JP5231044B2 - 燃料用ホース - Google Patents
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Description
しかしながらこのような一般的なゴムホースの場合、近年益々求められている低燃料透過性の要請に対しては十分に応えることができない。
しかしながら樹脂のバリア層は材質的にゴムよりも硬い硬質層であるため、これをホースの軸端に到るまで外ゴム層とともに積層形成すると、フィラーホースを相手パイプに外挿状態に挿し込んだときに、相手パイプと内面の樹脂のバリア層との密着が悪く、シール性が不十分となってしまう。
またフィラーホースを相手パイプに外挿状態に挿し込む際に、内面の樹脂のバリア層が硬く、変形抵抗が大きいために挿込作業の際に大きな力を必要とし、フィラーホースの接続作業性が悪化する問題を生ずる。
図において200は樹脂−ゴム複合のフィラーホースで、202は外ゴム層、204は内面層として外ゴム層202の内側に積層形成された樹脂のバリア層である。
このフィラーホース200では、金属製の相手パイプ206と接続される端部については樹脂のバリア層204を形成しないで、外ゴム層202の内面を露出させ、同内面を相手パイプ206に直接弾性接触状態に嵌合するようにしている。
尚、図4において212は相手パイプ206の先端部に径方向外方に環状に膨出する形態で設けられた膨出部(バルジ部)であり、ホースクランプ214は、樹脂のバリア層204の形成されていない外ゴム層202の端部を外周面から縮径方向に締め付けて、相手パイプ206にこれを固定する。
同図に示しているようにこのホースクランプ214は、金属製の帯状の締付バンド230と、締付機構234とを有している。
締付バンド230は、一方の端部230Aにスリット状のねじ溝240が周方向に一定ピッチで設けられており、このねじ溝240の設けられた一方の端部230Aを、他方の端部230Bの外側に重ねるようにして円環状に巻かれており、そして他方の端部230Bに、ねじ式の締付機構234が固定されている。
また端部においては樹脂のバリア層204が形成されておらず、更に弾性を有する外ゴム層202の内面が直接相手パイプ206と接触するため、フィラーホース200と相手パイプ206との嵌合部分のシール性を良好となすことができる。
一般的なゴムホースの場合、かかる曲り形状のホースを製造するには、下記特許文献2にも開示されているようにゴムホースを長尺の直管状に押出成形して、これを所定寸法に切断した後、未加硫(又は半加硫)の直管ホース216(図6(II)参照)を、所定の曲り形状を有する金属製のマンドレル218に挿し込んで曲り形状に変形させ、その状態で所定時間の加熱を行って加硫処理し、そして加硫処理が済んだところで、曲りの付与されたホース220をマンドレル218から抜き取って製品とする。
樹脂のバリア層204を外ゴム層202の内面に沿った形状で形成する方法として、静電塗装の手法が好適に用いられる。
この静電塗装では、樹脂粉体が負又は正に帯電(通常は負に帯電)させられ、噴出ノズルから噴出された樹脂粉末が静電場を対極(正極)となる外ゴム層202の内面に向かって飛翔し、同内面に付着して樹脂の塗膜を形成する。
この静電塗装の工程では、目的とする厚みで樹脂のバリア層204を形成するために、通常複数回の静電塗装を施す。
詳しくは樹脂粉体を外ゴム層202の内面に付着させた後、これを加熱して溶融及び冷却し、更に再びその上から静電塗装にて樹脂粉体を吹き付けて加熱溶融及び冷却を行い、目的とする厚みの樹脂のバリア層204を形成する。
即ち、先ずインジェクション成形にて外ゴム層202を得た後乾燥処理し、更に前処理としての洗浄及びその後の乾燥を行って、その後に静電塗装にて樹脂粉体を内面に付着させ、その後これを溶融及び冷却した後、2回目の樹脂粉体の静電塗装及び加熱溶融,冷却固化を行う。そしてこれを所要の回数繰り返して目的の厚みの樹脂のバリア層204を形成した後、耐燃料透過性のリング状の弾性シール部材210を軸端から嵌め込んで所定位置に装着する。
