JP5238881B2 - コヒーレント受信機における適応非線形補償 - Google Patents

コヒーレント受信機における適応非線形補償 Download PDF

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Description

本発明は、光通信に関し、詳細には、高ビットレート光通信システム内で受ける非線形ひずみの補正に関する。
2つの独立した位相変調された信号、例えば、2つのQPSK(4位相偏移変調)信号の偏光分割多重化(PDM)を使用した最新の光伝送方式は、非偏光ダイバース伝送方式と比較して、より高いスペクトル効率を有する。コヒーレント受信機では、かかるPDM信号は、デジタル信号処理によって、偏光多重分離されて、ひずみ補償されることが可能である。40Gb/sおよび100Gb/sのビットレートを使用している地上波ネットワーク用の次世代トランスポンダは、偏光多重QPSK(PDM−QPSK)変調方式とコヒーレント検出方式とに基づくことが期待される。この技術を使用すると、DCMのない伝送(すなわち、分散補償を伴わないファイバに基づく伝送)、非常に高いPMD耐性、および50GHz間隔のROADM(再構成可能な光挿入分岐多重化装置(reonfigurable optical add−drop multiplexer))の使用が、光受信機内のデジタル信号処理(DSP)によって可能になるであろう。
PDM−QPSK送信機は、通常、光搬送波信号を生成するレーザを備える。この光搬送波信号は、分岐されて、第1のIQ変調器と第2のIQ変調器とに供給される。第1のIQ変調器は、組み合わされた光出力信号の(多くの場合、「x」として示される)第1の偏光成分、例えば、TE成分(TE、横向きの電界成分)を変調する位相に関して使用される。第2のIQ変調器は、組み合わされた光出力信号の(多くの場合、「y」として示される)第2の直交偏光成分、例えば、TM成分(TM、横向きの磁界成分)を変調する位相に関して使用される。
PDM−QPSK信号は、光ファイバ上で送信されて、波長分散(CD)および偏光モード分散(PMD)など、光ファイバ内の線形ひずみ効果と非線形ひずみ効果とによって引き起こされたひずみを受ける。CDは、波の位相速度がその周波数に依存する現象である。これらのひずみを補償する目的で、PDM−QPSK受信機は、光伝送路チャネルのインパルス応答を形成するように調整かつ/または連続的に適応された等化器または補償器を一様に備える。CD補償および偏光多重分離化を備えた、かかる先行技術のPDM−QPSK受信機100が図1に示される。PDM−QPSK信号は、光ファイバ105上で受信されて、組み合わされたPDM信号の元の偏光成分を取得するために、光領域内または電気領域内で後処理され得る、組み合わされた信号の2つの偏光すなわち偏光成分を隔離するために、偏光スプリッタ106を通過する。両方の成分は、復調器107と光検出器108とを通過し、それによって、それぞれの偏光成分のI下位成分およびQ下位成分、すなわち、それぞれの偏光成分の同相下位成分および直交位相下位成分を生み出す。次のステップにおいて、これらの信号は、デジタル領域での等化を可能にするために、アナログデジタル変換装置109のバンク内でデジタル化され得る。等化段階に対するこれらの入力信号は、ここでは、それぞれ、i+jqおよびi+jqと呼ばれる。
波長分散の補償は、有限インパルス応答(FIR)フィルタバンク110、111のセットによって実行され得る。図1において、FIRフィルタ110、111は、5の次数を有するが、任意の次数の等化フィルタが使用され得る。通常、より高次フィルタは波長分散の補償に関してより良好な結果をもたらすはずである。代替として、波長分散の補償は、光領域内で実行され得る点に留意されたい。
次の等化段階は主に、送信された、組み合わされた信号の偏光に関し、偏光多重分離化112と呼ばれる、ひずみの補償に関する。「x」信号と「y」信号とを混合することによって、両方の偏光成分同士の間のある種の相互作用的影響を補償することが可能であり、特に、偏光の傾斜が補償され得る。実際、光受信機は受信されたPDM信号の偏光の方向性を知らないため、偏光多重分離装置が必要とされる場合がある。偏光多重分離化段階112の出力として、それぞれ、補償された信号I+jQおよびI+jQが取得される。
等化パラメータは、トレーニングデータの使用によって、かつ/または受信されたPDM−QPSK信号の知られている特性を利用する適応最適化方式によって決定されることが可能であり、後者の方式は、ブラインド等化とも呼ばれる。ブラインド等化器において等化パラメータを決定する目的で、CD補償ならびに偏光多重分離化タップaxx、axy、ayx、およびayyに関するFIRタップcを適応するために、いわゆる、一定モジュラスアルゴリズム(CMA)がしばしば使用される。等化の目的は、所与の光入力パワーを使用して、より高い伝送距離を達成する可能性、または、所与の伝送距離に関する光入力パワーを低減し、それによって、光ファイバ上の非線形影響の範囲を低減することを可能にする可能性である。
CMAは、文献「Digital Equalisation of 40Gbit/s per Wavelength Transmission over 2480km of Standard Fibre without Optical Dispersion Compensation」、S.J.Savory他、Proceedings of ECOC2006、Cannes、France、文献Th2.5.5、2006年9月において議論される。この文献におけるCMAの記述は、参照により本明細書に組み込まれている。
単位振幅の信号の場合、CMAは誤差項ε=1−|y|の大きさを最小限に抑えることを試み、|y|は、等化段階の出力信号yの強度である。この場合、信号yは、CD等化器または偏光多重分離装置の出力信号、例えば、図1のI+jQおよびI+jQであり得る。
CMAによれば、i=1,...,Nである、CD等化に関するタップ係数cは、以下の形で演算される:
