JP5240226B2 - 温度センサ取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は温度センサ取付構造に関する。さらに詳しくは、例えば空気調和装置の熱交換器内を流れる冷媒の温度を間接的に検出する温度センサの取付構造に関する。
空気調和装置の圧縮機の運転を制御する際の重要な判断パラメータとして、当該圧縮機の吸入側圧力がある。この吸入側圧力は、圧縮機の吸入側配管に圧力センサを取り付けることで検出することができるが、圧力センサは高価であるので、コストを削減するために他の方法で吸入側圧力を求めることが考えられる。
例えば、冷房運転時には、室内側熱交換器において液状の冷媒が室内空気との熱交換により気化されてガス状の冷媒になり、このガス状の冷媒が圧縮機に送り込まれる。冷媒は、室内側熱交換器を構成する細いチューブ内を複数回折り返しながら入口から出口へ移動し、その間に液相から気相への相変化が行われるが、その経路の大部分において、液状の冷媒とガス状の冷媒とが混在する湿り状態である。そして、湿り状態の冷媒の温度(飽和温度)は一定である。この飽和温度が分かれば、冷媒の物性値として飽和圧力を求めることができ、また、室内側熱交換器の出口から圧縮機の吸入口までの配管の圧力損失は所定の誤差内で想定可能であるので、熱交換器内の湿り状態の冷媒の温度が分かれば、飽和圧力が分かり、さらには圧縮機の吸入側圧力を推定することができる。
熱交換器を構成するチューブは銅などの熱伝導率の大きい金属で作製されているので、かかるチューブの入口と出口の間の部分(中間部分)の表面温度を検出することで間接的にチューブ内を流れる湿り状態の冷媒の温度である飽和温度を検出することができ、この飽和温度を求めることで、前述したように、圧縮機の吸入側圧力を推定することができる。
冷媒配管の温度を検出するために当該冷媒配管にろう付けされた感温筒内にサーミスタを配設し、感温筒を介して冷媒配管の温度を検出する技術が種々提案されている。また、周囲の空気温度の影響を受けることなく冷媒配管の温度を正確に検出するために、温度センサの外側に断熱材を配設することも知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、亜鉛鋼板などの弾性を有する薄い金属板8とポリエチレンフォームなどの断熱材9とを貼り合わせた、断面略U字型の断熱鋼板10が開示されている。配管の温度を検出する円筒形の配管温度センサ11は、断熱鋼板10の内周面と空気調和機の冷媒配管15の側面との間に挟み込まれるようにして、当該冷媒配管15に固定される。
特開2007−78203号公報
しかしながら、特許文献1記載の断熱鋼板10は冷媒配管の管軸方向に沿って配設される構成であるため、その適用箇所が制限されている。例えば、熱交換器の場合、直管部分の外周には熱交換効率を向上させるために複数のフィンが密に配設されているので、特許文献1記載の断熱鋼板10を適用することは困難である。これに対しフィンを配設しない直管部分を設けることも考えられるが、熱交換効率の低下や、熱交換器の大型化を伴うため、現実的ではない。
また、断熱鋼板10は冷媒配管と平行に取り付けられるものであり、両者の位置関係が固定されているので、取り付け作業の自由度が低く、場所によっては作業性が悪いことがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、適用範囲が広く、且つ作業性を向上させることができる温度センサ取付構造を提供することを目的としている。
本発明の温度センサ取付構造は、曲管からなる冷媒配管(P)の外表面に管軸方向に対して70°〜110°の角度をなして固設される感温筒(1)と、この感温筒(1)の内周面に密接して設けられる温度センサ(2)と、前記感温筒(1)を覆う着脱自在の断熱カバー(3)とを備え、前記断熱カバー(3)が、感温筒(1)の一端を挿入可能な開口(6)を有する有底筒体からなり、この筒体の周壁には、軸方向に沿うスリット(9)が前記開口(6)から筒体の底部近傍まで形成され、前記スリット(9)の、開口側と反対側の端部に当該スリット(9)が拡幅された逃げ部(10)が形成され、前記スリット(9)と逃げ部(10)とがL字形状を呈することを特徴としている。
