JP5239956B2 - 光書込装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置における光書込装置(光走査装置)に関するものである。
現在、画像形成装置に対する市場の要求としては、小型、軽量、低コスト化などが挙げられる。特に、カラー画像形成装置は構成部品数が多いため、従来のモノクロ装置に比べて非常に大型であり、小型化に対する要求が高い。
従来市販されている画像形成装置に用いられている、複数の光ビームを用いた光書込装置(光走査装置)は、光ビームを複数の反射ミラーにより複数回折り返すことで、それぞれの像担持体の被走査面に照射しているが、複数のミラーを使用するため、光書込装置が厚み方向に大きくなる傾向がある。
特に、カラータンデム機においては、各感光体に対応するレーザビームを副走査方向にずらして各々の光路もしくは光学素子の干渉を防ぐために厚み方向に非常に大きくなっている。また、4色のトナーの組み合わせによりカラー画像を作成するため、書込装置においては2段構成の回転偏向器を用いて対向走査を行っていることから、モノクロプリンタに比べて厚み方向に約2倍以上の高さを必要としている。
特開平9−127444号公報(特許文献1)には、2本の光ビームを合成して単一の回転多面鏡に照射するようにしたマルチビーム走査装置が記載されている。
特開平10−3048号公報(特許文献2)には、2本の光ビームを合成して単一の回転多面鏡で偏向走査した後に分離し、それぞれ異なる感光体を照射するようにした光走査装置が記載されている。
特開平10−282440号公報(特許文献3)には、複合レーザ光を偏向走査後に波長に応じて分離し、それぞれ異なる感光体を照射するようにした光走査装置が記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載のものは、回転多面鏡で偏向走査後に分離させた各光ビームは、1つの感光体の異なる位置に照射されており、光書込装置の薄型化には至っていない。
また、上記特許文献2,3に記載のものは、合成された光ビームを分離手段を用いて分離しているが、各感光体までの光路長がそれぞれ異なっていたり、あるいは光路長を合わせるためにポリゴンミラー走査面と各感光体における照射位置を結ぶ面が平行ではなくなっている。また、各感光体への光ビームの入射角度もそれぞれ異なっている。
そのため、薄型化できなかったり、各感光体への光ビームの入射角度がそれぞれ異なるために各感光体の被走査面上での各光ビームのビーム径が異なったり、各感光体上に形成した各色画像を重ね合わせる際に不利な構成となる、という問題がある。
また、近年、カラー画像形成装置においては、装置幅方向の小型化も強く要求されるため、3つ又は4つの感光体を並設するタンデム型の装置の場合、各感光体間のピッチが大幅に縮小される傾向にある。しかしながら、上記各特許文献に記載のものは、各感光体間のピッチ縮小に対応できるものではなく、装置幅方向(副走査方向)の小型化に対しては限界があるという問題があった。
本発明は、従来の光書込装置における上述の問題を解決し、薄型化及び副走査方向の小型化を実現するとともに、高品質な書込み走査をおこなうことのできる光書込装置を提供することを課題とする。また、上記光書込装置を備えて小型かつ高品質な画像が得られる画像形成装置を提供することも本発明の課題である。
前記の課題は、本発明により、光源からの光を偏向器により偏向して被走査面を走査する光書込装置において、それぞれ波長の異なる光ビームを出射する複数の光源を備え、該複数の光源から出射した各光ビームを副走査方向に同一軸に合成して前記偏向器により偏向させるとともに、前記偏向器により偏向された前記各光ビームが進入するよう配置されビーム進入方向により光ビームを透過もしくは反射させる第一のビーム分離手段と、該第一のビーム分離手段透過後の前記各光ビームをその波長により透過もしくは反射させる第二のビーム分離手段とを有し、前記第二のビーム分離手段を透過した光ビームにより一つの被走査面を走査し、前記第二のビーム分離手段を反射した光ビームを前記第一のビーム分離手段に反射させて他の一つの被走査面を走査するよう構成し、前記第二のビーム分離手段で各光ビームをfθ補正することにより解決される。
また、前記第二のビーム分離手段は、光ビーム入射側反射面と出射面のそれぞれに前記光ビームの反射光と透過光を等速度の走査にfθ補正するレンズパワーを有すると好ましい。
また、前記第二のビーム分離手段の前記入射側反射面と前記出射面の曲率半径の比率が2:1であると好ましい。
また、前記第一のビーム分離手段の被走査面側出射面が該出射面を通過する光をfθ補正するレンズパワーを有し、前記第二のビーム分離手段の光ビーム出射面が該出射面を通過する光をfθ補正するレンズパワーを有し、前記第二のビーム分離手段はその入射面において前記各光ビームを分離し、前記第一のビーム分離手段の被走査面側出射面と前記第二のビーム分離手段の出射面の曲率半径の比率が2:1であり、各面を通過する光を等速度の走査にfθ補正すると好ましい。
