JP5236796B2 - アンカー部材連結体 - Google Patents
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Description
上記アンカー部材固定方法は、これら複数のライナープレートを筒状壁の壁内周面側に固定するための金属製アンカー部材を筒状壁に埋設固定する方法であり、従来、アンカー部材の筒状壁に対する固定位置を位置決めしておけば、プレート固定部の壁内周面に沿う回転姿勢にかかわらず、プレート側辺部のプレート固定部に対する溶接長さを確保できるように、プレート固定部の形状が筒状壁に埋設するアンカー軸と同芯状の略円形に形成してあるアンカー部材を使用している(例えば、特許文献1参照)。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、アンカー部材を型枠に仮固定する手間を特に増やすことなく、アンカー部材の材料の無駄を減らせるようにすることを目的とする。
前記アンカー部材の複数を前記筒状壁のコンクリート打設用型枠の内側に仮固定しておき、
前記型枠の内側にコンクリートを打設した後、前記型枠を撤去して、前記プレート固定部を前記壁内周面側に臨ませて、前記複数のアンカー部材を前記筒状壁に埋設固定するために、
前記プレート側辺部に沿って長い形状のプレート固定部を備えたアンカー部材の複数を、それらのプレート固定部の姿勢を前記プレート側辺部に沿う姿勢に保持可能に、予め、互いに連結しておき、
そのアンカー部材の複数を互いに連結するアンカー部材連結体を、それらのプレート固定部の姿勢が前記プレート側辺部に沿うように、前記型枠に仮固定しておくアンカー部材固定方法に使用するアンカー部材連結体であって、
前記アンカー部材の複数を、可撓性を備えた索状部材で連結してある点にある。
プレート固定部の形状を略円形に形成してあるアンカー部材に比べて材料の無駄が少ない形状のプレート固定部、つまり、プレート側辺部に沿って長い形状のプレート固定部を備えたアンカー部材を使用して、そのアンカー部材の複数を、それらのプレート固定部の姿勢をプレート側辺部に沿う姿勢に保持可能に、予め、互いに連結しておき、そのアンカー部材の複数を互いに連結するアンカー部材連結体を、それらのプレート固定部の姿勢がプレート側辺部に沿うように、型枠に仮固定しておくので、アンカー部材毎に、そのプレート固定部の壁内周面に沿う回転姿勢を長手方向がプレート側辺部に沿うように調整する手間を省きながら、プレート側辺部の溶接長さを確保できる姿勢で、複数のアンカー部材を型枠に仮固定しておくことができるようになり、アンカー部材を型枠に仮固定する手間を特に増やすことなく、アンカー部材の材料の無駄を減らせる。
〔基本形態〕
図1は、液化天然ガスや液化プロパンガスなどの低温液化ガスの貯蔵設備を示し、鋼管杭1で支持される基礎スラブ2を略円形に設けて、ドーム屋根3の上面側を構成する上部屋根材4と円筒状外周壁5と外底板6とを一体に備えた金属製外槽7を同芯状に設置してあるとともに、ドーム屋根3の下面側を構成する下部屋根材8と円筒状内周壁9と内底板10とを一体に備えた金属製内槽11を外槽7の内側に同芯状に設置してある。
前記円筒状壁17は、所定高さ分の型枠23を設置して、その型枠23にコンクリートを打設して所定高さの壁部分を設けてから、更に、その上部に所定高さ分の型枠23を設置して所定高さの壁部分を打ち継ぐという工程を繰り返して構築するもので、図6に示すように、所定高さの壁部分に埋設固定する複数のアンカー部材19のうちの、鉛直方向で隣り合うように埋設固定する複数のアンカー部材19を互いに連結してあるアンカー部材連結体25を予め製作しておく。
図9は、本発明によるアンカー部材固定方法に使用する本発明のアンカー部材連結体25の実施形態を示し、L字形のアンカー用スタッドボルト28を裏面の上下に溶接固定してあるプレート固定板部20を設けてあるアンカー部材19の複数を、スタッドボルト28どうしを繋ぐワイヤーや針金,チェーンなどの可撓性を備えた索状部材36で所定間隔で連結して構成してあり、索状部材36はプレート固定板部20どうしを雌ねじ孔24の中心を通る長手方向に繋いでいる。
1.本発明によるアンカー部材固定方法に使用するアンカー部材連結体は、プレート側辺部に沿って長い楕円形状のプレート固定板部や、長手方向端部を半円形に形成してあるプレート固定板部を備えたアンカー部材の複数を連結してあっても良い。
18 ライナープレート
19 アンカー部材
20 プレート固定板部
21 プレート側辺部
23 型枠
25 アンカー部材連結体
26 硬質部材(鋼棒)
36 索状部材
Claims (1)
- コンクリート製筒状壁の壁内周面を覆う複数の金属製ライナープレートを、そのプレート側辺部を前記筒状壁に埋設固定してある複数の金属製アンカー部材のプレート固定部に溶接して固定するために、
前記アンカー部材の複数を前記筒状壁のコンクリート打設用型枠の内側に仮固定しておき、
前記型枠の内側にコンクリートを打設した後、前記型枠を撤去して、前記プレート固定部を前記壁内周面側に臨ませて、前記複数のアンカー部材を前記筒状壁に埋設固定するために、
前記プレート側辺部に沿って長い形状のプレート固定部を備えたアンカー部材の複数を、それらのプレート固定部の姿勢を前記プレート側辺部に沿う姿勢に保持可能に、予め、互いに連結しておき、
そのアンカー部材の複数を互いに連結するアンカー部材連結体を、それらのプレート固定部の姿勢が前記プレート側辺部に沿うように、前記型枠に仮固定しておくアンカー部材固定方法に使用するアンカー部材連結体であって、
前記アンカー部材の複数を、可撓性を備えた索状部材で連結してあるアンカー部材連結体。
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