JP5238434B2 - 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に搭載される現像装置に関し、特に、現像装置からのトナー飛散を防止する方法に関するものである。
コピー機、プリンタ、FAX等の電子写真方式を用いる画像形成装置においては、主に粉末の現像剤(トナー)が使用され、現像装置を用いて感光体ドラム等の像担持体上に形成された静電潜像を可視化し、その可視像を記録媒体上に転写した後、定着処理を行うプロセスが一般的である。
このような画像形成装置においては、従来、現像装置からのトナー飛散が問題となっていた。特に、画像形成装置内部に外気を引き込む冷却用ファンを設けた場合、冷却用ファンからの気流がトナーの付着し易い現像ローラやトナー補給口等に当たるとトナー飛散が生じ、画像形成装置内部の汚染や画像上へのトナー落ち、或いは露光ユニットの汚染による書込不良等の不具合が発生するおそれがあった。
そこで、画像形成装置内でのトナー飛散を抑制する方法が種々提案されており、例えば特許文献1には、ファンにより機内に引き込まれた気流が書き込み(露光)ユニットから現像ローラ表面を経由して機外へ排出されるようにすることで、転写紙上や書き込みユニットへのトナー落ちを防止する画像形成装置が開示されている。
特開2007−94052号公報
特許文献1の構成では、画像上の汚れや書き込みユニットへのトナーの堆積は改善されるものの、現像ローラ表面を気流が通過するためトナー飛散を完全には防止できず、現像ユニット周辺のトナー汚染が発生していた。また、スポンジ等の気流遮断部材を用いて気流の経路を塞ぐ方法も考えられるが、着脱式の現像ユニットの場合、ユニットの交換時に気流遮断部材を取り外し、交換後に再度装着する必要があるため作業性が低下する。また、気流遮断部材を装着し忘れるおそれもある。
一方、現像ユニットに予め気流遮断部材を付設しておけば、作業性の低下や装着忘れを防止できる反面、近年要望の高い現像ユニットのコンパクト化により気流遮断部材の取り付けスペースを確保できない場合があった。特に、現像ユニットの筐体の一部をユニット着脱時の把持部としている場合、気流遮断部材の取り付けによって把持部を把持し難くなり、ユニットの着脱操作に支障をきたすこともあった。
本発明は、上記問題点に鑑み、気流遮断部材を用いた簡易な構成で気流によるトナー飛散を防止するとともに、トナー飛散が生じやすい部分に把持部が設けられる場合であっても気流遮断部材によって把持性能が妨げられない現像装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、現像剤を収容する現像容器と、該現像容器の開口部から一部が露出することで像担持体に対向配置される現像剤担持体と、該現像剤担持体の近傍に設けられた把持部と、を有し、画像形成装置本体に対し着脱式である現像装置において、前記現像容器に密着して前記現像剤担持体へ向かう気流を遮断する第1の位置と、前記現像容器から離間して前記把持部を露出する第2の位置とに選択配置される気流遮断部材を備えたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の現像装置において、前記気流遮断部材は、前記現像容器に回動可能に支持されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の現像装置において、前記気流遮断部材は、前記現像装置の画像形成装置本体への非装着時には自動的に前記第2の位置に配置されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の現像装置において、前記気流遮断部材は、前記現像容器に固定される固定部と、該固定部に折り線を介して連なる可動部とを有する可撓性のフィルム部材と、前記可動部の前記現像容器に対向する面に固定されるスポンジ部材とから成ることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の現像装置において、前記現像容器には画像形成装置本体のガイドレールに係合する突起部が設けられており、前記気流遮断部材には、前記第1の位置に配置されたとき前記突起部が貫通する貫通穴を形成したことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の現像装置が搭載された画像形成装置である。