’= +μεy・
この場合、「c’」という項は、CDタップ係数c,i=1,...,Nの更新されたベクトルを示し、「c」という項は、CDタップ係数の実際のベクトルを示し、μは収束パラメータであり、yは等化器の出力信号であり、「x」という項は、等化段階に対する入力サンプルx(k+1)からx(k−N)の複素共役の実際のベクトルを示す。同様に、偏光多重分離化に関するタップ係数axx、axy、ayx、およびayyは、CMAを使用して決定され得る。
光チャネル上のビットレートをさらに増大させるとき、光出射パワーは、確実な受信を達成するために増大される必要がある。これは、システムパフォーマンス全体を劣化させる追加の非線形効果を誘導する。特に、100Gb/sのビットレードで、チャネル内非線形性、詳細には、自己位相変調(SPM)は限定効果になることが予想される。SPMは、光カー効果に関する非線形光効果である。短いパルス光が光媒体内を移動するとき、これらの短いパルス光は、光媒体の様々な屈折率を誘導することになる。屈折率のこの変化は、パルスの周波数スペクトルの変化をもたらす、位相シフトをパルス内に生み出すことになる。
「Digital Equalisation of 40Gbit/s per Wavelength Transmission over 2480km of Standard Fibre without Optical Dispersion Compensation」、S.J.Savory他、Proceedings of ECOC2006、Cannes、France、文献Th2.5.5、2006年9月
光伝送システム内、詳細には、光PDM−QPSK伝送システム内にSPMを補償するための効率的な方法およびシステムを提供することが本発明の目的である。提案されるSPM補償方法を使用することによって、受信機において信号対雑音比を高めることが可能になり、それによって、所与の光出射パワーにおいて、より高い伝送距離を可能にすること、または所与の伝送距離において、より低い光出射パワーを可能にすることが可能になる。DSP内のフィルタパラメータを実際の非線形ひずみに対して自動的に適応することを可能にするデジタル信号プロセッサを使用して、コヒーレント受信機内にSPM補償のための効率的かつ高速な適応方式を提供することが本発明の特定の目的である。
本発明の一態様によれば、偏光分割多重化と定振幅を用いる変調方式とを使用して、光伝送システムの光受信機において自己位相変調を補償するための方法ならびにシステムが提案される。この方法は、受信された信号に対して位相変調を実行するステップを含み、この受信された信号は、それぞれが同相下位成分と直交位相下位成分とを含む、2つの直交偏光に関連する2つの信号成分を含み、それによって4次元空間を補う(spanning)。
例として、この受信された信号は、PDM−QPSK信号であり得る。しかし、それぞれの偏光に関するコンステレーションポイント(constellation points)の定振幅を使用するその他の変調方式、例えば、8−PSKも使用され得る点に留意されたい。PDM信号の2つの偏光成分に対応し得る、受信された信号の2つの成分により、かつそれぞれのかかる信号成分の2つのI下位成分およびQ下位成分により、4次元空間は補われる。この4次元空間は、2つのセットのI軸およびQ軸によって画定される。位相変調された、この受信された信号は、光領域内の信号であってよいが、電気領域内の信号であることが好ましく、(すなわち、アナログデジタル変換の後)デジタル領域内の信号であることが最も好ましい。
この受信された信号は、光受信機内の異なる位置で位相変調されることが可能である。光受信機が、CD用の等化器および/または偏光多重分離装置など、追加の後処理手段を備える場合、CDの等化前および/もしくは偏光多重分離前、ならびに/または光受信機の後処理内のその他の中間ステップにおいて、位相変調を実行することが有利な場合がある。位相変調はデジタル領域内で実行されることが好ましいが、光領域内で位相変調を実行することも可能であり得る。
位相変調は、組み合わされた、受信された信号に対して実行されることが可能であるか、または、受信された信号の1つまたは両方の信号成分に対して実行されることも可能である。例として、位相変調は、組み合わされた、受信された信号のジョイント位相オフセット(joint phase offset)として実装されることが可能であり、または受信された信号のそれぞれの信号成分の位相オフセットとして実装されることも可能である。
位相変調は、位相変調後に受信された信号と、光伝送システムの目標コンステレーションポイントによって画定された4次元領域との間の4次元空間における距離に依存する誤差信号を評価することによって決定される。すなわち、誤差信号は、位相変調を通過した、受信された信号に基づいて画定され得る。光受信機が、CD用の等化器および/または偏光多重分離装置など、追加の後処理手段を備える場合、誤差信号は、位相変調を含めて、これらの後処理手段のすべてもしくは少なくとも一部を通過した、受信された信号に基づき得る。好ましくは、誤差信号は、光受信機の後処理手段の出力において受信された信号に基づいて決定される。
上で説明されたように、受信された信号は、偏光成分または信号成分に関して1セットである、その2つのセットのI下位成分およびQ下位成分によって画定された4次元信号と見なされてよい。類似の様式では、光伝送システムの基礎となる変調方式の目標コンステレーションポイントは、4次元空間内に表されることが可能である。さらに、基礎となる変調方式が、PSK変調方式におけるように定振幅を用いる場合、目標コンステレーションポイントは、4次元領域を画定する。この変調によって用いられる振幅の依存状態において、4次元領域の半径は変化し得る点に留意されたい。例として、この領域の半径は、変調方式の振幅に等しくてよい。