本発明の温度センサ取付構造では、温度センサを収容する感温筒が冷媒配管の外表面に管軸方向に対して70°〜110°の角度をなして固設されるものであるので、冷媒配管の曲管部分にも取り付けることができる。曲管の温度検出が可能になることで、温度センサを収容した感温筒の設置可能箇所を拡大することができる。設置箇所周囲の作業スペースなどを考慮して、前記70°〜110°の範囲内で、すなわち90°±20°の範囲内で取付角度を決めることができるので、作業性を向上させることができる。
また、感温筒を覆う断熱カバーは、当該感温筒に着脱自在であるので、感温筒を冷媒配管に固定した後に取り付けることができる。
また、前記断熱カバーが、感温筒の一端を挿入可能な開口を有する有底筒体からなり、この筒体の周壁には、軸方向に沿うスリットが前記開口から筒体の底部近傍まで形成されているので、断熱カバーの開口に感温筒の一端を挿入し、その状態で、断熱カバーを感温筒の他端側に移動させることで、当該断熱カバーを感温筒に装着することができる。その際、断熱カバーには開口から筒体の底部近傍までスリットが形成されているので、このスリットの幅が広がる方向へ断熱カバーの周壁を変形させることが可能である。したがって、断熱カバーを容易に感温筒の外周に装着することができる。
更に、前記スリットの、開口側と反対側の端部に当該スリットが拡幅された逃げ部が形成されてい。本発明では、感温筒は冷媒配管に対し点で接触する状態で固定される。この固定箇所では、感温筒と冷媒配管とが所定の角度で交差しているが、スリットが拡幅された逃げ部を形成することで、固定箇所における冷媒配管部分を前記逃げ部に配置させることができ、断熱カバーを感温筒の外周に密接して配設することが可能になる。その結果、断熱カバーによる断熱効果を充分に発揮させることができる。
更にまた、前記スリットと逃げ部とがL字形状を呈するので、L字形状の長辺部分をスリットとし、短辺部分を逃げ部とすることができる。スリットと逃げ部とが連続しており、加工(形成)が容易である。
)前記(1)温度センサ取付構造において、前記断熱カバーが、断熱材からなる本体と、この本体の外側に設けられた外側カバーとで構成されていることが好ましい。外側カバーを設けることで、断熱材を損傷などから保護することができ、断熱カバーの耐久性を向上させることができる。
)前記()の温度センサ取付構造において、前記外側カバーが、断熱カバーに形成されたスリットの少なくとも一部を塞ぐことが可能なシール部を有していることが好ましい。シール部により、断熱カバーのスリットを塞ぐことで、スリットから断熱カバー内部への空気の流入を遮断することができ、断熱性能を向上させることができると共に、断熱カバーの感温筒への固定を確実にすることができる。
)前記()の温度センサ取付構造において、前記シール部が、接着剤層と、この接着剤層を覆う離形紙とを有することが好ましい。断熱カバーを感温筒に装着した後に、離形紙を剥がし、接着剤層によりシール部を対応する外側カバーに接着することで、簡単に断熱カバーのスリットを塞ぐことができる。
本発明の温度センサ取付構造によれば、適用範囲が広く、且つ作業性を向上させることができる。
本発明の温度センサ取付構造の一実施の形態の斜視説明図である。 図1に示される温度センサ取付構造の軸方向断面説明図である。 図1に示される断熱カバーの斜視説明図である。 (a)は図1に示される断熱カバーの正面図であり、(b)は開口側からみた側面図である。 取付バネの斜視説明図である。 図1に示される温度センサ取付構造の適用例の斜視説明図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の温度センサ取付構造の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る温度センサ取付構造Tの斜視説明図であり、図2は、図1に示される温度センサ取付構造Tの軸方向断面説明図である。温度センサ取付構造Tは、冷媒配管P内を流れる冷媒の温度を間接的に検出するものであり、感温筒1と、温度センサであるサーミスタ2と、断熱カバー3と、取付バネ4とを備えている。