以上のように図4に示すフィラーホース200を製造するには多数の工程が必要で、そのために必然的にフィラーホース200の製造コストが高くなってしまう。
図7はその具体例を示している。この積層構造のフィラーホース246Aでは、樹脂のバリア層244によって輸送流体に対する低透過性(バリア性)を持たせることができ、また内面の内ゴム層242によって、樹脂−ゴム複合のフィラーホース246Aを相手パイプ206に外挿状態に挿し込む際に、内ゴム層242を弾性変形させて挿込作業を行うことができ、その際の挿込みに必要な力を低減することが可能となる。
また内ゴム層242を相手パイプ206に弾性接触させる状態に接続を行うことができるため、接続部における密着性を高めることが可能となる。
加えてこの積層構造のフィラーホース246Aでは、軸端に到るまで樹脂のバリア層244を形成することができるため、図6に示すのと同様な製造方法でホースを製造することが可能となる。
詳しくは、内ゴム層242と樹脂のバリア層244と外ゴム層202とを積層状態に押出成形及び切断して、直管形状の未加硫若しくは半加硫の押出成形品を得、そしてこれを所定の曲り形状をなすマンドレルに外挿状態に挿し込んで変形させ、その変形状態で完全加硫処理することによって、曲り形状のフィラーホース246Aを製造することが可能となる。
これによりフィラーホース246Aを従来に比べて大幅に安価に製造することが可能となる。
図5に示す形式のホースクランプ214では、雄ねじ238を回転操作すると、締付バンド230の一方の端部230Aが、他方の端部230Bに沿ってねじ送りで周方向に移動し、締付バンド230が縮径する。
ホースクランプ214は、その締付バンド230の縮径によりホース端部を締め付け、内周面を相手パイプ206の外周面に密着させてシールを行う。
これによりホース端部と相手パイプとの間に所望の高いシール性を確保することが可能となる。
図1及び図2において、10は自動車の燃料注入口から注入された燃料を燃料タンクに輸送するフィラーホース(以下単にホースとする:このホース10はベントホース、エバポホース、ブリーザーホース又はパージホース等の他の燃料用ホースとして使用することもできる)で、一方の軸端から他方の軸端に到るまで燃料に対して低透過性を有する樹脂のバリア層12と、その外側の外ゴム層14と、内側の内面層としての内ゴム層16との積層構造をなしている。
詳しくは、ホース10はホース軸方向の所定部分が曲り部10-1,10-2,10-3
とされており、またホース軸方向の両端部がホース軸方向にストレート形状を成すストレート形状部10-4,10-5とされ、更に曲り部10-1と10-2の間,10-2と10-3の間がそれぞれストレート形状部10-6,10-7とされている。
また一方の端部の内径ID2,外径OD2はそれぞれ他方の端部の内径ID1,外径OD1に対して大径をなしている。
而してホース10は曲り部10-1,10-2,10-3において内径及び外径ともに図
中左方向に向って連続的に拡径している。
ここで各層の密着強度は10N/25mmを超えており、互いに強固に接着をしている。なお、密着強度を評価したサンプルは各層の界面での剥離ではなく母材破壊した状態で剥離している。
内ゴム層16,バリア層12,外ゴム層14は上記の材料の組合せを含めて以下のような材料で構成することができる。
きる。
またその肉厚は1.0〜2.5mm程度となしておくことができる。
その肉厚は0.03〜0.3mm程度の肉厚となしておくことができる。
ETFE、THVはPTFE、EVOHに比べ、押出加工性が良くゴムとの積層化がし易く、またゴムとの接着性にも優れる。
PBN、PBTはTHVに比べ剛直であるが耐燃料透過性が優れており、THVより薄肉化が可能なため、THVと同様に柔軟なホースが得られる。
またその肉厚は1.0〜3.0mm程度となしておくことができる。