また、前記第一のビーム分離手段の被走査面側出射面および前記第二のビーム分離手段の光ビーム出射面が、通過する光ビームをfθ補正できるレンズパワーを有する曲面形状を有すると好ましい。
また、前記第一のビーム分離手段の被走査面側出射面および前記第二のビーム分離手段の光ビーム出射面に、通過する光ビームをfθ補正できるレンズパワーを有する回折格子が設けられていると好ましい。
また、前記第一のビーム分離手段の被走査面側出射面および前記第二のビーム分離手段の光ビーム出射面のいずれか一方が通過光をfθ補正できるレンズパワーを有する曲面形状に設けられ、他方の出射面に通過光をfθ補正できるレンズパワーを有する回折格子が設けられていると好ましい。
また、前記第一のビーム分離手段の被走査面側出射面および前記第二のビーム分離手段の光ビーム出射面が、光ビームを副走査方向に絞る機能を有すると好ましい。
また、前記第二のビーム分離手段によって分離後の各光ビームが当該光書込装置の筐体から出る部分に防塵ガラスが設けられ、該防塵ガラスが前記第二のビーム分離手段によって分離後の各光ビームをfθ補正できるレンズパワーを有する防塵レンズとして設けられると好ましい。
また、前記第一のビーム分離手段が偏光ビームスプリッタであり、該第一のビーム分離手段と前記第二のビーム分離手段の間に1/4波長板が配置されると好ましい。
また、前記第二のビーム分離手段は、前記各光源から各被走査面までの光路長が等しくなるように配置されると好ましい。
また、前記各被走査面への光ビームの入射角度が同一の角度であると好ましい。
また、請求項1〜11のいずれか1項に記載の光書込装置が備える光学素子のうち前記偏向器を共通の1つの偏向器として用いるとともに、前記偏向器以外の光学素子を、前記偏向器の両側に略対称に配置し、4つの光源からの光ビームにより4つの被走査面を走査するよう構成されていると好ましい。
また、前記の課題は、本発明により、請求項1〜12のいずれか1項に記載の光書込装置を備える画像形成装置により解決される。
また、前記光書込装置により走査される走査対象としての像担持体を4つ備えたタンデム型のフルカラー装置であると好ましい。
本発明の光書込装置によれば、第二のビーム分離手段で分離後の各光ビームをfθ補正するので、fθレンズを省略して部品点数を削減することができる。また、単体のfθレンズが必要ないことから、副走査方向のサイズ(図1,2の左右方向のサイズ)を低減させることができるとともに、装置レイアウト上の自由度を高めることができる。
また、回転偏向器を1段構成にでき、ミラーによる折り返しも1回で被走査面に光ビームを導けるため、光書込装置の薄型化を実現できるため、薄型化と副走査方向の小型化を同時に実現することができる。さらに、被走査面におけるビーム径をより小径にでき、高性能な結像特性を得ることができる。
請求項2の構成により、第二のビーム分離手段でfθ補正できるため、部品点数を少なくしてコストを抑制することができる。
請求項3の構成により、第二のビーム分離手段の反射面と出射面で等速度の走査にfθ補正することができる。
請求項4の構成により、第一のビーム分離手段と第二のビーム分離手段でfθ補正することができる。
請求項5の構成により、出射面に曲面形状のレンズ面を有する第一のビーム分離手段および第二のビーム分離手段でfθ補正することができる。
請求項6の構成により、出射面に回折格子が設けられた第一のビーム分離手段および第二のビーム分離手段でfθ補正手段を構成することができる。
請求項7の構成により、第一のビーム分離手段および第二のビーム分離手段の一方の出射面に曲面形状のレンズ面を設け、他方の出射面に回折格子を設けることで、第一のビーム分離手段および第二のビーム分離手段でfθ補正手段を構成することができる。
請求項8の構成により、通過した光ビームを副走査方向に絞ることができるので、被走査面におけるビーム径を小径にすることができる。
請求項9の構成により、光書込装置の筐体に設けた防塵レンズによってfθ補正手段を構成することができる。そのため、筐体内のレイアウトの自由度が高まる。
請求項10の構成により、複数の光ビームを偏光方向により分離することができる。
請求項11の構成により、各被走査面を光書込装置に対して段違いに配置させる必要がなく、光書込装置の配置に関わるスペースを薄型化することができる。
請求項12の構成により、各被走査面への光ビームの入射角度が同一の角度であるので、走査対象の配置が複雑とならず、画像形成装置の小型化に寄与することができる。
請求項13の構成により、部品点数の増加を抑制してフルカラーの走査に対応することができる。
請求項14に記載の画像形成装置によれば、薄型かつ副走査方向にも小さい光書込装置を備えることにより、画像形成装置の上下方向及び幅方向の大きさを共に小さくして、装置の小型化を図ることができる。
