JP5233639B2 - 電子カメラ及びプログラム - Google Patents

電子カメラ及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5233639B2
JP5233639B2 JP2008318383A JP2008318383A JP5233639B2 JP 5233639 B2 JP5233639 B2 JP 5233639B2 JP 2008318383 A JP2008318383 A JP 2008318383A JP 2008318383 A JP2008318383 A JP 2008318383A JP 5233639 B2 JP5233639 B2 JP 5233639B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
noise
temperature
power supply
supply circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008318383A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010141799A (ja
Inventor
法義 立川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2008318383A priority Critical patent/JP5233639B2/ja
Publication of JP2010141799A publication Critical patent/JP2010141799A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5233639B2 publication Critical patent/JP5233639B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、電子カメラ及びプログラムに関する。
従来、電子カメラでは、撮像素子から得られる画像信号に対してノイズ処理などが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、撮像素子において発生する暗電流ノイズに起因する黒潰れや黒浮きなどを防止する技術が開示されている。これにより、特許文献1の電子カメラは、画像に白傷が現れるのを防ぐことができる。
特開2004−120492号公報
ところで、暗電流ノイズ以外にも、電子カメラの電源回路から発生するノイズが画像に悪影響を及ぼす場合がある。すなわち、電源回路内部において、電圧制御用のスイッチング動作によってノイズが発生することに起因する。このノイズの発振周波数(以下、「ノイズの周波数」という)には、n倍高調波の周波数を含む。このn倍高調波の周波数が、撮像素子を駆動する駆動周波数(撮像素子の画像信号の読み出し周波数に対応)の定数倍付近の関係になると、撮像素子からの出力信号にノイズが重畳される場合がある。このノイズが出力信号に重畳されると、ノイズの信号レベルに応じて画像が縞模様になるなどして乱れるという問題が生じる。このノイズの周波数は、製造段階において電源回路に使用される部品(コンデンサや抵抗など)の特性のばらつきによって、電源回路ごとに異なるという問題がある。また、ノイズの周波数は、電源回路の温度によっても変化するという問題もある。そのため、電源回路から発生するノイズの周波数は個体によって一律に同じではなく、ノイズ対策が困難である。
本発明は、上記事情に鑑み、電源回路から発生するノイズに起因する画像の乱れを抑制する電子カメラを提供することを目的とする。また、本発明は、電源回路から発生するノイズに起因する画像の乱れを抑制するプログラムを提供することを目的とする。
第1の発明に係る電子カメラは、撮像素子と、タイミングジェネレータと、電源回路と、温度検出部と、メモリと、演算部と、駆動周波数制御部とを備える。撮像素子は、被写体像を光電変換し、画像信号を出力する。タイミングジェネレータは、撮像素子を駆動させるための駆動信号を所定の駆動周波数で供給する。電源回路は、電力を供給する。温度検出部は、電源回路の温度を検出する。メモリは、電源回路の動作に伴って発生するノイズの周波数と電源回路の温度との対応関係を示す情報記憶されている。演算部は、温度検出部により検出された電源回路の温度とメモリに記憶された情報とに基づいて、ノイズの周波数を推定する。駆動周波数制御部は、駆動周波数が演算部により推定されたノイズの周波数の定数倍となるように、駆動周波数を変更する。
第2の発明は、第1の発明において、駆動周波数制御部は画像信号のライン読み出し周期若しくは画像信号のフレーム読み出し周期の単位で駆動周波数の変更を行う。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、駆動周波数制御部は、駆動周波数の1サイクル時間内に待ち時間を挿入する。
