JP5236306B2 - 研削工具 - Google Patents

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Description

この発明は、使用者が手に持って使用する手持ち式の研削工具であって、サンドペーパー等の研削具を取り付けて、これに例えばオービタル運動(回転運動と偏芯運動との合成運動)を与えて被加工材を研削加工するいわゆるランダムオービタルサンダ等の研削工具に関する。
例えば、下記の特許文献には、この種の研削工具に関する技術が開示されている。この研削工具は、研削加工により発生する粉塵等を集塵するための集塵スカートを備えている。この従来技術によれば、研削具若しくは研削パッドの周囲を覆う状態で皿形の集塵スカートを本体ケースに設け、この集塵スカートの側部にダストボックス(集塵袋)を接続し、作業内容(作業姿勢)に合わせて当該集塵スカートを任意の位置(向き)に回転させてダストボックスが作業の邪魔にならないようになっている。
米国特許第5518442号公報
しかしながら、上記従来の研削工具では、集塵スカートを研削パッドの回転軸回りに回転可能な状態で本体ケースに支持し、この支持部に対して適度な回転抵抗(摩擦抵抗)を与えることにより、当該集塵スカートを任意の位置に回転させてダストボックスの向きを変更可能とするとともに、この集塵スカートの回転位置ひいてはダストボックスの向きを保持する構成となっていた。このため、作業中において、集塵スカートやダストボックスに大きな振動や衝撃あるいはこれらに使用者の手が触れる等した結果、不用意にダストボックスの位置が変わってしまい、この点で使い勝手を改良する必要があった。
本発明は、作用形態に合わせてダストボックスの向きを任意に変更可能であるとともに、従来のように振動等により集塵スカートの向きが不用意にずれることなく一旦変更した位置に確実に保持されるようにすることを目的とする。
上記の課題は、以下の発明によって解決される。
第1の発明は、工具本体の出力軸に研削具取り付け用の研削パッドを支持した研削工具であって、出力軸に取り付けた集塵ファンの周囲を覆う状態で工具本体に支持され、側部にダストボックス接続用の接続口を有する集塵スカートを備え、この集塵スカートは、出力軸の軸線回りについて複数の分割片に分割されており、各分割片を出力軸の放射方向に離間させて工具本体から取り外し可能であり、出力軸の放射方向に接近させて工具本体に取り付け可能であり、複数の分割片の少なくとも1つの分割片に、工具本体に対する出力軸の軸線回りの位置を規制する回り止め部を有する研削工具である。
第1の発明によれば、集塵スカートが出力軸の軸線回り方向に複数の分割片に分割されている。このため、各分割片を出力軸の放射方向外周側に離間させて相互に分離することにより、当該集塵スカートを集塵ファン及び研削パッドを出力軸に取り付けた状態のままで工具本体から取り外すことができる。こうして集塵スカートを取り外した状態で、各分割片を出力軸の放射方向中心側に接近させて相互に接合すれば、当該集塵スカートを出力軸の軸線回りの位置について異なる位置に変更して工具本体に取り付けることができ、これによりダストボックスの向きを変更することができる。
しかも、この取り付け状態では、少なくとも1つの分割片について工具本体に対する回り止めがなされるため、結果として集塵スカートが全体として工具本体に対して回り止めされた状態で取り付けられる。以上のことから、第1の発明によれば、集塵スカートを取り外して任意の向きに変更し、その後再度工具本体に取り付けることにより、ダストボックスの向きを任意に変更できるとともに、その位置を回り止め部によって確実に保持することができ、従来のようにダストボックスの位置が不用意にずれてしまうと言った使い勝手の悪さを解消することができる。
第2の発明は、第1の発明において、集塵スカートは、出力軸の軸線回りについて二つの分割片に分割されており、その少なくとも一方の分割片に回り止め部を設けた研削工具である。
第2の発明によれば、集塵スカートを相互に分割して出力軸の軸線回りの位置について異なる位置に変更して取り付けることにより接続口の向きを変更することができ、これによりダストボックスを作業の邪魔にならない位置に任意に変更できるとともに、回り止め部によってその位置を確実に保持することができる。
集塵ファンの周囲全周を覆う円環形状の集塵スカートを二つの分割片に分割可能な構成とすることにより、三つ以上の分割片に分割可能とする構成に比して、工具本体に対する取り外し及び取り付けの手間であって分割片相互の分離及び接合の手間を最も少なくすることができる。