請求項15の構成により、短時間でフルカラー画像の形成が可能なタンデム型画像形成装置を、薄型かつ副走査方向にも小さい光書込装置により画像形成装置の上下方向及び幅方向の大きさを小さくして実現することができる。
本発明に係る光書込装置の一例における要部構成を示す断面図である。 その一部を示す平面図である。 第二のビーム分離手段であるダイクロイックミラーの形状を示す平面図である。 一般的なfθレンズを用いた光学系と本実施例を比較するための模式図である。 光書込装置の第2実施形態を示す要部構成図である。 第2実施形態で用いる第二のビーム分離手段の形状を示す平面図である。 第2実施形態で用いる第一のビーム分離手段の形状を示す正面図である。 第3実施形態の光書込装置の要部構成を示す断面図である。 防塵レンズの形状を示す正面図である。 第4実施形態の光書込装置の要部構成を示す断面図である。 本発明に係る光書込装置を備える画像形成装置の一例を示す断面構成図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る光書込装置の一例における要部構成を示す断面図である。また、図2は、その一部を示す平面図である。なお、本例の光書込装置10は、偏向手段としてのポリゴンミラー5を共通として、図2におけるポリゴンミラー5以外の構成要素を略対称に2セット配置した構成であり、図1に示すように走査対象としての4つの感光体を走査するものである。
これらの図に示す本例の光書込装置10は、半導体レーザ1、コリメートレンズ2、アパーチャ3、シリンドリカルレンズ4、回転多面鏡であるポリゴンミラー5、偏光ビームスプリッタ7(第一のビーム分離手段)、1/4波長板8、ダイクロイックミラー9(第二のビーム分離手段)、反射鏡11等から構成され、これらの構成要素がユニット筐体12内に配置されている。なお、符号14は防塵ガラスである。
本例の光書込装置10は、走査対象としての4つの感光体を走査するものであり、光源としての半導体レーザを4つ備えている。それらは図2に示すように、ポリゴンミラー5の片側に2つずつ配置されており、図2では半導体レーザ1a,1bとして示す。また、上記したように、本例の光書込装置10は、ポリゴンミラー5を共通として、他の構成要素を略対称に2セット配置した構成であり、ポリゴンミラー5の図示しない片側にも同じように光源としての半導体レーザ1c,1d(図示せず)が配置される。
本例の光書込装置では、半導体レーザ1a,1bは、それぞれ波長の異なる光ビームを出射するものが用いられており、光分離手段としてのダイクロイックミラー9に対応した波長帯域のものが用いられる。同様に、半導体レーザ1c,1dは、それぞれ波長の異なる光ビームを出射するものが用いられており、光分離手段としてのダイクロイックミラー9に対応した波長帯域のものが用いられる。図2では、半導体レーザ1a,1bからの光ビームを、それぞれ一点鎖線と二点鎖線で図示してある。
ポリゴンミラー5の各側に配置された構成要素による作用は同じであるので、ここでは主に、図2に示される左側部分に基づいて説明するが、ポリゴンミラー5の右側に示される、半導体レーザ1c,1dで走査を行う部分も同様である。
2つの異なる光源である半導体レーザ1a,1bから出射された偏光方向が同じで波長の異なる光ビームは、コリメートレンズ2、アパーチャ3及びシリンドリカルレンズ4を経て副走査方向に同一軸に合成されて偏向手段としてのポリゴンミラー5で反射され、ビーム分離手段としての偏光ビームスプリッタ7を通過する。偏光ビームスプリッタ7は、光ビームのπ/2の回転角の違いによる偏光方向により光を分離するもので、ビームの進入方向により透過または反射するような特徴をもたせたものである。
ポリゴンミラー5で偏向走査され偏光ビームスプリッタ7を通過した2つのビーム(それぞれ偏光方向が同じで波長の異なる光ビーム)は1/4波長板8を通過する。1/4波長板8は、光ビームの偏光方向をπ/4だけ回転させるもので、上記2つの光ビームは、1/4波長板8を通過することで、それぞれ出射時とはπ/4だけ回転した光ビームとなった状態で、ビームに対して垂直に設置された多層膜誘電体ミラーであるダイクロイックミラー9により、1ビームは透過、他方の1ビームは反射される。ダイクロイックミラー9は、ある波長帯域の光ビームは透過させ、ある波長帯域の光ビームは反射させる。すなわち、上記2つの光ビームは、ダイクロイックミラー9により、反射光と透過光に分離される。
さて、ダイクロイックミラー9を透過した光ビームは反射鏡11により反射され、感光体101aの被走査面に照射される。一方、ダイクロイックミラー9により反射された光ビームは、同じ光路を戻って再度1/4波長板8を通過することにより再び偏光方向をπ/4だけ回転させられ、出射時とはπ/2だけ回転した光ビームとなった状態で偏光ビームスプリッタ7に入射する。その出射時とはπ/2だけ回転した光ビームは偏光ビームスプリッタ7により反射され、感光体101bの被走査面に照射される。このようにして、半導体レーザ1a,1bから出射された光ビームが、それぞれ感光体101aと感光体101bとに導かれ、各感光体を走査する。
