JP5236770B2 - 遊技媒体分離装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ球などの遊技球とメダルなどの円板状体との混合物を導入し、これを遊技球と円板状体とに分離して排出する遊技媒体分離装置に関する。
遊技球を遊技媒体として使用するパチンコ機などの遊技機と、メダルやコインなどの円板状体を遊技媒体として使用するスロットマシンなどの遊技機とを配設する遊技場では、メダル、コイン、パチンコ球といった様々な種類の遊技媒体が使用される。このため、遊技機島、あるいは計数機、遊技媒体貸機といった設備機器は遊技媒体の種類毎に専用のものが用意される場合が多い。
計数機などを遊技媒体の種類毎に設けると、不経済であるばかりか、設置スペースが嵩むので、特許文献1には、パチンコ球とコインの双方に対応した計数機が提案されている。
この計数機は、パチンコ球は通過させるがコインは通過させない多数の貫通孔が開設されたターンテーブルを回転させておき、ターンテーブル上に導入されたパチンコ球は貫通孔からターンテーブルの下方へ排出してパチンコ球排出口へ導き、ターンテーブル上に導入されたコインは遠心力によってターンテーブルの外周へ移動させると共に、その外周に設けたコインガイド板に沿ってコインコンベアへ導き、該コインコンベアによってコインをコイン排出口へ搬送して排出するようになっている。
特開昭61−217184号公報
しかしながら、この計数機では、パチンコ球とコインとを同時にターンテーブル上に導入すると、貫通孔を塞ぐコインの上に載ったパチンコ球や、起立した状態あるいは複数枚重なった状態のコインがコインコンベアの搬送開始地点に到達し、このようなパチンコ球やコインがコインコンベアの搬送開始地点で詰まってしまう場合があるという問題があった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、詰まりなどが生じることなく、遊技球と円板状体とを分離して排出することのできる遊技媒体分離装置を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]遊技球は通すが所定の円板状体は通さない遊技球排出口(12a)を有する選別板(12)と、
前記選別板(12)を傾斜させた状態で前記傾斜に沿って往復運動させる駆動機構(11、13、14、15、16、18、19、25、26、27)と、
前記遊技球排出口(12a)より前記選別板(12)の下端側で前記選別板(12)の表面との間に、前記選別板(12)上に伏せた前記円板状体は通すが前記遊技球は通さない通過口(33)を形成する選別部材(34)と、
前記遊技球排出口(12a)の上方に、前記選別板(12)の下端側に向かうほど前記選別板(12)との距離が短くなるように前記選別板(12)に対して傾斜して配置され、その下端と前記選別板(12)の表面との間を遊技球が通り抜け可能であって前記間を通り抜けて下流側へ一度に流下する円板状体の数を制限する固定配置された整列板(31)と、
を備え、
前記通過口(33)より前記選別板(12)の上端側で前記遊技球と前記円板状体との混合物を前記選別板(12)上に導入し、前記傾斜に沿って往復運動する前記選別板(12)上を前記混合物が落下する際に、前記遊技球排出口(12a)を通して遊技球を分離し、前記通過口(33)を通して前記円板状体を分離し、
前記選別板の前記遊技球排出口は、前記選別板が前記往復運動の最下位置になっても前記通過口に到達しない位置に設けられている
ことを特徴とする遊技媒体分離装置。
上記発明では、選別板(12)の上端側に遊技球と円板状体との混合物が導入されると、遊技球は傾斜に沿って選別板(12)上を流下する途中で遊技球排出口(12a)を通じて選別板(12)の裏面側に排出される。円板状体は、遊技球排出口(12a)に落下することなく遊技球排出口(12a)よりも選別板(12)の下端側に設けられた通過口(33)に到達する。この通過口(33)は、遊技球は通さないが選別板(12)上に伏せた円板状体は通す形状を成しており、円板状体はこの通過口(33)を通じて分離排出される。ここで、円板状体が遊技球排出口(12a)を塞ぎ、その円板状体の上に遊技球が載る状態となっても、選別板(12)の往復運動により遊技球が揺動されて円板状体から落下して遊技球排出口(12a)から排出される。また、選別板(12)が往復運動しているので、円板状体が起立あるいは複数枚重なったとしても、やがて円板状体の姿勢が崩れて選別板(12)の板面上に1枚ずつ伏せた状態になるので、通過口(33)に遊技球や円板状体が詰まることがなく、円滑な分離排出動作が維持される。
