JP5237394B2 - 認証装置、撮像装置、認証方法および認証プログラム - Google Patents

認証装置、撮像装置、認証方法および認証プログラム Download PDF

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Description

本発明は、認証装置、撮像装置、認証方法および認証プログラムに関し、特に生体認証を行う認証装置、撮像装置、認証方法および認証プログラムに関する。
従来、生体を認証対象物とする生体認証により個人を特定することが可能となっている。例えば、手のひらや指の静脈による認証方法(静脈認証)は、利用のし易さから一般の人々が利用する場でも強固なセキュリティを備える認証方法として普及している。
静脈認証では、手のひらや指の静脈パターンを近赤外光を用いて撮像し、撮像した静脈パターンを予め登録した静脈パターンと照合する。そして、登録時の静脈パターンと認証時に撮像された静脈パターンとが所定の精度で一致した場合に本人と特定する(例えば、特許文献1,2参照)。
ここで、静脈パターンの撮像時には、手のひらや指を撮像装置に対して所定の位置に配置する必要がある。このため、登録時と認証時とで手のひらや指の置き方が異なる場合が考えられる。この場合、登録時と認証時とで撮像された静脈パターンの画像が異なり、本人であるにも関わらず、本人でないと誤判定する可能性がある。
このような認証失敗を回避するため、認証時に撮像した静脈パターンの位置補正を行ってから照合することが考えられている。例えば、認証時に静脈パターンの撮像を行い静脈特徴情報を取得すると共に、可視光により撮像した指の皺の特徴情報を用いて静脈特徴情報の位置補正を行い、補正後の静脈特徴情報を用いて照合する方法が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2007−229360号公報 特開2007−233231号公報 特開2008−134862号公報
しかし、上記特許文献3に記載の方法のように、補正した情報を用いて照合を行ったとしても、取得した静脈特徴情報が登録された情報に比べてその情報量が少なければ、認証自体の信頼性を向上させることはできない。すなわち、認証自体の信頼性を向上させるためには、登録時および認証時に撮像した静脈パターンを高い精度で一致させて認証を行うことが必要である。このためには、認証時の生体の撮像装置に対する配置が、登録時と可能な限り一致するよう再現性を高めることが必要となる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、認証対象物の配置の再現性の向上を図ることが可能な認証装置、撮像装置、認証方法および認証プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、生体認証を行う認証装置が提供される。この認証装置は、測定部、点滅指示部、撮像制御部、演算部および出力部を有する。測定部は、生体と撮像装置との間の距離を測定する。点滅指示部は、測定部が測定した距離に応じて、撮像装置が備える距離誘導部が生体に照射するビーム光の点滅周期を指示する。撮像制御部は、測定部が測定した距離が所定の距離値となった場合に、撮像装置に生体を撮像させる。演算部は、撮像装置が生体を撮像して生成した生体画像を取得すると、この生体画像と登録画像記憶部に記憶された登録画像とに基づいて、生体画像および登録画像それぞれを生成するために撮像装置が生体を撮像した際の撮像装置に対する生体の相対位置の差を算出する。出力部は、演算部が算出した相対位置の差の減少を促す画像を、当該画像を投影可能な誘導部を用いて生体上に投影するための誘導情報を出力する。
た、上記課題を解決するために生体認証を行う認証装置が提供される。この認証装置は、演算部および出力部を有する。演算部は、撮像装置が生体を撮像して生成した生体画像を取得すると、当該生体画像と登録画像記憶部に記憶された登録画像とに基づいて、生体画像および登録画像それぞれを生成するために撮像装置が生体を撮像した際の撮像装置に対する生体の相対位置の差を算出する。出力部は、演算部が算出した相対位置の差の減少を促す誘導情報を出力する。また、出力部は、撮像装置が生体に第1のスポット像と第2のスポット像とを投影する誘導部を備える場合、誘導情報に、第1のスポット像の投影位置として現時点の撮像装置の撮像対象範囲内の所定の第1の位置を指定する情報と、第2のスポット像の投影位置として登録画像の撮像時の撮像装置の撮像対象範囲内の第1の位置に対応する第2の位置を指定する情報と、を含め、当該誘導情報を誘導部に出力する。
また、上記課題を解決するために生体認証を行う撮像装置が提供される。この撮像装置は、撮像部、演算部、出力部および誘導部を有する。撮像部は、生体を撮像して生体画像を生成する。演算部は、撮像部が生成した生体画像を取得すると、この生体画像と登録画像記憶部に記憶された登録画像とに基づいて、生体画像および登録画像それぞれを生成するために撮像が生体を撮像した際の撮像に対する生体の相対位置の差を算出する。出力部は、演算部が算出した相対位置の差の減少を促す画像として第1のスポット像と第2のスポット像とを生体上に投影するために用いられ、第1のスポット像の投影位置として現時点の撮像部の撮像対象範囲内の所定の第1の位置を指定する情報と、第2のスポット像の投影位置として登録画像の撮像時の撮像部の撮像対象範囲内の第1の位置に対応する第2の位置を指定する情報とを含む誘導情報を出力する。誘導部は、出力部が出力した誘導情報に基づいて第1のスポット像と第2のスポット像とを生体上に投影する。
また、上記課題を解決するために、生体認証を行う認証装置の認証方法が提供される。この認証方法では、演算部が、撮像装置が生体を撮像して生成した生体画像を取得すると、当該生体画像と登録画像記憶部に記憶された登録画像とに基づいて、生体画像および登録画像それぞれを生成するために撮像装置が生体を撮像した際の撮像装置に対する生体の相対位置の差を算出する。出力部が、演算部が算出した相対位置の差の減少を促す画像として第1のスポット像と第2のスポット像とを生体上に投影可能な誘導部に、第1のスポット像の投影位置として現時点の撮像装置の撮像対象範囲内の所定の第1の位置を指定する情報と、第2のスポット像の投影位置として登録画像の撮像時の撮像装置の撮像対象範囲内の第1の位置に対応する第2の位置を指定する情報とを含む誘導情報を出力する。
また、上記課題を解決するために、生体認証をコンピュータに実行させる認証プログラムが提供される。この認証プログラムは、コンピュータを演算手段および出力手段として機能させる。演算手段は、撮像装置が生体を撮像して生成した生体画像を取得すると、当該生体画像と登録画像記憶手段に記憶された登録画像とに基づいて、生体画像および登録画像それぞれを生成するために撮像装置が生体を撮像した際の撮像装置に対する生体の相対位置の差を算出する。出力手段は、演算手段が算出した相対位置の差の減少を促す画像として第1のスポット像と第2のスポット像とを生体上に投影可能な誘導手段に、第1のスポット像の投影位置として現時点の撮像装置の撮像対象範囲内の所定の第1の位置を指定する情報と、第2のスポット像の投影位置として登録画像の撮像時の撮像装置の撮像対象範囲内の第1の位置に対応する第2の位置を指定する情報とを含む誘導情報を出力する。
上記認証装置、撮像装置、認証方法および認証プログラムによれば、認証対象物の配置の再現性の向上を図ることが可能となる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
認証装置の概要を示す図である。 携帯電話機の外観を示す図である。 携帯電話機のハードウェア構成を示す図である。 撮像部のハードウェア構成を示す図である。 携帯電話機の機能構成を示す図である。 誘導用LED点滅制御テーブルのデータ構造例を示す図である。 類似度閾値設定テーブルのデータ構造例を示す図である。 認証情報管理テーブルのデータ構造例を示す図である。 登録時および認証時に撮像した静脈パターンの例を示す図である。 静脈パターンの位置合わせ方法の具体例を示す図である。 静脈パターンの照合時の類似度分布を示す図である。 誘導用LEDによるインジケータ画像の具体例を示す図である。 静脈パターンの登録処理の手順を示すフローチャートである。 認証処理の手順を示すフローチャートである。 誘導処理の手順を示すフローチャートである。 認証時の携帯電話機の使用方法の具体例を示す図である。
