JP5234840B2 - 機械式駐車場の排水装置 - Google Patents

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本発明は機械式駐車場の排水装置に係り、特にパレットに落下した雪や水を排水する機械式駐車場の排水装置に関する。
一般に、少ないスペースで多数の車両を効率的に駐車できる駐車場として、機械式駐車場が知られている。また、その1つとしてパレットの上に車両(自動車)を載置し、このパレットを移動させることにより、空いている格納部へ車両を移載する構成としたパレット式の機械式駐車場が提供されている。更に、このパレット式の機械式駐車場にリフト(昇降機構)及び立体的な駐車層を組み合わせることにより、駐車効率を更に高めた機械式駐車場(機械式立体駐車場)も提供されている。
ところで、このようにパレットを用いた機械式駐車場では、雨天走行した車両が入庫すると、車両に付着していた雨水がパレット上に落下して溜まってしまう。また、冬期において積雪が多い地方においては、入庫した車両の足回りに付着した雪(融雪剤を含む場合もある)が融雪し、やはりパレット上に溜まってしまう(以下、雨水や融雪した水等のパレットに溜まる水を雨水等という)。
このように雨水等がパレット上に溜まる状態が繰返し行われると、パレットに錆や腐食が発生し、その発生がひどい場合には穴あきが発生してしまう。また、この雨水等がパレットより落下した場合には、下に格納されている車両に掛かり、車両を汚してしまうという問題点がある。更に、雨水等がパレットより落下して機械式駐車場を駆動するためのセンサー等の各種装置に掛かった場合には、当該装置が誤動作したり破損したりするおそれもある。そこで、特許文献1,2に開示されているように、機械式駐車場に排水装置を設け、パレットに溜まる水を排水できるよう構成することが提案されている。
特許文献1に開示された排水装置は、車輪搭載位置に対応して長手方向に延在する車輪搭載溝をパレットに形成すると共に、この車輪搭載溝の下部に集水タンクを配設し、車両から落下した雨水等を車輪搭載溝に形成された集水孔を介して集水タンクに集水し、これによりパレット上に雨水等が溜まらないよう構成している。
一方、特許文献2に開示された排水装置は、パレットに雨水等が通過する複数の穴を形成すると共にこの穴の下部に多数の樋を形成し、車両から落下した雨水等が穴を介して樋に落下し、これによりパレット上に雨水等が溜まらないよう構成している。
特開2001−012093号公報 実開平05−000854号公報 特開2004−225356号公報 特開2003−314076号公報
ところで、近年では車椅子の利用者や高齢者に配慮して、いわゆるバリアフリー化が図られており、機械式駐車場においてもバリアフリー化が図られるようになってきている。具体的には、パレットにおいては、段差を20mm以内のなるべく扁平な形状とし、これによりバリアフリー化が図られている。
しかしながら、特許文献1に開示された排水装置は、車輪搭載溝を形成するために鋼板を折り曲げてパレットを形成しており、そのためにパレット表面と車輪搭載溝との間に段差が形成され、通常この段差は20mm以上となる。このため、特許文献1に開示された排水装置を設けた場合、上記したバリアフリー化に対応することができないという問題点があった。
一方、特許文献2に開示された排水装置の場合、その表面に段差を設ける必要がないため、バリアフリー化には対応することができる。しかしながら、扁平なパレットの全体にわたり雨水等を落下させるための穴を形成し、この穴の下部に樋を形成することが必要となり、パレットの構造が複雑化してしまうという問題点があった。また、この穴の数を減らして構造の簡単化を図った場合には、雨水等が扁平なパレットの外周から漏出してしまい、前記のように下方に位置する車両やセンサー等の各種装置を汚染してしまう。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、バリアフリー化に対応することができると共にパレットから雨水等が落下して下方の車両等を汚染させることを防止しうる機械式駐車場の排水装置を提供することを目的とする。
上記の課題は、第1の観点からは、