第4の発明は、第1又は第2の発明において、駆動周波数制御部は、タイミングジェネレータにクロック信号を出力するクロック信号発振器のクロック周波数を変更する。
第5の発明に係るプログラムは、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電子カメラに、供給ステップと、温度検出ステップと、演算ステップと、駆動周波数制御ステップとを実行させる。供給ステップは、撮像素子を駆動させるための駆動信号を所定の駆動周波数で供給する。温度検出ステップは電源回路の温度を検出する。演算ステップは温度検出ステップにより検出された電源回路の温度とメモリに記憶された情報とに基づいて、ノイズの周波数を推定する。駆動周波数制御ステップは、駆動周波数が演算ステップにより推定されたノイズの周波数の定数倍となるように、駆動周波数を変更する。
本発明の電子カメラによれば、電源回路から発生するノイズに起因する画像の乱れを抑制することができる。
(第1実施形態の説明)
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態の電子カメラの構成を示すブロック図である。図1に示す通り電子カメラ1には、撮影レンズ10と、撮像素子11と、A/D変換部12と、タイミングジェネレータ13と、信号処理部14と、RAM(Random Access Memory)15と、フラッシュメモリ16と、表示制御部17と、液晶表示モニタ18と、電源回路19と、温度センサ20と、操作部21と、CPU(Central processing Unit)22と、記録インターフェース(記録I/F)23と、記録媒体24と、バス25とが備えられる。このうち信号処理部14、RAM15、フラッシュメモリ16、表示制御部17、CPU22及び記録インターフェース(記録I/F)23は、バス25を介して互いに接続されている。また、操作部21はCPU22に接続されている。
撮影レンズ10は、ズームレンズと、フォーカスレンズとを含む複数のレンズ群で構成されている。なお、簡単のため、図1では、撮影レンズ10を1枚のレンズとして図示する。
撮像素子11は、撮影レンズ10からの入射光を光電変換することにより、画像信号(アナログ信号)を生成する。なお、本実施形態では、撮像素子11にXYアドレス方式のCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)を用いている。
A/D変換部12は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。タイミングジェネレータ(TG)13は、CPU22からの指示に従い撮像素子11及びA/D変換部12の各々へ向けて駆動信号を供給し、それによって両者の駆動タイミングを同期させて制御する。タイミングジェネレータ(TG)13の内部には、パルスジェネレータ、カウンタ、水晶発振器が設けられている。カウンタは、水晶発振器のクロック数をカウントする。このカウンタの値は、CPU22でモニタされている。カウンタの値が所定のクロック数になると、後述する駆動周波数制御部22cは、タイミングジェネレータ(TG)13に指示を出して、パルスジェネレータから読み出しの駆動信号(駆動パルス)を撮像素子とA/D変換部12に供給させる。
信号処理部14は、A/D変換部12が出力するデジタル信号の画像データをRAM15に一時的に記憶させる。また、信号処理部14は、RAM15に記憶されている画像データに対してホワイトバランス補正などの画像処理を施す。
フラッシュメモリ16には、電源回路19の動作に伴って発生するノイズの周波数と温度との対応関係を示す情報が予め記憶されている(詳細は後述する)。また、フラッシュメモリ16には、本発明の一実施形態であるプログラムも格納されている。
表示制御部17は、信号処理部14で画像処理が施された画像データを液晶表示モニタ18に画像として表示させる。
電源回路19は、昇降圧型のスイッチング電源である。温度センサ20は、電源回路19の温度(℃)を検出し、デジタルのデータに変換する。ここで、温度センサ20は、電源回路19の基板の温度を検出しており、電子カメラ1の筐体の温度を検出しているのではない。なお、温度検出の精度をさらに高めるためには、温度センサ20は、電源回路19のコンデンサや抵抗の温度を計測することが望ましい。
電源回路19は、スイッチング動作の際、周期的にノイズを発生する。このノイズの周波数の温度特性については、製造段階において各々電源回路ごとに予め測定しておく。ここで、ノイズの周波数と温度の対応関係を示す情報としては、温度に応じて変化するノイズの周波数情報と、そのノイズの周波数情報に基づいて定められる、ノイズを抑制するための駆動周波数の情報である。温度によってノイズの周波数が変化すると、n倍高調波の周波数が変化する。この場合、n倍高調波と駆動周波数(読み出し周波数)とが定数倍になる関係であれば、ノイズは抑制される。