以下、本実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、認証装置の概要を示す図である。認証装置1は、撮像装置2と接続される。認証装置1は、撮像装置2が生体(例えば、手のひらの静脈)を撮像して生成した生体画像に基づいて、本人認証を行う。認証装置1は、登録画像記憶部1a、入力部1b、演算部1cおよび出力部1dを有する。
登録画像記憶部1aは、生体の登録画像を記憶する。登録画像は、ユーザにより予め登録される。登録画像は、例えば、ユーザの手のひらの静脈パターンを示す画像である。
入力部1bは、撮像装置2の撮像部2aが生成した生体画像を取得する。入力部1bは、取得した生体画像を演算部1cに出力する。
演算部1cは、入力部1bから生体画像を取得すると、この生体画像と登録画像記憶部1aに記憶された登録画像とに基づいて、生体画像および登録画像それぞれを撮像した際の撮像装置2に対する生体の相対位置の差を算出する。相対位置の差を示す情報としては、例えば、所定の三次元座標系における三軸並行移動の各軸方向の移動量の情報や、三軸回転の各軸回りの回転角の情報が含まれる。
出力部1dは、演算部1cが算出した相対位置の差の減少を促す誘導情報を出力する。出力部1dは、誘導情報の出力先を撮像装置2の誘導部2bとする。
撮像装置2は、撮像部2aおよび誘導部2bを有する。
撮像部2aは、生体を撮像して生体画像を生成し、入力部1bに出力する。
誘導部2bは、撮像部2aが出力した生体画像に応じて出力部1dが出力した誘導情報を取得する。そして、誘導部2bは、取得した誘導情報に基づいて、ユーザに撮像装置2に対する生体の相対位置の変更内容を通知する。誘導部2bによる通知の方法としては、例えば、撮像装置2または生体の移動方向を示す所定の形状(例えば、矢印)の映像を生体の表面に投影する、音声で知らせる、図示しない表示装置に変更内容を示す図や文字列を表示するなどが考えられる。
認証装置1によれば、演算部1cにより、撮像装置2が生体を撮像して生成した生体画像が取得されると、この生体画像と登録画像記憶部1aに記憶された登録画像とに基づいて、生体画像および登録画像それぞれを撮像した際の撮像装置2に対する生体の相対位置の差が算出される。出力部1dにより、演算部1cが算出した相対位置の差の減少を促す誘導情報が出力される。
これにより、認証時における生体の撮像装置2に対する配置の再現性の向上を図ることが可能となる。具体的には、認証装置1が出力した誘導情報に応じて、誘導部2bは認証時の生体の撮像装置2に対する相対位置が登録画像を撮像した際の位置に近づくように、その相対位置の変更内容をユーザに通知する。ユーザは通知された変更内容に従って、撮像装置2または生体の配置を変更することで、登録時の生体と撮像装置2との配置に近付けることができる。すなわち、認証時における生体と撮像装置2との配置の再現性が向上する。このため、本人認証に際して、登録時および認証時に撮像した静脈パターンを高い精度で一致させて本人の認証を行うことができ、認証精度を向上することができる。
なお、誘導部2bを撮像装置2に含むものとしたが、このような構成に限らない。例えば、誘導部2bは認証装置1が備えてもよい。
ところで、認証装置1は、例えば携帯電話機における本人認証に適用できる。以下、認証装置1を携帯電話機に適用する場合を例に採り、更に具体的に説明する。なお、携帯電話機に限らず、例えばPDA(Personal Digital Assistant)などの他の携帯情報端末にも適用可能である。また、金融機関のATM(Automated Teller Machine)の利用者認証や個人コンピュータへのログイン認証などにも適用可能である。
図2は、携帯電話機の外観を示す図である。携帯電話機100は、本人認証用に生体認証機能を備える。本人認証は、例えば、携帯電話機100の利用可否や電話帳や電子メールの閲覧可否および各種アプリケーションの利用可否などの判定に用いることができる。携帯電話機100は、筐体101を有する。図2では、折りたたみ式の携帯電話機100が折りたたまれた状態を示している。
筐体101は、携帯電話機100の本体筐体であり、本人認証を開始するための操作入力を受け付けるボタン102を備える。ユーザは、ボタン102を押下することで、携帯電話機100に対して本人認証の開始を指示できる。また、筐体101は、撮像部110を備える。
撮像部110は、本人認証時にユーザの手のひらの静脈パターンを撮像する。撮像部110は、静脈パターンを撮像するために手のひらに近赤外光を照射するための光源を備える。また、撮像時、ユーザに対して携帯電話機100の手のひらに対する配置を誘導する誘導光を照射するための光源を備える。撮像部110の構成の詳細については、後述する。
図3は、携帯電話機のハードウェア構成を示す図である。携帯電話機100は、ボタン102、キーパッド103、マイク104、スピーカ105、ディスプレイ106、撮像部110、無線部121、RAM(Random Access Memory)122、NVRAM(Non Volatile RAM)123、CPU(Central Processing Unit)124、入力処理部125、音声処理部126および表示処理部127を有する。
ボタン102は、図2で同一の符号を付して説明した構成と同一である。
キーパッド103は、テンキーや機能キーなどの各種キーを備えている。キーパッド103は、いずれかのキーが押下されると、押下を検知して電気信号に変換する。ユーザは、キーを押下する操作により、電話の発信、電話着信時の応答、電話番号を含む各種文字列の入力、認証開始の指示入力などを行うことができる。
マイク104は、音の物理振動を電気信号に変換することで、音の入力を受け付ける。例えば、携帯電話機100のユーザが通話を行っているとき、ユーザの声やユーザ側の背景雑音がマイク104から入力される。
スピーカ105は、電気信号を物理振動に変換することで、音を再生する。例えば、携帯電話機100のユーザが通話を行っているとき、通話相手の声や通話相手側の背景雑音がスピーカ105から出力される。
ディスプレイ106は、各種画像を表示する。ディスプレイ106には、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどを用いることができる。
撮像部110は、図2で同一の符号を付して説明した構成と同一である。
無線部121は、無線信号処理を行い、基地局など他の通信装置との無線通信を実現する。具体的には、無線部121は、携帯電話機100に搭載されたアンテナを介して受信した信号を復調・復号し、得られた受信データをCPU124に出力する。また、無線部121は、CPU124から取得した送信データを符号化・変調し、得られた送信信号をアンテナを介して出力する。
RAM122は、CPU124が実行するプログラムや処理に用いるデータを一時的に格納するメモリである。RAM122には、CPU124によって各種プログラムやデータの少なくとも一部が一時的に格納される。また、CPU124によってRAM122に格納されたデータが適宜更新される。なお、RAM122に代えて、他の種類の揮発性メモリを用いてもよい。
NVRAM123は、CPU124が実行するプログラムや処理に用いるデータを格納するメモリである。NVRAM123には、通信機能や表示制御機能を実現する各種プログラムが予め格納されている。また、NVRAM123には、これらプログラムと共に用いられる各種データが格納されている。
CPU124は、携帯電話機100全体の動作を制御する。具体的には、CPU124は、携帯電話機100の起動時およびその後必要に応じて、NVRAM123からプログラムやデータを読み出し、RAM122を利用してプログラムを実行する。CPU124は、例えば、無線部121から取得する受信データ、音声処理部126から取得する音声データ、入力処理部125から取得する入力信号などに基づいて、各種処理を行う。そして、処理結果として、無線部121へ出力する送信データ、音声処理部126へ出力する音声データ、表示処理部127に出力する画像データなどを生成する。
入力処理部125は、ユーザによる入力操作の処理を行う。具体的には、入力処理部125は、ボタン102やキーパッド103のキーが押下されると、押下されたボタンやキーを示す入力信号をCPU124に出力する。
音声処理部126は、音声信号処理を行う。具体的には、音声処理部126は、マイク104から音声アナログ信号を取得し、必要な信号変換処理を行ってCPU124に音声データを出力する。また、音声処理部126は、CPU124から音声データを取得し、必要な信号変換処理を行ってスピーカ105に音声再生させる。
表示処理部127は、画像表示処理を行う。具体的には、表示処理部127は、CPU124から画像データを取得し、ディスプレイ106に表示させる。なお、ディスプレイ106に表示する画像には、例えば、メニュー、文書・静止画像・動画像などのコンテンツが含まれる。