誤差信号は、受信された信号の(成分と成分ごとの下位成分の両方を含む)サンプルによって画定された4次元空間内のポイントと、基礎となる変調方式の目標コンステレーションポイントによって画定された4次元球面との間の距離として決定されることが好ましい。この距離は、例えば、サンプルポイントがその球面の外側にある場合、正であってよく、または、サンプルポイントがその球面の内側にある場合、負であってよい。好ましい実施形態では、誤差信号の評価は、誤差信号の最小化、例えば、平均二乗誤差の最小化を備える。
本発明のもう1つの態様によれば、位相変調は、受信された信号の強度に依存する。好ましくは、位相変調前に受信された信号の強度が使用されるが、位相変調後に受信された信号の強度が使用されてもよい。SPMによって引き起こされる位相ひずみは、光ファイバ内の光パルスの強度に比例するということにより、これは有益な場合がある。光伝送媒体の線形ひずみ効果および非線形ひずみ効果を可能な限り精密に形成する(model)ことが後処理の目的であるため、光受信機におけるSPMの緩和も、位相変調前に受信された信号の強度に依存することが好ましい。
例として、位相変調は、オフセットすることによって、すなわち、位相変調に対する入力において受信された信号の強度に比例することが好ましい位相補正器値によって、信号成分の信号位相を増大することまたは低減することによって実行され得る。ある実現の場合、強度の差に比例する位相をある強度値に増大することが有利な場合がある。かかる強度値は、例えば、平均強度、すなわち平均化強度であってよい。それを用いて位相が強度によって変調される係数は、誤差信号に依存する。強度は、両方の信号成分を含む信号に関して決定されることが好ましい。これは、2つのセットのI下位成分およびQ下位成分の二乗振幅(squared amplitude)を加算することによって決定され得る。
本発明の別の態様によれば、受信された信号の2つの信号成分は別々に提供される。これは、光受信機内のいずれかの時点で、例えば、偏光スプリッタの使用によって、受信された信号を2つの直交偏光に関連するその2つの信号成分、例えば、そのTE成分およびTM成分に分岐することによって実装され得る。かかるスプリッタは、光受信機の入力において光領域内に配置されることが好ましい。両方の信号成分が別々に利用可能である場合、それぞれの信号成分に対して位相変調を実行することが有利な場合がある。位相変調は、それぞれの信号成分に関して別々に決定されている位相補正器値を使用して実行されることが可能であり、または位相変調は、両方の信号成分に関して同じ位相補正器値を使用することも可能である。ジョイント位相補正器値は、例えば、2つの別個の信号成分に関して決定された2つの位相補正器値を平均化することによって取得され得る。
本発明の一態様によれば、SPMを補正するためのこの方法は反復方法である。この方法は、位相補正器値が、それぞれの信号サンプルに関して反復的に更新されて、適用され得るか、またはシンボルレートのサブレートに関して、すなわち、ある数の信号サンプルの後、例えば、64サンプルごとに反復的に更新されて、適用され得るデジタル領域内で実装されることが好ましい。かかる反復位相変調方式では、受信された信号、特に信号成分に対する位相変調は、実際の誤差信号によってこれまでの反復のステップ係数を補正することによって、所与の反復において取得されるステップ係数に依存し得る。この実際の誤差信号は、位相変調前の信号成分と、位相変調後の対応する信号成分との間の相関関係に依存する値によって乗算され得る。例として、この相関関係は、位相変調器の入力における信号成分を位相変調器の出力における信号成分で乗算することによって決定され得る。この反復方法の収束パフォーマンスを改善するために、この相関項の虚部だけを考慮することが有利な場合がある。
本発明の別の態様によれば、光受信機は、受信された信号の波長分散用の等化器および/または受信された信号の偏光多重分離装置を備え得る。そのような場合、本発明による位相変調器を、波長分散用の等化器の上流および/または偏光多重分離装置の上流に配置することが有利な場合がある。そのような場合、位相変調器の下流で受信された信号として、すなわち、誤差信号を画定するために使用される信号として、波長分散用の等化器の下流および/または偏光多重分離装置の下流で受信された信号を使用することが好ましい。SPM補償用の位相変調器は、受信機経路内の様々な位置の全体にわたって分散され得る点に留意されたい。
その代わりに、または加えて、位相変調器を波長分散用の等化器内の少なくとも1つの中間点に配置し、それによって、等化器を位相変調器の上流の部分等化器内および下流の部分等化器内に分割することが有利な場合がある。等化器内の中間点におけるSPM補償は、CDなどの線形効果とSPMなどの非線形効果の両方が光ファイバ上で連続的な形で発生するということをより良好に形成し得るため、これは有利な場合がある。その結果、線形効果の補償と非線形効果の緩和との間のより精密な混合は、よりよい後処理結果全体をもたらし得る。実際、SPMの補償用のいくつかの位相変調器をCD等化器のいくつかの中間点に配置することが有利な場合がある。またこれらの場合、位相変調器の下流で受信された信号として、すなわち、誤差信号を画定するために使用される信号として、波長分散用の等化器の下流および/または偏光多重分離装置の下流で受信された信号を選択することが好ましい。
本発明による位相変調器がCD等化器内の中間点に配置される場合、位相変調器の上流および下流の部分等化器の等化パラメータを決定するための好ましい方法は、中間位相変調は実行されないという仮定に基づいて、これらのパラメータを決定することであり得る。すなわち、仮想の組み合わされたCD等化器によって、中断されないCD等化が実行されることが仮定され得る。この仮定の下で、かかる仮想の組み合わされたCD等化器のパラメータは、一定モジュラスアルゴリズムを使用して決定され得る。かかる仮想の組み合わされたCD等化器は、それぞれの信号成分に関して決定されることが好ましい。
組み合わされた仮想CD等化器のパラメータが知られると、位相変調器の上流および下流の部分CD等化器の等化パラメータが決定される。この文脈において、好ましい制約は、部分CD等化器の連結は、仮想の組み合わされたCD等化器よりも、同じディラックインパルス応答をもたらすということである。この制約は、部分CD等化器の等化パラメータを決定するための方程式系をもたらす。
