JP5233114B2 - 配電盤 - Google Patents

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Description

この発明は、遮断器が動作レバーを押圧しながら移動するのに応じて、動作レバーが回動してシャッタを昇降し、主回路端子を開閉する配電盤に関するものである。
従来の配電盤隔壁に取り付けられた主回路端子に遮断器を電気的に接離するため、主回路端子に遮断器の主回路断路部を電気的に接続する。また、遮断器を配電盤内から外部に移動する時には、シャッタが上昇または下降し、主回路端子を閉じることにより、配電盤内で主回路端子に作業員等が触れることができないようにし、保守点検時の安全を図っている。この種の技術については特許文献1を参照して説明する。
即ち、図11は特許文献1に示された従来の配電盤の縦断側面図を示し、1は配電盤本体、2はその扉である。配電盤本体1内には隔壁板3が配置され、隔壁板3には主回路端子11A,11Bが貫通して上下に取り付けられる。上側の主回路端子11Aの一端には碍子4及び母線5と接続された導体6が電気的に接続され、電源側の主回路端子となる。下側の主回路端子11Bの一端にはケーブルヘッド7を経由した導体が接続され、負荷側主回路端子となる。主回路端子11A,11Bの他端側と対向配置されている遮断器8は下部に車輪9を有し、配電盤本体1内に出し入れ自在である。又、遮断器8には主回路端子11A,11Bと着脱自在に接触、開離する電源側及び負荷側の主回路断路部10A,10Bが設けられる。
シャッタ12A,12Bは配電盤本体1内に左右一対設けられた連結レバー13A,13B間に上下に取り付けられ、連結レバー13A,13Bは配電盤本体1内の両側面に取り付けられたシャッタ受け16A,16Bの穴に支持されるとともに、これを案内として上下方向へ駆動される。この駆動力は、遮断器8を配電盤本体1外から配電盤本体1内に収納する時に、遮断器8の両側面に配置された補助ローラ15A,15B及び主ローラ17A,17Bと一端が配電盤本体1内に取り付けられたボルト、ピン等の支持部20を支点とした駆動レバー14A,14Bとが係合しながら右側から左側へ移動する途中で、まず補助ローラ15A,15Bが駆動レバー14A,14Bに形成した傾斜面Pと接触し、駆動レバー14A,14Bは支持部20を支点として上方へ押し上げられる。駆動レバー14A,14Bの他端側の長孔はピン18を介して連結レバー13A,13Bと連結され、主ローラ17A,17Bは補助ローラ15A,15Bが傾斜面Pと接触した時は、接触せず、そのまま遮断器8と共に右から左へ移動する。しかし、さらに移動すると、主ローラ17A,17Bは駆動レバー14A,14Bの傾斜面Qと接触を開始し、駆動レバー14A,14Bはさらに上方へ押し上げられ、連結レバー13A,13Bを介してシャッタ12A,12Bは主回路端子11A,11Bより上方へ押し上げられ、主回路端子11A,11Bが露出し、遮断器8の主回路断路部10A,10Bと電気的に接続され、電源側の主回路端子11Aから遮断器8を介して主回路端子11Bに通電される。また、上記と逆方向に、即ち遮断器8を配電盤本体1外に移動すれば、主回路断路部10A,10Bは主回路端子11A,11Bから開離する。
特開昭53−74255号公報
上記した従来の配電盤においては、遮断器8を配電盤本体1内に収納する時に主回路端子11A,11Bが露出するが、露出した主回路端子11A,11Bの外周は絶縁バリアにより包囲されており、絶縁バリアの開口部から主回路断路部10A,10Bは進入し、主回路端子11A,11Bに接続される。このため、絶縁バリアの開口部の上側には、シャッタ12A,12Bが待機しており、シャッタ12A,12Bに金属部材を使用すると、シャッタ12A,12Bと主回路端子11A,11Bとの間、及びシャッタ12A,12Bと主回路断路部10A,10Bとの間の絶縁距離を必要とし、配電盤の奥行き方向の寸法を縮小できなかった。
この発明は上記のような課題を解決するために成されたものであり、シャッタと主回路端子との間、及びシャッタと主回路断路部との間の絶縁距離を長くすることができ、奥行き寸法を縮小し、小形化を図った配電盤を得ることを目的とする。