この4層積層構造のホース10においてもまた、各層の密着強度は10N/25mmを超え、各層が互いに強固に接着をしている。なお、密着強度を評価したサンプルは各層の界面での剥離ではなく母材破壊した状態で剥離している。
即ち第1層16-1の材料としてFKM,NBR(アクリロニトリル量30質量%以上
),NBR+PVC(アクリロニトリル量30質量%以上)を好適に用いることができる。
またその肉厚は0.2〜1mm程度となしておくことができる。
一方第2層16-2の材料としてNBR(アクリロニトリル量30質量%以上),NB
R+PVC(アクリロニトリル量30質量%以上)を好適に用いることができる。
その肉厚は1〜2mm程度となしておくことができる。
とにより、相手パイプに接続した際の締結部からの透過を効果的に抑制できる。すなわち、ホース10全体については中間のバリア層12で内部燃料の外部への透過を抑制し、さらに低透過性のFKMにより締結部分での透過を抑制することができる。
なお、締結部では相手パイプとの挿入性から内ゴム層16は1mm以上の厚肉であることが好ましいが、FKMで内ゴム層16全体を厚肉に構成するとホース10が高価なものになってしまう。しかるに図3(A)の例では第2層16-2をFKMより安価なNBR
(アクリロニトリル量30質量%以上)、又はNBR+PVC(アクリロニトリル量30質量%以上)で構成することができ、且つこれによりホース10を、締結部での燃料透過を抑制しつつホース10を安価とすることができる。
尚中間のバリア層12,外ゴム層14については上記と同様である。
この4層積層構造のホース10においてもまた、各層の密着強度は10N/25mmを超え、各層が互いに強固に接着している。なお、密着強度を評価したサンプルは各層の界面での剥離ではなく母材破壊した状態で剥離している。
ここで樹脂のバリア層12と内ゴム層16及び中間ゴム層13との接着は加硫接着であるが、接着剤を用いた接着も可能である。
この場合において、各層の材料を以下のような組合せとすることができる。
すなわち、内ゴム層16の材料としてFKM、NBR(アクリロニトリル量30質量%以上)又はNBR+PVC(アクリロニトリル量30質量%以上)を好適に用いることができる。
またその肉厚は0.2〜1mm程度とすることができる。
中間の樹脂のバリア層12の材料としては,THV,PVDF ETFEなどのフッ素系樹脂、PA6,PA66,PA11,PA12などのポリアミド樹脂を好適に用いることができる。
その肉厚は0.03〜0.3mm程度とすることができる。
一方、中間ゴム層13の材料としてNBR(アクリロニトリル量30質量%以上),NBR+PVC(アクリロニトリル量30質量%以上),ECO,CSM,NBR+ACM,NBR+EPDM,IIR(ブチルゴム),EPDM+IIR、EPDM等を好適に用いることができる。
その肉厚は0.2〜2mm程度とすることができる。
外ゴム層14の材料としては、NBR(アクリロニトリル量30質量%以上),NBR+PVC(アクリロニトリル量30質量%以上),ECO,CSM,NBR+ACM,NBR+EPDM,IIR,EPDM+IIR、EPDMを好適に用いることができる。
その肉厚は1〜3mm程度とすることができる。
なお、肉厚の総計、すなわち図3(B)のホース10の肉厚は、2.5〜6mm程度が適切である。ホース10の肉厚が2.5mmを下回れば、耐燃料(ガソリン)透過性が不十分となるし、ホース10の肉厚が6mmを上回れば、可撓性が不足する。
また樹脂のバリア層12に、耐ガソリン透過性に優れたフッ素系樹脂ではなく、安価なポリアミド樹脂を用いても、ホース10のガソリン燃料耐透過性が不十分とならないようにできる。
評価は次のようにして行われた。まず、内径が24.4mm、肉厚が4mm及び長さが300mmの4種類のホース試料又は試験片(A)、(B)、(C)、(D)を作成した。
