JP5233359B2 - メール送受信プログラム、メール送受信装置およびメール送受信システム - Google Patents

メール送受信プログラム、メール送受信装置およびメール送受信システム Download PDF

Info

Publication number
JP5233359B2
JP5233359B2 JP2008082473A JP2008082473A JP5233359B2 JP 5233359 B2 JP5233359 B2 JP 5233359B2 JP 2008082473 A JP2008082473 A JP 2008082473A JP 2008082473 A JP2008082473 A JP 2008082473A JP 5233359 B2 JP5233359 B2 JP 5233359B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
safety
user
mail
information
organization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008082473A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009239566A (ja
Inventor
祐介 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2008082473A priority Critical patent/JP5233359B2/ja
Publication of JP2009239566A publication Critical patent/JP2009239566A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5233359B2 publication Critical patent/JP5233359B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、電子メールの送受信を行うメール送受信プログラム、メール送受信装置およびメール送受信システムに関し、特に、グループを構成するメンバの安否確認に関する情報を収集して提供するメール送受信プログラム、メール送受信装置およびメール送受信システムに関する。
電子メールの普及に伴い、国家機関、地方公共団体、企業その他の組織においても、組織内および組織外との情報のやりとりに電子メールを用いることが一般的になっている。このような組織において、業務の効率化、迅速化および利便性を高めるために、モバイル環境を整備して、組織のメンバ(組織が有する電子メールシステムのユーザ)が、出先、自宅など外部からでも組織と電子メールで連絡できる環境を用意することが一般に行われている。
これに関して、従来、電子メールによって特定の組織に属する利用者の安否情報を収集して、収集した安否情報を出力する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。これにより、特定の組織に所属する利用者の安否情報を効率良く把握できる。
特開2003−198751号公報
しかし、上記の特許文献1に記載された技術では、緊急連絡用のメールアドレスを組織が管理する必要がある。この場合、緊急連絡用のメールアドレスは、例えば、個人の携帯電話、自宅、家族のメールアドレスなどが考えられる。これに対して、例えば、このような個人のプライバシーにも関わるようなメールアドレスを提供させ、職場などがこれを管理することに抵抗を持つメンバが生じることも十分考えられる。このようなメンバに緊急用のメールアドレスとしてプライベートのメールアドレスの開示を強要することは、個人のプライバシーの尊重の観点から好ましくないという問題点がある。
また、災害発生時などの非常事態には、組織に対して普段電子メールでの連絡に使用している端末がメンバの身近にない場合、端末または通信回線に不具合が発生している場合なども十分生じ得る。このような場合には、通常時においてユーザが組織との連絡に使用しているメールアドレスでユーザが組織と連絡することができないという問題点もある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、個人のプライバシーに配慮しながら、速やかにメンバの安否確認に関する情報を収集することができるメール送受信プログラム、メール送受信装置およびメール送受信システムを提供することを目的とする。
このコンピュータに、電子メールの送受信を行う処理を実行させるメール送受信プログラムは、前記コンピュータを、ユーザに対して前記ユーザの安否の連絡である安否連絡を要求する安否要求指示を受け付ける要求指示受付手段、ユーザ情報記憶手段に記憶されている、前記ユーザと、前記ユーザ本人にのみ提示されるメールアドレスである安否メールアドレスと前記ユーザが所属する組織において使用している組織メールアドレスとを対応付けて示すユーザ情報を読み出し、読み出した前記ユーザ情報を参照して、前記ユーザの前記安否メールアドレスを取得する安否アドレス取得手段、前記要求指示受付手段によって受け付けられた前記安否要求指示に基づいて、前記組織メールアドレスにて送受信するウェブメールシステムにログインするためのアドレス情報と前記安否連絡を要求する旨とを含む安否要求メールを生成し、生成した前記安否要求メールを前記安否アドレス取得手段によって取得された前記ユーザの前記安否メールアドレスに対して送信するメール送信手段、前記ユーザが前記ウェブメールシステムにログインして、前記組織メールアドレスを使用することにより送信された前記安否連絡を受け付ける連絡受付手段、前記連絡受付手段によって受け付けられた前記ユーザによる前記安否連絡に基づいて、前記ユーザの安否を示す安否情報を生成し、生成した前記安否情報を安否情報記憶手段に記憶させる安否情報生成手段、前記安否情報の提供を要求する安否提供指示を受け付ける提供指示受付手段、前記提供指示受付手段が受け付けた前記安否提供指示に応じて、前記安否情報記憶手段に記憶されている前記安否情報を読み出し、読み出した前記安否情報を提供する安否情報提供手段、前記ユーザによる前記安否連絡が前記連絡受付手段により受け付けられないまま、前記安否要求指示が出されてから所定時間が経過した場合、前記ユーザの前記安否情報のステータスを更新し、前記ユーザの当該安否情報を提供する手段、として機能させる。
このようなメール送受信プログラムを実行するコンピュータによれば、要求指示受付手段により、安否要求指示が受け付けられる。安否アドレス取得手段により、ユーザの安否メールアドレスが取得される。メール送信手段により、組織メールアドレスにて送受信するウェブメールシステムにログインするためのアドレス情報を含む安否要求メールがユーザの安否メールアドレスに対して送信される。連絡受付手段により、ユーザがウェブメールシステムにログインして、組織メールアドレスを使用することにより送信された安否連絡が受け付けられる。安否情報生成手段により、安否情報が記憶される。提供指示受付手段により、安否提供指示が受け付けられる。安否情報提供手段により、安否提供指示に応じて、安否情報が提供される。ユーザによる安否連絡が連絡受付手段により受け付けられないまま、安否要求指示が出されてから所定時間が経過した場合、ユーザの安否情報のステータスが更新され、ユーザの安否情報が提供される。
また、電子メールの送受信を行うメール送受信装置は、ユーザと、前記ユーザ本人にのみ提示されるメールアドレスである安否メールアドレスと前記ユーザが所属する組織において使用している組織メールアドレスとを対応付けて示すユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、前記ユーザの安否を示す安否情報を記憶する安否情報記憶手段と、前記ユーザに対して前記ユーザの安否の連絡である安否連絡を要求する安否要求指示を受け付ける要求指示受付手段と、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ情報を読み出し、読み出した前記ユーザ情報を参照して、前記ユーザの前記安否メールアドレスを取得する安否アドレス取得手段と、前記要求指示受付手段によって受け付けられた前記安否要求指示に基づいて、前記組織メールアドレスにて送受信するウェブメールシステムにログインするためのアドレス情報と前記安否連絡を要求する旨とを含む安否要求メールを生成し、生成した前記安否要求メールを前記安否アドレス取得手段によって取得された前記ユーザの前記安否メールアドレスに対して送信するメール送信手段と、前記ユーザが前記ウェブメールシステムにログインして、前記組織メールアドレスを使用することにより送信された前記安否連絡を受け付ける連絡受付手段と、前記連絡受付手段によって受け付けられた前記ユーザによる前記安否連絡に基づいて、前記ユーザの安否を示す前記安否情報を生成し、生成した前記安否情報を前記安否情報記憶手段に記憶させる安否情報生成手段と、前記安否情報の提供を要求する安否提供指示を受け付ける提供指示受付手段と、前記提供指示受付手段が受け付けた前記安否提供指示に応じて、前記安否情報記憶手段に記憶されている前記安否情報を読み出し、読み出した前記安否情報を提供する安否情報提供手段と、前記ユーザによる前記安否連絡が前記連絡受付手段により受け付けられないまま、前記安否要求指示が出されてから所定時間が経過した場合、前記ユーザの前記安否情報のステータスを更新し、前記ユーザの当該安否情報を提供する手段と、を有する。