この発明の請求項1に係る配電盤は、主回路端子を包囲する絶縁バリアを有し、配電盤隔壁に複数段配設された絶縁ブッシングと、絶縁バリアの開口部を介して主回路断路部が主回路端子と接離するように配電盤内に出入される遮断器と、金属部材からなり、主回路端子と主回路断路部との間に位置し、主回路端子を開閉するシャッタと、遮断器が配電盤内を移動するのに応じてシャッタを昇降させる動作レバーとを備えた配電盤において、各主回路端子に対応して配電盤内の側面に各連絡レバーを支持部を介して回動自在に取り付けるとともに、当該連絡レバーの前記遮断器挿入側端部に前記シャッタを設け、当該各シャッタに対応した連絡レバーの前記遮断器挿入側端部間にシャッタ支持部を介してシャッタ支持板を回動自在に連結し、前記連絡レバーの前記遮断器挿入側端部に前記動作レバーを回動自在に連結し、かつ各連絡レバーの他端間に連結支持部を介して連結バーを回動自在に連結し、この連結支持部を、前記シャッタが閉じた状態で、当該連結支持部が設けられる連絡レバーを支持する支持部より下方に配置し、遮断器挿入時にシャッタが絶縁バリア外周に沿って配電盤隔壁近傍まで移動するようにしたものである。
請求項2に係る配電盤は、主回路端子を包囲する絶縁バリアを有し、配電盤隔壁に複数段配設された絶縁ブッシングと、絶縁バリアの開口部を介して主回路断路部が主回路端子と接離するように配電盤内に出入される遮断器と、金属部材からなり、主回路端子と主回路断路部との間に位置し、主回路端子を開閉するシャッタと、遮断器が配電盤内を移動するのに応じてシャッタを昇降させる動作レバーとを備えた配電盤において、各主回路端子に対応して配電盤内の側面に各連絡レバーを支持部を介して回動自在に取り付けるとともに、当該連絡レバーの前記遮断器挿入側端部に前記シャッタを設け、当該各シャッタに対応した連絡レバーの前記遮断器挿入側端部間にシャッタ支持部を介してシャッタ支持板を回動自在に連結し、前記連絡レバーの前記遮断器挿入側端部に前記動作レバーを回動自在に連結し、かつ各連絡レバーの他端間に連結支持部を介して連結バーを回動自在に連結し、この連結支持部を、前記シャッタが閉じた状態で、当該連結支持部が設けられる連絡レバーを支持する支持部より下方に配置するとともに、シャッタ支持部と支持部との間に直線を引き、連絡レバーのこの直線上以外の位置に配置し、遮断器挿入時にシャッタが絶縁バリア外周に沿って配電盤隔壁近傍まで移動するようにしたものである。
以上のようにこの発明の請求項1によれば、各主回路端子に対応して配電盤内の側面に各連絡レバーを支持部を介して回動自在に取り付けるとともに、各連絡レバーの遮断器挿入側端部間にシャッタ支持部を介してシャッタの両端を回動自在に連結し、かつ各連絡レバーの他端間に連結支持部を介して連結バーを回動自在に連結し、この連結支持部は、遮断器挿入時にシャッタが絶縁バリア外周に沿って配電盤隔壁近傍まで移動するように配置しており、シャッタと主回路端子との間及びシャッタと主回路断路部との間の絶縁距離を長くすることができ、長くした分だけ配電盤を小形化し、奥行寸法を縮小できる。又、各連絡レバーは連結バーにより相互に連結されているので、同じ動作をするようになり、シャッタの動作も同じ位置を確実に移動するようになる。
請求項2によれば、請求項1の構成に加えて、連結支持部は、シャッタ支持部と支持部との間に直線を引き、連絡レバーのこの直線上以外の位置に配置しており、連絡レバーの回転角度を大きく取ることができ、遮断器挿入時にシャッタを確実に隔壁に移動待機することができ、シャッタと主回路端子との間及びシャッタと主回路断路部との間の絶縁距離を長くすることができ、長くした分だけ配電盤を小形化し、奥行寸法を縮小できる。その他、請求項1と同様な効果を奏する。