ホース試料(A)は、NBRの内ゴム層16、THV815(Dyneon社製の製品名Dyneon(商標)製品番号THV815(THV))の樹脂のバリア層12、及びNBR+PVCの外ゴム層14の3層構造であり、ホース試料(B)は、NBRの内ゴム層16、THV815の樹脂のバリア層12(肉厚0.11mm)、IIRの中間ゴム層13(外ゴム層の第1層)、及びNBR+PVCの外ゴム層14(外ゴム層の第2層)の4層構造である。
ホース試料(C)は、NBRの内ゴム層16、THV815の樹脂のバリア層12(肉厚0.08mm)、IIRの中間ゴム層13(外ゴム層の第1層)、及びNBR+PVCの外ゴム層14(外ゴム層の第2層)の4層構造であり、ホース試料(D)は、NBRの内ゴム層16、PA11の樹脂のバリア層12、IIRの中間ゴム層13(外ゴム層の第1層)、及びNBR+PVCの外ゴム層14(外ゴム層の第2層)の4層構造である。
ただし、表1の試験片及び厚みの各欄には、樹脂のバリア層12及び中間ゴム層13(ホース試料(A)では樹脂のバリア層12及び外ゴム層14)の材料、厚みのみがそれぞれ示されている。
各々のホース試料(A)、(B)、(C)、(D)の両端部に、R処理した外径25.4mm(最大外径27.4mmのバルジ加工部が2個所に形成されている)の金属製パイプ(相手パイプ)を圧入した。そして、それぞれのホース試料(A)、(B)、(C)、(D)について、一方の金属製パイプに密栓を装着し、他方の金属製パイプから、ホース試料(A)、(B)、(C)、(D)内に試験液(FuelC+エタノール10容量%)を供給した後、他方の金属製パイプにネジ式の密栓を装着し、試験液を各ホース試料(A)、(B)、(C)、(D)に封入して、それぞれのホース試料(A)、(B)、(C)、(D)を、40℃で3000時間保持した(ただし、試験液は168時間後に交換)。そして、SHED法 CARB−DBLパターンで、3日間HC(炭化水素)の透過量を測定し、それぞれのホース試料(A)、(B)、(C)、(D)について、HCの透過量が最大であった日のHCの透過量を求めて透過量とした。
これによりホース10端部と相手パイプとの間に所望の高いシール性を確保することが可能となる。
尚シール性については初期の特性のほかに、FuelC+E10を封入後60℃で168時間保持した後、続いて液を廃却し、100℃に500時間保持し、熱による負荷をかけた後のシール性についても併せて測定し、評価を行った。
ここで使用燃料は、イソオクタン:トルエン:エタノールを45重量%:45重量%:10重量%の混合比で混合したものを用いた。
尚、樹脂のバリア層12については表2及び表3の何れにおいてもJIS K7171で規定す
る曲げ弾性率が500MPaである。
<シール性>
フィラーホースの開口をバルジ(環状膨出部)付のSUS製金属栓(バルジ径27.0mm,外径25.4mm)で閉じ、ウォームギヤ式(ねじ締付け式)のホースクランプにより2N・mのトルクで締め付けた後、80℃,−40℃雰囲気下にて1時間以上放置した後、昇圧速度毎分0.1MPaにて窒素を供給し、金属栓からの窒素の洩れを調べて評価を行った。
<挿入性>
フィラーホースを50mmの長さに切断し、バルジ付のSUS製金属栓(バルジ径27.0mm,外径25.4mm)に荷重測定機(ロードセル)を取り付け、試験速度毎分50mmの一定速度,室温下にて、パイプ(相手パイプ)をホースへ挿入し、その際の荷重を求めて挿入性の評価とした。
<燃料(ガソリン)透過性>
フィラーホースに燃料を封入し、バルジ付のSUS製金属栓(バルジ径27.0mm,外径25.4mm)で閉じ、ウォームギヤ式のホースクランプにより2N・mのトルクで締め付けた後、40℃雰囲気下で168時間ごとに測定と封入液交換とを繰り返し、2000時間まで継続し、重量減少を求めた。
ン透過性については、すべてが目標値に達していない。