このようなメール送受信装置によれば、要求指示受付手段により、安否要求指示が受け付けられる。安否アドレス取得手段により、ユーザの安否メールアドレスが取得される。メール送信手段により、組織メールアドレスにて送受信するウェブメールシステムにログインするためのアドレス情報を含む安否要求メールがユーザの安否メールアドレスに対して送信される。連絡受付手段により、ユーザがウェブメールシステムにログインして、組織メールアドレスを使用することにより送信された安否連絡が受け付けられる。安否情報生成手段により、安否情報が記憶される。提供指示受付手段により、安否提供指示が受け付けられる。安否情報提供手段により、安否提供指示に応じて、安否情報が提供される。ユーザによる安否連絡が連絡受付手段により受け付けられないまま、安否要求指示が出されてから所定時間が経過した場合、ユーザの安否情報のステータスが更新され、ユーザの安否情報が提供される。
また、電子メールの送受信を行うメール送受信システムは、ユーザと、前記ユーザ本人にのみ提示されるメールアドレスである安否メールアドレスと前記ユーザが所属する組織において使用している組織メールアドレスとを対応付けて示すユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、前記ユーザの安否を示す安否情報を記憶する安否情報記憶手段と、前記ユーザに対して前記ユーザの安否の連絡である安否連絡を要求する安否要求指示を受け付ける要求指示受付手段と、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ情報を読み出し、読み出した前記ユーザ情報を参照して、前記ユーザの前記安否メールアドレスを取得する安否アドレス取得手段と、前記要求指示受付手段によって受け付けられた前記安否要求指示に基づいて、前記組織メールアドレスにて送受信するウェブメールシステムにログインするためのアドレス情報と前記安否連絡を要求する旨とを含む安否要求メールを生成し、生成した前記安否要求メールを前記安否アドレス取得手段によって取得された前記ユーザの前記安否メールアドレスに対して送信するメール送信手段と、前記ユーザが前記ウェブメールシステムにログインして、前記組織メールアドレスを使用することにより送信された前記安否連絡を受け付ける連絡受付手段と、前記連絡受付手段によって受け付けられた前記ユーザによる前記安否連絡に基づいて、前記ユーザの安否を示す前記安否情報を生成し、生成した前記安否情報を前記安否情報記憶手段に記憶させる安否情報生成手段と、前記安否情報の提供を要求する安否提供指示を受け付ける提供指示受付手段と、前記提供指示受付手段が受け付けた前記安否提供指示に応じて、前記安否情報記憶手段に記憶されている前記安否情報を読み出し、読み出した前記安否情報を提供する安否情報提供手段と、前記ユーザによる前記安否連絡が前記連絡受付手段により受け付けられないまま、前記安否要求指示が出されてから所定時間が経過した場合、前記ユーザの前記安否情報のステータスを更新し、前記ユーザの当該安否情報を提供する手段と、を有するメール送受信装置と、前記メール送受信装置と通信回線によって接続され、前記メール送信手段によって送信された前記安否要求メールを受信し、受信した前記安否要求メールに関する表示を表示し、前記ユーザの操作に基づいて前記安否連絡を前記メール送受信装置に出力する端末装置と、を有する。
このようなメール送受信システムによれば、メール送受信装置が有する、要求指示受付手段により、安否要求指示が受け付けられる。安否アドレス取得手段により、ユーザの安否メールアドレスが取得される。メール送信手段により、組織メールアドレスにて送受信するウェブメールシステムにログインするためのアドレス情報を含む安否要求メールがユーザの安否メールアドレスに対して送信される。端末装置により、安否要求メールが受信され、ユーザがウェブメールシステムにログインして、組織メールアドレスを使用することにより生成された安否連絡がメール送受信装置に出力される。メール送受信装置が有する、連絡受付手段により、ユーザがウェブメールシステムにログインして、組織メールアドレスを使用することにより送信された安否連絡が受け付けられる。安否情報生成手段により、安否情報が記憶される。提供指示受付手段により、安否提供指示が受け付けられる。安否情報提供手段により、安否提供指示に応じて、安否情報が提供される。ユーザによる安否連絡が連絡受付手段により受け付けられないまま、安否要求指示が出されてから所定時間が経過した場合、ユーザの安否情報のステータスが更新され、ユーザの安否情報が提供される。
開示のメール送受信プログラム、メール送受信装置およびメール送受信システムによれば、緊急用の安否メールアドレスを、他のユーザに知られることなく安否の確認をとることができるので、個人のプライバシーに配慮しながら、速やかにメンバの安否確認に関する情報を収集することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態の概要を示す図である。図1に示すメール送受信装置は、電子メールの送受信を行うとともに、ユーザ2aが操作する端末装置2との間でウェブメールに関するデータの通信を行う。メール送受信装置1は、メール送受信プログラムにより、コンピュータが以下のように機能するものである。
メール送受信装置1は、ユーザ2aの安否を示す情報を収集して提供するために、要求指示受付手段1a、安否アドレス取得手段1b、メール送信手段1c、連絡受付手段1d、安否情報生成手段1e、提供指示受付手段1f、安否情報提供手段1g、ユーザ情報記憶手段1hおよび安否情報記憶手段1iを有する。
要求指示受付手段1aは、ユーザ2aに対してユーザ2aの安否の連絡である安否連絡を要求する安否要求指示を受け付ける。この安否要求指示は、メール送受信装置1の管理者などによって、例えば自然災害などの緊急事態が発生した時に、メール送受信装置1を操作することによってなされる指示である。
安否アドレス取得手段1bは、ユーザ情報記憶手段1hに記憶されている、ユーザ2aと、ユーザ2a本人にのみ提示されるメールアドレスである安否メールアドレスとを対応付けて示すユーザ情報を読み出し、読み出したユーザ情報を参照して、ユーザ2aの安否メールアドレスを取得する。
メール送信手段1cは、要求指示受付手段1aによって受け付けられた安否要求指示に基づいて、安否連絡を要求する旨を通知する安否要求メールを生成し、生成した安否要求メールを安否アドレス取得手段1bによって取得されたユーザ2aの安否メールアドレスに対して送信する。この安否要求メールは、ユーザ2aが操作する端末装置2においてユーザに読まれることになる。
連絡受付手段1dは、ユーザ2aによる安否連絡を受け付ける。この安否連絡について、ユーザは、例えば、端末装置2を用いて行うことができる。
安否情報生成手段1eは、連絡受付手段1dによって受け付けられたユーザ2aによる安否連絡に基づいて、ユーザ2aの安否を示す安否情報を生成し、生成した安否情報を安否情報記憶手段1iに記憶させる。
提供指示受付手段1fは、安否情報の提供を要求する安否提供指示を受け付ける。
安否情報提供手段1gは、提供指示受付手段1fが受け付けた提供指示に応じて、安否情報記憶手段1iに記憶されている安否情報を読み出し、読み出した安否情報を提供する。
ユーザ情報記憶手段1hは、ユーザ2aと、ユーザ2a本人にのみ提示されるメールアドレスである安否メールアドレスとを対応付けて示すユーザ情報を記憶する。
安否情報記憶手段1iは、連絡受付手段1dによって受け付けられたユーザ2aによる安否連絡に基づき安否情報生成手段1eによって生成される、ユーザ2aの安否を示す情報である安否情報を記憶する。
端末装置2は、携帯電話、ノートパソコンなどのデータ通信可能な端末装置であり、メール送受信装置1が有する図示しない通信手段と、通信回線によって接続される。端末装置2は、ユーザ2aの操作に基づいて、ウェブメールに関するデータをメール送受信装置1に出力するとともに、メール送受信装置1から出力されたウェブメールに関するデータに基づく表示を、図示しない表示部に表示する。この端末装置2によって、安否要求メールが受信されるとともに、ユーザは安否連絡を行うことができる。
このようなメール送受信装置1によれば、要求指示受付手段1aにより、安否連絡を要求する安否要求指示が受け付けられる。安否アドレス取得手段1bにより、ユーザ情報からユーザ2aの安否メールアドレスが取得される。メール送信手段1cにより、安否要求メールがユーザ2aの安否メールアドレスに対して送信される。連絡受付手段1dにより、ユーザ2aによる安否連絡が受け付けられる。安否情報生成手段1eにより、安否連絡に基づいて生成された安否情報が記憶される。提供指示受付手段1fにより、安否情報の提供を要求する安否提供指示が受け付けられる。安否情報提供手段1gにより、安否情報が提供される。
これによって、安否アドレス取得手段1bにより、ユーザ情報からユーザ2aの安否メールアドレスが取得され、メール送信手段1cにより、安否要求メールがユーザ2aの安否メールアドレスに対して送信されるので、緊急用の安否メールアドレスを、他のユーザに知られることなく安否の確認をとることができる。このため、個人のプライバシーに配慮しながら、速やかにメンバの安否確認に関する情報を収集することができる。
以下、本実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本実施の形態のシステム構成を示す図である。図2に示すメールシステムは、組織30内の電子メールおよび組織30を構成するメンバが、組織30内の端末装置31,32同士、および組織30の外部の端末装置である携帯電話21、ノートパソコン22、端末装置23と組織30内との間で電子メールの送受信、送受信の確認および電子メールの閲覧ならびにこれらの操作を行うシステムである。