また上記発明では、遊技球が整列板(31)によって遊技球排出口(12a)に向かって押し下げられて効率よく排出される。また整列板(31)の存在により、整列板(31)の下方を通り抜けて下流側へ流下する円板状体の数が制限されるので、通過口(33)の手前に多くの円板状体が集まって通過口(33)が詰まることが防止され、円板状体は少ない枚数で通過口(33)を円滑に通過することが可能になる。
[2]前記整列板と前記通過口との間であって前記選別板(12)の上方に該選別板(12)の表面から前記円板状体の厚みを超えかつ該厚みと前記遊技球の直径との合計未満の距離を空けて整列シャフト(36)を配置した
ことを特徴とする[1]に記載の遊技媒体分離装置。
上記発明では、円板状体の上に載った遊技球は整列シャフト(36)に接触して円板状体の上から落ちる。また、整列シャフト(36)の存在により、整列シャフト(36)の下方を通り抜けて下流側へ一度に流下する円板状体の数が制限されるので、通過口(33)の手前に多くの円板状体が集まって通過口(33)が詰まることが防止され、円板状体は少ない枚数で通過口(33)を円滑に通過することが可能になる。
]前記通過口(33)を通して分離された円板状体と、前記遊技球排出口(12a)を通して分離された遊技球との再混合を防止する仕切板(38)を設けた
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の遊技媒体分離装置。
上記発明では、分離した円板状体と遊技球との再混合が防止される。仕切板(38)は、たとえば、選別板(12)の裏面側の通過口(33)と対応する位置に、該選別板(12)の裏面にほぼ接する位置から下方へ伸びるように設置される。
本発明に係る遊技媒体分離装置によれば、詰まりなどが生じることなく、遊技球と円板状体とを分離して排出することができる。
本発明の実施の形態に係る遊技媒体分離装置を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る遊技媒体分離装置(選別板が終端位置にある状態)を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る遊技媒体分離装置(選別板が終端位置にある状態)を示す底面図である。 本発明の実施の形態に係る遊技媒体分離装置の有する選別板を示す底面図である。 本発明の実施の形態に係る遊技媒体分離装置(選別板が最上位置にある状態)を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る遊技媒体分離装置(選別板が最上位置にある状態)を示す底面図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施の形態にかかわる遊技媒体分離装置10の平面図を、図2は遊技媒体分離装置10の側面図を、図3は遊技媒体分離装置10の底面図をそれぞれ示している。
遊技媒体分離装置10は、パチンコ球など球形状の遊技媒体である遊技球2と薄い円板状の遊技媒体であるメダルやコインなどの円板状体3との混合物を導入し、遊技球2と円板状体3とを分離して排出する装置である。本例では遊技球2はパチンコ球、円板状体3はスロットマシンで使用されるメダル3である。たとえば、遊技媒体分離装置10は、遊技球2と円板状体3とを計数する計数機内に設置されるほか、パチンコ機とスロットマシンとを混在して収容する遊技機島内で共通の回収路によって遊技球とメダルとを回収する場合に、遊技球とメダルとに分離するために回収路の終端などに設けられてもよい。
遊技媒体分離装置10は、傾斜した斜面部11aと、この斜面部11aを支持する左右の側壁部11bと、斜面部11aの幅方向の両端からそれぞれ所定量内側にオフセットした位置に該斜面に沿って立設された側板11cとから成る筐体部11を備えている。
斜面部11aには、左右の側板11cに挟まれた部分のうち斜面の上端近傍および下端近傍を除く領域を占める矩形の開口が形成されている。また、斜面部11aの裏面側にほぼ接するようにして、この開口より一回り大きい矩形の選別板12が斜面部11aの傾斜に沿って往復運動可能に取り付けられている。
詳細には、斜面部11aの裏面側には、この斜面部11aの傾斜に沿って一対のレール13が斜面部11aの幅方向両端に分けて固定されている。レール13は、斜面部11aの裏面の上端および下端に取り付けられたレール固定部材14によって上下端を支持されて固定されている。選別板12の裏面の四隅には、レール13と係合してレール13に沿ってスライド自在なレール支持部材15が取り付けてある。選別板12はレール支持部材15を介してレール13に案内されて移動することにより、斜面部11aの傾斜に沿った往復運動を行う。斜面部11aの表面側に立設された左右の側板11cは、投入された遊技球2および円板状体3を流下させる通路部Rの側壁を成しており、選別板12は該通路部Rの底面を成している。