図4は、撮像部のハードウェア構成を示す図である。(A)は撮像部110の側面図、(B)は撮像部110の上面図を示している。ただし、(B)では携帯電話機100の図示を省略している。撮像部110は、レンズ111、イメージセンサ112、測距用LED(Light Emitting Diode)113,113a、撮像用LED114,114a,114b,114cおよび誘導用LED115,115aを有する。
レンズ111は、手のひらで反射される近赤外光をイメージセンサ112の受光面に導くためのものである。レンズ111は、所定の距離で手のひらを撮像した際に、手のひらの所定の撮像対象範囲から反射される近赤外光がイメージセンサ112の受光面に投影されるように設けられる。
イメージセンサ112は、受光素子を2次元に配置した2次元イメージセンサである。イメージセンサ112には、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサやCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサを用いることができる。
測距用LED113,113aは、撮像対象物(ここでは、手のひら)と撮像部110との距離を測定するための測距ビーム光(近赤外光)の光源である。
測距用LED113,113aを用いた測距方法には、特開2007−233231号公報に記載の方法を適用できる。具体的には、撮像部110は、測距を行う際に測距用LED113を点灯させて測距ビーム光を手のひらに照射する。このとき、撮像用LED114,114a,114b,114cからの光は手のひらに照射されない。このため、イメージセンサ112では、手のひらからの反射光のスポットが撮像されることになる。そして、撮像して得られた画像に関し、手のひらと撮像部110との距離が遠い程、スポット位置が画像の中心に近づく。また、手のひらと撮像部110との距離が近い程、スポット位置が画像の中心から遠ざかる。すなわち、手のひらに測距ビーム光を照射して得られた画像の中心と、手のひらからの反射光のスポット位置との間の距離を算出することで、手のひらと撮像部110との距離を測定できる。携帯電話機100は、これにより得られた距離が適正となったタイミングで静脈パターンの撮像を実行するなどの制御を行える。測距用LED113,113aは、例えば、レンズ111の周囲の対角上に設けられる。測距用LED113,113aの双方を用いて測距を行うことで測距精度を向上できる。ただし、測距用LEDは、単一でもよいし3つ以上設けてもよい。
撮像用LED114,114a,114b,114cは、手のひらに近赤外光を照射するための光源である。撮像用LED114,114a,114b,114cからの近赤外光は、図示しない導光体により手のひらの方向に導かれ、手のひらに均一に照射されるよう拡散される。撮像用LED114,114a,114b,114cは、例えば、レンズ111の周囲に設けられて、手のひらの所定の撮像対象範囲を4つに分割した各領域に均一の強度で近赤外光を照射できるよう配置される。
誘導用LED115,115aは、ユーザに対して撮像部110に対する手のひらの位置を誘導するためのインジケータ画像を手のひらに投影する可視光光源である。インジケータ画像とは、例えば、携帯電話機100を移動させるべき方向を示す矢印や、現在の撮像範囲の中心と登録時撮像範囲の中心とを示すスポット像などである。誘導用LED115,115aは、例えば、レンズ111の周囲の対角上に設けられる。
なお、撮像部110におけるレンズ111、イメージセンサ112、測距用LED113,113aおよび撮像用LED114,114a,114b,114cの構成に関しては、特開2007−229360号公報や特開2007−233231号公報に記載の撮像装置の構成を適用できる。
図5は、携帯電話機の機能構成を示す図である。携帯電話機100は、撮像部110、入力処理部125、認証処理部130、制御情報記憶部140および認証情報記憶部150を有する。ここで、入力処理部125は、図3において同一の符号を付して説明した構成と同一である。
撮像部110は、イメージセンサ112、測距用LED113,113a、撮像用LED114,114a,114b,114c、誘導用LED115,115a、A/D(Analog / Digital)変換部116、測距用LED駆動部117、撮像用LED駆動部118および誘導用LED駆動部119を有する。なお、イメージセンサ112、測距用LED113,113a、撮像用LED114,114a,114b,114cおよび誘導用LED115,115aは、図4において同一の符号を付して説明した構成と同一である。
A/D変換部116は、イメージセンサ112の各受光素子のアナログ出力をデジタル値に変換して、測距用画像や静脈画像を生成する。A/D変換部116は、生成した測距用画像を距離算出部132に出力する。また、A/D変換部116は、生成した静脈画像を静脈抽出部134に出力する。
測距用LED駆動部117は、測距用LED113,113aの点灯・消灯を行う。
撮像用LED駆動部118は、撮像用LED114,114a,114b,114cの点灯・消灯を行う。
誘導用LED駆動部119は、誘導用LED115,115aの点灯・消灯を行う。また、誘導用LED駆動部119は、誘導用LED115,115aの点滅動作を制御する。また、誘導用LED駆動部119は、誘導用LED115,115aが手のひらに投影するインジケータ画像を変更する。更に、誘導用LED駆動部119は、誘導用LED115,115aの姿勢を変更し、インジケータ画像の投影位置を変更する。
認証処理部130は、撮像制御部131、距離算出部132、誘導光点滅指示部133、静脈抽出部134、照合部135、位置合わせ情報取得部136および誘導情報出力部137を有する。なお、認証処理部130の機能は、CPU124が所定のプログラムを実行することで実現される。ただし、これらの機能の一部または全部を専用のハードウェアで実現してもよい。
撮像制御部131は、撮像部110による手のひらの撮像を制御する。具体的には、以下の処理を行う。
(1)撮像制御部131は、ユーザによるボタン102やキーパッド103の操作入力が行われると、入力処理部125から撮像指示を取得する。すると、撮像制御部131は、測距用LED駆動部117に測距用LED113の点灯を指示する。そして、撮像制御部131は、イメージセンサ112およびA/D変換部116に対して、手のひらの撮像および測距用画像の生成を指示する。
(2)撮像制御部131は、距離算出部132が算出した手のひらと撮像部110との距離を取得し、その距離が静脈パターンの撮像に適した距離である場合には、撮像用LED駆動部118に撮像用LEDの点灯を指示する。そして、撮像制御部131は、イメージセンサ112およびA/D変換部116に対して、手のひらの撮像および静脈画像の生成を指示する。なお、撮像制御部131は、距離算出部132から取得した距離が静脈パターンの撮像に適した距離でない場合には、(1)の処理を再度行う。
距離算出部132は、A/D変換部116が生成した測距用画像に基づいて、手のひらと撮像部110との距離を算出する。距離算出部132は、算出した距離を誘導光点滅指示部133および撮像制御部131に出力する。
誘導光点滅指示部133は、距離算出部132が算出した距離を取得すると、誘導用LED駆動部119にその距離に応じた周期で誘導用LED115を点滅動作させるよう指示する。なお、このとき点滅させる誘導用LEDは、誘導用LED115のみでよく、誘導用LED115aは消灯させておいてよい。また、誘導用LED115が投影するインジケータ画像は、単にビーム光によるスポット像とする。ユーザは、スポット像の点滅の周期などを目視で確認することで手のひらを撮像部110に近付けたらよいか、遠ざけたらよいかを判断することができる。距離に応じた点滅周期の情報は、誘導用LED115,115aの動作制御情報として制御情報記憶部140に予め設定される。誘導光点滅指示部133は、この動作制御情報を参照して、距離に応じた点滅動作の周期を特定する。
静脈抽出部134は、A/D変換部116が生成した静脈画像に対してエッジ強調処理を施し、静脈パターンを抽出する。静脈抽出部134は、抽出した静脈パターンを照合部135に出力する。