ここで、組織の範囲については、必要に応じて定まるものとする。会社の場合においては、例えば、一つの部門を組織として扱ってもよいし、会社全体を組織として扱ってもよい。同様に、地方公共団体の場合においては、例えば、一つの部署を組織として扱ってもよいし、団体そのものを組織として扱ってもよい。
本実施の形態に係るメールシステムでは、端末装置31,32が、LAN(Local Area Network)10を介して、電子メールの送受信を行うためのメールサーバ100と接続されている。また、メールサーバ100は、インターネット(Internet)40と接続可能であるとともに、インターネット40を介して、移動体通信事業を行っている通信事業者が提供する図示しない無線通信回線と接続可能である。
メールサーバ100は、これらのインターネット40、通信事業者を介して、携帯電話21、ノートパソコン22、端末装置23と接続可能である。
メールサーバ100は、組織30内および組織30内と外部との間の電子メールの送受信を行うメールサーバであり、さらにユーザの携帯電話21、ノートパソコン22、端末装置23との間で電子メールに関するデータを通信する他、組織30内の電子メールのアカウント管理なども行う。
メールサーバ100は、インターネット40、無線通信回線を介して、組織30に属するユーザが外出先などにおいて携帯電話21、ノートパソコン22、端末装置23上で作成された内部メールを格納する機能を有する。また、メールサーバ100は、インターネット40を介して組織30の外部から組織30内に送信された電子メールを受信して格納する機能を有する。
また、メールサーバ100は、図示しないメール情報記憶部に格納されている電子メールを、携帯電話21、ノートパソコン22、端末装置23上で、電子メールの受信者であるユーザの要求に応じてウェブメールとして操作させる機能を有する。ここで、電子メールの操作とは、電子メールの新規作成およびその送信、受信または送信した電子メールの閲覧、受信した電子メールに対する返信メールの作成、受信または送信した電子メールの当該アカウントからの削除、作成中の電子メールの一時保存などの電子メールを管理するための操作である。
電子メールの操作に際しては、ユーザIDとパスワードとを携帯電話21、ノートパソコン22、端末装置23(例えば、携帯電話21)上から入力させ、予め登録されている認証情報と一致した場合のみ、当該ユーザに対して、組織30内部から当該ユーザに対して書き込まれた内部メールおよび組織30の外部から当該ユーザに対して送信された外部メールの操作を行わせる。この電子メールの操作時には、メールサーバ100は、ユーザの操作する携帯電話21に対してユーザが操作する電子メールの内容を示す情報を、インターネット40、無線通信回線を介して送信する。この電子メールの内容を示す情報を受信した携帯電話21は、図示しない表示部においてその電子メールの内容を表示する。ユーザは、この表示部に表示された電子メールの内容に基づいて、その電子メールを操作する。
また、メールサーバ100は、携帯電話21、ノートパソコン22、端末装置23によって作成された電子メールを、インターネット40を介して外部に送信する機能を有する。電子メールの送信に際しては、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)に基づいてユーザによる電子メールの作成および送信の要求を受け付け、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)、POP(Post Office Protocol)/IMAP(Internet Message Access Protocol)に従ってユーザが指定した送信先に電子メールを送信する。
ここで、本実施の形態では、メールサーバ100の管理下で格納され、組織30内の端末装置31,32のブラウザ上および組織30に属するユーザが操作する携帯電話21、ノートパソコン22、端末装置23のみから組織30内のユーザによって操作可能である電子メールを「ウェブメール」とする。以下に示す内部メールはもとより、組織30の外部からメールサーバ100に送信された外部メールも、組織30内ではユーザによりウェブメールとして閲覧その他の操作が行われる。
また、組織30内の端末装置31,32で作成され、組織30の内部のユーザ同士のみでやりとりされる電子メールを「内部メール」とする。一方、組織30の内部のユーザと、インターネット40およびメールサーバ100を介して組織30の外部との間でやりとりされる電子メールを「外部メール」とする。
なお、本実施の形態では、「電子メール」には、内部メールおよび外部メールの両方が含まれ、さらにウェブメールも含まれるものとする。
また、内部メールは、組織30内の端末装置31,32のブラウザ上および組織30に属するユーザが操作する携帯電話21、ノートパソコン22、端末装置23で作成される場合もある。
作成された内部メールは、メールサーバ100内にウェブメールとして格納され、組織30内の端末装置31,32のブラウザ上および組織30に属するユーザが操作する携帯電話21、ノートパソコン22、端末装置23で、内部メールの宛先に設定された組織30内のアカウントでログインしたユーザのみが操作できる。
外部メールが組織30内から外部に送信される場合には、端末装置31,32のブラウザ上または組織30に属するユーザが操作する携帯電話21、ノートパソコン22、端末装置23で作成され、ユーザの送信指示により、メールサーバ100からインターネット40を介して、一旦、送信先である送信相手の電子メールを管理するメールサーバ(図示省略)に送信される。その後、送信相手の電子メールを管理するメールサーバから、例えば送信相手が用いる外部の図示しない端末装置などに対して送信される。
なお、メールサーバ100は、外部メールのみを扱うものとしてもよく、または内部メールのみを扱うものとしてもよい。
また、本実施の形態では、メールサーバ100がウェブメールを管理する機能を有するが、これに限らず、メールサーバ100とは異なるウェブメール専用サーバなどの独立した装置がウェブメールを管理する機能を有してもよく、さらに別の機能を有するサーバなどの兼用の装置がウェブメールを管理する機能を有してもよい。
携帯電話21、ノートパソコン22、端末装置23は、組織30内部のユーザが、帰宅時、外出時など組織30の外部でメールサーバ100が提供するウェブメールを利用するために、メールサーバ100と接続可能かつデータ通信可能な端末装置である。携帯電話21、ノートパソコン22、端末装置23は、インターネット40、契約している通信事業者が提供する無線通信回線を介してメールサーバ100と接続可能である。携帯電話21、ノートパソコン22、端末装置23は、ウェブメールを使用する機能を有するとともに、メールサーバ100を操作してメールサーバ100からインターネット40を介して組織30の外部に電子メールを送受信する機能を有する。
端末装置31,32は、組織30内部のユーザが、メールサーバ100が提供するウェブメールを利用するために、組織30内に設けられたコンピュータである。端末装置31,32は、メールサーバ100が提供するウェブメールを使用する機能を有するとともに、メールサーバ100を操作してメールサーバ100からインターネット40を介して組織30の外部に電子メールを送受信する機能を有する。
次に、メールサーバ100のハードウェア構成について説明する。
図3は、メールサーバのハードウェア構成を示す図である。メールサーバ100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス107を介してRAM(Random Access Memory)102、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105および通信インタフェース106が接続されている。
RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。HDD103には、OSやアプリケーションプログラムが格納される。
グラフィック処理装置104には、モニタ11が接続されている。グラフィック処理装置104は、CPU101からの命令に従って、画像をモニタ11の画面に表示させる。入力インタフェース105には、キーボード12とマウス13とが接続されている。入力インタフェース105は、キーボード12やマウス13から送られてくる信号を、バス107を介してCPU101に送信する。
通信インタフェース106は、LAN10、インターネット40などのネットワークに接続されている。通信インタフェース106は、これらのネットワークを介して、他のコンピュータ、携帯電話などの移動端末装置との間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。
次に、メールサーバ100のモジュール構成について説明する。図4は、メールサーバの機能を示すブロック図である。本実施の形態のメールサーバ100は、電子メールの送受信を行うとともに、組織30に属す外部のユーザの端末装置(携帯電話21、ノートパソコン22、端末装置23、例えば、携帯電話21)との間で電子メールに関するデータを通信するサーバである。
メールサーバ100は、ユーザの安否を示す情報を収集して提供するために、要求指示受付部111、安否アドレス取得部112、メール送信部113、連絡受付部114、安否情報生成部115、提供指示受付部116、安否情報提供部117、認証部118、ユーザ情報記憶部151、組織情報記憶部152および安否情報記憶部153を有する。
