋状に配置することで、両長溝部72aの間に隙間71aを確保しつつ、溝構造72の両端部に周方向の重複部72wを確保している。そして、装着経路(溝構造)に囲まれる経路内領域74の外側に、回転軸体11が通される軸穴20a及びハブ21が位置する配置になっている。従って、本実施例の第4搬送ローラ12cにおいても、上記実施例の搬送ローラ12,12a,12bの場合と同様、リング部材40の着脱を容易に行うことができる。また、装着経路が外周面71にのみ存在するので、搬送ローラ12cの横に何らかの部材(例えば隣接する搬送ローラ)が接近している場合でも、リング部材40の着脱を容易に行うことができる。また、リング部材40の数が最少の1個であるので、リング部材40の着脱回数を最少にすることができ、この点で着脱作業が容易である。
なお、本発明に係る搬送ローラは、上記実施例の搬送ローラに限られない。本発明に係る搬送ローラには、上記実施例の搬送ローラを発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々改変したものが含まれる。
例えば、上記実施例では、搬送ローラ本体20,50に設けられた装着経路の数は2つであるが、装着経路の数は、4つ又は6など2つより多い数であっても良い。また、装着経路の数は1つでもよい。リング部材40は、各装着経路に装着されるので、1つの搬送ローラ本体20,50につき、装着経路の数に応じた数のリング部材40が必要である。
装着経路の長さを搬送ローラ本体20,50の外周長に等しい長さにすることができる。搬送ローラ本体20,50に搬送経路を2つ形成する場合に好適である。このような構造にすると、搬送ローラ本体20,50の外周に全周に亘って装着するのに適したリング部材40を選択することによって、容易かつ簡単に、しかも間違いなく、対称の搬送ローラ20,50に適したリング部材40を選択することができる。
リング部材40を構成する材料の断面形状は、円形、楕円形、半円形など種々の形状を採り得る。そして、リング部材40を構成する材料の構造としては、中実構造又は中空構造を採り得る。また、リング部材40としては、シリコンゴムなどのゴム製ものや、ウレタン製などが好ましい。
上記実施例では、外経路の位置に形成されている溝24a,52aは、溝断面形状が円弧形状又はV字形状のものであるが、他の断面形状の溝でもよい。また、搬送ローラ本体は、外経路の位置に溝が形成されていない構造であってもよい。つまり、外経路の位置の外周面は、平面でもよいし、外経路の方向に沿って延在する凸部が形成されているものでもよい。例えば、外経路の位置の外周面が平面の場合、断面形状が半円形である材料からなるリング部材など、外経路の位置の外周面に接する位置が平面であるリング部材が好ましい。
上記実施例では、第1引っ掛け部は、内溝の位置に形成されているが、第1引っ掛け部の位置は、外溝と内溝との連通位置であってもよい。
上記実施例では、搬送ローラ本体は、回転軸体に対して一体的に取り付けられているが、本発明の搬送ローラ本体としては、回転軸体に対して回転自在に取り付けられるものでもよい。
本発明に係る搬送ローラは、ガラス基板などの被搬送物の搬送装置で用いる部品として有用であり、当該搬送ローラを用いた搬送装置はガラス基板などの被搬送物を搬送する装置として有用である。

Claims (5)

  1. 転自在に軸支される搬送ローラ本体と、当該搬送ローラ本体に着脱自在に装着される変形可能な環状のリング部材とを備える搬送ローラであって、
    前記搬送ローラ本体は、環状の装着経路を複数備え、該環状の装着経路は、前記搬送ローラ本体の外周面に形成された外経路と、前記搬送ローラ本体の側面に形成された内経路と、を備えており
    任意の前記装着経路における前記外経路と前記内経路との境界部に第1引っ掛け部が設けられると共に、前記内経路の中途部に前記リング部材を外経路側に折り返すように湾曲された第2引っ掛け部が設けられ、
    前記複数の装着経路は、前記外経路同士において前記外周面の周方向で重複部分が生じるように配置されている、ことを特徴とする搬送ローラ。
  2. 前記外経路は前記外周面に形成された外溝であり、前記内経路は前記側面に形成された内溝である、請求項1記載の搬送ローラ。
  3. 前記外経路は前記外周面に形成された外溝であり、前記内経路は前記側面に形成された段差部における段差面により形成され、
    低い方の前記段差部である低部側面に、前記第2引っ掛け部として係合部材が設けられる、請求項1記載の搬送ローラ。
  4. 前記第1引っ掛け部は、前記環状の装着経路の経路内領域側から経路外領域側に向けて凸状に膨出しており、前記リング部材が引っ掛けられる円弧形状部を備えている請求項1から請求項のいずれか一項に記載の搬送ローラ。
  5. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の搬送ローラを用いた搬送装置。
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