JP5232035B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5232035B2
JP5232035B2 JP2009026604A JP2009026604A JP5232035B2 JP 5232035 B2 JP5232035 B2 JP 5232035B2 JP 2009026604 A JP2009026604 A JP 2009026604A JP 2009026604 A JP2009026604 A JP 2009026604A JP 5232035 B2 JP5232035 B2 JP 5232035B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicon oxide
dielectric film
film
lanthanum aluminum
oxynitride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009026604A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010182964A (ja
Inventor
章 高島
昌生 新宮
浩一 村岡
達雄 清水
雄一 上牟田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2009026604A priority Critical patent/JP5232035B2/ja
Publication of JP2010182964A publication Critical patent/JP2010182964A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5232035B2 publication Critical patent/JP5232035B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に係り、例えばMISFET(metal insulator semiconductor field effect transistor)を備えた半導体装置及びその製造方法に関する。
ULSI(ultra large scale integration)は、その主要素子であるMISFETの微細化によって、高速化及び低消費電力化が進められている。MISFETの心臓部ともいえるゲート絶縁膜は、静電容量(ゲート容量)を増大させることを目的として、微細化と共に薄膜化されている。しかしながら、ゲート絶縁膜が数nm程度まで薄膜化が進んだ結果、トンネル効果によるリーク電流が顕在化し、低消費電力化及び高速化が困難になる問題が生じている。このリーク電流を抑制するためには、ゲート絶縁膜の物理膜厚を維持しなければならないが、MISFETを高性能化するためには、ゲート容量を増加させる必要がある。その方法として、ゲート絶縁膜を従来用いられてきたシリコン酸化膜から、より高い誘電率を持つ絶縁膜、いわゆる高誘電率膜(high−k膜)に置き換える方法が考えられる。
これまでhigh−k膜として、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)、又は希土類金属を含む酸化物若しくは酸窒化物等が主に開発されてきた。しかしながら、シリコン基板にhigh−k膜を直接接合すると、シリコンのダングリングボンドによる界面欠陥が形成され、界面準位が増加しやすい。界面準位は、MISFETのチャネルを流れるキャリアを散乱するため、キャリアの移動度の低下、つまりMISFETの高速化を妨げる。また、high−k膜を直接シリコン基板上に堆積して加熱プロセスを行うと、シリコン基板とhigh−k膜との界面にシリコン酸化物を主成分としたシリケート層(界面反応層)が形成されやすい。このシリケート層の誘電率はシリコン酸化膜と同等若しくは僅かに高い程度であるため、high−k膜と界面反応層との直列容量となるゲート容量が小さくなる問題が生じる。
一方、若干EOT(equivalent oxide thickness)を犠牲にしながらも界面欠陥を抑制するために、high−k膜とシリコン基板との界面にシリケート層を形成することが提案されている。例えば、high−k膜とハフニウム酸化物との間に、ハフニウムシリケートを挿入する方法がある。しかしながら、ハフニウムシリケートは、加熱プロセスを施すと、シリコン基板の酸化によりシリケートの膜厚が増大し、EOTが低減できないだけでなく、フラットバンドのロールオフ現象が生じるといった不具合が生じる。また、希土類のシリケートに関しては、水分や炭酸ガスと反応し変質するために信頼性などに問題がある。
以上より、加熱プロセスを施しても、膜厚増加やロールオフ現象が起きない耐熱性と、水分や炭酸ガスなどと反応しない、安定したシリケート層、及びそのシリケート層とhigh−k膜との組み合わせが重要となる。
特開2005−217409号公報 特開2006−203200号公報
G. D. Wilk, R. M. Wallace, and J. M. Anthony, J. Appl. Phys. 87, 484 (2000) K. Akiyama, W. Wang, W. Mizubayashi, M. Ikeda, H. Ota, T. Nabatame and A. Toriumi, Symp. On VLSI Tech. Dig., p81 (2008)
本発明は、高誘電率でありかつリーク電流を低減することが可能なゲート絶縁膜を備えた半導体装置及びその製造方法を提供する。
本発明の一態様に係る半導体装置は、半導体基板上に設けられ、かつランタンアルミシリコン酸化物若しくは酸窒化物を含む第1の誘電体膜と、前記第1の誘電体膜上に設けられ、かつハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、チタン(Ti)、及び希土類金属のうち少なくとも1つを含む酸化物若しくは酸窒化物を含む第2の誘電体膜と、前記第2の誘電体膜上に設けられた電極とを具備することを特徴とする。
本発明の一態様に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板上に、シリコン酸化物若しくは酸窒化物を含む第1の誘電体膜を形成する工程と、前記第1の誘電体膜上に、ランタンアルミ酸化物若しくは酸窒化物を含む第2の誘電体膜を形成する工程と、加熱処理を施すことにより、前記第1の誘電体膜と前記第2の誘電体膜とを混合して、ランタンアルミシリコン酸化物若しくは酸窒化物を含む第3の誘電体膜を形成する工程と、前記第3の誘電体膜上に、電極を形成する工程とを具備することを特徴とする。
本発明の一態様に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板上に、ランタンアルミ酸化物若しくは酸窒化物を含む第1の誘電体膜を形成する工程と、酸素雰囲気中での第1の加熱処理を施すことにより、前記半導体基板と前記第1の誘電体膜との界面に酸化反応層を形成する工程と、第2の加熱処理を施すことにより、前記第1の誘電体膜と前記酸化反応層とを混合して、ランタンアルミシリコン酸化物若しくは酸窒化物を含む第2の誘電体膜を形成する工程と、前記第2の誘電体膜上に、電極を形成する工程とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、高誘電率でありかつリーク電流を低減することが可能なゲート絶縁膜を備えた半導体装置及びその製造方法を提供することができる。