また、メールサーバ100は、上記のように、インターネット40および無線通信回線を介して外部の携帯電話21、ノートパソコン22、端末装置23(例えば、携帯電話21)と接続されている(図2参照)。
要求指示受付部111は、ユーザに対してユーザの安否の連絡である安否連絡を要求する安否要求指示を受け付ける。この安否要求指示は、メールサーバ100の管理者などによって、例えば自然災害などの緊急事態が発生した時に、メールサーバ100を直接または通信回線を通じて操作することによってなされる指示である。
安否アドレス取得部112は、ユーザ情報記憶部151に記憶されている、ユーザと、組織30において通常時にユーザのメールアドレスとして用いられている組織メールアドレスおよびユーザ本人にのみ提示されるメールアドレスである安否メールアドレスとを対応付けて示すユーザ情報を読み出し、読み出したユーザ情報を参照して、ユーザの安否メールアドレスを取得する。また、安否アドレス取得部112は、ユーザ情報記憶部151に記憶されているユーザ情報を読み出し、読み出したユーザ情報を参照して、組織30において通常時に安否管理者であるユーザの組織メールアドレスおよび安否管理者であるユーザの安否メールアドレスを取得する。この安否管理者は、組織30において他のユーザの安否を管理する役割を与えられている者である。例えば、企業などの団体であれば、上司がこれに該当する。
メール送信部113は、要求指示受付部111によって受け付けられた安否要求指示に基づいて、安否連絡を要求する旨を通知する安否要求メールを生成し、生成した安否要求メールを安否アドレス取得部112によって取得されたユーザの組織メールアドレスおよび安否メールアドレスに対して送信する。この安否要求メールは、ユーザによって携帯電話21において読まれることになる。
ここで、メール送信部113は、ユーザが操作する端末装置にログイン画面(図12参照)を表示させる画面接続情報(図11参照)を安否要求メールに含むように生成し、生成した安否要求メールを安否アドレス取得部112によって取得されたユーザの組織メールアドレスおよび安否メールアドレスに対して送信する。
また、メール送信部113は、安否管理者が操作する端末装置にログイン画面を表示させる画面接続情報(図13参照)を含み、安否管理者に対して安否情報生成部115によって生成された安否情報の確認を要求する旨を通知する安否報告メールを生成し、生成した安否報告メールを安否アドレス取得部112によって取得された安否管理者の組織メールアドレスおよび安否メールアドレスに対して送信する。
これらの画面接続情報は、メールサーバ100と通信することによってログイン画面をユーザが操作する携帯電話21上に表示させるURL(Uniform Resource Locator)である。
連絡受付部114は、ユーザによる安否連絡を受け付ける。この安否連絡は、ユーザにより、メールサーバ100によって提供されるウェブメールを用いて行われる。
連絡受付部114は、ユーザが操作する端末装置にログインの操作を受け付けるログイン画面を表示させる。連絡受付部114は、ログイン画面を操作することにより認証部118によって認証されたユーザによる安否連絡を受け付ける。また、連絡受付部114は、安否管理者によるユーザの安否の連絡である代理連絡を受け付ける。
安否情報生成部115は、連絡受付部114によって受け付けられたユーザによる安否連絡に基づいて、ユーザの安否を示す安否情報を生成し、生成した安否情報を安否情報記憶部153に記憶させる。また、安否情報生成部115は、連絡受付部114によって受け付けられた安否管理者による代理連絡に基づいて、ユーザの安否を示す安否情報を生成し、生成した安否情報を安否情報記憶部153に記憶させる。
提供指示受付部116は、安否情報の提供を要求する安否提供指示を受け付ける。
提供指示受付部116は、認証部118によって認証された安否管理者による安否情報の提供を要求する安否提供指示を受け付ける。また、提供指示受付部116は、ログイン画面を操作することにより認証部118によって認証された安否管理者による安否提供指示を受け付ける。
安否情報提供部117は、提供指示受付部116が受け付けた提供指示に応じて、管理者取得部119によって取得された安否管理者に対応付けられたユーザの安否情報を、安否情報記憶部153から読み出し、読み出した安否情報を安否提供指示を受け付けた安否管理者に提供する。
認証部118は、ユーザのアカウントに対するログインを認証する。具体的には、認証部118は、ユーザのログインの正当性を担保するために、携帯電話21が入力を受け付けたユーザのアカウントに対応するIDおよびIDに対応するパスワードにより、ユーザの電子メールを管理するアカウントに対するログインを認証する。認証に成功した場合、メールサーバ100は、携帯電話21によるユーザのログインを許可し、携帯電話21に対して、認証されたIDのアカウントに応じたメール情報の提供その他の通信を行う。これにより、メールサーバ100は、携帯電話21でアクセスしたユーザを認証する。そして、ユーザは、携帯電話21によってメールサーバ100と通信を行うことができ、携帯電話21によってIDに対応するアカウントに送信された電子メールの閲覧、削除、新規作成、返信メールの作成、安否連絡その他の操作を行うことができる。
また、認証部118は、安否管理者が有するユーザのアカウントに対するログインを認証する。ログインした安否管理者は、携帯電話21によってメールサーバ100と通信を行うことができ、携帯電話21によってIDに対応するアカウントに送信された電子メールの閲覧、削除、新規作成、返信メールの作成、ユーザとしての安否連絡、安否管理者としての安否提供指示および代理連絡、その他の操作を行うことができる。
管理者取得部119は、組織情報記憶部152に記憶されている、ユーザと、ユーザの安否を管理するユーザである安否管理者とを対応付けて示す組織情報を読み出し、読み出した組織情報を参照してユーザに対応付けられた安否管理者を取得する。
ユーザ情報記憶部151は、ユーザと、ユーザ本人にのみ提示されるメールアドレスである安否メールアドレスとを対応付けて示すユーザ情報を記憶する。このユーザ情報は、ユーザ情報記憶部151が格納するユーザテーブル151a(図5参照)に記憶されている。
組織情報記憶部152は、ユーザと、ユーザの安否を管理するユーザである安否管理者とを対応付けて示す組織情報を記憶する。この組織情報は、組織情報記憶部152が格納する組織テーブル152a(図6参照)に格納されている。
安否情報記憶部153は、連絡受付部114によって受け付けられたユーザによる安否連絡に基づき安否情報生成部115によって生成される、ユーザの安否を示す情報である安否情報を記憶する。この安否情報は、安否情報記憶部153が格納する安否テーブル153a(図7参照)に格納されている。
また、メールサーバ100は、受信した電子メールに関する情報を記憶するために、図示しないメール情報記憶部を有する。メール情報記憶部は、電子メールに関する情報であるメール情報を記憶する。このメール情報は、LAN10、インターネット40、無線通信回線を介して、端末装置31などの組織30内の端末装置のブラウザ上で、または携帯電話21、ノートパソコン22、端末装置23で作成された内部メールおよびメールサーバ100と接続されたインターネット40、無線通信回線を介して組織30の外部から送信された外部メールの、メール本文およびヘッダ情報から構成される情報である(図2参照)。ヘッダ情報には、送信元、送信先、送信日時などを示す情報が含まれる。
携帯電話21は、データ通信可能な移動端末装置であり、メールサーバ100と、インターネット40および通信事業者などが提供する無線通信回線などの通信回線(図2参照)によって接続される。携帯電話21は、ユーザの操作に基づいて、電子メールの作成、閲覧などの指令、送受信される電子メールの本文、電子メールの送受信確認などに関するデータをメールサーバ100に出力するとともに、メールサーバ100から出力された電子メールに関するデータに基づく表示を、図示しない表示部に表示する。
なお、本実施の形態では、メールサーバ100が上記の機能を有するが、これに限らず、メールサーバ100とは異なる専用サーバなどの独立した装置が上記のすべての機能を有してもよい。また、メールサーバ100を含んだ複数の装置がそれぞれ上記の機能の一部を有し、複数の装置全体で上記の機能を有してもよい。
次に、本実施の形態のメールサーバ100で用いられるユーザテーブルについて説明する。
図5は、ユーザテーブルのデータ構造を示す図である。図5に示すユーザテーブル151aは、メールサーバ100によって作成および管理されている。ユーザテーブル151aは、組織30に属する各ユーザと、各ユーザが利用している電子メールのメールアドレスとの対応関係を示すユーザ情報を格納するテーブルである。
ユーザテーブル151aには、組織30内のユーザに設定されているID(Identification)を示す項目である“ID”、ユーザの氏名を示す項目である“ユーザ名”、ユーザの組織メールアドレスを示す項目である“組織メールアドレス”、ユーザの安否メールアドレスを示す項目である“安否メールアドレス”が設けられている。各項目の横方向に並べられた情報同士が互いに関連付けられて、ユーザ情報を構成する。このユーザ情報は、転送先アドレス情報として機能する。なお、ここでは省略したが、ユーザ情報には、他に、IDとの組合せでユーザを認証するためのパスワードが含まれる。