さらに、前記連結支持部を、シャッタが閉じた状態で連絡レバーの支持部より動作レバー側に配置しており、連絡レバーの回転角度を大きく取ることができ、シャッタと主回路端子との間及びシャッタと主回路断路部との間の絶縁距離を長くすることができ、長くした分だけ配電盤を小形化し、奥行寸法を縮小できる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面とともに説明する。図1〜図10はこの発明の実施最良形態によるものであり、図1は配電盤の遮断器の断路位置における縦断側面図、図2は配電盤の遮断器を挿入しない状態での縦断側面図、図3は配電盤のシャッタ機構部を省略して遮断器を断路位置に配置した状態の縦断側面図、図4は配電盤の横断平面図、図5は配電盤の縦断正面図、図6はシャッタの正面図、図7は配電盤における主回路断路部が絶縁バリアの入口直前まで挿入された状態の縦断側面図、図8は配電盤のボールローラ位置での縦断側面図、図9は配電盤の遮断器の接続位置での縦断側面図、図10は配電盤のシャッタ機構部を省略した状態で遮断器の接続位置での縦断側面図である。
図において、21は配電盤であり、鋼板部材よりなり、天井面22と床面23を有する。また、配電盤21の後端には隔壁24が設けられるとともに、配電盤21の前端には開口部25が設けられ、この開口部25から遮断器26が配電盤21の内外に出入りする。遮断器26は車輪27を有する。遮断器26、例えば真空遮断器に配置された主回路断路部28A,28Bは上段側と下段側に配置される。一般に、上段側及び下段側の主回路断路部28A,28Bはそれぞれ電源側及び負荷側と称される。主回路断路部28A,28Bは遮断器26内の接触開閉器(図示せず)に電気的に接続されている。この接触開閉器は固定接触部と可動接触部とからなり、固定接触部及び可動接触部はそれぞれ主回路断路部28A,28Bに接続される。従って、例えば固定接触部と可動接触部とが電気的に接続している状態から可動接触部を固定接触部から切り離すと、電気的に遮断される。このような操作は、図示しない操作機構の駆動力を可動接触部に伝達して行う。
隔壁24は図3及び図4に示すように、モールドされた絶縁ブッシング29を上段側と下段側とに取り付けている。絶縁ブッシング29は絶縁部材よりなる絶縁隔壁30に3相の主回路端子31A,31Bを配置し、この主回路端子31A,31Bは上段側及び下段側に配置されている。この上段側及び下段側の主回路端子31A,31Bは主回路断路部28A,28Bと対向するように配置され、主回路端子31A,31Bと主回路断路部28A,28Bとは電気的に接離される。主回路端子31A,31Bは絶縁部材からなる絶縁バリア32により包囲され、絶縁バリア32及び主回路端子31A,31Bは絶縁隔壁30より主回路断路部28A,28B及び遮断器26側に突出している。隔壁24及び絶縁隔壁30には挿通孔を設け、この挿通孔に遮断器26側から挿通した雄ねじ部33は隔壁24及び絶縁隔壁30を貫通し、この貫通した雄ねじ部33に図示しないナットを締め付け、絶縁ブッシング29を隔壁24に支持する。
図1、図2、図4及び図7〜図9に示すように、配電盤21内にはシャッタ機構部34を配置している。シャッタ機構部34においては、主回路端子31A,31Bと主回路断路部28A,28B及び遮断器26との間にシャッタ35を配置している。シャッタ35は金属部材、例えばステンレスからなる。シャッタ35は、主回路端子31A,31Bと主回路断路部28A,28Bとの間を閉鎖する閉鎖部35aと、主回路断路部28A,28Bを通過させる開放部35bとからなる。主回路端子31A,31Bと主回路断路部28A,28Bとが遮断状態では、主回路端子31A,31Bを閉鎖部35aにより閉じ、作業員等が主回路端子31A,31Bに触れないようにし、安全性を確保している。この位置が図3に示す遮断器26の断路位置X1である。なお、図1及び図2も断路位置である。
断路位置X1から遮断器26が主回路端子31A,31B側に移動して行くと、図7〜図9に示すように移動に応じて動作レバー36が反時計方向に回動し、シャッタ35は降下し、主回路端子31A,31Bは開放部35bにより露出し、主回路端子31A,31Bに主回路断路部28A,28Bを接続する。この位置が図9に示す接続位置X2である。従って、シャッタ35は主回路端子31A,31Bを開閉するように昇降する。この昇降は動作レバー36により行われる。動作レバー36は床面23との間に弾性部材、例えば動作ばね37を配置している。動作レバー36は、遮断器26側の一端を主軸38により支持されており、主軸38は床面23又は配電盤21の側面に支持されている。動作レバー36は主軸38側から主回路端子31A,31B側に行くに従い順次高さが高くなり、傾斜面を形成するように、動作ばね37により支持されている。遮断器26が動作レバー36を押圧しながら主回路端子31A,31B側に移動すると、動作レバー36は主軸38を支点として下側に押圧され、このとき、動作ばね37は遮断器26の移動に応じて上昇エネルギーを蓄積するとともに、蓄積力を増加して行く。