別の制約は、位相変調器の上流の部分等化器の等化パラメータは、位相変調器の下流の部分等化器の等化パラメータに等しいということであってよい。
SPM緩和に関して複数の中間位相変調器を使用するとき、部分CD等化器の等化パラメータは、同じように取得され得る点に留意されたい。まず、仮想の組み合わされたCD等化器は、中間位相変調は実行されないという仮定に基づいて決定され得る。次いで、連結された部分CD等化器のディラックインパルス応答は組み合わされたCD等化器のディラックインパルス応答に等しくあるべきであるという制約を使用して、部分CD等化パラメータが決定される。
本発明のもう1つの態様によれば、偏光分割多重化と定振幅を用いる変調方式とを使用して、光伝送システムの光受信機において自己位相変調を補償するための別の方法およびシステムが提案される。光受信機において、2つの直交偏光に関連する2つの信号成分を含む信号が受信される。受信された信号の2つの信号成分は、例えば、偏光スプリッタの使用によって、別個の信号として提供され得る。受信された信号は偏光多重分離される。この方法は、位相誤差信号を評価することに基づいて、偏光多重分離化の過程で、信号成分に対して位相変調を実行するステップを含む。
本発明の別の態様によれば、位相誤差信号は、位相変調後の信号成分の現在の搬送波位相とその信号成分の平均搬送波位相との間の差に依存する。
信号成分の搬送波位相は、信号成分の位相変調を除去することによって決定され得る。これは、基礎となる変調方式に応じて、異なる手段によって達成され得る。例として、QPSK変調された信号成分の搬送波位相は、信号成分に4の冪演算、例えば、(I+jQ)を応用することによって隔離され得る。搬送波位相は、結果として生じる複素数の引数として取得される。その結果、QPSK変調された信号成分の現在の搬送波位相は、I下位成分およびQ下位成分の現在のサンプルに4の冪演算、例えば、(I+jQ)を応用することによって取得され得る。平均搬送波位相は、所定の数のサンプルに対して現在の搬送波位相を平均化することによって取得され得る。
以下で説明されるその好ましい実施形態を含めて、この別の方法およびシステムは、独立して使用されることが可能であり、または本明細書において開示されるその他の方法およびシステムと組み合わせて使用されることも可能である点に留意されたい。さらに、好ましい実施形態では、位相誤差信号の評価は、位相誤差信号の最小化、例えば、平均二乗誤差の最小化を備える点に留意されたい。これは、位相誤差信号を使用する反復的な一定モジュラスアルゴリズム(CMA)を適用することによって達成され得る。
本発明のもう1つの態様によれば、偏光多重分離装置は、2つの重みづけされた信号成分を組み合わせることによって、偏光多重分離装置の下流の2つの信号成分を決定する。偏光多重分離化装置の上流の2つの信号成分は、それぞれ、重みによって乗算され、次いで、加算される。すなわち、偏光多重化前の2つの信号成分は、偏光多重化後の2つのその他の信号成分をもたらす目的で、異なるセットの重みによって組み合わされる。
かかる偏光多重分離装置の場合、本発明による方法およびシステムは、偏光多重分離装置のそれぞれの重みにおいて位相変調器を備え得る。この場合、位相誤差信号の基礎を形成している信号成分は、好ましくは、それぞれの重みに関連する、偏光多重分離装置の下流の信号成分である。すなわち、位相誤差信号は、それぞれの位相変調器を通過している信号成分が寄与している、偏光多重分離装置の下流の信号成分に基づいて決定される。
さらに、SPMによって引き起こされるひずみの範囲は、光パルスの強度に比例するということから、位相変調器のそれぞれの位相変調は、それぞれの重みに関連する、偏光多重分離装置の上流の信号成分の強度に依存することが有利な場合がある。
本発明は、以下に、添付の図面を参照して、例示的な形で説明される。
CD補償と偏光多重分離化とを用いた先行技術のPDM−QPSK受信機を例示する図である。 CD等化前に自己位相変調補償を用いる、本発明の一実施形態を例示する図である。 CD等化器の前、かつCD等化器内に自己位相変調を用いる、本発明のもう1つの実施形態を例示する図である。 偏光多重分離装置内に自己位相変調を用いる、本発明のもう1つの実施形態を例示する図である。 図4の実施形態の位置補正器値を決定するために使用される位相誤差信号の生成を例示する図である。
図1は、本明細書の導入部分においてすでに議論された。
図2は、CD等化前に自己位相変調補償を用いる、本発明の一実施形態を例示する。示された例では、光受信機は、それぞれの信号成分に関する2つのCD等化器210、211と、偏光多重分離装置212とを備える。加えて、光受信機は、それぞれの横断信号成分、それぞれ、i+jqおよびi+jqに関する位相補償器すなわち位相変調器201、202を備える。位相補償器は、信号位相のオフセットを用いる。すなわち、位相補正器は、それぞれ、「x」信号成分および「y」信号成分に関する1つまたは複数の位相補正器の値DphiXおよびDphiYによって、信号位相を増大または減少させる。
本発明の一態様によれば、位相補正器値は、以下の方程式を使用して、位相補正器決定ユニット205内で決定され得る:
DphiX=k・(i +q +i +q
DphiY=k・(i +q +i +q
式中、k、kは、位相変調の変調深度を決定する、強度と位相変調との間の比例係数である。この係数は、ここでは、それぞれの位相補正器に関する反復ステップ係数と呼ばれ、(i +q +i +q )という項は、自己位相変調補償器に対する、組み合わされたPDM入力信号の強度、すなわち、組み合わされた横断信号成分i+jqおよびi+jqの強度を表す。
本発明のもう1つの態様によれば、反復ステップk、kは、以下の方程式を使用して、反復的な形で、反復ステップ係数決定ユニット204内で決定され得る:
Figure 0005238881
Figure 0005238881
式中、反復lにおいて、