感温筒1は、熱伝導性の優れた銅で作製されており、有底円筒形状又は両端とも開口した円筒形状を呈している。感温筒1の内部にサーミスタ2が収容される。サーミスタ2は、その外周面が感温筒2の内周面に密接するように当該感温筒2の内部に配設される。感温筒1の温度をサーミスタ2で検出することにより冷媒配管P内を流れる冷媒の温度を間接的に検出することができる。感温筒1は、ろう付けにより曲管からなる冷媒配管P(冷媒配管の曲管部)の外周面の所定箇所に当該冷媒配管Pの管軸方向に対して70°〜110°の角度をなして固定される。すなわち、管軸方向に対して90°±20°の角度をなして固定される。後述するサーミスタ2の感温素子は、当該サーミスタ2の先端側に配設され、また、このサーミスタ2は感温素子が配設された先端側から感温筒1内に収容されるので、感温筒1は、その底面付近の周壁が冷媒配管Pにろう付けされる。これにより、冷媒配管Pからサーミスタ2の感温素子への熱伝導性を良くすることができる。
従来の感温筒は冷媒配管に沿って平行に配設される構成であるので、その適用箇所が制限されているが、本発明のように管軸方向に対して70°〜110°の角度をなして感温筒1を冷媒配管Pに固設することで、直管部だけでなく図1に示したような曲管部にも取り付けることができる。
感温筒1の取付角度は、前記70°〜110°の範囲内で感温筒1の設置箇所周囲の作業スペースなどを考慮して決めることができるので、温度センサ取付作業の作業性を向上させることができる。
サーミスタ2は円柱形状を呈しており、その先端側(感温筒1の内部に最初に挿入される側)の内部には、例えば金属酸化物系の半導体からなる感温素子(図示せず)が配置され、後端側端面からはリード線2aが引き出されている。
図3は、図1に示される断熱カバーの斜視説明図であり、図4の(a)は図1に示される断熱カバーの正面図であり、同(b)は開口側からみた側面図である。なお、分かり易くするために、図3では外側カバーの図示を省略している。
断熱カバー3は、感温筒1及びこの感温筒1内に収容されているサーミスタ2が周囲の空気温度から受ける影響を低減させるために、当該感温筒1の外側に配設されるものであり、感温筒1の一端(底部側端部)を挿入可能な開口6を有する有底筒形状を呈している。
断熱カバー3は、断熱材からなる本体7と、この本体7の外側に設けられた外側カバー8とで構成されている。
本体7は、感温筒1が収容される筒状部7aと、この筒状部7aの一方の開口端(前記開口6と反対側の開口)を閉止する底部7bとからなっている。底部7bは、前記一方の開口端に熱溶着により固定されている。筒状部7aと底部7bは一体成形することも可能であるが、これらを別々に製造し、筒状部7aの一方の開口端への底部7bの熱溶着により本体7を製造することで、製造が簡単になり、製造コストを抑えることができる。
筒状部7aの内径は、感温筒1の外径と同じか、それよりもわずかに大きく設定されている。したがって、感温筒1に断熱カバー3を装着したときに、感温筒1の外周面と断熱カバー3の筒状部7aの内周面との隙間をなくし、両者の密着性を向上させることができる。
筒状部7aの周壁には、軸方向に沿うスリット9が前記開口6から底部7bの近傍まで形成されている。スリット9は、図4の(b)に示されるように、軸方向に垂直な断面の形状が扇形状であり、この扇の角度αは30°である。開口6から本体7の底部7b近傍までのスリット9を形成することで、このスリット9の幅が広がる方向へ筒状部7aの周壁を変形させることが可能となり、断熱カバー3を容易に感温筒1の外周に装着することができる。