照合部135は、静脈抽出部134から取得した静脈パターンと認証情報記憶部150に記憶された静脈パターンとを照合する。認証情報記憶部150には、予めユーザの静脈パターンが登録される。照合部135は、照合により、双方の静脈パターンの類似度を算出し、この類似度に基づいて撮像された静脈パターンが本人のものであるか否かを判定する。類似度は、例えば、0が完全一致を表し、値が大きいほど非類似である度合いが大きいことを表すパラメータとして算出される。この場合、照合部135は、類似度が0以上P1未満である場合に本人であると判定し、照合OKとする。また、照合部135は、類似度がP2(P2>P1)より大きい場合に他人であると判定し、照合NGとする。更に、照合部135は、類似度がP1以上P2以下の範囲内にある場合には、本人か他人かを判定できないため、再認証が必要と判定する。
位置合わせ情報取得部136は、照合部135により再認証が必要と判定されると、今回撮像時の撮像部110に対する手のひらの相対位置と、認証情報記憶部150に静脈パターンを登録するための撮像時の撮像部110に対する手のひらの相対位置との差(以下、相対位置差という)を特定する。位置合わせ情報取得部136は、特定した相対位置差により、手のひらに対する撮像部110の配置をどのように変更すれば登録時のこれらの配置を再現できるかを示す位置合わせ情報を取得する。位置合わせ情報取得部136は、照合部135による類似度の算出結果から、このような位置合わせ情報を取得することができる。類似度の具体的な算出方法の詳細は、後述する。位置合わせ情報取得部136は、取得した位置合わせ情報を誘導情報出力部137に出力する。
誘導情報出力部137は、位置合わせ情報取得部136から取得した位置合わせ情報に基づいて、誘導用LED115,115aが投影するインジケータ画像の内容(例えば、矢印)や投影位置を示す誘導情報を生成する。誘導情報出力部137は、生成した誘導情報を誘導用LED駆動部119に出力する。
制御情報記憶部140は、誘導用LED115の点滅動作を制御するための情報や認証時に本人判定を行うための類似度の閾値の情報を記憶する。これらの情報は、制御情報記憶部140に予め格納される。
認証情報記憶部150は、ユーザ認証時の照合用の静脈パターンを記憶する。この静脈パターンは、予め認証情報記憶部150に格納される。なお、複数のユーザの静脈パターンを記憶する場合には、例えば、各ユーザに付与された識別情報に対応付けて各ユーザの静脈パターンが格納される。
図6は、誘導用LED点滅制御テーブルのデータ構造例を示す図である。誘導用LED点滅制御テーブル141は、制御情報記憶部140に記憶される。誘導用LED点滅制御テーブル141には、距離値を示す項目、点灯時間を示す項目、消灯時間を示す項目および周期を示す項目が設けられている。各項目の横方向に並べられた情報同士が互いに関連付けられて、1つの制御情報を示す。
距離値を示す項目には、手のひらと撮像部110との距離を示す情報が設定される。点灯時間を示す項目には、誘導用LED115を点灯させる時間が設定される。消灯時間を示す項目には、誘導用LED115を消灯させる時間が設定される。周期を示す項目には、点灯時間および消灯時間を含む1周期の時間が設定される。周期を示す項目の時間は、点灯時間と消灯時間との和となる。
誘導用LED点滅制御テーブル141には、例えば、距離値が“5cm未満”、点灯時間が“0.7秒”、消灯時間が“0.7秒”、周期が“1.4秒”という情報が設定される。これは、距離算出部132が算出した手のひらと撮像部110との距離が“5cm未満”である場合に、誘導用LED11を“1.4秒”の周期で、そのうち点灯時間“0.7秒”、消灯時間を“0.7”秒として点滅させることを示している。
なお、図6の例では、撮像に適した距離は“7cm〜8cm”であり、このときは誘導用LED115を点滅させず、常時点灯状態とする。そして、これよりも近い場合は短い周期で誘導用LED115を点滅させ、これよりも遠い場合は長い周期で誘導用LED115を点滅させることを示している。
このように、誘導用LED115を手のひらと撮像部110との距離に応じた周期で点滅させることで、ユーザに対して撮像部110を手のひらから遠ざけた方がよいか、近付けた方がよいかを誘導できる。更に、適正距離となった場合に自動的に撮像を行うようにすることで、ユーザによるボタン押下などの操作入力が不要となり、手ブレの影響を低減できる。
なお、点滅の表現方法としては、上記のように距離に応じて周期を変更する以外にも、点滅のデューティ比(点滅時間の比率)を変更することも考えられる。例えば、各距離において、周期は2秒に固定し、距離が近い場合には点灯時間を消灯時間よりも短くし、距離が遠い場合には点灯時間を消灯時間よりも長くすることが考えられる。
図7は、類似度閾値設定テーブルのデータ構造例を示す図である。類似度閾値設定テーブル142は、制御情報記憶部140に記憶される。類似度閾値設定テーブル142には、再認証判定類似度を示す項目が設けられている。
再認証判定類似度を示す項目には、照合部135が再認証の必要ありと判定する類似度の範囲が設定される。
類似度閾値設定テーブル142には、例えば、再認証判定類似度が、“P1以上P2以下”という情報が設定される。これは、照合部135が認証時に撮像した静脈パターンと、認証情報記憶部150に予め登録された静脈パターンとに基づいて類似度を算出した結果、算出した類似度が“P1以上P2以下”である場合には、再認証が必要と判定することを示している。
図8は、認証情報管理テーブルのデータ構造例を示す図である。認証情報管理テーブル151は、認証情報記憶部150に格納される。認証情報管理テーブル151には、ユーザID(IDentifier)を示す項目、静脈パターンを示す項目、特徴情報を示す項目および登録時距離値を示す項目が設けられている。各項目の横方向に並べられた情報同士が互いに関連付けられて、1つの認証情報を示す。
ユーザIDを示す項目には、ユーザに付与された識別情報が設定される。静脈パターンを示す項目には、予め登録された該当ユーザの静脈パターンの画像ファイルが設定される。特徴情報を示す項目には、静脈パターンの特徴を示す情報が設定される。登録時距離値を示す項目には、予め登録された静脈パターンを撮像した際の手のひらと撮像部110との距離を示す情報が設定される。
認証情報管理テーブル151には、例えば、ユーザIDが“001”、静脈パターンが“pattern001.jpg”、特徴情報が“特徴001”、登録時距離値が“7.3cm”という情報が設定される。
ここで、“特徴001”が示す情報としては、例えば、“pattern001.jpg”に含まれる静脈パターンの特徴的な情報(例えば、太い静脈の配置)を示す情報が考えられる。このように、静脈パターンから更に特徴情報を抽出しておくことで、静脈パターンそのものを用いた照合とは別に、特徴情報を用いて認証時の照合を行うこともできる。
なお、認証情報管理テーブル151には、同一のユーザに対して、複数の静脈パターンを登録するようにしてもよい。このようにすると、照合部135は、予め登録した複数の静脈パターンのうち、認証時に撮像した静脈パターンと最も類似するものを特定して本人判定ができるので、本人であるにも関わらず、本人ではないと誤判定する可能性を低減できる。
図9は、登録時および認証時に撮像した静脈パターンの例を示す図である。重ね合わせ像200には、撮像パターン201および登録パターン202が示されている。
撮像パターン201は、認証時に撮像された静脈パターンである。
登録パターン202は、予め認証情報記憶部150の認証情報管理テーブル151に登録された静脈パターンである。
座標系20は、重ね合わせ像200における座標系を示しており、左上を原点とする。重ね合わせ像200の図面に向かって左から右へ向かう方向をx軸の正の方向とする。重ね合わせ像200の図面に向かって上から下へ向かう方向をy軸の正の方向とする。重ね合わせ像200の図面平面と垂直手前側をz軸の正の方向とする。
照合部135は、撮像パターン201に含まれる各点要素および登録パターン202に含まれる各点要素の対応付けを行う。対応付けは、例えば、「y値が同じ点で、かつ、x値の差がより小さい点同士を対応付ける」などの条件により行なわれる。そして、照合部135は、対応付けた各点間それぞれの距離を算出して、その総和を求め、これを類似度とする。すなわち、類似度0が完全一致を表し、類似度の値が大きいほど非類似の度合いも大きいことを表す。
ただし、登録時と認証時とでは、撮像が同じ条件(距離、位置、傾きなど)であるとは限らないため、類似度の決定のために位置合わせを行う。具体的には、撮像パターン201と登録パターン202との類似度が小さくなるように、撮像パターン201の並行移動処理および回転処理を行う。
並行移動処理は、例えば、xy座標における並行移動の計算により実行される。なお、z軸方向の並行移動に関しても、撮像パターン201の拡大・縮小として計算できる。