Figure 0005238881
Figure 0005238881
は、現在の反復ステップ係数であり、
Figure 0005238881
Figure 0005238881
は、更新された反復ステップ係数であり、αは収束パラメータである。(I+jQ)(i+jq)および(I+jQ)(i+jq)という項は、それぞれの入力信号成分とそれぞれの出力信号成分との間の相関関係、すなわち、「x」横断成分に関するi+jqとI+jQとの間の相関関係、ならびに、「y」横断成分に関するi+jqとI+jQとの間の相関関係の方向性を示す項である。その正符号および負符号を有する誤差信号eは、補正の方向を示す。理想的な補正の場合、eは、少なくとも多くの事例の平均でゼロになる。この例において、反復ステップ係数は自然数であるということにより、これらの相関項の絶対値、その実部またはその虚部のどちらかが使用され得る。しかし、上の方程式に示すように、実際に評価されたkが変調係数の指数exp(jk...)内に出現することから、kの増分変化(incremental variation)は、位相変調器出力において、光場の増分回転(incremental rotation)i+jqを誘導するため、虚部が有利な場合がある。複素平面内の位相変調器に対する光入力フィールドのこの増分回転は、小虚数で乗算した増分フィールド成分を加算して近似され得る。さらに、良好な結果は、相関項の虚部を使用することによって達成されている。最終的に、この方程式は、光受信機の補償された出力信号に基づいて決定された誤差値すなわち誤差信号である項eを含む。
ステップ係数は複素数であってよい点にも留意されたい。その場合、複素相関項は、ステップ係数の決定のために維持されることになる。その結果、DphiXおよびDphiYは、実際に複素数になり、自己位相変調201および202の補償は、位相と振幅補償成分とを含むことになる。実際の光ファイバ内の線形ひずみおよび非線形ひずみの連続的な重なりにより、自己位相変調は振幅ひずみ成分も含み得るため、これは有利な場合がある。
誤差値eは、横断成分I+jQとI+jQの両方を含む、補償された、組み合わされた出力信号に基づいて、誤差信号決定ユニット203内で決定される。出力信号は、自己位相変調の補償の下流の任意の信号であり得るが、後処理を通過し、補正されたコンステレーションを有する、光受信機の信号処理セクションの出力における出力信号であることが好ましい。
誤差信号eを決定するために、基礎となる変調方式のコンステレーションポイントの位置の知識を考慮することができる。例として、QPSK変調方式のコンステレーションポイントは、同相軸および横軸図の円上に配置される。同じことが、BPSK変調方式などその他のPSK変調方式、または8−PSKなどの高次PSK変調方式にも当てはまる。その結果、PSK変調の場合、両方の横断成分を含み、4次元信号S=(I,Q,I,Q)を形成する、組み合わされたPDM信号のコンステレーションポイントは、4次元球面上に配置される。大まかに言えば、これは、考えられるコンステレーションポイント上の信号の強度が一定である、偏光分割多重信号に当てはまる。コンステレーションが正規化された場合、この球面は1の半径Rを有する。本実施形態では、誤差信号eは、組み合わされた、受信された4次元信号S=(I,Q,I,Q)と、考えられるコンステレーションポイントによって画定された4次元球面との間の距離として画定される。
すなわち、図2の実施形態の自己位相変調補償は、以下のように説明され得る:誤差値、すなわち誤差信号eは、光受信機のI+jQ複素出力信号およびI+jQ複素出力信号によって形成される。誤差信号eは、4次元信号S=(I,Q,I,Q)と半径R(例えば、R=1)を有する4次元球面との間の4次元の正差異または負差異である。SPM緩和またはSPM補償の場合、それぞれのデジタル化された光ダイオード信号i+jqおよびi+jqの位相は、その組み合わされた、デジタル化された光ダイオード信号の総強度に比例する値を用いて位相変調される。この値は、誤差信号eの平均二乗誤差を最小化する適応アルゴリズムによって適応された係数kおよびkで総強度を乗算することによって取得される。kはkに等しいという追加の制約を考慮することが有利な場合がある。この後者の制約は、結果として、両方の信号成分に対する自己位相変調の同一の緩和をもたらすことになる。
図3は、CD等化器の前面および内部で自己位相変調を用いる、本発明のもう1つの実施形態300を例示する。実際の光ファイバ上で、波長分散などの線形ひずみ効果、および自己位相変調などの非線形効果は連続的な形で発生するということにより、これらの効果をむしろ連続的な形で形成することも有利な場合がある。したがって、CDの等化とSPMの緩和とを可能な限り併合させることが有利な場合がある。実際には、これは、CD等化とSPM緩和とを連続的に交番させることによって行われ得る。図3は、第1のSPM緩和ユニット301の後に第1のCD等化ユニット302が続き、その後に第2のSPM緩和ユニット303および第2のCD等化ユニット304が続く一実施形態を示す。例示された例では、信号処理は、偏光多重分離装置305によって仕上げられる。
CD等化器302および304の2つの段階のCDタップ係数cは、光受信機の出力において誤差信号、例えば、I+jQおよびI+jQを最小化することによって決定され得る。偏光分割多重信号の「x」成分と「y」成分とを別々に処理するとき、それぞれの信号成分のコンステレーションポイントが半径1の正規化された円上にある場合、「x」信号成分および「y」信号成分に関して個別の誤差信号、例えば、
=1−|I+jQ
=1−|I+jQ
を画定することが可能である。
実際の光ファイバ上の線形ひずみおよび非線形ひずみの絶え間ない連続により、かつ本実施形態においても、CD等化およびSPM緩和は互いに連続的に交番するということにより、CDタップ係数を決定するために、図2の関連で画定された誤差信号eも使用することが有利な場合がある。基礎となる変調の考えられるコンステレーションポイントによって画定された4次元球面に対する、4次元の組み合わされた出力信号S=(I,Q,I,Q)の距離に関するこの誤差信号eは、線形ひずみおよび非線形ひずみの絶え間ない連続によって受けるひずみによりよく整合し得る。これは、単に、それぞれの横断信号成分、すなわち偏光分割多重出力信号の「x」成分または「y」成分の誤差信号に関する、先の段落で説明されたCDタップ係数を決定するためのCMAベースの方法と明らかに異なる。