図2は、駆動周波数とノイズの周波数の温度特性との関係を説明する図である。図2(a)は、撮像素子11が、タイミングジェネレータ(TG)13から駆動信号(駆動パルス)を受けるたびに1ラインを読み出す場合の時間経過を表している。図2(b)から(e)は、ノイズの周波数の温度特性を表している。上に凸の信号波は、周期的なノイズの信号レベルを模式的に表している。
一例として、図2(b)から(e)は、順番に25℃、30℃、40℃、50℃におけるノイズの周波数の温度特性である。図中、黒丸はサンプリングタイミングでのノイズの信号レベルを表している。この黒丸を線で結ぶと、画像に現れるノイズの状態がわかる。この線が直線であると、画像上では電源回路に起因するノイズは目立たなくて済む。一方、この線が折れ線のようになると、画像上では電源回路に起因するノイズが目立つこととなる。
図2を例にすると、25℃下において、ノイズの周波数(n倍高調波の周波数)が、駆動周波数と定数倍の関係にあると、ノイズが重畳されるものの、サンプリングタイミングのノイズの信号レベルが揃っているため、画像上ではノイズは目立たなくて済む(図2(b))。図2(c)の場合(30℃)も、サンプリングタイミングのノイズの信号レベルがほぼ揃っているため、画像上ではノイズは目立たなくて済む。
しかしながら、温度が上昇し(40℃、50℃)、ノイズの周波数が変化して、駆動周波数の定数倍に近い周波数になると、サンプリングタイミングのノイズの信号レベルが不揃いになるため、画像上ではノイズが目立つ傾向になる(例えば、図2(d)、(e))。そのため、温度ごとにノイズの信号レベルが揃うようにすれば、画像上でのノイズが目立たなくなる。つまり、ノイズの周波数の温度特性に応じて、ノイズの信号レベルが揃うように駆動周波数を変更する(詳細は、後述する)。
図2から導かれるノイズの周波数と温度との対応関係を示す情報は、例えば、工場出荷時にフラッシュメモリ16に書き込んでおく。
なお、図2では、25℃、30℃、40℃、50℃の場合を示しているが、実際には、1℃きざみで測定しているものとする。つまり、各温度のノイズの周波数に対して、ノイズの信号レベルを揃えるための駆動周波数(ノイズの周波数と定数倍の関係になる駆動周波数の情報)をフラッシュメモリ16に書き込んでおく。
操作部21は、レリーズボタン、コマンドダイヤルなどであり、ユーザによる操作内容に応じてCPU22へ信号を与えるものである。例えばユーザは、レリーズボタンを全押しすることにより撮影の指示をCPU22へ与えることができる。
CPU22は、電子カメラ1の統括的な制御を行うプロセッサである。CPU22は、フラッシュメモリ16に予め格納されたシーケンスプログラムを実行することにより、各処理のパラメータを算出したり、電子カメラ1の各部を制御したりする。また、CPU22は、温度検出部22a、演算部22b、駆動周波数制御部22cとして機能する。
温度検出部22aは、温度センサ20で検出された温度のデータを取得する。
演算部22bは、温度検出部22aの検出結果である温度のデータと、フラッシュメモリ16に記憶されている、ノイズの周波数と温度との対応関係を示す情報とに基づいて、ノイズの周波数を推定する。
駆動周波数制御部22cは、演算部22bにて推定されたノイズの周波数に応じて、駆動信号の駆動周波数を変更する。この場合、駆動周波数制御部22cは、駆動周波数の1サイクル時間内に待ち時間を挿入することにより、駆動周波数を変更する(詳細は後述する)。なお、駆動周波数制御部22cは、静止画撮影の場合には画像信号の1ライン読み出し周期の単位で駆動周波数の変更を行う。例えば、電源回路が25℃から30℃になった場合、駆動周波数制御部22cは、25℃に対応付けられた駆動周波数を30℃に対応付けられた駆動周波数に変更する。この場合、タイミングジェネレータ(TG)13は、撮像素子11及びA/D変換部12に対して駆動信号(駆動パルス)を、30℃に対応付けられた駆動周波数で供給する。撮像素子11及びA/D変換部12は、同期して、画像信号の1ライン読み出し周期の単位で画像信号を順次読み出していく。
また、記録インターフェース(記録I/F)23には、記録媒体24を接続するためのコネクタが形成されている。記録インターフェース(記録I/F)23はCPU22からの指示により、そのコネクタに接続された記録媒体24にアクセスして画像の記録処理を行う。
次に、第1実施形態における電子カメラの動作の一例を説明する。なお、以下の説明では、電源回路19からのノイズの周波数が、撮像素子11の読み出し周波数の定数倍付近になった場合にノイズが画像に重畳される場合を想定する。ここでは、駆動周波数と読み出し周波数は同期しているものとする。電源ON時では、説明の便宜上、25℃の駆動周波数で動作させるものとする。
また、CPU22は、本発明の一実施形態であるプログラムが組み込まれることによって、温度検出部22aと、演算部22bと、駆動周波数制御部22cとが構築される。
図3は、電子カメラ1の動作を表すフローチャートである。このフローチャートは電子カメラ1の電源がONになると開始される。