第1の実施形態に係るMISFETの構成を示す断面図。 第1の実施形態に係るMISFETの製造工程を示す断面図。 ランタンアルミシリコン酸化膜23の断面TEM像。 図2に続く製造工程を示す断面図。 図4に続く製造工程を示す断面図。 ランタンアルミシリコン酸化膜が相分離した様子を示す断面TEM像。 第2の実施形態に係るMISFETの製造工程を示す断面図。 図7に続く製造工程を示す断面図。 図8に続く製造工程を示す断面図。 第3の実施形態に係るMISFETの製造工程を示す断面図。 図10に続く製造工程を示す断面図。 図11に続く製造工程を示す断面図。 第4の実施形態に係るMISFETの製造工程を示す断面図。 第5の実施形態に係るMISキャパシタの製造工程を示す断面図。 図14に続く製造工程を示す断面図。 図15に続く製造工程を示す断面図。 図16に続く製造工程を示す断面図。 図17に続く製造工程を示す断面図。 第6の実施形態に係るMISキャパシタの製造工程を示す断面図。 図19に続く製造工程を示す断面図。 図20に続く製造工程を示す断面図。 第7の実施形態に係るMISキャパシタの製造工程を示す断面図。 図22に続く製造工程を示す断面図。 図23に続く製造工程を示す断面図。 図24に続く製造工程を示す断面図。 図25に続く製造工程を示す断面図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
(第1の実施形態)
第1の実施形態は、半導体装置としてMISFETに係る構成例である。図1は、第1の実施形態に係る半導体装置(MISFET)の構成を示す断面図である。
まず、MISFETの構成について、これの製造方法を説明しながら説明する。p型半導体基板(或いはp型ウェル)11に素子分離絶縁層12を形成する。素子分離絶縁層12は、例えばSTI(Shallow Trench Isolation)により構成される。すなわち、半導体基板11の表面領域にトレンチを形成し、このトレンチ内に絶縁体を埋め込んで素子分離絶縁層12を形成する。半導体基板11の表面領域のうち素子分離絶縁層12が形成されていない領域がMISFETを形成する素子領域(活性領域)である。素子分離絶縁層12としては、例えば、シリコン酸化物が用いられる。
続いて、半導体基板11上に、積層膜からなるゲート絶縁膜13を形成する。この積層膜からなるゲート絶縁膜13の具体的な構成については後述する。続いて、ゲート絶縁膜13上に、ゲート電極14を形成する。
ゲート電極14には、遷移金属シリサイドや、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)及びタンタル(Ta)のうち少なくとも1つを含む窒化物を用いることができる。また、n型ドーパント[リン(P)または砒素(As)]をドープしたn型多結晶シリコンや、p型ドーパント[ボロン(B)]をドープしたp型多結晶シリコンを用いてもよい。
続いて、ドナーであるリン(P)を用いたイオン注入法によって、半導体基板11内に、ソース/ドレイン領域となる不純物拡散領域15を形成する。続いて、試料に900℃程度の熱処理を施し、不純物拡散領域15を活性化させてソース/ドレイン領域15を形成する。
続いて、ゲート絶縁膜13及びゲート電極14の両側面にそれぞれ、側壁絶縁部16を形成する。側壁絶縁部16としては、例えば、シリコン窒化物が用いられる。最後に、ソース/ドレイン領域15上に、接合材料としての金属シリサイド17を形成する。このようにして、図1に示したMISFETが製造される。
以下では、本実施形態の主要部分であるゲート絶縁膜13の構成を、これの製造方法を説明しながら詳細に説明する。
p型半導体基板11として、Si(100)基板11を用いる。Si(100)は、(100)面配向した単結晶シリコン基板である。最初に、Si(100)基板11を弗化水素酸処理により洗浄する。続いて、図2に示すように、酸化加熱炉にSi(100)基板11を導入し、所定温度、所定時間加熱することで、Si(100)基板11の上面に、厚さ1.2nm程度のシリコン酸化膜21を形成する。
続いて、到達真空度5×10−10 torrのMBE(molecular beam epitaxy)成膜チャンバーにシリコン酸化膜21が形成されたSi(100)基板11を導入する。以下の説明において、プロセス途中の複数の膜が形成されたSi(100)基板11を試料という場合もある。続いて、金属の蒸発源であるクヌーセンセル(以下、kセルという)を用いて、シリコン酸化膜21上にランタン(La)及びアルミニウム(Al)を酸素ガスと共に供給することで、シリコン酸化膜21上に、厚さ2.4nm程度のランタンアルミ酸化膜22を形成する。ランタンアルミ酸化膜22を堆積するときの温度は、室温〜700℃とし、酸素供給量は雰囲気分圧で1×10−8〜1×10−4 torrとする。
このときのシリコン酸化膜21とランタンアルミ酸化膜22との積層構造の断面TEM像を図3(a)に示す。図3(a)から明らかなように、この工程では、シリコン酸化膜21とランタンアルミ酸化膜22とは、積層構造を維持している。図3(a)において、ランタンアルミ酸化膜22上には、TEM試料用接着剤が形成されている。
続いて、試料をMBE成膜チャンバーから取り出し、急速加熱炉にて窒素雰囲気中900〜1100℃で数秒〜数分加熱する。その結果、図4に示すように、シリコン酸化膜21とランタンアルミ酸化膜22とが混合し、ゲート絶縁膜13に含まれる第1の誘電体膜23として、厚さ3.6nm程度のランタンアルミシリコン酸化膜23が形成される。このとき、ランタンアルミシリコン酸化膜23は、非晶質を維持している。
このときのランタンアルミシリコン酸化膜23の断面TEM像を図3(b)に示す。図3(b)において、ランタンアルミシリコン酸化膜23上には、TEM試料用保護膜が形成されている。図3(b)から明らかなように、ランタンアルミシリコン酸化膜23とSi(100)基板11との界面にはシリコン酸化膜21が見られない、つまりランタンアルミシリコン酸化膜23は直接Si(100)基板11に接合している。
続いて、図5に示すように、ランタンアルミシリコン酸化膜23が形成されたSi(100)基板11をスパッタ成膜チャンバーに導入する。続いて、スパッタリング法によって、ランタンアルミシリコン酸化膜23上に、ゲート絶縁膜13に含まれる第2の誘電体膜(高誘電率膜)24として、厚さ2.0nm程度のハフニウム酸化物24を堆積する。続いて、試料を400℃以上で加熱することで、ハフニウム酸化物24を結晶化させる。すなわち、ハフニウム酸化物24は、単結晶又は多結晶構造を有する。以上より、ランタンアルミシリコン酸化膜23とハフニウム酸化物24との積層構造を有するゲート絶縁膜13が形成される。
高誘電率膜24としては、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、チタン(Ti)、及び希土類金属のうち少なくとも1つを含む酸化物若しくは酸窒化物を用いることができる。また、これらの材料からなる高誘電率膜は、シリコン(Si)及びアルミニウム(Al)のうち少なくとも1つが添加されていてもよい。これらを添加することにより、高誘電率膜24の電気的な欠陥であるトラップを削減することができる。この結果、MISFETのリーク電流を低減することができ、さらに閾値電圧の変動を抑えることができる。