誤差信号決定ユニット306内で決定された誤差信号e、e、および/またはeのうちのどれか1つを使用して、仮想の組み合わされたCD等化器のCDタップ係数bが総FIR決定ユニット307内で決定される。図3に示すように、それぞれの部分CD等化器302、304は、それぞれの横断信号成分に関するN個のタップ係数cを含む。したがって、それぞれの信号成分は、2×N個のCDタップ係数を使用して等化される。これらの2つの連続的なCP等化器は、2×N−1個のサンプルの長さの組み合わされた有限インパルス応答を有し、したがって、2×N−1個のタップ係数bを有する仮想の組み合わされたCD等化器を決定するに足る。これらのタップ係数bは、一定モジュラスアルゴリズムによって決定されることが可能であり、誤差信号決定ユニット306内で決定された誤差信号e、またはeおよびeが使用される。「x」信号成分および「y」信号成分のそれぞれのタップ係数を決定するために、CMA内で、横断入力信号i+jqおよびi+jqと、横断出力信号I+jQおよびI+jQとが使用される。すなわち、図3に示される上部CD等化器と下部CD等化器とに関する両方の信号成分のジョイントタップ係数を決定することが有利な場合もある。この場合、ジョイント一定モジュラス適応アルゴリズムにおいて、4次元入力信号s=(i,q,i,q)と4次元出力信号S=(I,Q,I,Q)とを使用することが可能である。
以下のステップにおいて、N個のCDタップ係数cは、仮想の組み合わされたCD等化器の2×N−1個のタップ係数bに基づいて決定される。2×N−1個のタップ係数bを有する複素FIRフィルタBを実際の波長分散にどのように適応するかは知られている。上で説明されたように、典型的な適応方式は、複素の振幅だけが知られている場合、CMAアルゴリズムであり、適応のためにこれらの決定が使用される場合、LMS(最小二乗平均誤差)アルゴリズムである。以下の例では、2×N−1個のタップを有するフィルタBが、それぞれがN個のタップcを有する2つの同一FIRフィルタCのカスケードによってどのように置き換えられることが可能であるかが示される。これは、部分FIR決定ユニット308内で実行され、方程式の反復セットを使用して実行され得る。このために、仮想の組み合わされたCD等化器Bのディラックインパルス応答と、2つの連続的な部分CD等化器C302、304とを整合させることを目標とすることができる。すなわち、長いフィルタbおよびカスケードcは、同じインパルス応答を有するべきである。bからcを計算するための考えられる方法は以下のとおりである。説明を簡単にするために、タップ指標は0から始まり、したがって、組み合わされたCD等化器Bのタップは、b,...,b2N−2であり、2つの部分CD等化器Cのタップは、c,...,cN−1であることが仮定される。同一タップ間隔Tを用いると、タップbによって生成されるインパルス応答は、領域cのディラックインパルスにおいて、かつ時間i×Tにおいて出現する。その結果、t=0×Tにおいて、組み合わされた等化器Bはbのパルスを生成し、2つのカスケードされた等化器Cは、組み合わされた等化器のパルス、すなわち、
Figure 0005238881
に等しくなければならない
Figure 0005238881
のパルスを生成する。したがって、これは、
Figure 0005238881
である。
同じように、t=1×Tにおいて、組み合わされた等化器Bはbのパルスを生成し、2つのカスケードされた等化器Cは、c+cのパルスを生成する。したがって、
Figure 0005238881
である。
一般に、t=r×Tにおいて、組み合わされた等化器Bはパルスbを提供し、カスケードされた等化器Cはパルス:
Figure 0005238881
を提供する。
要約すると、タップcおよびcのすべての対が出現し、これは、時刻r×Tにおいて、寄与を生み出す。cに関して、最終的に:
Figure 0005238881
を取得する。
係数を推論するための代替案は、最後のタップから開始して、タップ計算プロセスの間に下方移動することである。その他の解決手順も適用可能である。
第1のCD等化器302および第2のCD等化器304のCDタップ係数cが決定されていると、第1のSPM緩和ユニット301の位相補正器Dphi1XおよびDphi1Y、ならびに第2のSPM緩和ユニット303の位相補正器Dphi2XおよびDphi2Yは、図2の関連で説明された適応アルゴリズムを使用して決定され得る。このために、出力信号成分I+jQおよびI+jQが使用され得る。説明されたアルゴリズムに関して使用される入力信号に関して、SPM緩和ユニット301および303の両方に関する位相補正器を決定するために、入力信号i+jqおよびi+jqが使用され得る。1つまたは複数の位相補正器の値を決定するために使用される入力信号として、この入力信号をそれぞれのSPM緩和ユニットに使用すること、すなわち、SPM緩和ユニット301の位相補正器値を決定するために、SPM緩和ユニット301に対する入力信号が使用され、SPM緩和ユニット303の位相補正器値を決定するために、SPM緩和ユニット303に対する入力信号が使用されることが好ましい。
すなわち、図3に例示された実施形態は、例えば、第2の非線形補償ユニット303を介して、中期段階でさらなるSPM緩和を応用することによって、図2に例示されたSPM緩和をさらに改善することとして説明され得る。このために、波長分散補償用の2×N−1個のタップを有する、必要とされる大型FIRフィルタは、ハーフサイズの、すなわち、N個のタップの、2つの、場合によっては、同一FIRフィルタに分岐される。加えて、2×N−1個のタップbを有する仮想大型FIRフィルタが、例えば、一定モジュラスアルゴリズムを使用することによって適応され、2つの小型FIRフィルタのタップcがタップbから計算される適応方式が提案される。この計算は、部分FIR決定ユニット308内で実行される算術演算によって行われることが可能である。
