JP5239154B2 - 組電池 - Google Patents

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Description

本発明は、組電池、および組電池の製造方法に関するものである。
複数の電池モジュールを配列するとともに各電池モジュールを電気的に直列および/または並列に接続することにより、高出力および高容量の組電池とすることが一般的に行われている。電池モジュールの出力端子同士は、電池モジュールの外部において、ボルト止めされたバスバを介して電気的に接続されている。電池モジュールは、組電池を組み立てる単位ユニットをなし、電気的に接続された複数の単電池がケース内に収納されている。なお、電池モジュールは、電気的に接続された複数の単電池を備える点において組電池の一種であるが、本明細書においては、「組電池」を組み立てる際の単位ユニットであって、単電池をケース内に収納してなるユニットを「電池モジュール」と称することとする。
複数の電池モジュールを積層する場合、それら電池モジュールは、比較的長尺の通しボルトが挿通されて相互に締結されている。
特開2001−229896号公報
通しボルトを使用して複数の電池モジュールを積層する形態にあっては、通しボルトの軸力によって電池モジュールが座屈することがないように電池モジュール内にスリーブを組み付けたり、積層方向に沿って隣り合う電池モジュール同士の間に冷却風流路を確保するためのカラーを通しボルトに挿通したりしなければならず、組電池の組み立てが煩雑になるという問題がある。
本発明の目的は、組み立ての簡素化を図り得る組電池、および組電池の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、複数の電池モジュールと、
前記電池モジュールにおける向かい合う端面から、前記複数の電池モジュールを積層する積層方向に対して直交する方向に突出する係合凸部と、
前記電池モジュールにおける前記端面のそれぞれに向かい合って配置され、前記積層方向に沿って伸びる一対の壁部材と、
前記一対の壁部材に設けられ、前記電池モジュールの前記係合凸部が嵌まり込む係合凹部と、
前記係合凹部に嵌まり込んだ前記係合凸部を固定する固定部材と、を有し、
前記一対の壁部材は、前記複数の電池モジュールを収納する収納箱における向かい合う壁面から構成され、
前記収納箱は、前記複数の電池モジュールを収納するために開口された開口部と、
前記開口部に向かい合う背面壁と、
前記背面壁に設けられ、前記電池モジュール同士を電気的に接続するバスバを保持する保持部材と、から構成されている組電池である。
上記目的を達成するための請求項に記載の発明は、複数の電池モジュールと、
前記電池モジュールにおける向かい合う端面から、前記複数の電池モジュールを積層する積層方向に対して直交する方向に突出する係合凸部と、
前記電池モジュールにおける前記端面のそれぞれに向かい合って配置され、前記積層方向に沿って伸びる一対の壁部材と、
前記一対の壁部材に設けられ、前記電池モジュールの前記係合凸部が嵌まり込む係合凹部と、
前記係合凹部に嵌まり込んだ前記係合凸部を固定する固定部材と、を有し、
前記固定部材は、
前記積層方向に沿って移動自在に前記係合凹部に取り付けられ前記係合凹部との間で前記係合凸部を挟み込むことによって前記複数の電池モジュールの前記積層方向に沿う位置を定める固定子と、
前記係合凹部との間で前記係合凸部を挟み込む方向に前記固定子を移動させる移動部材と、から構成されている組電池である。
本発明の組電池にあっては、電池モジュールの係合凸部を壁部材に設けられた係合凹部に嵌め込んで積層する形態であり、複数の電池モジュールに挿通させる通しボルトを必要としない。また、本発明の組電池の製造方法にあっては、電池モジュールの巻き締め部を壁部材に設けられた係合凹部に嵌め込んで積層する形態であり、複数の電池モジュールに挿通させる通しボルトを必要としない。このため、通しボルトの軸力を受けるスリーブを電池モジュール内に組み付ける必要がない。また、冷却風流路を確保するためのカラーを積層方向に沿って隣り合う電池モジュール同士の間に配置する必要もない。したがって、通しボルトを使用して複数の電池モジュールを積層する形態に比べて、電池モジュールの製造や組電池の組み立ての簡素化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
