JP5234257B2 - 燃料電池用シール構造 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池に係り、更に詳しくは、燃料電池スタックにおけるシール構造に関するものである。
燃料電池スタックには発電効率の向上が求められている。これには、発電に必要とされる燃料ガスや酸化ガスが100%発電に用いられることが理想とされるが、実際には様々な原因により発電ロスが生じている。
発電ロスが生じる原因の一つとして、発電を行なうGDLやMEAが配置された発電エリアをガスが通過せず、非発電エリアであるシール溝へガスが流入することが挙げられる。これにより、ガスはその一部が発電に用いられないままセル内部を通過するため、この分の発電ロスが生じている。これは、セパレータやシール部品の寸法公差や組付公差を考慮する必要があるため、シール溝にシール部品を組み込んだ状態で溝内に隙間が生じる設計となっているためである。
特開2003−56704号公報
本発明は以上の点に鑑みて、ガスが非発電エリアであるシール溝内を溝長手方向に沿って流れるのを抑制し、もって発電ロスを低減させることが可能な燃料電池用シール構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1によるシール構造は、互いに重ねられる一対の燃料電池用構成部品と、一方の燃料電池用構成部品と対向するように他方の燃料電池用構成部品に設けられたシール溝と、前記シール溝に挿入され、燃料ガスまたは酸化ガスが漏洩しないように両燃料電池用構成部品間をシールするシール部品とを有し、前記シール溝の内面とシール部品との間に溝幅方向の隙間が形成される燃料電池用シール構造において、前記隙間を狭めることにより燃料ガスまたは酸化ガスが前記シール溝内を溝長手方向に沿って流れるのを抑制する堰状溝部を有し、前記堰状溝部は、前記シール溝の内面に突設された他方の燃料電池用構成部品と一体の突起よりなり、前記突起は溝長手方向の一部に設けられていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2によるシール構造は、上記した請求項1記載の燃料電池用シール構造において、隙間はシール部品の溝幅方向両側に形成され、突起も溝幅方向両側に設けられていることを特徴とするものである。
上記構成を有する本発明のシール構造においては、シール溝の内面に突起よりなる堰状溝部が設けられているため、シール溝内へ流入したガスは堰状溝部によって堰き止められ、セル内部の発電エリアへ戻され、発電に用いられることになる。その結果、発電ロスの原因の一つとなっていた発電しないままセル内部を通過するガスが減少するため、この分発電ロスを低減させることが可能となる。
また、シール溝内の隙間がシール部品の溝幅方向両側に形成されるのに伴って突起もこれを溝幅方向両側に設けることによって、シール溝および突起を設けた他方の燃料電池用構成部品とシール部品との組付時の位置合わせの機能を併せ持たせることが可能となる。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明においては上記したように、シール溝の内面に突起よりなる堰状溝部が設けられているために、シール溝内へ流入したガスが堰状溝部によって堰き止められ、セル内部の発電エリアへ戻され、発電に用いられることになる。その結果、発電ロスの原因の一つであった発電しないままセル内部を通過するガスが減少するため、この分、発電ロスを減少させ、発電効率を向上させることができる。
また、隙間がシール部品の溝幅方向両側に形成されるのに伴って突起を溝幅方向両側に設ける場合には、他方の燃料電池用構成部品とシール部品との組付時の位置合わせの機能を併せ持たせることが可能となり、これにより部品組付精度を向上させることができる。
つぎに本発明の実施例を説明するが、説明の便宜上、先ず比較例を説明する。
比較例・・・
図3は、比較例に係る燃料電池スタックの組付前の要部断面を示しており、図4は同じく組付後の状態を示している。
両図において、符号1は、互いに非接着で重ねられる一対の燃料電池用構成部品の一方の部品であるMEA(膜電極複合体)を示し、符号2は同じく他方の部品であるセパレータを示している。セパレータ2には、セル内部Aの発電エリアの回りを囲むようにして、紙面直交方向に沿って長く延びるシール溝(ガスケット溝)3が設けられ、MEA1には、組付後シール溝3に挿入され、シール溝3の底面3aに密接することにより、燃料ガスまたは酸化ガスが図上左方のセル内部Aから図上右方のセル外部Bへ漏洩しないようにMEA1およびセパレータ2間をシールするシール部品であるゴム状弾性体製のガスケット4が被着されている。シール溝3は断面矩形状(四角形状)に形成され、ガスケット4は断面矩形状の基部4aの上に断面三角形状のリップ部4bを一体成形した形状とされている。上記燃料電池用構成部品の種類としてはMEA1およびセパレータ2に限られず、他の構成部品(例えばGDL(ガス拡散層)、MEAの周縁部に重合される樹脂製保形フィルム等)であっても良い。セパレータ2としてはカーボン系、金属系など、その材質は特に限定されない。
図示するように、シール溝3の溝幅wはガスケット4の幅wよりも大きく設定されている。これはセパレータ2やガスケット4の寸法公差や組付公差を考慮してのことであるが、このためスタックを組み立ててシール溝3内にガスケット4を挿入すると図4に細斜線で示すように、シール溝3の内面とガスケット4との間に溝幅方向の隙間5が形成される。したがって当該比較例によると、以下の不都合がある。