動作レバー36の他端は主レバー39を介してシャッタ支持板40に連結され、シャッタ支持板40はシャッタ35の左右端に取り付けられる。従って、動作レバー36の操作力は主レバー39及びシャッタ支持板40を介してシャッタ35に伝達され、シャッタ35は降下して開放部35bの位置となり、主回路断路部28A,28Bは開放部35bを通過可能となり、この開放部35b及び絶縁バリア32の開口部を通過して主回路端子31A,31Bに接続され、遮断器26は接続位置X2に移動する。なお、従来の配電盤においては、この接続位置X2でシャッタ35が絶縁バリア32の入口部の上側に待機していた。
又、逆に、遮断器26が配電盤21内から外部へ移動するに従い、主回路断路部28A,28Bが主回路端子31A,31Bから離れて行き、遮断器26が動作レバー36を押圧していた押圧力が弱まり、動作ばね37の上昇エネルギーが開放され、シャッタ35を上昇させ、シャッタ35の閉鎖部35aにより主回路端子31A,31Bを閉じ、遮断器26が断路位置X1に到達する。
そして、従来、接続位置X2では、シャッタは絶縁バリア32の入口部上側で待機していたが、この実施最良形態では、図9に示すように、シャッタ35は絶縁バリア32の外周に沿って隔壁24,30の近傍で待機している。このような機構とするために、主回路端子31A,31Bの両側部と配電盤21の側面との間に連絡レバーを配置するが、便宜上主回路端子31A,31Bの右側部と配電盤21の側面との間に配置した右側連絡レバー41A,41Bのみを図1に示すように図示する。41Aは上段側の第1の連絡レバーであり、41Bは下段側の第2の連絡レバーである。ただし、機械的強度を増加すれば、左側連絡レバーを省略して右側連絡レバー41A,41Bだけで実施可能である。
各連絡レバー41A,41Bは例えば支持ピン、ボルト・ナットの締付等の支持部42を支点として回動自在に支持され、支持部42は配電盤21の側面板に支持されている。又、各連絡レバー41A,41Bの遮断器26の挿入側の端部間はシャッタピン等のシャッタ支持部43を介してシャッタ支持板40の端部に連結される。なお、シャッタ支持板40を省略して、シャッタ35の端部を直接連絡レバー41A,41Bに取り付けても良い。
これらの連絡レバー41A,41Bのシャッタ支持部43と反対側の端部間は連結支持部44を介して連結バー45により相互に連結され、連結バー45は連絡レバー41A,41Bの回動に応じて回動する。連結支持部44は、遮断器26の挿入時に、シャッタ35が絶縁バリア32の外周に沿って隔壁24,30の近傍まで回動移動することができるように、支持部42より動作レバー36側に配置されている(図1のA位置)。シャッタ35も連絡レバー41A,41Bと同方向に回動する。即ち、連結支持部44はシャッタ35を閉じた状態で支持部42より動作レバー36側に配置される。
復帰ばね46は第1の連絡レバー41Aと固定手段52により配電盤21内に固定された固定金具47との間に配設され、第1の連絡レバー41Aを接続位置X2から断路位置X1に復帰させる役目をしている。動作レバー36の上昇エネルギーにより充分復帰できる場合には、省略してもよい。又、固定金具47とシャッタ35との間にはシャッタばね48を取り付け、シャッタばね48はシャッタ35が時計方向に回動するに従って引張られ、引張りエネルギーを蓄積して行き、動作ばね37と同じ働きをする。このシャッタばね48は、動作ばね37の上昇エネルギーが充分な場合には、必ずしも必要でない。又、動作ばね37は、動作レバー36の弾性力だけでシャッタ35を昇降できれば、必ずしも必要としない。