図1(A)は、本発明の実施形態に係る組電池11を前面側から見た状態を示す斜視図、図1(B)は、組電池11を背面側から見た状態を示す斜視図、図2(A)(B)(C)は、それぞれ、組電池11を示す平面図、正面図、および背面図である。図3(A)(B)は、それぞれ、組電池11を組み立てる際の単位ユニットである電池モジュール20の一例を示す正面図、および左側面図、図3(C)は、図3(A)の3C−3C線に沿う概略断面図、図4(A)は、電池モジュール20における係合凸部22としての巻き締め部29の説明に供する図、図4(B)は、図4(A)の4B−4B線に沿う断面図である。図5は、扁平型電池28の一例を示す斜視図である。図6(A)(B)(C)は、係合凹部42に嵌まり込んだ係合凸部22としての巻き締め部29を固定する固定部材60の作用の説明に供する図である。なお、図1(A)および図6(A)の軸Xは、複数の電池モジュール20を積層する積層方向を示し、軸Yは、積層方向に対して直交する方向を示している。
本実施形態の組電池11は、概説すれば、複数の電池モジュール20と、電池モジュール20における向かい合う端面21から、複数の電池モジュール20を積層する積層方向Xに対して直交する方向Yに突出する係合凸部22と、電池モジュール20における端面21のそれぞれに向かい合って配置され、積層方向Xに沿って伸びる一対の壁部材41と、一対の壁部材41に設けられ、電池モジュール20の係合凸部22が嵌まり込む係合凹部42と、係合凹部42に嵌まり込んだ係合凸部22を固定する固定部材60と、を有している。以下、詳述する。
図1および図2を参照して、組電池11は、自動車や電車などの車両に搭載される車載電池であり、複数個の電池モジュール20が空間を隔てて積層されている。電池モジュール20を任意の個数直並列に接続することによって、所望の電流、電圧、容量に対応できる組電池11となる。図示する組電池11は、8個の電池モジュール20を含み、図1において上下方向に2個積層された電池モジュール群20aが、左右方向に4列に配列されている。正負の出力端子23、24は、電池モジュール20の前面に設けられている。
電池モジュール20は空冷式であり、積層方向Xに沿って隣り合う電池モジュール20同士の間には空間部43が形成されている。この空間部43は、電池モジュール20のそれぞれを冷却するための冷却風が流下する冷却風流路として利用される。冷却風を流して各電池モジュール20を冷却することにより、電池温度を下げ、充電効率などの特性が低下することを抑制する。
図3および図4を参照して、電池モジュール20は、組電池11を組み立てる単位ユニットをなし、直列接続された複数枚(例えば、8枚)の扁平型電池28がモジュールケース25内に収納されている。複数個の扁平型電池28は、厚み方向(図4(B)において上下方向)に積層され、直列に接続されている。
モジュールケース25は、複数のケース体、すなわち、開口部が形成された箱形状をなす第1ケース26と、開口部を閉じる蓋体をなす第2ケース27とを有している。第1ケース26および第2ケース27は、比較的薄肉の鋼板またはアルミ板から形成され、プレス加工によって所定形状が付与されている。第1と第2のケース26、27の周縁部26a、27aを相互に巻き締めることによって、巻き締め部29が形成されている。図3(C)および図4(B)に示すように、巻き締め部29は、電池モジュール20における向かい合う側面21(向かい合う端面に相当する)から、複数の電池モジュール20を積層する積層方向X(図中、上下方向)に対して直交する方向Y(図中、左右方向)に突出している。本実施形態にあっては、係合凸部22を、巻き締め部29から構成してある。