回転処理は、例えば、z軸回りの回転の計算やx軸回りおよびy軸回りの回転の計算(透視変換)により実行される。そして、照合部135は、撮像パターン201にこれらの処理を施した都度、類似度を再計算し、類似度が最小となるまで繰り返す。このような類似度の計算は、動的計画法(DP(Dynamic Programming)マッチング)により実行することができる。
図10は、静脈パターンの位置合わせ方法の具体例を示す図である。重ね合わせ像210は、撮像パターン201に対して位置合わせの処理を施す前の状態を示している。
まず、照合部135は、撮像パターン201をx軸およびy軸について並行移動させる。最終的な並行移動の方向および距離として、この並行移動処理によって類似度が最も小さくなる方向および距離が特定される。重ね合わせ像220は、このような並行移動処理を施した後の状態を示している。
次に、照合部135は、例えば撮像パターン201をz軸回りに回転させる。最終的なz軸回りの回転角として、この回転処理によって類似度が最も小さくなる回転角が特定される。重ね合わせ像230は、このようなz軸回りの回転処理を施した後の状態を示している。
次に、照合部135は、例えば撮像パターン201をx軸回りに回転させる。最終的なx軸回りの回転角として、この回転処理によって類似度が最も小さくなる回転角が特定される。重ね合わせ像240は、このようなx軸回りの回転処理を施した後の状態を示している。
次に、照合部135は、例えば撮像パターン201をy軸回りに回転させる。最終的なy軸回りの回転角として、この回転処理によって類似度が最も小さくなる回転角が特定される。重ね合わせ像250は、このようなy軸回りの回転処理を施した後の状態を示している。
ここで、位置合わせ情報取得部136は、照合部135による位置合わせの結果得られた重ね合わせ像250の撮像パターン201に基づいて、位置合わせ情報を取得することができる。位置合わせ情報には、例えば、x軸方向の位置ズレ量、y軸方向の位置ズレ量、z軸方向の位置ズレ量、x軸回りの回転量、y軸回りの回転量およびz軸回りの回転量が含まれる。この位置合わせ情報は、撮像パターン201を撮像したときの手のひらと撮像部110との相対位置および登録パターン202を撮像したときの手のひらと撮像部110との相対位置差を補正するものと考えることができる。
照合部135は、このようにして最小の類似度を取得することができる。そして、照合部135は、取得した最小の類似度により本人判定を行う。
図11は、静脈パターンの照合時の類似度分布を示す図である。類似度分布グラフ10は、横軸が類似度、縦軸が頻度を示している。類似度分布グラフ10には、類似度分布11,12が示されている。
類似度分布11は、照合部135が照合した静脈パターンが、登録時のものと認証時のものとで一致している場合(本人のものである場合)に算出される類似度の分布を示している。
類似度分布12は、照合部135が照合した静脈パターンが、登録時のものと認証時のものとで一致していない場合(他人のものである場合)に算出される類似度の分布を示している。
照合部135は、上述したように類似度が0以上P1未満である場合には、本人であると判定し照合OKとする。また、照合部135は、類似度がP1以上P2以下である場合には本人であるか他人であるかの判定ができないため、再度静脈パターンの撮像を行って再認証を行うことが必要であると判定する。このような類似度P1およびP2は、類似度分布11,12それぞれの裾野が重なる範囲の両端の値として、制御情報記憶部140の類似度閾値設定テーブル142に予め設定される。更に、照合部135は、類似度がP2より大きい場合には、他人であると判定し、照合NGとする。
照合部135が照合の結果、再認証が必要であると判定すると、位置合わせ情報取得部136は、照合部135による図10の位置合わせの結果に基づいて、位置合わせ情報を取得する。そして、誘導情報出力部137は、この位置合わせ情報に基づいて、ユーザを誘導するための誘導情報を生成する。誘導情報には、誘導用LED115,115aが投影するインジケータ画像の内容や投影位置を示す情報が含まれる。
図12は、誘導用LEDによるインジケータ画像の具体例を示す図である。(A)はインジケータ画像として矢印を投影する場合、(B)はインジケータ画像としてスポット像を投影する場合を示している。なお、本例では、説明を分かり易くするために手31の手のひら面上(xy面上)における移動を誘導するインジケータ画像のみを示している。
ここで、位置合わせ情報取得部136は、照合部135による類似度の計算の結果、登録された静脈パターンに対し、認証時に撮像された静脈パターンには、x軸の負の方向の位置ズレおよびy軸の正の方向の位置ズレを位置合わせ情報として取得しているものとする。
(A)では、誘導情報出力部137は、現在の撮像対象範囲の中心へのインジケータ52の投影指示を誘導情報に含める。また、誘導情報出力部137は、x軸の負の方向へインジケータ52を移動させるようユーザを誘導するインジケータ53aの投影指示を誘導情報に含める。更に、誘導情報出力部137は、y軸の正の方向へインジケータ52を移動させるようユーザを誘導するインジケータ53bの投影指示を誘導情報に含める。誘導用LED駆動部119は、誘導情報出力部137から取得する誘導情報に基づいて、例えば、誘導用LED115によりインジケータ52を手31に投影する。また、誘導用LED駆動部119は、誘導用LED115aによりインジケータ53a,53bを手31に投影する。
(B)では、誘導情報出力部137は、現在の撮像対象範囲の中心へのインジケータ52の投影指示を誘導情報に含める。また、誘導情報出力部137は、静脈パターン登録時の撮像対象範囲の中心へのインジケータ53cの投影指示を誘導情報に含める。誘導用LED駆動部119は、誘導情報出力部137から取得する誘導情報に基づいて、例えば、誘導用LED115によりインジケータ52を手31に投影する。また、誘導用LED駆動部119は、誘導用LED115aによりインジケータ53cを手31に投影する。
このように、現在の撮像対象範囲の中心を登録時の撮像対象範囲の中心へと誘導するようにインジケータを手31に投影することで、ユーザに対して携帯電話機100の適正位置を通知できる。なお、誘導に用いる点は、認証時および登録時の各撮像対象範囲の中心に限らず、その他の点であってもよい。
また、上記の説明では、インジケータ画像として手のひらに対する撮像部110の移動方向を誘導するものを例示したが、撮像部110に対する手のひらの移動方向を誘導するものであってもよい。
次に、以上のような構成を有する携帯電話機100の処理に関して説明する。まず、ユーザの静脈パターンの登録処理に関して説明する。
図13は、静脈パターンの登録処理の手順を示すフローチャートである。以下、図13に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS11]入力処理部125は、ボタン102やキーパッド103に対するユーザの静脈パターンの新規登録の操作入力を受け付ける。入力処理部125は、受け付けた操作入力に応じて、新規登録のための撮像指示を撮像制御部131に出力する。撮像制御部131は、入力処理部125から撮像指示を受け付ける。
[ステップS12]撮像制御部131は、測距用LED駆動部117に測距用LED113,113aの点灯を指示する。そして、撮像制御部131は、イメージセンサ112およびA/D変換部116に対して、手のひらの撮像を行い測距用画像を生成するよう指示する。イメージセンサ112は、この指示を受け付けると手のひらの撮像を行う。A/D変換部116は、イメージセンサ112の各受光素子のアナログ出力をデジタル値に変換して、測距用画像を生成する。
[ステップS13]距離算出部132は、A/D変換部116が生成した測距用画像に基づいて、手のひらと撮像部110との距離を算出する。距離算出部132は、算出した距離を誘導光点滅指示部133および撮像制御部131に出力する。
[ステップS14]誘導光点滅指示部133は、距離算出部132から手のひらと撮像部110との距離を取得する。そして、誘導光点滅指示部133は、制御情報記憶部140に記憶された誘導用LED点滅制御テーブル141を参照して、取得した距離の値に対応する誘導用LED115の点滅方法を取得する。誘導光点滅指示部133は、誘導用LED駆動部119に取得した点滅方法を指示する。誘導用LED駆動部11は指示された点滅方法により誘導用LED115を点滅動作させる。なお、このとき誘導用LED115が手のひらに投影するインジケータ画像は、単にビーム光によるスポット像とする。
