JP5238599B2 - 外装材取付治具および外装材の取付け方法 - Google Patents

外装材取付治具および外装材の取付け方法 Download PDF

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Description

本発明は、壁の表面に固定された縦胴縁に、外装材の上端部を前記縦胴縁の上端より下方位置で位置決めして仮取付けする外装材取付治具および外装材の取付け方法に関する。
住宅の建築については、その工業化が進み、例えば、壁や床、屋根といった構成要素を予め工場にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを組み立てることにより、住宅を構築するといったパネル工法が一部に採用されている。さらに、近年、パネル工法についての工業化が進んでおり、工場等において予め外装材を壁パネルに取付けておき、この外装材付き壁パネルを建築現場で組み立てることも行われている。
壁パネルに外装材を取付ける場合、例えば壁パネルの表面に横胴縁を取り付け、この横胴縁に外装材を釘等によって固定することで行われている。このように、壁パネルに横胴縁を介して外装材を取付ける場合、壁パネルの下端を外装材の取付基準位置としているが、例えば、壁パネルの表面に下屋を取付ける場合には、外装材の取付基準位置を壁パネルの下端に設定することができない。
そこで、壁体の表面における所定の位置に外装材を位置決めして仮取付けすることができる外装材取付治具の一例として、特許文献1に記載のものが知られている。
この外装材取付治具は、壁体の表面に固定された横胴縁の上面に載置される支持部と、この支持部に設けられて、外装材の上端が前記横胴縁より上方で当接されることで、前記支持部の下端に対する前記外装材の上端の位置を位置決めする位置決め部と、前記位置決め部に設けられて、前記外装材を、その上端が前記位置決め部に当接した状態で、前記支持部の固定面に固定する固定具とを備えていることを特徴するものである。
このような外装材取付治具では、外装材を、支持部の固定面に載置するとともに、この外装材の上端を位置決め部に当接した状態で、固定具によって外装材を固定面に固定することによって、外装材を位置決めして外装材取付治具に固定することができる。したがって、外装材が固定された外装材取付治具の支持部を、横胴縁の上面に載置することによって、壁体の表面における所定の位置に外装材を位置決めして、仮取付けすることができる。
特開2001−32498号公報
ところで、壁に外装材を取り付ける場合、前記横胴縁に替えて縦胴縁を壁の表面に固定するとともに、この縦胴縁に、外装材をその上端が前記縦胴縁の上端より下方に位置するようにして位置決めして仮取付けする場合がある。
この場合、前記従来の外装材取付治具では対応できない。すなわち、従来の外装材取付治具には、外装材がその上端を位置決め部に当接させた状態で固定されるので、このようにして外装材が固定された外装材取付治具の支持部を縦胴縁の上端面に載置すると、外装材の上端が胴縁の上端より上方に位置することになる。したがって、縦胴縁に、外装材をその上端が縦胴縁の上端より下方に位置するようにして位置決めして仮取付けすることができない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、壁の表面に固定された縦胴縁に、外装材をその上端が縦胴縁の上端より下方に位置するようにして位置決めして仮取付けすることができる外装材取付治具および外装材取付け方法を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図10に示すように、壁(壁パネル)2の表面に固定された縦胴縁3に、外装材4をその上端が前記縦胴縁3の上端より下方に位置するようにして位置決めして仮取付けする外装材取付治具1,18であって、
前記縦胴縁3の上端面に載置される支持部10,20と、
前記支持部10,20より下方に突出して設けられ、下端面に外装材4の上端面が当接されることで、前記支持部10,20に対する前記外装材4の上端の位置を位置決めする位置決め部11,21と、
前記位置決め部11,21より下方に突出して設けられ、前記位置決め部11,21の下端面に上端面が当接された前記外装材4をその裏面側から受ける受け面12a,22aを備えた受部12,22と、