正負の出力端子23、24は、第1ケース26の一部に形成した切り欠き部を通してモジュールケース25から外部に導出される。
図5を参照して、扁平型電池28(以下、単に、「電池」ともいう)は、例えば、扁平なリチウムイオン二次電池であり、正極板、負極板およびセパレータを順に積層した積層型の発電要素(図示せず)がラミネートフィルムなどの外装材28aによって封止されている。電池28は、発電要素に一端が電気的に接続されるとともに板状をなす電極28t(正極28pおよび負極28mの総称)が外装材28aから外部に導出されている。電極28tは、電池28の長手方向の両側に延びている。積層型の発電要素を備える電池28にあっては、電極板間の距離を均一に保って電池性能の維持を図るために、発電要素に圧力を掛けて押さえる必要がある。このため、各電池28は、発電要素が押さえつけられるようにモジュールケース25に収納されている。電極28tは、電池28の積層方向Xに沿う両側から、保持プレート30によって挟持されている(図4(B)参照)。保持プレート30は、電気絶縁性を有する材料、例えば、電気絶縁性の樹脂材料から形成されている。
図1(A)および図2(B)に示したように、前記一対の壁部材41は、電池モジュール20における側面21のそれぞれに向かい合って配置され、積層方向X(図中、上下方向)に沿って伸びている。
一対の壁部材41には、電池モジュール20の係合凸部22つまりモジュールケース25の巻き締め部29が嵌まり込む係合凹部42が形成されている。電池モジュール20は上下方向に2個積層されるので、1つの壁部材41には、2段の係合凹部42が積層方向X(上下方向)に離れて形成されている。積層方向Xに沿って隣り合う係合凹部42は、積層方向Xに沿って隣り合う電池モジュール20同士の間に空間部43を形成する位置に形成されている(図2(B)参照)。
前記一対の壁部材41は、複数の電池モジュール20を収納する収納箱44における向かい合う一対の壁面45から構成されている。収納箱44は、一対の壁面45に、下板46と天板47とを組み合わせた箱形状を有している。この組電池11は、4個の電池モジュール群20aを有しているので、一対の壁部材41が4組必要となる。図示例では、各電池モジュール群20aは、4個の収納箱44を連接した形態、つまり、4個の収納室48が設けられた収納容器49に収納される。隣り合う電池モジュール群20a同士は、隣り合う収納室48を仕切る壁面45を、1つの壁部材41として共用している。
収納箱44は、複数(図示例では上下2個)の電池モジュール20を収納するために開口された開口部44aと、開口部44aに向かい合う背面壁50と、背面壁50の外面に設けられ、電池モジュール20同士を電気的に接続するバスバ51を保持する保持部材52と、を有している。
8個の電池モジュール20は、横方向または縦方向に伸びるバスバ51を介して、直列に接続されている。図1(B)に最も左側に示される電池モジュール群20aにおいて、上段の電池モジュール20における正の出力端子23にはバスバ53が接続され、下段の電池モジュール20における負の出力端子24にはバスバ54が接続されている。バスバ53により、組電池11の正の出力端子が形成され、バスバ54により、組電池11の負の出力端子が形成される。バスバ51、53、54は、ボルトによって、電池モジュール20の出力端子23、24にネジ止めされる。バスバ51および背面壁50には、ボルトを挿通するための通孔が形成されている。保持部材52は、バスバ51、53、54に係止される爪部材から形成されている。保持部材52は、バスバ51、53、54を脱落しないように背面壁50に保持できる限度において、適宜の構成に改変でき、例えば、バスバ51、53、54を嵌め込む溝から形成してもよい。収納箱44は、鋼板またはアルミ板から形成することができる。但し、背面壁50については、電池モジュール20の出力端子23、24が当接する部分に樹脂材料などから絶縁板を設けたり、背面壁50そのものを絶縁性の材料から形成したりしている。
