JP2011082790A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像素子の動作制御を行う温度センサが故障等による異常が発生した場合、撮像素子への影響を最小限に抑える撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像素子近傍の第1の温度センサと、撮像装置内部の第2の温度センサと、撮像装置内部の第3の温度センサと、
第2及び第3の温度センサの出力値に基づく第1の温度センサの予測出力値の演算手段と、
撮像装置がライブビュー動作中ではないとき、第1と第2の温度センサの出力値との差の絶対値、または第1と第3の温度センサの出力値との差の絶対値が第1の所定値より大きく、
かつ、第2と第3の温度センサの出力値との差が第1の所定値よりも小さい値で第2の所定値より小さい、という条件を満たすかの判定手段と、
この条件を満たさないとき、第1の温度センサの出力値で撮像素子を制御すると共に、条件を満たすとき第1の温度センサの予測出力値で撮像素子を制御する制御手段とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像素子を備えた撮像装置であって、特に、撮像装置内部の複数個所に温度センサを備えた撮像装置に関する。
従来の撮像素子を持つ撮像装置において、温度変化に伴う出力を補償するために撮像素子の近傍に温度センサを持ち、その動作制御に撮像素子近傍にある温度センサ出力を用いる方法がある(特許文献1参照)。
特開平11−298799号公報
しかしながら、従来例のものにおいては、つぎのような課題を有している。
例えば、特許文献1の撮像装置によると、温度センサの出力に何らかの原因で異常が生じた場合、実際の撮像素子の温度とは異なる温度で撮像素子の出力が補正されることになるという課題がある。
本発明は、上記課題に鑑み、撮像素子の動作制御を行うための温度センサが故障等による異常が発生した場合でも、撮像素子への影響を最小限に抑えることが可能な撮像装置の提供を目的とする。
本発明は、撮像素子を備える撮像装置であって、
前記撮像素子の近傍の温度を測定する第1の温度センサと、
前記撮像装置内部の温度を測定する第2の温度センサと、
前記撮像装置内部の温度を測定する第3の温度センサと、
前記第2の温度センサの出力値と前記第3の温度センサの出力値に基づいて前記第1の温度センサの予測出力値を演算する演算手段と、
前記撮像装置がライブビュー動作中ではないときに、前記第1の温度センサの出力値と前記第2の温度センサの出力値との差の絶対値、
または、前記第1の温度センサの出力値と前記第3の温度センサの出力値との差の絶対値が第1の所定値より大きく、
かつ、前記第2の温度センサの出力値と前記第3の温度センサの出力値との差が前記第1の所定値よりも小さい値で第2の所定値より小さい、という条件を満たすかどうかを判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記条件を満たさないと判定されるときには、前記第1の温度センサの出力値で前記撮像素子を制御すると共に、
前記条件を満たすと判定されるときには前記演算手段によって演算される前記第1の温度センサの予測出力値を用いて前記撮像素子を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、撮像素子の動作制御を行うための温度センサが故障等による異常が発生した場合でも、撮像素子への影響を最小限に抑えることが可能となる。
本発明の実施形態における電子カメラの構成を説明するブロック図。 本発明の実施形態における電子カメラ内部での各温度計の配置場所を説明する図。 本発明の実施形態における電子カメラのライブビュー動作中の各温度計温度変化を示す図。 本発明の実施形態における給電制御を説明するフローチャート。
図1は本発明の実施の形態に適用される撮像装置としての電子カメラ100の構成を示すブロック図である。
本実施の形態の電子カメラ100は、レンズユニット300内の撮影レンズ310に入射した光束が、絞り312、シャッタ12を通過して撮像素子14上に光学像として結像する。撮像素子14は結像した光学像を電気信号に変換する。
A/D変換器16は撮像素子14から出力されるアナログ信号をディジタル信号に変換する。
タイミング発生回路18は撮像素子14、A/D変換器16およびD/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給し、メモリ制御回路22およびシステム制御部50によって制御される。
図2は電子カメラ100の内部構造の一部を示したものである。図2において、撮像素子14はフレキシブル基板14−2に実装されている。フレキシブル基板14−2の撮像素子14が実装される面とは反対側の面に温度センサ14−1が実装されている。第1の温度センサ14−1は撮像素子14の近傍の温度を測定している。
一般的に撮像素子は温度によって欠陥画素の数が変化するので、第1の温度センサ14−1の出力を用いて、撮像素子14の欠陥画素補正の制御を変更している。また、撮像素子14から出力される信号の位相が温度によって変化するので、第1の温度センサ14−1の出力を用いて、A/D変換器16の動作タイミングを変更しなければ、撮像素子14の出力をA/D変換することができない。
画像処理回路20は、A/D変換器16からのデータあるいはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
画像処理回路20は必要に応じて撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行う。