[ステップS15]撮像制御部131は、距離算出部132から取得した距離が撮像に際して適正距離であるか否かを判定する。適正距離である場合、処理がステップS16に移される。適正距離でない場合、処理がステップS12に移される。撮像制御部131は、制御情報記憶部140に記憶された誘導用LED点滅制御テーブル141に基づいて、この判定を行うことができる。すなわち、撮像制御部131は、取得した距離が、誘導用LED点滅制御テーブル141において誘導用LED11を常時点灯とする“7〜8cm”に該当する場合には、適正距離であると判定する。また、“7〜8cm”に該当しない場合には、適正距離でないと判定する。
[ステップS16]撮像制御部131は、撮像用LED駆動部118に撮像用LED114,114a,114b,114cの点灯を指示する。また、撮像制御部131は、イメージセンサ112およびA/D変換部116に対して、手のひらの撮像を行い静脈画像を生成するよう指示する。イメージセンサ112は、この指示を受け付けると手のひらの撮像を行う。A/D変換部116は、イメージセンサ112の各受光素子のアナログ出力をデジタル値に変換して、静脈画像を生成する。
[ステップS17]静脈抽出部134は、A/D変換部116が生成した静脈画像に対してエッジ強調処理を施し、静脈パターンを抽出する。
[ステップS18]静脈抽出部134は、抽出した静脈パターンを認証情報記憶部150の認証情報管理テーブル151にユーザIDや抽出した静脈パターンの特徴情報などの情報と共に格納する。なお、静脈抽出部134が格納する情報には、上記ステップS16で静脈パターンを撮像した際の手のひらと撮像部110との距離を示す情報が含まれる。
このようにして、携帯電話機100はユーザの静脈パターンを予め認証情報記憶部150に登録することができる。このとき、上記ステップS14のように、誘導用LED115を手のひらと撮像部110との距離に応じた周期で点滅させる。具体的には、例えば誘導用LED点滅制御テーブル141の設定のように、適正距離よりも近い場合には短い周期で点滅させ、適正距離よりも遠い場合には長い周期で点滅させる。このようにすることで、ユーザに対して撮像部110を手のひらから遠ざけた方がよいか、近付けた方がよいかを誘導できる。また、適正距離となった場合に自動的に撮像を行うようにすることで、ユーザによるボタン押下などの操作入力が不要となり、手ブレの影響を低減できる。
なお、ユーザが携帯電話機100を手で持って認証を行う場合には、イメージセンサ112の露光中に手ブレの影響が加わる可能性がある。このため、次のような手ブレ判定を行うことも可能である。
第1の方法では、イメージセンサ112の撮像の前後のタイミングで測距用LED113による測距を行い、撮像の前後での手のひらと撮像部110との距離の差を算出する。そして、この距離差が所定の値以上の場合には、手ブレありと判定し、再度撮像を行うようにする。
第2の方法では、手ブレ判定の他の方法としては、イメージセンサ112により連続して2枚の静脈画像を撮像する。このとき、露光時間はそれぞれの撮像時において同じとする。この2枚の静脈画像は、短時間のうちに撮像されるため、ほぼ同じ画像となる。そして、この2枚の画像に関し、輝度値によって差分をとる。このようにすると、ズレが生じている箇所の輝度差が大きな値として現れる。このような箇所を含む領域を抽出し、全画像領域において、この領域の占める割合を算出する。算出した割合が所定の割合以上の場合には、手ブレありと判定し、再度撮像を行うようにする。
上記第1または第2の方法で示した手ブレ判定を行い、手ブレがあると判定した場合には、再度静脈パターンを撮像することで、より鮮明な静脈パターンを取得できる。これにより、ユーザ認証時の認証精度の向上を図ることができる。
次に、登録した静脈パターンを用いた認証処理に関して説明する。
図14は、認証処理の手順を示すフローチャートである。以下、図14に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS21]入力処理部125は、ボタン102やキーパッド103に対するユーザの静脈認証開始の操作入力を受け付ける。入力処理部125は、受け付けた操作入力に応じて、静脈認証のための撮像指示を撮像制御部131に出力する。撮像制御部131は、入力処理部125から撮像指示を受け付ける。
[ステップS22]撮像制御部131は、測距用LED駆動部117に測距用LED113の点灯を指示する。そして、撮像制御部131は、イメージセンサ112およびA/D変換部116に対して、手のひらの撮像を行い測距用画像を生成するよう指示する。イメージセンサ112は、この指示を受け付けると手のひらの撮像を行う。A/D変換部116は、イメージセンサ112の各受光素子のアナログ出力をデジタル値に変換して、測距用画像を生成する。
[ステップS23]距離算出部132は、A/D変換部116が生成した測距用画像に基づいて、手のひらと撮像部110との距離を算出する。距離算出部132は、算出した距離を誘導光点滅指示部133および撮像制御部131に出力する。
[ステップS24]誘導光点滅指示部133は、距離算出部132から手のひらと撮像部110との距離を取得する。そして、誘導光点滅指示部133は、制御情報記憶部140に記憶された誘導用LED点滅制御テーブル141を参照して、取得した距離の値に対応する誘導用LED115の点滅方法を取得する。誘導光点滅指示部133は、誘導用LED駆動部119に取得した点滅方法を指示する。誘導用LED駆動部119は指示された点滅方法により誘導用LED115を点滅動作させる。なお、このとき誘導用LED115が手のひらに投影するインジケータ画像は、単にビーム光によるスポット像とする。
[ステップS25]撮像制御部131は、距離算出部132から取得した距離が撮像に際して適正距離であるか否かを判定する。適正距離である場合、処理がステップS26に移される。適正距離でない場合、処理がステップS22に移される。撮像制御部131は、図13のステップS15で説明したように制御情報記憶部140に記憶された誘導用LED点滅制御テーブル141を参照して、この判定を行うことができる。
[ステップS26]撮像制御部131は、撮像用LED駆動部118に撮像用LED114,114a,114b,114cの点灯を指示する。また、撮像制御部131は、イメージセンサ112およびA/D変換部116に対して、手のひらの撮像を行い静脈画像を生成するよう指示する。イメージセンサ112は、この指示を受け付けると手のひらの撮像を行う。A/D変換部116は、イメージセンサ112の各受光素子のアナログ出力をデジタル値に変換して、静脈画像を生成する。
[ステップS27]静脈抽出部134は、A/D変換部116が生成した静脈画像に対してエッジ強調処理を施し、静脈パターンを抽出する。静脈抽出部134は、抽出した静脈パターンを照合部135に出力する。
[ステップS28]照合部135は、静脈抽出部134から取得した静脈パターンと認証情報記憶部150の認証情報管理テーブル151に登録された静脈パターンとを照合し、類似度を算出する。なお、上記ステップS21において、該当ユーザのユーザIDも共に入力されている場合、照合部135は、このユーザIDに基づいて認証情報管理テーブル151から該当ユーザの静脈パターンの画像ファイルを特定できる。ユーザIDの入力がない場合には、認証情報管理テーブル151に登録された各ユーザの静脈パターンの画像ファイルと総当りで照合する。照合部135は、図9,10で説明したように、取得した静脈パターンに並行移動処理および回転処理を施して、DPマッチングにより最小の類似度を求めることができる。
[ステップS29]照合部135は、照合OKであるか否かを判定する。照合部135は、上記ステップS28で算出した類似度がP1よりも小さいか否かにより、この判定を行うことができる。すなわち、類似度がP1よりも小さい場合には照合OKであり、類似度がP1以上である場合には照合OKとは判定しない。照合OKである場合、処理がステップS30に移される。照合OKでない場合、処理がステップS31に移される。
[ステップS30]照合部135は、照合OKである旨をユーザに通知する。照合部135は、例えば、音声処理部126およびスピーカ105を介して、音により、照合OKをユーザに通知する。また、照合部135は、例えば、表示処理部127にディスプレイ106に所定のメッセージや画像を表示させることで、照合OKをユーザに通知する。なお、このとき誘導用LED115,115aが点灯している場合、照合部135は、誘導用LED駆動部119に誘導用LED115,115aを消灯するよう指示する。