前記支持部10,20または前記位置決め部11,21に設けられて、前記外装材4を前記受け面12a,22aに押圧固定する押圧固定部13,23とを備えていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、外装材4を、その上端面を位置決め部11,21の下端面に当接させた状態で押圧固定部13,23によって受け面12a,22aに押圧固定することによって、支持部10,20に対する外装材4の上端の位置を位置決めできる。
そして、外装材4が位置決めされて取り付けられた外装材取付け治具1,18の支持部10,20を、壁表面に固定されている縦胴縁3の上端面に載置することによって、外装材4をその上端が縦胴縁3の上端より下方に位置するようにして位置決めして仮取付けすることができる。
請求項2に記載の発明は、例えば図1〜図5に示すように、請求項1に記載の外装材取付治具1において、
前記押圧固定部13は、前記受部12に対向離間して設けられた対向部15と、
この対向部15に、前記受け面12aに対して接離可能に設けられた接離部材16と、
この接離部材16の先端部に設けられて、前記対向部15と前記受部12との間に挿入された外装材4の上端部を前記受け面12aに押圧可能な押圧部17とを備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、接離部材16を受け面12aに接近させることによって、押圧部17が受け面12aに接近するので、対向部15と受部12との間に挿入された外装材4の上端部を押圧部17によって受け面12aに押圧して固定できる。
また、接離部材16を受け面12aから離間させる方向に移動させることによって、押圧部17が外装材4の上端部から離間するので、押圧部17による外装材4の固定を容易に解除して、外装材取付治具1を外装材4から切り離すことができる。
できる。
請求項3に記載の発明は、例えば図6〜図10に示すように、請求項1に記載の外装材取付治具18において、
前記押圧固定部23は、前記支持部20または位置決め部21に、一端部を支点として回動自在に取り付けられ、回動することによって他端部が前記受け面22aに接離可能な回動レバー25と、
この回動レバー25の他端部に設けられて、前記外装材4の上端部を前記受け面22aに押圧可能な押圧部26とを備えていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、回動レバー25を回動させて、その他端部を受け面22aに接近させることによって、押圧部26が受け面22aに接近するので、外装材4の上端部を押圧部26によって受け面22aに押圧して固定できる。
また、回動レバー25を回動させて、その他端部を受け面22aから離間させることによって、押圧部26が外装材4の上端部から離間するので、押圧部26による外装材4の固定を容易に解除して、外装材取付治具18を外装材4から切り離すことができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図1〜図10に示すように、請求項2または3に記載の外装材取付治具1,18において、
前記支持部10,20は、前記壁2の表面に固定された隣り合う縦胴縁3,3間の距離より長いことを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、支持部10,20が、壁2の表面に固定された隣り合う縦胴縁3,3間の距離より長いので、支持部10,20を隣り合う双方の縦胴縁3,3の上端面に載置できる。したがって、外装材取付治具1,18を縦胴縁3,3に安定的にセットできる。
請求項5に記載の発明は、例えば図1〜図10に示すように、請求項1〜4のいずれかに記載の外装材取付治具1,18を用いて、外装材4を壁2に仮取付けする外装材の取付け方法であって、
まず、前記外装材取付治具1,18に、前記外装材4を、その上端面を前記位置決め部10,20の下端面に当接させた状態で、前記押圧固定部13,23によって前記受け面12a,22aに押圧固定することにより取り付けておき、
前記壁表面に複数の縦胴縁3・・・を左右に所定間隔で、かつ上端位置を揃えて固定した後、前記外装材4が取付けられた前記外装材取付治具1,18の支持部10,20を前記縦胴縁3・・・の上端面に載置することで、前記外装材4を前記壁2に仮取付けすることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、外装材4を、その上端面を位置決め部11,21の下端面に当接させた状態で押圧固定部13,23によって受け面12a,22aに押圧固定することによって、支持部10,20に対する外装材4の上端の位置を位置決めできる。