このゲート絶縁膜13を用いて図1のMISFETを形成した。ゲート電極14には、チタン窒化膜を用いた。ゲート電極14及びSi基板11間の容量−電圧測定(CV測定)を実施した結果、CV特性から見積もられた酸化膜換算膜厚(EOT:equivalent oxide thickness)が2.0nmの積層ゲート絶縁膜が形成できた。また、第1の実施形態によって形成されたMISFETから、Si基板11とゲート絶縁膜13との界面準位を見積もった。界面準位を見積もる際に、チャージポンピング法を用いた結果、3.0×10−11 cm−2の比較的低い界面準位を持つMISFETトランジスタを得ることができた。
次に、ランタンアルミシリコン酸化膜23に含まれるランタン(La)、アルミニウム(Al)及びシリコン(Si)の組成比について調べた結果を示す。組成比の表記について、LaとAlとの組成を加えたものをSiで割った値を“(La+Al)/Si”と表記する。今回形成したランタンアルミシリコン酸化膜23の組成比は、La/Al=1とし、(La+Al)/Si=2とした。この組成比では、ランタンアルミシリコン酸化膜23は非晶質を維持しながらSi(100)基板11と直接接合できることを確認できた。
(La+Al)/Si<1のときは、ランタンアルミシリコン酸化物とシリコン酸化物とは反応しない。つまり、EOTを低減できない。また、4<(La+Al)/Siのときは、図6に示すように、ランタンアルミ酸化物とランタンアルミシリコン酸化膜とが相分離し、膜厚がばらつくために電気特性が不安定になる。よって、組成比の範囲は、1≦(La+Al)/Si≦4が望ましい。また、Alの組成をリッチにするとフラットバンドは正側にシフトし、Laの組成をリッチにすると負側にシフトすることから、LaとAlとの組成比を制御することでMISFETのしきい値を制御することも可能である。
また、La:Alの組成比がLaリッチやAlリッチに偏ると900℃〜1000℃の温度範囲でランタンアルミシリコン酸化膜が結晶化することや、同時にSi(100)基板とランタンアルミシリコン酸化膜との界面に反応層が形成される、つまりSi(100)基板とランタンアルミシリコン酸化膜との直接接合が難しくなる。結晶化が確実に抑制できる組成比の範囲は、0.5≦La/Al≦2である。ただし、これは一条件であって、窒素をドープすることや加熱温度をやや低い適切な温度に設定することにより結晶化が抑制できることも付記する。
また、Alリッチにすると、誘電率が低くなるため、誘電率低下を抑えたい場合にはLaリッチが好ましい。つまり1≦La/Al≦2が望ましい。更に、Laの吸湿性や炭酸ガス吸収性を抑制するにはLaはAl若しくはSiと反応していなければならない。故に、La/(Al+Si)≦1であることが望ましい。
また、ランタンアルミ酸化物若しくは酸窒化物がシリコン酸化物若しくは酸窒化物と混合する前にLaリッチな場合、混合前に吸湿性若しくは炭酸ガス吸収などが生じやすい。よって、混合プロセスを用いる場合において、より安定なランタンアルミシリコン酸化膜を形成できる組成比は、La/Al=1近傍が望ましいことを付記する。
以上詳述したように第1の実施形態では、ゲート絶縁膜13として、ランタンアルミシリコン酸化膜23(第1の誘電体膜)と、ハフニウム酸化膜24(第2の誘電体膜)との積層膜を用いるようにしている。ランタンアルミシリコン酸化膜23は非晶質であり、ハフニウム酸化膜24は結晶化している(単結晶又は多結晶構造を有している)。
ソース/ドレイン領域形成工程において、Si(100)基板11に注入された不純物を活性化させるために、例えば900〜1100℃での高温熱処理が施されるが、ランタンアルミシリコン酸化膜23は、高温熱処理を施した場合でも非晶質を維持することができる。よって、ランタンアルミシリコン酸化膜23をゲート絶縁膜13の一部として用いることで、ランタンアルミシリコン酸化膜23を介したリーク電流を低減することができる。
また、高誘電率絶縁膜であるランタンアルミシリコン酸化膜23を用いることで、ゲート絶縁膜13のEOTを低減することができる。これにより、MISFETの動作電圧を低減することができる。また、ハフニウム酸化膜24は、ランタンアルミシリコン酸化膜23よりもさらに誘電率が高い。このため、ゲート絶縁膜13全体としての誘電率が高くなり、ゲート絶縁膜13を介したリーク電流を低減することができる。また、ブロック絶縁膜全体としてのEOTが低減できるため、メモリセルの動作電圧をより低減することができる。
また、ランタンアルミシリコン酸化膜23は、900〜1100℃での高温熱処理を施した場合でも、シリコンを含む層(多結晶シリコン、シリコン酸化物、シリコン窒化物、又はシリコン酸窒化物など)と混ざりにくい。このため、これらシリコンを含む層(例えばシリコン基板11)とランタンアルミシリコン酸化膜23との界面に、シリコンと酸素とを主成分とする低誘電率の反応層が形成されるのを防ぐことができ、シリコン基板11とランタンアルミシリコン酸化膜23とが直接接合を維持できる。これにより、ゲート絶縁膜13のEOT増大を避けることができる。
また、Si(100)基板11とランタンアルミシリコン酸化膜23とを積層した場合でも、これらの界面に欠陥が生じるのを防ぐことができ、ひいては界面準位が生じるのを防ぐことができる。これにより、キャリアの移動度が向上し、ひいてはMISFETの高速化が可能となる。同様に、ランタンアルミシリコン酸化膜23とハフニウム酸化膜24とを積層した場合でも、これらの界面に欠陥が生じるのを防ぐことができる。 (第2の実施形態)
第1の実施形態ではEOT=2.0nmのゲート絶縁膜を形成したが、EOTの更なる薄膜化が望ましい。そのためには、ランタンアルミシリコン酸化膜を薄膜化する必要がある。第2の実施形態では、極薄膜のランタンアルミシリコン酸化膜を形成するための実施例を示す。ここで、ゲート絶縁膜13の形成方法を除いたMISFETの形成方法は、第1の実施形態において図1を用いて説明したものと同様である。以下では、本実施形態の主要部分であるゲート絶縁膜13の構成を、これの製造方法を説明しながら詳細に説明する。
最初に、Si(100)基板11を弗化水素酸処理によって洗浄する。続いて、PLD(pulsed laser deposition)成膜チャンバーに弗化水素酸処理されたSi(100)基板11を導入する。PLD法は、原料ターゲットにレーザーを照射して蒸発若しくは昇華することによって、基板に原料を供給する手法である。今回は原料ターゲットにランタンアルミシリコン酸化物を用いることで、Si(100)基板11に原料を供給する。その結果、図7に示すように、Si(100)基板11上に、ゲート絶縁膜13に含まれる第1の誘電体膜23として、厚さ0.9nm程度のランタンアルミシリコン酸化膜23が形成される。
このときのランタン(La)、アルミニウム(Al)及びシリコン(Si)の組成比は、La:Al:Si=2:2:1とした。膜厚制御はレーザーのパルス数で決定できる。また、このときのSi(100)基板11の温度は、室温〜700℃までの温度範囲とする。続いて、PLD成膜チャンバーから試料を取り出した後、直ぐに急速加熱炉に導入する。急速加熱炉では、窒素雰囲気中にて、試料を900〜1100℃で数秒〜数分加熱する。このとき、ランタンアルミシリコン酸化膜23は、非晶質を維持する。