なお、本例では、半導体レーザ1a,1bから出射される2つの光ビームは、共に例えば直線偏光のP波であり、一方の光ビームは1/4波長板8によりπ/4だけ回転して円偏光となった状態でダイクロイックミラー9を透過して感光体101aに照射される。他方の光ビームは1/4波長板8によりπ/4だけ回転して円偏光となった後、ダイクロイックミラー9に反射されて再度1/4波長板8を通過することにより再び偏光方向をπ/4だけ回転させられ、直線偏光のS波となった状態で感光体101bに照射される。
ポリゴンミラー5の右側部分でも、同様にして、半導体レーザ1c,1dから出射された光ビームが、それぞれ感光体101cと感光体101dとに導かれ、各感光体を走査する。
本例の光書込装置10は、合成した2本の光ビーム1a,1b(1c,1d)をポリゴンミラー5の同一面で反射させて偏向走査できるので、従来の4色カラー画像形成装置で採用されていた2段ポリゴンミラーによる対向走査の書き込み方式に比べ、ポリゴンミラーを1段にできること、また、(片側で1つの反射鏡による)一度の折り返しで感光体に照射できることによって、光走査装置の厚さ(高さ)を小さくすることが可能となった。
また本例では、光源である各半導体レーザ1a,1b,1c,1dから各感光体101a,101b,101c,101dへの光路長はいずれも等しくなるように設けられている。また、各光ビームの感光体面への入射角度(図1に角度αとして示す)も等しくなっている。さらに、ポリゴンミラー5による走査平面と、複数の感光体ドラム(本例では感光体101a,101b,101c,101d)の中心を結ぶ平面とが平行となるように構成されている。これらにより、光走査装置の薄型化を可能にするとともに、光書込装置が搭載される画像形成装置において、装置全体としてのレイアウトスペースを有効に確保することができる。また、各感光体の被走査面上での各光ビームのビーム径を同じにでき、各感光体上に形成した各色画像を重ね合わせる際に不利な構成となることもない。
上述したように、ダイクロイックミラー9は、ポリゴンミラー5による偏向走査後の2本の光ビームの一方を透過させ、他方を反射させる。ここで、本例で用いているダイクロイックミラー9は、透過光(一方の光ビーム)及び反射光(他方の光ビーム)を等速度の走査にfθ補正するパワーを有するように構成されている。すなわち、図2,3から分かるように、ダイクロイックミラー9の分離面(他方の光ビームを反射させる反射面)及び出射面(透過した光ビームが出射する出射面)は、透過光及び反射光を等速度の走査にfθ補正できるレンズパワーを有する曲面形状に設けられている。
図3に示すように、ダイクロイックミラー9の分離面(反射面)9aと出射面9bは、レンズ曲面のパワー比率が9a:9b≒1:2となるように、9a≒R1400,9b≒R700の曲率半径となっている。これにより、ダイクロイックミラー9の分離面で反射されたビームと出射面から出射したビームがほぼ同等な等速走査にfθ補正される。
これにより、本例の光書込装置10では、従来の光書込装置でfθ補正の役割を担ってきたfθレンズを省略して、そのfθレンズの機能を第二のビーム分離手段であるダイクロイックミラー9に持たせているので、部品点数を削減することができる。
また、単体のfθレンズが必要ないことから、副走査方向のサイズ(図1,2の左右方向のサイズ)を低減させることが可能である。近年では、画像形成装置の小型化が望まれており、複数の感光体を備えるカラー画像形成装置では、感光体間のピッチが大幅に縮小される傾向にあり、回転偏向器を中心とした対向走査型の光書込装置では、従来ポリゴンミラーの直後にfθレンズを配置していた部分に充分なスペースを確保することが困難になっていた。これに対し、本例の光書込装置10では、fθレンズを省略できることによって、本実施形態のような回転偏向器を中心とした対向走査型では回転偏向器の両側においてサイズを低減することが可能であり、副走査方向(画像形成装置幅方向)における光書込装置の小型化を実現することができる。よって、上記薄型化に加えて副走査方向の小型化も可能となった。
本実施形態においては、図1から分かるように、両側の偏光ビームスプリッタ(第一のビーム分離手段)7,7の間には、ポリゴンミラー5のみを配置できるスペースを確保すれば良く、装置レイアウト上の自由度を高めることができる。
また、従来の光書込装置ではポリゴンミラーの直後にfθレンズを配置していたため、fθレンズから感光体面までの距離が長く、感光体面におけるビーム径を充分に小径にすることが難しかった。これに対し、本例の光書込装置10では、偏光ビームスプリッタ7や1/4波長板8を通過する分の距離だけfθ補正手段(本例ではダイクロイックミラー9)から感光体までの距離を短くでき、感光体面におけるビーム径を、より小径にできることにより、光学特性の観点から見ても高性能な結像特性を得ることができる。したがって、より高品質な光書き込みが可能となった。なお、ダイクロイックミラー9の出射面及び偏光ビームスプリッタ7の出射面に、光ビームを副走査方向に絞る機能を持たせても良い(光ビームを副走査方向に絞るレンズパワーを有する形状に構成することもできる)。