係合凹部42は、開口部44aの端部から背面壁50に向けて伸びるとともに巻き締め部29が摺動自在に嵌まり込む長溝から形成されている。これにより、複数の電池モジュール20を、開口部44aの端部から、巻き締め部29を係合凹部42に嵌め込みながら挿し込むことによって、収納箱44内に簡単に収納することができる。
背面壁50には、冷却風を通過させる穴部55が形成されている。これにより、収納箱44内における冷却風の流れを確保することができる。穴部55を通って収納箱44内に流入した冷却風は、電池モジュール20を冷却した後、開口部44aから流出する。冷却風の流れは、開口部44aから流入し、穴部55から流出する形態でもよい。
図6を参照して、固定部材60は、積層方向Xに沿って移動自在に係合凹部42に取り付けられ係合凹部42との間で巻き締め部29を挟み込むことによって複数の電池モジュール20の積層方向Xに沿う位置を定める固定子61と、係合凹部42との間で巻き締め部29を挟み込む方向に固定子61を移動させる移動部材62と、を有している。移動部材62は、固定子61への締結動作に伴って固定子61を移動させるボルト63から構成されている。
固定子61は、積層方向X(図中、上下方向)に沿って移動自在に壁部材41に組み込まれ、巻き締め部29が嵌まり込む凹部64が形成されている。凹部64は、係合凹部42とほぼ同じ形状を有している。図6(A)に示される固定子61の初期位置においては、凹部64は、係合凹部42に連続する位置にあり、巻き締め部29を係合凹部42に嵌め込みながら、電池モジュール20を支障なく挿し込むことができる。凹部64における収納室48側の前面には略山型形状の係止片65が設けられている。係止片65は、電池モジュール20の側面21に沿って下方から巻き締め部29に挿し込まれ得る。固定子61の上端には、ボルト63が接続されている。このボルト63を固定子61にねじ込んでいくと、この締結動作に伴って固定子61が上昇移動する。つまり、固定子61は、係合凹部42との間で巻き締め部29を挟み込む方向に移動する。図6(B)に示される固定子61の固定位置においては、巻き締め部29は、係合凹部42における上面と、固定子61の凹部64における下面との間で挟み込まれる。このように、固定子61が係合凹部42との間で巻き締め部29を挟み込むことによって、巻き締め部29の積層方向Xに沿う位置が定まり、その結果、電池モジュール20の積層方向Xに沿う位置が定まる。
次に、作用を説明する。
組電池11を組み立てる際には、各電池モジュール20を、開口部44aから収納箱44に挿し込む。このとき、開口部44aの端部から、電池モジュール20の巻き締め部29を壁部材41の係合凹部42に嵌め込む。係合凹部42によって巻き締め部29をガイドしながら、電池モジュール20をスライドさせる。
各電池モジュール20の挿しこみが終了すると、ボルト63を固定子61にねじ込んでいく。この締結動作に伴って固定子61が上昇移動し、巻き締め部29が係合凹部42と固定子61との間で挟み込まれ、電池モジュール20の積層方向Xに沿う位置が定まる(図6(B))。また、電池モジュール20の抜けが防止される。
そして、背面壁50に保持されたバスバ51、53、54を、ボルトによって、電池モジュール20の出力端子23、24にネジ止めすれば、組電池11の組み立てが完了する。
上述したように、本実施形態の組電池11、およびその製造方法にあっては、電池モジュール20の係合凸部22を壁部材41に設けられた係合凹部42に嵌め込んで積層する形態であり、複数の電池モジュール20に挿通させる通しボルトを必要としない。このため、通しボルトの軸力を受けるスリーブを電池モジュール20内に組み付ける必要がない。また、冷却風流路を確保するためのカラーを積層方向Xに沿って隣り合う電池モジュール20同士の間に配置する必要もない。したがって、通しボルトを使用して複数の電池モジュール20を積層する形態に比べて、電池モジュール20の製造や組電池11の組み立ての簡素化を図ることができる。また、電池モジュール20の側面21に壁部材41が存在するので、冷却風が整流され、電池モジュール20の冷却効果を高めることができる。さらに、通しボルトは比較的長尺でありボルトの捩れが比較的大きいのでトルクの管理が難しいが、組電池11は、通しボルトを必要としないので、トルク管理の困難さも生じない。