図4は選別板12の裏面側を示している。選別板12は、図4に示すように、長方形の平板であり、筐体部11に傾斜して取り付けられたときの上端側の略3分の2の領域には、遊技球2は通すが円板状体3は通さない遊技球排出口12aが多数開設されている。ここでは、各遊技球排出口12aは直径が遊技球2の直径より十分大きく、円板状体3の直径よりやや小さい円形穴状を成している。
また、選別板12の下端側の領域には、円板状体3が通る矩形穴状の円板状体排出口12bが開設されている。円板状体排出口12bは、選別板12の幅方向には通路部Rと対応する部分のほぼ全幅に広がり、選別板12の長手方向には円板状体3の直径よりやや長い長方形を成している。遊技球排出口12aと円板状体排出口12bとの間には穴部のない境界エリア12c(図中の破線で囲った領域)が設けてある。境界エリア12cの幅w(傾斜方向の長さ)は、選別板12が傾斜に沿って往復運動する距離より若干大きくなっている。選別板12下端には幅方向の両端部に剛性の高い衝突部材16が設けられている。
図3および図6に示すように、斜面部11aの下端部の裏面には、選別板12が傾斜の下方側へ移動可能な終端位置を規制するための規制部材18が取り付けられている。規制部材18には、選別板12の衝突部材16と対応する位置に剛性の高い衝突受け部材18aが設けてある。規制部材18の衝突受け部材18aに選別板12の衝突部材16が衝突することによって、選別板12の終端位置は規制される。
また、図1、図2に示すように、選別板12を傾斜の下り方向の終端位置へ向けて付勢する付勢部材としての引きバネ19が、その一端を斜面部11aの下端部に係止させ、他端を選別板12の下端部表面の取付部材21に係止させて掛け渡されている。付勢部材は、バネやゴムなどの弾性体で構成されてもよいし、重力を利用して選別板12を下方へ付勢する錘や圧縮空気の膨張力などを利用したものであってもかまわない。
斜面部11aの下端部の表面側には、モータ25が、その回転軸25aを斜面部11aの裏面側へ突出させて固定されており、この回転軸25aの先端には略三日月型を成したカム26が取り付けられている。
選別板12の下端部の裏面には、このカム26に当接させる円板状の当接部材27が突設されている。カム26は、モータ25によって図3の矢印Aの方向に回転される。カム26は矢印A方向への回転中に当接部材27に当接して選別板12を傾斜の上り方向へ移動させ、その後、上りの頂点を過ぎたところで当接部材27から離隔し、引きバネ19に付勢された選別板12が少なくとも終端位置に戻るまで当接部材27と非接触になる形状を成している。
図2および図3は、選別板12が終端位置にある場合の遊技媒体分離装置10を示しており、図5および図6は選別板12がカム26に押し上げられて最も上方に移動した最上位置にある場合の遊技媒体分離装置10を示している。
選別板12の遊技球排出口12aの存する領域の上方には、選別板12の下端側に向かうほど選別板12との距離が短くなるように選別板12に対して傾斜した整列板31がその左右の両端を側板11cに支持されて設けられている。整列板31は、左右の側板11cで挟まれた通路部Rの全幅に渡って設けられている。整列板31はその下端と選別板12の表面との距離が遊技球2の直径よりやや長くなるように取り付けられている。
遊技球2および円板状体3の混合物は、整列板31より上流側の通路部Rへ投入される。遊技球2は通路部Rを流下する途中で選別板12に設けられた遊技球排出口12aから選別板12の裏面側へと落下する。
さらに、選別部材34は、遊技球排出口12aより選別板12の下端側において選別板12の表面との間に、選別板12上に伏せた円板状体3は通すが遊技球2は通さない通過口33を形成している。より詳細には、通過口33は、選別板12が斜面部11aの傾斜に沿って終端位置と最上位置との間で往復運動しても該通過口33が境界エリア12c上から外れない位置に設けられている。また、通過口33の幅は通路部Rの全幅に渡り、通過口33の高さは円板状体3の厚みよりやや大きく設定してある。
整列板31の下を通り抜けて通路部Rを流下してきた遊技球2は通過口33を通過できないが、円板状体3は通過口33を通ってさらに傾斜の下流側へと進み、円板状体排出口12bから選別板12の裏面側へと落下する。
整列板31と通過口33との間には、選別板12の表面からの距離が円板状体3の厚みより大きくかつ該厚みと遊技球2の直径との合計未満となるようにして円柱状の整列シャフト36が選別板12の幅方向全体に掛け渡すようにして選別板12と平行に取り付けられている。なお、ここでは、整列シャフト36と選別板12の表面との距離は、円板状体3の厚みより大きくかつ遊技球2の直径未満に設定してある。