本発明の第1の構成によれば、現像容器に密着して現像剤担持体へ向かう空気流を遮断する第1の位置と、現像容器から離間して把持部を露出する第2の位置とに選択配置される気流遮断部材を設けることにより、画像形成装置への非装着時には気流遮断部材を第2の位置に配置すれば現像装置の着脱作業性が向上するとともに気流遮断部材の取り付け忘れもなくなる。また、画像形成装置への装着時には気流遮断部材を第1の位置に配置すれば、画像形成装置内に引き込まれ現像剤担持体へ向かう気流が気流遮断部材によって遮断されるため、現像剤担持体に付着したトナーが気流によって飛散するのを効果的に防止することができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の現像装置において、気流遮断部材を現像容器に回動可能に支持することにより、気流遮断部材の配置を第1の位置と第2の位置とに容易に変更可能となる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第2の構成の現像装置において、気流遮断部材は、現像装置の画像形成装置本体への非装着時には自動的に第2の位置に配置されることにより、追加の操作なく把持部を露出させることができるため、現像装置の取り扱い易さがさらに向上する。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第3の構成の現像装置において、現像容器に固定される固定部と、該固定部に折り線を介して連なる可動部とを有する可撓性のフィルム部材と、可動部の現像容器に対向する面に固定されるスポンジ部材とで気流遮断部材を構成することにより、画像形成装置本体への非装着時にはフィルム部材の弾性力により自動的に第2の位置に配置され、画像形成装置への装着時には可動部を弾性力に抗して回動させるだけで第1の位置に配置できる簡易な構成の気流遮断部材となる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1乃至第4のいずれかの構成の現像装置において、現像容器には画像形成装置本体のガイドレールに係合する突起部が設けられており、気流遮断部材には、第1の位置に配置されたとき突起部が貫通する貫通穴を形成することにより、画像形成装置本体への現像装置の装着性を低下させることなく気流遮断部材を第1の位置に配置することができる。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第1乃至第5のいずれかの構成の現像装置を搭載することにより、装置内部のトナー飛散による汚染や画像劣化等の不具合を確実に防止するとともに、現像装置の交換作業性も確保された画像形成装置となる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の現像装置が搭載された画像形成装置の概略断面図であり、ここではタンデム方式のカラー画像形成装置について示している。カラー画像形成装置100本体内には4つの画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが、搬送方向上流側(図1では右側)から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(シアン、マゼンタ、イエロー及びブラック)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像及び転写の各工程によりシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの画像を順次形成する。
この画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム1a、1b、1c及び1dが配設されており、これらの感光体ドラム1a〜1d上に形成されたトナー像が、駆動手段(図示せず)により図1において時計回りに回転し、各画像形成部に隣接して移動する中間転写ベルト8上に順次転写された後、二次転写ローラ9において転写紙P上に一度に転写され、さらに、定着部13において転写紙P上に定着された後、装置本体より排出される構成となっている。感光体ドラム1a〜1dを図1において反時計回りに回転させながら、各感光体ドラム1a〜1dに対する画像形成プロセスが実行される。
トナー像が転写される転写紙Pは、装置下部の用紙カセット16内に収容されており、給紙ローラ12a及びレジストローラ対12bを介して二次転写ローラ9へと搬送される。中間転写ベルト8には誘電体樹脂製のシートが用いられ、その両端部を互いに重ね合わせて接合しエンドレス形状にしたベルトや、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられる。また、二次転写ローラ9の下流側には中間転写ベルト8表面に残存するトナーを除去するためのブレード状のベルトクリーナ19が配置されている。用紙カセット16の上方には、装置内に外気を引き込んで露光ユニット5や定着部13等を冷却する冷却用ファン60が設けられている。