前記スリット9の、開口9側と反対側の端部に当該スリット9が拡幅された逃げ部10が形成されている。スリット9と逃げ部10は全体としてL字形状を呈している。本発明では、感温筒1は冷媒配管Pに対し点で接触する状態で固定される。この固定箇所では、感温筒1と冷媒配管Pとが所定の角度で交差しているが、スリット9が拡幅された逃げ部10を形成することで、固定箇所における冷媒配管部分を前記逃げ部10に配置させることができ、断熱カバー3を感温筒1の外周に密接して配設することが可能になる。その結果、前記交差部分における感温筒1に周囲空気があたるのを抑制することができ、断熱カバー3による断熱効果を充分に発揮させることができる。前記交差部分の近傍にサーミスタ2の感温素子が配設されているので、この部分の感温筒1に周囲空気があたるのを抑制することで、冷媒配管Pの表面温度を正確に検出することができる。
また、本実施の形態では、断熱カバー3の本体7は底部7bを有しており、感温筒1の先端部(この先端部にサーミスタ2の感温素子が配設されている)は当該底部7b近傍に位置する。すなわち、感温筒1の先端部に周囲空気があたるのを前記底部7bで防いでおり、これにより冷媒配管Pの表面温度を正確に検出することができる。
前記逃げ部10を構成する切り欠きないし凹所の形状は、本実施の形態のような矩形状に限定されるものではなく、感温筒1と冷媒配管Pの固定箇所における冷媒配管Pの形状に合わせて適宜選定することができる。周囲空気の温度が感温筒1に与える影響を減らすためには、逃げ部10の縁部10aを冷媒配管Pの外周面に合わせた曲線状にして筒状体7aが冷媒配管Pに密接するようにすることが好ましい。
本体7は、発泡スチレン、発泡ポリエチレンなどの断熱材で作製することができるが、一定の強度を有し、弾性変形が可能であることから、発泡スチレンで作製することが好ましい。
筒状部7aの厚さt(図4の(b)参照)は、本発明において特に限定されるものではなく、断熱材の種類、温度センサ周辺のスペース、必要とする断熱性能などを考慮して適宜選定することができるが、通常、3〜5mm程度である。
外側カバー8は、軟質の塩化ビニル樹脂などの合成樹脂製フィルムからなり、本体7の筒状部7aの外周面に貼付されている。より詳細には、筒状部7aの外周面のうち、スリット9だけが形成されている筒状部7a(逃げ部10が形成されている部分を除く筒状部7a)の外周面に適宜の接着剤により貼付されている。図4の(a)では、分かりやすくするために、外側カバー8及び後述するシール部をハッチングで表現している。
外側カバー8としては、軟質の塩化ビニル樹脂以外の合成樹脂製フィルムを用いることもできるが、耐用性、柔軟性に優れ、前記本体7への巻き付けが容易であるので、軟質の塩化ビニル樹脂を用いるのが好ましい。
外側カバー8を設けることで、筒状部7aを構成する断熱材を損傷などから保護することができ、断熱カバー3の耐久性を向上させることができる。なお、外側カバー8は、筒状部7aの全外周面に設けることもでき、更には本体7の底部7bの外周面にも設けることができる。
本実施の形態では、前記外側カバー8の一端を延設して、筒状部7aに形成されたスリット9を塞ぐことができるシール部12としている。このシール部12の内側面には、接着剤層13と、この接着剤層13を覆う離形紙14とが設けられている。シール部12により、断熱カバー3のスリット9を塞ぐことで、感温筒1に周囲の空気が触れるのを抑制することができ、断熱カバー3による断熱性能を向上させることができる。特に感温筒1を熱交換器に取り付ける場合、当該熱交換器と熱交換を行う空気流が感温筒1に当たるのを防ぐことができ、その結果、断熱カバー3による断熱性能を向上させて冷媒配管Pの表面温度を正確に検出することができる。また、弾性変形させた断熱カバー3が元の形状に戻り、感温筒1に密着することで、当該断熱カバー3の固定を行うことができるが、シール部12を筒状部7aの外周面に貼付することで、断熱カバー3の感温筒1への固定を確実にすることができる。