続いて、図8に示すように、試料をスパッタ成膜チャンバーに導入し、酸素と窒素とを含む雰囲気中でのスパッタリング法によって、ランタンアルミシリコン酸化膜23上に、ゲート絶縁膜13に含まれる第2の誘電体膜24として、厚さ1.0nm程度のランタンアルミ酸窒化膜24を堆積する。
続いて、図9に示すように、試料を再度PLDチャンバーに戻し、ランタンアルミシリコン酸化膜23と同様に、ゲート絶縁膜13に含まれる第3の誘電体膜25として、厚さ1.5nm程度のランタンアルミシリコン酸化膜25を堆積する。続いて、急速加熱炉に導入し、窒素雰囲気中にて、試料を900〜1100℃で数秒〜数分加熱する。その結果、ランタンアルミ酸窒化膜24が結晶化され、ランタンアルミシリコン酸化膜25が非晶質を維持する。以上より、ランタンアルミシリコン酸化膜23、ランタンアルミ酸窒化膜24、及びランタンアルミシリコン酸化膜25の3層の積層構造を有するゲート絶縁膜13が形成される。
このゲート絶縁膜13を用いて図1のMISFETを形成した。ゲート電極14には、リン(P)がドープされた多結晶シリコン膜を用いた。ゲート電極14及びSi基板11間のCV測定を実施した結果、CV特性から見積もられたEOTが0.6nmと非常に薄い積層ゲート絶縁膜を形成できた。
以上詳述したように第2の実施形態では、ゲート絶縁膜13として、ランタンアルミシリコン酸化膜23(第1の誘電体膜)、ランタンアルミ酸窒化膜24(第2の誘電体膜)、及びランタンアルミシリコン酸化膜25(第3の誘電体膜)の3層の積層膜を用いるようにしている。ランタンアルミシリコン酸化膜23、25は非晶質であり、ランタンアルミ酸窒化膜24は結晶化している(単結晶又は多結晶構造を有している)。従って、第2の実施形態は、第1の実施形態の効果に加えて、以下の効果を備えている。
ランタンアルミシリコン酸化膜25は、900〜1100℃での高温熱処理を施した場合でも、ゲート電極14としての多結晶シリコンと混ざりにくい。このため、ランタンアルミシリコン酸化膜25とゲート電極14との界面に、シリコンと酸素とを主成分とする低誘電率の反応層が形成されるのを防ぐことができ、ランタンアルミシリコン酸化膜25と多結晶シリコン層14とが直接接合を維持できる。これにより、ゲート絶縁膜13のEOT増大を避けることができる。
また、ランタンアルミシリコン酸化膜25と多結晶シリコン層14とを積層した場合でも、これらの界面に欠陥が生じるのを防ぐことができる。従って、フラットバンドシフトを抑えることができる。
(第3の実施形態)
第1の実施形態では、最初にシリコン酸化膜を形成することで、Si基板の上面が酸素で終端されるため界面欠陥は抑えられる。しかしながら、ランタンアルミ酸化膜とシリコン酸化膜とを混合する手法であることから、シリコン酸化膜も薄膜化が必要なため、EOT低減が難しい。一方、第2の実施形態では、原料をSi基板上に直接成膜するため、Si基板とランタンアルミシリコン酸化膜との界面に欠陥が形成される可能性がある。そこで、第3の実施形態では、ランタンアルミシリコン膜の更なる薄膜化と、界面欠陥の抑制を両立させる手法を示す。ここで、ゲート絶縁膜13の形成方法を除いたMISFETの形成方法は、第1の実施形態において図1を用いて説明したものと同様である。以下では、本実施形態の主要部分であるゲート絶縁膜13の構成を、これの製造方法を説明しながら詳細に説明する。
最初に、Si(100)基板11を弗化水素酸処理によって洗浄する。続いて、図10に示すように、酸化加熱炉にSi(100)基板11を導入し、所定温度、所定時間加熱することで、Si(100)基板11の上面に、厚さ5.0nm程度のシリコン酸化膜21を形成する。
続いて、到達真空度5×10−10 torrのMBE成膜チャンバーに、シリコン酸化膜21が形成されたSi(100)基板11を導入する。続いて、金属の蒸発源であるkセルを用いて、シリコン酸化膜21上にランタン(La)及びアルミニウム(Al)を酸素ガスと共に供給することで、厚さ10.0nm程度のランタンアルミ酸化膜22を形成する。このときのランタン(La)とアルミ(Al)との組成比は、La:Al=2:1とした。ランタンアルミ酸化膜22を堆積するときの温度は、室温〜700℃とし、酸素供給量は雰囲気分圧で1×10−8〜1×10−4 torrとする。
続いて、試料をMBE成膜チャンバーから取り出し、急速加熱炉へ導入し、続いて窒素雰囲気中900〜1100℃で数秒〜数分加熱する。その結果、図11に示すように、シリコン酸化膜21とランタンアルミ酸化膜22とが混合し、ゲート絶縁膜13に含まれる第1の誘電体膜23として、厚さ15.0nm程度のランタンアルミシリコン酸化膜23が形成される。このとき、ランタンアルミシリコン酸化膜23は、非晶質を維持する。ランタン(La)、アルミニウム(Al)及びシリコン(Si)の組成比は、La:Al:Si=2:1:1である。
続いて、酸或いはアルカリ溶液に、ランタンアルミシリコン酸化膜23が形成されたSi(100)基板11を所定時間浸す。この溶液としては、例えば、フッ化水素酸(HF)とフッ化アンモニウム(NHF)とを混合した、いわゆるバッファードフッ酸溶液が用いられる。この薄膜化処理によって、ランタンアルミシリコン酸化膜23を制御よくエッチングすることができる。その結果、図12に示すように、厚さ3.0nm程度の薄膜化されたランタンアルミシリコン酸化膜23が形成される。
このランタンアルミシリコン酸化膜23をゲート絶縁膜13として用いて図1のMISFETを形成した。ゲート電極14には、タンタル窒化膜を用いた。ゲート電極14及びSi基板11間のCV測定を実施した結果、CV特性から見積もられたEOTが1.0nm、誘電率が12のゲート絶縁膜13が形成できた。続いて、本実施形態によって形成されたMISFETから、Si基板11とゲート絶縁膜13との界面準位を見積もった。界面準位を見積もる際に、チャージポンピング法を用いた結果、1.0×10−11 cm−2の低い界面準位を持つMISFETトランジスタを得ることができた。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、第3の実施形態の製造方法によって形成されたランタンアルミシリコン膜23の上に、high−k膜を堆積した実施例を示す。ここで、ゲート絶縁膜13の形成方法を除いたMISFETの形成方法は、第1の実施形態において図1を用いて説明したものと同様である。以下では、本実施形態の主要部分であるゲート絶縁膜13の構成を、これの製造方法を説明しながら詳細に説明する。
Si(100)基板11上に薄膜化されたランタンアルミシリコン酸化膜23を形成するまでの製造工程、すなわち、図10乃至図12の製造工程は、第3の実施形態と同じである。なお、第4の実施形態では、図12に示す薄膜化処理によって、厚さ1.0nm程度のランタンアルミシリコン酸化膜23を形成する。
続いて、図13に示すように、ランタンアルミシリコン酸化膜23が形成されたSi(100)基板11をスパッタ成膜チャンバーに導入し、スパッタリング法によって、ゲート絶縁膜13に含まれる第2の誘電体膜24として、厚さ1.0nm程度のハフニウムアルミ酸化膜24を堆積する。続いて、スパッタ成膜チャンバーから試料を取り出し、急速加熱炉にて、窒素雰囲気中900〜1100℃で数秒〜数分加熱する。その結果、非晶質のランタンアルミシリコン酸化膜23と結晶化したハフニウムアルミ酸化膜24との積層構造を有するゲート絶縁膜13が形成される。