第1の連絡レバー41Aは図2に示された押棒49により回動の一部を抑制制御され、押棒49は支持板50に設けられ、支持板50は取付手段51により配電盤21の側面に取り付けられる。
次に、配電盤21のシャッタ機構部34の動作を説明する。まず、図2,図3に示すように、遮断器26の断路位置X1においては、主回路端子31A,31Bはシャッタ35の閉鎖部35aにより閉鎖されている。遮断器26がこの断路位置X1から図1に示すように、配電盤21内に移動すると、動作レバー36は矢印Tに示すように下側に押圧されて移動し、動作レバー36と連結された主レバー39は時計方向に回動し、シャッタ支持板40は下降する。このため、第1及び第2の連絡レバー41A,41Bは支持部42を支点として時計方向に回動する。シャッタ35も各連絡レバー41A,41Bと同じように回動し、その閉鎖部35aは主回路端子31A,31Bと対向する位置に正確に配置される。このとき、下側の連結支持部44は図1のA位置にあり、図7では遮断器26の主回路断路部28A,28Bは絶縁バリア32の開口部直前にまで移動するが、この位置でも遮断器26はまだ断路位置である。
次に、図8に示すように、遮断器26がさらに配電盤21内を移動し、主回路断路部28A,28Bが絶縁バリア32の開口部内に移動すると、動作レバー36の下動に応じて各連絡レバー41A,41Bは支持部42を支点として時計方向に回動し、連結支持部44が支持部42とほぼ同じ高さになるB位置まで回動する。このとき、主回路断路部28A,28Bは絶縁バリア32の開口部内の主回路端子31A,31Bの先端に接触した位置にある。この位置をボールローラ位置と称する。シャッタ35は絶縁バリア32の開口部より絶縁バリア32の外周側に多少移動している。さらに、遮断器26が配電盤21内を移動すると、図9及び図10に示すように、各連絡レバー41A,41Bは支持部42を支点として回動し、連結支持部44は支持部42より上側のC位置まで回動する。シャッタ35は絶縁バリア32の外周に沿って隔壁24の近傍まで移動し、主回路断路部28A,28Bは主回路端子31A,31Bに完全に接触した接続位置X2まで移動する。なお、図9では、支持部42は主回路断路部28Aの後側に隠れて見えないので、鎖線で示した。
このように、上記した実施最良形態においては、各連絡レバー41A,41Bは連結バー45により相互に連結されているので、同じ動作をするようになり、シャッタ35の動作が相違することがなく、シャッタ35を同じ位置に確実に移動することができるようになった。又、連結支持部44は、金属部材のシャッタ35が隔壁24,30まで移動し、かつ待機できるように、シャッタ35が閉じた状態では、例えば支持部42より動作レバー36側に位置するようにしたので、シャッタ35と主回路端子31A、31Bとの間はシャッタ35を隔壁24,30まで移動し、かつ待機できるようにすることができ、シャッタ35と主回路端子31A,31B及び主回路断路部28A,28Bとの絶縁距離を長くとることができ、従来のように絶縁バリア32の開口部端近傍でシャッタ35が待機していたのと比べ、配電盤21の遮断器26の移動方向、即ち奥行方向の距離を縮小することができ、配電盤21を小形化することができる。
さらに、連結支持部44は、支持部42及びシャッタ支持部43との間に直線を引き、連絡レバー41A,41Bのこの直線上以外の位置に配置すれば、連絡レバー41A,41Bの回転角度を大きく取ることができ、シャッタ35を確実に隔壁24,30に移動待機することができ、又、連結支持部44の設定位置の選択範囲を広くすることができる。特に、連結支持部44はシャッタ35を閉じた状態で支持部42より動作レバー36側に配置すれば、各連絡レバー41A,41Bの回転角度は大幅に増加し、シャッタ35を確実に隔壁24,30まで移動待機できるようにすることができる。
なお、上記実施最良形態の他に、絶縁ブッシング29を隔壁24に設け、隔壁24の上下端に遮断器26の挿入方向に伸びるシャッタ支持板40を設け、このシャッタ支持板40にシャッタ35を取り付け、シャッタ35は動作レバー36に連結し、動作レバー36の動作によりシャッタ35を昇降する構成の配電盤21あるいはクレードルにこの発明を適用することにより、この発明と同様な効果を達成することができる。