第3の発明は、第2の発明において、工具本体に出力軸の軸線回りの形状について非円形の非円形規制部を設け、この非円形規制部を、両分割片の回り止め部で放射方向両側から挟み込んで集塵スカートの出力軸の軸線回りの位置を規制する構成とした研削工具である。
第3の発明によれば、二つの分割片を相互に接近して工具本体に取り付ける際に、両分割片で工具本体の非円形規制部を放射方向両側から挟み込むことにより、当該集塵スカートの工具本体に対する出力軸の軸線回りの位置が規制され、これにより当該集塵スカートの変更後の位置を確実に保持することができる。
非円形規制部は、出力軸の軸線方向から見て楕円形、三角形、矩形、多角形、星形あるいはセレーション形状であって、周面に少なくとも同一円から外れる部位(係合部)を有する形状に設けることができる。出力軸の軸線回りについて非円形規制部の周面に係合部が多いほど、集塵スカートの変更可能な位置(ダストボックスの向き)の選択範囲が多くなり、この点で使い勝手がより高くなる。
第4の発明は、第3の発明において、非円形規制部は、出力軸の軸線回りについて8箇所の係合部を等間隔で備えた研削工具である。
第4の発明によれば、出力軸の軸線回りの8箇所の位置から任意の位置を選択して集塵スカートの向きを変更することができ、変更した集塵スカートの位置はその分割片に設けた回り止め部により確実に保持されて、従来のように振動等により不用意に移動してしまうことがない。

次に、本発明の実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。図1及び図2は、本実施形態に係る研削工具1の全体を示している。この研削工具1は、使用者が手に持って使用する手持ち式の研削工具であって、いわゆるランダムオービタルサンダと称されるものが例示されている。この研削工具1の工具本体2の基本的構造については従来と同様で足り、本実施形態において特に変更を要しない。工具本体2は、いわゆる半割り構造の本体ケース3を備えている。本体ケース3の上部には、使用者が片手で把持するグリップ部4が設けられている。グリップ部4の側部には、電源コード5が接続されている。
本体ケース3には、当該研削工具1の駆動モータ6が内蔵されている。この駆動モータ6は上記電源コード5により供給される交流電源を電源として起動する。駆動モータ6は、図示省略したスイッチのオンオフ操作によって起動、停止される。
駆動モータ6の出力軸6aは、本体ケース3の下部から下方へ突き出されている。本体ケース3の下部は、図示するように下向きに開いたすり鉢形に形成されている。下部がすり鉢形に開いた当該本体ケース3の下面には、円板形の支持プレート7が取り付けられている。この支持プレート7は、本体ケース3のすり鉢形に開いた開口部を塞ぐ状態に取り付けられており、固定ねじ8〜8で固定されている。
支持プレート7の内周には軸受け9が取り付けられている。この軸受け9によって出力軸6aが回転自在に支持されている。支持プレート7から下方へ突き出された出力軸6aには、集塵ファン10が取り付けられている。この集塵ファン10は出力軸6aと一体で回転する。集塵ファン10は偏心ボス部10aを備えている。この偏心ボス部10aは、駆動モータ6の出力軸6aの軸線J1に対して偏心している。図中、偏心ボス部10aの中心軸線に符号J2が付されている。この偏心ボス部10aの外周側には軸受け11が取り付けられている。この軸受け11を介してパッドベース12が偏心ボス部10aの軸線J2を中心にして回転自在に支持されている。このパッドベース12に研削パッド13が取り付けられている。研削パッド13は、固定ねじ14〜14でパッドベース12に固定されている。このため、研削パッド13はパッドベース12と一体で回転する。この研削パッド13の下面に研削具15が取り付けられる。研削具15には、例えばサンディングディスクと称される研削ペーパー等が用いられる。
駆動モータ6が起動して出力軸6aが回転すると、集塵ファン10が一体で回転し、従ってその偏心ボス部10aが軸線J1回りに公転することにより研削パッド13が軸線J1回りに公転(オービタル運動)し、かつ研削パッド13が軸線J2回りに回転する。このように研削パッド13が軸線J1回りにオービタル運動しつつ、軸線J2回りに回転することにより被研削材Wが研削具15によって研削される。