そして、壁表面に複数の縦胴縁3・・・を左右に所定間隔で、かつ上端位置を揃えて固定した後、前記外装材4が取付けられた前記外装材取付治具1,18の支持部10,20を前記縦胴縁3・・・の上端面に載置することによって、外装材4をその上端が縦胴縁3・・・の上端より下方に位置するようにして位置決めして仮取付けすることができる。
本発明によれば、縦胴縁の上端面に載置される支持部と、この支持部より下方に突出して設けられ、下端面に外装材の上端面が当接されることで、前記支持部に対する前記外装材の上端の位置を位置決めする位置決め部と、この位置決め部より下方に突出して設けられ、前記位置決め部の下端面に上端面が当接された前記外装材をその裏面側から受ける受け面を備えた受部と、前記支持部または前記位置決め部に設けられて、前記外装材を前記受け面に押圧固定する押圧固定部とを備えているので、外装材を、その上端面を位置決め部の下端面に当接させた状態で押圧固定部によって受け面に押圧固定することによって、支持部に対する外装材の上端の位置を位置決めできる。
そして、外装材が位置決めされて取り付けられた外装材取付け治具の支持部を、壁表面に固定されている縦胴縁の上端面に載置することによって、外装材をその上端が縦胴縁の上端より下方に位置するようにして位置決めして仮取付けすることができる。
本発明に係る外装材取付治具の一例を示すもので、斜視図である。 同、側面図である。 同、外装材取付治具によって、外装材を壁パネルに仮取付けした状態を示す正面図である。 同、図3におけるA−A線断面図である。 同、図3におけるB−B線断面図である。 本発明に係る外装材取付治具の他の例を示すもので、斜視図である。 同、側面図である。 同、外装材取付治具によって、外装材を壁パネルに仮取付けした状態を示す正面図である。 同、図8におけるC−C線断面図である。 同、図8におけるD−D線断面図である。
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明に係る外装材取付治具1の一例を示す斜視図、図2は同側面図、図3は外装材取付治具1によって、外装材を壁パネル(壁)に仮取付けした状態を示す正面図、図4は図3におけるA−A線断面図、図5は図3におけるB−B線断面図である。
これらの図に示すように、本実施の形態の外装材取付治具1は、壁パネル(壁)2の表面に固定された縦胴縁3に、外装材4をその上端が前記縦胴縁3の上端より下方に位置するようにして位置決めして仮取付けするものである。
壁パネル2は、図3〜図5に示すように、框材2aを矩形枠状に組み立ててなる矩形枠の内部に補強桟材を縦横に組み付け、さらに前記矩形枠の両面に合板等からなる面材2b,2bを取り付けたものである。
このような壁パネル2の表面には、前記縦胴縁3が複数固定されている。縦胴縁3は上下に長尺な板材で形成されたものであり、その長手方向を上下に向けて壁パネル2の表面に、固定されている。また、縦胴縁3・・・は左右に所定間隔でかつ互いに平行に配置されている。また、縦胴縁3・・・は上端位置を揃えて固定されている。つまり、複数の縦胴縁3の上端面は等しい高さ位置に配置されている。
なお、図3に示すように、壁パネル2の下端部には、斜め胴縁5が水平面に対して傾斜して固定されており、この斜め胴縁5より下側に下屋が取り付くようになっている。そして、前記縦胴縁3・・・は下方に延在して、下端が斜め胴縁5の近傍に位置している。また、隣り合う縦胴縁3,3間には、複数の補助胴縁6・・・が上下に所定間隔で固定されている。これら補助胴縁6・・・のうち、最上段に位置する補助胴縁6の上端は、前記縦胴縁3の上端に揃えられている。
また、外装材4は、上下に長尺な矩形板状に形成されており、その下端部は、前記斜め胴縁5の傾斜方向に合せて斜めにカットされている。
前記外装材取付治具1は、図1および図2に示すように、支持部10、位置決め部11、受部12、押圧固定部13とを備えている。
支持部10は、縦胴縁3の上端面および最上段の補助胴縁6の上端面に載置されるものであり、左右に長尺な板材で形成されている。支持部10の厚さは、縦胴縁3および補助胴縁6の厚さと等しくなっており、長さは隣り合う縦胴縁3,3間の距離より長く、かつ、外装材4の左右の幅より短くなっている。
前記位置決め部11は、支持部10より下方に突出して設けられ、下端面に外装材4の上端面が当接されることで、支持部10の下面(縦胴縁3の上端面および最上段の補助胴縁6の上端面に載置される下面)に対する外装材4の上端の位置を位置決めするものである。位置決め部11は、四角柱状の部材によって形成されており、その下部を支持部10より下方に突出させて、該支持部10の表面に固定されている。したがって、位置決め部11の下端面は、支持部10の下面より所定長さ(取り付けられるべき外装材4の上端と縦胴縁3の上端との間の距離)だけ下方に位置している。また、位置決め部11は左右に離間して二つ平行に配置され、それぞれ前記支持部10の表面に固定されている。