車両が積載されたパレットが移載され駐車される複数の格納部を有し、前記パレットを前記複数の格納部の間で前記パレットの長手方向又は短手方向に移動可能とした機械式駐車場に設けられ、前記車両から前記パレットに落下した水を排水する機械式駐車場の排水装置において、
前記パレットの外周を囲繞するよう設けられ、前記パレットの外周から前記水が漏出することを防止する漏出防止部と、
前記パレットから水の流出を許容する水抜き部と、
前記パレットが前記複数の格納部の間を移動するときの前記水抜き部の移動軌跡に対応して設けられ、前記水抜き部から流出する前記水を受ける樋とを備え、
前記樋は、
前記パレットの長手方向に延在し、前記パレットが前記長手方向に移動するときに前記水抜き部と対向する長手方向樋と、
前記パレットの短手方向に延在し、前記パレットが前記短手方向に移動するときに前記水抜き部と対向する短手方向樋と、を有し、
前記複数の格納部の間で前記パレットが移動するときに前記水抜き部は前記長手方向樋と前記短手方向樋の少なくとも一方と対向することを特徴とする機械式駐車場の排水装置により解決することができる。
また上記発明において、
前記パレットが前記格納部に適正に格納された状態において、前記水抜き部は前記短手方向樋と前記長手方向樋が交差する交差部に位置するように前記樋を設けた構成としてもよい。
また上記発明において、前記漏出防止部を堰とした構成としてもよい。
また上記発明において、前記漏出防止部を溝とした構成としてもよい。
開示の機械式駐車場の排水装置によれば、パレットが扁平な形状であっても、その外周から水(雨水等)が漏出することを防止することができる。
図1は、本発明の一実施例である機械式駐車場の排水装置に適用される格納部を示す平面図である。 図2は、本発明の一実施例である機械式駐車場の排水装置に適用されるパレットを示す平面図である。 図3は、本発明の一実施例が適用される機械式駐車場の概略構成図であり、(A)は正面図、(B)は1Fの平面図、(C)は2Fの平面図である。 図4は、図1におけるA−A線に沿う断面図である。 図5は、図2におけるB−B線に沿う断面図である。 図6は、図5において水溜めに代えて竪樋を用いた例を示す図である。 図7は、パレットの移載動作を説明するための図である(その1)。 図8は、パレットの移載動作を説明するための図である(その2)。 図9は、パレットの移載動作を説明するための図である(その3)。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
図1乃至図3は、本発明の一実施例である機械式駐車場の排水装置(以下、単に排水装置という)を説明するための図である。図1は排水装置が設けられる機械式駐車場10の格納部20を示しており、図2はパレット40を示しており、更に図3は機械式駐車場10の全体構成を示している。
先ず、排水装置の説明に先立ち、機械式駐車場10の構成について説明する。本実施例に係る機械式駐車場10は、図3に示されるように、5層(各層を1F〜5Fと示す)を有した構造とされている。この機械式駐車場10は、1Fに乗降室11が設けられ、よって車両60は1Fから機械式駐車場10に入出庫される構成とされている。
また、機械式駐車場10は、パレット40を用いたパレット式の駐車場である。このパレット式の機械式駐車場10は、パレット40に車両60が積載された状態でこれをリフト12を用いて昇降させたり、或いは搬送装置25を用いて面方向に移動させたりすることにより、駐車層2F〜5Fの所定位置に車両60を入庫或いは出庫させる構成とされている。
更に、機械式駐車場10は、1Fを除く各駐車層2F〜5Fにパレット40が格納される複数の格納部20が設けられている。図3(C)に示される3層目の駐車層3Fを例に挙げると、リフト12の配設位置が除かれるため、駐車層3Fは24個の格納部20を有している。
図1は、各駐車層2F〜5Fに複数個設けられる格納部20の1つを拡大して示す平面図である。同図に示すように、格納部20はその四隅位置に支柱21が配設され、この支柱21に囲まれる矩形の空間部をパレット40を収納する格納スペース22としている。
この格納スペース22の内部には、4本のスペースフレーム24A〜24Dと、二点鎖線で配設位置のみを示す搬送装置25が設けられている。スペースフレーム24A〜24Dは移載されるパレット40を支持するものであり、各スペースフレーム24A〜24Dは接合部材23A〜23Dにより接合されている。