IDは、メールサーバ100などのメールシステム上において各ユーザを識別するために各ユーザに設定されている符号である。このため、IDは、任意の文字列を用いることができるが、各ユーザに対し、当該ユーザを一意に特定できるように定められる。ユーザ名は、組織30に属し、メールシステムを用いる各ユーザの氏名である。組織メールアドレスは、ユーザが組織30において通常時に利用している電子メールのメールアドレスである。安否メールアドレスは、ユーザが個人的に利用しており、組織30において緊急時に安否要求メールの転送先として使用される電子メールのメールアドレスである。
ここで、本実施の形態のメールサーバ100では、各ユーザの安否メールアドレスは、その安否メールアドレスのユーザ本人によってメールサーバ100に登録される。また、メールサーバ100に登録された安否メールアドレスは、メールサーバ100によってアクセスが制限され、IDおよびパスワードなどの本人認証によって保護されている。これにより、安否メールアドレスは、その安否メールアドレスのユーザのアカウントからしか見ることができない。これにより、個人情報である安否メールアドレスが保護される。
次に、本実施の形態のメールサーバ100で用いられる組織テーブルについて説明する。
図6は、組織テーブルのデータ構造を示す図である。図6に示す組織テーブル152aは、メールサーバ100によって作成および管理されている。組織テーブル152aは、組織30における、ユーザと、ユーザの上司とを対応付けるための情報を示す組織情報を格納するテーブルである。
組織テーブル152aには、上司のIDを示す項目である“上司ID”、上司の部下であるユーザのIDを示す項目である“ユーザID”が設けられている。各項目の横方向に並べられた情報同士が互いに関連付けられて、組織情報を構成する。
ここで、本実施の形態では、一人の上司(例えば、hanako)に対して複数の部下(例えば、ichirou,jirou,saburou)が存在している場合には、例えば、図6に示す組織テーブル152aの上から1行目から3行目に示すように、同一の上司について複数の組織情報が作成され、それぞれの組織情報において、同一の上司の上司IDに対して異なる部下のユーザIDが関連付けられる。
次に、本実施の形態のメールサーバ100で用いられる安否テーブルについて説明する。
図7は、安否テーブルのデータ構造を示す図である。図7に示す安否テーブル153aは、メールサーバ100によって作成および管理されている。安否テーブル153aは、各通信事業者における接続先を示す安否情報を格納するテーブルである。
安否テーブル153aには、“ID”、“ユーザ名”、ユーザの安否の状態を示す項目である“ステータス”、安否情報の更新時刻を示す項目である“更新時刻”が設けられている。各項目の横方向に並べられた情報同士が互いに関連付けられて、安否情報を構成する。
ステータスは、安否が収集されたか否かおよび収集されたユーザの安否の状態を示す。ステータスには、例えば、安否が未確認である「返事無し」、無事が確認された「無事」、負傷していることが確認された「ケガ」、その他であることが確認された「その他」などを設定することができる。なお、必要に応じてその他のステータスを設定することができる。更新時刻は、ユーザの安否情報が最後に更新された時間である。これにより、そのユーザの安否情報がいつの時点のものであるかを示すことができるので、例えば、安否が確認されていないユーザについて安否確認のために何かアクションを起こすか、それともしばらく様子を見るかなどの決断を行う時の参考にすることができる。
この安否情報により、メールサーバ100は、その時点におけるユーザの安否確認の結果を格納し、必要に応じて提供することができる。
次に、本実施の形態における処理の手順について説明する。まず、本実施の形態のメールサーバ100において、ユーザの安否メールアドレスに対して安否の連絡を求める安否要求メール(図11参照)を送信する際に実行される安否要求処理について説明する。
図8は、安否要求処理の手順を示すフローチャートである。
本実施の形態のメールサーバ100は、メールサーバ100の管理者などによる安否要求指示を受け付けると、これに応じて、安否要求処理の実行を開始する。ここで、安否要求指示は、メールサーバ100の管理者によってメールサーバ100に対して組織30に属するユーザに対して安否の連絡を要求する指示である。メールサーバ100の管理者は、安否要求指示を端末装置31などから行う。この安否要求指示は、所定のメールをメールサーバ100に送信して行ってもよく、直接メールサーバ100を操作して行ってもよい。
[ステップS11]メールサーバ100のCPU101は、安否要求指示を受信すると、ユーザ情報(図5参照)から、組織30に属するユーザのうち、安否の連絡を要求する安否要求メールを送信する送信先となっているユーザである要求先ユーザの組織メールアドレスおよび安否メールアドレスを取得する。この要求先は、通常すべてのユーザを対象とするように設定するが、必要に応じて安否確認をする必要がないユーザを除外してもよい。
[ステップS12]CPU101は、ステップS11において取得した要求先ユーザの組織メールアドレスおよび安否メールアドレスに対して安否要求メールを送信する。その後、処理を終了する。
ここで、この安否要求処理によってメールサーバ100から送信される安否要求メールを受信したユーザは、メールサーバ100が提供するメールシステムにログインする。次に、ログインしたユーザは、メールシステムが提供するウェブメールにおいて、メールサーバ100宛てに、安否要求メールに対して安否を連絡する安否連絡メールを作成してメールサーバ100に送信する。これにより、安否要求メールによって安否の連絡が要求されたユーザは、メールサーバ100が提供するメールシステムにログインして、ウェブメールを用いて作成した安否連絡メールを送信することで安否の連絡をすることができる。
この安否連絡メールは、安否テーブル153a(図7参照)のステータスと対応付けられている。例えば、ユーザが「無事」を連絡する場合には、安否連絡メールで「あ」を一文字本文に入力して送信させ、「ケガ」を連絡する場合には、「か」を一文字本文に入力して送信させ、「その他」ならば「た」を一文字本文入力して送信させる。次に、これらに基づいてメールサーバ100は、安否連絡メールから自動的に各ユーザの安否を取得する。
次に、本実施の形態のメールサーバ100において、ユーザによる安否の連絡を収集して更新し、収集した安否を、例えば上司などの安否管理者に報告する安否情報更新処理について説明する。図9および図10は、安否情報更新処理の手順を示すフローチャートである。
本実施の形態のメールサーバ100は、図8の安否要求処理によって送信された安否要求メールに基づいてユーザが送信した安否連絡メールを受信すると、安否情報(図7参照)を更新して上司に報告するとともに、所定期間ごとに収集した安否情報を上司に報告する。この安否要求処理は、メールサーバ100の管理者によって安否要求指示が出されるとメールサーバ100によって起動する。
[ステップS21]CPU101は、ユーザから新たに安否連絡メールまたはユーザの上司による代理連絡メールを受信したか否かを判定する。新たに受信していれば、ステップS22に処理を進める。一方、新たに受信していなければ、ステップS31(図9参照)に処理を進める。
ここで、代理連絡メールは、例えば、ユーザの上司などが、ユーザが安否連絡メールを送信できない場合であって、かつ電話などの異なる手段により安否を確認した場合に、メールサーバ100に対して安否をユーザ本人に代わって連絡するメールである。
この代理連絡メールは、例えば上司がウェブメールにログインして、メールサーバ100宛てに、安否が連絡されたユーザのID(図5参照)および上記のステータスを表す文字(無事ならば「あ」、ケガをしていれば「か」、その他ならば「た」)を本文に入力して送信する。
[ステップS22]CPU101は、受信した安否連絡メールまたは代理連絡メールに基づいて、安否連絡メールまたは代理連絡メールによって新たに安否が通知されたユーザの安否情報のステータスおよび更新時刻を更新する。
[ステップS23]CPU101は、組織情報(図7参照)から、新たに安否が通知されたユーザの上司を取得する。次に、CPU101は、ユーザ情報(図5参照)から、取得した上司の組織メールアドレスおよび安否メールアドレスを取得する。
[ステップS24]CPU101は、ステップS23で取得した組織メールアドレスおよび安否メールアドレスに対して新たに安否が通知されたユーザの安否情報を含むメールを送信する。その後、ステップS21に処理を進める。
[ステップS31]CPU101は、安否要求指示が出されてから(一度以上、上司に収集した安否情報を送信していれば、前回の送信から)所定時間が経過したか否かについて判定する。所定時間が経過していれば、ステップS32に処理を進める。一方、所定時間が経過していなければ、ステップS21(図9参照)に処理を進める。
[ステップS32]CPU101は、安否連絡メールおよび代理連絡メールのいずれによっても安否が未だ連絡されていないユーザがいればそのユーザを抽出し、収集したユーザの安否情報のステータスおよび更新時刻を更新する。
[ステップS33]CPU101は、組織情報(図7参照)から安否が未だ連絡されていないユーザの上司を取得する。次に、CPU101は、ユーザ情報(図5参照)から、取得した上司の組織メールアドレスおよび安否メールアドレスを取得する。
[ステップS34]CPU101は、ステップS33で取得した安否メールアドレスに対して、ステップS32で抽出したユーザの安否情報を含むメールを送信する。その後、ステップS21(図9参照)に処理を進める。
次に、本実施の形態のメールサーバ100から、安否の連絡を求めるユーザに対して安否メールアドレス宛てに送信される安否要求メールについて説明する。