また、前記支持部10と平行に、板材14が配置されている。この板材14は支持部10と同形、同大のものであり、前記位置決め部11に固定されている。換言すると、支持部10と板材14とが平行離間して配置されるとともに、その間に位置決め部11,11が配置され、これら位置決め部11,11が支持部10と板材14とに挟まれた状態で、該支持部10と板材14に固定されている。
前記受部12は、前記位置決め部11より下方に突出して設けられ、位置決め部11の下端面に上端面が当接された外装材4をその裏面側から受ける受け面12aを備えたものである。
受部12は、上下に長尺な板材で形成されたものであり、その上端面が支持部10の下面に固定され、上端部表面が前記位置決め部11の表面の略下半分に固定されている。また、受部12の厚さは、支持部10の厚さと等しくなっており、前記受け面12aは、受部12の表面で構成され、支持部10の表面と面一な平面となっている。
また、受部12は左右に離間して二つ平行に配置され、それぞれ前記位置決め部11の表面と、支持部10の下面に固定されている。なお、二つの受部12,12の受け面12a,12aは面一となっている。
前記押圧固定部13は、前記位置決め部11に設けられて、前記外装材4を前記受け面12aに押圧固定するものであり、前記受部12に対向離間して設けられた対向部15と、この対向部15に、受け面12aに対して接離可能に設けられた接離部材16と、この接離部材16の先端部に設けられて、前記対向部15と前記受部12との間に挿入された外装材4の上端部を受け面12aに押圧可能な押圧部17とによって構成されている。
前記対向部15は、上下に長尺な板材で形成されたものであり、その上端面が板材14の下面に固定され、上端部裏面が前記位置決め部11の略下半分に固定されている。また、対向部15は、受け部12と同形同大に形成されており、その下端部にはねじ穴が貫通して形成されている。
前記接離部材16は、前記ねじ穴に螺合された軸部16aと、この軸部16aの基端部に設けられたハンドル部16bとから構成されており、ハンドル部16bを回転させることによって、軸部16aが前記受け面12aに対して接近離間するようになっている。
そして、この軸部16aの先端部に円板状の押圧部17が設けられている。押圧部17は硬質ゴム等の弾性部材で形成されており、前記軸部16aが受け面12aに接近することによって、外装材4の上端部の表面に当接してこれを押圧することによって、外装材4の上端部を受け面12aに押圧固定するようになっている。
このような構成の押圧固定部13は、二つの位置決め部11,11にそれぞれ設けられている。
次に、上記構成の外装材取付治具1を用いて、外装材4を壁パネル2に仮取り付けする方法について説明する。
まず、外装材取付治具1に、外装材4を以下のようにして取り付ける。
すなわち、外装材取付治具1の受部12と対向部15との間に、外装材4の上端部を挿入するとともに、外装材4の上端面を位置決め部11,11の下端面に当接する。また、外装材4の上端部裏面を受け部12の受け面12aに当接する。さらに、外装材4は、その幅方向の中央部と、外装材取付治具1の支持部10の長手方向中央部とがほぼ一致するようにして、配置する。支持部10の長さは、外装材4の幅より短いので、外装材4の側端部は支持部10の両端部から少しはみ出している。
そして、押圧固定部13のハンドル部16bを手で締める方向に回転させて、軸部16aを受け面12aに向けて接近させることによって、押圧部17を外装材4の上端部の表面に当接してこれを押圧することによって、外装材4の上端部を受け面12aに押圧固定する。このようにして、外装材取付治具1に外装材4を取り付ける。
なお、外装材4を複数枚、壁パネル2に仮取り付けする場合、外装材4の数だけ外装材取付治具1を用意しておき、各外装材取付治具1に外装材4を上記のようにして取り付ける。
一方、前記壁パネル2の表面に、複数の縦胴縁3・・・を左右に所定間隔で、かつ上端位置を揃えて固定しておく。
次に、外装材4が取付けられた外装材取付治具1の支持部10を縦胴縁3・・・の上端面に載置することで、前記外装材4を前記壁パネル2に仮取付けする。この場合、隣り合う縦胴縁3,3間に、外装材取付治具1の受部12,12が位置するようにして、外装材取付治具1を配置したうえで、隣り合う縦胴縁3,3の上端面に、支持部10の下面を載置する。