搬送装置25は、矩形状に接合されたスペースフレーム24A〜24Dの内部に配設される。パレット40は、格納部20に移載された状態でこの搬送装置25の上部に搭載される。この搬送装置25としては、本出願人が先に出願した特公平7−29681号公報、或いは特開平6−239451に開示された搬送装置を適用することができる。
各公報に開示された搬送装置は、モータにより駆動される駆動車輪をパレット40の四隅位置に対応する位置に配設している。搬送装置25に搭載されたパレット40は、この駆動車輪を駆動させることにより移動される。また、この四隅位置に配設された4個の駆動車輪は、アクチュエータにより90°回転可能な構成とされている。更に、駆動車輪の回転方向は正転及び逆転のいずれの方向に対しても行いうる構成となっている。従って、パレット40は、搬送装置25により直交する四方向(図中、矢印で示すX1方向,X2方向,Y1方向,及びY2方向)に移動可能な構成となる。
図2は、パレット40を拡大して示している。本実施例に係るパレット40は、いわゆるバリアフリーに対応した構成とされている。即ち、車両60が積載される車両積載板41は略平坦面とされており、また車両積載板41に形成される段差の高さは20mm以下となるよう設定されている。
次に、上記構成とされたパレット式の機械式駐車場10に設けられ、車両60からパレット40に落下した雨水や融雪した水(以下、雨水等という)を排水する排水装置について説明する。
排水装置は、大略すると短手方向雨樋26,長手方向雨樋27,防水堰42,及び水抜き部45等により構成されている。
短手方向雨樋26及び長手方向雨樋27は、格納部20に設けられている。図1に示すように、短手方向雨樋26はスペースフレーム24Aに沿って配設されており、また長手方向雨樋27はスペースフレーム24Bに沿って配設されている。即ち、短手方向雨樋26は図中矢印X1,X2方向に延在すると共に、長手方向雨樋27は図中矢印Y1,Y2方向に延在するよう設けられている。
この短手方向雨樋26及び長手方向雨樋27は、後述するパレット40に設けられた水抜き部45から流出する雨水等を受ける機能を奏するものである。このため、各雨樋26,27の断面形状は、図5に示すように上側が開口した有底矩形状とされている。更に、図1に加えて図4に示すように、短手方向雨樋26と長手方向雨樋27の交差部(図1に矢印Pで示す位置)は、互いに連通するよう構成されている。この短手方向雨樋26と長手方向雨樋27の配設位置は、後述するように、水抜き部45移動軌跡に対応して設定されている。
一方、防水堰42及び水抜き部45は、パレット40に配設されている。防水堰42はパレット40(車両積載板41)の外周を囲繞するよう設けられ、このパレット40の外周から前記の雨水等が漏出し落下することを防止する漏出防止部として機能する。本実施例では、この防水堰42として八角棒鋼を用いており、これをパレット40の外周に溶接した構成としている。よって、防水堰42は車両積載板41に対して突設された構成となるが、その突出量は20mm以下となるよう設定されており、よって防水堰42を設けてもバリアフリー化を図ることができる。
また、本実施例のパレット40は、矩形状のフレーム46に車両積載板41の外周部が溶接され、また上記の防水堰42はこの溶接位置より外側においてフレーム46と溶接された構成とされている。このため、パレット40の外周位置には、車両積載板41の表面よりも若干低い(車両積載板41の約厚さ寸法分だけ低い溝状部分(以下、この溝状部分を排水溝44という)が形成される。この排水溝44によりパレット40に形成される段差も20mm以下であり、よって排水溝44を形成してもバリアフリー化の妨げになるようなことはない。

上記のようにパレット40の外周を囲繞するよう防水堰42を形成することにより、パレット40に落下した雨水等がパレット40の外周部分から落下することを防止できる。このため、下層の格納部20に格納されている車両60が雨水等で汚染したり、また機械式駐車場10を構成する各種機器やセンサーに雨水等が付着して誤動作や破損が生じたりすることを防止することができる。