選別板12の裏面側の通過口33と対応する位置には、該選別板12の裏面にほぼ接する位置から鉛直下方に伸びる仕切板38が、左右の側壁部11b間の全幅に渡って設けられている。仕切板38は、選別板12の裏面側の空間を遊技球排出口12aの下方側の遊技球排出経路41と、円板状体排出口12bの下方側の円板状体排出経路42とに仕切るものであり、遊技球排出口12aを通じて選別板12の裏面側に落下した遊技球2と円板状体排出口12bを通じて選別板12の裏面側に落下した円板状体3とが再び混合することを防止する役割を果たす。この例では仕切板38は鉛直に設置したが、これに限定されず、たとえば斜めに設置されてもよく、仕切板38は、通過口33を通して分離された円板状体3と遊技球排出口12aを通して分離された遊技球2との再混合を防止するように遊技球排出経路41と円板状体排出経路42とを形成するものであればよい。
次に、遊技媒体分離装置10の動作および作用を説明する。
遊技媒体は、遊技球2と円板状体3とが混合した状態で整列板31より上流側の通路部Rに、たとえば、図2の矢印Bで示す方向から投入される。なお、遊技球2と円板状体3とは個別に投入されてもよいし、混合された状態で投入されてもよい。
モータ25の作動によりカム26が図3の矢印A方向に回転すると、選別板12は、カム26に押し上げられて図5、図6に示す最上位置へと移動する。その後、カム26が当接部材27から外れると、選別板12は引きバネ19に付勢されて図2、図3に示す終端位置へと一気に移動する。終端位置に到達したとき、選別板12側の衝突部材16と規制部材18側の衝突受け部材18aとが衝突して選別板12の下方への移動が急停止する。そして、カム26がさらに回転すると、再び終端位置から最上位置に向けて選別板12は押し上げられる。このような選別板12の往復運動は、たとえば、1秒に1回〜4回ほどの周期で繰り返し行われる。
投入された遊技球2と円板状体3との混合物は、上記のように往復運動する選別板12の表面上を選別板12の下端側に向かって流下する。その途中で遊技球2は遊技球排出口12aから選別板12の裏面側へと落下し、仕切板38で仕切られた遊技球排出経路41を通じて外部へ排出される。ここで、遊技球2は遊技球排出口12aに向かって押下げられる力を整列板31から受けるので、遊技球排出口12aを通じて選別板12の裏面側へ効率よく排出される。遊技球2の一部は整列板31の下端と選別板12の表面との間を通りぬけて通路部Rの下流側へ進行するが、通過口33を通ることはできず、やがて整列板31と通過口33との間の領域において遊技球排出口12aから選別板12の裏面側へと落下し、遊技球排出経路41を通って外部へ排出される。
円板状体3は、整列板31の下端と選別板12の表面との間を通り抜けて通路部Rの下流側へ向かうが、整列板31の存在により、整列板31の下方を通り抜けて下流側へ一度に流下する円板状体3の数は制限される。このため、通過口33の手前に多くの円板状体3が到来して通過口33が詰まることが防止される。
整列板31と通過口33との間の領域では、円板状体3の上に遊技球2が載った場合でも、かかる遊技球2は、選別板12の往復運動によって円板状体3から落下する。あるいは、往復運動に応じて整列シャフト36に接触することで円板状体3の上から落下させられる。また、整列シャフト36と選別板12の表面との距離を、円板状体3の厚みより大きくかつ遊技球2の直径未満に設定してあるので、整列シャフト36は整列板31と同様に遊技球2を遊技球排出口12aに向けて押し下げる作用を果たし、遊技球2の遊技球排出口12aからの排出を促進する。さらに、整列板31と同様に、通過口33に向かう円板状体3の数を制限する機能も果たし、通過口33での円板状体3の詰まりが防止される。
通路部Rを流下してきた円板状体3は通過口33を通過した後、円板状体排出口12bから選別板12の裏面側へ落下し、円板状体排出経路42を通じて外部へ排出される。遊技球排出口12aから選別板12の裏面側に落下した遊技球2と円板状体排出口12bから選別板12の裏面側に落下した円板状体3は、仕切板38の存在により再混合が防止される。
また、遊技媒体分離装置10では、選別板12がその傾斜に沿って往復運動しているので、たとえば、遊技球排出口12aを塞いだ円板状体3の上に載った遊技球2は揺動されて円板状体3の上から落下する。また円板状体3が起立、あるいは複数枚重なったとしても、上記の往復運動によって円板状体3の姿勢が崩れて、選別板12の板面上に1枚ずつ伏せた状態になるので、通過口33で遊技球2や円板状体3が詰まらないようにすることができる。