本実施の形態の場合、断熱カバー3を感温筒1に装着した後に、離形紙14を剥がし、接着剤層13によりシール部12を対応する外側カバー8(シール部12が形成された端部と反対側の端部)に接着することで、簡単に断熱カバー3のスリット9を塞ぐことができる。
取付バネ4は、感温筒1内に収容されたサーミスタ2を当該感温筒1の内周面に押圧して固定する部材であり、弾性を有する金属で作製されている。取付バネ4は、図5に示されるように、感温筒1の先端と当接する先端係止部4a、サーミスタ2を感温筒1の内周面に押圧する押圧部4b、及び断熱カバー3を感温筒1の外周面に押圧する押圧部4cを有している。
つぎに、サーミスタ2及び断熱カバー3の感温筒1への取付方法について説明する。
まず、冷媒配管Pの所定箇所にろう付けされた感温筒1に断熱カバー3を取り付ける。感温筒1の底面を断熱カバー3の開口6に挿入するようにして、断熱カバー3を感温筒1の外側に配設する。その際、スリット9によって断熱カバー3を広げるようにして感温筒1に装着することができるので、装着が容易である。
ついで、取付バネ4を、その先端係止部4a側から感温筒1内に挿入する。また、押圧部4cによって断熱カバー3を感温筒1の外周面に押圧する。押圧部4cによって断熱カバー3を感温筒1の外周面に押圧することで、当該断熱カバー3を感温筒1に固定することができる。
ついで、サーミスタ2を感温筒1内に挿入する。サーミスタ2を挿入することで、取付バネ4の押圧部4bが感温筒1の内周面側に押圧され、その反力によってサーミスタ2が感温筒1の内周面に押圧される。これにより、サーミスタ2を感温筒1の内周面に密着させることができ、感温筒1を介して冷媒配管Pの表面温度を正確に検出することができる。
図6は、室内側熱交換器IのU字管20に、管軸方向に直角にろう付けされた感温筒1の外側に断熱カバー3を装着した温度センサ取付構造の例を示している。曲管であるU字管20に感温筒1を取り付けることで、冷媒配管Pの中間温度(飽和温度)を容易に取得することができる。U字管20は、冷媒配管Pの端部、すなわち室内側熱交換器Iの端部に位置しているので、感温筒1のろう付け作業やサーミスタ2の取付作業及び断熱カバー3の装着作業の各作業スペースの確保が容易であり、作業性を向上させることができる。
1 感温筒
2 サーミスタ(温度センサ)
3 断熱カバー
4 取付バネ
6 開口
7 本体
7a 筒状部
7b 底部
8 外側カバー
9 スリット
10 逃げ部
12 シール部
20 U字管
T 温度センサ取付構造
P 冷媒配管

Claims (4)

  1. 曲管からなる冷媒配管(P)の外表面に管軸方向に対して70°〜110°の角度をなして固設される感温筒(1)と、
    この感温筒(1)の内周面に密接して設けられる温度センサ(2)と、
    前記感温筒(1)を覆う着脱自在の断熱カバー(3)とを備え
    前記断熱カバー(3)が、感温筒(1)の一端を挿入可能な開口(6)を有する有底筒体からなり、この筒体の周壁には、軸方向に沿うスリット(9)が前記開口(6)から筒体の底部近傍まで形成され、
    前記スリット(9)の、開口側と反対側の端部に当該スリット(9)が拡幅された逃げ部(10)が形成され、
    前記スリット(9)と逃げ部(10)とがL字形状を呈する
    ことを特徴とする温度センサ取付構造(T)。_
  2. 前記断熱カバー(3)が、断熱材からなる本体(7)と、この本体(7)の外側に設けられた外側カバー(8)とで構成されている請求項に記載の温度センサ取付構造(T)。
  3. 前記外側カバー(8)が、断熱カバー(3)に形成されたスリット(9)の少なくとも一部を塞ぐことが可能なシール部(12)を有している請求項に記載の温度センサ取付構造(T)。
  4. 前記シール部(12)が、接着剤層(13)と、この接着剤層(13)を覆う離形紙(14)とを有する請求項に記載の温度センサ取付構造(T)。
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