このゲート絶縁膜13を用いて図1のMISFETを形成した。ゲート電極14には、チタン窒化膜を用いた。ゲート電極14及びSi基板11間のCV測定を実施した結果、CV特性から見積もられたEOTが0.5nmと非常に薄い積層ゲート絶縁膜を形成できた。第4の実施形態のその他の効果は、第1の実施形態と同じである。
(第5の実施形態)
第1乃至第4の実施形態では、MISFETの構成例を示したが、第5の実施形態では、MIS(metal insulator semiconductor)キャパシタの構成例について示す。
p型半導体基板11としては、Si(100)基板11を用いる。Si(100)基板11は、MISキャパシタの第1の電極として機能する。最初に、Si(100)基板11を弗化水素酸処理によって洗浄する。続いて、図14に示すように、酸化加熱炉にSi(100)基板11を導入し、所定温度、所定時間加熱することで、Si(100)基板11の上面に、厚さ5.0nm程度のシリコン酸化膜32を形成する。
続いて、到達真空度5×10−10 torrのMBE成膜チャンバーにシリコン酸化膜32が形成されたSi(100)基板11を導入する。続いて、金属の蒸発源であるkセルを用いて、シリコン酸化膜32上にランタン(La)及びアルミニウム(Al)を酸素ガスと共に供給することで、厚さ10.0nm程度のランタンアルミ酸化膜33を形成する。このときのランタン(La)とアルミ(Al)との組成比は、La:Al=2:1とした。ランタンアルミ酸化膜33を堆積するときの温度は、室温〜700℃とし、酸素供給量は雰囲気分圧で1×10−8〜1×10−4 torrとする。
続いて、試料をMBE成膜チャンバーから取り出し、急速加熱炉へ導入し、続いて窒素雰囲気中900〜1100℃で数秒〜数分加熱する。その結果、図15に示すように、シリコン酸化膜32とランタンアルミ酸化膜33とが混合し、キャパシタ絶縁膜31に含まれる第1の誘電体膜34として、厚さ15.0nm程度のランタンアルミシリコン酸化膜34が形成される。このとき、ランタンアルミシリコン酸化膜34は、非晶質を維持する。
続いて、フッ化水素酸(HF)とフッ化アンモニウム(NHF)とを混合した、いわゆるバッファードフッ酸溶液に、ランタンアルミシリコン酸化膜34が形成されたSi(100)基板11を所定時間浸す。この薄膜化処理によって、ランタンアルミシリコン酸化膜34を制御よくエッチングすることができる。その結果、図16に示すように、厚さ1.0nm程度の薄膜化されたランタンアルミシリコン酸化膜34が形成される。このときのランタン(La)、アルミニウム(Al)及びシリコン(Si)の組成比は、La:Al:Si=1:2:1となる。
続いて、図17に示すように、ランタンアルミシリコン酸化膜34が形成されたSi(100)基板11をスパッタ成膜チャンバーに導入し、窒素雰囲気中にてハフニウム酸化物ターゲットをスパッタすることによって、ランタンアルミシリコン酸化膜34上に、キャパシタ絶縁膜31に含まれる第2の誘電体膜35として、厚さ1.0nm程度のハフニウムシリコン酸窒化膜35を堆積する。続いて、スパッタ成膜チャンバーから試料を取り出し、急速加熱炉にて、窒素雰囲気中900〜1100℃で数秒〜数分加熱する。その結果、非晶質のランタンアルミシリコン酸化膜34と、結晶化したハフニウムシリコン酸窒化膜35との積層構造を有するキャパシタ絶縁膜31が形成される。
続いて、図18に示すように、スパッタリング法によって、キャパシタ絶縁膜31上に、MISキャパシタの第2の電極(キャパシタ電極)36として、タンタルアルミ窒化膜36を堆積する。第2の電極36としては、タンタルアルミ窒化膜以外に、第1の実施形態で示したゲート電極14と同じ材料を用いることができる。このようにして、第5の実施形態に係るMISキャパシタが形成される。
キャパシタ電極36及びSi基板11間のCV測定を実施した結果、CV特性から見積もられたEOTが0.7nmと非常に薄い積層キャパシタ絶縁膜を形成できた。CV測定からSi基板11とキャパシタ絶縁膜31との界面準位をターマン法により見積もったところ、1.0×10−11 cm−2以下まで低減できていることが確認できた。
以上詳述したように第5の実施形態では、ランタンアルミシリコン酸化膜34(第1の誘電体膜)とハフニウムシリコン酸窒化膜35(第2の誘電体膜)との積層膜からなるキャパシタ絶縁膜31を用いてMISキャパシタを構成するようにしている。ランタンアルミシリコン酸化膜34は非晶質であり、ハフニウムシリコン酸窒化膜35は結晶化している(単結晶又は多結晶構造を有している)。このように、非晶質のランタンアルミシリコン酸化膜34をキャパシタ絶縁膜31の一部として用いることで、ランタンアルミシリコン酸化膜34を介したリーク電流を低減することができる。
また、高誘電率絶縁膜であるランタンアルミシリコン酸化膜34を用いることで、キャパシタ絶縁膜31のEOTを低減することができる。これにより、MISキャパシタの動作電圧を低減することができる。また、ハフニウムシリコン酸窒化膜35は、ランタンアルミシリコン酸化膜34よりもさらに誘電率が高い。このため、キャパシタ絶縁膜31全体としての誘電率が高くなり、キャパシタ絶縁膜31を介したリーク電流を低減することができる。
また、ランタンアルミシリコン酸化膜34は、シリコン、シリコン酸化物、シリコン窒化物若しくはシリコン酸窒化物と混ざりにくい。このため、Si(100)基板11とランタンアルミシリコン酸化膜34との界面に、低誘電率の反応層が形成されるのを防ぐことができる。これにより、キャパシタ絶縁膜31の誘電率が低くなるのを防ぐことができる。
また、Si(100)基板11とランタンアルミシリコン酸化膜34とを積層した場合でも、これらの界面に欠陥が生じるのを防ぐことができる。この結果、リーク電流を低減することができる。同様に、ランタンアルミシリコン酸化膜34とハフニウムシリコン酸窒化膜35とを積層した場合でも、これらの界面に欠陥が生じるのを防ぐことができ、リーク電流を低減することができる。
(第6の実施形態)
第6の実施形態は、MISキャパシタの構成例であり、第5の実施形態と異なる製造方法によってMISキャパシタを形成するようにしている。
最初に、Si(100)基板11を弗化水素酸処理によって洗浄する。続いて、図19に示すように、酸化加熱炉にSi(100)基板11を導入し、所定温度、所定時間加熱することで、Si(100)基板11の上面に、厚さ0.5nm程度のシリコン酸化膜32を形成する。
続いて、到達真空度5×10−10 torrのMBE成膜チャンバーにシリコン酸化膜32が形成されたSi(100)基板11を導入する。続いて、金属の蒸発源であるkセルを用いて、シリコン酸化膜32上にランタン(La)及びアルミニウム(Al)を酸素ガスと共に供給することで、厚さ1.0nm程度のランタンアルミ酸化膜33を形成する。ランタンアルミ酸化膜33を堆積するときの温度は、室温〜700℃とし、酸素供給量は雰囲気分圧で1×10−8〜1×10−4 torrとする。
続いて、試料をスパッタ成膜チャンバーに導入し、酸素雰囲気中にて酸化ハフニウムターゲットをスパッタリングすることによって、ランタンアルミ酸化膜33上に、厚さ1.0nm程度のハフニウム酸化物41を堆積する。続いて、試料をスパッタ成膜チャンバーから取り出し、急速加熱炉へ導入し、続いて窒素雰囲気中900〜1100℃で数秒〜数分加熱する。その結果、図20に示すように、Si(100)基板11上に、ランタンアルミシリコン酸化膜34(第1の誘電体膜)と、アルミニウム及びランタンがドープされたハフニウム酸化膜35(第2の誘電体膜)との積層膜からなるキャパシタ絶縁膜31が形成される。このとき、ハフニウム酸化膜35は結晶化され、ランタンアルミシリコン酸化膜34は非晶質を維持する。