[ステップS31]照合部135は、再認証が必要であるか否かを判定する。照合部135は、上記ステップS28で算出した類似度がP1以上P2以下の範囲内にあるか否かにより、この判定を行うことができる。すなわち、類似度がP1以上P2以下の範囲内にある場合は再認証が必要であると判定し、類似度がこの範囲内にない場合は再認証が不要であると判定する。再認証が必要である場合、処理がステップS32に移される。再認証が不要である場合、処理がステップS33に移される。
[ステップS32]位置合わせ情報取得部136は、照合部135による位置合わせの結果得られた重ね合わせ像20の撮像パターン201に基づいて、位置合わせ情報を取得する。誘導情報出力部137は、位置合わせ情報取得部136が取得した位置合わせ情報に基づいて、インジケータ画像の内容や投影位置を示す誘導情報を生成し、これを誘導用LED駆動部119に出力する。誘導用LED駆動部119は、誘導情報出力部137から取得した誘導情報に基づいて、誘導用LED115,115aに手のひらへの誘導用のインジケータ画像を投影させる。そして、処理がステップS26に移される。
[ステップS33]照合部135は、照合NGである旨をユーザに通知する。照合部135は、例えば、音声処理部126およびスピーカ105を介して、音により、照合NGをユーザに通知する。また、照合部135は、例えば、表示処理部127にディスプレイ106に所定のメッセージや画像を表示させることで、照合NGをユーザに通知する。
このようにして、携帯電話機100は手のひらの静脈による認証を行うことができる。このとき、上記ステップS24のように、誘導用LED11を手のひらと撮像部110との距離に応じた周期で点滅させる。具体的には、例えば誘導用LED点滅制御テーブル141の設定のように、適正距離よりも近い場合には短い周期で点滅させ、適正距離よりも遠い場合には長い周期で点滅させる。このようにすることで、ユーザに対して撮像部110を手のひらから遠ざけた方がよいか、近付けた方がよいかを誘導できる。また、適正距離となった場合に自動的に撮像を行うようにすることで、ユーザによるボタン押下などの操作入力が不要となり、手ブレの影響を低減できる。更に、登録処理で示した手ブレ判定を認証処理の静脈パターン撮像時にも用いることもできる。
なお、上記ステップS25において、撮像制御部131は、認証情報記憶部150に記憶された認証情報管理テーブル151の登録時撮影距離の情報を参照して、適正距離であるか否かの判定を行ってもよい。このようにすると、手のひらと撮像部110との距離が7〜8cmの間にある場合にも、更に細かく適正距離であるか否かが判定されるので、登録時の撮像条件の再現性をより高めることができる。この場合、撮像制御部131が適正距離でないと判定した際には、誘導光点滅指示部133は、例えば、距離値7〜8cmの間を更に細かく分割して誘導用LED11の点滅方法を制御することが考えられる。また、例えば、誘導光点滅指示部133は、音声処理部126およびスピーカ105を介して、音声によりユーザに距離の微調整を促すことが考えられる。
次に、上記ステップS32における誘導処理を更に詳細に説明する。
図15は、誘導処理の手順を示すフローチャートである。以下、図15に示す処理をステップ番号に沿って説明する。なお、以下に示す処理内容は、図14のステップS32の処理を詳細に示すものである。
[ステップS41]位置合わせ情報取得部136は、照合部135による位置合わせの結果に基づいて、位置合わせ情報を取得する。位置合わせ情報には、x軸方向の位置ズレ量、y軸方向の位置ズレ量、z軸方向の位置ズレ量、x軸回りの回転量、y軸回りの回転量およびz軸回りの回転量が含まれる。位置合わせ情報取得部136は、取得した位置合わせ情報を誘導情報出力部137に出力する。
[ステップS42]誘導情報出力部137は、位置合わせ情報取得部136から取得した位置合わせ情報に基づいて、誘導情報を生成する。ここで、誘導情報には、誘導用LED115,115aによるインジケータ画像の内容やインジケータ画像の投影位置を示す情報が含まれる。インジケータ画像の内容としては、図12に示したように、例えばxy軸方向の位置ズレがある場合これを補正するために撮像部110を移動させるべき方向を示す矢印が考えられる。また、投影位置を示す情報としては、例えば現在の撮像対象領域の中心に対する登録時の撮像対称領域の中心を示す位置の情報が考えられる。更に、z軸方向の位置ズレ量や各軸回りの回転量の補正を音声によりユーザに促すための音声情報や、これら補正内容を画像表示によりユーザに促すための表示情報が考えられる。
[ステップS43]誘導情報出力部137は、誘導用LED駆動部119に誘導情報を出力する。
[ステップS44]誘導用LED駆動部119は、誘導情報出力部137から取得した誘導情報に基づいて、誘導用LED115,115aが投影するインジケータ画像を変更する。また、誘導用LED115,115aの姿勢を変更し、インジケータ画像の投影位置を変更する。
このように、再認証を行う際に、誘導情報出力部137は、撮像部110と手のひらとの配置を誘導するための誘導情報を出力する。この誘導情報に基づき、誘導用LED115,115aにより誘導用のインジケータ画像を手のひらに投影する。
ここで、図14のステップS26〜S32の処理は、例えば500ミリ秒程度で実行することができる。このため、上記インジケータ画像も500ミリ秒程度の周期で更新される。したがって、ユーザは、この周期で随時更新されるインジケータ画像を目視して、的確に撮像部110の配置を変更できる。その結果、静脈パターンの登録時の手のひらと撮像部110との配置の登録時に対する再現性が高まり、認証の効率および認証精度の向上を図ることができる。
なお、上記誘導処理によるインジケータ画像の更新とは別の処理によって、インジケータ画像を更新することも考えられる。具体的には、携帯電話機100に加速度センサを設けることが考えられる。このようにすると、携帯電話機100をユーザが移動させた距離を加速度センサが測定した加速度の2階積分により測定することができる。このため、誘導情報出力部137は、その距離に応じてインジケータ画像の誘導内容を更新することが可能となる。
図16は、認証時の携帯電話機の使用方法の具体例を示す図である。図16では、ユーザが手31の手のひらの静脈パターンにより、携帯電話機100の使用可否の認証を行う場合を例示している。この場合、例えば、ユーザはもう一方の手32で携帯電話機100を保持し、ボタン102を押下して認証を開始する。すると、携帯電話機100は、測距ビーム光61を手31に照射し、手31と撮像部110との距離を測定する。
携帯電話機100は、距離が適正でないと判定すると、誘導ビーム光62を点滅させて手31に照射する。誘導ビーム光62によるインジケータ画像は、図12におけるインジケータ52に対応する。ユーザは点滅の周期の長短により、携帯電話機100を手31に近付けたらよいか、遠ざけたらよいかを認識できる。
そして、携帯電話機100は、距離が適正であると判定すると、手31の手のひらの静脈パターンを撮像する。携帯電話機100は、撮像した静脈パターンと予め登録された該当ユーザの静脈パターンとを照合して、これら静脈パターンの類似度を算出する。携帯電話機100は、算出した類似度がP1以上P2の範囲にある場合には、再認証が必要であると判定する。そして、携帯電話機100は、類似度の計算結果から取得される位置合わせ情報に基づき、誘導ビーム光62に加えて、更にインジケータ画像を投影するための誘導ビーム光63を手31に照射する。誘導ビーム光63によるインジケータ画像は、図12におけるインジケータ53a,53b,53cに対応する。
このように、ユーザは片方の手で携帯電話機100を保持し、もう一方の手のひらを撮像して容易に静脈認証を行うことができる。このとき、ユーザはボタン102を押下して認証開始を指示した後はボタン操作が不要である。その後、携帯電話機100は、適正な距離となった場合に自動的に静脈パターンの撮像を行うため、撮像時にボタン操作を行う場合に比べて手ブレの影響が低減される。
また、携帯電話機100は、ユーザの誘導を手31に照射するインジケータ画像により行うことが可能である。このため、ユーザはディスプレイ106を露出させる動作を行うことなく(例えば、折りたたんだ状態のままで)静脈認証を行うことができる。すなわち、このような動作を行って静脈認証を行う場合に比べて操作性を向上することができる。
なお、上記の認証機能は携帯電話機100に限らず、他の携帯端末装置に適用することもできる。
更に、上記の説明では、手のひらに対して撮像部110の配置を変更するよう誘導することとして説明したが、撮像部110に対して手のひらの配置を変更するよう誘導するようにしてもよい。この場合、誘導情報は、上述した撮像部110の誘導方向と逆の方向に手のひらを誘導させるものとすればよい。