これに対して内ゴム層,外ゴム層の各ゴム硬度が追加条件(好ましいゴム硬度の条件:内ゴム層が外ゴム層よりも10度以上高いゴム硬度を有していること、あるいは、内ゴム層が外ゴム層よりも10度以上高いゴム硬度を有し、かつ、内ゴム層が70度以上のゴム硬度で外ゴム層が75度以下のゴム硬度であること)を満たしているもの(実施例1乃至実施例3)ではそれら何れの特性も良好である。
尚、外ゴム層のゴム硬度が65度、内ゴム層のゴム硬度が70度のもの(ここでは追加条件を基準とし、比較例(比較例4)として記載)は、追加条件を満たしていないにも拘わらずシール試験では目標値を満たしている。但しガソリン透過性の試験については目標値を下回る値となっている。
このガソリン透過試験では、シール試験では検出できないような僅かなシール性の不良個所があった場合でもガソリンの漏れを生じ、従ってこのガソリン透過性の試験は同時にシール性の試験でもあり、特に僅かなシール漏れを検出する試験でもある。
この意味において、ガソリン透過性の試験の結果の悪い、外ゴム層のゴム硬度が65度,内ゴム層のゴム硬度が70度のものはシール性が尚十分でないことを表してはいるが、ガソリン透過性が劣っていても、シール性が目標値を上回っていれば、許容範囲内のホースと考えることもできる。
この点は外ゴム層のゴム硬度が70度で、内ゴム層のゴム硬度が75度のもの(追加条件を基準とし、比較例(比較例5)として記載)も同様である。
比較例4及び5は、比較例として記載されていても、請求の範囲から当然に除外されるといったものではない。
これに対しゴム硬度が追加条件を満すもの(実施例4及び実施例5)は何れの特性も良好である。
例えば上記実施形態のフィラーホース又は燃料用ホースは蛇腹部を有していないが、場合によってこのような蛇腹部を設けたフィラーホース又は燃料用ホースに対して本発明を適用することも可能であるし、また外ゴム層をゴム層2層若しくはそれ以上積層した形態で構成してなるフィラーホース又は燃料用ホースに対して本発明を適用することも可能である等、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
12 バリア層
14 外ゴム層
16 内ゴム層
Claims (5)
- 自動車の燃料配管に用いられる燃料用ホースであって、
燃料に対して低透過性を有する樹脂材製のバリア層と、このバリア層の外側の外ゴム層と、前記バリア層の内側のホース内面層としての内ゴム層と、を有する積層構造を全長にわたって備えていて、
前記内ゴム層は、前記外ゴム層よりも高いゴム硬度を有し、
前記燃料用ホースは、ホース軸方向の一部に曲り部を有し、一方の端部が他方の端部に対して大径をなし、かつ、前記曲り部が一方側に向かって連続的に拡径する形状をなしている、ことを特徴とする燃料用ホース。 - 前記内ゴム層は、前記外ゴム層よりも10度以上高いゴム硬度を有している、ことを特徴とする請求項1記載の燃料用ホース。
- 前記内ゴム層は70度以上のゴム硬度を有し、前記外ゴム層は75度以下のゴム硬度を有している、ことを特徴とする請求項2記載の燃料用ホース。
- 前記曲り部は、ホース軸方向の複数箇所に形成されている、ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の燃料用ホース。
- 自動車の燃料タンクに燃料を輸送するフィラーホースであって、
一方の軸端から他方の軸端に到るまで、燃料に対して低透過性を有する樹脂のバリア層と、該バリア層の内側のホース内面層を構成する内ゴム層と、該バリア層の外側の外ゴム層との積層構造をなしており、該外ゴム層はゴム硬度が75度以下、該内ゴム層はゴム硬度が70度以上で、且つ該内ゴム層のゴム硬度が該外ゴム層のゴム硬度よりも10度以上高くしてあり、
前記フィラーホースは、ホース軸方向の一部に曲り部を有し、一方の端部が他方の端部に対して大径をなし、かつ、前記曲り部が一方側に向かって連続的に拡径する形状をなしている、ことを特徴とするフィラーホース。
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