次に、画像形成部Pa〜Pdについて説明する。回転自在に配設された感光体ドラム1a〜1dの周囲及び下方には、感光体ドラム1a〜1dを帯電させる帯電器2a、2b、2c及び2dと、各感光体ドラム1a〜1dに画像情報を露光する露光ユニット5と、感光体ドラム1a〜1d上にトナー像を形成する現像ユニット3a、3b、3c及び3dと、感光体ドラム1a〜1d上に残留した現像剤(トナー)を除去するクリーニング部7a、7b、7c及び7dが設けられている。
ユーザにより画像形成開始が入力されると、先ず、帯電器2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させ、次いで露光ユニット5によって光照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像信号に応じた静電潜像を形成する。現像ユニット3a〜3dには、それぞれシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色のトナーがトナーコンテナ4a〜4dによって所定量充填されている。このトナーは、現像ユニット3a〜3dにより感光体ドラム1a〜1d上に供給され、静電的に付着することにより、露光ユニット5からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
そして、中間転写ベルト8に所定の転写電圧で電界が付与された後、中間転写ローラ6a〜6dにより感光体ドラム1a〜1d上のシアン、マゼンタ、イエロー、及びブラックのトナー像が中間転写ベルト8上に転写される。これらの4色の画像は、所定のフルカラー画像形成のために予め定められた所定の位置関係をもって形成される。その後、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、感光体ドラム1a〜1dの表面に残留したトナーがクリーニング部7a〜7dにより除去される。
中間転写ベルト8は、上流側の搬送ローラ10と、下流側の駆動ローラ11とに掛け渡されており、駆動モータ(図示せず)による駆動ローラ11の回転に伴い中間転写ベルト8が時計回りに回転を開始すると、転写紙Pがレジストローラ12bから所定のタイミングで中間転写ベルト8に隣接して設けられた二次転写ローラ9へ搬送され、フルカラー画像が転写される。トナー像が転写された転写紙Pは定着部13へと搬送される。
定着部13に搬送された転写紙Pは、定着ローラ対13aにより加熱及び加圧されてトナー像が転写紙Pの表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写紙Pは、複数方向に分岐した分岐部14によって搬送方向が振り分けられる。転写紙Pの片面のみに画像を形成する場合は、そのまま排出ローラ15によって排出トレイ17に排出される。
一方、転写紙Pの両面に画像を形成する場合は、定着部13を通過した転写紙Pは分岐部14で用紙搬送路18に振り分けられ、画像面を反転させた状態で二次転写ローラ9に再搬送される。そして、中間転写ベルト8上に形成された次の画像が二次転写ローラ9により転写紙Pの画像が形成されていない面に転写され、定着部13に搬送されてトナー像が定着された後、排出トレイ17に排出される。
図2は、本発明の現像ユニットの構成を示す側面断面図である。なお、ここでは図1の画像形成部Paに配置される現像ユニット3aについて説明するが、画像形成部Pb〜Pdに配置される現像ユニット3b〜3dの構成についても基本的に同様であるため説明を省略する。
図2に示すように、現像ユニット3aは、二成分現像剤(以下、単に現像剤と呼ぶ)が収納される現像容器20を備えており、現像容器20は仕切壁20aによって第1及び第2攪拌室20b、20cに区画され、第1及び第2攪拌室20b、20cにはトナーコンテナ4a(図1参照)から供給されるトナー(正帯電トナー)をキャリアと混合して撹拌し、帯電させるための第1攪拌スクリュー21a及び第2攪拌スクリュー21bが回転可能に配設されている。
そして、第1攪拌スクリュー21a及び第2攪拌スクリュー21bによって現像剤が攪拌されつつ軸方向に搬送され、仕切壁20aに形成された現像剤通過路(図示せず)を介して第1及び第2攪拌室20b、20c間を循環する。図示の例では、現像容器3aは左斜め上方に延在しており、現像容器20内において第2攪拌スクリュー21bの上方には磁気ローラ22が配置され、磁気ローラ22の左斜め上方には現像ローラ23が対向配置されている。そして、現像ローラ23は現像容器20の開口側(図2の左側)において感光体ドラム1aに対向しており、磁気ローラ22及び現像ローラ23は図中時計回りに回転する。