ステップS101:CPU22は、まず、フラッシュメモリ16からノイズの周波数と電源回路19の温度との対応関係を示す情報を読み込む。すなわち、各温度でのノイズの周波数とノイズの信号レベルを揃えるための駆動周波数との情報を読み込む。
ステップS102:CPU22は、レリーズされたか否かを判定する。レリーズされない場合には(ステップS102:No)、ステップS102を繰り返すことにより、レリーズされるまで待機する。一方、レリーズされた場合には(ステップS102:Yes)、ステップS103に移行する。
ステップS103:CPU22の温度検出部22aは、温度センサ20から温度の情報を読み込む。
ステップS104:CPU22の演算部22bは、ステップS101とステップS103とで得られた情報から、現在の温度での電源回路19のノイズの周波数を見積もる。例えば、簡単のため、25℃において、ノイズの周波数が0.1MHzであり、駆動周波数が1MHzであったとする。この場合、ノイズの周波数の10倍波(定数倍の高調波)と駆動周波数とが定数倍の関係になる。
ステップS105:CPU22は、現在のタイミングジェネレータ(TG)13の駆動周波数が、ステップS104で推定したノイズの周波数のときにノイズが発生する可能性があるか否かを判定する。
ノイズが発生する可能性がない場合(ステップS105:No)、この処理ルーチンは、ステップS107に移行する。一方、ノイズが発生する可能性がある場合(ステップS105:Yes)、この処理ルーチンは、ステップS106に移行する。ここで、図2(a)では、上述した通り、撮像素子11に対して、1ラインの読み出しの駆動信号(駆動パルス)がタイミングジェネレータ(TG)13の駆動周波数に応じて供給される様子を表している。図2(a)は、25℃の場合の駆動周波数を表している。したがって、温度が変わると、25℃の場合の駆動周波数では、ノイズが発生する可能性が出てくる。一方、温度が25℃であれば、問題となるレベルのノイズが発生する可能性はない。
ステップS106:CPU22の駆動周波数制御部22cは、以下に説明する方法で駆動周波数を変更する。
図4は、駆動周波数の変更を模式的に表した図である。撮像素子11に対して、1ラインの読み出しの駆動信号(駆動パルス)がタイミングジェネレータ(TG)13の駆動周波数に応じて供給される様子を表している。図4(a)は、駆動周波数変更前、図4(b)は、駆動周波数変更後の状態を表している。
駆動周波数制御部22cは、タイミングジェネレータ(TG)13のカウンタの値が駆動周波数に対応する回数に達すると、1ラインの読み出しの駆動信号を撮像素子11に向けて供給する。駆動周波数を変更する場合には、タイミングジェネレータ(TG)13のカウンタの値が駆動周波数に対応する回数に達した後、駆動周波数制御部22cは、クロック周波数のカウントを所定時間停止させることにより駆動信号の供給を一時停止させ、所定時間経過後、駆動信号の供給を再開させる。以下、同様の処理を繰り返す。この処理を本実施形態では、待ち時間の挿入としている。これにより駆動周波数が変更される。このようにして、待ち時間を複数回挿入する処理を行うことで、画像信号を読み出すタイミングをずらし、ノイズの信号レベルが揃っているタイミングで画像信号を読み出すことができる。なお、待ち時間の挿入のタイミングは、一例であって、上記方法に限定されるものではない。
ここで、簡単のため、電源回路19の温度が25℃から50℃に変化した場合について、説明する。
図5は、駆動周波数とノイズの周波数の温度特性との関係を説明する図である。図5(a)〜(d)は、図2を流用している。ここで、図5(f)は、電源回路19が50℃である場合において、撮像素子11に対して、1ラインの読み出しの駆動信号(駆動パルス)がタイミングジェネレータ(TG)13の駆動周波数に応じて供給される様子を表している。駆動周波数制御部22cは、図5(a)の駆動周波数を、図5(f)に示す駆動周波数に変更する。したがって、駆動周波数制御部22cは、画像信号の1ライン読み出し周期の単位で、25℃での駆動周波数を、50℃での駆動周波数に変更する。
このようにして、図5(f)に示す駆動周波数の場合、図5(e)のサンプリングタイムのノイズの信号レベルが揃うようになり、ノイズの信号レベルが不揃いの場合に発生する画像の乱れが抑制される。また、電源回路の温度が50℃から25℃に下がった場合は、待ち時間の挿入をやめて、図5(a)に示す駆動周波数に戻せばよい。
なお、駆動周波数の変更は、上記方法に限られず、タイミングジェネレータ(TG)13にクロック信号を出力するクロック信号発振器のクロック周波数を変更してもよい。こうすると、待ち時間の挿入をする処理をしなくて済む。
ステップS107:CPU22は、画像取得の指示を信号処理部14に対して行う。信号処理部14は、A/D変換部12が出力するデジタル信号の画像データをRAM15に一時的に記憶させる。また、信号処理部14は、RAM15に記憶されている画像データに対してホワイトバランス補正などの画像処理を施す。CPU22は、画像処理が施された画像データを記録インターフェース(記録I/F)23を介して記録媒体24に記録する。そして、この処理ルーチンは終了する。