ところで、一般的にレーザビームは様々なレンズを介して充分に絞られてから感光体に照射される。レーザビームが充分に絞られた位置であるビームウェスト位置でのビーム径W0は、レーザビームをレンズで集光するときの入射光のスポットサイズをWa、焦点距離をf、レーザビームの波長をλとすると、
W0=λf/πWa
とあらわされ、焦点距離fが短いほどビームウェスト位置でのビーム径W0は絞られることがわかる。
図4は、一般的なfθレンズを用いた光学系と本実施例を比較するための模式図である。なお、(a)図が従来例で、(b)図が実施例である。
図4において、それぞれ入射光のスポットサイズWa=4mm,レーザビームの波長λ=780mmで、fθレンズ6(本実施例ではfθ機能を有するダイクロイックミラー9)からの焦点距離を、fa=150mm(従来例),fb=105mm(実施例)とすると、簡易的に感光体位置でのビーム径はそれぞれ、W0a=93μm(従来例),W0b=65μm(実施例)となり、本実施例では従来の書込み装置に比べて約70%にビーム径を小さくできる。
必要なビーム径にするため、従来の書込み装置では補正用に感光体近傍にもレンズを配置する場合があるが、本実施例では不要となり、さらに部品コストの抑制、レイアウトスペースの確保に大きく貢献できる。このような特徴から従来の書込み装置に比べより小径のビーム径を形成できるため、光学特性の観点から見ても高性能な結像が期待される。
次に、第2実施形態の光書込装置について説明する。
図5は第2実施形態の光書込装置の要部構成を示す断面図であり、図6はその一部を示す平面図である。本第2実施形態の光書込装置10Bの基本的構成は第1実施形態の光書込装置10と同様であるため、重複する説明は省略し、異なる部分を中心に説明する。
第1実施形態との相違点は、図6に示されるように、第二のビーム分離手段であるダイクロイックミラー19の分離面(他方の光ビームを反射させる反射面)19aは、分離した光ビームに対してfθ補正するパワーを有さない形状(本例では平面形状)に構成されていること、および、図7に示すように、第一のビーム分離手段である偏光ビームスプリッタ17の出射面(ダイクロイックミラー19で分離された光の出射面)17aが、分離後の光ビームをfθ補正できるレンズパワーを有する曲面形状に設けられている点である。偏光ビームスプリッタ17の出射面17aとダイクロイックミラー19の出射面19bは、レンズ曲面のパワー比率が17a:19b≒1:2となるように、17a≒R1400,19b≒R700の曲率半径となっている。なお、ダイクロイックミラー19の出射面19b及び偏光ビームスプリッタ17の出射面17aに、光ビームを副走査方向に絞る機能を持たせても良い(光ビームを副走査方向に絞るレンズパワーを有する形状に構成しても良い)。
本第2実施形態の光書込装置10Bにおいても、単体のfθレンズが必要ないことから副走査方向のサイズを低減させることが可能であり、薄型化と副走査方向の小型化が実現できる。また、装置レイアウト上の自由度を高めることもできる。さらに、光学特性の観点から見ても高性能な結像特性を得ることができる。
次に、第3実施形態の光書込装置について説明する。
図8は第3実施形態の光書込装置の要部構成を示す断面図である。この図ではポリゴンミラー5の片側のみを図示しているが、反対側(図の右側)にも同様構成を備えるものである。本第3実施形態の光書込装置10Cの基本的構成は第1実施形態の光書込装置10と同様であるため、重複する説明は省略し、異なる部分を中心に説明する。
第1実施形態との相違点は、第二のビーム分離手段であるダイクロイックミラー19がfθ補正するパワーを有さない形状(本例では分離面及び出射面の双方が平面形状)に構成されていること、および、光書込装置の筐体12に配置される防塵ガラスをfθ補正機能を有する防塵レンズ24とした点である。第一のビーム分離手段である偏光ビームスプリッタ7は第1実施形態のものと同じである。
図9に防塵レンズ24の正面形状(ポリゴンミラー5方向から見た正面形状)を示すように、防塵レンズ24は、通過する光ビームをfθ補正できるレンズパワーを有する曲面形状に設けられている。なお、防塵レンズ24の出射面に光ビームを副走査方向に絞る機能を持たせても良い(光ビームを副走査方向に絞るレンズパワーを有する形状に構成しても良い)。あるいは、ダイクロイックミラー19の出射面及び偏光ビームスプリッタ7の出射面に光ビームを副走査方向に絞る機能を持たせても良い(光ビームを副走査方向に絞るレンズパワーを有する形状に構成しても良い)。