図11は、安否要求メールを示す図である。図11に示した安否要求メール510は、安否要求指示を受け付けたメールサーバ100が、ユーザに対してウェブメールにログインして安否の連絡を行うことを求めるために、ユーザが組織30において使用している組織メールアドレスおよびユーザが個人的に使用している安否メールアドレス(図5参照)に対して送信する電子メールである。
安否要求メール510には、宛先となるユーザ名、安否の連絡を依頼する旨の文章、安否の連絡の方法の説明などの他、ログイン画面リンク511が含まれている。
ログイン画面リンク511は、ユーザが安否の連絡を行うために、メールサーバ100が提供するメールシステムにログインするためのログイン画面220(図12参照)を、ユーザが操作する携帯電話21、ノートパソコン22、端末装置23,31など(例えば、携帯電話21)の表示画面に表示させるための情報である。
ログイン画面220は、メールサーバ100によってインターネット40上に公開されている。ログイン画面リンク511は、ログイン画面220のURL(Uniform Resource Locator)を含んでいる。ユーザが、例えば、この安否要求メール510が表示されている際にログイン画面リンク511を携帯電話21のカーソルの位置を合わせてボタンを操作することなどにより、携帯電話21の表示画面にログイン画面220が表示される。
この安否要求メールに基づいて、ログイン画面220からメールサーバが提供するメールシステムにログインしたユーザは、安否要求メール510の説明に従って、例えば、無事ならば「あ」を、ケガをしていれば「か」を、その他であれば「た」をウェブメールで送信することにより、ウェブメールによって安否連絡を行うことができる。
このように、ユーザが安否要求メールに対して安否を連絡するときに、ログイン画面220においてIDとパスワードを要求してユーザ認証を行うことにより、例えば、安否メールアドレスの情報が古いためにメールアドレスの利用者が全く異なる人物になっている場合に、安否要求メールを見たその人物により、故意または誤って事実と異なる安否の連絡が行われることを防止できる。
次に、本実施の形態で、例えば携帯電話21などの、ユーザが操作する端末装置の表示画面上に表示される、ログイン画面220について説明する。
図12は、ログイン画面を示す図である。図12に示したログイン画面220は、組織30内のユーザによって操作される端末装置31,32(例えば、端末装置31)上で、電子メールを操作しようとするユーザがメールシステムにログインするためのログイン操作を行っているときにおいて、端末装置31に接続されたモニタ(図示省略)のブラウザ上に表示されるログイン画面の一例である。
ログイン画面220には、ユーザIDの入力を受け付けるID入力欄221、パスワードの入力を受け付けるパスワード入力欄222、ID入力欄221およびパスワード入力欄222に対して正しい入力内容を入力したときに、メールサーバ100にアカウント認証を実行させてログインを行うための操作を受け付けるログインボタン223、ID入力欄221およびパスワード入力欄222に誤った入力内容を入力してしまったときに、これまでの入力内容を取り消すための操作を受け付けるクリアボタン224が設けられている。
メールシステムにログインするユーザは、予め設定されたユーザIDをID入力欄221に入力し、ユーザIDに対応するパスワードをパスワード入力欄222に入力した後、ログインボタン223を操作する。これにより、メールサーバ100によってアカウント認証が行われ、ユーザはメールシステムにログインすることができる。
次に、本実施の形態のメールサーバ100から、安否が連絡されたユーザの上司に対して安否メールアドレス宛てに送信される安否報告メールについて説明する。
図13は、安否報告メールを示す図である。図13に示した安否報告メール530は、安否要求指示を受け付けたメールサーバ100が、例えば上司である安否管理者のユーザに対してウェブメールにログインして部下の安否確認の結果を示す安否情報の閲覧を求めるために、上司が組織30において使用している組織メールアドレスおよび上司が個人的に使用している安否メールアドレスに対して送信する電子メールである。
安否報告メール530には、宛先となる上司のユーザ名、安否の報告の閲覧を依頼する旨の文章、閲覧の方法の説明などの他、ログイン画面リンク531が含まれている。
ログイン画面リンク531は、図11と同様に、上司であるユーザが安否の報告の閲覧を行うために、メールサーバ100が提供するメールシステムにログインするためのログイン画面220(図12参照)を、ユーザが操作する携帯電話21、ノートパソコン22、端末装置23,31など(例えば、携帯電話21)の表示画面に表示させるための情報である。
この安否報告メールに基づいて、ログイン画面220からメールサーバが提供するメールシステムにログインした、上司であるユーザは、安否報告メール530の説明に従って、ウェブメールによって部下の安否情報を閲覧することができる。
このように、上司であるユーザが安否報告メールに基づいて部下の安否の報告を確認するときに、ログイン画面220においてIDとパスワードを要求してユーザ認証を行うことにより、例えば、安否メールアドレスの情報が古いためにメールアドレスの利用者が全く異なる人物になっている場合に、安否報告メールを見たその人物により、故意または誤って安否情報が閲覧され、安否情報その他の情報の漏えいが生じることを防止できる。
次に、本実施の形態のメールサーバ100が提供するウェブメールにおいて安否情報を表示する画面である受信メール画面について説明する。
図14および図15は、受信メール表示画面を示す図である。
図14に示した受信メール表示画面340は、組織30外で上司であるユーザによってウェブメールにログインされているノートパソコン22、端末装置23、組織30内で上司であるユーザによってウェブメールにログインされている端末装置31,32(例えば、端末装置31)において、メールサーバ100で収集された安否情報を示す安否情報メールが、端末装置31に接続されたモニタ(図示省略)上に表示された受信メール表示画面の一例である。
また、図15に示した受信メール表示画面250は、組織30外で上司であるユーザによってウェブメールにログインされている携帯電話21において、メールサーバ100で収集された安否情報を示す安否情報メールが、端末装置31に接続されたモニタ(図示省略)上に表示された受信メール表示画面の一例である。
図14に示す受信メール表示画面340には、受信した電子メールの一覧を表示する受信メール一覧表示領域341が設けられている。この受信メール一覧表示領域341には、上司であるユーザに送信された安否情報メールの件名(タイトル)によって、部下である各ユーザのIDおよびユーザ名、収集された安否の状態が示される。また、送信日時によって、どの時点の安否の収集結果であるかが示される。
同様に、図15に示す受信メール表示画面250には、受信した電子メールの一覧を表示する受信メール一覧表示領域251が設けられている。この受信メール一覧表示領域251には、同様に、上司であるユーザに送信された安否情報メールの件名(タイトル)によって、部下である各ユーザのIDおよびユーザ名、収集された安否の状態が示される。また、安否情報メールの送信日時を示す日時によって、どの時点の安否の収集結果であるかが示される。
なお、図14および図15に示したように、本実施の形態では、安否情報メールの件名に安否情報を含ませ、ウェブメールを表示する表示画面の一覧表示において各ユーザの安否を一度で把握し易いようにするが、これに限らず、安否情報メールの本文または添付データに含ませて送信し、上司であるユーザが操作する端末装置31などに表示させてもよい。
また、本実施の形態では、安否情報メールを、ユーザごとにウェブメールを作成して送信するが、これに限らず、安否情報メールを定期的に作成して送信することとし、その作成時点で最新の安否の状態を通知してもよい。
以上のようにして、本実施の形態のメールサーバ100は、緊急用の安否メールアドレスを、他のユーザに知られることなく安否の確認をとることができるので、個人のプライバシーに配慮しながら、速やかにメンバの安否確認に関する情報を収集することができる。
以上、本発明のメール送受信プログラム、メール送受信装置およびメール送受信システムを、図示の実施の形態に基づいて説明したが、上記については単に本発明の原理を示すものである。本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされ、各部の構成は同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。また、本発明は前述した実施の形態のうちの任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、メールサーバ100が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体には、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、HDD、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ(MT)などがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto - Optical disk)などがある。
上記プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータに格納しておき、ネットワークを通じて、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