なお、現像容器20には、第1攪拌スクリュー21aと対面してトナーセンサ(図示せず)が配置されており、トナーセンサで検知されるトナー濃度に応じてトナーコンテナ4aからトナー補給口35を介して現像容器20内にトナーが補給される。
磁気ローラ22は、非磁性の回転スリーブ22aと、回転スリーブ22aに内包される複数の磁極を有する固定マグネットローラ体22bで構成されている。図示の例では、固定マグネットローラ体22bは3つのN極(N1極〜N3極)と2つのS極(S1極及びS2極)から成る5つの磁極を有しており、回転スリーブ22aの回転方向において、N1極とN2極との間にS1極が配置され、N3極とN1極との間にS2極が配置されている。
現像ローラ23は非磁性の回転スリーブから成り、磁気ローラ22の回転スリーブ22aとはその対面位置(対向位置)において所定のギャップをもって対向している。つまり、現像ローラ23は所定のギャップを挟んでN1極と対向している。
また、現像容器20には穂切りブレード25が回転スリーブ22aの長手方向(図2の紙面表裏方向)に沿って取り付けられており、穂切りブレード25は、回転スリーブ22aの回転方向(図中時計回り)において、現像ローラ23と磁気ローラ22との対向位置よりも上流側に位置付けられている。そして、穂切りブレード25の先端部と回転スリーブ22aとの表面には僅かな隙間(ギャップ)が形成されている。
磁気ローラ22及び現像ローラ23にはそれぞれ所定の直流電圧及び交流電圧が印加されている。前述のように、第1攪拌スクリュー21a及び第2攪拌スクリュー21bによって、現像剤が攪拌されつつ現像容器20内を循環してトナーを帯電させ、第2攪拌スクリュー21bによって現像剤が磁気ローラ22に搬送される。そして、磁気ローラ22上に磁気ブラシ(図示せず)を形成し、磁気ローラ22上の磁気ブラシは穂切りブレード25によって層厚規制されて、磁気ローラ22と現像ローラ23との間の電位差及びN1極と現像ローラ23との間の磁界によって現像ローラ23にトナー薄層を形成する。そして、現像ローラ23上のトナー薄層によって感光体ドラム1a上の静電潜像が現像される。
図2を用いて磁気ローラ22上のトナー量の規制方法を詳細に説明する。図2に示すように、穂切りブレード25にはS2極(穂切り用磁極)が対向するため、穂切りブレード25として非磁性体或いは磁性体を用いることにより、穂切りブレード25の先端と回転スリーブ22aとの隙間に引き合う方向の磁界が発生する。
この磁界により、穂切りブレード25と回転スリーブ22aとの間にトナー及びキャリアがブラシ状に起立する、いわゆる磁気ブラシが形成される。そして、回転スリーブ22aが時計回りに回転して磁気ブラシが現像ローラ23に対向する位置に移動すると、N1極と現像ローラ23との間で引き合う磁界が付与されるため、磁気ブラシは現像ローラ23表面に接触してトナー薄層を形成する。
さらに回転スリーブ22aが時計回りに回転すると、今度は、N1極とS1極との間で発生する水平方向(ローラ周方向)の磁界により磁気ブラシは現像ローラ23表面から引き離され、トナー像の形成に使われなかったトナーが現像ローラ23表面から回転スリーブ22a上に回収される。さらに回転スリーブ22aが回転すると、N2極及びN3極により反発する磁界が付与されるため、トナー及びキャリアは現像容器20内で回転スリーブ22aから離脱する。そして、第2攪拌スクリュー21bにより攪拌、搬送された後、S2極の磁界により再び回転スリーブ22a上に磁気ブラシが形成される。即ち、穂切りブレード25と回転スリーブ22aとの間隔だけでなく、そこに発生する磁界によって磁気ローラ22へのトナー付着量を厳密に制御している。
図3は、本発明の現像ユニットの外観斜視図である。現像ユニット3aの一端(図3の左端)にはトナーコンテナ4a(図1参照)から補給されたトナーを一時的に収容するトナー収容部31が設けられており、磁気ローラ22及び現像ローラ23を備えた現像部30がトナー収容部31の横方向に隣接して設けられている。また、トナー収容部31にはトナーコンテナ4aからのトナーを受け取るトナー補給口35が設けられており、トナー補給口35の一端には把持部50が形成されている。なお、把持部50は現像ユニット3aの他端(図3の左端)にも設けられている。