また、携帯電話機100が有すべき機能は、その機能の処理内容を記述したプログラムをコンピュータに実行させることでも実現できる。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記憶装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
以上、本発明の認証装置、撮像装置、認証方法および認証プログラムを図示の実施の形態に基づいて説明したが、これらに限定されるものではなく、各部の構成は同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。更に、前述した実施の形態のうちの任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
符号の説明
1 認証装置
1a 登録画像記憶部
1b 入力部
1c 演算部
1d 出力部
2 撮像装置
2a 撮像部
2b 誘導部

Claims (13)

  1. 生体認証を行う認証装置であって、
    生体と撮像装置との間の距離を測定する測定部と、
    前記測定部が測定した前記距離に応じて、前記撮像装置が備える距離誘導部が前記生体に照射するビーム光の点滅周期を指示する点滅指示部と、
    前記測定部が測定した距離が所定の距離値となった場合に、前記撮像装置に前記生体を撮像させる撮像制御部と、
    前記撮像装置が前記生体を撮像して生成した生体画像を取得すると、当該生体画像と登録画像記憶部に記憶された登録画像とに基づいて、前記生体画像および前記登録画像それぞれを生成するために前記撮像装置が前記生体を撮像した際の前記撮像装置に対する前記生体の相対位置の差を算出する演算部と、
    前記演算部が算出した前記相対位置の差の減少を促す画像を、当該画像を投影可能な誘導部を用いて生体上に投影するための誘導情報を出力する出力部と、
    を有することを特徴とする認証装置。
  2. 前記演算部は、前記生体画像を当該画像面上で並行移動させ、動的計画法により前記並行移動後の前記生体画像と前記登録画像との所定の類似度が最小となる前記並行移動の移動方向および移動距離を算出し、当該移動方向および移動距離を前記相対位置の差の情報に含めることを特徴とする請求項1記載の認証装置。
  3. 前記演算部は、前記生体画像を当該画像面上で回転させ、動的計画法により前記回転後の前記生体画像と前記登録画像との所定の類似度が最小となる前記回転の回転角を算出し、当該回転角を前記相対位置の差の情報に含めることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の認証装置。
  4. 前記演算部は、前記生体画像を当該画像面とは異なる射影面に射影するよう前記生体画像に透視変換を施し、動的計画法により前記透視変換後の前記生体画像と前記登録画像との所定の類似度が最小となる前記画像面と前記射影面とのなす角の角度を算出し、当該角度を前記相対位置の差の情報に含めることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の認証装置。
  5. 前記出力部は、前記類似度が所定の範囲内の値となる場合に前記誘導情報を出力することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の認証装置。
  6. 前記出力部には、前記類似度の前記所定の範囲として、前記生体画像が前記登録画像に対して同一人物のものである場合の第1の類似度分布と、前記生体画像が前記登録画像に対して同一人物のものでない場合の第2の類似度分布と、が重なる前記類似度の範囲が設定されることを特徴とする請求項5記載の認証装置。
  7. 前記出力部は、前記誘導情報に、前記撮像装置または前記生体のいずれかの移動方向を示す前記矢印の方向を指示する情報を含め、当該誘導情報を前記誘導部に出力することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の認証装置。
  8. 生体認証を行う認証装置であって、
    撮像装置が生体を撮像して生成した生体画像を取得すると、当該生体画像と登録画像記憶部に記憶された登録画像とに基づいて、前記生体画像および前記登録画像それぞれを生成するために前記撮像装置が前記生体を撮像した際の前記撮像装置に対する前記生体の相対位置の差を算出する演算部と、
    前記演算部が算出した前記相対位置の差の減少を促す誘導情報を出力する出力部と、
    を有し、
    前記出力部は、前記撮像装置が前記生体に第1のスポット像と第2のスポット像とを投影する誘導部を備える場合、前記誘導情報に、前記第1のスポット像の投影位置として現時点の前記撮像装置の撮像対象範囲内の所定の第1の位置を指定する情報と、前記第2のスポット像の投影位置として前記登録画像の撮像時の前記撮像装置の撮像対象範囲内の前記第1の位置に対応する第2の位置を指定する情報と、を含め、当該誘導情報を前記誘導部に出力する、
    ことを特徴とする認証装置。
  9. 前記出力部が出力した前記誘導情報を報知するための音声を出力する音声出力部を更に有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の認証装置。
  10. 前記出力部が出力した前記誘導情報を報知するための画像を表示する表示部を更に有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の認証装置。
  11. 生体認証を行う撮像装置であって、
    生体を撮像して生体画像を生成する撮像部と、
    前記撮像部が生成した前記生体画像を取得すると、当該生体画像と登録画像記憶部に記憶された登録画像とに基づいて、前記生体画像および前記登録画像それぞれを生成するために前記撮像部が前記生体を撮像した際の前記撮像部に対する前記生体の相対位置の差を算出する演算部と、
    前記演算部が算出した前記相対位置の差の減少を促す画像として第1のスポット像と第2のスポット像とを生体上に投影するために用いられ、前記第1のスポット像の投影位置として現時点の前記撮像部の撮像対象範囲内の所定の第1の位置を指定する情報と、前記第2のスポット像の投影位置として前記登録画像の撮像時の前記撮像部の撮像対象範囲内の前記第1の位置に対応する第2の位置を指定する情報とを含む誘導情報を出力する出力部と、
    前記出力部が出力した前記誘導情報に基づいて、前記第1のスポット像と前記第2のスポット像とを生体上に投影する誘導部と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  12. 生体認証を行う認証装置の認証方法であって、
    演算部が、撮像装置が生体を撮像して生成した生体画像を取得すると、当該生体画像と登録画像記憶部に記憶された登録画像とに基づいて、前記生体画像および前記登録画像それぞれを生成するために前記撮像装置が前記生体を撮像した際の前記撮像装置に対する前記生体の相対位置の差を算出し、
    出力部が、前記演算部が算出した前記相対位置の差の減少を促す画像として第1のスポット像と第2のスポット像とを生体上に投影可能な誘導部に、前記第1のスポット像の投影位置として現時点の前記撮像装置の撮像対象範囲内の所定の第1の位置を指定する情報と、前記第2のスポット像の投影位置として前記登録画像の撮像時の前記撮像装置の撮像対象範囲内の前記第1の位置に対応する第2の位置を指定する情報とを含む誘導情報を出力する、
    ことを特徴とする認証方法。
  13. 生体認証をコンピュータに実行させる認証プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    撮像装置が生体を撮像して生成した生体画像を取得すると、当該生体画像と登録画像記憶手段に記憶された登録画像とに基づいて、前記生体画像および前記登録画像それぞれを生成するために前記撮像装置が前記生体を撮像した際の前記撮像装置に対する前記生体の相対位置の差を算出する演算手段、
    前記演算手段が算出した前記相対位置の差の減少を促す画像として第1のスポット像と第2のスポット像とを生体上に投影可能な誘導手段に、前記第1のスポット像の投影位置として現時点の前記撮像装置の撮像対象範囲内の所定の第1の位置を指定する情報と、前記第2のスポット像の投影位置として前記登録画像の撮像時の前記撮像装置の撮像対象範囲内の前記第1の位置に対応する第2の位置を指定する情報とを含む誘導情報を出力する出力手段、
    として機能させることを特徴とする認証プログラム。
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