モジュールケース25の巻き締め部29を係合凸部22として利用しているので、専用の係合凸部22を設ける必要がなく、電池モジュール20の製造が煩雑になることはない。
積層方向Xに沿って隣り合う係合凹部42は、積層方向Xに沿って隣り合う電池モジュール20同士の間に空間部43を形成する位置に形成されているので、係合凹部42同士の間の距離を設定するだけ、空間部43の大きさを所望の大きさに簡単に設定できる。
通しボルトを使用して複数の電池モジュール20を積層する形態では、積層された電池モジュール20を拘束板および通しボルトを使用して下ケースに固定し、上ケースを被せ、この上ケースを下ケースに固定しなければならない。これに対して本実施形態では、一対の壁部材41は収納箱44における向かい合う一対の壁面45から構成されているので、収納箱44の天板47の部分が、拘束板の機能と上ケースの機能とを発揮することから、部品点数の削減および重量の低減を図ることができる。また、組電池11の捩り剛性も向上する。
収納箱44の背面壁50にバスバ51、53、54を予め保持することができ、開口部44aから電池モジュール20を収納した後のバスバ51、53、54の締結作業を簡単かつ迅速に行うことができる。
係合凹部42は、開口部44aの端部から背面壁50に向けて伸びるとともに係合凸部22が摺動自在に嵌まり込む長溝から形成されているので、複数の電池モジュール20を、開口部44aの端部から収納箱44内に簡単に収納することができる。
背面壁50には、冷却風を通過させる穴部55が形成されているので、収納箱44内における冷却風の流れを確保することができる。
固定部材60は、係合凹部42との間で係合凸部22を挟み込む固定子61と、固定子61を移動させる移動部材62と、を有し、固定子61が係合凹部42との間で係合凸部22を挟み込むことによって、電池モジュール20の積層方向Xに沿う位置を簡単に定めることができる。
移動部材62は、固定子61への締結動作に伴って固定子61を移動させるボルト63から構成されているので、移動部材62の構成が簡単なものとなる。また、このボルト63は比較的短いものを使用できるので、トルク管理の困難さが生じることはなく、一定の品質を得ることができる。
図7(A)(B)は、電池モジュール20を収納箱44に投入する工程において用いられる投入装置70を示す平面図および正面図である。
投入装置70は、モジュールケース25を巻き締めする巻き締め装置71の下流側に配置されている。投入装置70は、巻き締め部29が形成された電池モジュール20を搬入する搬入部72と、収納箱44に電池モジュール20を順次投入する投入部73と、電池モジュール20を投入する前の収納箱44を収納する第1収納部74と、電池モジュール20を投入した後の収納箱44を収納する第2収納部75と、を有している。投入部73には、収納箱44を昇降自在および送り自在なリフタ76が配置されている。収納箱44の下段側に電池モジュール20が収納されると、リフタ76が下降し、収納箱44の上段側に電池モジュール20が収納される。4個の収納箱44を連接した収納容器49の場合には、空の収納箱44が投入部73に位置するように、収納容器49が送られる。電池モジュール20の投入が完了した収納容器49は、第2収納部75に送られる。
このように、製造された電池モジュール20を収納箱44に直接投入することにより、製造された電池モジュール20を一旦格納しておくための中間ケースが不要となる。中間ケースを使用する場合には、中間ケースへの出し入れのための工数が発生するが、このような工数の発生もなく、コスト的に有利なものとなる。