また、得られた演算結果に基づき、システム制御部50がAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理およびEF(フラッシュ調光)処理を行う。
また、画像処理回路20は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。尚、本実施形態では、AFセンサ42および測光センサ46を専用に備えている。
そのためシステム制御部50は、AFセンサ42および測光センサ46を用いてAF、AE、EFの各処理を行う。
測光センサ46は測光センサ内部に第2の温度センサ46−1を備えている。第2の温度センサ46−1は測光センサ46の温度を測定している。すなわち、第2の温度センサ46−1は撮像装置内部の温度を測定している。
測光センサ46は第2の温度センサ46−1の出力に基づいて、測光センサ46のゲイン調整を行っている。測光センサ46は図2に示すようにペンタプリズム132の射出面の近傍に配置されている。
メモリ制御回路22は、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30および圧縮・伸長回路32を制御する。
A/D変換器16からのデータは、画像処理回路20およびメモリ制御回路22を介して、あるいは直接、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24あるいはメモリ30に書き込まれる。
画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28に表示される。
撮像された画像データを画像表示部28で逐次表示するライブビュー機能を実現することが可能である。すなわち、ライブビュー開始スイッチ113が操作されることで、撮像素子14によって撮像される画像を逐次、画像表示部28に表示して、ライブビューを開始する。ライブビューが開始されている状態で、ライブビュー開始スイッチ113が操作されると、ライブビューが終了する。時計160はライブビューが終了してから経過した時間を計測するものである。時計160によって計測された時間はシステム制御50のメモリ52に記憶される。なお、時計160は電源88の接続が絶たれた状態でも時計用電池161により電源を供給される。
また、この画像表示部28は画像データだけでなく、各設定情報の表示や、電池残量の表示なども同時に行う。電池残量の表示を行う場合はシステム制御部50がデータを生成しメモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24へデータを書き込んだ後にD/A変換器を介して画像表示を行う。
また、画像表示部28はシステム制御部50の指示にしたがって表示のON/OFFを任意に行うことが可能であり、表示をOFFにした場合、電子カメラ100の電力消費を大幅に低減することができる。
メモリ30は撮影された静止画像や動画像を格納するもので、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶容量を有している。
したがって、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能である。
また、メモリ30はシステム制御部50の作業領域としても使用することが可能である。
圧縮・伸長回路32は適応離散コサイン変換(ADCT)などにより画像データを圧縮伸長するものであり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理あるいは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
シャッタ制御部40は設定された露光時間もしくは測光センサ46からの測光情報に基づいて決められる露光時間を実現するようにシャッタ12を制御する。
レンズユニット300内の撮影レンズ310に入射した光束がミラー130で分割した後、サブミラー(図示せず)で反射して、AFセンサ42に光学像として結像する。AFセンサ42は、光学像として結像された画像の合焦状態を検出する。システム制御部50はAFセンサ42の検出結果に基づいて、インターフェース120および320を介してAF制御部342にフォーカスレンズの駆動信号を出力する。AF制御部342は入力されたフォーカスレンズの駆動信号に基づいて撮影レンズ310のフォーカシングを制御する。
レンズユニット300内の撮影レンズ310に入射した光束がミラー130で分割された後、ペンタプリズム132で反射して、測光センサ46に光学像として結像する。測光センサ46は、光学像として結像された画像の輝度を測定する。
調光センサ48はフラッシュ部49と連携することにより、EF(フラッシュ調光)処理機能を有する。フラッシュ部49は、AF補助光の投光機能およびフラッシュ調光機能を有する。
システム制御部50は電子カメラ100全体を制御するものであり、既知のCPUなどを内蔵する。
メモリ52はシステム制御部50の動作用の定数、変数、プログラムなどを記憶する。
メモリ52には後述する図3のフローチャートとして示されるプログラムが記憶されている。
表示部54はシステム制御部50でのプログラムの実行に応じて、文字などで動作状態やメッセージなどを表示するものであり、電子カメラ100の操作部近辺の視認し易い箇所に設置されている。
表示部54は、LCD、LEDなどの組み合わせにより構成されている。また、表示部54の一部の機能は光学ファインダ104内に設けられている。
表示部54の表示内容のうち、LCDなどに表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマ表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示などがある。