しかしながら、単にパレット40の外周全体を防水堰42で囲繞しただけの構成では、雨水等がパレット40上に溜まった状態となり、パレット40に錆や腐食が発生するおそれがあることは前述した通りである。このため本実施例では、防水堰42の一部に雨水等のパレット40からの流出を許容する水抜き部45を設けた構成としている。
図5に示すように、水抜き部45は断面矩形状の配管であり、例えばフレーム46に溶接により接合されている。この水抜き部45の上端は防水堰42により雨水が堰きとめられ溜められる領域内に開口している。また、水抜き部45の下端部は、前記した格納部20に配設された短手方向雨樋26或いは長手方向雨樋27と対向するよう構成されている。
ここで、この水抜き部45と短手方向雨樋26及び長手方向雨樋27との位置関係について、図1,2に加え、図7〜9を用いて説明する。図7〜9は、互いに隣接した4つの格納部20A〜20Dを示している。この格納部20A〜20Dは、例えば図3に梨地で示した格納部20A〜20Dと対応している。
図7は、パレット40が格納部20Aに適正に格納された状態を示している。この状態において、水抜き部45は格納部20Aの短手方向雨樋26と長手方向雨樋27との交差部Pに位置するよう構成されている。
前記のようにパレット40は、搬送装置25(図1参照)に駆動されることにより、直交する四方向(図中、矢印で示すX1方向,X2方向,Y1方向,及びY2方向)に移動可能な構成とされている。従って、パレット40に配設されている水抜き部45も、このパレット40の移動に伴い、直交する四方向(図中、矢印で示すX1方向,X2方向,Y1方向,及びY2方向)に移動する。
そこで本実施例に係る排水装置では、このパレット40の移動に伴う水抜き部45の移動に対応するよう短手方向雨樋26及び長手方向雨樋27を設けた構成としている。具体的には、短手方向雨樋26と長手方向雨樋27とが交差する交差部Pをパレット40が格納部20に適正に格納された状態における水抜き部45の位置に設定し、短手方向雨樋26をこの交差部Pより矢印X1,X2方向に延在するよう設け、かつ長手方向雨樋27をこの交差部Pより矢印Y1,Y2方向に延在するよう設けた構成とした。
この構成とすることにより、パレット40に設けられた水抜き部45は、パレット40がX1,X2方向に移動するときは格納部20A〜20Dのいずれかの短手方向雨樋26と必ず対向し、またパレット40がY1,Y2方向に移動するときは格納部20A〜20Dのいずれかの長手方向雨樋27と必ず対向することとなる。
例えば、図8はパレット40が図7に示す位置から矢印Y2方向に移動した状態を示している。この時、水抜き部45は格納部20Aの長手方向雨樋27と対向した状態となっている。また図9は、パレット40が図7に示す位置から矢印X1方向に移動した状態を示している。この時、水抜き部45は格納部20Aの短手方向雨樋26と対向した状態となっている。
図7〜9では、4個の格納部20A〜20Dを例に挙げて説明しているが、図3(C)に示す全ての格納部20の間でパレット40が移動する場合も、上記と同様にパレット40の水抜き部45はいずれかの格納部20の短手方向雨樋26又は長手方向雨樋27と対向することとなる。
このため、本実施例に係る排水装置によれば、水抜き部45から落下した雨水等は必ず短手方向雨樋26或いは長手方向雨樋27に落下し、これ以外に落下するようなことはない。よって本実施例の構成によれば、水抜き部45を設けても、下部に位置する車両60が雨水等で汚染したり、また機械式駐車場10を構成する各種機器やセンサーに雨水等が付着して誤動作や破損が生じたりすることを確実に防止することができる。
また、パレット40上に雨水等が溜まった状態でパレット40が移動すると、パレット40上の雨水等は移動付勢される。具体的には、パレット40がY2方向に移動する場合には、その反作用として雨水等はY1方向に移動付勢される。同様に、パレット40がX2方向に移動する場合には、その反作用として雨水等はX1方向に移動付勢される。このように、パレット40が移動する際、パレット40(車両積載板41)上の雨水等は外周に向け移動付勢される。
前記のように、パレット40の外周位置には防水堰42及び排水溝44が設けられているため、雨水等はパレット40の移動(移載)処理により自動的に外周位置に集水される。そして、集水された雨水等は防水堰42及び排水溝44に沿ってパレット40の外周位置を流れて水抜き部45に至る。従って、本実施例に係る排水装置によれば、効率よくパレット40上に溜まった雨水等を各雨樋26,27に排水することができる。