本第3実施形態の光書込装置10Cにおいても、単体のfθレンズが必要ないことから副走査方向のサイズを低減させることが可能であり、薄型化と副走査方向の小型化が実現できる。また、装置レイアウト上の自由度を高めることもできる。さらに、光学特性の観点から見ても高性能な結像特性を得ることができる。本第3実施形態では走査面である感光体ドラム101の近傍で光ビームを絞ることができるので、より高性能な結像特性を得ることができる。
次に、第4実施形態の光書込装置について説明する。
図10は第4実施形態の光書込装置の要部構成を示す断面図である。この図ではポリゴンミラー5の片側のみを図示しているが、反対側(図の右側)にも同様構成を備えるものである。本第4実施形態の光書込装置10Dの基本的構成は第1実施形態の光書込装置10と同様であるため、重複する説明は省略し、異なる部分を中心に説明する。
第1実施形態との相違点は、第一のビーム分離手段である偏光ビームスプリッタ37及び第二のビーム分離手段であるダイクロイックミラー39を共に回折レンズとし、通過する光ビームをfθ補正できるレンズパワーを有する構成とした点である。すなわち偏光ビームスプリッタ37の出射面37a及びダイクロイックミラー39の出射面39bにはそれぞれ回折格子が設けられ、通過する光ビームをfθ補正できるレンズパワーを有するように構成している。それぞれの出射面のパワー比率が37a:39b≒1:2となるように解析格子が形成されている。なお、偏光ビームスプリッタ37の出射面37a及びダイクロイックミラー39の出射面39bに、光ビームを副走査方向に絞る機能を持たせても良い(fθ補正に加えて副走査方向に光ビームを絞ることのできるパワーを有する回折格子を形成しても良い)。また、防塵ガラス14に光ビームを副走査方向に絞る機能を持たせても良い。
本第4実施形態の光書込装置10Dにおいても、単体のfθレンズが必要ないことから副走査方向のサイズを低減させることが可能であり、薄型化と副走査方向の小型化が実現できる。また、装置レイアウト上の自由度を高めることもできる。さらに、光学特性の観点から見ても高性能な結像特性を得ることができる。
次に、第5実施形態の光書込装置について説明する。
本第5実施形態の光書込装置は図示をしておらず、上記第2実施形態及び上記第4実施形態との相違点のみについて説明する。
上記第2実施形態の光書込装置10Bでは、偏光ビームスプリッタ17の出射面17a及びダイクロイックミラー19の出射面19bを曲面形状としてfθ補正できるレンズパワーを有するように設けていた。また、上記第4実施形態の光書込装置10Dでは、偏光ビームスプリッタ37の出射面37a及びダイクロイックミラー39の出射面39bを回折レンズとしてfθ補正できるレンズパワーを有するように設けていた。
これに対し、本第5実施形態の光書込装置は、偏光ビームスプリッタとダイクロイックミラーのいずれか一方の出射面を曲面形状としてfθ補正できるレンズパワーを有するように設け、他方の出射面を回折レンズとしてfθ補正できるレンズパワーを有するように設けるものである。ただし、ここで言う偏光ビームスプリッタの出射面は被走査面(感光体)側の出射面である。
つまり、上記第2実施形態と上記第4実施形態を組み合わせた形となり、偏光ビームスプリッタとして図7の偏光ビームスプリッタ17を用いた場合はダイクロイックミラーとして図10のダイクロイックミラー39を用いる。逆に、偏光ビームスプリッタとして図10の偏光ビームスプリッタ37を用いた場合はダイクロイックミラーとして図6のダイクロイックミラー19を用いる。なお、それぞれの補正パワーの比率は上記と同じように1:2となるように設ける。また、偏光ビームスプリッタの出射面及びダイクロイックミラーの出射面に光ビームを副走査方向に絞る機能を持たせても良いことは上記各実施形態と同様である。
最後に、本発明に係る光書込装置を備える画像形成装置の一例について説明する。図11に示す画像形成装置は、直接転写方式のタンデム型フルカラープリンタであり、装置本体のほぼ中央部に4個の作像ユニット100(Y,C,M,K)を配設している。イエロー,シアン,マゼンタ,ブラックの各色に対応する各作像ユニット100(Y,C,M,K)は、転写搬送ベルト108の上部走行辺に沿って並設されている。支持ローラ106,107等に巻き掛けられた転写搬送ベルト108は図中反時計回りに走行駆動される。右側の支持ローラ107の側方にはレジストローラ109が配置され、左側の支持ローラ106の側方には定着装置110が配置されている。
各作像ユニット100は扱うトナーの色が異なるのみで構成は同一であり、像担持体としての感光体ドラム101を具備している。この感光体ドラム101の周りには、帯電手段102,現像装置103等が配置され、さらに各感光体ドラム101に対向するように転写搬送ベルト108の内側に転写手段としての転写ローラ105が設けられている。また、現像装置103にはトナー収納容器104が布設されている。なお、図では4つの作像ユニットのうち、代表して黒作像ユニット100Kにのみ、作像ユニットを構成する各機器に符号を付している。