続いて、図21に示すように、スパッタリング法によって、キャパシタ絶縁膜31上に、MISキャパシタの第2の電極(キャパシタ電極)36として、チタンアルミ窒化膜36を堆積する。このようにして、第6の実施形態に係るMISキャパシタが形成される。
キャパシタ電極36及びSi基板11間のCV測定を実施した結果、CV特性から見積もられたEOTが0.7nmと非常に薄い積層キャパシタ絶縁膜を形成できた。CV測定からSi基板11とキャパシタ絶縁膜31との界面準位をターマン法により見積もったところ、1.0×10−11 cm−2以下まで低減できていることが確認できた。
第6の実施形態の製造方法を用いてMISキャパシタを形成した場合でも、第5の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第7の実施形態)
第7の実施形態は、MISキャパシタの構成例であり、第5及び第6の実施形態と異なる製造方法によってMISキャパシタを形成するようにしている。
最初に、Si(100)基板11を弗化水素酸処理によって洗浄する。続いて、到達真空度5×10−10 torrのMBE成膜チャンバーにSi(100)基板11を導入する。続いて、図22に示すように、金属の蒸発源であるkセルを用いて、Si(100)基板11上にランタン(La)及びアルミニウム(Al)を酸素ガスと共に供給することで、厚さ1.0nm程度のランタンアルミ酸化膜51を形成する。ランタンアルミ酸化膜51を堆積するときの温度は、室温〜700℃とし、酸素供給量は、雰囲気分圧で1×10−8〜1×10−4 torrとする。
続いて、図23に示すように、ランタンアルミ酸化膜51が形成されたSi(100)基板11を酸化加熱炉に導入し、酸素と窒素との混合雰囲気中にて300〜800℃で加熱する。その結果、Si(100)基板11とランタンアルミ酸化膜51との界面が酸化され、Si(100)基板11とランタンアルミ酸化膜51との間に、厚さ0.5nmの界面反応層52が形成される。この界面反応層52は主にSi(100)基板11が酸化されて形成されるため、主成分はシリコン酸化物である。
続いて、図24に示すように、試料をランプアニール型の急速加熱炉に導入し、900℃〜1100℃で加熱する。その結果、Si(100)基板11上に、厚さ1.5nm程度のランタンアルミシリコン酸化膜34が形成される。
続いて、図25に示すように、ランタンアルミシリコン酸化膜34が形成されたSi(100)基板11をスパッタ成膜チャンバーに導入し、スパッタリング法によって、ランタンアルミシリコン酸化膜34上に、厚さ1.0nm程度のハフニウム酸化膜35を堆積する。続いて、スパッタ成膜チャンバーから試料を取り出し、急速加熱炉にて、窒素雰囲気中900〜1100℃で数秒〜数分加熱する。その結果、非晶質のランタンアルミシリコン酸化膜34(第1の誘電体膜)と、結晶化したハフニウム酸化物35(第2の誘電体膜)との積層膜からなるキャパシタ絶縁膜31が形成される。
続いて、図26に示すように、スパッタリング法によって、キャパシタ絶縁膜31上に、MISキャパシタの第2の電極(キャパシタ電極)36として、チタン窒化膜36を堆積する。このようにして、第6の実施形態に係るMISキャパシタが形成される。
キャパシタ電極36及びSi基板11間のCV測定を実施した結果、CV特性から見積もられたEOTが0.7nmと非常に薄い積層キャパシタ絶縁膜を形成できた。CV測定からSi基板11とキャパシタ絶縁膜31との界面準位をターマン法により見積もったところ、1.0×10−11 cm−2以下まで低減できていることが確認できた。
第7の実施形態の製造方法を用いてMISキャパシタを形成した場合でも、第5の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、第5乃至第7の実施形態に係るMISキャパシタにおいて、第2の実施形態で示したゲート絶縁膜を適用することも可能である。すなわち、キャパシタ絶縁膜31は、ランタンアルミシリコン酸化膜/高誘電率膜/ランタンアルミシリコン酸化膜からなる3層の積層構造を有していてもよい。
また、第5乃至第7の実施形態に係るMISキャパシタは、CMOSイメージセンサやDRAMに使用される電荷蓄積キャパシタに適用することも可能である。
上記の第1の実施形態、第3の実施形態、第4の実施形態、第5の実施形態、第6の実施形態、及び第7の実施形態では、ランタンアルミシリコン酸化膜を形成するときに、ランタンアルミ酸化膜とシリコン酸化膜とを混合させているが、シリコン酸化膜の代わりにシリコン酸窒化膜を用いてもよい。その際は、ランタンアルミシリコン酸化膜に代えて、ランタンアルミシリコン酸窒化膜を形成することができる。
また、全ての実施形態において、ゲート電極(キャパシタ電極)には、以下の(1)〜(7)の金属系導電材料を用いることができる。
(1)白金(Pt)、タングステン(W)、イリジウム(Ir)、ルテニウム(Ru)、レニウム(Re)、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)のうちから選択される1種類以上の元素を含む材料
(2)白金(Pt)、タングステン(W)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)のうちから選択される1種類以上の元素を含む材料の珪化物
(3)タングステン(W)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)のうちから選択される1種類以上の元素を含む材料の炭化物
(4)タングステン(W)、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)のうちから選択される1種類以上の元素を含む材料の窒化物
(5)チタン(Ti)を含む材料の珪窒化物
(6)イリジウム(Ir)、ルテニウム(Ru)のうちから選択される1種類以上の元素を含む材料の酸化物
(7)(1)〜(6)の材料の化合物若しくは混合物
また、以上ではランタンアルミ酸化膜、ハフニウム酸化物、或いはハフニウムアルミ酸化膜等の成膜手法にMBE法、スパッタリング法、PLD法などを用いたが、電子線蒸着法、ALD(atomic layer deposition)法、CVD(chemical vapor deposition)法、或いはMOCVD(metal organic CVD)法などを用いても形成することが可能である。
上述の製造法は、一例に過ぎない。これ以外の製造方法により、MISFETやMISキャパシタを形成しても構わない。例えば、熱酸化シリコン酸化膜の方法は、ドライO酸化のほかにウェット酸化(水素燃焼酸化)、O若しくはHOを原料ガスとするプラズマ酸化、など様々な方法を用いることができる。さらに、NOガス、NHガス、若しくは窒素プラズマを施す工程を熱酸化の前若しくは後に入れて、窒化されたシリコン酸化膜(シリコン酸窒化膜)を形成しても構わない。