同様にして、次の外装材4が取り付けられた外装材取付治具1の支持部10を次の隣り合う縦胴縁3,3の上端面に載置することで、該外装材4を前記壁パネル2に仮取付けする。この際、この外装材4の側端部を、前に仮取り付けられた外装材4の側端部に当接する。以下、同様にして必要な数だけ外装材4を壁パネル2に仮取り付けしていく。
そして、壁パネル2に必要枚数の外装材4を仮取り付けした後、これら外装材4を釘等の止着材によって、縦胴縁3および補助胴縁6に本取り付けする。
その後、各外装材取付治具1の押圧固定部13のハンドル部16bを手で緩める方向に回転させて、軸部16aを受け面12aから離間させる方向に移動させることによって、押圧部17を外装材4の上端部から離間させて、押圧部17による外装材4の固定を解除して、外装材取付治具1を外装材4から切り離して、外装材4の取り付けを終了する。
本実施の形態によれば、外装材取付治具1に外装材4を、その上端面を位置決め部11の下端面に当接させた状態で押圧固定部13によって受け面12aに押圧固定することによって、支持部10に対する外装材4の上端の位置を位置決めして、取り付けることができる。
そして、このようにして外装材4が位置決めされて取り付けられた外装材取付治具1の支持部10を、壁パネル2の表面に固定されている縦胴縁3および補助胴縁6の上端面に載置することによって、外装材4をその上端が縦胴縁3の上端より下方に位置するようにして位置決めして仮取付けすることができる。
また、接離部材16の軸部16aを受け面12aに接近させることによって、押圧部17が受け面12aに接近するので、対向部15と受部12との間に挿入された外装材4の上端部を押圧部17によって受け面12aに押圧して固定できる。
また、接離部材16の軸部16aを受け面から離間させる方向に移動させることによって、押圧部17が外装材4の上端部から離間するので、押圧部17による外装材の固定を容易に解除して、外装材取付治具1を外装材4から切り離すことができる。
さらに、支持部10が、壁パネル2の表面に固定された隣り合う縦胴縁3,3間の距離より長いので、支持部10を隣り合う双方の縦胴縁3,3の上端面に載置できる。したがって、外装材取付治具1を縦胴縁3,3に安定的にセットできる。
(第2の実施の形態)
図6は本発明に係る外装材取付治具18の他の例を示す斜視図、図7は同側面図、図8は外装材取付治具1によって、外装材を壁パネル(壁)に仮取付けした状態を示す正面図、図9は図8におけるC−C線断面図、図10は図8におけるD−D線断面図である。
これらの図に示すように、本実施の形態の外装材取付治具18は、壁パネル(壁)2の表面に固定された縦胴縁3に、外装材4をその上端が前記縦胴縁3の上端より下方に位置するようにして位置決めして仮取付けするものである。
前記外装材取付治具18は、図6および図7に示すように、支持部20、位置決め部21、受部22、押圧固定部23とを備えている。
支持部20は、縦胴縁3の上端面および最上段の補助胴縁6の上端面に載置されるものであり、左右に長尺な板材で形成されている。支持部10の厚さは、縦胴縁3および補助胴縁6の厚さと等しくなっており、長さは隣り合う縦胴縁3,3間の距離より長く、かつ、外装材4の左右の幅より短くなっている。
前記位置決め部21は、支持部20より下方に突出して設けられ、下端面に外装材4の上端面が当接されることで、支持部20の下面(縦胴縁3の上端面および最上段の補助胴縁6の上端面に載置される下面)に対する外装材4の上端の位置を位置決めするものである。位置決め部11は、上下に長尺な板材によって形成されており、その下部を支持部10より下方に突出させて、該支持部20の表面にボルトによって固定されている。したがって、位置決め部21の下端面は、支持部20の下面より所定長さ(取り付けられるべき外装材4の上端と縦胴縁3の上端との間の距離)だけ下方に位置している。また、位置決め部21は左右に離間して二つ平行に配置され、それぞれ前記支持部20の表面に固定されている。
前記受部22は、前記位置決め部21より下方に突出して設けられ、位置決め部21の下端面に上端面が当接された外装材4をその裏面側から受ける受け面22aを備えたものである。
受部22は、上下に長尺な板材で形成されたものであり、その上端面が支持部20の下面に固定され、上端部表面が前記位置決め部21の裏面の略下半分にボルトによって固定されている。また、受部22の厚さは、支持部20の厚さと等しくなっており、前記受け面22aは、受部22の表面で構成され、支持部20の表面と面一な平面となっている。
また、受部22は左右に離間して二つ平行に配置され、それぞれ前記位置決め部21の裏面と、支持部20の下面に固定されている。なお、二つの受部22,22の受け面22a,22aは面一となっている。