また、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200の着脱状態を示す表示などがある。
さらに、記録媒体210の着脱状態の表示、レンズユニット300の着脱状態の表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示、外部コンピュータとの接続状態を示す表示などがある。
また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示などがある。
さらに、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示、記録媒体書き込み動作表示などがある。
また、表示部54の表示内容のうち、LED等に表示するものとしては、例えば、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示などがある。
さらに、記録媒体書き込み動作表示、マクロ撮影設定通知表示、二次電池充電表示などがある。
また、表示部54の表示内容のうち、ランプ等に表示するものとしては、例えば、セルフタイマ通知ランプ等がある。
このセルフタイマ通知ランプはAF補助光と共用してもよい。
不揮発性メモリ56は後述するプログラムなどが格納された電気的に消去・記録可能であり、不揮発性メモリとしてフラッシュメモリやEEPROMなどが用いられる。
モードダイアルスイッチ60は、自動撮影モード、プログラム撮影モード、シャッタ速度優先撮影モード、絞り優先撮影モード、マニュアル撮影モード焦点深度優先(デプス)撮影モードに切り替えて設定することが可能である。
これらの他にも、ポートレート撮影モード、風景撮影モード、接写撮影モード、スポーツ撮影モード、夜景撮影モード、パノラマ撮影モードなどの各機能撮影モードに切り替えて設定することが可能である。
第1のシャッタースイッチ62は、シャッターボタン(図示せず)の第1ストロークでONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュ調光)処理などの動作開始を指示する。
第2のシャッタースイッチ64は、シャッターボタン(図示せず)の第2ストロークでONとなる。
この第2のシャッタースイッチ64は、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理をする。
さらにメモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200、210に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
再生スイッチ66は、撮影モード状態で撮影した画像をメモリ30あるいは記録媒体200、210から読み出して画像表示部28に表示する再生動作の開始を指示する。
単写/連写スイッチ68は、第2のシャッタースイッチ64を押した場合、1コマの撮影を行って待機状態とする単写モードと、第2のシャッタースイッチ64を押している間、連続して撮影を行い続ける連写モードとを設定可能である。
ISO感度設定スイッチ69は、撮像素子14あるいは画像処理回路20におけるゲインの設定を変更することによりISO感度を設定できる。
操作部70は各種ボタンやタッチパネルなどである。
具体的には、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタンなどがある。
また、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマ切替ボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタンなどがある。
電源着脱検知部71は電池の装着の有無を検出する。
電源スイッチ72は、電子カメラ100の電源オン、電源オフの各モードを切り替え設定可能である。
また、電子カメラ100に接続されたレンズユニット300、外部ストロボ、記録媒体200、210等の各種付属装置の電源オン、電源オフの設定も合わせて切り替え設定可能である。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路などから構成されている。
電池の種類、電池残量の検出を行い、その検出結果およびシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部に供給する。
コネクタ84および86は電源88と接続される。
インターフェース90および94はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインターフェースである。
コネクタ92および96はメモリカードやハードディスクなどの記録媒体との接続を行う。記録媒体着脱検知部98はコネクタ92、96に記録媒体200、210が装着されているか否かを検知する。
尚、本実施形態では、記録媒体を取り付けるインターフェースおよびコネクタが2系統装備されているが、記録媒体を取り付けるインターフェースおよびコネクタは単数あるいは任意の数の系統数装備されていてもよい。
光学ファインダ104は、撮影レンズ310に入射した光束がミラー130で分割された後、ペンタプリズム132で反射して、光学像として結像させて表示することが可能である。
これにより、画像表示部28によるライブビュー機能を使用することなく、光学ファインダ104だけを用いて撮影を行うことが可能である。
また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示などが設けられている。
通信部110は、RS232C、USB、IEEE1394、SCSI、モデム、LAN、無線通信などの各種通信機能を有する。