図4は、偏光多重分離装置401内で自己位相変調を用いる、本発明のもう1つの実施形態400を例示する。この実施形態は、独立して使用されることが可能であり、または図2および図3の関連で説明された実施形態と組み合わせて使用されることも可能である。図4では、SPM緩和に関する4つの位相変調器405、406、407、408は、偏光多重分離化装置401内に配置される。それぞれの位相変調器は、偏光多重分離装置の上流の特定の横断入力信号成分と、偏光多重分離装置の下流の特定の横断出力信号成分とによって特徴付けられる。詳細には、位相変調器405は、入力信号成分I’+jQ’と出力信号成分I+jQとを有し、位相変調器406は、入力信号成分I’+jQ’と出力信号成分I+jQとを有し、位相変調器407は、入力信号成分I’+jQ’と出力信号成分I+jQとを有し、位相変調器408は、入力信号成分I’+jQ’と出力信号成分I+jQとを有する。
位相変調器405、406、407、408のそれぞれに関して、そのそれぞれの出力信号成分に基づいて、誤差信号が決定される。これは、誤差信号決定ユニット402内で行われる。誤差信号を決定するためのこの方法は、図5でさらに例示される。図5でI+jQとして参照される、それぞれの出力信号成分に関して、現在の搬送波位相が現在の位相決定ユニット501内で決定され、平均搬送波位相が平均位相決定ユニット502内で決定される。
非線形性と雑音とによって誘導されるひずみは、コンステレーションセンターポイントの周囲に平均して等しく分散される追加の位相変調をもたらす。4乗を計算することによって、QPSK信号の変調を除去することにより、1つの共通センターポイントの周囲に「新しい」コンステレーションポイントが分散される。位相内のこの点からの偏差は、非線形性と雑音とによって誘導された位相ひずみに比例する。したがって、複数の記号間隔またはサンプル間隔に対して搬送波位相を平均化することによって、搬送波位相の正確な位相推定を取得することが可能である。信号I+jQを4乗(I+jQ)に増やすことは、QPSK変調のために変調された位相を取り消す。その他の変調方式は、変調された位相を取り消すために、サンプルの異なる処理を必要とする場合がある。例えば、BPSKは、信号サンプルの複素値に二乗関数が適用されることを必要とする場合がある。次いで、位相は、複素値(I+jQ)を合計することによって、P個のサンプルのブロックに対して平均化される。平均搬送波位相推定φは、
Figure 0005238881
によって取得される。
I+jQの特定サンプルに関する現在の搬送波位相推定φは、
φ=arg[(I+jQ)
によって提示される。
誤差信号は、eφは、
φ=φ−φ
として位相差異決定ユニット503内で取得される。
図5は、矢印504によって表される現在の搬送波位相φと、矢印505によって表される平均搬送波位相φとの間の位相差としてこの誤差信号eφを例示する。
誤差信号eφを使用することによって、反復ステップ係数決定ユニット403内でステップ係数kが決定される。これは、一定モジュラスアルゴリズムを使用することによって行われることが可能であり、入力信号として、偏光多重分離装置の上流のそれぞれの位相変調器に対するそれぞれの横断入力信号、すなわち、I’+jQ’またはI’+jQ’のどちらが使用され、出力信号として、偏光多重分離装置の下流のそれぞれの位相変調器のそれぞれの横断出力信号、すなわち、I+jQまたはI+jQが使用される。その結果、それぞれ、4つの位相変調器405、406、407、および408に関して、4つのステップ係数kxx、kxy、kyx、およびkyyが決定される。ステップ係数の注釈において、第1の指標文字は、位相変調器の横断入力信号成分を示し、第2の指標文字は、位相変調器に対する横断出力信号成分を示す。
次のステップでは、DphiXX、DphiYX、DphiXY、およびDphyYYと呼ばれる、4つの位相変調器の位相補正器値が位相補正器決定ユニット404内で決定される。これらの位相補正器値は、それぞれのステップ係数をそれぞれの位相変調器に対する横断入力信号成分の強度で乗算することによって、ユニット404内で取得され得る。すなわち、
DphiXX=kxx・(I’ +Q’
DphiYX=kyx・(I’ +Q’
DphiXY=kxy・(I’ +Q’
DphyYY=kyy・(I’ +Q’
である。
すなわち、図4に例示された本発明の実施形態は、さらなる位相変調によって、例えば、信号処理出力において、偏光多重分離装置401内の位相変調によって、SPM緩和を改善することとして説明され得る。強度比例位相変調を適応するための別の誤差信号eφが提案される。この誤差信号eφは、(「x」偏光内または「y」偏光内のどちらかの)それぞれの出力信号成分の位相と、平均出力信号位相との間の位相差異に比例する。この信号位相は、変調を除去する4の冪演算によって取得され得る。
本明細書は、光伝送システム内で自己位相変調を緩和するための手段を開示する。詳細には、コヒーレント検出に基づく将来の100Gb/sのイーサネット(登録商標)トランスポンダの場合、ファイバ出射パワーの低減は限定効果になることが予測される。本明細書で提案される要素は、関連するひずみ、特に、SPMの低減を可能にし、したがって、それぞれの光範囲のファイバ出射パワーを増大することを可能にする。この手段によって、光リンク予算は増大され得る。本発明は、例えば、ASIC(特定用途向け集積回路)技術またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)技術を使用して、DSP上で実装されることが可能である。

Claims (15)

  1. 偏光分割多重化と定振幅を用いる変調方式とを使用して、光伝送システムの光受信機(100)において自己位相変調を補償するための方法であって、