特に、引きバネ19に付勢されて終端位置に移動する選別板12は、規制部材18側の衝突受け部材18aと選別板12側の衝突部材16との衝突、すなわち、剛体と剛体との衝突によって終端位置で急停止するので、その衝撃で円板状体3の姿勢が崩れて選別板12の板面上に1枚ずつ伏せた状態になりやすくなり、より一層通過口33で円板状体3が詰まらないようにすることができる。なお、傾斜に沿って往復運動させるので、他の方向、たとえば、斜面の幅方向に往復移動させる場合に比べて、傾斜による自然落下と往復運動による強制運動との相乗効果を得やすくなり、起立や複数枚重なっている円板状体の姿勢をより効果的に崩して1枚ずつ伏せた状態にすることができる。
また、モータ25で回転されるカム26を用いて選別板12を往復運動させるようにしたので、簡単な駆動機構で選別板12を往復運動させることができ、遊技媒体分離装置10の構成が簡略化されると共に、高い耐久性が得られる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、整列板31や整列シャフト36は、遊技球2の遊技球排出口12aからの排出の促進や通過口33へ向かう円板状体3の数を制限する役割を果たすので取り付けることが好ましいが、整列シャフト36は取り付けない構成としてもよい。
選別板12を傾斜に沿って往復運動させる駆動機構として、最上位置でカム26が当接部材27から離脱し、引きバネ19によって一気に終端位置まで移動して衝突する構成を例示したが、最上位置から終端位置についてもカムによって位置規制されながら移動するように構成されてもよい。このほか、モータ25による円運動を選別板12の往復運動に変換するリンク機構などにより駆動機構を構成してもよい。この場合、選別板12側の衝突部材16と規制部材18側の衝突受け部材18aを設けないで、これらを衝突させるような構造にしなくてもよい。
また、選別板12に開設された遊技球排出口12aの円板状体排出口12bの形状や数などは実施の形態で例示したものに限定されない。さらに、選別板12に円板状体排出口12bを設けることなく、通過口33より傾斜の下方にて選別板12の下端から円板状体3を円板状体排出経路42へ落下させるように構成してもよい。この場合、選別板12を往復運動させるためのカム26やモータ25などを選別板12の上端側に設けるなどすればよい。
2…遊技球
3…円板状体(メダル)
10…遊技媒体分離装置
11…筐体部
11a…斜面部
11b…側壁部
11c…側板
12…選別板
12a…遊技球排出口
12b…円板状体排出口
12c…境界エリア
13…レール
14…レール固定部材
15…レール支持部材
16…衝突部材
18…規制部材
18a…衝突受け部材
19…引きバネ
21…取付部材
25…モータ
25a…回転軸
26…カム
27…当接部材
31…整列板
33…通過口
34…選別部材
36…整列シャフト
38…仕切板
41…遊技球排出経路
42…円板状体排出経路
R…通路部

Claims (3)

  1. 遊技球は通すが所定の円板状体は通さない遊技球排出口を有する選別板と、
    前記選別板を傾斜させた状態で前記傾斜に沿って往復運動させる駆動機構と、
    前記遊技球排出口より前記選別板の下端側で前記選別板の表面との間に、前記選別板上に伏せた前記円板状体は通すが前記遊技球は通さない通過口を形成する選別部材と、
    前記遊技球排出口の上方に、前記選別板の下端側に向かうほど前記選別板との距離が短くなるように前記選別板に対して傾斜して配置され、その下端と前記選別板の表面との間を遊技球が通り抜け可能であって前記間を通り抜けて下流側へ一度に流下する円板状体の数を制限する固定配置された整列板と、
    を備え、
    前記通過口より前記選別板の上端側で前記遊技球と前記円板状体との混合物を前記選別板上に導入し、前記傾斜に沿って往復運動する前記選別板上を前記混合物が落下する際に、前記遊技球排出口を通して遊技球を分離し、前記通過口を通して前記円板状体を分離し、
    前記選別板の前記遊技球排出口は、前記選別板が前記往復運動の最下位置になっても前記通過口に到達しない位置に設けられている
    ことを特徴とする遊技媒体分離装置。
  2. 前記整列板と前記通過口との間であって前記選別板の上方に該選別板の表面から前記円板状体の厚みを超えかつ該厚みと前記遊技球の直径との合計未満の距離を空けて整列シャフトを配置した
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体分離装置。
  3. 前記通過口を通して分離された円板状体と、前記遊技球排出口を通して分離された遊技球との再混合を防止する仕切板を設けた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技媒体分離装置。
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