同様に、シリコン酸化膜(SiO)はMOCVD法で形成する以外に、200℃〜500℃の温度範囲において、BTBAS[ビス(3級ブチルアミノ)シラン:bis (tertiary butyl amino) silane:SiH(t−BuNH)]とオゾン(O)、若しくは3DMAS(SiH(N(CH)とオゾン(O)を原料ガスとして用いるALD法で形成しても構わない。
また、Si(100)基板の代わりに、SiGe基板、Ge基板、SiGeC基板などを用いてもよいし、これらの基板内のウェル領域上に本発明の積層ゲート構造を形成してもよい。さらに、Si(100)基板の代わりに、絶縁膜上に薄膜半導体が形成されるSOI(silicon on insulator)基板、SGOI(silicon-germanium on insulator)基板、GOI(germanium on insulator)基板などを使用することも可能であり、これらの基板内のウェル領域上に本発明の積層ゲート構造を形成してもよい。
また、上記各実施形態では、p型半導体基板(ウェルを含む)を用いたnチャネルトランジスタの積層ゲート構造について述べたが、これを、n型半導体基板(ウェルを含む)を用いたpチャネルトランジスタの積層ゲート構造に置き換えることも可能である。この場合、ソース/ドレイン領域の導電型は、p型になる。
また、今回形成したMISFETやMISキャパシタは、従来用いられてきた水素シンター処理により、更に界面準位を低減できることを付記する。
なお、MISFETの実施形態において示した材料例や製造方法をMISキャパシタに適用することも可能であり、反対に、MISキャパシタの実施形態において示した材料例や製造方法をMISFETに適用することも可能であることは勿論である。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で、構成要素を変形して具体化できる。また、実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を構成することができる。例えば、実施形態に開示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよいし、異なる実施形態の構成要素を適宜組み合わせてもよい。
11…半導体基板、12…素子分離絶縁層、13…ゲート絶縁膜、14…ゲート電極、15…ソース/ドレイン領域、16…側壁絶縁部、17…金属シリサイド、23,25,34…ランタンアルミシリコン酸化膜、24,35…高誘電率膜、31…キャパシタ絶縁膜、36…キャパシタ電極。

Claims (14)

  1. 半導体基板上に設けられ、かつランタンアルミシリコン酸化物若しくは酸窒化物を含む第1の誘電体膜と、
    前記第1の誘電体膜上に設けられ、かつハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、チタン(Ti)、及び希土類金属のうち少なくとも1つを含む酸化物若しくは酸窒化物を含む第2の誘電体膜と、
    前記第2の誘電体膜上に設けられ、かつランタンアルミシリコン酸化物若しくは酸窒化物を含む第3の誘電体膜と、
    前記第3の誘電体膜上に設けられた電極と、
    を具備することを特徴とする半導体装置。
  2. 半導体基板上に設けられ、かつランタンアルミシリコン酸化物若しくは酸窒化物を含む第1の誘電体膜と、
    前記第1の誘電体膜上に設けられ、かつハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、チタン(Ti)、及び希土類金属のうち少なくとも1つを含む酸化物若しくは酸窒化物を含む第2の誘電体膜と、
    前記第2の誘電体膜上に設けられた電極と、
    を具備し、
    前記第2の誘電体膜は、単結晶又は多結晶であることを特徴とする半導体装置。
  3. 前記電極は、p型若しくはn型ドーパントがドープされた多結晶シリコン、又は遷移金属シリサイドを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記第2の誘電体膜は、シリコン(Si)及びアルミニウム(Al)のうち少なくとも1つをさらに含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 前記ランタンアルミシリコン酸化物若しくは酸窒化物は、非晶質であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体装置。
  6. 前記ランタンアルミシリコン酸化物若しくは酸窒化物に含まれるランタン(La)、アルミニウム(Al)及びシリコン(Si)の組成比は、1≦(La+Al)/Si≦4を満たすことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の半導体装置。
  7. 前記ランタンアルミシリコン酸化物若しくは酸窒化物に含まれるランタン(La)、アルミニウム(Al)及びシリコン(Si)の組成比は、La/(Al+Si)≦1であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の半導体装置。
  8. 前記ランタンアルミシリコン酸化物若しくは酸窒化物に含まれるランタン(La)及びアルミニウム(Al)の組成比は、0.5≦La/Al≦2を満たすことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の半導体装置。
  9. 前記ランタンアルミシリコン酸化物若しくは酸窒化物に含まれるランタン(La)及びアルミニウム(Al)の組成比は、1≦La/Al≦2を満たすことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の半導体装置。
  10. 半導体基板上に、シリコン酸化物若しくは酸窒化物を含む第1の誘電体膜を形成する工程と、
    前記第1の誘電体膜上に、ランタンアルミ酸化物若しくは酸窒化物を含む第2の誘電体膜を形成する工程と、
    加熱処理を施すことにより、前記第1の誘電体膜と前記第2の誘電体膜とを混合して、ランタンアルミシリコン酸化物若しくは酸窒化物を含む第3の誘電体膜を形成する工程と、
    前記第3の誘電体膜上に、電極を形成する工程と、
    を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 酸若しくはアルカリ溶液を用いて、前記第3の誘電体膜を薄膜化する工程をさらに具備することを特徴とする請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記第3の誘電体膜と前記電極との間に、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、チタン(Ti)、及び希土類金属のうち少なくとも1つを含む酸化物若しくは酸窒化物を含む第4の誘電体膜を形成する工程をさらに具備することを特徴とする請求項10又は11に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 半導体基板上に、ランタンアルミ酸化物若しくは酸窒化物を含む第1の誘電体膜を形成する工程と、
    酸素雰囲気中での第1の加熱処理を施すことにより、前記半導体基板と前記第1の誘電体膜との界面に酸化反応層を形成する工程と、
    第2の加熱処理を施すことにより、前記第1の誘電体膜と前記酸化反応層とを混合して、ランタンアルミシリコン酸化物若しくは酸窒化物を含む第2の誘電体膜を形成する工程と、