また、本実施例では上記のようにパレット40上に溜まった雨水等は、主にパレット40の外周位置を流れて水抜き部45に至ることとなる。しかしながら、このパレット40の外周位置は車両積載板41,防水堰42,及び水抜き部45等が排水溝44に溶接される部位である。よって、溶接位置における雨水等による腐食が問題となるが、本実施例ではこの車両積載板41,防水堰42,排水溝44,及び水抜き部45等の表面、及びこれらの溶接位置に防錆効果の高い防水性の高い塗料(例えば、エポキシ塗料等)を塗布した構成としている。また、フレーム46と水抜き部45との隙間部分から雨水等が浸透して未塗装部に錆が発生するのを防止するため、この隙間部分にシリコンシーラント47を配設することにより防水性を高めている。
また、上記構成とされた排水装置では、水抜き部45から落下した雨水等は短手方向雨樋26或いは長手方向雨樋27に溜められる構成としている。これは、短手方向雨樋26及び長手方向雨樋27に対して雨水等を約20リットル程度溜めることができるため、自然乾燥させることが可能であることによる。しかしながら、図6に示すように、短手方向雨樋26或いは長手方向雨樋27に竪樋51を設け、各雨樋26,27に溜まった雨水等を機械式駐車場10の外部に排出する構成とすることも可能である。
また、例えば排水溝44の深さや幅等を可能な範囲で大きくすることにより排水溝44に溜めることが可能な雨水等の量を増大することにより、車両60からパレット40に落下した雨水等を排水溝44内で自然乾燥させることも可能である。この構成とした場合には、雨樋26,27、水抜き部、水溜め50等が不要となり、機械式駐車場の部品点数の削減及びコスト低減を図ることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は上記した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能なものである。
10 機械式駐車場
20,20A〜20D 格納部
22 格納スペース
24A〜24D スペースフレーム
25 搬送装置
26 短手方向雨樋
27 長手方向雨樋
40 パレット
41 車両積載板
42 防水堰
43 車止め部
44 排水路
45 水抜き部
50 水溜め
51 竪樋
60 車両

Claims (4)

  1. 車両が積載されたパレットが移載され駐車される複数の格納部を有し、前記パレットを前記複数の格納部の間で前記パレットの長手方向又は短手方向に移動可能とした機械式駐車場に設けられ、前記車両から前記パレットに落下した水を排水する機械式駐車場の排水装置において、
    前記パレットの外周を囲繞するよう設けられ、前記パレットの外周から前記水が漏出することを防止する漏出防止部と、
    前記パレットから水の流出を許容する水抜き部と、
    前記パレットが前記複数の格納部の間を移動するときの前記水抜き部の移動軌跡に対応して設けられ、前記水抜き部から流出する前記水を受ける樋とを備え、
    前記樋は、
    前記パレットの長手方向に延在し、前記パレットが前記長手方向に移動するときに前記水抜き部と対向する長手方向樋と、
    前記パレットの短手方向に延在し、前記パレットが前記短手方向に移動するときに前記水抜き部と対向する短手方向樋と、を有し、
    前記複数の格納部の間で前記パレットが移動するときに前記水抜き部は前記長手方向樋と前記短手方向樋の少なくとも一方と対向することを特徴とする機械式駐車場の排水装置。
  2. 前記パレットが前記格納部に適正に格納された状態において、前記水抜き部は前記短手方向樋と前記長手方向樋が交差する交差部に位置するように前記樋を設けたことを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車場の排水装置。
  3. 前記漏出防止部が堰であることを特徴とする請求項1又は2記載の機械式駐車場の排水装置。
  4. 前記漏出防止部が溝であることを特徴とする請求項1又は2記載の機械式駐車場の排水装置。
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