    それぞれの成分が同相下位成分と直交位相下位成分とを含む、2つの直交偏光に関連する2つの信号成分を含み、それによって4次元空間を補う、信号を受信するステップを含む方法において、
    受信された信号に対して位相変調(201、202)を実行するステップをさらに備え、位相変調(201、202)が、位相変調後に受信された信号と、光伝送システムの目標コンステレーションポイントによって画定された4次元球面との間の4次元空間における距離に依存する誤差信号(203)を評価することによって決定されることを特徴とする、方法。
  2. 位相変調(201、202)が、位相変調(201、202)前に受信された信号の強度に依存する、請求項1に記載の方法。
  3. 受信された信号の2つの信号成分が別々に提供され、
    位相変調(201、202)がそれぞれの信号成分に対して実行される、
    請求項1に記載の方法。
  4. 方法が反復方法であって、
    信号成分に対する位相変調(201、202)が、位相変調(201、202)前の信号成分と位相変調(201、202)後の対応する信号成分との間の乗算に依存する値によって乗算された実際の誤差信号によって、これまでの反復のステップ係数を補正することによって、所与の反復において取得されるステップ係数に依存する、
    請求項3に記載の方法。
  5. 定振幅を用いる変調方式が4位相偏移変調である、
    請求項1に記載の方法。
  6. 受信された信号の2つの信号成分が提供され、
    受信された信号が偏光多重分離され(401)
    方法が、
    位相変調後の信号成分の現在の搬送波位相とその信号成分の平均搬送波位相との間の差に依存する位相誤差信号(402)を評価することに基づいて、偏光多重分離化(401)の過程で、信号成分に対して位相変調(405、406、407、408)を実行するステップをさらに含む、
    請求項1に記載の方法。
  7. 偏光分割多重化と定振幅を用いる変調方式とを使用して、光伝送システムの光受信機(100)において自己位相変調を補償するためのシステムであって、
    受信された信号が、それぞれの成分が同相下位成分と直交位相下位成分とを含む、2つの直交偏光に関連する2つの信号成分を含み、それによって4次元空間を補い、
    受信された信号に対して位相変調を実行するように動作可能な位相変調器(201、202)を備え、位相変調が、位相変調器の下流で受信された信号と、光伝送システムの目標コンステレーションポイントによって画定された4次元球面との間の4次元空間内の距離に依存する誤差信号(203)を評価することによって決定されることを特徴とする、システム。
  8. 光受信機(100)が、
    受信された信号の波長分散用の等化器(210、211)と、
    偏光多重分離装置(212)とをさらに備える、請求項7に記載のシステム。
  9. 位相変調器(201、202)が、波長分散用の等化器(210、211)の上流および偏光多重分離装置(212)の上流に配置され、
    位相変調器(201、202)の下流で受信された信号が、波長分散用の等化器(210,211)の下流および偏光多重分離装置(212)の下流で受信された信号である、
    請求項8に記載のシステム。
  10. 等化器が位相変調器(303)の上流の部分等化器(302)と下流の部分等化器(304)とを備えた状態で、位相変調器(303)が波長分散用の等化器(302、304)内の中間点に配置され、
    位相変調器(303)の下流で受信された信号が、波長分散用の等化器(304)の下流および偏光多重分離装置(305)の下流で受信された信号である、
    請求項8に記載のシステム。
  11. 位相変調器(303)の上流の部分等化器(302)および下流の部分等化器(304)の等化パラメータが、
    中間位相変調が実行されないことを仮定して、仮想の組み合わされた等化器の等化パラメータを決定することと、
    仮想の組み合わされた等化器として、同じ組み合わされたインパルス応答を有する部分等化器(302、304)の等化パラメータを決定することと
    によって決定される、請求項10に記載のシステム。
  12. 位相変調器(303)の上流の部分等化器(302)の等化パラメータが、位相変調器(303)の下流の部分等化器(304)の等化パラメータに等しい、
    請求項10に記載のシステム。
  13. 光受信機(100)が、
    受信された信号の2つの信号成分を提供するように動作可能な分岐ユニット(106)と、
    受信された信号の偏光を多重分離するように動作可能な偏光多重分離装置(401)とを備え、システムが
    偏光多重分離装置(401)内の中間点に位相変調器(405、406、407、408)をさらに備え、位相変調器(405、406、407、408)が、位相変調器(405、406、407、408)の下流の信号成分の現在の搬送波位相と、その信号成分の平均搬送波位相との間の差に依存する位相誤差信号(402)を評価することに基づいて、信号成分に対して位相変調を実行するように動作可能である、請求項7に記載のシステム。
  14. 偏光多重分離装置(401)が、偏光多重分離装置(401)の上流の2つの信号成分を加算することによって、偏光多重分離装置(401)の下流の2つの信号成分を決定し、それぞれの信号成分が重みによって乗算され、
    システムが、偏光多重分離装置(401)のそれぞれの重みにおいて、位相変調器(405、406、407、408)を備え、
    位相誤差信号が依存する信号成分が、それぞれの重みに関連する、偏光多重分離装置(401)の下流の信号成分である、
    請求項13に記載のシステム。
  15. 位相変調器(405、406、407、408)のそれぞれの位相変調が、それぞれの重みに関連する、偏光多重分離装置(401)の上流の信号成分の強度に依存する、
    請求項14に記載の方法。
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