前記押圧固定部23は、前記位置決め部21に設けられて、前記外装材4を前記受け面22aに押圧固定するものであり、位置決め部22に、一端部を支点として回動自在に取り付けられ、回動することによって他端部が前記受け面22aに接離可能な回動レバー25と、この回動レバー25の他端部に設けられて、外装材4の上端部を受け面22aに押圧する押圧部26とを備えている。
前記位置決め部22の表面下部には、ブラケット27が位置決め部22の表面と直角に固定されており、このブラケット27の先端部に、前記回動レバー25の一端部が回動自在に連結され、これによって、回動レバー25は一端部を支点として回動自在となっている。回動レバー25の他端部には、外周部に雄ねじが形成された取付軸28が螺合されており、この取付軸28の先端部に、硬質ゴム等の弾性部材で形成された前記押圧部26が取り付けられている。そして、この取付軸28を軸回りに回転させることによって、回動レバー25の他端部に対する押圧部26の突出量を調整できるようになっている。
また、前記ブラケット27には、操作レバー30の一端部が回動自在に連結されており、これによって、操作レバー30は一端部を支点として回動自在となっている。この操作レバー30と回動レバー25とはリンク部材31によって連結されている。すなわち、リンク部材31の一端部が前記操作レバー30に回動自在に連結されており、他端部が前記回動レバー25に回動自在に連結されている。
そして、回動レバー25は、操作レバー30の他端部を手で持って支持部20側に向けて引き上げることによって、リンク部材31を介して、押圧部26が前記受け面22aから離間するように回動するようになっている。また、回動レバー25は、操作レバー30を支持部20から離間する方向に引き起こすことによって、リンク部材31を介して、押圧部26が受け面22aに接近する方向に回動して、外装材4の上端部の表面に当接してこれを押圧することによって、外装材4の上端部を受け面22aに押圧固定するようになっている。
このような構成の押圧固定部23は、二つの位置決め部21,21にそれぞれ設けられている。
次に、上記構成の外装材取付治具18を用いて、外装材4を壁パネル2に仮取り付けする方法について説明する。
まず、外装材取付治具18に、外装材4を以下のようにして取り付ける。
すなわち、外装材取付治具18の位置決め部21,21の下端面に、外装材4の上端面を当接するとともに、外装材4の上端部裏面を受け部22の受け面22aに当接する。さらに、外装材4は、その幅方向の中央部と、外装材取付治具18の支持部20の長手方向中央部とがほぼ一致するようにして、配置する。支持部20の長さは、外装材4の幅より短いので、外装材4の側端部は支持部20の両端部から少しはみ出している。
そして、押圧固定部23の操作レバー30を支持部20から離間する方向に引き起こすことによって、リンク部材31を介して、押圧部26を受け面22aに接近する方向に回動させ、外装材4の上端部の表面に当接させてこれを押圧することによって、外装材4の上端部を受け面22aに押圧固定する。このようにして、外装材取付治具18に外装材4を取り付ける。
なお、外装材4を複数枚、壁パネル2に仮取り付けする場合、外装材4の数だけ外装材取付治具18を用意しておき、各外装材取付治具18に外装材4を上記のようにして取り付ける。
一方、前記壁パネル2の表面に、複数の縦胴縁3・・・を左右に所定間隔で、かつ上端位置を揃えて固定しておく。
次に、外装材4が取付けられた外装材取付治具18の支持部20を縦胴縁3・・・の上端面に載置することで、前記外装材4を前記壁パネル2に仮取付けする。この場合、隣り合う縦胴縁3,3間に、外装材取付治具18の受部22,22が位置するようにして、外装材取付治具18を配置したうえで、隣り合う縦胴縁3,3の上端面に、支持部20の下面を載置する。
同様にして、次の外装材4が取り付けられた外装材取付治具18の支持部20を次の隣り合う縦胴縁3,3の上端面に載置することで、該外装材4を前記壁パネル2に仮取付けする。この際、この外装材4の側端部を、前に仮取り付けられた外装材4の側端部に当接する。以下、同様にして必要な数だけ外装材4を壁パネル2に仮取り付けしていく。
そして、壁パネル2に必要枚数の外装材4を仮取り付けした後、これら外装材4を釘等の止着材によって、縦胴縁3および補助胴縁6に本取り付けする。
その後、各外装材取付治具18の操作レバー30を支持部20側に向けて引き上げることによって、リンク部材31を介して、押圧部26を前記受け面22aから離間するように回動させて、押圧部26による外装材4の固定を解除して、外装材取付治具18を外装材4から切り離して、外装材4の取り付けを終了する。