    前記第2の誘電体膜上に、電極を形成する工程と、
    を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 前記第2の誘電体膜と前記電極との間に、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、チタン(Ti)、及び希土類金属のうち少なくとも1つを含む酸化物若しくは酸窒化物を含む第3の誘電体膜を形成する工程をさらに具備することを特徴とする請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
JP2009026604A 2009-02-06 2009-02-06 半導体装置及びその製造方法 Active JP5232035B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009026604A JP5232035B2 (ja) 2009-02-06 2009-02-06 半導体装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009026604A JP5232035B2 (ja) 2009-02-06 2009-02-06 半導体装置及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010182964A JP2010182964A (ja) 2010-08-19
JP5232035B2 true JP5232035B2 (ja) 2013-07-10

Family

ID=42764275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009026604A Active JP5232035B2 (ja) 2009-02-06 2009-02-06 半導体装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5232035B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6770923B2 (en) * 2001-03-20 2004-08-03 Freescale Semiconductor, Inc. High K dielectric film
JP2005079390A (ja) * 2003-09-01 2005-03-24 Semiconductor Leading Edge Technologies Inc 半導体装置
JP4722501B2 (ja) * 2004-01-29 2011-07-13 三星電子株式会社 半導体素子の多層誘電体構造物、半導体及びその製造方法
JP4309320B2 (ja) * 2004-09-13 2009-08-05 株式会社東芝 半導体装置及びその製造方法
KR100688521B1 (ko) * 2005-01-18 2007-03-02 삼성전자주식회사 고유전율 절연막을 포함하는 반도체 소자 및 그 제조 방법
JP2007005534A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Toshiba Corp 半導体装置
JP5060110B2 (ja) * 2006-11-27 2012-10-31 株式会社東芝 不揮発性半導体メモリ装置及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010182964A (ja) 2010-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4492783B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US7824990B2 (en) Multi-metal-oxide high-K gate dielectrics
JP3773448B2 (ja) 半導体装置
US8836039B2 (en) Semiconductor device including high-k/metal gate electrode
CN100452357C (zh) 半导体装置及其制造方法
JP3588607B2 (ja) 電界効果トランジスタ
US20090108294A1 (en) Scalable high-k dielectric gate stack
JP2008147393A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20080105920A1 (en) Semiconductor devices and fabrication process thereof
JP2014049747A (ja) タングステンゲート電極を備えた半導体装置及びその製造方法
JPWO2008108128A1 (ja) 誘電体、誘電体を用いたキャパシタ、誘電体を用いた半導体装置、及び誘電体の製造方法
JP4120938B2 (ja) 高誘電率絶縁膜を有する半導体装置とその製造方法
JP5127694B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP4574951B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP4309320B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP4855419B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR101028982B1 (ko) 반도체 디바이스 및 그 제조 방법
JP5373619B2 (ja) キャパシタとそれを有する半導体装置およびキャパシタの製造方法
JP5475807B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2005158998A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2008243994A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP5232035B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
TW200901474A (en) Semiconductor device and manufacturing method therefor
JP2011103330A (ja) 半導体装置の製造方法
JP5057957B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110916

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130322

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160329

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5232035

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350