装置最上部には光書込装置10が設けられている。光書込装置10は4色のフルカラー画像形成装置に対応するものであり、上記説明した各実施形態のものを採用可能である。この光書込装置10は、画像情報に基づいて光変調されたレーザ光Lを各色作像ユニットの感光体ドラム101の表面に照射する。
装置下部には用紙を積載する給紙トレイ130が配設され、その給紙トレイから用紙を給送するための給紙装置131が設けられている。分離機構等の詳細については省略する。
上記のように構成されたカラープリンタにおける画像形成動作について簡単に説明する。
上記作像ユニット100の感光体ドラム101が図示しない駆動手段によって図中時計方向に回転駆動され、その感光体ドラム101の表面が帯電手段102によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された感光体表面には、光書込装置10からのレーザ光が照射され、これによって感光体ドラム101表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体ドラム101に露光される画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー,マゼンタ,シアン及び黒の色情報に分解した単色の画像情報である。このように形成された静電潜像に現像装置103から各色トナーが付与され、トナー像として可視化される。
一方、給紙トレイ130から用紙が給紙され、給紙された用紙はレジストローラ対109に一旦突き当てられる。そして、用紙は上記可視像に同期するようにして送出され、ベルト108に吸着されて搬送される。その用紙が、各感光体ドラム101に対向する転写位置に到るつどに、転写手段105の作用により、各色トナー像が用紙上に順次重ね転写される。このようにして、用紙上にフルカラーのトナー像が担持される。
なお、作像ユニット100のいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2色又は3色の画像を形成したりすることもできる。モノクロプリントの場合は、4個の作像ユニットのうち、図の一番右側の黒(K)ユニットを用いて画像形成を行う。
そして、トナー像を転写した後の感光体ドラム101表面に付着する残留トナーは、図示しないクリーニング手段によって感光体ドラム表面から除去され、次いでその表面が図示しない除電器の作用を受けて表面電位が初期化されて次の画像形成に備える。
トナー像転写後の用紙は、転写搬送ベルト108から分離されて、定着装置110に送り込まれ、熱と圧力によってトナー像が用紙に熔融定着される。定着された用紙は機外に排出され、図示しない排紙トレイ上にスタックされる。
光書込装置10は、上記説明したように厚さの小さな薄型のものであるため、画像形成装置内部の限られた空間内に配置可能であり、カラー画像形成装置の小型化、特に、上下方向の厚みを小さくする効果が大きい。また、副走査方向のサイズも小さくできるので、4つ備える感光体ドラム101間のピッチが狭い構成にも対応できるため、画像形成装置の幅方向(図11の左右方向)の小型化にも寄与することができる。さらに、本例の光書込装置10は、各感光体走査面における光ビームのビーム径を小径にすることができ、高性能な結像特性が得られるため、本例の画像形成装置は高画質なカラー画像を得ることができる。
以上、本発明を図示例により説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、各光源及び第二のビーム分離手段としては、両者の組み合わせにおいて複数の光ビームを分離可能なものを適宜採用可能である。また、第一のビーム分離手段も適宜な構成のものを採用可能である。また、走査対象への光ビームの入射角度も適宜設定可能なものである。走査対象としての感光体は、ドラム状に限らず、ベルト状感光体も可能である。
画像形成装置としては、直接転写方式に限らず、中間転写方式でも良い。タンデム型における色の順番等も任意である。また、4色のフルカラー機に限らず、複数色、例えば2色のトナーによる多色機にも本発明を適用可能である。画像形成装置各部の構成も任意である。もちろん、画像形成装置としてはプリンタに限らず、複写機やファクシミリ、あるいは複数の機能を備える複合機であっても良い。
1a,1b, 半導体レーザ
2 コリメートレンズ
3 アパーチャ
4 シリンドリカルレンズ
5 ポリゴンミラー(偏向器)
7,17,37 偏光ビームスプリッタ(第一のビーム分離手段)
8 1/4波長板
9,19,29,39 ダイクロイックミラー(第二のビーム分離手段)
10 光書込装置
11 反射鏡(ミラー)
14 防塵ガラス
24 防塵レンズ
100 作像ユニット
101 感光体