インターフェース120はレンズマウント106内で電子カメラ100をレンズユニット300と接続するためのインターフェースである。
コネクタ122は電子カメラ100をレンズユニット300と電気的に接続する。
また、レンズマウント106およびコネクタ122にレンズユニット300が装着されているか否かを検知するレンズ着脱検知部を構成することができる。
コネクタ122は電子カメラ100とレンズユニット300との間で制御信号、状態信号、データ信号などを伝え合うと共に、各種電圧の電流を供給する機能も備えている。
記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスクなどから構成される記録部202、電子カメラ100とのインターフェース204、および電子カメラ100との接続を行うコネクタ206を有している。
記録媒体210は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部212、電子カメラ100とのインターフェース214、および電子カメラ100との接続を行うコネクタ216を有している。
第3の温度センサ202−1は記録部202および212近傍の温度を測定する。すなわち、第3の温度センサ202−1は撮像装置内部の温度を測定している。記録部202および212は図2の符号Sで示される部分に位置するもので、温度センサ202−1は図2に示すように、記録部202および212の近傍に配置されている。第3の温度センサ202−1で測定される温度が所定値を超える場合には、第2のシャッタースイッチ64がオンされたとしても、露光処理や現像処理を実行しないように制御される。
レンズマウント306はレンズユニット300を電子カメラ100と機械的に結合する。レンズマウント306内には、レンズユニット300を電子カメラ100と電気的に接続する各種機能が含まれている。
インターフェース320はレンズマウント306内でレンズユニット300を電子カメラ100と接続するためのインターフェースである。
コネクタ322はレンズユニット300を電子カメラ100と電気的に接続する。
コネクタ322は電子カメラ100とレンズユニット300との間で制御信号、状態信号、データ信号などを伝え合うと共に、各種電流が供給され、あるいは電流を供給する機能を備えている。
また、コネクタ322は電気信号だけでなく、光信号、音声信号などを伝達する構成としてもよい。
絞り制御部340は測光センサ46からの測光情報に基づいて、絞り312を制御する。
AF制御部342は撮影レンズ310のフォーカシングを制御する。
ズーム制御部344は撮影レンズ310のズーミングを制御する。
レンズシステム制御部350はレンズユニット300全体を制御する。
レンズシステム制御部350は、動作用の定数、変数、プログラムなどを記憶するメモリやレンズユニット300固有の番号などの識別情報の機能も備えている。
さらに、管理情報、開放絞り値や最小絞り値、焦点距離等の機能情報、現在や過去の各設定値などを保持する不揮発メモリの機能も備えている。
つぎに、第1の温度センサ14−1が故障等により異常であると判断された際、第2の温度センサ46−1および第3の温度センサ202−1の出力に基づいて、撮像素子14を制御する方法について説明する。
ライブビュー動作時以外は第1の温度センサ14−1、第2の温度センサ46−1および第3の温度センサ202−1の出力値に差は殆ど無い。しかし、ライブビュー動作中は撮像素子14の温度が急激に上昇するので、第1の温度センサ14−1、第2の温度センサ46−1および第3の温度センサ202−1の出力値に大きな差が出る。
図3は電子カメラ100がライブビュー動作を開始してからの第1の温度センサ14−1、46−1および第3の温度センサ202−1の出力値を示している。グラフG1は第1の温度センサ14−1の出力値を示している。グラフG2は第3の温度センサ202−1の出力値を示している。グラフG3は第2の温度センサ46−1の出力値を示している。そして、グラフG1’は第2の温度センサ46−1および第3の温度センサ202−1から予測した第1の温度センサ14−1の予測出力値である。
ライブビュー動作中は、撮像素子14、測光センサ46、記録部202に流れる電流は定電流である。したがって、第1の温度センサ14−1、第2の温度センサ46−1および第3の温度センサ202−1が測定する温度と温度上昇には差があるが上昇していく様子は同じである。
また、図2において、ライブビュー動作の開始後、120分でライブビュー動作を終了している。ライブビュー動作を終了した後の第1の温度センサ14−1、第2の温度センサ46−1および第3の温度センサ202−1の出力値は急激に低下し、ライブビュー動作の終了後の時間が経つにつれ、第1の温度センサ14−1、第2の温度センサ46−1および第3の温度センサ202−1の出力値は近い値になっていく。
このようなことから、2つの温度センサの出力値から残りの温度センサの出力値を予測することが可能である。
つまり、第2の温度センサ46−1および第3の温度センサ202−1の出力値が近い値の場合は、ライブビュー動作を行っている最中ではなく、また、ライブビュー動作を終了した直後でもないため、第1の温度センサ14−1の出力値も第2の温度センサ46−1および第3の温度センサ202−1の出力値に近いことが考えられる。
また、第2の温度センサ46−1と第3の温度センサ202−1の出力値に大きな差がある場合には、ライブビュー動作が行われている、もしくはライブビュー動作終了の直後であると考えられ、第1の温度センサ14−1の出力値は第2の温度センサ46−1および第3の温度センサ202−1の出力値と差があると考えられる。
以上のことを数式で表現すると、
第2の温度センサ46−1および第3の温度センサ202−1の出力値の差T3を