本実施形態では、1ラインごと読み出した後に駆動周波数を変更したが、動画撮影時には、1フレーム読み出した後に駆動周波数を変更してもよい。
なお、待ち時間の挿入については、画像信号の読み出し時間を考慮して、1サイクル時間の増加分が10%程度以内にすることが望ましい。
以上、本実施形態の電子カメラ1によれば、演算部22bは、温度検出部22aの検出結果と対応関係を示す情報とに基づいて、ノイズの周波数を推定する。駆動周波数制御部22cは、演算部22bにて推定されたノイズの周波数に応じて、駆動信号の駆動周波数を変更する。これにより、電子カメラ1は、電源回路19から発生するノイズに起因する画像の乱れを抑制することができる。
本実施形態の電子カメラの構成を示すブロック図 駆動周波数とノイズの周波数の温度特性との関係を説明する図 電子カメラ1の動作を表すフローチャート 駆動周波数の変更を模式的に表した図 駆動周波数とノイズの周波数の温度特性との関係を説明する図
符号の説明
1・・・電子カメラ、11・・・撮像素子、13・・・タイミングジェネレータ、22a・・・温度検出部、22b・・・演算部、22c・・・駆動周波数制御部、19・・・電源回路

Claims (5)

  1. 被写体像を光電変換し、画像信号を出力する撮像素子と、
    前記撮像素子を駆動させるための駆動信号を所定の駆動周波数で供給するタイミングジェネレータと、
    電力を供給する電源回路と、
    前記電源回路の温度を検出する温度検出部と、
    前記電源回路の動作に伴って発生するノイズの周波数と前記電源回路の温度との対応関係を示す情報記憶されたメモリと、
    前記温度検出部により検出された前記電源回路の温度と前記メモリに記憶された前記情報とに基づいて、前記ノイズの周波数を推定する演算部と、
    前記駆動周波数が前記演算部により推定された前記ノイズの周波数の定数倍となるように、前記駆動周波数を変更する駆動周波数制御部と、
    を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  2. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記駆動周波数制御部は、前記画像信号のライン読み出し周期若しくは前記画像信号のフレーム読み出し周期の単位で前記駆動周波数の変更を行うことを特徴とする電子カメラ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電子カメラにおいて、
    前記駆動周波数制御部は、前記駆動周波数の1サイクル時間内に待ち時間を挿入することを特徴とする電子カメラ。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の電子カメラにおいて、
    前記駆動周波数制御部は、前記タイミングジェネレータにクロック信号を出力するクロック信号発振器のクロック周波数を変更することを特徴とする電子カメラ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電子カメラに、
    前記撮像素子を駆動させるための駆動信号を所定の駆動周波数で供給する供給ステップと、
    記電源回路の温度を検出する温度検出ステップと、
    前記温度検出ステップにより検出された前記電源回路の温度と前記メモリに記憶された前記情報とに基づいて、前記ノイズの周波数を推定する演算ステップと、
    前記駆動周波数が前記演算ステップにより推定された前記ノイズの周波数の定数倍となるように、前記駆動周波数を変更する駆動周波数制御ステップとを実行させるためのプログラム。
JP2008318383A 2008-12-15 2008-12-15 電子カメラ及びプログラム Active JP5233639B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008318383A JP5233639B2 (ja) 2008-12-15 2008-12-15 電子カメラ及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008318383A JP5233639B2 (ja) 2008-12-15 2008-12-15 電子カメラ及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010141799A JP2010141799A (ja) 2010-06-24
JP5233639B2 true JP5233639B2 (ja) 2013-07-10

Family