研削パッド13には、研削により発生した粉塵を逃がすための集塵孔13a〜13aが複数設けられている。各集塵孔13aは、当該研削パッド13の厚さ方向に貫通する状態で設けられている。この集塵孔13a〜13aを経て粉塵が集塵ファン10の回転により上方へ集塵(吸塵)される。
集塵ファン10の周囲であって、工具本体2の下部に、円環形状の集塵スカート21が支持されている。この集塵スカート21は、工具本体2の下部に沿って取り付けられている。この集塵スカート21によって集塵ファン10の周囲が覆われている。
本実施形態における集塵スカート21は、いわゆる半割り構造を有しており、出力軸6aの軸線J1に対して放射方向に二つの分割片21L,21Rに二分することができる。このそれぞれ半円弧形状を有する二つの分割片21L,21Rを、相互に離間させることにより、当該集塵スカート21を工具本体2から取り外すことができる。
取り外した集塵スカート21が図5に単体で示されている。二つの分割片21L,21Rは、相互に左右対称(勝手違い)に形成されている。使用者から見て左側の分割片に符号21Lが付され、右側の分割片に符号21Rが付されている。使用者は、図1及び図2において当該研削工具1の右側に位置して当該研削工具1を把持する。
図5中実線で示した右側の分割片21Rの周方向両端部に結合部21a,21bが設けられている。これに対応して図5中二点鎖線で示した左側の分割片21Lの周方向両端部にも結合部21c,21dが設けられている。左右の分割片21L,21R間において、前側(図5において左側)の結合部21a,21c同士、後側(図5において右側)の結合部21b,21d同士を相互にねじ結合することによって、左右の分割片21L,21Rが相互に結合されて円環形状の集塵スカート21が形成され、この状態で工具本体2に取り付けられる。
左右の分割片21L,21Rの後端部には、半円筒形の接続口片22a,22bが後方へ突き出す状態に一体に設けられている。この両接続口片22a,22bは、当該左右の分割片21L,21Rを相互に固定すると、相互に突き合わされて円筒形をなす1つの接続口22を形成する。この接続口22に、ダストボックス26が接続される。
左右の分割片21L,21Rの上部には、それぞれ内周側に向けて開口する係合溝部23が全周にわたって設けられている。左右の分割片21L,21Rを相互に突き合わせて円環形状とすることにより当該集塵スカート21を工具本体2に取り付けると、図2に示すように左右の係合溝部23,23に沿って前記支持プレート7の周縁部7aが嵌め込まれる。これにより、左右の分割片21L,21Rひいては集塵スカート21の軸線J1方向の位置ずれが規制される。
この係合溝部23を形成する下側の内周縁24bには、内周側から三角形状(V字形)に切り込まれた係合凹部24aが周方向に等間隔で複数設けられている。左右の分割片21L,21Rを突き合わせて円環形状の集塵スカート21が形成されると、その全周にわたる内周縁24b,24bに合計8つの係合凹部24a〜24aが形成される。この8つの係合凹部24a〜24a及びこれを内周側に備えた内周縁24b,24bが回り止め部24を構成している。この回り止め部24が、特許請求の範囲に記載した回り止め部の一例に相当する。
これに対して支持プレート7の下面には、板厚方向に一段突き出した状態で非円形規制部30が設けられている。図3及び図4に示すように本実施形態の非円形規制部30は、出力軸6aの軸線J1方向(下方)から見ると、放射方向外周側に突き出す8個の三角形状の係合凸部30a〜30a,30b〜30bが周方向等間隔に配置した形状を備えている。各係合凸部30a〜30a,30b〜30bは、集塵スカート21の各係合凹部24aに隙間なく進入可能な大きさで形成されている。但し、図3及び図4に示すように8箇所の係合凸部30a〜30a,30b〜30bのうち1つ置きの合計4箇所の係合凸部30b〜30bについては、当該支持プレート7を工具本体2に固定する固定ねじ8を挿通するための挿通孔7bが形成されており、この挿通孔7bに挿通した固定ねじ8の頭部との干渉を避けるために先端側が半円形に逃がされている。
集塵スカート21を工具本体2に取り付けるために、左右の分割片21L,21Rを相互に円環形状に突き合わせると、その左右の係合溝23,23内に沿って支持プレート7の周縁部7aが軸線J1方向にほぼ隙間なく嵌め込まれ、かつ下側の内周縁24b,24b間に支持プレート7の非円形規制部30が放射方向両側から挟み込まれた状態となる。