T3=(第3の温度センサ202−1の出力値)−(第2の温度センサ46−1の出力値)

とすると、

T3≦0℃のとき、(第1の温度センサ14−1の予測出力値)=(第3の温度センサ202−1の出力値)となる。

また、
T3>0℃のとき、(第1の温度センサ14−1の予測出力値)=(第3の温度センサ202−1の出力値)+α×T3(αは定数)となる。
ここで、所定の係数であるαの値は本実施形態では1.5とするが、この値は本発明を適用する撮像装置の消費電流等による値を加味して設定する。
図3のグラフG1’は第2の温度センサ46−1および第3の温度センサ202−1から予測した第1の温度センサ14−1の予測出力値であるが、ライブビュー動作中の第1の温度センサ14−1の出力値との差10℃以内に収まっている。
また、図3から、第1の温度センサ14−1、第2の温度センサ46−1および第3の温度センサ202−1の出力値はライブビュー動作中およびライブビュー動作の終了直後には大きな差があるが、それ以外の状態ではほぼ同じ出力値となることがわかる。よって、第1の温度センサ14−1の出力値が第2の温度センサ46−1および第3の温度センサ202−1の出力値と比較して大きな差があって、かつ第2の温度センサ46−1および第3の温度センサ202−1の出力値に大きな差がない場合には、第1の温度センサ14−1に異常があると判断することができる。
これは、例えば、温度センサが壊れている、もしくは温度センサ自体は正常に動作しているが調整値がずれて出力値がオフセットしている場合が考えられる。
また、第2の温度センサ46−1および第3の温度センサ202−1の出力値に大きな差がないことにより簡易的にこの2つの温度センサは正常であることが予測される。
以上の判断を、以下のように数式で表現することができる。
TAを第1の温度センサ14−1の出力値、TBを第2の温度センサ46−1の出力値、TCを第3の温度センサ202−1の出力値とする場合、
TA−TB=T1
TA−TC=T2
TC−TB=T3
とすると、

|(T1orT2)|>10℃ ∩ (|T3|<5℃)

以上の条件が成り立つ場合に、温度センサ14−1に何らかの異常が生じており、第2の温度センサ46−1および第3の温度センサ202−1の出力値が信頼出来ると判断して、撮像素子14の動作制御を第2の温度センサ46−1および第3の温度センサ202−1の出力値から予測した第1の温度センサ14−1の予測出力値を用いて行う。
つぎに、図4のフローチャートを用いて、本実施形態の動作について説明する。
電源スイッチ72がオンされるとシステム制御部50によりこれを検出し、電子カメラ100の動作を開始する。
第2のシャッタースイッチ64がONすることによりシステム制御50が開始する撮像動作の度に、図3のフローチャートの動作を行う。
まず、S1のステップでは、第2のシャッタースイッチ64のON信号をシステム制御部50が受け取り、動作を開始する。
次に、S2のステップでは、システム制御50がライブビュー動作を行っているかを判断する。
すなわち、ライブビュー開始スイッチ113が押されていればライブビュー中であると判断し、S8のステップへ移行する。
S8のステップでは第1の温度センサ14−1の出力値TAにより撮像素子の動作を制御する。
ライブビュー中でなければS3のステップへ移行する。
S3のステップでは、最後に行ったライブビュー動作が終了してからの経過時間をシステム制御50が、メモリ52に保存されている経過時間情報を読み出すことにより判断する。
ライブビュー動作が終了してからの経過時間が15分以内であればS8に移行する。
ライブビュー動作が終了してからの経過時間が15分以上であればS4のステップへ移行する。
S4のステップでは、システム制御部50が第1の温度センサ14−1、第2の温度センサ46−1および第3の温度センサ202−1の出力値を取得する。
次に、S5のステップでは、システム制御部50がS4のステップで取得した第1の温度センサ14−1、第2の温度センサ46−1および第3の温度センサ202−1の出力値をそれぞれ比較する。
次に、S6のステップでは、システム制御部50がS5のステップでの比較結果を用いて以下の判定を行う。

|(T1orT2)|>10℃ ∩ (|T3|<5℃)