特開平9−127444号公報 特開平10−3048号公報 特開平10−282440号公報

Claims (15)

  1. 光源からの光を偏向器により偏向して被走査面を走査する光書込装置において、
    それぞれ波長の異なる光ビームを出射する複数の光源を備え、該複数の光源から出射した各光ビームを副走査方向に同一軸に合成して前記偏向器により偏向させるとともに、
    前記偏向器により偏向された前記各光ビームが進入するよう配置されビーム進入方向により光ビームを透過もしくは反射させる第一のビーム分離手段と、該第一のビーム分離手段透過後の前記各光ビームをその波長により透過もしくは反射させる第二のビーム分離手段とを有し、
    前記第二のビーム分離手段を透過した光ビームにより一つの被走査面を走査し、前記第二のビーム分離手段を反射した光ビームを前記第一のビーム分離手段に反射させて他の一つの被走査面を走査するよう構成し、
    前記第二のビーム分離手段で各光ビームをfθ補正することを特徴とする光書込装置。
  2. 前記第二のビーム分離手段は、光ビーム入射側反射面と出射面のそれぞれに前記光ビームの反射光と透過光を等速度の走査にfθ補正するレンズパワーを有することを特徴とする、請求項1に記載の光書込装置。
  3. 前記第二のビーム分離手段の前記入射側反射面と前記出射面の曲率半径の比率が2:1であることを特徴とする、請求項2に記載の光書込装置。
  4. 前記第一のビーム分離手段の被走査面側出射面が該出射面を通過する光をfθ補正するレンズパワーを有し、
    前記第二のビーム分離手段はその入射面において前記各光ビームを分離し、
    前記第二のビーム分離手段の光ビーム出射面が該出射面を通過する光をfθ補正するレンズパワーを有し、
    前記第一のビーム分離手段の被走査面側出射面と前記第二のビーム分離手段の出射面の曲率半径の比率が2:1であり、各面を通過する光を等速度の走査にfθ補正することを特徴とする、請求項1に記載の光書込装置。
  5. 前記第一のビーム分離手段の被走査面側出射面および前記第二のビーム分離手段の光ビーム出射面が、通過する光ビームをfθ補正できるレンズパワーを有する曲面形状を有することを特徴とする、請求項4に記載の光書込装置。
  6. 前記第一のビーム分離手段の被走査面側出射面および前記第二のビーム分離手段の光ビーム出射面に、通過する光ビームをfθ補正できるレンズパワーを有する回折格子が設けられていることを特徴とする、請求項4に記載の光書込装置。
  7. 前記第一のビーム分離手段の被走査面側出射面および前記第二のビーム分離手段の光ビーム出射面のいずれか一方が通過光をfθ補正できるレンズパワーを有する曲面形状に設けられ、他方の出射面に通過光をfθ補正できるレンズパワーを有する回折格子が設けられていることを特徴とする、請求項4に記載の光書込装置。
  8. 前記第一のビーム分離手段の被走査面側出射面および前記第二のビーム分離手段の光ビーム出射面が、光ビームを副走査方向に絞る機能を有することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の光書込装置。
  9. 前記第二のビーム分離手段によって分離後の各光ビームが当該光書込装置の筐体から出る部分に防塵ガラスが設けられ、該防塵ガラスが前記第二のビーム分離手段によって分離後の各光ビームをfθ補正できるレンズパワーを有する防塵レンズとして設けられることを特徴とする、請求項1に記載の光書込装置。
  10. 前記第一のビーム分離手段が偏光ビームスプリッタであり、該第一のビーム分離手段と前記第二のビーム分離手段の間に1/4波長板が配置されることを特徴とする、請求項1に記載の光書込装置。
  11. 前記第二のビーム分離手段は、前記各光源から各被走査面までの光路長が等しくなるように配置されることを特徴とする、請求項1に記載の光書込装置。
  12. 前記各被走査面への光ビームの入射角度が同一の角度であることを特徴とする、請求項1に記載の光書込装置。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の光書込装置が備える光学素子のうち前記偏向器を共通の1つの偏向器として用いるとともに、前記偏向器以外の光学素子を、前記偏向器の両側に略対称に配置し、4つの光源からの光ビームにより4つの被走査面を走査するよう構成されていることを特徴とする光書込装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の光書込装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  15. 前記光書込装置により走査される走査対象としての像担持体を4つ備えたタンデム型のフルカラー装置であることを特徴とする、請求項13に記載の画像形成装置。
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