以上のように、この発明の配電盤によれば、遮断器移動方向即ち奥行方向の絶縁距離を縮小できるようになり、配電盤を小形化することができる。
この発明の実施最良形態による配電盤の遮断器の断路位置における縦断側面図である。 実施最良形態による配電盤の遮断器を挿入しない状態での縦断側面図である。 実施最良形態による配電盤のシャッタ機構部を省略して遮断器を断路位置に配置した状態の縦断側面図である。 実施最良形態による配電盤の横断平面図である。 実施最良形態による配電盤の縦断正面図である。 実施最良形態による配電盤のシャッタの正面図である。 実施最良形態による配電盤における主回路断路部が絶縁バリアの入口直前まで挿入された状態の縦断側面図である。 実施最良形態による配電盤のボールローラ位置での縦断側面図である。 実施最良形態による配電盤の遮断器の接続位置での縦断側面図である。 実施最良形態による配電盤のシャッタ機構部を省略した状態で遮断器の接続位置での縦断側面図である。 特許文献1に示された従来の配電盤の縦断側面図である。
符号の説明
21…配電盤
24…隔壁
26…遮断器
28A,28B…主回路断路部
29…絶縁ブッシング
31A,31B…主回路端子
32…絶縁バリア
34…シャッタ機構部
35…シャッタ
36…動作レバー
37…動作ばね
40…シャッタ支持板
41A,41B…連絡レバー
42…支持部
43…シャッタ支持部
44…連結支持部
45…連結バー

Claims (2)

  1. 主回路端子を包囲する絶縁バリアを有し、配電盤隔壁に複数段配設された絶縁ブッシングと、絶縁バリアの開口部を介して主回路断路部が主回路端子と接離するように配電盤内に出入される遮断器と、金属部材からなり、主回路端子と主回路断路部との間に位置し、主回路端子を開閉するシャッタと、遮断器が配電盤内を移動するのに応じてシャッタを昇降させる動作レバーとを備えた配電盤において、各主回路端子に対応して配電盤内の側面に各連絡レバーを支持部を介して回動自在に取り付けるとともに、当該連絡レバーの前記遮断器挿入側端部に前記シャッタを設け、当該各シャッタに対応した連絡レバーの前記遮断器挿入側端部間にシャッタ支持部を介してシャッタ支持板を回動自在に連結し、前記連絡レバーの前記遮断器挿入側端部に前記動作レバーを回動自在に連結し、かつ各連絡レバーの他端間に連結支持部を介して連結バーを回動自在に連結し、この連結支持部を、前記シャッタが閉じた状態で、当該連結支持部が設けられる連絡レバーを支持する支持部より下方に配置し、遮断器挿入時にシャッタが絶縁バリア外周に沿って配電盤隔壁近傍まで移動するようにしたことを特徴とする配電盤。
  2. 主回路端子を包囲する絶縁バリアを有し、配電盤隔壁に複数段配設された絶縁ブッシングと、絶縁バリアの開口部を介して主回路断路部が主回路端子と接離するように配電盤内に出入される遮断器と、金属部材からなり、主回路端子と主回路断路部との間に位置し、主回路端子を開閉するシャッタと、遮断器が配電盤内を移動するのに応じてシャッタを昇降させる動作レバーとを備えた配電盤において、各主回路端子に対応して配電盤内の側面に各連絡レバーを支持部を介して回動自在に取り付けるとともに、当該連絡レバーの前記遮断器挿入側端部に前記シャッタを設け、当該各シャッタに対応した連絡レバーの前記遮断器挿入側端部間にシャッタ支持部を介してシャッタ支持板を回動自在に連結し、前記連絡レバーの前記遮断器挿入側端部に前記動作レバーを回動自在に連結し、かつ各連絡レバーの他端間に連結支持部を介して連結バーを回動自在に連結し、この連結支持部を、前記シャッタが閉じた状態で、当該連結支持部が設けられる連絡レバーを支持する支持部より下方に配置するとともに、シャッタ支持部と支持部との間に直線を引き、連絡レバーのこの直線上以外の位置に配置し、遮断器挿入時にシャッタが絶縁バリア外周に沿って配電盤隔壁近傍まで移動するようにしたことを特徴とする配電盤。
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