トナーコンテナ4aからトナー収容部31に供給されたトナーは,一時的にトナー収容部31内に留まり、トナー収容部31まで延長された第1攪拌スクリュー21a(図2参照)によってトナー収容部31から現像部30へ補給される。トナー収容部31を構成する現像容器20の側面には、気流遮断部材40が付設されている。
図4は、気流遮断部材の外観斜視図であり、図4(a)は現像ユニット3aが画像形成装置100へ装着されていない状態、図4(b)は現像ユニット3aが画像形成装置100へ装着された状態を示している。気流遮断部材40は、PETフィルム等の可撓性のフィルム部材41とスポンジ部材43とで構成されている。フィルム部材41は、現像容器20の側面に固定される固定部41aと、固定部41aに折り線45を介して連なる可動部41bとを有しており、可動部41bの片面(現像容器20に対向する面)にスポンジ部材43が貼り付け固定されている。また、可動部41bには窓部47が形成され、窓部47から露出するスポンジ部材43には切り込み49が形成されている。
スポンジ部材43の厚みや形状、大きさについては、現像容器20(現像ユニット3a)の側面形状や、気流遮断部材40のよって遮断すべき気流の流路の形状に応じて適宜設定すれば良い。
現像ユニット3aが画像形成装置100に装着される前は、図3に示すようにスポンジ部材43が現像ユニット3aから離間する方向に折り線45が折り曲げられた状態であり、気流遮断部材40はトナー補給口35の一端に形成された把持部50を露出する位置(以下、第2の位置という)に配置されている。
図5は、本発明の現像ユニットを画像形成装置に装着した状態を示す外観斜視図であり、図6は、図5における気流遮断部材付近の拡大図である。現像ユニット3aを画像形成装置100に装着する場合、作業者は把持部50(図3参照)を掴むとともに、折り線45を支軸として可動部41bを現像ユニット3a側に回動させて、図5に示すように、気流遮断部材40をスポンジ部材43が現像容器20の側面に密着する位置(以下、第1の位置という)に配置する。このとき、図6に示すように、現像ユニット3aの側面に設けられた突起部51がスポンジ部材43の切り込み49(図4参照)及び可動部41bの窓部47を貫通して気流遮断部材40から突出する。
そして、突起部51を画像形成装置100内のガイドレール(図示せず)に係合させ、現像ユニット3aをガイドレールに沿ってユニット取り付け位置に装着する。このとき、気流遮断部材40は本体フレームから圧力を受けて第1の位置に保持され、スポンジ部材43の現像容器20の側面への密着状態が維持される。一方、現像ユニット3aを画像形成装置100から取り外した時は、フィルム部材41の復元力により可動部41bが再び第2の位置へ移動し、スポンジ部材43は現像容器20の側面から離間する。
このように構成することによって、冷却用ファン60(図1参照)により画像形成装置内部に引き込まれた外気はダクトや隙間を通過して装置各部を冷却するが、現像ローラ23やトナー補給口35へ向かう気流は気流遮断部材40によって遮断される。従って、現像ローラ23やトナー補給口35に付着したトナーが気流によって飛散するのを効果的に防止することができる。
また、気流遮断部材40は予め現像ユニット3aの側面に装着されているため、画像形成装置100に対する現像ユニット3aの着脱と同時に気流遮断部材40の取り付け及び取り外しが可能となり、現像ユニット3aの交換作業性が向上する。また、気流遮断部材40の取り付けを忘れるおそれもなくなる。
さらに、画像形成装置100への現像ユニット3aの非装着時には気流遮断部材40が第2の位置に配置されるため、現像ユニット3aの交換作業時に把持部50を容易に把持することができ、現像ユニットの取り扱い性も向上する。そして、可動部41bを回動させるだけで、気流遮断部材40を第1の位置に簡単に配置することができる。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態ではトナー収容部と現像部とを有する現像ユニットを例に挙げて説明したが、他の構成の現像装置にも全く同様に適用可能である。また、ここではトナー補給口35の一端を把持部50とした例について説明したが、これに限定されるものではなく、現像ローラ23の近傍等のトナー飛散が生じ易い位置に把持部50が形成されていても良い。さらに、気流遮断部材40の取り付け位置も現像ローラ23と把持部50との位置関係に応じて適宜変更可能である。
また、上記実施形態ではフィルム部材41とスポンジ部材43とで気流遮断部材40を形成し、フィルム部材41の可動部41b(スポンジ部材43)を現像容器20の側面に回動可能に支持する構成としたが、気流遮断部材40を他の材料で形成することもできる。さらに、気流遮断部材40を第1の位置と第2の位置とに選択配置可能であれば、回動以外の構成であっても良く、例えば気流遮断部材40を現像容器20の側面に沿ってスライドさせることもできる。