図3に示すように左右の分割片21L,21Rの内周縁24b,24b間に非円形規制部30が挟み込まれると、分割片21L,21R側の係合凹部24a〜24a内に、非円形規制部30側の係合凸部30a,30bが嵌り込んで、周方向相互に凹凸係合した状態となる。また、この状態では、集塵スカート21側の隣接する二つの係合凹部24a,24a間に形成される同じく三角形状の係合凸部が、非円形規制部30側の隣接する二つの係合凸部30a,30b間に形成される同じく三角形状の係合凹部内に隙間なく進入した状態となっている。
このように集塵スカート21側の係合凹部24a〜24a(周方向凹凸部)と、非円形規制部30側の係合凸部30a〜30a,30b〜30b(周方向凹凸部)が周方向に相互に噛み合うことにより、当該集塵スカート21の工具本体2に対する軸線J1回りの回転が規制された状態となる。この規制状態で、前側(図3において左側)の結合部21a,21c間、及び後側(図3において右側)の結合部21b,21d間をそれぞれ固定ねじで結合することにより、集塵スカート21は、工具本体2に対して軸線J1回りに回転不能かつ軸線J1方向に位置ずれ不能に固定される。
集塵スカート21が工具本体2側の非円形規制部30に噛み合って軸線J1回りに回転不能に取り付けられることから、ダストボックス26の向き(軸線J1回りの位置)が確実に保持されて、従来のように振動等によって不用意に位置ずれしてしまうことはない。
集塵スカート21の下側の開口部は、補助プレート25によって塞がれている。但し、この補助プレート25には、多数の集塵孔25aが厚さ方向に貫通して設けられて、集塵ファン10による集塵効率が損なわれないようになっている。
取り付けた集塵スカート21を工具本体2から取り外す場合には、前側の結合部21a,21c間及び後側の結合部21b,21d間の固定ねじを外し、かつダストボックス26を接続口22から一旦取り外した状態で、左右の分割片21L,21Rを軸線J1に対して放射方向外周側(左方と右方)へ相互に引き離して分離すればよい。
取り外した状態で、接続口片22a,22bを任意の向きに変更し、再度両分割片21L,21Rを軸線J1に対して放射方向中心側へ相互に接近させて突き合わせることにより、工具本体2に集塵スカート21を取り付けることができ、これにより接続口22の向きを任意に変更することができる。
変更した接続口22の向きは、上記したように非円形規制部30に対して内周縁24b,24bが周方向に噛み合って集塵スカート21の軸線J1回りに回転が規制されることによって確実に保持される。
本実施形態によれば、前記したように集塵スカート21側に合計8個の係合凹部24a〜24aが周方向に等間隔(従って45°間隔)で設けられ、工具本体2側の非円形規制部30にも、その周方向に等間隔(従って45°間隔)で合計8個の係合凸部30a〜30a,30b〜30bが設けられている。このため、集塵スカート21の軸線J1回りの位置(ダストボックス26の向き)に関して8箇所から選択した任意の位置に位置決めして取り付けることができる。
以上のように構成した本実施形態の研削工具1によれば、集塵スカート21が出力軸6aの軸線J1を中心にして左右二つの分割片21L,21Rに分離可能な半割り構造を備えていることから、研削パッド13を外す等の面倒な操作をすることなく、工具本体2から簡単に取り外し、逆に取り付けることができる。
また、集塵スカート21を工具本体2から取り外した状態で、左右分割片21L,21Rを出力軸6aの軸線J1回りの位置について異なる位置(8箇所のうちの任意の位置)に変更して工具本体に取り付けることにより、当該集塵スカート21の軸線J1回りの位置を変更して取り付けることができ、ひいては接続口22従ってダストボックス26の向きを変更して取り付けることができる。
しかも、この取り付け状態では、左右の分割片21L,21Rに設けた回り止め部24,24間に、工具本体2側の非円形規制部30が放射方向両側(左右両側)から挟み込まれて、集塵スカート21側の係合凹部24a〜24aと、非円形規制部30側の係合凸部30a〜30a、30b〜30bが周方向に相互に噛み合った状態となるため、取り付けた集塵スカート21の軸線J1回りの回転が規制され、これによりダストボックス26の向きが振動等によって不用意に変わってしまうことが確実に防止された状態となる。
このことから、使用者は作業の形態(作業姿勢)に合わせて、ダストボックス26を作業の邪魔にならない位置に変更して当該集塵スカート21を取り付けることができ、しかもこの位置が確実に保持されることから効率よく研削作業を行うことができる。