上記プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムまたはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
本実施の形態の概要を示す図である。 本実施の形態のシステム構成を示す図である。 メールサーバのハードウェア構成を示す図である。 メールサーバの機能を示すブロック図である。 ユーザテーブルのデータ構造を示す図である。 組織テーブルのデータ構造を示す図である。 安否テーブルのデータ構造を示す図である。 安否要求処理の手順を示すフローチャートである。 安否情報更新処理の手順を示すフローチャートである。 安否情報更新処理の手順を示すフローチャートである。 安否要求メールを示す図である。 ログイン画面を示す図である。 安否報告メールを示す図である。 受信メール表示画面を示す図である。 受信メール表示画面を示す図である。
符号の説明
1 メール送受信装置
1a 要求指示受付手段
1b 安否アドレス取得手段
1c メール送信手段
1d 連絡受付手段
1e 安否情報生成手段
1f 提供指示受付手段
1g 安否情報提供手段
1h ユーザ情報記憶手段
1i 安否情報記憶手段
2 端末装置
2a ユーザ

Claims (7)

  1. コンピュータに、電子メールの送受信を行う処理を実行させるメール送受信プログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    ユーザに対して前記ユーザの安否の連絡である安否連絡を要求する安否要求指示を受け付ける要求指示受付手段、
    ユーザ情報記憶手段に記憶されている、前記ユーザと、前記ユーザ本人にのみ提示されるメールアドレスである安否メールアドレスと前記ユーザが所属する組織において使用している組織メールアドレスとを対応付けて示すユーザ情報を読み出し、読み出した前記ユーザ情報を参照して、前記ユーザの前記安否メールアドレスを取得する安否アドレス取得手段、
    前記要求指示受付手段によって受け付けられた前記安否要求指示に基づいて、前記組織メールアドレスにて送受信するウェブメールシステムにログインするためのアドレス情報と前記安否連絡を要求する旨とを含む安否要求メールを生成し、生成した前記安否要求メールを前記安否アドレス取得手段によって取得された前記ユーザの前記安否メールアドレスに対して送信するメール送信手段、
    前記ユーザが前記ウェブメールシステムにログインして、前記組織メールアドレスを使用することにより送信された前記安否連絡を受け付ける連絡受付手段、
    前記連絡受付手段によって受け付けられた前記ユーザによる前記安否連絡に基づいて、前記ユーザの安否を示す安否情報を生成し、生成した前記安否情報を安否情報記憶手段に記憶させる安否情報生成手段、
    前記安否情報の提供を要求する安否提供指示を受け付ける提供指示受付手段、
    前記提供指示受付手段が受け付けた前記安否提供指示に応じて、前記安否情報記憶手段に記憶されている前記安否情報を読み出し、読み出した前記安否情報を提供する安否情報提供手段、
    前記ユーザによる前記安否連絡が前記連絡受付手段により受け付けられないまま、前記安否要求指示が出されてから所定時間が経過した場合、前記ユーザの前記安否情報のステータスを更新し、前記ユーザの当該安否情報を提供する手段、
    として機能させることを特徴とするメール送受信プログラム。
  2. 前記コンピュータを、さらに、前記ユーザのアカウントに対するログインを認証する認証手段として機能させ、
    前記連絡受付手段は、前記ユーザが操作する端末装置に前記ログインの操作を受け付けるログイン画面を表示させ、
    前記メール送信手段は、前記ユーザが操作する前記端末装置に前記ログイン画面を表示させる画面接続情報を前記安否要求メールに含むように生成し、生成した前記安否要求メールを前記安否アドレス取得手段によって取得された前記ユーザの前記安否メールアドレスに対して送信し、
    前記連絡受付手段は、前記ログイン画面を操作することにより前記認証手段によって認証された前記ユーザによる前記安否連絡を受け付けるように機能させることを特徴とする請求項1記載のメール送受信プログラム。
  3. 前記コンピュータを、さらに、
    組織情報記憶手段に記憶されている、前記ユーザと、前記ユーザの安否を管理する前記ユーザである安否管理者とを対応付けて示す組織情報を読み出し、読み出した前記組織情報を参照して前記ユーザに対応付けられた前記安否管理者を取得する管理者取得手段、
    前記安否管理者が有する前記ユーザのアカウントに対するログインを認証する認証手段、
    として機能させ、
    前記提供指示受付手段は、前記認証手段によって認証された前記安否管理者による前記安否情報の提供を要求する安否提供指示を受け付け、
    前記安否情報提供手段は、前記提供指示受付手段が受け付けた前記提供指示に応じて、前記管理者取得手段によって取得された前記安否管理者に対応付けられた前記ユーザの前記安否情報を読み出し、読み出した前記安否情報を前記安否提供指示を受け付けた前記安否管理者に提供するように機能させることを特徴とする請求項1記載のメール送受信プログラム。
  4. 前記安否アドレス取得手段は、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ情報を読み出し、読み出した前記ユーザ情報を参照して、前記安否管理者である前記ユーザの前記安否メールアドレスを取得し、
    前記メール送信手段は、前記安否管理者が操作する前記端末装置に前記ログイン画面を表示させる画面接続情報を含み、前記安否管理者に対して前記安否情報生成手段によって生成された前記安否情報の確認を要求する旨を通知する安否報告メールを生成し、生成した前記安否報告メールを前記安否アドレス取得手段によって取得された前記安否管理者の前記安否メールアドレスに対して送信し、
    前記提供指示受付手段は、前記ログイン画面を操作することにより前記認証手段によって認証された前記安否管理者による前記安否提供指示を受け付けるように機能させることを特徴とする請求項3記載のメール送受信プログラム。
  5. 前記連絡受付手段は、前記安否管理者による前記ユーザの安否の連絡である代理連絡を受け付け、
    前記安否情報生成手段は、前記連絡受付手段によって受け付けられた前記安否管理者による前記代理連絡に基づいて、前記ユーザの安否を示す安否情報を生成し、生成した前記安否情報を安否情報記憶手段に記憶させるように機能させることを特徴とする請求項3記載のメール送受信プログラム。
  6. 電子メールの送受信を行うメール送受信装置において、
    ユーザと、前記ユーザ本人にのみ提示されるメールアドレスである安否メールアドレスと前記ユーザが所属する組織において使用している組織メールアドレスとを対応付けて示すユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
    前記ユーザの安否を示す安否情報を記憶する安否情報記憶手段と、
    前記ユーザに対して前記ユーザの安否の連絡である安否連絡を要求する安否要求指示を受け付ける要求指示受付手段と、
    前記ユーザ情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ情報を読み出し、読み出した前記ユーザ情報を参照して、前記ユーザの前記安否メールアドレスを取得する安否アドレス取得手段と、
    前記要求指示受付手段によって受け付けられた前記安否要求指示に基づいて、前記組織メールアドレスにて送受信するウェブメールシステムにログインするためのアドレス情報と前記安否連絡を要求する旨とを含む安否要求メールを生成し、生成した前記安否要求メールを前記安否アドレス取得手段によって取得された前記ユーザの前記安否メールアドレスに対して送信するメール送信手段と、
    前記ユーザが前記ウェブメールシステムにログインして、前記組織メールアドレスを使用することにより送信された前記安否連絡を受け付ける連絡受付手段と、
    前記連絡受付手段によって受け付けられた前記ユーザによる前記安否連絡に基づいて、前記ユーザの安否を示す前記安否情報を生成し、生成した前記安否情報を前記安否情報記憶手段に記憶させる安否情報生成手段と、
    前記安否情報の提供を要求する安否提供指示を受け付ける提供指示受付手段と、
    前記提供指示受付手段が受け付けた前記安否提供指示に応じて、前記安否情報記憶手段に記憶されている前記安否情報を読み出し、読み出した前記安否情報を提供する安否情報提供手段と、
    前記ユーザによる前記安否連絡が前記連絡受付手段により受け付けられないまま、前記安否要求指示が出されてから所定時間が経過した場合、前記ユーザの前記安否情報のステータスを更新し、前記ユーザの当該安否情報を提供する手段と、
    を有することを特徴とするメール送受信装置。
  7. 電子メールの送受信を行うメール送受信システムにおいて、
    ユーザと、前記ユーザ本人にのみ提示されるメールアドレスである安否メールアドレスと前記ユーザが所属する組織において使用している組織メールアドレスとを対応付けて示すユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
    前記ユーザの安否を示す安否情報を記憶する安否情報記憶手段と、
    前記ユーザに対して前記ユーザの安否の連絡である安否連絡を要求する安否要求指示を受け付ける要求指示受付手段と、