また、本発明の現像装置が搭載される画像形成装置としては、図1に示したタンデム式のカラープリンタに限らず、デジタル或いはアナログ方式のモノクロ複写機、モノクロプリンタ及びロータリー現像式のカラープリンタ及びカラー複写機、ファクシミリ等、種々の画像形成装置に適用可能である。
本発明は、画像形成装置本体に対し着脱式の現像装置に利用可能であり、現像容器に密着して現像剤担持体へ向かう気流を遮断する第1の位置と、現像容器から離間して把持部を露出する第2の位置とに選択配置される気流遮断部材を備えた現像装置である。
これにより、画像形成装置への非装着時には気流遮断部材を第2の位置に配置することで把持部を露出させるとともに、画像形成装置への装着時には気流遮断部材を第1の位置に配置することで画像形成装置内に引き込まれ現像剤担持体へ向かう気流を遮断するため、現像装置の着脱操作性能とトナー飛散の防止性能とを簡易な構成で両立させた現像装置を提供することができる。
また、気流遮断部材を現像容器に回動可能に支持しておけば、第1の位置と第2の位置とを簡単に変更することができる。さらに、現像装置の画像形成装置本体への非装着時には気流遮断部材が自動的に第2の位置に配置されるようにすれば、一層取り扱い性に優れた現像装置となる。このような気流遮断部材としては、折り線を介して連なる固定部及び可動部とを有する可撓性のフィルム部材と、可動部の現像容器に対向する面に固定されるスポンジ部材とで構成された気流遮断部材が好ましい。
また、本発明の現像装置を搭載することにより、装置内部のトナー飛散による汚染や画像不良を抑制するとともに、現像装置の交換作業性も向上させた取り扱い性に優れた画像形成装置を提供することができる。
は、本発明の現像ユニットが搭載された画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 は、本発明の現像ユニットの側面断面図である。 は、本発明の現像ユニットの外観斜視図である。 は、現像ユニットの長手方向の一端部を示す斜視図である。 は、図4に示す現像ユニットから第2の壁部材を取り外した状態を示す斜視図である。 は、
符号の説明
1a〜1d 感光体ドラム
3a〜3d 現像ユニット(現像装置)
4a〜4d トナーコンテナ
20 現像容器
30 現像部
31 トナー供給部
35 トナー補給口
40 気流遮断部材
41 フィルム部材
41a 固定部
41b 可動部
43 スポンジ部材
45 折り線
47 窓部(貫通穴)
49 切り込み(貫通穴)
50 把持部
51 突起部
60 冷却用ファン
100 画像形成装置
Pa〜Pd 画像形成部

Claims (5)

  1. 現像剤を収容する現像容器と、
    該現像容器の開口部から一部が露出することで像担持体に対向配置される現像剤担持体と、
    該現像剤担持体の近傍に設けられた把持部と、
    を有し、画像形成装置本体に対し着脱式である現像装置において、
    前記現像容器に密着して前記現像剤担持体へ向かう気流を遮断する第1の位置と、前記現像容器から離間して前記把持部を露出する第2の位置とに選択配置される気流遮断部材を備え
    前記気流遮断部材は、前記現像容器に回動可能に支持されることを特徴とする現像装置。
  2. 前記気流遮断部材は、前記現像装置の画像形成装置本体への非装着時には自動的に前記第2の位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記気流遮断部材は、前記現像容器に固定される固定部と、該固定部に折り線を介して連なる可動部とを有する可撓性のフィルム部材と、前記可動部の前記現像容器に対向する面に固定されるスポンジ部材とから成ることを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記現像容器には画像形成装置本体のガイドレールに係合する突起部が設けられており、前記気流遮断部材には、前記第1の位置に配置されたとき前記突起部が貫通する貫通穴を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の現像装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の現像装置が搭載された画像形成装置
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