すなわち、発電のためセル内部Aに供給される燃料ガスや酸化ガスは本来、マニホールド入口から発電エリアを経由して発電しつつマニホールド出口へと流れるべきところ、一部のガスが発電エリアを経由せずにマニホールド入口からシール溝3を経由してマニホールド出口へと短絡して流れることがあり、このようなことがあるとシール溝3は非発電エリアであることから、シール溝3を流れるガスは発電作用にまったく寄与しないことになる。寸法精度または組付精度の都合によってシール溝3のセル内部A側におけるMEA1とセパレータ2との接触部6には厚み方向の隙間(図示せず)が形成されることから、ガスがこの厚み方向の隙間へ浸入し、ここからシール溝3へ流入する。
実施例・・・
そこで、本発明実施例に係るシール構造では、上記ガスの短絡の流れを抑制すべく図1および図2に示すように、ガスがシール溝3内を溝長手方向に沿って流れるのを抑制するための堰状溝部(堰部または堰状シール部とも称する)7がシール溝3内に設けられており、この堰状溝部7は、シール溝3の内面に突設されたセパレータ2と一体の突起(リブ)8よりなり、突起8は溝長手方向の全周ではなく一部に限定して設けられている。したがってこのようにシール溝3内に突起8が設けられると、この突起8が設けられた部位において、図2および図4の比較から判るように溝幅方向の隙間5の大きさ(開口面積)が削減されるために、ガスがシール溝3内を流れにくくなり、図2に矢印Cで示すように一部のガスが上記厚み方向の隙間を介してセル内部Aの発電エリアへ戻される。したがってこの分、発電ロスを低減させることができ、発電効率を向上させることができる。
突起8の形状としては、突起8の高さ寸法はシール溝3の深さ寸法と同等に設定され、突起8の下面8aは平面状に成形されてセパレータ2の下面2aと面一状に成形されている。突起8の溝幅方向の寸法はシール溝3の側面3bとガスケット4との間隔と同等かこれよりも少々小さく設定され、突起8の側面8bは平面状に成形されてシール溝3の側面3bと平行に成形されている。尚、これにより溝長手方向から見た突起8の形状は矩形状とされているが、組み合わされるガスケット4の仕様(断面形状)が一定で変更のない場合には、溝幅方向の隙間5を可及的に小さくすべく、突起8の形状をガスケット4の形状に合わせて設定することが考えられる。上記したようにセパレータ2としてはカーボン系、金属系など特に制約がないので、切削加工、成形加工、プレス加工、エッチング処理等で製作する際に、シール溝3内に突起8を設けることになる。
また、上記溝幅方向の隙間5は、ガスケット4の溝幅方向両側にそれぞれ形成されるので、突起8も溝幅方向両側にそれぞれ形成され、更に溝長手方向における位置を合わせて形成される。突起8間の間隔wはガスケット4の幅wと同等かこれよりも少々大きく設定される。これにより、シール溝3および突起8を設けたセパレータ2とガスケット4延いてはこれを被着したMEA1との組付時の平面上位置合わせが可能とされることから、部品の組付精度を向上させることができる。
尚、上記実施例に係るシール構造における堰状溝部7以外の構成は、上記比較例と同じである。したがって同一の符号を付してその説明を省略することにする。
また、突起8は、シール溝3の内面でなくガスケット4の側面に一体成形することが考えられるが、この場合には、材質上の都合から突起8を溝長手方向に長く設定しなければならない不都合がある。突起8をシール溝3の内面に一体成形すれば、ガスケット4の仕様が変更されてもガスケット幅が同等である限り、突起8を堰として使い続けることができる。
本発明の実施例に係るシール構造を有する燃料電池スタックの組付前の状態を示す要部断面図 同スタックの組付後の状態を示す要部断面図および説明図 比較例に係るシール構造を有する燃料電池スタックの組付前の状態を示す要部断面図 同スタックの組付後の状態を示す要部断面図および説明図
符号の説明
1 MEA(一方の燃料電池用構成部品)
2 セパレータ(他方の燃料電池用構成部品)
2a セパレータ下面
3 シール溝
3a シール溝底面
3b シール溝側面
4 ガスケット(シール部品)
4a 基部
4b リップ部
5 溝幅方向の隙間
6 接触部
7 堰状溝部
8 突起
8a 突起下面
8b 突起側面
A セル内側
B セル外側

Claims (2)

  1. 互いに重ねられる一対の燃料電池用構成部品と、一方の燃料電池用構成部品と対向するように他方の燃料電池用構成部品に設けられたシール溝と、前記シール溝に挿入され、燃料ガスまたは酸化ガスが漏洩しないように両燃料電池用構成部品間をシールするシール部品とを有し、前記シール溝の内面とシール部品との間に溝幅方向の隙間が形成される燃料電池用シール構造において、
    前記隙間を狭めることにより燃料ガスまたは酸化ガスが前記シール溝内を溝長手方向に沿って流れるのを抑制する堰状溝部を有し、
    前記堰状溝部は、前記シール溝の内面に突設された他方の燃料電池用構成部品と一体の突起よりなり、前記突起は溝長手方向の一部に設けられていることを特徴とする燃料電池用シール構造。
  2. 請求項1記載の燃料電池用シール構造において、
    隙間はシール部品の溝幅方向両側に形成され、突起も溝幅方向両側に設けられていることを特徴とする燃料電池用シール構造。
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