図1(A)は、本発明の実施形態に係る組電池を前面側から見た状態を示す斜視図、図1(B)は、組電池を背面側から見た状態を示す斜視図である。 図2(A)(B)(C)は、それぞれ、組電池を示す平面図、正面図、および背面図である。 図3(A)(B)は、それぞれ、組電池を組み立てる際の単位ユニットである電池モジュールの一例を示す正面図、および左側面図、図3(C)は、図3(A)の3C−3C線に沿う概略断面図である。 図4(A)は、電池モジュールにおける係合凸部としての巻き締め部の説明に供する図、図4(B)は、図4(A)の4B−4B線に沿う断面図である。 扁平型電池の一例を示す斜視図である。 図6(A)(B)(C)は、係合凹部に嵌まり込んだ係合凸部としての巻き締め部を固定する固定部材の作用の説明に供する図である。 図7(A)(B)は、電池モジュールを収納箱に投入する工程において用いられる投入装置を示す平面図および正面図である。
符号の説明
11 組電池、
20 電池モジュール、
21 側面(電池モジュールにおける向かい合う端面)、
22 係合凸部、
23、24 出力端子、
25 モジュールケース、
26、27 第1と第2のケース(複数のケース体)、
26a、27a 周縁部、
28 扁平型電池、
29 巻き締め部(係合凸部)、
41 壁部材、
42 係合凹部、
43 空間部、
44 収納箱、
44a 開口部、
45 収納箱における向かい合う壁面、
46 下板、
47 天板、
48 収納室、
49 収納容器、
50 背面壁、
51 バスバ、
52 保持部材、
53、54 バスバ、
55 穴部、
60 固定部材、
61 固定子、
62 移動部材、
63 ボルト(移動部材)、
64 凹部、
65 係止片、
70 投入装置、
71 巻き締め装置、
72 搬入部、
73 投入部、
74 第1収納部、
75 第2収納部、
76 リフタ、
軸X 複数の電池モジュールを積層する積層方向、
軸Y 積層方向に対して直交する方向。

Claims (5)

  1. 複数の電池モジュールと、
    前記電池モジュールにおける向かい合う端面から、前記複数の電池モジュールを積層する積層方向に対して直交する方向に突出する係合凸部と、
    前記電池モジュールにおける前記端面のそれぞれに向かい合って配置され、前記積層方向に沿って伸びる一対の壁部材と、
    前記一対の壁部材に設けられ、前記電池モジュールの前記係合凸部が嵌まり込む係合凹部と、
    前記係合凹部に嵌まり込んだ前記係合凸部を固定する固定部材と、を有し、
    前記一対の壁部材は、前記複数の電池モジュールを収納する収納箱における向かい合う壁面から構成され、
    前記収納箱は、前記複数の電池モジュールを収納するために開口された開口部と、
    前記開口部に向かい合う背面壁と、
    前記背面壁に設けられ、前記電池モジュール同士を電気的に接続するバスバを保持する保持部材と、から構成されている組電池。
  2. 前記係合凹部は、前記開口部の端部から前記背面壁に向けて伸びるとともに前記係合凸部が摺動自在に嵌まり込む長溝から形成されている請求項1に記載の組電池。
  3. 前記背面壁は、冷却風を通過させる穴部が形成されている請求項1または請求項2に記載の組電池。
  4. 複数の電池モジュールと、
    前記電池モジュールにおける向かい合う端面から、前記複数の電池モジュールを積層する積層方向に対して直交する方向に突出する係合凸部と、
    前記電池モジュールにおける前記端面のそれぞれに向かい合って配置され、前記積層方向に沿って伸びる一対の壁部材と、
    前記一対の壁部材に設けられ、前記電池モジュールの前記係合凸部が嵌まり込む係合凹部と、
    前記係合凹部に嵌まり込んだ前記係合凸部を固定する固定部材と、を有し、
    前記固定部材は、
    前記積層方向に沿って移動自在に前記係合凹部に取り付けられ前記係合凹部との間で前記係合凸部を挟み込むことによって前記複数の電池モジュールの前記積層方向に沿う位置を定める固定子と、
    前記係合凹部との間で前記係合凸部を挟み込む方向に前記固定子を移動させる移動部材と、から構成されている組電池。
  5. 前記移動部材は、前記固定子への締結動作に伴って前記固定子を移動させるボルトから構成されている請求項4に記載の組電池。
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