すなわち、判定手段としてのシステム制御部50は、第1の温度センサの出力値と第2の温度センサの出力値との差の絶対値、または第1の温度センサの出力値と第3の温度センサの出力値との差の絶対値が第1の所定値である10℃より大きく、かつ、第2の温度センサの出力値と第3の温度センサの出力値との差が第2の所定値である5℃より小さい、という条件を満たすかどうかを判定している。
この結果がYESであればS7のステップに移行し、この結果がNOであればS8のステップに移行する。S7のステップに移行すると、システム制御部50は第2の温度センサ46−1および第3の温度センサ202−1の出力値から予測される第1の温度センサ14−1の予測出力値の演算を行う。ここで、システム制御部50は演算手段として機能している。
そして、S9のステップに移行して、システム制御部50は演算した第1の温度センサ14−1の予測出力値を用いて、撮像素子14の動作制御を行う。ここで、システム制御部50は制御手段として機能している。
S7のステップにおける第1の温度センサ14−1の予測出力値の演算は以下のとおりとする。
第2の温度センサ46−1および第3の温度センサ202−1の出力値の差T3を
T3=(第3の温度センサ202−1の出力値)−(第2の温度センサ46−1の出力値)
とすると、

T3≦0℃のとき、(第1の温度センサ14−1の予測出力値TA’)=(第3の温度センサ202−1の出力値)となる。

また、
T3>0℃のとき (第1の温度センサ14−1の予測出力値TA’)=(第3の温度センサ202−1の出力値)+1.5×T3となる。
また、S3のステップにてYESとなった場合、S6のステップにてNOとなった場合には、S8のステップに移行する。S8のステップでは、第1の温度センサ14−1の出力値を用いて、撮像素子14の動作制御を行う。以上のような動作がシステム制御部50によって繰り返されることにより、第1の温度センサ14−1に何らかの異常が生じ、その出力が信頼出来なくなったとしても、異常な出力値を用いて撮像素子14の動作制御が行われることはない。したがって、仮に第1の温度センサ14−1が故障したとしても撮像素子14への影響を最小限に抑えることが可能となる。
50:システム制御部
100:電子カメラ
14:撮像素子
14−1:第1の温度センサ
46−1:第2の温度センサ
202−1:第3の温度センサ

Claims (3)

  1. 撮像素子を備える撮像装置であって、
    前記撮像素子の近傍の温度を測定する第1の温度センサと、
    前記撮像装置内部の温度を測定する第2の温度センサと、
    前記撮像装置内部の温度を測定する第3の温度センサと、
    前記第2の温度センサの出力値と前記第3の温度センサの出力値に基づいて前記第1の温度センサの予測出力値を演算する演算手段と、
    前記撮像装置がライブビュー動作中ではないときに、前記第1の温度センサの出力値と前記第2の温度センサの出力値との差の絶対値、
    または、前記第1の温度センサの出力値と前記第3の温度センサの出力値との差の絶対値が第1の所定値より大きく、
    かつ、前記第2の温度センサの出力値と前記第3の温度センサの出力値との差が前記第1の所定値よりも小さい値で第2の所定値より小さい、という条件を満たすかどうかを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記条件を満たさないと判定されるときには、前記第1の温度センサの出力値で前記撮像素子を制御すると共に、
    前記条件を満たすと判定されるときには前記演算手段によって演算される前記第1の温度センサの予測出力値を用いて前記撮像素子を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記演算手段は、前記第3の温度センサの出力値から前記第2の温度センサの出力値を減算した値が0以下である場合には、
    前記第3の温度センサの出力値を前記第1の温度センサの予測出力値とし、
    前記第3の温度センの出力値から前記第2の温度センサの出力値を減算した値が0より大きい場合には、
    前記第3の温度センサの出力値に、前記第3の温度センサの出力値と前記第3の温度センサの出力値から前記第2の温度センサの出力値を減算した値に所定の係数を乗じた値を加えた値を前記第1の温度センサの予測出力値とすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1の温度センサは前記撮像素子が実装される基板に実装される温度センサであり、
    前記第2の温度センサは画像の輝度を測定する測光センサ内部の温度センサであり、
    前記第3の温度センサは画像データを記録する記録部の近傍に配置される温度センサであることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0488067A (ja) * 1990-07-31 1992-03-19 Nippon Cement Co Ltd 導体ペースト
JP2013211780A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Nikon Corp 固体撮像素子、及び撮像装置
CN106525107A (zh) * 2016-11-23 2017-03-22 江苏四五安全科技有限公司 一种通过仲裁方式鉴定传感器失效的方法
JP2017201817A (ja) * 2017-06-29 2017-11-09 株式会社ニコン 固体撮像素子、及び撮像装置

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