ID=42351488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008318383A Active JP5233639B2 (ja) 2008-12-15 2008-12-15 電子カメラ及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5233639B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5639670B2 (ja) 2013-02-01 2014-12-10 浜松ホトニクス株式会社 画像取得装置及び撮像装置
JP6261334B2 (ja) 2013-12-26 2018-01-17 キヤノン株式会社 画像処理装置、その制御方法、および制御プログラム、並びに撮像装置
JP6330636B2 (ja) * 2014-11-28 2018-05-30 ブラザー工業株式会社 画像読取装置
JP6475307B2 (ja) * 2017-11-02 2019-02-27 浜松ホトニクス株式会社 画像取得装置、撮像装置、及び算出ユニット
JP7360917B2 (ja) * 2019-12-05 2023-10-13 株式会社ミツトヨ 焦点距離可変レンズ装置および焦点距離可変レンズ制御方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4283511B2 (ja) * 2002-08-29 2009-06-24 東芝三菱電機産業システム株式会社 スイッチング電源装置
JP4757223B2 (ja) * 2007-03-30 2011-08-24 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010141799A (ja) 2010-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5233639B2 (ja) 電子カメラ及びプログラム
US20130037533A1 (en) Electronic device and electronic device control method
US8106986B2 (en) Image sensor, data output method, image pickup device, and camera
JP2007053634A (ja) 撮像装置、欠陥画素補正装置および方法
JP2008113141A (ja) 撮像装置及び信号処理方法
JP2006311771A (ja) 電圧変化検出装置
JP5362444B2 (ja) X線画像診断装置
JP2017049652A (ja) 電源電圧制御回路、電源電圧制御方法および電源電圧制御プログラム
JPWO2005004467A1 (ja) 電子カメラの映像信号補正装置
JP2009033508A (ja) 撮像装置
JP2011082790A (ja) 撮像装置
JP2010187308A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2010268271A (ja) 撮像装置
JP2013192059A (ja) 固体撮像装置および駆動方法、並びに、電子機器
JP2015106769A (ja) 撮像装置の制御装置
JP2015076855A (ja) 撮像装置及び欠陥画素検出方法
JP2010118963A (ja) 撮像装置及びその制御方法及びプログラム
JP2015126367A (ja) 画像処理装置、その制御方法、および制御プログラム、並びに撮像装置
JP2009206569A (ja) 撮像装置及びそのフリッカ補正方法
JP6218408B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
TW201246928A (en) Black level compensation circuit, image sensor and associated method
US20230345096A1 (en) Image capturing apparatus, control method thereof, and storage medium
JP2011135194A (ja) 撮像装置、その補正制御方法、及び補正制御プログラム、並びに記録媒体
JP4857019B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP2010133799A (ja) 画像記憶装置、時刻再設定方法、時刻再設定プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120619

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130311

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5233639

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250