本実施の形態によれば、外装材取付治具18に外装材4を、その上端面を位置決め部21の下端面に当接させた状態で押圧固定部23によって受け面22aに押圧固定することによって、支持部20に対する外装材4の上端の位置を位置決めして、取り付けることができる。
そして、このようにして外装材4が位置決めされて取り付けられた外装材取付治具18の支持部20を、壁パネル2の表面に固定されている縦胴縁3および補助胴縁6の上端面に載置することによって、外装材4をその上端が縦胴縁3の上端より下方に位置するようにして位置決めして仮取付けすることができる。
また、回動レバー25を回動させて、その他端部を受け面22aに接近させることによって、押圧部26が受け面22aに接近するので、外装材4の上端部を押圧部26によって受け面22aに押圧して固定できる。また、回動レバー25を回動させて、その他端部を受け面22aから離間させることによって、押圧部26が外装材4の上端部から離間するので、押圧部26による外装材4の固定を容易に解除して、外装材取付治具18を外装材4から切り離すことができる。
さらに、支持部20が、壁パネル2の表面に固定された隣り合う縦胴縁3,3間の距離より長いので、支持部20を隣り合う双方の縦胴縁3,3の上端面に載置できる。したがって、外装材取付治具18を縦胴縁3,3に安定的にセットできる。
また、押圧固定部23の取付軸28を軸回りに回転させることによって、回動レバー25の他端部に対する押圧部26の突出量を調整できるので、受け面22aに押圧固定される外装材4の厚さに応じて、押圧部26の突出量を調整して、外装材4の上端部を適切な力で押圧できる。
1,18 外装材取付治具
2 壁パネル(壁)
3 縦胴縁
4 外装材
10,20 支持部
11,21 位置決め部
12,22 受部
12a,22a 受け面
13,23 押圧固定部
15 対向部
16 接離部材
17 押圧部
25 回動レバー
26 押圧部

Claims (5)

  1. 壁の表面に固定された縦胴縁に、外装材をその上端が前記縦胴縁の上端より下方に位置するようにして位置決めして仮取付けする外装材取付治具であって、
    前記縦胴縁の上端面に載置される支持部と、
    前記支持部より下方に突出して設けられ、下端面に外装材の上端面が当接されることで、前記支持部に対する前記外装材の上端の位置を位置決めする位置決め部と、
    前記位置決め部より下方に突出して設けられ、前記位置決め部の下端面に上端面が当接された前記外装材をその裏面側から受ける受け面を備えた受部と、
    前記支持部または前記位置決め部に設けられて、前記外装材を前記受け面に押圧固定する押圧固定部とを備えていることを特徴とする外装材取付治具。
  2. 請求項1に記載の外装材取付治具において、
    前記押圧固定部は、前記受部に対向離間して設けられた対向部と、
    この対向部に、前記受け面に対して接離可能に設けられた接離部材と、
    この接離部材の先端部に設けられて、前記対向部と前記受部との間に挿入された外装材の上端部を前記受け面に押圧可能な押圧部とを備えていることを特徴とする外装材取付治具。
  3. 請求項1に記載の外装材取付治具において、
    前記押圧固定部は、前記支持部または位置決め部に、一端部を支点として回動自在に取り付けられ、回動することによって他端部が前記受け面に接離可能な回動レバーと、
    この回動レバーの他端部に設けられて、前記外装材の上端部を前記受け面に押圧する押圧部とを備えていることを特徴とする外装材取付治具。
  4. 請求項2または3に記載の外装材取付治具において、
    前記支持部は、前記壁の表面に固定された隣り合う縦胴縁間の距離より長いことを特徴とする外装材取付治具。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の外装材取付治具を用いて、外装材を壁に仮取付けする外装材の取付け方法であって、
    まず、前記外装材取付治具に、前記外装材を、その上端面を前記位置決め部の下端面に当接させた状態で、前記押圧固定部によって前記受け面に押圧固定することにより取り付けておき、
    前記壁表面に複数の縦胴縁を左右に所定間隔で、かつ上端位置を揃えて固定した後、前記外装材が取付けられた前記外装材取付治具の支持部を前記縦胴縁の上端面に載置することで、前記外装材を前記壁に仮取付けすることを特徴とする外装材の取付け方法。
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