以上説明した実施形態には種々変更を加えて実施することができる。例えば、左右二つの分割片21L,21Rに分離する構成を例示したが、三つ以上の分割片に分割される構成とすることもできる。
また、集塵スカート21側の回り止め部24として合計8個の係合凹部24a〜24aを設け、これに対応して非円形部30の8個の係合凸部30a〜30a,30b〜30bを設ける構成を例示したが、少なくとも二つの相互に噛み合う係合凹部と係合凸部を設けることによって集塵スカート21の軸線J1回りの回転を規制することができる。このことから、本発明における非円形規制部は、出力軸6aの軸線J1方向から見て楕円形、三角形、矩形、多角形、星形あるいはセレーション形状等の、軸線J1を中心とする円形以外の形状であって軸線J1を中心とする同一円から放射方向外周側若しくは内周側に変位する部位を係合部として有する形状とすることができ、これに合わせて集塵スカートの回り止め部に適数の係合部を設けることにより同様の作用効果を得ることができる。
なお、工具本体2側の非円形規制部に1つの係合部を設け、集塵スカート側の回り止め部に複数の係合部を設け、あるいはその逆に工具本体2側の非円形規制部に複数の係合部を設け、集塵スカート側の回り止め部に1つの係合部を設ける構成としてもよく、これらの構成によっても集塵スカートの軸線J1回りの位置について複数箇所に位置決めすることができ、これによりダストボックスの向きを作業形態に合わせて選択した任意の位置で保持することができ、作業中振動等によって不用意に移動してしまうことを防止することができる。
本発明の実施形態に係る手持ち式研削工具の全体側面図である。 同じく手持ち式研削工具の一部破断側面図である。本図は、研削工具の下部であって、集塵スカート及びその周辺が縦断面図で示されている。 図2において(3)-(3)矢視図であって、工具本体側の非円形規制部に対する集塵スカート側の回り止め部の係合状態を示す図である。 支持プレート単体の斜視図である。本図は、支持プレートを斜め下方から見た状態を示している。 本実施形態に係る集塵スカート単体の斜視図である。本図は、集塵スカートを左右に分離した状態を斜め上方から見た状態を示している。右側の分割片が実線で示され、左側の分割片が二点鎖線で示されている。
符号の説明
1…研削工具(手持ち式オービタルサンダ)
2…工具本体
3…本体ケース
4…グリップ部
6…駆動モータ、6a…出力軸
J1…出力軸6aの軸線
7…支持プレート、7a…周縁部、7b…挿通孔
10…集塵ファン、10a…偏心ボス部
J2…偏心ボス部10aの軸線
12…パッドベース
13…研削パッド、13a…集塵孔
21…集塵スカート、21a〜21d…結合部
21L…分割片(左側)、21R…分割片(右側)
22…接続口、22a…接続口片(右側)、22b…接続口片(左側)
23…係合溝部
24…回り止め部、24a…係合凹部
26…ダストボックス
30…非円形規制部、30a,30b…係合凸部

Claims (4)

  1. 工具本体の出力軸に研削具取り付け用の研削パッドを支持した研削工具であって、
    前記出力軸に取り付けた集塵ファンの周囲を覆う状態で前記工具本体に支持され、側部にダストボックス接続用の接続口を有する集塵スカートを備え、
    該集塵スカートは、前記出力軸の軸線回りについて複数の分割片に分割されており、各分割片を前記出力軸の放射方向に離間させて前記工具本体から取り外し可能であり、前記出力軸の放射方向に接近させて前記接続口を任意の向きに変更して前記工具本体に取り付け可能であり、
    前記複数の分割片の少なくとも1つの分割片に、前記工具本体に対する前記出力軸の軸線回りの位置を規制する回り止め部を有して、前記接続口を任意の向きに保持可能な構成とした研削工具。
  2. 請求項1記載の研削工具であって、前記集塵スカートは、前記出力軸の軸線回りについて二つの分割片に分割されており、その少なくとも一方の分割片に前記回り止め部を設けた研削工具。
  3. 請求項2記載の研削工具であって、前記工具本体に前記出力軸の軸線回りの形状について非円形の非円形規制部を設け、該非円形規制部を、前記両分割片の回り止め部で放射方向両側から挟み込んで前記集塵スカートの前記出力軸の軸線回りの位置を規制する構成とした研削工具。
  4. 請求項3記載の研削工具であって、前記非円形規制部は、前記出力軸の軸線回りについて8箇所の係合部を等間隔で備えた研削工具。
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