    前記ユーザ情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ情報を読み出し、読み出した前記ユーザ情報を参照して、前記ユーザの前記安否メールアドレスを取得する安否アドレス取得手段と、
    前記要求指示受付手段によって受け付けられた前記安否要求指示に基づいて、前記組織メールアドレスにて送受信するウェブメールシステムにログインするためのアドレス情報と前記安否連絡を要求する旨とを含む安否要求メールを生成し、生成した前記安否要求メールを前記安否アドレス取得手段によって取得された前記ユーザの前記安否メールアドレスに対して送信するメール送信手段と、
    前記ユーザが前記ウェブメールシステムにログインして、前記組織メールアドレスを使用することにより送信された前記安否連絡を受け付ける連絡受付手段と、
    前記連絡受付手段によって受け付けられた前記ユーザによる前記安否連絡に基づいて、前記ユーザの安否を示す前記安否情報を生成し、生成した前記安否情報を前記安否情報記憶手段に記憶させる安否情報生成手段と、
    前記安否情報の提供を要求する安否提供指示を受け付ける提供指示受付手段と、
    前記提供指示受付手段が受け付けた前記安否提供指示に応じて、前記安否情報記憶手段に記憶されている前記安否情報を読み出し、読み出した前記安否情報を提供する安否情報提供手段と、
    前記ユーザによる前記安否連絡が前記連絡受付手段により受け付けられないまま、前記安否要求指示が出されてから所定時間が経過した場合、前記ユーザの前記安否情報のステータスを更新し、前記ユーザの当該安否情報を提供する手段と、
    を有するメール送受信装置と、
    前記メール送受信装置と通信回線によって接続され、前記メール送信手段によって送信された前記安否要求メールを受信し、受信した前記安否要求メールに関する表示を表示し、前記ユーザの操作に基づいて、前記ユーザが前記ウェブメールシステムにログインして、前記組織メールアドレスを使用することにより生成された前記安否連絡を前記メール送受信装置に出力する端末装置と、
    を有することを特徴とするメール送受信システム。
JP2008082473A 2008-03-27 2008-03-27 メール送受信プログラム、メール送受信装置およびメール送受信システム Expired - Fee Related JP5233359B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008082473A JP5233359B2 (ja) 2008-03-27 2008-03-27 メール送受信プログラム、メール送受信装置およびメール送受信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008082473A JP5233359B2 (ja) 2008-03-27 2008-03-27 メール送受信プログラム、メール送受信装置およびメール送受信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009239566A JP2009239566A (ja) 2009-10-15
JP5233359B2 true JP5233359B2 (ja) 2013-07-10

Family

ID=41253002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008082473A Expired - Fee Related JP5233359B2 (ja) 2008-03-27 2008-03-27 メール送受信プログラム、メール送受信装置およびメール送受信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5233359B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5564978B2 (ja) * 2010-02-22 2014-08-06 富士通株式会社 安否確認システムおよびプログラム
JP6694602B2 (ja) * 2017-07-11 2020-05-20 フジテック株式会社 自動案内システム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003198751A (ja) * 2001-10-18 2003-07-11 Yamaha Motor Co Ltd 安否確認システム、安否確認方法、安否確認システム用プログラム、及び安否確認システム用記録媒体
JP4313968B2 (ja) * 2001-12-17 2009-08-12 株式会社コム・アンド・コム 安否確認機能を備えたサーバ装置
JP2003331090A (ja) * 2002-05-10 2003-11-21 Dai-Ichi Life Information System Co Ltd 情報収集システム及び情報収集方法
JP2005080211A (ja) * 2003-09-03 2005-03-24 Hitachi Software Eng Co Ltd 安否情報提供システム
JP4787620B2 (ja) * 2006-01-16 2011-10-05 昭和シェル石油株式会社 安否情報処理装置、方法及びコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009239566A (ja) 2009-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5272064B2 (ja) マルチログインを用いる統合コミュニケーションシステムおよび方法、そして統合コミュニケーションツールの動作を制御する端末および端末におけるコミュニケーション方法
JP5676709B2 (ja) ネットワーク管理システムおよびその方法、プログラム
TWI254523B (en) A system and method for managing network equipment via e-mail
JP5061917B2 (ja) メール送受信プログラム、メール送受信装置およびメール送受信方法
JP5054660B2 (ja) 電子メール保留システム
JP5400654B2 (ja) 電子メール保留システム
JP2006221376A (ja) プラント緊急時情報表示システムと方法、Webサーバ
JP4902417B2 (ja) メッセージ送受信システム、サーバ装置、端末装置、サーバ処理プログラム、端末処理プログラム、及び情報提供方法
TW200525945A (en) Providing a necessary level of security for computers capable of connecting to different computing environments
JP2009175898A (ja) メール送受信プログラム、メール送受信装置およびメール送受信システム
EP3105891A1 (en) Instant messaging with non subscriber users
JP2011138236A (ja) ウェブサービス解約代行システム
JP5233359B2 (ja) メール送受信プログラム、メール送受信装置およびメール送受信システム
JP2006243985A (ja) メッセージ通知システム及びその方法並びにそれに用いるサーバ
JP4946554B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP5258922B2 (ja) Id連携による代理sns提供装置及び方法
JP5018506B2 (ja) メール送受信プログラム、メール送受信装置およびメール送受信システム
JP5069168B2 (ja) ネットワーク運用監視システム、マネージャ装置、及びネットワーク運用監視方法
JP2008276461A (ja) メッセージ送受信システム、サーバ装置、サーバ処理プログラム、及び情報提供方法
JP5339868B2 (ja) 情報処理システム、ログイン管理装置、ログイン管理方法及びログイン管理プログラム
JP4626834B2 (ja) サーバ装置、情報処理方法
WO2011143228A2 (en) System and method for managing communication
TW511359B (en) A distributed layer integrated network management method and device therefor
JP2013191013A (ja) 業務依頼者と業務実行者の間のコミュニケ−ションを支援するシステム
JP2005094323A (ja) イベント通知システム、及びイベント通知方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120619

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120817

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121002

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130104

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130311

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees